-
東農大生 漆戸醸造で酒造り学ぶ
東京農業大学醸造科学科の学生が、伊那市西町の酒蔵・漆戸醸造で、泊り込みで酒造りを学んでいます。
今年は、醸造科学科の3年生2人が、漆戸醸造でインターンシップ体験をしています。
13日は、もろみの水分や温度などを均一化させるための櫂入れや、現在、酒がどのような状態かをチェックするなどの作業を行っていました。
漆戸醸造の社長漆戸正彦さんが、東京農業大学の卒業生であることが縁で、受け入れを始めて10年になります。
全国で50ほどの醸造会社が学生を受け入れていて、上下伊那では、漆戸醸造のみが受け入れているということです。
受け入れは、21日までの12日間で、学生達は、蒸した米とこうじを合わせる作業から、酒を搾る作業まで、酒造りに関るほぼ全ての工程を泊り込みで学びます。
学生達が仕込んだ南箕輪村産のひとごこちという酒米を使った純米酒は、年明けから楽しめそうだということです。 -
上伊那医師会付属准看護学院の実習室完成
上伊那医師会付属准看護学院実習室の竣工式が12日伊那市狐島の上伊那医師会館で行われました。
実習室は鉄骨平屋建てで、延べ床面積は189平方メートル、総事業費は約5千600万円で、全額を国の補助金である地域医療再生基金で賄いました。
実習室にはベッド10床を入れることになっていて、1学年の定員40人が一度に実習できます。
竣工式には23人が参加しました。
実習室の増築は、上伊那地域医療再生計画に基づき看護師不足の解消のため行われたものです。
上伊那医師会の北原敏久会長は、「引き続き上伊那の看護職員不足への対応を考えていきたい」と話していました。
実習室は、12日から使用されました。 -
赤穂浪士が交通安全呼びかけ
11日から年末の交通安全運動がはじまりました。
伊那市役所前のナイスロードでは、山寺義士踊り保存会のメンバーが赤穂浪士の姿で道行くドラーバーに交通安全を呼びかけました。
11日は、山寺義士踊り保存会のメンバーや伊那交通安全協会など、およそ60人が参加しました。
交通安全運動は飲酒の機会が増えたり、路面が凍結して事故が起きやすいこの時期に毎年行われています。
運動の重点は高齢者の事故防止、飲酒運転の根絶などとなっています。
参加者たちは、ドライバーに「安全運転でお願いします。」などと呼びかけながら啓発チラシを配っていました。
伊那警察署管内の今年1月から12月10日までの交通死亡事故件数は5件で6人が亡くなっています。
年末の交通安全運動は12月31日まで行われます。 -
桜の冬支度本格化
11日の伊那地域の最低気温はマイナス8.7度とこの冬一番の寒さとなりました。
伊那市の高遠城址公園では来年の観桜期に向け桜の冬支度が本格化しています。
11日は、桜守の稲辺謙次郎さんら3人が高所作業車を使って作業を行っていました。
冬支度は、毎年11月中旬からはじまり公園内にある桜およそ1500本の手入れを行います。
作業は雪の重みで枝が折れないよう枯れた枝を払い、切り口には殺菌防腐剤が塗られていました。
この他にも枝を支える支柱の取り替えや木を叩いて中に空洞がないかチェックしていました。
稲辺さんはこの時期に桜の手入れをすることが大切と話していました。
高所作業車を使った作業は今月20日まで行われることになっています。
年明けからは市内各地の桜の木を見て回るということです。 -
南ア仙丈ヶ岳で遭難 1人見つかる
南アルプスの仙丈ケ岳で遭難した静岡県の兄弟2人の捜索が今朝から行われ、11日の午後0時25分に男性1人が心肺停止状態で見つかりました。
伊那警察署の発表によりますと遭難したのは静岡県浜松市の井上務さん53歳と井上和弘さん47歳です。
2人は7日から9日までの予定で仙丈ケ岳に登山に出かけたまま連絡がとれなくなり10日、家族が警察に届け出ました。
11日の朝、警察や南アルプス遭難防止対策協会のメンバーなど20人が捜索に向かい、午後0時25分頃、仙丈ケ岳へ通じる登山道で男性1人を発見しました。
男性は心肺停止の状態だということです。
現場は悪天候のため天候の回復を待って12日の朝から捜索を再開する予定です。 -
飯田線利活用について協議
JR飯田線の駅無人化への対応などについて考えるJR飯田線伊那市利活用検討協議会の初会合が10日、伊那市役所で開かれました。
協議会は学校関係者や商工団体、商店街関係者など25人で構成されています。
10日はJR東海の方針により来年4月から伊那北駅や沢渡駅などが無人化となることについてその対応を協議しました。
委員からは「飯田線は学生の利用者が多く防犯上心配。定期券の購入も不便になる。」
「利用者が減少については観光シーズンに合わせた臨時列車の運行など利用促進対策をとってもらいたい。」
「電車の遅れが常態化するのではないか。」といった声があがっていました。
協議会では駅の無人化対策のほか、駅の利活用、踏切問題、安全対策など、テーマ別に意見を集約するとしています。
駅無人化への対応については、関係自治体がそれぞれ、意見をまとめることになっていて、上伊那と下伊那地域が連携し要望しているJR東海との交渉の場にあげていきたいとしています。 -
高齢者福祉施設で伊那・高遠消防署が合同訓練
伊那消防署と高遠消防署は、高齢者福祉施設での火災を想定し、伊那市長谷の特別養護老人ホームサンハート美和で合同訓練を10日行いました。
訓練はサンハート美和の4階から火災が発生したという想定で行われました。
訓練には消防署の署員とサンハート美和の職員50人ほどが参加しました。
合同訓練は、伊那消防署と高遠消防署が災害時に的確に連携できるよう3年前から行われているもので、高齢者福祉施設で行われるのは初めてです。
署員らは、4階のベランダから利用者に見立てた人形をはしご車を使って救助していました。
煙が充満した建物の中に人が取り残されているとの想定で、署員が退路確保のためのロープと空気呼吸器を付けて捜索を行っていました。
伊那署と高遠署では、今後も合同訓練を行い、連携を強化していきたいとしています。 -
衆院選投票者数中間報告
長野県選挙管理委員会は、5日から9日までの中間投票者数を発表しました。
発表によりますと長野5区では、3日現在の有権者数は28万8947人で、昨日までに期日前投票を済ませた人は前回選挙の同じ時期と比べて2,739人少ない6,521人で、有権者数に対する割合は2.26%となっています。
伊那市は有権者数56,411人のうち、前回選挙の同じ時期と比べ266人少ない1,873人が投票し、割合は3.32%となっています。
箕輪町は有権者数20,085人のうち、前回選挙の同じ時期と比べ309人少ない329人が投票し割合は1.64%となっています。
南箕輪村は有権者数11,412人のうち前回選挙の同じ時期と比べ56人少ない294人が投票し、割合は2.58%となっています。
5区はほとんどの市町村で前回選挙の同じ時期より少なくなっていて、出足が鈍い状況です。
期日前投票は、15日まで行われています。 -
5人のパパが絵本んお読み聞かせ
伊那市の男性5人でつくるパパ,S絵本プロジェクト伊那によるイベントが9日、南箕輪村の村民センターで開かれました。
パパ,S絵本プロジェクト伊那は、医師、小学校教諭、幼稚園の先生、市の職員、本屋とそれぞれ別の仕事をしている5人組グループで、休みの日に読み聞かせを行っています。
2004年に結成し、現在は県内外で活動しています。
9日は、サンタクロースとトナカイに扮したメンバーが絵本10冊を読んだ他、歌を歌いました。
訪れた母親は「ユーモアがあってお腹の底から笑えた。子どもも集中して聞いていたので来てよかった」と話していました。
会場には、親子連れおよそ100人が訪れ、休日のひと時を楽しんでいました。 -
保育園児が平和教育
12月8日の開戦記念日にあわせ、旧陸軍伊那飛行場の跡地に建っている上の原保育園で7日、年長児を対象にした平和学習会が開かれました。
講師は、近くに住む伊那飛行場研究の第一人者久保田誼さんです。
上の原保育園では、伊那飛行場跡地に建設されていることもあり、子どもの時から戦争を考えるきっかけにしてもらおうと、昨年度から年長園児を対象にしたこの平和学習会を開いています。
久保田さんは、小さな子ども用に親しみやすい画面構成で話をしました。
「戦争の時には、ここに飛行機の練習場があったんだよ」と久保田さんが話すと、子どもたちからは「え縲怐vといった驚きの声があがっていました。
学習会は、1時間近くありましたが、子どもたちは、集中力を切らさず話に耳を傾けていました。
板山ひとし園長は、「難しい話だが、やるのとやらないとでは全く違う。こんな場所にも戦争の跡が残っていることを少しでも知ってもらいたい」と話していました。
上の原保育園では、保育士を対象に伊那飛行場の学習会も開いていて、板山園長は、これからもずっと続けて平和の大切さを子どもたちと一緒に学んでいきたいとしています。 -
手良歌会が歌集「山あぢさゐ」を出版
伊那市手良の短歌の愛好家で作る手良歌会の歌集「山あぢさゐ」が出版されました。
8日は手良憩いの家で歌会が開かれ、手良歌会の会員など16人が参加しました。
公民館教室、手良歌会は5年に一度歌集を出版していて、今回で4回目の発行です。
歌集には、講師の宮脇瑞穂さんによる短歌「初夏の通り雨に手良の里 山あぢさゐは色を増したり」のほか、会員の作品などおよそ400首が掲載されています。
手良歌会代表の向山文昭さんは、「歌を続けていくことで、それぞれの生活の変化を残していくことが大事」と話していました。
歌集は180部出版され、希望者に1,000円で販売されます。 -
荒井区住民がしめ縄作りを楽しむ会
伊那市の荒井区公民館によるしめ縄作りを楽しむ会が8日いなっせの荒井区事務所で開かれました。
8日は荒井区の住民などおよそ40人が参加しました。
しめ縄作りを楽しむ会は、手作りのしめ縄で新年を迎えてもらおうと荒井区公民館が毎年開いているものです。
参加者は、家族で協力するなどしてしめ縄をつくっていました。
形が出来上がると、押し切りという道具を使って藁の長さを切り揃えました。
押し切りは農家で家畜のえさとなる藁を細かく切るのに使われる道具です。
切り口がまっすぐになるため、はさみを使うよりもきれいに揃えられるということです。
ある参加者は、「しめ縄を買うのは簡単だが、伝統を受け継いでいくのは大切だと思った。上手に作れるようになるまで毎年通いたい」と話していました。 -
読書感想文 小中学生18人を表彰
上伊那の小中学生を対象にした読書感想文のコンクール、ニシザワ文芸コンクールの表彰式が8日、伊那市の創造館で行われました。
この日は受賞した18人の小中学生に、(株)ニシザワの荒木康雄社長から賞状が手渡されました。
最優秀賞には、小学生低学年の部に箕輪東小2年の福澤怜久くん、高学年の部に赤穂小6年の林和花さん、中学生の部に東部中1年の古畑花音さんが選ばれました。
コンクールは、伊那市で本屋として創業した(株)ニシザワが、地域の小中学生に本から様々なことを学んでもらいたいと毎年開いているもので、今年で9回目になります。
今年は上伊那郡内の小中学校27校から、過去最高の1430点の応募がありました。
荒木社長は「本をたくさん読んで、いろんなことを学び、文章にすることで自分の気づきを持ってもらいたい」と話していました。 -
伊那小2年森組にアルパカがやってきた
児童が自発的に課題学習に取り組む総合的学習の時間。
伊那市の伊那小学校では、いくつかのクラスが動物を飼っています。
そんな伊那小学校に、珍しい動物が仲間入りしました。
茶色いモコモコの毛、ツンと立った耳、この動物は・・・アルパカです。
アルパカは、南アメリカ大陸原産でラクダ科の動物です。
4日は、栃木県内の牧場から2頭のアルパカが伊那小学校に来ました。
名前は「タビ」と「いふ」です。
アルパカを飼うことになったのは、2年森組。
森組では、総合的学習の時間にこれまでサワガニなど小さな生き物を飼っていましたが、もっと大きな動物を飼ってみたいという思いから、全員で話し合いアルパカを飼うことになりました。
4日は、タビといふの入学式が行われました。
森組では、飼育環境や与える餌などを事前に学んでいて「餌の量を同じにする」「ビニールを食べさせないように気を付ける」など、児童全員で12の約束を誓いました。
本多俊夫校長は「命を預かることは難しいこと。1人ひとりが真剣に取り組んで下さい」と話し、タビといふの入学を許可しました。
小学校でのアルパカの飼育は、全国で3例目ということです。 -
係長級昇任試験の概要示す
伊那市が初めて実施する係長級への昇任試験の概略が7日市議会に示されました。
市議会一般質問で、議員の質問に市側が答えました。
伊那市が初めて行う係長級への昇任試験は、職員のやる気や質的な向上、組織の活性化を目的に導入されるもので、来年度からの人事異動に反映されます。
示された概要によりますと、主査を5年以上経験していること、25年以上務めていること、50歳以上であることのいずれかの要件を満たしていることが条件で、対象者は、200人いるということです。
試験は、筆記中心の一次試験が1月下旬、面接中心の2次試験が2月上旬のスケジュールです。
これまでは、管理職や理事者が経験年数などで昇任を決めていました。
白鳥孝市長は、「研鑽の結果を人事に反映させることで、適材適所の人材配置をさらに進めることができる」と答弁しました。
伊那市によりますと、県内19市の中では、一部の市でこうした昇任試験制度を取り入れているということで、今後は、課長補佐級への昇任にも採用したい考えです。 -
二十四節気~大雪~ 伊那リ銀世界
7日は二十四節気の1つ大雪です。
標高千メートルにある伊那市の伊那スキーリゾートのゲレンデには、人工雪が積もり銀世界が広がっています。
二十四節気の1つ大雪は、雪が激しく降り始める頃とされています。
伊那スキーリゾートでは、昨夜から今朝にかけ今季初めての雪まきが行われました。
雪まきは、毎年気温がマイナス2度以下になるのを待って行われます。
昨夜は、マイナス5度まで冷え込んだということで、関係者は良質な雪ができたと胸をなでおろしていました。
伊那スキーリゾートの昨シーズンの利用者数は、前のシーズンより2割多い4万5,700人でした。
今シーズンは、タイヤチューブのコースや、スノーボードのアトラクションが新設されます。
オープンは22日を予定していて、初日には豚汁やケーキが振舞われるということです。 -
ふるさとCM大賞NAGANO 西箕輪中知事賞
長野朝日放送が主催するCMコンテスト「ふるさとCM大賞NAGANO」で、西箕輪中学校が制作した伊那市のCMが2位にあたる知事賞に選ばれました。
西箕輪中学校のCMは、総合学習でCM制作コースを選んだ3年生12人が制作しました。
今年5月から取り掛かり、およそ4か月かけてつくりました。
コンテストは、市町村が地元の魅力をPRするもので、伊那市の作品として応募した西箕輪中の作品は、見事知事賞を受賞しました。
CMのタイトルは「ウマウマ動画」馬刺しの魅力をPRするものです。
構成から撮影までを全て生徒が行いました。
今年の、コンテストには県内から91作品の応募がありました。
伊那市のCMが知事賞に選ばれたのは今回が初めてということです。
西箕輪中生徒が制作したCMは、長野朝日放送で来年50回放送されることになっています。 -
企業などを対象に障害者雇用促進セミナー
障害者の雇用を推進しようと、上伊那地方事務所は、6日、企業などを対象にしたセミナーを開きました。
セミナーには、上伊那の企業や市町村など40団体が出席しました。
県は今年4月、上伊那地方事務所を含む県内4か所に「障害者職域拡大アドバイザー」を設置し雇用の促進を行っていて、セミナーもその一環で初めて開かれました。
この日は、南箕輪村田畑で和菓子を製造している(株)ダンヅカが、障害者雇用の事例を発表しました。
従業員22人のダンヅカは、2人の障害者を雇用しています。
ダンヅカ専務の有賀英之さんは「短所の裏返しは長所になる。障害者の性格をしっかり理解しているので問題なくやっていける」と話していした。
伊那養護学校を卒業しダンヅカに就職して14年になる守屋章さんは、「自分の稼いだお金で買った自転車で通勤できていることがうれしいが、車の免許を持っていないので、雨の日や冬の間は通勤が大変」と話していました。
今年6月1日現在、労働者の総数に占める障害者の割合を示す障害者雇用率は、長野県が1.83%、上伊那は1.62%となっています。 -
障害者福祉施設で製作した製品の販売会
9日までの障害者週間に合わせ、上伊那地域の障害者福祉施設で製作した製品の販売会が伊那市の伊那合同庁舎で開かれています。
3日は伊那市の障害者社会就労センターゆめわーくなどが、織物や食べ物を販売しました。
販売会は、障害者福祉施設の製品を多くの人に知ってもらい、工賃アップにつなげようと伊那保健福祉事務所が行っているもので、今年で6回目です。
販売会は年々定着し、平成19年の1回目の売り上げはおよそ5万円でしたが、5回目となった去年はおよそ11万円と2倍以上になりました。
伊那保健福祉事務所では、「工賃は伸びてきているところもあるが、小規模な施設ではいまだ厳しい状況。障害者が当たり前に暮らせるような社会づくりに理解をしてほしい」と話していました。
販売会は、7日まで伊那市の伊那合同庁舎で開かれていて、上伊那にある10の施設が日替わりで販売します。 -
子どもの体に触れて育てるワークショップ
伊那市のNPO法人山の遊び舎はらぺこによる第5回子育てを考える集いが1日西春近のくぬぎの杜ホールでひらかれました。
ワークショップには、50組ほどの親子が参加しました。
野外保育所を運営するNPO法人山の遊び舎はらぺこは、毎年子育てに関する講演会やワークショップを開いていて、今年で5回目です。
ワークショップでは、東京都在住の整体師山上亮さんが、子どもの体に触れて育てる子育て法について指導しました。
子どもが甲高い声で騒いでいるときは、目や神経の緊張が原因の時があるとして、「頭の上の部分に手を当てると緊張が緩む」など、触れ方を指導していました。
ある参加者は、「触れることで子どもとのコミュニケーションができよかった。家でも実践したい」と話していました。 -
白鳥市長「TPP参加は反対」
伊那市の白鳥孝市長は、環太平洋パートナーシップ協定・TPPについて、参加に反対との自身の考えを明らかにしました。
これは、6日開かれた伊那市議会12月定例会の一般質問で、議員の質問に答えたものです。
白鳥市長は、「衆院選の争点ともなっているが、充分な議論がされていないのが問題。慎重に検討、議論し、国民の合意を得る事が必要」とした上で、「個人的にはTPPへの参加は反対。国益に反するところが多い」との考えを明らかにしました。
白鳥市長は、「農業出荷額が1/4になるとの試算も出ている。工業にはメリットがあるともいわれているが、資本力の弱い地方の中小企業では淘汰が進むのではないか。医療分野でも、市場原理が医療に持ちこまれると崩壊につながるとの声もある。地方がどうなるかを第一にTPPを考えなければならない」と述べました。 -
伊那市農家民泊説明会
伊那市は、地域振興・観光振興を図ろうと、修学旅行で訪れる子ども達を農家で受け入れる農家民泊を推進していきます。
6日は、市役所で、農家民泊の説明会が開かれ、30人ほどが出席しました。
近年では、修学旅行で農業体験・農家への宿泊ができる農家民泊が人気となっています。
伊那市でも、地域の農業や自然を活かした観光振興・地域振興につなげようと、今回初めて、説明会を開きました。
伊那市の農家民泊は「安心・安全・ほんもの体験」をキャッチフレーズに、都会の子どもたちに農家の生活や農作業を体験してもらいます。
取り組みの特徴は、全ての受け入れ農家に一定の基準をクリアした簡易宿所として登録してもらうことです。
また、行政が窓口となったスムーズな受け入れ体制を目指すとしています。
伊那市では、学校単位で受け入れる場合は、20から30程度の農家の参加が必要だとして、多くに参加を呼びかけていきたいとしていて、平成26年度からの受け入れ開始を目指します。 -
第17回書晋展
伊那市在住の書家による作品展、第17回書晋展が、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、書晋会の会員15人の作品、90点が展示されています。
伊那市に住む書家でつくる書晋会は、書道を通して地域の芸術文化の振興をはかろうと活動していて毎年この時期に作品展を開いています。
会場には、漢字、かな、てん刻など多彩な書が並んでいます。
こちらの作品は、漢字一文字を作品にする「一字書」と呼ばれるもので、「輝」の文字が、縦横、およそ3mの和紙に書かれています。
書晋会会長の泉石心さんは、「いろいろな流派の書を一度に見られる作品展。バラエティーに富んだ作品を楽しんでもらいたい」と話していました。
第17回書晋展は、9日(日)まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
北園高校保護者とそば打ちで交流
東京の北園高校の保護者らが2日、伊那市西春近を訪れ、そば打ち体験をしました。
北園高校は、伊那市西春近自治協議会と森林の里親促進事業の協定を結んでいます。
協定では北園高校の生徒が西春近の区有林などを整備することになっています。
そば打ち体験は生徒が活動している西春近について保護者など関係者に知ってもらおうと企画されました。
2日はおよそ30人が参加し、地元の住民に教わりながら、そばを打っていました。
森林の里親促進事業の協定は去年5月に結ばれ、今年春には、生徒およそ300人が桜の木を植える活動を行っています。
訪れた保護者は、「自然豊かな伊那市で活動できることは、学生にとって貴重な体験。
地元の人たちもあたたかく、いい所だと思った。」と話していました。 -
伊那フィル第25回定演
伊那フィルハーモニー交響楽団の第25回定期演奏会が、2日、伊那文化会館で開かれました。
演奏会には、伊那谷を中心とするメンバー50人と、エキストラ30人の、合わせて80人が出演しました。
チャイコフスキーのバレエ組曲「くるみ割り人形」と、 ショスタコーヴィチの交響曲第5番「革命」の2曲を演奏しました。
再来年春に、伊那フィルは、バレエ教室と共演する予定で、それに向けて、今回初めてバレエ組曲に挑戦しました。
団員は、今年6月から、月に3回程度の練習を重ねてきたということです。
演奏会には、およそ900人が訪れ、演奏に耳を傾けていました。
この演奏会の模様は、12月30日からご覧のチャンネルで放送します。 -
伊那市内 橋梁800点検補修へ
伊那市の白鳥孝市長は、中央道の笹子トンネルの事故を受け、市内にあるおよそ800の橋梁の点検と補修を行いたい考えを示しました。
これは、5日、市役所で開かれた、伊那市議会12月定例会一般質問の中で、議員の質問に答えたものです。
白鳥市長は、2日に起きた中央自動車道の笹子トンネルの事故を例に挙げ「道路が寸断されると、経済、物流、観光に打撃を与える。
伊那谷は天竜川もあり、地域を結ぶのに橋は重要な役割を果たしている」とし、「市内にある800の橋梁について、優先順位を決め検査、補修を行っていきたい」と話していました。
また、点検や補修について、「伊那市だけで行うのではなく、自治体の枠を超え、大きな枠組みで行う必要がある」と答えていました。
伊那市では来年度、橋梁の長寿命化修繕計画の策定を行う事にしています。 -
「伊那町めぐりの歌」体験ツアー
大正時代に作られた「伊那町めぐりの歌」の歌詞に出てくる場所を訪ねる体験ツアーが5日行われました。
ツアーはCDの発売にあわせ伊那まちの再生やるじゃん会が行ったものです。
総合学習で中心商店街の活性化に取り組んでいる伊那小学校5年正組の児童が参加しました。
伊那町めぐりの歌は、伊那小を出発し市内をめぐり歩く内容です。
ツアーでは通り町や伊那部宿、春日神社など歌詞に出てくる場所を歩きました。
やるじゃん会は、児童によるガイドなども考えていきたいとしています。 -
鈴木福君の像お披露目
伊那市の子ども大使に任命されている子役タレント、鈴木福君の等身大の像が伊那市のタウンステーションにお目見えしました。
4日は、福君の像のお披露目式が行われ白鳥孝伊那市長や伊那市に住む福君の曽祖母、近くの伊那保育園の園児などが参加しました。
9月から10月に東京都で著名人の等身大の像をベンチに座らせるイベントがあり終了後に福君から伊那市に寄贈されました。
ベンチは上伊那林産協同組合が地元産のスギなどを使って製作しました。
白鳥市長は「通り町の活性化に一役かってくれる」と期待していました。
園児たちは福君の像に触ったり記念撮影をしたりしていました。
福君の像は来年1月までタウンステーション伊那まちで展示されることになっています。
それ以降は、図書館など市内の公共施設に置かれることになっています。 -
らっこルームクリスマス会
伊那市の伊那公民館の子育て教室、らっこルームのクリスマス会が3日行われました。
クリスマス会には10組の親子が参加し、サンタクロースからプレゼントをもらいました。
らっこルームは交流の場として0歳から3歳までの子どもとその親を対象に伊那公民館が開いている子育て教室です。
3日は日影の伊那福音教会の牧師らが訪れ、ハンドベルの演奏や合唱を披露しました。 -
伊那交通安全緑十字会 高齢者家庭訪問アドバイザー委嘱
伊那交通安全緑十字会の総会が29日、伊那警察署で開かれ、役員43人が高齢者家庭訪問アドバイザーに委嘱されました。
総会では、伊那警察署の山本貞雄副署長から代表者3人に委嘱状が手渡されました。
高齢者家庭訪問アドバイザーは、高齢者宅を訪問し夜光反射材の着用や安全運転を呼び掛けます。
伊那交通安全緑十字会は、交通安全意識の高揚などを目的に平成元年に設立しました。
傘下団体として、平成8年から箕輪町交通安全緑十字会が活動していて、今年9月と10月には伊那市と南箕輪村の交通安全緑十字会も発足しています。
総会では、役員の専任が行われ、会長に箕輪町の平澤久志さんが選ばれました。
平澤さんは「地域の交通安全のためにできることを1つひとつやっていきたい」と挨拶しました。