-
伊那市長選挙 白鳥氏が出馬表明
2026年4月29日の任期満了に伴い行われる伊那市長選挙に、無所属で現職4期目の白鳥孝さんが立候補することを11日に正式に表明しました。
白鳥さんは、11日に開かれた市議会一般質問で進退を問う議員の質問に対し、立候補を表明しました。
「私もこの数か月間、次の世代にバトンを渡すことも考えたり、まだまだ道半ばのところもあるので、どのようにするかということを昼夜、毎晩のように考え続けてきた。総仕上げとして伊那市の未来への、あるいは市民のために、あるいは将来の伊那谷のために、もう一期やるべく前向きに考えていきたい」
白鳥さんは「公約の柱として取り組んできた福祉など、4期目の公約はおおむね達成できた」と話していました。
白鳥さんは、昭和30年5月25日生まれの70歳です。
伊那北高校を卒業後、立教大学に進学し、1979年に信英蓄電器箔株式会社に入社しました。
2004年に民間登用され、伊那市の収入役に就任し、2007年から副市長を務めました。
2010年の市長選に立候補し、新人同士の一騎打ちで初当選しました。
2022年には現職と新人の2人が立候補した選挙戦を制し、現在4期目です。
今回の市長選ではほかに、無所属新人で元市議の吉田浩之さんと同じく無所属新人の八木択真さんが出馬を表明しています。
伊那市長選挙は、2026年4月12日告示、4月19日投開票の日程で行われます。
-
下小沢あかりの会がほうとう鍋楽しむ
伊那市小沢の高齢者クラブ下小沢あかりの会は「ほうとう鍋を作って楽しむ会」を小沢地域交流センターで11日開きました。
地域交流センターには60代から90代までの約20人が集まり、ほうとう鍋を味わいました。
鍋にはクラブのメンバーが持ち寄った野菜が入れられました。メンバーは、会話を楽しみながらテーブルを囲んでほうとう鍋を味わいました。
下小沢あかりの会は約40人の会員がいて、会員同士の交流のほか地区内の花壇整備や子どもたちの登下校時の見守りなどの地域活動を行っています。
-
第64回上伊那高等学校美術展
上伊那の高校の生徒が制作した絵画などが並ぶ第64回上伊那高等学校美術展が、11日から伊那市の伊那文化会館で始まりました。
会場には、駒ケ根工業高校を除く上伊那8つの高校の美術部や美術コースの95人が制作した作品104点が並んでいます。
展示は、1年間の活動の成果の発表の場として毎年開催していて今回が64回目です。
ジャンルは油絵、水彩、アクリル、立体作品など様々です。
上伊那高等学校美術展は、14日(日)まで伊那市の伊那文化会館で開かれています。
入場は無料です。
-
高遠そば打ち講座始まる
自分で年越しそばを作ってもらおうと、伊那市高遠町の高遠閣でそば打ち講座が10日から始まりました。
講座には市内を中心に、25人が参加しました。
指導は伊那そば振興会や、高遠そば打ち愛好会のメンバーが行いました。
参加者はそば粉に少しずつ水を混ぜて捏ねていました。
そば粉は高遠産の物が使われています。
高遠町公民館ではおよそ20年前からそば打ち講座を行っています。
講座は全部で5回開かれ、今シーズンは今回が1回目です。
参加者のうち9人は初めてのそば打ちです。
参加者は四角く伸ばして、均一な細さになるように切っていました。
完成したそばは持ち帰って食べるということです。 -
あるしん本店営業部 受験生応援メッセージを掲示
伊那市荒井のアルプス中央信用金庫本店は、ATMコーナーの窓に、受験生への応援メッセージを掲示しています。
アルプス中央信用金庫本店、ATMコーナーの窓には、受験生を応援する手書きのメッセージ、7枚が掲示されています。
「明日の自分を裏切らないために今日を努力する自分がいる」「挑戦のその先に答えがある」などのメッセージが書かれています。
応援メッセージの掲示は、あるしん本店近くの伊那図書館に勉強に向かう学生の姿を見て、何か後押ししたいと、本店営業部が企画し、去年から行っています。
あるしん入庫2年目の矢澤宏隆さんと1年目の小松隼斗さんです。
応援メッセージは一度内容を更新し、来年3月まで掲示する予定です。
-
まちの縁側づくり学ぶ研修会
伊那市社会福祉協議会が進めている、地域の住民が集まれる場所、まちの縁側事業についての研修会が、3日に伊那市福祉まちづくりセンターで開かれました。
会には、現在まちの縁側活動を行っている人、これから活動を始めようと思っている人など17人が出席しました。
まちの縁側事業は、地域の住民同士が交流を深められる場所を作ろうと、2015年度から市社協が取り組んでいます。
市内では現在93カ所がまちの縁側として認定されています。
会では市内の3つの縁側が活動を報告しました。
中央の野澤伊代子さんは、家のリフォームをきっかけに、家のガレージで縁側活動を行っています。
月に一回、縁の下サロンと題して、近隣の住民を招いてお茶会を開いているということです。
講演を行った長野県NPOセンターの阿部今日子さんは、「縁側は人と人をつなぎ、町を豊かにするためのハブになります。」と話していました。
まちの縁側に認定されると、市社協から木製の認定証が贈られます。
-
伊那市長選挙 八木氏が出馬表明
来年4月29日の任期満了に伴い行われる伊那市長選挙に、無所属で新人の八木択真さんが立候補することを、9日に正式に表明しました。
八木さんは9日、市内で記者会見を開き立候補を表明しました。
八木さんは「来年4月の伊那市の市長選挙に出馬することを決めました。今じわじわと地域の疲弊が急速に加速していて、子どもたちが減る、若い人たちがどんどん減っていく、市内の企業は人手不足でどこも大変な状況になっています。
本当に必要なことをこの10年20年チャレンジしてきたのか。今必要なのは新しい手法に変えること。
民間では当たり前のことを市政の運営に取り入れていくだけで職員も市民も変化を実感できる市政へと変えていけると考えています。全力でみなさんと一緒にチャレンジしていきたい」と話していました。
八木さんは、現白鳥市政について、「新しいことにチャレンジしている」とした一方で、「結果が出たかと言われたら出ていないと言わざるを得ない。職員の負担も増えている」と話していました。
八木さんは昭和53年、12月2日生まれで、現在47歳です。
山寺在住、大阪府堺市出身で信州大学農学部を卒業後、産経新聞の記者となり、2013年に伊那市坂下で飲食店の経営を始めました。
2014年に伊那市議会議員に立候補し初当選しました。
2018年と2022年の伊那市長選挙に立候補し、次点で落選しました。
今回の市長選ではほかに、同じく無所属新人で元市議の吉田浩之さんが出馬を表明しています。
現職の白鳥孝さんは、現在開会中の市議会12月定例会で進退を表明する見込みです。
その他の動きについては不透明な情勢となっています。
-
南アルプスの登山者協力金 11月末で約190万円
今年6月から始まった、南アルプスの登山者協力金について、今年11月末でおよそ190万円集まったことが分かりました。
これは、9日伊那市役所で開かれた市議会一般質問で、篠崎和博長谷総合支所長が議員の質問に答えたものです。
今年11月末現在の登山者協力金は、190万3,039円でした。
協力金は今年6月から、登山者から任意で1口500円を徴収するもので、伊那市・飯田市・大鹿村の18か所に協力金箱を設置しています。
-
高遠小 芝平なんばんを調理
伊那市高遠町の高遠小学校で、信州の伝統野菜に選定されているトウガラシ「芝平なんばん」を使った調理実習が行われました。
10日は5年生の児童およそ30人が芝平なんばんを使った味噌などを作りました。
芝平なんばんは伊那市高遠町で栽培されてきたトウガラシで、2020年に信州の伝統野菜に選定されています。
講師は高遠在来とうがらし保存会会長の高嶋良幸さんが務めました。
児童は、トウガラシを切って、ミキサーで細かくしました。
米の栽培を行う5年生の児童は、ご飯に合うおかずを作ろうと芝平なんばんの苗を高嶋さんから譲り受けて7月から育ててきたということです。
味噌や砂糖、酒などを混ぜ、鍋で煮詰めました。
トウガラシと味噌を混ぜ合わせて1週間ほど寝かすととうがらし味噌が完成するという事です。
今日は他に、芝平なんばん醤油を作り給食で味わったという事です。 -
第43回小学生防犯写生大会 表彰式
伊那地区防犯協会主催の第43回小学生防犯写生大会の表彰式が3日、伊那市の伊那東小学校で開かれました。
3日は、伊那地区防犯協会の長田幸男会長から表彰状が手渡されました。
低学年の部の最優秀賞には、3年の加藤慶一さんの作品が選ばれました。
作品のタイトルは「晴れた日のクラウンパトロールカー」です。
小学生防犯写生大会は、児童にパトカーなどの絵を描いてもらうことで防犯意識を高めてもらおうと先月、伊那地区防犯協会が開きました。
伊那東小学校では、最優秀賞のほか、防犯協会長賞、警察署長賞あわせて17人が受賞しました。
写生大会には伊那地区防犯協会区内の伊那東小のほか、伊那小、伊那北小の児童30人が参加しました。
伊那西小は参加者がいなかったということです。
また、1年生全員に文具セットが贈られました。
-
伊那スキーリゾート 安全祈願
20日にオープンを予定している伊那市西春近の伊那スキーリゾートで安全祈願祭が9日行われました。
9日はゲレンデに関係者が集まり、お祓いが行われました。
ゲレンデでは3日から雪づくりが始まり、現在2~3センチが積もっています。
伊那スキーリゾートの昨シーズンの利用者はおよそ4万9千人でした。
地元や中京圏からの利用客が多く、特にナイター営業が好評だということです。
今シーズンは、未就学児などが楽しめる屋内キッズパークをバージョンアップし、大型立体遊具や恐竜のロボットが登場する予定です。
株式会社伊那リゾートの白澤裕次社長です。
伊那スキーリゾートのオープンは20日(土)を予定しています。
-
サクラコマ 合格祈願
コマを回すと花びらが開く、伊那市のご当地土産「サクラコマ」の合格祈願が、高遠町の弘妙寺で9日に行われました。
サクラコマは、伊那市の企業・団体でつくる製造業ご当地お土産プロジェクトチームが開発したものです。
回すと桜の花びらが開き、縁起が良いと受験生に人気だということです。
きょうはプロジェクトチーム7人が弘妙寺を訪れ、合格祈願を行いました。
毎年合格祈願をしてから販売をしていて、今年で13年目です。
高遠さくら咲くだるまとお守りの合格祈願も行われました。
合格祈願したものは、きょうから販売が始まりました。
サクラコマは、高遠さくらホテル、伊那市役所売店、有限会社スワニーのオンラインショップで販売されます。
価格は、1つ税込みで1,320円です。
だるまとお守りは、高遠さくらホテルで購入することができます。 -
小松壽美さん写真展「心に残った情景」
伊那市長谷中尾の写真愛好家小松壽美さんの第10回写真展「心に残った情景」が高遠町の高遠さくらホテルで開かれています。
会場には、小松さんの作品39点が展示されています。
小松さんは、高遠さくらホテルで年に1、2回展示会を開いていて、今回10回の節目に、この10年間で撮影した中から「運が良かった」「大変だった」「行って来て良かった」などに分けて展示しています。
「行って来て良かった」のコーナーでは、能登半島地震の100日前に撮影した石川県の風景写真も取り上げています。
小松さんは現在80歳です。
20代の頃に写真を撮影していましたが一度離れ、70歳から再び撮影を始めました。
小松壽美さんの写真展「心に残った情景」は、30日(火)まで、高遠さくらホテルで開かれています。
-
テレ東 広報力・発信力向上セミナー
テレビ東京の乳幼児向け番組を手掛ける統括プロデューサーによる広報力・発信力向上セミナーが、伊那市役所で5日に開かれました。
5日は市の職員や伊那青年会議所の会員などおよそ40人が参加しました。
講師は、テレビ東京の乳幼児向け番組の統括プロデューサーを務める飯田佳奈子さんが務めました。
セミナーでは、子育て世代に響く表現方法について話をしました。
飯田さんは「自分が誰にどう届けたいのか発信する側は常にアップデートしていく必要がある。最近は、受けとる側の感度が高いため、きちんと向き合わないと伝わらない」と話していました。
セミナーは、伊那市と株式会社テレビ東京ダイレクトが地域の魅力発信による地域活性化を目指す包括連携協定を結んでいることから開かれたもので、今回で13回目です。
-
交尾させた女王蜂の越冬準備
7日は二十四節気のひとつ大雪。雪が本格的に降り始める頃とされています。
伊那市地蜂愛好会が管理する西箕輪の繁殖小屋ではクロスズメバチの女王蜂の越冬準備が行われました。
7日は小屋で交尾させた女王蜂を集め枯れ葉をつめた箱に移していました。
伊那市西箕輪大萱のクロススズメバチの繁殖小屋では朝7時から作業が行われました。
作業は蜂の動きがにぶい朝の寒いうちに行われます。
大雪の7日、伊那市の最低気温は午前6時32分に氷点下5・5度を記録し1月上旬並みとなりました。
越冬準備は会員が各家庭で人工的に女王蜂を越冬させ、蜂の数を増やす取り組みです。
800匹ほどの女王蜂が集まり20匹ずつに分け40箱を作りました。
女王蜂は温度管理をして冬眠させ、来年春の総会で会員に配ります。
会員はそれを自然に放ち蜂追いを楽しむということです。
-
旧陸軍伊那飛行場から平和を考える
戦争遺構、旧陸軍伊那飛行場から戦争と平和について考えるシンポジウムが7日、伊那市創造館で開かれました。
シンポジウムでは伊那市高遠町歴史博物館館長の塚田博之さんが伊那飛行場の関係資料「飛行場候補地偵察報告書」をもとに話をしました。
塚田さんは飛行場候補地偵察報告書のほか、これまでの調査で「飛行場を誘致した」という証言があることから、飛行場建設について地域住民の要望があった可能性は高いと話していました。
旧陸軍伊那飛行場は昭和18年1943年に伊那市上の原で建設が始まり、日本陸軍のパイロットを養成する飛行学校として設立されました。
シンポジウムは戦後80年の節目に身近な戦争遺構から戦争や平和について考えようと伊那市教育委員会が開いたもので、会場に約50人が集まり話を聞きました。
-
伊那フィル40周年 北沢団長が勇退
伊那フィルハーモニー交響楽団の創立40周年第37回定期演奏会が7日に、伊那市の伊那文化会館で開かれ、北沢理光さんが団長を退くことが発表されました。
この日は団長を退くことが発表され、同じく今回の演奏会でオーケストラ活動を終える、春日俊也さんの指揮でうたを披露しました。北沢理光団長は、1985年に伊那谷初のオーケストラとして伊那フィルハーモニー交響楽団を発足させました。
伊那フィルの定期演奏会は今回で37回目となりました。
演奏会の模様は来年1月に伊那ケーブルテレビの121chで放送する予定です。
-
荒井区恒例 しめ縄作り
伊那市荒井区の恒例行事「しめ縄作りを楽しむ会」がいなっせで6日に開かれました。
6日は区民およそ20人が集まり、正月飾りのしめ縄を作りました。
講師は荒井区の北原文明さんが務めました。
北原さんは「経験を重ねるときれいに作れるようになる」と話していました。
参加者の中には何度か出席している人もいて、区民同士で作り方を教え合っていました。
荒井区では「区民の親睦の場になっている。自分で作ったしめ縄で年を越してもらいたい」と話していました。 -
クラフト作家の作品展11日まで
県内外のクラフト作家による「手しごと冬の6人展」が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
この展示会は、当初6人での開催が予定されていましたが、急遽2人が加わり、8人の作家が参加しています。
会場には、木工品や、アクセサリーなど、およそ2,000点が展示・販売されています。
このうち、伊那市の三沢廣光さんは、木製のボールペンや器のほか、熊よけとして鹿の角とステンレスの棒を組み合わせ、爆竹を入れて使用する道具を展示販売しています。
通常の爆竹より3倍ほどの音がするということです。
参加している作家たちは展示会などを通じて知り合ったクラフト仲間で、年に2回、合同の展示会を開いています。
代表の林恵子さんは「バラエティに富んだ作家それぞれの個性を楽しんでほしい」と話し、来場を呼びかけていました。
手しごと冬の6人展は11日(木)まで伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
-
伊那市高遠町婦人会 今年度で解散
伊那市高遠町婦人会の創立80周年記念式典が11月21日に行われ、今年度で解散することが報告されました。
式典では会員や来賓などおよそ60人が出席しました。
矢澤清子会長は今年度で婦人会を解散することを報告しました。
伊那市高遠町婦人会は昭和20年、1945年の10月に戦後の混乱の中で女性の視点で社会貢献しようと設立されました。
会員の随筆や俳句などをまとめた文集「やますそ」を年に一回発行しているほか、研修旅行などを行っています。
伊那市高遠町婦人会は、来年3月に最後となる文集「やますそ」を記念号として発行し、80年の歴史に幕を閉じます。
-
伊那谷の所蔵品 「武田勝頼の古文書『判物』」
伊那ケーブルテレビ放送エリア内の文化施設で展示されている所蔵品を紹介するコーナー、伊那谷の所蔵品。
5日は、高遠町歴史博物館蔵の「武田勝頼の古文書『判物』」です。 -
信濃毎日新聞社 南アルプスの登山道維持に寄付金
信濃毎日新聞社は、南アルプスの登山道維持のために、南アルプス(伊那谷エリア)山岳環境保全連絡協議会に118万円を寄付しました。
5日は、伊那市役所に信濃毎日新聞社、マーケティング局企画戦略部の田儀亮部長らが訪れ、協議会会長の、白鳥孝伊那市長に目録を手渡しました。
信濃毎日新聞社は、長野県の県鳥、ライチョウの保護を通じて豊かな山の自然環境を未来へつなげるための「Me:RAICHO project」を去年から行っています。
信濃毎日新聞社は、プロジェクトの一環として、南アルプス(伊那谷エリア)山岳環境保全連絡協議会など4団体に、合計708万円を寄付したということです。
-
いちご 出荷始まる
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームのみはらしいちご園でいちごの出荷が始まっています。
5日はハウス内で笠松崇志さんが収穫作業をしていました。
いちご園には17棟のハウスがあり、紅ほっぺ・章姫・女峰の3種類のいちごを栽培しています。
今年の収穫は例年並みの11月29日から始まりました。
これから収穫量が増えていき、クリスマス前にピークを迎えるということです。
羽広いちご生産組合副組合長の笠松さんです。
収穫したいちごはみはらしファームのとれたて市場や、箕輪町のみのわテラス、南箕輪村のファーマーズあじ~ななどに出荷されます。
なお、みはらしファームのいちご狩りは来年1月2日から始まります。 -
伊那市がCM大賞で知事賞
長野朝日放送のふるさとCM大賞NAGANOの最終審査が11月30日に長野市内で行われ、伊那市の「江戸から繋ぐ 長谷のざんざ節」が大賞に次ぐ優秀賞・県知事賞を受賞しました。
CMを製作したのは今年6月から伊那市地域おこし協力隊として活動している手塚ほたるさんです。
CMは長谷地区に伝わる民謡「ざんざ節」をテーマに、300年前の長谷の人々の暮らしを再現したという内容です。
製作期間はおよそ2か月で手作りの人形を少しずつ動かして、写真を撮り、1秒間に15枚の写真をつなげてアニメーションにしています。
手塚さんは千葉県出身で移住前は東京都のアニメーション会社に勤めていたということです。
審査会の模様は来年1月3日に長野朝日放送で放送されるということです。 -
新酒「やまむろ」 奉納
伊那市高遠町の地酒「やまむろ」の新酒が出来上がり、関係者が鉾持神社にある酒の神松尾社に4日に奉納しました。
地酒「やまむろ」は地域の酒店でつくる高遠旨い酒研究会が企画・販売する日本酒です。
農事組合法人山室が育てた酒米、「ひとごこち」を使い株式会社仙醸が醸造しました。
4日は関係者15人が鉾持神社にある酒の神松尾社に新酒を奉納しました。
やまむろしぼりたて生原酒は1,000本限定で720ml入り1,650円です。
高遠町の十一屋商店、桜井酒店、萬寿屋商店、酒舗にんべんの4店舗で5日から販売されます。
-
消防協力者に感謝状
8月に伊那市狐島で発生した建物火災で通報や初期消火を行った住民6人に伊那消防署から感謝状が4日贈られました。
4日、伊那市の上伊那広域消防本部で贈呈式が行われました。
感謝状が贈られたのは、有限会社未来工房の酒井信之さん。鈴木由紀恵さん。
生協総合ケアセンターいなの橋本純平さん。田畑良祐さん。唐澤公平さん。
式には欠席した上伊那民主商工会の向山光義さんです。
6人はいずれも火災現場近くに仕事場があり、協力して消火活動を行いました。
燃えたのは平屋の作業所で6人の消火活動により建物は一部が焼けただけで済み、けが人もいませんでした。
上伊那広域消防本部伊那消防署の唐澤修署長は「皆さんの迅速な判断で被害を最小限にとどめることができた」と感謝していました。
-
創造館「ある一家の十五年戦争」 家族が見学
伊那市の創造館では、富士見町の小林家にスポットをあてて戦争の歴史を振り返る企画展が開かれています。
4日は、小林家の5人が創造館を訪れました。
創造館では、「ある一家の十五年戦争」と題し、富士見町の小林家にのこされたおよそ2,000点の資料を展示しています。
小林家は10人兄弟で、この日は、四女のとくゑさん95歳、三男の豊さん92歳、四男・五男で双子の八十美さん・十三雄さん89歳、錡さん86歳の5人とその家族が創造館を訪れました。
海軍に所属していて、戦艦武蔵に乗船して戦死した、長男・富士雄さんがのこした、海軍日誌を読んでいました。
長女の房江さんは、看護師として働いていて、満州にわたり帰らぬ人となりました。
房江さんが日本にいる兄弟にあてた手紙も展示されています。
当時6歳だった末っ子の錡さんでも読めるように、カタカナで書いてあります。
5人は、普段は離れた場所に住んでいますが、企画展を全員で見ようと、およそ3年ぶりに集まりました。
この企画展は、伊那市史編さん室の濵慎一さんが企画しました。
濵さんは、小林家と親戚関係です。
-
美篶小学校 124周年開校記念日
伊那市の美篶小学校で12月1日の124周年の開校記念日に合わせ、昔の暮らしなどを体験する催しが、1日に校内で開かれました。
大豆を石臼で潰してきな粉をつくる体験や火起こし体験など様々なブースが用意されました。
体育館では、藁をなって縄をつくる縄ない体験が行われました。
児童たちは講師に教わりながら藁をなっていました。
恒例となっていた、美篶の伝統工芸品、篶竹細工づくり体験は上川手竹細工クラブの解散に伴い行われませんでしたが、児童玄関に作品や資料が展示されていました。
美篶小学校は今年で開校124周年を迎えました。
体験会は地元住民でつくる美篶小学校資料館運営委員会が開校記念日の12月1日に合わせ毎年開いているものです。
運営委員会では「昔の苦労を感じて今の生活に感謝の気持ちをもってもらいたい」と話していました。
-
美篶小学校 給食で有機米提供
伊那市は3月にオーガニックビレッジ宣言を行い、有機農業を推進しています。
市内の小中学校では、給食に化学肥料や農薬を使わずに栽培した米、有機米の提供が行われています。
3日は、美篶小学校の5年生と、美篶青島で有機米を栽培している北原創平さんが一緒に給食を食べました。
市が有機米の提供を行うのは今年で2年目です。
市は、生産から消費まで一貫して有機農業に取り組む、オーガニックビレッジ宣言を今年3月に行いました。
有機米の消費促進や流通安定化を目的に市内の全小中学校21校で提供を行います。
3日は、提供にあわせた出前授業が行われました。
北原さんのほか、農事組合法人みすずの伊藤奈美さんが有機米の栽培について話をしました。
北原さんは「有機米は農薬を使わず栽培しているのでアレルギーの人でも安心して食べられる。農家が手間と時間をかけ作っているので感謝の気持ちを持ち食べてほしい」と話していました。
伊藤さんは「茶碗一杯で米は4,000粒から6,000粒あります。米一粒から、1000粒が育つことを知ってください」と話していました。
今年度は、市内の5軒の農家と法人2団体が米の提供を行います。
期間は12月のおよそ1か月間で提供量はあわせておよそ6.3トンだということです。
-
伊那市上の原 久保田誼さん死去 83歳
伊那市上の原在住で、旧陸軍伊那飛行場研究の第一人者、久保田誼さんが、12月1日に入院先の伊那市内の病院で亡くなりました。83歳でした。
久保田さんは1942年、昭和17年生まれで、伊那北高校から早稲田大学法学部に進み、卒業後は、箕輪工業高校や赤穂高校、伊那北高校など県内の高校で教鞭をとりました。
上の原に住宅を建設するため土地を購入した際に、敷地内に旧陸軍伊那飛行場の弾薬庫が残っていたことがきっかけとなり、調査研究をスタート。
当時の箕輪工業高校の生徒たちと飛行場建設にいたる経緯や経過について解明していきました。
伊那市西箕輪に建設が計画されていた第2飛行場についても調査を進め、第2次世界大戦末期に伊那でも軍事作戦が進行していたことを、危機感を持って発信してきました。
久保田さんの葬儀は12月4日にグレース虹のホール伊那でとりおこなわれます。