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高遠小 芝平なんばんを調理
伊那市高遠町の高遠小学校で、信州の伝統野菜に選定されているトウガラシ「芝平なんばん」を使った調理実習が行われました。
10日は5年生の児童およそ30人が芝平なんばんを使った味噌などを作りました。
芝平なんばんは伊那市高遠町で栽培されてきたトウガラシで、2020年に信州の伝統野菜に選定されています。
講師は高遠在来とうがらし保存会会長の高嶋良幸さんが務めました。
児童は、トウガラシを切って、ミキサーで細かくしました。
米の栽培を行う5年生の児童は、ご飯に合うおかずを作ろうと芝平なんばんの苗を高嶋さんから譲り受けて7月から育ててきたということです。
味噌や砂糖、酒などを混ぜ、鍋で煮詰めました。
トウガラシと味噌を混ぜ合わせて1週間ほど寝かすととうがらし味噌が完成するという事です。
今日は他に、芝平なんばん醤油を作り給食で味わったという事です。 -
第43回小学生防犯写生大会 表彰式
伊那地区防犯協会主催の第43回小学生防犯写生大会の表彰式が3日、伊那市の伊那東小学校で開かれました。
3日は、伊那地区防犯協会の長田幸男会長から表彰状が手渡されました。
低学年の部の最優秀賞には、3年の加藤慶一さんの作品が選ばれました。
作品のタイトルは「晴れた日のクラウンパトロールカー」です。
小学生防犯写生大会は、児童にパトカーなどの絵を描いてもらうことで防犯意識を高めてもらおうと先月、伊那地区防犯協会が開きました。
伊那東小学校では、最優秀賞のほか、防犯協会長賞、警察署長賞あわせて17人が受賞しました。
写生大会には伊那地区防犯協会区内の伊那東小のほか、伊那小、伊那北小の児童30人が参加しました。
伊那西小は参加者がいなかったということです。
また、1年生全員に文具セットが贈られました。
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伊那スキーリゾート 安全祈願
20日にオープンを予定している伊那市西春近の伊那スキーリゾートで安全祈願祭が9日行われました。
9日はゲレンデに関係者が集まり、お祓いが行われました。
ゲレンデでは3日から雪づくりが始まり、現在2~3センチが積もっています。
伊那スキーリゾートの昨シーズンの利用者はおよそ4万9千人でした。
地元や中京圏からの利用客が多く、特にナイター営業が好評だということです。
今シーズンは、未就学児などが楽しめる屋内キッズパークをバージョンアップし、大型立体遊具や恐竜のロボットが登場する予定です。
株式会社伊那リゾートの白澤裕次社長です。
伊那スキーリゾートのオープンは20日(土)を予定しています。
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サクラコマ 合格祈願
コマを回すと花びらが開く、伊那市のご当地土産「サクラコマ」の合格祈願が、高遠町の弘妙寺で9日に行われました。
サクラコマは、伊那市の企業・団体でつくる製造業ご当地お土産プロジェクトチームが開発したものです。
回すと桜の花びらが開き、縁起が良いと受験生に人気だということです。
きょうはプロジェクトチーム7人が弘妙寺を訪れ、合格祈願を行いました。
毎年合格祈願をしてから販売をしていて、今年で13年目です。
高遠さくら咲くだるまとお守りの合格祈願も行われました。
合格祈願したものは、きょうから販売が始まりました。
サクラコマは、高遠さくらホテル、伊那市役所売店、有限会社スワニーのオンラインショップで販売されます。
価格は、1つ税込みで1,320円です。
だるまとお守りは、高遠さくらホテルで購入することができます。 -
小松壽美さん写真展「心に残った情景」
伊那市長谷中尾の写真愛好家小松壽美さんの第10回写真展「心に残った情景」が高遠町の高遠さくらホテルで開かれています。
会場には、小松さんの作品39点が展示されています。
小松さんは、高遠さくらホテルで年に1、2回展示会を開いていて、今回10回の節目に、この10年間で撮影した中から「運が良かった」「大変だった」「行って来て良かった」などに分けて展示しています。
「行って来て良かった」のコーナーでは、能登半島地震の100日前に撮影した石川県の風景写真も取り上げています。
小松さんは現在80歳です。
20代の頃に写真を撮影していましたが一度離れ、70歳から再び撮影を始めました。
小松壽美さんの写真展「心に残った情景」は、30日(火)まで、高遠さくらホテルで開かれています。
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テレ東 広報力・発信力向上セミナー
テレビ東京の乳幼児向け番組を手掛ける統括プロデューサーによる広報力・発信力向上セミナーが、伊那市役所で5日に開かれました。
5日は市の職員や伊那青年会議所の会員などおよそ40人が参加しました。
講師は、テレビ東京の乳幼児向け番組の統括プロデューサーを務める飯田佳奈子さんが務めました。
セミナーでは、子育て世代に響く表現方法について話をしました。
飯田さんは「自分が誰にどう届けたいのか発信する側は常にアップデートしていく必要がある。最近は、受けとる側の感度が高いため、きちんと向き合わないと伝わらない」と話していました。
セミナーは、伊那市と株式会社テレビ東京ダイレクトが地域の魅力発信による地域活性化を目指す包括連携協定を結んでいることから開かれたもので、今回で13回目です。
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交尾させた女王蜂の越冬準備
7日は二十四節気のひとつ大雪。雪が本格的に降り始める頃とされています。
伊那市地蜂愛好会が管理する西箕輪の繁殖小屋ではクロスズメバチの女王蜂の越冬準備が行われました。
7日は小屋で交尾させた女王蜂を集め枯れ葉をつめた箱に移していました。
伊那市西箕輪大萱のクロススズメバチの繁殖小屋では朝7時から作業が行われました。
作業は蜂の動きがにぶい朝の寒いうちに行われます。
大雪の7日、伊那市の最低気温は午前6時32分に氷点下5・5度を記録し1月上旬並みとなりました。
越冬準備は会員が各家庭で人工的に女王蜂を越冬させ、蜂の数を増やす取り組みです。
800匹ほどの女王蜂が集まり20匹ずつに分け40箱を作りました。
女王蜂は温度管理をして冬眠させ、来年春の総会で会員に配ります。
会員はそれを自然に放ち蜂追いを楽しむということです。
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旧陸軍伊那飛行場から平和を考える
戦争遺構、旧陸軍伊那飛行場から戦争と平和について考えるシンポジウムが7日、伊那市創造館で開かれました。
シンポジウムでは伊那市高遠町歴史博物館館長の塚田博之さんが伊那飛行場の関係資料「飛行場候補地偵察報告書」をもとに話をしました。
塚田さんは飛行場候補地偵察報告書のほか、これまでの調査で「飛行場を誘致した」という証言があることから、飛行場建設について地域住民の要望があった可能性は高いと話していました。
旧陸軍伊那飛行場は昭和18年1943年に伊那市上の原で建設が始まり、日本陸軍のパイロットを養成する飛行学校として設立されました。
シンポジウムは戦後80年の節目に身近な戦争遺構から戦争や平和について考えようと伊那市教育委員会が開いたもので、会場に約50人が集まり話を聞きました。
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伊那フィル40周年 北沢団長が勇退
伊那フィルハーモニー交響楽団の創立40周年第37回定期演奏会が7日に、伊那市の伊那文化会館で開かれ、北沢理光さんが団長を退くことが発表されました。
この日は団長を退くことが発表され、同じく今回の演奏会でオーケストラ活動を終える、春日俊也さんの指揮でうたを披露しました。北沢理光団長は、1985年に伊那谷初のオーケストラとして伊那フィルハーモニー交響楽団を発足させました。
伊那フィルの定期演奏会は今回で37回目となりました。
演奏会の模様は来年1月に伊那ケーブルテレビの121chで放送する予定です。
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荒井区恒例 しめ縄作り
伊那市荒井区の恒例行事「しめ縄作りを楽しむ会」がいなっせで6日に開かれました。
6日は区民およそ20人が集まり、正月飾りのしめ縄を作りました。
講師は荒井区の北原文明さんが務めました。
北原さんは「経験を重ねるときれいに作れるようになる」と話していました。
参加者の中には何度か出席している人もいて、区民同士で作り方を教え合っていました。
荒井区では「区民の親睦の場になっている。自分で作ったしめ縄で年を越してもらいたい」と話していました。 -
クラフト作家の作品展11日まで
県内外のクラフト作家による「手しごと冬の6人展」が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
この展示会は、当初6人での開催が予定されていましたが、急遽2人が加わり、8人の作家が参加しています。
会場には、木工品や、アクセサリーなど、およそ2,000点が展示・販売されています。
このうち、伊那市の三沢廣光さんは、木製のボールペンや器のほか、熊よけとして鹿の角とステンレスの棒を組み合わせ、爆竹を入れて使用する道具を展示販売しています。
通常の爆竹より3倍ほどの音がするということです。
参加している作家たちは展示会などを通じて知り合ったクラフト仲間で、年に2回、合同の展示会を開いています。
代表の林恵子さんは「バラエティに富んだ作家それぞれの個性を楽しんでほしい」と話し、来場を呼びかけていました。
手しごと冬の6人展は11日(木)まで伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
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伊那市高遠町婦人会 今年度で解散
伊那市高遠町婦人会の創立80周年記念式典が11月21日に行われ、今年度で解散することが報告されました。
式典では会員や来賓などおよそ60人が出席しました。
矢澤清子会長は今年度で婦人会を解散することを報告しました。
伊那市高遠町婦人会は昭和20年、1945年の10月に戦後の混乱の中で女性の視点で社会貢献しようと設立されました。
会員の随筆や俳句などをまとめた文集「やますそ」を年に一回発行しているほか、研修旅行などを行っています。
伊那市高遠町婦人会は、来年3月に最後となる文集「やますそ」を記念号として発行し、80年の歴史に幕を閉じます。
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伊那谷の所蔵品 「武田勝頼の古文書『判物』」
伊那ケーブルテレビ放送エリア内の文化施設で展示されている所蔵品を紹介するコーナー、伊那谷の所蔵品。
5日は、高遠町歴史博物館蔵の「武田勝頼の古文書『判物』」です。 -
信濃毎日新聞社 南アルプスの登山道維持に寄付金
信濃毎日新聞社は、南アルプスの登山道維持のために、南アルプス(伊那谷エリア)山岳環境保全連絡協議会に118万円を寄付しました。
5日は、伊那市役所に信濃毎日新聞社、マーケティング局企画戦略部の田儀亮部長らが訪れ、協議会会長の、白鳥孝伊那市長に目録を手渡しました。
信濃毎日新聞社は、長野県の県鳥、ライチョウの保護を通じて豊かな山の自然環境を未来へつなげるための「Me:RAICHO project」を去年から行っています。
信濃毎日新聞社は、プロジェクトの一環として、南アルプス(伊那谷エリア)山岳環境保全連絡協議会など4団体に、合計708万円を寄付したということです。
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いちご 出荷始まる
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームのみはらしいちご園でいちごの出荷が始まっています。
5日はハウス内で笠松崇志さんが収穫作業をしていました。
いちご園には17棟のハウスがあり、紅ほっぺ・章姫・女峰の3種類のいちごを栽培しています。
今年の収穫は例年並みの11月29日から始まりました。
これから収穫量が増えていき、クリスマス前にピークを迎えるということです。
羽広いちご生産組合副組合長の笠松さんです。
収穫したいちごはみはらしファームのとれたて市場や、箕輪町のみのわテラス、南箕輪村のファーマーズあじ~ななどに出荷されます。
なお、みはらしファームのいちご狩りは来年1月2日から始まります。 -
伊那市がCM大賞で知事賞
長野朝日放送のふるさとCM大賞NAGANOの最終審査が11月30日に長野市内で行われ、伊那市の「江戸から繋ぐ 長谷のざんざ節」が大賞に次ぐ優秀賞・県知事賞を受賞しました。
CMを製作したのは今年6月から伊那市地域おこし協力隊として活動している手塚ほたるさんです。
CMは長谷地区に伝わる民謡「ざんざ節」をテーマに、300年前の長谷の人々の暮らしを再現したという内容です。
製作期間はおよそ2か月で手作りの人形を少しずつ動かして、写真を撮り、1秒間に15枚の写真をつなげてアニメーションにしています。
手塚さんは千葉県出身で移住前は東京都のアニメーション会社に勤めていたということです。
審査会の模様は来年1月3日に長野朝日放送で放送されるということです。 -
新酒「やまむろ」 奉納
伊那市高遠町の地酒「やまむろ」の新酒が出来上がり、関係者が鉾持神社にある酒の神松尾社に4日に奉納しました。
地酒「やまむろ」は地域の酒店でつくる高遠旨い酒研究会が企画・販売する日本酒です。
農事組合法人山室が育てた酒米、「ひとごこち」を使い株式会社仙醸が醸造しました。
4日は関係者15人が鉾持神社にある酒の神松尾社に新酒を奉納しました。
やまむろしぼりたて生原酒は1,000本限定で720ml入り1,650円です。
高遠町の十一屋商店、桜井酒店、萬寿屋商店、酒舗にんべんの4店舗で5日から販売されます。
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消防協力者に感謝状
8月に伊那市狐島で発生した建物火災で通報や初期消火を行った住民6人に伊那消防署から感謝状が4日贈られました。
4日、伊那市の上伊那広域消防本部で贈呈式が行われました。
感謝状が贈られたのは、有限会社未来工房の酒井信之さん。鈴木由紀恵さん。
生協総合ケアセンターいなの橋本純平さん。田畑良祐さん。唐澤公平さん。
式には欠席した上伊那民主商工会の向山光義さんです。
6人はいずれも火災現場近くに仕事場があり、協力して消火活動を行いました。
燃えたのは平屋の作業所で6人の消火活動により建物は一部が焼けただけで済み、けが人もいませんでした。
上伊那広域消防本部伊那消防署の唐澤修署長は「皆さんの迅速な判断で被害を最小限にとどめることができた」と感謝していました。
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創造館「ある一家の十五年戦争」 家族が見学
伊那市の創造館では、富士見町の小林家にスポットをあてて戦争の歴史を振り返る企画展が開かれています。
4日は、小林家の5人が創造館を訪れました。
創造館では、「ある一家の十五年戦争」と題し、富士見町の小林家にのこされたおよそ2,000点の資料を展示しています。
小林家は10人兄弟で、この日は、四女のとくゑさん95歳、三男の豊さん92歳、四男・五男で双子の八十美さん・十三雄さん89歳、錡さん86歳の5人とその家族が創造館を訪れました。
海軍に所属していて、戦艦武蔵に乗船して戦死した、長男・富士雄さんがのこした、海軍日誌を読んでいました。
長女の房江さんは、看護師として働いていて、満州にわたり帰らぬ人となりました。
房江さんが日本にいる兄弟にあてた手紙も展示されています。
当時6歳だった末っ子の錡さんでも読めるように、カタカナで書いてあります。
5人は、普段は離れた場所に住んでいますが、企画展を全員で見ようと、およそ3年ぶりに集まりました。
この企画展は、伊那市史編さん室の濵慎一さんが企画しました。
濵さんは、小林家と親戚関係です。
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美篶小学校 124周年開校記念日
伊那市の美篶小学校で12月1日の124周年の開校記念日に合わせ、昔の暮らしなどを体験する催しが、1日に校内で開かれました。
大豆を石臼で潰してきな粉をつくる体験や火起こし体験など様々なブースが用意されました。
体育館では、藁をなって縄をつくる縄ない体験が行われました。
児童たちは講師に教わりながら藁をなっていました。
恒例となっていた、美篶の伝統工芸品、篶竹細工づくり体験は上川手竹細工クラブの解散に伴い行われませんでしたが、児童玄関に作品や資料が展示されていました。
美篶小学校は今年で開校124周年を迎えました。
体験会は地元住民でつくる美篶小学校資料館運営委員会が開校記念日の12月1日に合わせ毎年開いているものです。
運営委員会では「昔の苦労を感じて今の生活に感謝の気持ちをもってもらいたい」と話していました。
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美篶小学校 給食で有機米提供
伊那市は3月にオーガニックビレッジ宣言を行い、有機農業を推進しています。
市内の小中学校では、給食に化学肥料や農薬を使わずに栽培した米、有機米の提供が行われています。
3日は、美篶小学校の5年生と、美篶青島で有機米を栽培している北原創平さんが一緒に給食を食べました。
市が有機米の提供を行うのは今年で2年目です。
市は、生産から消費まで一貫して有機農業に取り組む、オーガニックビレッジ宣言を今年3月に行いました。
有機米の消費促進や流通安定化を目的に市内の全小中学校21校で提供を行います。
3日は、提供にあわせた出前授業が行われました。
北原さんのほか、農事組合法人みすずの伊藤奈美さんが有機米の栽培について話をしました。
北原さんは「有機米は農薬を使わず栽培しているのでアレルギーの人でも安心して食べられる。農家が手間と時間をかけ作っているので感謝の気持ちを持ち食べてほしい」と話していました。
伊藤さんは「茶碗一杯で米は4,000粒から6,000粒あります。米一粒から、1000粒が育つことを知ってください」と話していました。
今年度は、市内の5軒の農家と法人2団体が米の提供を行います。
期間は12月のおよそ1か月間で提供量はあわせておよそ6.3トンだということです。
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伊那市上の原 久保田誼さん死去 83歳
伊那市上の原在住で、旧陸軍伊那飛行場研究の第一人者、久保田誼さんが、12月1日に入院先の伊那市内の病院で亡くなりました。83歳でした。
久保田さんは1942年、昭和17年生まれで、伊那北高校から早稲田大学法学部に進み、卒業後は、箕輪工業高校や赤穂高校、伊那北高校など県内の高校で教鞭をとりました。
上の原に住宅を建設するため土地を購入した際に、敷地内に旧陸軍伊那飛行場の弾薬庫が残っていたことがきっかけとなり、調査研究をスタート。
当時の箕輪工業高校の生徒たちと飛行場建設にいたる経緯や経過について解明していきました。
伊那市西箕輪に建設が計画されていた第2飛行場についても調査を進め、第2次世界大戦末期に伊那でも軍事作戦が進行していたことを、危機感を持って発信してきました。
久保田さんの葬儀は12月4日にグレース虹のホール伊那でとりおこなわれます。
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駒ヶ根市のウラノ商工 伊那養護学校に干支石鹸寄贈
駒ヶ根市で工作機械や工具などを販売している、株式会社ウラノ商工は、伊那市の伊那養護学校に来年の干支、馬の形をした石鹸を3日に贈りました。
3日は、伊那養護学校で贈呈式が行われ、ウラノ商工の浦野英喜会長と、福澤博社長が馬の干支石鹸300個を贈りました。
高等部の生徒は、お礼として、手作りの木製の鍋敷きや、ハンカチなどを手渡しました。
石鹸の寄贈は、浦野会長の孫が伊那養護学校に通っていたことが縁で始まり、今年で22年目です。
干支石鹸は、伊那養護学校の全校生徒・児童に配られます。
校内のトイレや洗面所にも置かれるということです。
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由紀さおりさん 童謡で伝える会
歌手の由紀さおりさんを招いての「童謡で伝える会」が、伊那市の伊那北保育園で11月30日に日開かれました。
30日は、伊那市の伊那北保育園・手良保育園の園児とその保護者が参加し、由紀さんと一緒に童謡を歌いました。
由紀さんは、めだかのがっこうや大きな古時計などを歌い、子どもたちに歌詞の意味を問いかけていました。
由紀さんは、「自分の気持ちを言葉で表現することを大切にしてほしい」と話していました。
童謡を伝える会は、古くから歌い継がれてきた童謡を通して、日本語の美しさを伝えようと開かれました。
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津野祐次さん 伊那市に写真寄付
駒ヶ根市の山岳写真家、津野祐次さんは伊那市長谷のギャラリー閉館に伴い南アルプスの写真など56点を伊那市に寄付しました。
2日は津野さんが市役所を訪れ、白鳥孝市長から感謝状を受け取りました。
きょうは約15年前の1月に撮影した仙丈ヶ岳と、7年前の7月に撮影した東駒ヶ岳の写真を市役所に持参していました。
津野さんは現在79歳で、26歳の時から県内の山などを撮影してきました。
今回の寄付は津野さんの写真を常設展示していた長谷アルプスフォトギャラリーの閉館に伴うものです。
ギャラリーは1992年5月に開館し、今年9月に閉館しました。
今回寄付したのは津野さんが2000年頃から数年前までに撮影した南アルプスなどの写真56点です。
白鳥市長は「写真を通して伊那の魅力を多くの人に発信していただいている」と話していました。
寄付された写真は、市内の小中学校を含む公共施設に飾るということです。 -
長野県宿泊税 伊那市で説明会
長野県が来年6月に導入する宿泊税についての説明会が、伊那市の伊那合同庁舎で2日に開かれました。
説明会には、上伊那地域を中心とする宿泊事業者およそ100人が参加しました。
長野県宿泊税は、世界水準の山岳高原観光地づくりをめざす財源として導入するものです。
宿泊事業者が特別徴収義務者となり、県に申告納入します。
金額は、6,000円以上の1泊の宿泊で、300円です。
施行から3年目までは、200円となっています。
また、修学旅行や部活動などの宿泊は免税となります。
参加者からの「山小屋は開いていない期間があるが、0円でも申告するのか」という質問に対して県は「0円でも申告をしてください」と回答していました。
長野県宿泊税は、来年6月から導入されます。
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西春近北小6年生 竪穴住居づくり
伊那市の西春近北小学校の6年生は、学校近くの畑に竪穴住居を作っています。
2日は、竹の骨組みに、茅を縛りつけていました。
10月ごろから穴を掘り始め、先週に骨組みを作りました。
使われている竹は、近くの竹林で児童たちが切ってきたものです。
竪穴住居の高さはおよそ3.5メートルあります。
児童たちは、社会の授業で縄文や弥生時代の歴史を学び、当時の生活を体験的に学びたいと製作を始めました。
かやは、伊那市西春近で茅葺き屋根の葺き替えや修理を行う、茅葺信州が用意しました。
米山智明代表が小学校OBで保護者でもあることから、協力したということです。
児童たちは、教えてもらいながら、紐で縛り付けていました。
西春近北小学校では「こんなに立派なものができるとは思っていなかったので、取り壊すか存続させるかは今後決めていきたい」としています。
竪穴住居の完成は、来週を予定しています。
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JA上伊那 伊那市に米寄付
JA上伊那はこども食堂などで活用してもらおうと米200kgを11月25日に伊那市に寄付しました。
JA上伊那の西村篝組合長らが市役所を訪れ、白鳥孝市長に目録を手渡しました。
伊那市への米の寄付は今年で5年目です。
西村組合長は「米の相場は高い状況にありますが、有効に使っていただければと思います」と話していました。
白鳥市長は「美味しいお米を生活困窮家庭や子どもたちに届けたいと思います」と感謝していました。
米は市が委託している伊那市社会福祉協議会を通してこども食堂や生活困窮者への支援に活用されるということです。 -
商議所 スタンプラリー抽選会
11月に始まった総額100万円分の商品券が当たる「174夢のデジタルスタンプラリー」の第1回抽選会が2日に伊那市の伊那商工会館で開かれました。
この日は伊那商工会議所の唐木和世会頭が抽選を行いました。
スタンプラリーは11月1日に始まりました。
飲食店など121の参加店舗に置かれたQRコードを読み取ることで応募できます。
3店舗で3,000円、5店舗で5,000円の商品券に応募することができます。
応募期間が11月中の第1回の抽選にはのべ229人からの応募がありました。
スタンプラリーは来年1月31日まで行われていて、各月ごとに抽選が行われます。
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伊那市無形民俗文化財「ざざ虫漁」 解禁
伊那谷の冬の風物詩ざざ虫漁が、1日に解禁となりました。
伊那市山寺の天竜川右岸では、早速漁を行っている人の姿がありました。
1日は、このみち50年ほどのベテラン伊那市中央の中村昭彦さんと7年目の東春近の原雄一さんが、漁を行いました。
ざざ虫は、トビケラやカワゲラ、ヘビトンボなど水生昆虫の幼虫の総称です。
鍬で石を掘り返し、石の裏側についているざざ虫をはがし、四手網と呼ばれる網に流し入れます。
漁を行うには、天竜川漁業協同組合が発行する「四手網許可証」が必要となります。
ピーク時の1990年頃は、70人ほどが漁を行っていたということですが、昨年度は9人でした。
近年、漁獲量もピーク時の3トンから20分の1の150キロほどに減少しています。
市教育委員会では、伝統文化を後世に伝えていこうと、今年度ざざ虫漁を市の無形民俗文化財に指定しました。
1日は、白鳥孝市長など市の関係者も視察に訪れ、漁を体験していました。
1日は、中村さんが作った佃煮も振舞われました。
漁を行った午前8時頃の気温は0度、水温は7度ほどで、中村さんによると水温が4度ほどに下がると脂がのっておいしくなるということです。
ざざ虫漁は、来年2月末まで行われます。