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給食甲子園 長谷中4つの賞受賞
学校給食の献立を競う全国学校給食甲子園が、7日と8日に東京都で開かれ、甲信越・北陸ブロック代表の長谷学校給食共同調理場が、3位相当の特別賞などを受賞しました。
10日は伊那市長谷の長谷中学校で、給食甲子園の報告会が開かれました。
大会には長谷学校給食共同調理場の栄養教諭、原真理子さんと、調理士の中尾志津香さんが出場しました。
献立は、ぶた肉大葉の元気みそ巻き、干し野菜と手作りこんにゃくの甘辛あえなど5品です。
ぶた肉大葉の元気みそ巻きは、全校生徒から集められたおよそ40の候補の中から選ばれた料理です。
審査の結果、優勝、準優勝に次ぐ「大村智特別賞」と、「子ども審査員特別賞」を受賞したほか、調理士の中尾志津香さんが「調理員特別賞」を受賞しました。
今回で14回目の全国学校給食甲子園は、全国の1,447校から応募がありました。 -
恵比寿神社で車両火災発生
9日午後4時35分頃、伊那市西町の恵比寿神社の境内で、駐車中の軽トラックから火が出る車両火災がありました。
この火事によるケガ人はいませんでした。
伊那警察署の発表によりますと、車両火災があったのは伊那市西町の恵比寿神社の境内です。
境内に駐車していた軽トラックから火が出て全焼しました。
火はおよそ10分後の午後4時45分に消し止められました。
この火事によるケガ人はいませんでした。
軽トラックの持ち主によりますと、出火当時は神社前の住宅にいて、爆発音が聞こえて外に出ると軽トラックから火が出ていたということです。
伊那警察署は詳しい出火原因について調べを進めています。
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内藤家に入野谷在来そばを献上
1600年代から8代に渡り高遠藩の藩主を務めた内藤家に入野谷在来そばを納める献上式が10日、伊那市高遠町の飲食店で行われました。
この日は伊那市高遠町の飲食店 楽座・紅葉軒で献上式が行われ、信州そば発祥の地伊那そば振興会の飯島進会長から内藤家17代目当主の内藤頼誼さんにそばの種とそばが献上されました。
飯島会長は「高遠城ご帰還の折に献上差し上げます。先月からご城下の民による毒見は済ませてあります故ご安心の上お召し上がりください」と口上を読み上げました。
この日は内藤頼誼さん夫妻と長男夫妻、孫夫妻も伊那市を訪れ、全員で入野谷在来そばを味わっていました。
入野谷在来そばは、昭和20年代まで高遠町や長谷で育てられていたそばで、県の試験場にわずかに残っていたものから復活させました。
伊那そば振興会によると、江戸時代には米が採れずそばを年貢として納めていたという文献も残っているということです。
内藤さんは「大変感動している。そばの復活は県や大学、住民が関わってくれて三者が一緒になったおかげでできたものですね」と話していました。
またこの日は、内藤さんと白鳥孝市長が高遠城址公園にタカトオコヒガンザクラを植樹しました。
白鳥市長は「当主に作業をさせてしまって申し訳ありませんが、記念になればうれしいです」と話していました。 -
水のない高遠ダムに”岩”出現
伊那市高遠町の高遠湖に、1年に1度、この時期だけ顔を出す「烏帽子岩」が、現在姿を見せています。
毎年この時期、高遠ダムのゲートの点検や修繕を行うために水抜きが行われます。
烏帽子岩はこの水抜きをしている期間のみ現れます。
高遠ダム管理所によると、17日頃から再び水を貯め始めるということです。
10日の伊那地域の最高気温は11月上旬並みの16.4度で、湖の上では羽を休める鳥の姿も見られました。 -
発電施設の制限求める陳情 趣旨採択
伊那市議会9月定例会に提出され、継続審査となっている太陽光発電の適切な導入に向けた制度設計と運用を求める陳情が、10日に開かれた市議会社会委員会で趣旨採択されました。
この日は市議会社会委員会が市役所で開かれました。
陳情は、9月に「伊那市前原大規模太陽光発電施設の計画見直しを求める会」から提出され、継続審査となっていました。
委員会で議員からは「趣旨については理解できる」「土砂災害危険区域への設置を制限する制度の導入を、委員会として国に求めていってはどうか」などといった意見が出ました。
市議会の委員長報告・採決は16日に行われます。 -
福澤さやさんミニライブ 歌で障害への理解伝える
障害者の苦労や助け合いを歌で表現する、飯田市出身の福澤さやさんのミニライブが9日、伊那市の伊那図書館で開かれました。
福澤さんは、17歳で脳腫瘍摘出手術を行い、後遺症が残ったということです。
26歳で感音性難聴を発症し、現在も左半身麻痺や視力低下などの症状が進行しているということです。
福澤さんの歌は、愛と命をテーマにしていて、障害を持って生きている人の立場を表現しています。
福澤さんは、「障害のことは、当事者でも言いづらい時がある。歌を聴いてもらうことで少しでも理解してもらいたい」と話していました。
またこの日は、障害について理解を深める、あいサポーター研修も行われました。
研修では、視覚障害や聴覚障害などに分かれ、日常生活で起こりうる事例を紹介していました。
視覚障害の人に対しては進んで代筆を提案し、聴覚障害の人には手話の他に筆談を提案することが手助けにつながるということです。
あいサポーター研修は、様々な障害や、障害者の生活を理解し、日常生活でちょっとした配慮を実践していくもので、信州あいサポート運動の一環で行われました。
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伊那養護学校でおもてなしプリンの掛け紙づくり
伊那市の伊那養護学校の生徒は9日、南箕輪村の大芝の湯で販売されているおもてなしプリンの掛け紙づくりをしました。
この日は、中学部の1年生11人が、それぞれ作業を分担しながら掛け紙をつくりました。
材料の紙を細かくちぎり、重さが2グラムになるように計って、分けていきます。
その後は、生徒が選んだ色紙と一緒にミキサーに入れ、混ぜます。
混ざった紙を型に入れ、形を整えたあと、乾かせば完成です。
掛け紙づくりは、学年活動で行っている紙すき教室の一環で行われたものです。
養護学校の取り組みを聞いた大芝の湯が、おもてなしプリンの掛け紙に使おうと、協力を呼びかけコラボしたということです。
伊那養護学校の生徒がつくった掛け紙のおもてなしプリンは、来年1月から販売されるということです。
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伊那市健康応援ポイント事業の公開抽選会
市民の自主的な健康づくりを応援する伊那市健康応援ポイント事業の公開抽選会が9日、伊那市役所で開かれました。
伊那市総合型地域スポーツクラブが市の委託で行っていて、人間ドックや健康診断を受け、継続して運動している人が応募できます。
伊那市健康応援ポイントは、市が開いているスポーツイベントへの参加や、塩分を控えた食事を心がけることで貯まるものです。
今年で5回目となる抽選には、1,106件の応募がありました。
市内のスポーツ用品店などが協賛していて、最高賞は2万円分の商品券が当たります。
伊那市総合型地域スポーツクラブでは、「抽選会をきっかけに、健康づくりに役立ててほしい」と話していました。
当選者には、年内に賞品が発送されるということです。
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伊那スキーリゾートで雪作り
今シーズンのオープンを前に、伊那市西春近の伊那スキーリゾートでスノーマシンを使った雪作りが始まっています。
雪作りは、気温が氷点下2度以下になるこの時期に行われていて、今シーズンは6日から始まりました。
8日の夜9時から9日の朝8時までの11時間、スノーマシン13台が稼働していました。
今朝の伊那地域は、午前7時8分に最低気温が氷点下4度を記録し、今シーズン1番の冷え込みとなりました。
1分間に67リットルの水を霧状に撒き、気温の低さを利用して人工的な雪を作ります。
一昨年、およそ3,000万円をかけて機器やシステムを導入しました。
機器のON・OFFや水量調整、角度設定などをパソコン上で管理することができます。
運営する伊那リゾートでは、今シーズンの営業を21日から予定していて、さらなる冷え込みに期待しています。
伊那スキーリゾートの昨シーズンの来場者数は、4万5,300人となっています。 -
仁愛病院で1周年記念の病院祭
伊那市西町の仁愛病院の新館が開館1周年を迎えたことを記念して病院祭が8日、行われました。
会場には、骨密度などを測定する無料健康チェックコーナーが設けられました。
足を専用の測定器に置いて測定し、骨の状態や骨粗しょう症のリスクがあるか診断していました。
また、立ち上がる時の足の筋力を測定するコーナーも設けられました。
手を胸の位置で交差したまま、足の筋力を使ってなめらかに立ち上がることができるかをチェックします。
健康チェックを受けた人は、診断結果をもとにドクターからアドバイスを受けていました。
また、ロビーではステージ発表もあり、歌や踊りで会場は盛り上がりを見せていました。
仁愛病院では、「地域の理解と協力があって1周年を迎えることができた。この祭りで多くの人に健康寿命を考えるきっかけにしてもらいたい」と話していました。
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野球の技術向上へ 川村さん講演
上伊那の野球の技術向上を目指すダイヤモンドスポーツミーティングスin上伊那が7日伊那市の伊那中学校で開かれ、筑波大学硬式野球部監督の川村卓さんが講演しました。
筑波大学准教授の川村さんは、大学で野球コーチング論を専門とし、野球の動作分析と指導法について研究しています。
会場には上伊那の中学校・高校の野球部の生徒や指導者など500人が集まり、川村さんの話を聞きました。
川村さんは講演の中で、早いボールの投げ方について紹介しました。
川村さんは、「猫背だと肩甲骨が動かず、腕を後ろにそらせません。早いボールを投げるために姿勢をよくすることも大切です」と話していました。
ダイヤモンドスポーツミーテイングスin上伊那は、野球部の顧問や少年野球の指導者でつくる実行委員会が開いているものです。
実行委員会によりますと、昨年度中学3年生で野球部に所属・またはシニアに加入していた生徒141人のうち、高校でも継続しているのは、66.7%、94人だということです。
実行委員会では「中学から高校に進学する際の継続率65%をこれからも維持できるよう、底辺拡大などに努めていきたい」としています。
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しめ縄づくりを楽しむ会
伊那市荒井区の「しめ縄づくりを楽しむ会」が7日いなっせで開かれました。
7日は区民30人が参加し正月用のしめ縄を作りました。
講師を務めたのは北原文明さん76歳です。
北原さんは「上手に作るには慣れが必要です。手を濡らすと滑らずに作りやすいです」と話していました。
しめ縄づくりを楽しむ会は、伝統文化を伝えていこうと、荒井区と荒井区公民館が毎年開いています。
7日作ったしめ縄は、それぞれが持ち帰り家に飾るということです。
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伊那市民芸術文化祭
上伊那の様々な団体が展示や舞台で発表する第16回伊那市民芸術文化祭が伊那市のいなっせで7日まで行われています。
会場には、手芸や絵画、書道など上伊那の21の団体や個人が作品を展示しています。
この文化祭はNPO法人伊那芸術文化協会が多くの人に文化活動に親しんでもらおうと開いているもので、今年で16回目です。
今年は初めて伊那市の障害者多機能型事業所の輪っこはうす・コスモスの家、ゆめわーくが作品を出品しました。
茶道などの体験コーナーもあり日本文化に触れることができます。
伊那市民芸術文化祭は明日もいなっせで行われます。
展示は2階の展示ギャラリーと5階の研修室、舞台発表は6階のニシザワいなっせホールです。
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接客業者防犯協会 発足55年
伊那市と南箕輪村の飲食店で作る伊那接客業者防犯協会は、発足55年を記念し、伊那防犯協会連合会と、いなっせ管理組合法人に防犯ポスターなどを5日贈りました。
この日は伊那市のいなっせで、伊那接客業者防犯協会の鈴木一比古会長が、伊那防犯協会連合会の武居克幸事務局長に寄贈品の目録を手渡しました。
贈ったのは、腰かけに取り付ける防犯標語板と、年末年始防犯ポスターです。
標語板には「地域の力で防ごう 特殊詐欺」と書かれています。
ポスターは、伊那市出身の漫画家、橋爪まんぷさんの作品です。
まんぷさんは12年前から干支を使った防犯ポスターを描いています。
今回は全ての干支のポスターの複製が贈られました。
標語板と防犯ポスターはいなっせ1階に置かれています。
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ニシザワ文芸コンクール表彰式
株式会社ニシザワが主催する読書感想文のコンクールの表彰式が、伊那市の創造館で行われました。
7日は受賞者19人のうち出席した10人に、株式会社ニシザワの荒木康雄社長から賞状が贈られました。
最優秀賞受賞者は、小学校低学年の部で「かみさまにあいたい」の読書感想文を書いた、西春近北小3年の溝上泰虎くん、高学年の部で「天気の子」の読書感想文を書いた箕輪中部小5年の唐澤里奈さん、中学生の部で「スマイルムーンの夜に」の読書感想文を書いた西箕輪中2年の小阪遥夏さんです。
今回のコンクールには、上伊那の小学生522人、中学生1,012人が作品を応募しました。
大正13年に本屋として創業したニシザワは、16年前から読書感想文のコンクールを開いています。
荒木社長は「これからも読書を続けて読解力を高め、自分の考えを周囲に伝える力をつけてほしい」と話しました。
Nテロップ「上伊那小中学生対象/読書感想文コンクール」
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消防職員が被災地での応援活動を報告
台風19号で被災した長野市へ県消防相互応援隊として救助活動などの応援を行った消防職員の報告が6日、伊那市の上伊那広域消防本部で行われました。
被災地へ行った職員は、上伊那広域消防本部の34人です。
10月13日から4日間にわたり職員が応援要請を受け出動し救助活動にあたったことを報告したものです。
1次応援隊から4次応援隊までが毎日救助小隊の入れ替えをしながら、長野市へ向かい、各小隊が役割を分担し、活動したということです。
隊員らは、浸水している病院から患者を他の病院に搬送したり、安否不明者の確認を行ったことを報告しました。
また、浸水した箇所を巡回して行方不明者の捜索活動も行ったということです。
上伊那広域消防本部では、「災害派遣で出動した経験を活かし、今後の活動に繋げていきたい」と話していました。
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中村さん 土と炎の器展
木曽町に窯を構える中村満(みつる)さんの「土と炎の器展」が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には食器や花瓶など150点が展示されています。
中村さんは、現在44歳です。
9年前から木曽町に薪の窯を構え作品を制作しています。
薪の窯を使うことでできる偶然の味わいに魅力を感じているということです。
この器は、うわぐすりをかけずに窯に入れ、焼いている途中で灰がかかってできた偶然の模様があります。
この作品展は、9日まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
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環状南線 工事進む
伊那市の平成大橋と小黒川大橋を結ぶ環状南線の工事が進んでいます。
中心市街地の渋滞緩和を図るもので、来年度末の供用開始を目指します。
6日は、伊那市西町沢の市道と環状南線が立体交差する場所で、アーチ橋の設置作業が行われました。
信州大学農学部の学生が土木工学の講義の一環で作業を見学しました。
120トンのクレーンを使って長さ10m、幅1.2mのアーチを設置しました。
アーチ橋を道路に据える工法で地下への影響が少なく、工期が短いのが特徴です。
伊那市によると今年度この工法が行われたのは全国で2か所目だということです。
伊那市西町城南町の交差点部分です。
道路がほぼ完成し、舗装工事を残すのみとなっています。
環状南線は、国道153号の平成大橋交差点を起点に、西へナイスロードを伸ばし、小黒川大橋の近くを終点とするもので、延長1.3キロです。
昨年度から本格的に工事を進め、総事業費は25億円です。
中心市街地の渋滞緩和や観桜期の渋滞解消、竜東地区から小黒川スマートICへアクセス向上を図るものです。
環状南線の供用開始は、来年度末の予定です。
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teamKSCと三井家 クリスマスライブ
辰野町を拠点に音楽活動をしているteamKSCと、南箕輪村在住で自閉症の三井結斗くんらによるライブが、伊那市の伊那養護学校で3日開かれました。
ライブには伊那養護学校小学部の児童およそ40人が集まりました。
ライブでは「ジングルベル」や「あわてんぼうのサンタクロース」などのクリスマスソングや、teamKSCのオリジナルソングなど、全9曲が披露されました。
今回のライブは、音楽を通して教育や福祉の活動をしているteamKSCが、多くの生徒に音楽の素晴らしさを知ってもらおうと、結斗くんが通っている伊那養護学校で開催したものです。
ライブでは音楽に合わせて体を動かし、楽しんでいる生徒もいました。
この日ギターとボーカルを担当した結斗くんの姉の三井麗奈さん。
不登校を乗り越え、ミュージシャンを目指しています。
teamKSCでは、「子どもたちが音楽に合わせて自分の素のままを表現できる時間となって良かった。」と手応えを感じているようでした。 -
伊那市美篶 建物火災
4日午後5時頃、伊那市美篶で2階建ての作業所とビニールハウスが全焼する火事がありました。
この火事によるけが人はいませんでした。
伊那警察署の発表によりますと、火事があったのは伊那市美篶の春日孝雄さんが所有する、2階建ての作業所兼物置となっている建物です。
この火事で作業所150㎡と、横にあるビニールハウス35㎡が全焼し、物干し場の一部が焼けました。
火はおよそ1時間後の午後6時頃に消し止められました。
この火事によるけが人はいませんでした。
警察は作業所から火が出たとみて、詳しい出火原因について調べを進めています。
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太陽光発電設備など 伊那市長「ガイドラインを早急に見直す」
伊那市の白鳥孝市長は、太陽光発電など再生可能エネルギー発電設備の設置ガイドラインについて、早急に見直しを検討したいとの考えを示しました。
これは、5日の伊那市議会12月定例会の一般質問で、白鳥敏明議員の質問に答えたものです。
白鳥市長は、「ガイドラインについては、もう少し踏み込んだ内容にする必要がある。早急に見直したい。設置に際し、避けるべき地域・完成後の対応などについても具体的に記載していきたい」との考えを示しました。
また、条例を制定することが可能かどうかを含め検討していきたいと話しました。
なお、伊那市内での再生可能エネルギーのガイドラインに基づく届け出件数は平成27年度からきょうまでに62件で、太陽光発電は57件、1メガ以上の太陽光発電は7件となっています。
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伊那商工会議所女子会プロジェクト知事表彰
長野県の平成30年度地域発元気づくり支援金事業で、伊那商工会議所女子会プロジェクトが行った、健康経営トライアル事業が知事表彰事業に選ばれ、4日に伊那合同庁舎で表彰状が伝達されました。
この日は、伊那合同庁舎で平成30年度の地域発元気づくり支援金事業の優良事例が表彰される、地域づくりフォーラムが開かれました。
上伊那地域振興局の佐藤公俊局長が、伊那商工会議所女子会プロジェクトのメンバーに表彰状を手渡しました。
女子会プロジェクトは、地域発元気づくり支援金事業で、健康経営トライアル事業を行いました。
女性の目線で職場の健康を考えようと健康セミナーや、ウォーキングイベントを行ったことが、健康経営優良法人認定企業の増加につながり、女性の意見も多く取り入れたことが評価されたということです。
伊那商工会議所女子会プロジェクト代表の平澤きよ美さんは「これからもそれぞれの立場で地域の為に励んでいきたい」と話していました。
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長谷中 長野県学校花壇コンク大賞受賞
学校花壇の出来ばえを競う長野県の秋の「フラワー・ブラボー・コンクール」で伊那市の長谷中学校が最高賞の大賞を受賞しました。
長谷中の大賞受賞は3年ぶり7回目となります。
花壇は「レインボーウェーブ」をテーマに3種類のサルビアやマリーゴールドなどで一人一人の個性や特徴を表現したという事です。
大賞受賞は花壇の出来に加え、長谷地区の全戸へパンジーの苗の配付や地域の人達と一緒に花壇づくりを行うなど、花をとおして地域を盛り上げている点も評価されたという事です。
3日は、造園委員会の中山春香委員長と小笠原俊平副委員長が市役所を訪れ、白鳥孝市長に大賞受賞を報告しました。
白鳥市長は「これからも花を通して長谷を盛り上げて下さい」と話していました。
秋のコンクールには、県内の61校が参加しました。
長谷中は39年連続で入賞していて、大賞は3年ぶり7回目の受賞で県内最多だという事です。
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白鳥市長 改めて戸草ダム「必要」との考え示す
伊那市の白鳥孝市長は建設が棚上げされている伊那市長谷の戸草ダムについて改めて重要だとの認識を示しました。
これは4日開かれた伊那市議会12月定例会の中で議員の質問に答えたものです。
白鳥市長は、今年の台風19号による三峰川や天竜川の増水などを踏まえ、治水対策として改めて戸草ダムは必要だとの考えをしめしました。
今後は発電事業を含めた多目的ダムとして国に働きかけていきたいと話していました。
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伊那東小学校開校展
伊那市の伊那東小学で、121回目の開校を祝う式典が23日、行われました。
式典は毎年開校記念日の11月23日に行われていて、全校児童592人が出席し、校歌を斉唱しました。
浦山哲雄校長は「きょうは伊那東小学校の121回目の誕生日です。
明治から令和までと5つの時代を過ごしてきました。
この学校で勉強できることに感謝して学校生活を送りましょう」
とあいさつしました。
校内には地域企業やPTAの協力で飲食や販売コーナーなども設けられ、生徒や地域住民などで賑わっていました。
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障害者週間 手作り製品販売
3日から9日までは「障害者週間」です。
伊那市の伊那合同庁舎では、障がい者福祉事業所の利用者が作ったカバンや菓子の販売会が開かれています。
伊那合同庁舎2階ホールに設置された販売スペースには、シクラメンやポーチ、焼き菓子などが並びました。
昼休みには合同庁舎の職員を中心に多くの人が集まり、製品を買い求めていました。
販売会では、上伊那の11の障がい者福祉事業所が参加し、それぞれの施設で作った製品を販売します。
障がい者の活動に関心を高め理解を深めていこうと、3日から9日までの1週間は障害者週間です。
伊那合同庁舎での販売会は、6日(金)まで開かれ、時間は正午から午後1時までです。
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自分の手打ちそばで年越しを
自分で打ったそばで新しい年を迎えようと、伊那市高遠町ではそば打ち講座が3日に開かれました。
この日は高遠城址公園内にある高遠閣でそば打ち講座が開かれ、県内外から訪れた15人が、伊那そば振興会やそば打ち愛好会のメンバーから教わりました。
伊那市産のそば粉を使い、少しずつ水を入れながら混ぜ、塊を大きくしていきます。
講座はそば打ちを覚えてもらい、自分で打った年越しそばで新しい年を迎えてもらおうと開かれました。
ある参加者は「自分の打ったそばで年越ししたいという想いと、県外から高遠に来た人に魅力を伝えられるよう講座に参加しました。食べるのは一瞬だが、打つのは本当に大変です」と話していました。
指導にあたった伊那そば振興会の飯島進会長は「自分で汗水流して打ったそばは、どんな形であれ一番おいしい。そういうそばで年越ししてもらえるのは本当にいいことではないかと思う」と話していました。
講座は12月中にあと2回、来年1月中に2回予定されています。
まだ空きがあるということで、参加したい方は高遠町公民館(94-2557)にお問い合わせください。 -
寺薗准教授 宇宙の魅力語る
宇宙航空研究開発機構JAXAの勤務経験を持つ、会津大学の寺薗淳也准教授による「宇宙講演会」が、伊那市役所で1日開かれました。
JAXA勤務時代は、広報部で小惑星探査機初代はやぶさのプロジェクト内容を世界に発信していたという寺薗さん。
講演では小惑星探査機「はやぶさ2」が行っている計画について話をしました。
講演会にはおよそ50人が参加し、講師の話に耳を傾けました。
はやぶさ2は、有機物や水が含まれていると考えられる、小惑星リュウグウのサンプルを地球に持ち帰ることを目的に、2014年の12月に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、2018年に惑星に到着。
現在、地球への帰還を開始しています。
寺薗准教授は「はやぶさ2がサンプルを地球に持ち帰ることができれば、生命誕生の謎を解き明かすことができるかもしれない」と話しました。
はやぶさ2は、来年12月中に地球に帰還する計画です。 -
伊那フィルハーモニー交響楽団 8日に定演
伊那フィルハーモニー交響楽団の第32回定期演奏会が、8日日曜日に伊那市の伊那文化会館で開かれます。
1日は、8日の本番を前に最後の練習が行われました。
今回の定演では、伊那市でも演奏経験のあるヴァイオリニスト長尾春花さんがゲスト出演します。
長尾さんは、東京芸術大学音楽学部に在籍中に、伊那市で開かれた伊澤修二記念音楽祭で演奏を披露しています。
現在は、ハンガリーの国立リスト音楽院で教鞭を執っています。
演奏会は3部構成で、ベートーヴェンの「英雄」などを演奏します。
伊那フィルハーモニー交響楽団の第32回定期演奏会は、8日日曜日の午後2時から伊那文化会館大ホールで開かれます。
入場料は、500円です。 -
羽広菜かぶ 今年は不作
伊那市西箕輪の羽広地区に伝わる信州の伝統野菜羽広菜かぶ。
今年は天候不順などの影響で不作となり、生産者を悩ませています。
西箕輪の羽広菜生産加工組合が管理する畑です。
今年は生育が悪く小さいものや、傷みにより廃棄となるものが目立つということです。
およそ30年にわたり栽培している西村照幸組合長は、「9月上旬の播種期から初期の生育期間にかけて雨の日が多く続いた影響ではないか」と話します。
例年、およそ4トンの収穫量があるということですが、今年は半分の2トンほどを見込んでいます。
みはらしファームのとれたて市場では、みそや砂糖を混ぜた酒かすに漬け込む「羽広菜かぶ漬け」を販売しています。
漬け込み作業が始まっていますが、かぶを確保するのに苦労し、例年より作業が遅れています。
また、羽広菜かぶ以外の葉物野菜も軒並み不作だということです。
生産者らは、「個人で使用する予定だったものを寄せ合って消費者に提供していきたい」と話していました。