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三峰川堤防 雪文字で春の高校駅伝PR
春の高校伊那駅伝まであと10日あまりです。コース途中の三峰川堤防では大会を盛り上げようと、2月に降った雪を利用したPRが行われています。 伊那市美篶のナイスロード沿いの三峰川堤防です。 雪かきとスコップを使い堤防北側に降り積もった雪をかいているのは、近くに住む矢島信之さんです。 ナイスロード付近から堤防を見てみると「日本一の駅伝」と書かれています。 矢島さんは堤防を使い伊那駅伝を盛り上げていこうと雪文字の制作を去年の大会から行っていて今回が2回目です。 今年は雪が吹き溜まりとなっていて制作には、11日と12日の2日間かかったという事です。 矢島さんは「参加校が国内で一番多い駅伝大会。地域一丸となり、応援していきたい」と話していました。 春の高校伊那駅伝は、23日 日曜日に行われます。 12日の伊那地域は、最高気温が14.6度と今年最高となり4月上旬並みの陽気となりました。
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アンサンブル会 ヒノキ畳寄付
伊那市と下伊那郡松川町で知的障害者の就労支援をしている社会福祉法人アンサンブル会は、ヒノキ畳を5日、伊那市生涯学習センターに寄付しました。 アンサンブル会では、去年9月からヒノキの間伐材を使った畳の製造を松川町の施設で行っています。 今回の寄付は4月からの本格的な販売を前にモニタリング調査の一環で行われたもので、市内では仲仙寺に続き2か所目という事です。 畳が設置された和室は、広さ10畳で、茶道や生け花のサークルが利用しています。 ヒノキの畳は、稲わらの物に比べ、湿気に強く、防虫性に優れていて、カビの発生やダニの繁殖を防ぐ効果があるという事です。 アンサンブル会の竹野勝己さんは「ヒノキ畳は自然素材だけを使用し作っている。4月からはターゲットを絞り販売していきたい」と話していました。
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伊那小森組 アルパカとお別れ会
総合学習の一環で伊那市の伊那小学校の3年森組の児童が飼育していたアルパカとのお別れ会が4日行われました。 児童たちは大粒の涙を流して別れを惜しみました。 森組では2年生の12月から栃木県の牧場から2頭のアルパカを借りて育ててきました。 名前は「タビ」と「いふ」。 児童たちは毎日、エサやりや小屋の掃除など2頭の世話をしてきました。 4月にクラス替えになることから今日でお別れです。 児童たちは1年3か月のタビといふとの思い出を振り返りながら自分達で作詞したオリジナル曲を全員で歌いました。 そして別れの時がやってきます。 子ども達はトラックの姿が見えなくなるまで見送っていました。
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名称「南アルプス戸台口」協議会方向性まとめる
伊那市長谷地域自治区地域協議会が10日開かれ、南アルプス北部地区の登山口の名称を「南アルプス戸台口」とする方針をまとめました。 南アルプス北部地区の登山口は昭和40年代までは長谷村の戸台と呼ばれていたということです。 現在は、仙流荘があるところというあいまいな表現になっていることから、長野県側の登山口として知名度アップを図ろうと検討してきました。 協議会では、各地域の意見を集約し名称を「南アルプス戸台口」にすることを決めました。 委員からは「登山者にとってはなじみがありイメージしやすい」「戸台のつく植物や化石があるので宣伝効果になる」などの意見が出されていました。 協議会では、3月中に白鳥孝市長に名称を報告するということです。
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東日本大震災から3年 復興願う
東日本大震災から3年。 伊那市は11日、地震発生の午後2時46分に防災無線でサイレンを鳴らし早期復興を祈りました。 伊那市の東部中学校ではタカトオコヒガンザクラを通して交流している宮城県の高砂中学校とインターネットのテレビ電話を繋ぎました。 東部中学校の2年生は、高砂中で行われた、復興プロジェクトの集会の様子をリアルタイムで見ました。 東日本大震災が発生した2時46分、生徒たちは黙とうを捧げました。 東部中学校と高砂中学校との交流は震災のあった2011年からタカトオコヒガンザクラの縁で始まりました。 高砂中学校のシンボルだった桜が震災で津波にあい枯れてしまったことを知った東部中が2012年に門外不出のタカトオコヒガンザクラを贈ったものです。 集会では、仙台市が製作したDVDを見たり高砂中学校の卒業生たちが当時の様子を話しました。 最後に東部中学校の2学年運営委員長の恒川遼太君がメッセージを送りました。 高砂中学校の山田大地君は「これからも復興の先へと向かっていきます」と話していました。
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伊那北高校15期会 同窓会に20万円寄付
昭和38年に伊那北高校を卒業した15期会は4日、同窓会に20万円を寄付しました。 この日は、15期会の馬場秀則さん、田中洋さん、飯島隆人さんの3人が同窓会館を訪れ、北原明同窓会長に20万円を手渡しました。 15期会は、昭和38年に伊那北高校を卒業し、今年で50年を迎えました。 今回の寄付は、卒業50周年を記念して会員から会費を募り行ったということです。 15期会は、卒業30周年の時には絵画を寄贈しています。 今回の寄付金は、同窓会活動で活用されるということです。
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公立高校後期選抜試験 実施
公立高校後期選抜試験が11日、県内の高校で一斉に行われました。 県内ではおよそ1万2,600人が受験に臨みました。 上伊那では、全日制の7校と多部単位制の箕輪進修高校の合わせて8校で試験が行われました。 このうち、伊那市の伊那北高校では、塾の講師などに励まされながら受験生が会場に向かっていました。 伊那北高校は、普通科が200人の募集に対し192人が志願していて倍率は0.96倍、 理数科は、4人の募集に対し15人が志願していて倍率は3.75倍となっています。 県教育委員会によりますと、試験は予定通り終了したということで、 上伊那の高校でもトラブル等はなかったということです。 合格発表は20日木曜日です。
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キャンドルの火を囲んで震災の活動報告
伊那市通り町のタウンステーション伊那まちでは、キャンドルに火を灯し、復興を願いました。 これは、キャンドルの灯りを見ながら復興に向けた活動の報告を行なおうと、市民の有志が企画しました。 参加者は、並べられたキャンドルを囲んで黙祷を捧げ、それぞれの活動を報告しました。 会場では、写真や手描きのメッセージなど、それぞれの活動内容を展示しています。 この展示は、14日金曜日までタウンステーション伊那まちで開かれています。
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伊那市消防団 方面隊活動4月から
伊那市の白鳥孝市長は伊那市消防団について、機動力をあげ大災害にも対応できる方面隊としての活動を4月から実施するとの考えを示しました。 これは10日市役所で開かれた伊那市議会一般質問で示したものです。 方面隊は市内の竜西を西部方面隊、竜東を中部方面隊、高遠長谷を東部方面隊とするものです。 方面隊を編成するにあたり、現状の分団と1,156人の定数に変更はないということです。 区長会、地域協議会で方面隊形式について説明し了承されているということで市では4月からの実施に向け規則の改正に入っています。 これまで開かれていた、ポンプ操法大会は従来通りの形で行われるということです。
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アートスクール作品展
伊那市高遠町の信州高遠美術館は3月31日まで、「アートスクール作品展」を開いています。 アートスクールは高遠美術館が美術館や芸術に親しんでもらおうと、年間10回ほど開かれているもので、風景画や染色、陶芸などを学んでいます。 会場には生徒およそ20人の絵画や染色、陶器の作品50点が並んでいます。 絵画は地元洋画家の竹内徹さんなどが講師をつとめていて、水彩画やデッサン、アクリル画などさまざまな画法で描かれています。 陶芸は伝統の「高遠焼き」を継承する浦野真吾さんが指導していて、湯のみや皿などが並んでいます。 アートスクール作品展は今日から3月31日(月)まで、信州高遠美術館で開かれています。
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常円寺で針供養
折れたり曲がったりして使えなくなった針を供養する針供養が8日、伊那市の常円寺で行われました。 この日は、上伊那和裁連盟と日本和裁士会上伊那地区が針供養を行いました。 この辺りでは、2月8日が一般的とされていますが、寒い時期を避けようと月遅れで行っています。 およそ50年前は150人ほど集まったということですが、現在では40人ほどで、針も100本ほどに減っています。 福澤幸子会長は「温かみのある手縫いの文化を後世に伝えていきたい」とあいさつしました。 針は、後日境内にある針塚に納められるということです。
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特殊詐欺防止 ジャパンネット銀行に感謝状
伊那警察署はギャンブル必勝法の情報提供を装った特殊詐欺の被害を未然に防いだとしてジャパンネット銀行に2月26日感謝状を贈りました。 この日はジャパンネット銀行の中川明彦モニタリングセンターグループ長が伊那警察署を訪れ青木辰夫署長から感謝状が贈られました。 三井住友銀行グループのジャパンネット銀行は日本初のインターネット銀行として2000年に開業しました。 日頃からインターネットやIT業界の危険性を認識し、不審なお金の動きが無いかモニタリングを行っていて、不正利用の可能性のある口座については独自の判断で利用停止などの対策をしているという事です。 今回の表彰は、去年の11月に、伊那警察署が認知したギャンブル必勝法をかたる、特詐欺に利用されていた口座について独自に利用停止の手続きを行いました。 これにより、犯人が現金を引き出す事が出来ず、被害を未然に防いだものです。 伊那警察署によりますと、管内でのインターネット銀行による詐欺防止は初めてのケースだという事です。 中川さんは「特殊詐欺は日々変化している。時代にあわせた対策を取っていきたい」と話していました。 伊那警察署では、もうけ話にのらず、電話や郵便による現金の請求には、一人で判断せず相談するよう注意を呼びかけています。
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平成25年度第3回エコリーダー協議会
二酸化炭素削減に取り組む伊那市は、今年度4月から12月までにおよそ8,200トンの削減を達成していますが、今年度の削減目標としている19,000トンを達成できない可能性があります。 これは、24日伊那市役所で開かれた第3回伊那市地球温暖化対策地域エコリーダー協議会で報告されたものです。 今年度4月から12月までのCO2排出量は、254,000トンで、エネルギー調査を始めた平成21年度に比べておよそ3.1%削減されているということです。 伊那市は、平成24年度から30年度までの7年間にトータルで9万8,000トン、平成21年度に比べて6%のCO2削減を目指していて、今年度は19,000トンを目標にしています。 しかし、ガソリンや重油の使用量が増えたことにより、今年度の19,000トンの削減目標を達成できない可能性があります。 協議会では今後の取り組みとして、省エネ節電や暖房対策の広報活動を引き続き行うほか、 積極的にエコドライブを実施している事業者や一般のドライバーに「エコドライブ宣言車」ステッカーを配布し、啓発活動を実施する予定です。
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第3回菊の湯利用者でつくる「いい湯だな会」と行政の懇談会
去年12月で営業を終了した伊那市の銭湯「菊の湯」の利用者でつくる「いい湯だな会」と行政の懇談会が25日、伊那市のタウンステーションいなまちで開かれました。 この日は、市役所の職員と菊の湯の利用者10人が、銭湯の廃業に伴い今年1月から運行を開始している西箕輪のみはらしの湯までの送迎バスについて話し合いました。 無料送迎バスは、伊那市荒井のセントラルパークの駐車場から乗降し、みはらしの湯まで行くことができます。 バスの運行は、伊那市観光株式会社が行っていて、来年3月末まで実施することになっています。 伊那市によりますと、1月の運行開始から今月19日まで、のべ671人、1日平均30人が利用しているということです。 利用者からは「菊の湯を一緒に利用していた人達とまた会える機会ができて嬉しい」といった意見や、 「来年3月以降も運行を続ければ、定着して利用する人が増えるかもしれない」といった要望が出されました。 職員は「中心市街地が乗降場所になっているので、利用者が増えれば活性化にもつながる。お年寄りが出かける機会にもなるので、意見を尊重していきたい」と話しました。 いい湯だな会では、行政と懇談会を定期的に行い、市街地への入浴施設の設置を呼びかけていくということです。
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長桂寺で親子で座禅
伊那市の長桂寺で9日の朝、親子座禅会が開かれました。 座禅会は、精神統一の場を提供し、青少年健全育成につなげようと、伊那ライオンズクラブが毎年この時期に開いています。 9日は、伊那市スポーツ少年団やガールスカウトの子どもたちとその保護者などが参加しました。 参加した子どもたちは本堂で足を組み、背筋を伸ばして静かに約40分間座禅に取り組んでいました。
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南ア体験イベント 食べる!知る!
今年9月に伊那市で開かれる日本ジオパーク全国大会を前に親子で楽しめるプレイベントが9日、伊那市の創造館で行われました。 これは、南アルプスジオパークなどについて感心をもってもらおうと南アルプスジオパーク協議会などが開いたものです。 創造館には親子で楽しめる様々な体験イベントが行われました。 伊那市長谷で見つかったアンモナイトの化石で型を取るストラップ作りや大量の貝殻の中から特定の種類を探す貝探しなどが行われました。 このうち、石灰岩を使ったハンコ作りでは、参加者たちが絵や名前などを書いてオリジナルのハンコを製作していました。 また、鹿肉を使ったシカケバブ作り体験も行われました。 ミンチ状にして塩コショウなど数種類の調味料で味付けをした鹿肉をまるめて焼きます。 焼きあがるとトマトチリソースとヨーグルトソースをかけて完成です。 9日は、およそ100人が訪れ体験イベントを通して、南アルプスについて理解を深めました。 南アルプスジオパーク協議会では、「子どもたちが楽しめるイベントを今後も計画したい」と話していました。
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脱原発訴え100人がデモ行進
東日本大震災からまもなく3年が経ちます。 伊那市の中心市街地で脱原発を呼びかけるデモ行進が9日に行われました。 脱原発のデモは「さよなら原発上伊那の会」が開いたもので約100人が参加しました。 会では、福島第一原子力発電所の事故以降、定期的にデモ行進を行ない一年前からは金曜日に集会を開いています。 参加した人達は、「政府や東電により原発事故の怖さの真実が伝わっていない」「被災地の事を忘れずアピールし続ける事が必要」などと訴えていました。 いなっせ北側多目的広場を出発した一行は、国道153号からJR伊那北駅を経由し市街地を戻る約5キロを歩きました。 原発なくせ、さよなら原発ななどと書かれたプラカードを掲げながら脱原発をアピールしました。 山本会長は、「避難し続けている人たちの事を忘れず、脱原発の世論を高めていきたい」と話していました。
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【3.11の今】 大好きなふるさと気仙沼に笑顔を
「伊那でたくさんの人とつながり、色々な事を成しとげ、思いをつなげていると感じた」 宮城県気仙沼市出身の野溝清美さん。 清美さんは仙台市にある短大を卒業後、信州大学農学部に編入し卒業しました。 卒業後は伊那に残り大学の事務員として働いています。 2007年に幸雄さんと結婚。2010年に息子の桧(かい)君が生まれ、平凡で幸せな日々をおくっていました。 桧君の成長の節目となった日。それが2011年3月11日でした。 「初めて歩いた日。仕事が終わったら実家の気仙沼に連絡しようと思っていた。すごく嬉しい日でした」 しかし、両親に報告する事はできませんでした。連絡が取れたのは、震災から1週間後だったからです。 「涙を流しながらテレビを見ていた。不安や恐怖で手が震えた。実家に連絡がとれるまでの1週間は、津波の夢ばかり見ていました」 気仙沼を襲った地震と津波。今年1月現在の気仙沼市の被害状況は、死者1041人、行方不明者236人、震災の関連死と認定されたのは107人です。 故郷を離れて暮らす気仙沼出身者の若者を中心に復興を応援し共に立ち上がろうと始まったプロジェクト「Re:us.気仙沼(りあすけせんぬま)」 清美さんも小学校の同級生に誘われ迷うことなく参加しました。 復興イベントや子供向けの英語の教室の開催、気仙沼のオリジナルのフォトブック作りなど様々な活動を行ってきました。 活動に参加する事で故郷を見直すきっかけになったと清美さんは話します。 「何ができるか不安でしたが、参加することで心の整理になりました。そして、気仙沼に帰ってくるたびに、なんていい街だと改めて気づかされました」 清美さんは、伊那でも報告会に参加し支援の呼び掛けや、市内の店舗の協力のもと、友人と一緒にキャンドルを作り、震災1周年の2012年3月11日に気仙沼で開かれたイベントに届けました。 清美さんを一番近くで見守ってきた幸雄さんは、この3年間を次のように振り返ります。 「考えてしまうとずっと考えこんでしまう。やると決めたら突っ走る所もあるが、仲間もいるのでうまくまとまり、ほどよくなっている」 故郷、気仙沼から470キロ離れた伊那の地で、清美さんの祈りは今日もつづきます。 「気仙沼を訪れた人がまた来たいと思ってもらえ、そんな人が増えていけばいいと思う」 気仙沼、好きですかと尋ねると、清美さんは笑顔で「大好き」
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【3.11の今】被災地にバラを アルプスバラ会
バラを使ったまちづくりが行われるなど伊那地域ではメジャーな存在になりつつあるバラ。 このバラで被災地の人たちを励まそうと苗木を育て活動するグループがあります。 南信地域のバラ愛好者でつくるアルプスバラ会です。 会では、震災があった2011年の4月から3年計画でバラの苗木を育てていて、今年の4月に宮城県の名取市にある農業高校に贈ります。 宮城県農業高校は入試業務のため部活動や農業実習を行う生徒のみが登校していました。 大津波が押し寄せ生徒や教員は屋上へと避難し、その時学校にいた199人全員が無事でした。現在は仮設校舎で生活しています。 被災地へ贈るバラは、伊那市西春近で育てられています。 代表を務める春日千定さん。 「被災地の人から心を癒せるものがない」と聞いた春日さんが提案しました。 3年前から会員25人で取り組みを始め、幼苗の植え付けや草取りなどを行ってきました。 育てているバラの苗木はおよそ50本。人気の高い「アンネのバラ」を贈ります。 2月の大雪でバラが植えてある畑は、一面雪に覆われていました。 来月23日に宮城県農業高校を訪れるアルプスバラ会のメンバーが2月22日に集まり、役割などを話し合いました。 会では他に、こちらで開いた苗木即売会の収益金を仮設住宅にお見舞として持っていく計画です。 6月には、たくさんのバラが被災地に咲きます。 春日さんは「宮城の高校生のみなさんがバラが見事に咲いて喜ぶ姿を思っている」と話していました。
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伊那小6年正組 伊那まち案内ラストツアー
総合学習の一環で伊那市の中心商店街の活性化に取り組んできた伊那小学校の6年正組の児童は、活動のまとめとして、伊那まちを案内するラストツアーを8日行いました。 ツアーでは、「満ぷくコース」や「お得なサービスコース」など、7つの班に別れ、それぞれ4店舗を紹介しました。 伊那小6年正組は、4年生の時から中心商店街の活性化に取り組んでいます。 6年になってからは毎月案内ツアーを行っていて、今回で最後となります。 児童は、おすすめの商品や店の歴史などを紹介していました。 タウンステーション伊那まちには、児童による店の紹介コーナーが設けられ、あすまで飾られます。 ツアーには保護者など25人が参加し、町歩きを楽しんでいました。
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県公衆衛生専門学校で卒業式
長野県公衆衛生専門学校で7日卒業式が行われ、3年間の課程を学んだ15人が学びやを後にしました。 15人は、晴れ着に身を包み、在校生や保護者が見守る中、入場しました。 味沢孝校長からひとりひとりに卒業証書と専門士称号が手渡されました。 7日卒業した15人は、全員が県内の歯科診療所に就職が決まっているということです。 在校生を代表し、坂間由希子さんは、「先輩たちは、見本であり目標だった。出会えたことを誇りに思う」と送別の言葉を送りました。 卒業生を代表して小木曽春乃さんは、「3年間一緒に過ごした仲間と別れるのは寂しいが、これからも支えあい、患者に必要とされ信頼される歯科衛生士になりたい」とあいさつしました。
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東春近田原・西箕輪上戸 地名調査結果を報告
古い地名の調査を進めている伊那市東春近の田原グループと西箕輪の上戸グループは、今年度の調査結果をまとめ、6日報告しました。 この日は、伊那市役所で調査報告会が行われ、各グループから今年度の調査結果が報告さました。 東春近田原は、全区民を対象に行ったアンケートや高齢者から話を聞くなどして調査を進めてきました。 田原では、子どもを出産した時の胎盤や動物を埋葬した所に石を置いたのが由来とされる「石仏(いしぼとけ)」など21か所の古い地名についてまとめました。 西箕輪上戸は、今年度9回の会合を開き話し合いを重ねました。 上戸では、西箕輪羽広の仲仙寺の鐘を作ったのが由来とされる「鐘鋳場(かねえば)」など90か所を超える地名が見つかりました。 古い地名調査は、伊那市が進めているもので、「昔から人々の生活と根付いてきた地名にみんなが興味を持って後世に伝えていこう」という目的で今年度から始まりました。 来年度への課題として、昔のことが分かる人を開拓することや、資料を保管していくことが挙げられました。 今年度は先行して東春近地区と西箕輪地区の17グループで調査を行ってきましたが、来年度は4地区32グループに拡大し調査を進めていくということです。
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中アビジネスフェアで企業説明会
伊那職業安定協会は、中央アルプスビジネスフェアにあわせた企業説明会を7日伊那市民体育館で開きました。 中央アルプスビジネスフェアと同時開催は初めてです。 フェア開催中の伊那勤労者福祉センター体育館に並ぶ伊那市民体育館で開かれました。 38社が参加し人事担当者らが来年春卒業予定の大学生や短大生らに会社の概要や製品の説明をしていました。 企業説明会には、大学生や短大生を中心に97人が訪れました。 ビジネスフェア会場に設けられた特設コーナーでは、10社が参加し、自社のPRをしていました。 実行委員会のまとめによりますと、6日と7日の2日間行われたビジネスフェアには、去年を300人ほど上回り過去最高となる2,221人が来場したということです。
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ワンコインガイド事前勉強会
天下第一の桜の名所として知られる伊那市高遠町の高遠城址公園で、花見客に公園内のガイドを行う 「ワンコインガイド」の事前勉強会が7日、高遠城址公園で開かれました。 この日、勉強会に参加したのはボランティアで花見客を案内する「い~なガイドの会」のメンバー17人です。 およそ30分かけて、公園内の見所や歴史を紹介するもので、去年の4月から始まりました。 料金は1グループワンコインの500円となっていてガイドが1人つきます。 この日は、公園内の碑や桜の状態などについて意見や感想を言い合いました。 い~なガイドの会では、今年の春は急いでいる人や桜以外の観光も楽しみたいという人へのガイドの仕方も考えているということです。 ワンコインガイドは、去年75件の利用があり、今年は100件以上を目指しているということです。
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伊那小学校6年礼組 「御子柴艶三郎」卒業公演
農業用水の掘削に命をかけた地域の偉人、御子柴艶三郎の功績を、演劇を通して伝えてきた伊那小学校6年礼組の児童は、3年間の集大成となる卒業公演を1日、伊那文化会館で行いました。 神子柴艶三郎の功績を多くの人に伝えようと、4年生の時から自分たちで台本をつくり、地域の公民館などで公演を行ってきました。 この日は、その集大成となる卒業公演が行われ、会場は満席となりました。 命をかけて井戸を掘り起こす事を神に誓った艶三郎が、水神となるため自害するシーンになると、観客も息を飲んで見守りました。 礼組では、卒業までに艶三郎について自分たちでまとめたパンフレットを市内の公民館や図書館に配布するということです。
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クラフト作家 柴和彦さん木の渓流魚展
箕輪町のクラフト作家、柴和彦さんによる木の渓流魚展が、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、流木などで作った、アマゴやニジマス、カジカなど、200点が展示されています。 渓流釣りが趣味の柴さんは、大好きな魚を作品にしようと、5年ほど前から制作を始めました。 毎年個展を開いていて、今年はモモンガやアマゴを狙うカワセミなど、魚以外のものにも挑戦しました。 柴和彦さんの「木の渓流魚展」は、10日(月)まで伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
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【3.11の今】 循環バイオガス 今、フクシマで
伊那市西箕輪で酪農を営む小野寺さん一家。 早朝からの搾乳を終え、ほっとひといきのお昼ごはんです。 小野寺瓔子さん66歳。 ご主人の哲也さん、長男夫婦と一緒に酪農を営んでいます。 お昼前の午前11時、今日は長男の奥さん歩さんが調理当番です。 ハヤシライスの具材を炒め、煮込みます。 きれいな青色に燃えるこのガスには、小野寺さんの脱原発の思いが込められています。 午前7時、瓔子さんの一日がはじまります。 自宅から近くの畜舎へ。搾乳です。 搾乳を終えると牛の糞を集めて水と一緒に投入口にいれています。 これがさきほどのガスを生みます。 投入口から入れられた牛の糞は、醗酵時にメタンガスを出します。 そのガスが自宅と牛舎で使われています。 自宅では、調理用に、牛舎では、搾乳の時に使われる器具やパイプラインの洗浄に使われます。 さらに発酵を終え排出されるものは、液肥として田畑や牧草地に帰っていきます。 液肥は、まったくにおいはなく、肥料としても優れていることが数値的にも証明されています。 牛がその牧草をエサとして食べるので、循環のサイクルが出来上がっているのです。 農業がしたくて農業関係の大学に進んだ瓔子さん。 活性汚泥について学び、企業入社後も活性汚泥の研究を続けました。 昭和51年、哲也さんと結婚し三宅島で念願の農業を始めました。 昭和56年、伊那市西箕輪へ。現在50頭の乳牛を飼育しています。 瓔子さんはチェルノリブイリ原発事故に不安を覚え原発反対を訴えました。 そして、自然エネルギーに着目したのです。 「反原発運動の無力感。自ら自然エネギーに挑戦することで発信したい」 プラントを作ったのは18年前。 もともと活性汚泥について学んでいた瓔子さん。 信州大学農学部の学生たちの協力で完成させました。 小野寺さんの家では、電気やプロパンガス、薪、そしてバイオガスを生活していくためのエネルギーとして活用しています。 調理でのバイオガスの占める割合は、7割を超えるといいいます。 このバイオガスの技術は、今福島で産声を上げようとしています。 伊那と福島の違いは、放射性物質の有無です。 フクシマでは、ウクライナで確立された技術を使い放射能を除去します。福島県郡山市にある会津地鶏の共同作業所では、以前は鶏糞を販売していましたが、今行き場所を失っています。 18年間、伊那で動き続けたバイオガスのシステムが今、フクシマで。
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伊那市景観計画住民説明会 始まる
伊那市は来月からの景観計画の実施を前に計画の説明を4日からスタートさせました。説明会は、24日まで市内9か所で開かれる予定です。 4日は手良公民館で説明会が開かれ、市の担当者が集まった人たちに2月に策定した景観計画の概要について話をしました。 土地利用については、「市街地」や「田園」、「山地と森林」、「山岳と自然公園」の4つの区域に分け、建物の配置や高さ、色彩などについて基準を設けています。 市の担当者は「ログハウスで使われる塗料のうち基準から外れる物がある」、「太陽光発電システムも届け出の対象になる」と話していました。 一定規模の住宅や駐車場などの新築や改築を行う場合は、4月1日から、市内全域で事前の届け出が必要となります。 伊那市では、住民の代表者などで組織する景観協議会を来年度の早い時期に立ち上げ、計画の推進や提言を行っていくとしています。
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新山小できのこの菌打ちを体験
伊那市の新山小学校の児童が2月26日、キノコの菌打ちを体験しました。 今年の秋には収穫ができるものもあるということです。 この日は、新山小学校の児童が、地元住民でつくる「新山山野草の会」の協力で、シイタケやナメコ、クリタケの菌打ちを体験しました。 「新山山野草の会」が、子供たちに地域の人との関わり合いの中で、地元の文化にふれてもらおうと企画したものです。 用意されたのは、ナラの木とクルミの木およそ30本です。 最初に上級生が菌を打ちつけるための穴をドリルであけていました。 下級生は穴に合わせて長さ1センチほどのキノコの菌を、金槌や木槌で打ちつけていました。 菌を打ちこんだ木からは、ナメコが一番早く成長するということで、今年の秋には収穫できるそうです。 とれたキノコは、給食などで味わう計画です。
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第8回南信地区会員展 9日まで
長野県水墨画協会が主催する第8回南信地区会員展が6日から、伊那市の伊那文化会館で開かれます。 会場には南信支部の会員の作品104点が展示されています。 審査の結果、伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、箕輪町の有賀妙子さんが優秀賞、箕輪町の日野源七さんが奨励賞を受賞しました。 作品展は、6日から9日まで伊那文化会館で開かれます。