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伊那市のコンビニで強盗
現金6万円奪う31日午前5時38分ころ、伊那市中央のコンビニエンスストアで強盗事件があり、犯人が現金約6万円を奪って逃げた。店員に、けがはなかった。
伊那警察署によると、事件があったのは伊那市中央の竜東線沿いにあるサークルK伊那中央第1店。
午前5時38分ころ、アルバイト店員の男性が一人で店番をしていたところ、店に入ってきた男が包丁のような物を出して「金を出せ」と脅し、レジにあった現金約6万円を奪った。
男は白い軽トラックで逃げたという。
店員にけがはなく、事件当時、店内に客はいなかった。
男は年齢が40歳から60歳くらい、身長は160センチから170センチの中肉。灰色の上着に黒色のズボン、白いマスクを着けていたという。
伊那署では、強盗事件とみて調べを進めている。
伊那署管内の今年の強盗事件は、今回で5件目。 -
新山小学校で地域公開参観日
本年度から小規模特認校に指定された、伊那市の新山小学校で31日、地域に授業が公開されました。
新山小は、本年度から少人数制の特色ある学習環境を活かし、市内全域から入学、または転学することのできる小規模特認校に指定されている。
この日は見学会と位置づけ、祖父母参観に合わせて地域公開参観が行われ、学区外から3組、学区内から1組の親子が見学した。
現在新山小は全校児童36人で、今年入学した児童の中には学区外から通う児童もいる。
見学に訪れた親子は子ども達と一緒に授業に参加するなど、小規模校ならではの教育を体感していた。
岩崎勝幸校長は「学校に関心を持ってくれている人が少しでもいてくれてうれしい。実際に見学してもらったことで学校の良さをわかってもらえたと思う」と話していた。
新山小では、今後も地域公開参観日を設けるなど、市内の多くの人に学校の良さをPRしていきたいとしている。 -
北海道犬による野生動物の追払い
来年度から本格化北海道犬による野生動物の追払い事業を進める伊那市は、来年度から委託農家を中心とした野生動物の追払いを本格化させる。
伊那市高遠町三義で31日、今年最後となる北海道犬の合同訓練が行われ、伊那市から委託を受けた「追払い実施者の会」のメンバー7人が参加した。
伊那市では、増加する野生動物による被害を防ごうと、平成19年から北海道犬による野生動物の追払い事業を進めている。
1年目は事業の第1段階として専門家によるリーダー犬の養成を行い、2年目となる今年は第2段階として市内各地域の協力農家に犬を貸し付け、養成と追払いを実施してきた。
これまでに、西春近のリンゴ園でサルの群れを追い払い、その後サルが現れなくなるなどの実績が報告されている。
来年度以降は第3段階として、地域ごと複数頭のチームを編成し、要望のあった地域の追払い体制を強化する。
伊那市では、各地域から協力者を募り、今後生まれる北海道犬の子どもを配置していきたい竏窒ニしている。 -
南信マレットゴルフ大会
マレットゴルフ愛好者らが競う第49回南信マレットゴルフ大会が28日、伊那市のマレットパークはびろで開かれた。
上伊那を中心に南信地区の約150人が集まり、日頃の成果を競った。
大会は、飯田地区、諏訪地区、上伊那地区の3会場で行われている。
参加者は3、4人のグループに分かれ、コース内の36ホールを回った。
急な坂道の上にゴールがあるコースでは、何度も球が帰ってきてしまい、悪戦苦闘する参加者の姿も見られた。
大会の結果、伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、男子の部で伊那市の松下豊美さんが優勝、同じく伊那市の飯沢彰男さんが2位に入賞したほか、女子の部では、伊那市の向山元子さんが2位に入賞した。 -
越冬女王蜂の準備
羽化したクロスズメバチの女王蜂に卵を蓄えさせて冬を越し、来年の蜂追いにつなげようという越冬作業が始まった。
伊那市西箕輪大萱の作業小屋では、伊那市地蜂愛好会のメンバーが29日から、女王蜂の越冬作業を始めた。
小屋の中には、会長の小木曽大吉さんが設置した蜂の巣がいくつも置かれている。
この巣箱では、24日頃から女王蜂の羽化が始まっている。
一回り大きな女王蜂とオス蜂を効率よく交尾させ女王蜂に卵を蓄えさせ、冬を越し、来春会員たちに配る。
ハチ追いを楽しみながら、ハチ資源の増殖にも力を入れている愛好会は、こうして人工的に越冬させた女王蜂を山に放す活動を続けている。
この日から始まったのは、より効率よく交尾させるための作業で、朝のうちにまだ動きの悪い蜂たちを、オス蜂だけを通す網の中に入れて交尾の確率をさらに上げるという。
体の小さなオス蜂は、網をすり抜けてしまうため、最終的に巣作りの基となる女王蜂だけが残るというしくみだ。
オスは、羽化して1カ月ほどで死んでしまうが、女王蜂は、マイナス2度から3度に保った冷蔵庫で一冬を越させて来年春に会員に配る。
会員は、自分の好きな場所に女王蜂を放し、すがれ追いを楽しむ。
この作業は、11月半ば頃まで続くという。 -
伊那小6年夏組が伊那市に要望
伊那小学校の6年夏組の子どもたちが30日、小坂樫男伊那市長に、伊那北駅前周辺の活性化について提案した。
30日は夏組の児童32人が市役所を訪れ、伊那北駅前にある広場の活性化のため、自分たちで考えてきた案を提案した。
提案内容は、●駅周辺には時計がないため、日時計を設置してほしい、●今の池は深くて汚いので、子どもたちが親しめるよう浅くしてほしい●ベンチや日よけを設置してほしいなどといったもの。
夏組は4年生の時から、伊那北駅前周辺の清掃活動を続けていて、地元の山寺地区の人たちと、駅周辺の活性化にも取り組んできた。
その中で、伊那北駅にもっと多くの人が来てもらうためには、何が必要かを考え、今回直接小坂市長に提案することにした。
小坂市長は、「すべての要望を取り入れることはできないが、地元の人と話し合いながら、できることはやっていきたい」と話していた。 -
伊那愛石会水石展
天竜川水系の自然石を集めた伊那愛石会の第49回水石展が31日、11/1の2日間、伊那市の坂下公会堂で開かれる。
38個は、山や湖、などを連想させる山水景石とよばれるものや模様が現れている紋様石、色彩が美しい色彩石。人や動物、仏像などの姿をした形象石とよばれているものが17個展示されている。
伊那愛石会では、生活の中に自然の力を取り入れ、情景を連想させる高尚で優雅な趣味だと話している。
50周年となる来年は、これまでの受賞作を一堂に展示する計画もある。伊那愛石会の水石展は、31日、11/1の2日間、伊那市の坂下公会堂で開かれる。 -
高尾町菊づくりの会展示会
伊那市山寺の高尾町菊づくりの会の展示が29日、きたっせで始まった。
当日朝、会員が6月ごろから育ててきた菊を会場に運び込んだ。
高尾町菊づくりの会は、高尾町の住民18人で活動していて、きたっせで展示を開いて4年目。
展示会は11月1日まで。 -
高遠町地域協 地域課題の改善要望
伊那市高遠町地域協議会は28日、小坂樫男伊那市長に、地域が抱える課題について改善に取り組むよう要望した。
協議会の北原公雄会長ら3人が伊那市役所を訪れた。
協議会では旧高遠町時代から住民が協議していた「高遠町すみよい地域づくり計画書」について、どこまで計画が進んでいるか審議してきた。
その結果、過疎化対策や道路整備などが遅れているとして、今回市長に要望することにした。
内容は過疎集落支援や地域公共交通対策の充実、また有害鳥獣対策、商店街活性化策などを挙げている。
北原会長は、「地域の要望について来年度予算に反映させてもらい地域活性化と発展につなげていきたい」としている。 -
信州DC 観光名所を視察
長野県とJRがタイアップして全国から観光客を誘客する「信州デスティネーションキャンペーン」に向け、観光名所の視察が29日、伊那市高遠町で行われた。
JRグループや全国の旅行代理店の関係者18人が参加した。
視察旅行は県などが企画したもので、旅行代理店などに名所を紹介して旅行プランの参考にしてもらい、信州を訪れてもらうねらいがある。
視察は1泊2日で、上下伊那の名所を巡る。
このうち高遠町の進徳館では、伊那市の職員が、江戸時代から残るかやぶき屋根の建物で、学問所として使われていたことなどを説明した。
ある旅行代理店の営業担当者は、「個人向けプランに高遠城址公園周辺と温泉をからめたプランを提案したい」と話していた。
信州デスティネーションキャンペーンは、現在プレキャンペーン期間中で、本番は来年秋を予定している。 -
高遠高校と長野大学が協定締結
伊那市の高遠高校と、上田市の長野大学が、相互交流と教育内容の充実を図るための高大交流に関する協定を締結した。
伊那市役所で29日、調印式が行われた。
式では、高遠高校の丸山富永校長と、長野大学の嶋田力夫学長が、調印書を取り交わした。
高遠高校は福祉コースがあることなどから、平成19年に長野大学社会福祉学部と協定を締結した。
この協定により、高遠高校では、生徒の学習環境が向上したほか、教師も指導技術を磨くことができたという。
また、社会福祉学部への指定校推薦枠を利用して、ほぼ毎年、生徒が長野大学に進学している。
さらに交流を深めようと今回、高遠高校が申し入れ、学部だけでなく大学全体と協定を締結することになった。
調印式の中で、長野大学の嶋田力夫学長は「県内の高校生の8割以上が、県外の大学に進学してしまう。地域を担う人材育成を進めるためにも、ユニークな高校作りをしている高遠高校との連携は意義深い」とあいさつした。
また、高遠高校の丸山富永校長は、「優秀でたくましい人材育成にむけ、ともに手を携えて進むことができることをうれしく思う」とあいさつした。
今回の協定締結で、これまで指定校推薦枠は社会福祉学部に2人だったのを、長野大学にある3つの学部全てに3人ずつと定員が拡大されたほか、長野大学の大学祭に高校生を招待するなど、さまざまな交流を行なう予定。 -
伊那市行政改革審議会
伊那市の行政運営を第三者の目で評価する、伊那市行政改革審議会が29日、市役所で開かれた。
伊那市行政改革審議会は、市議会議員や有識者、各種団体の代表など13人で組織されている。
市ではこれまで、市の職員が行政評価を行っていたが、客観性や透明性の高い評価を行うため、本年度から外部の審議会が評価することになった。
審議会では市が実施している12事業の評価を検討し、この日は、そのまとめが行われた。
12事業のうち5つは現状維持、そのほかは、事業内容や事業主体を見直すべきとの意見が出された。
そのうち、「米の道・権兵衛峠を歩こう」については、地域の歴史文化を知ってもらう良い機会で事業は継続するべきだが、事業主体を民間へ移管していくべき竏窒ニの意見が出された。
また、長谷農産物加工施設については、コスト削減などに努力し、独立採算制とし、民間経営で行っていくべき竏窒ニしている
審議会では、「本当に必要な事業を縮小してしまう可能性もある」など外部が評価を行う難しさについて指摘する声も多く出されたが、初年度としては、活発な意見交換が行われ、概ね相応しい評価を出せたのではないか竏窒ニしている。
審議会は、この日まとめられた伊那市の事業評価について、11月中旬までには小坂樫男市長に報告したいとしている。 -
新型インフル 学級閉鎖
伊那市の小中学校では、新型インフルエンザへの感染とみられる児童などが規定数を超えたため、学級閉鎖の措置がとられている。
学級閉鎖になっているのは、東部中学校の1年生8クラス中2クラス。生徒74人中9人が感染した疑い。
伊那東小学校は、1年生4クラス中2クラス。児童63人中9人が感染した疑い。 -
伊那千秋会菊花大展示会
菊愛好家でつくる伊那千秋会の菊花大展示会が28日、南箕輪村の大芝高原屋内運動場で始まった。会場には会員20人が丹精込めた作品約600点が並んでいる。
展示会は、個々に菊作りをしている会員の作品発表の場として毎年開かれているもので、今年節目となる50回目を迎えた。
今年は悪天候だった割に出来がよく、秋に晴天が続いたことで菊に良い色が出たという。
会では今年から定期的に盆栽教室も開いていて、会場には見ごたえのある作品が並んでいた。
小林芳雄副会長は、「見ごろを迎えた菊が並んでいる。大芝の温泉に入った後に寄って行ってください」と来場を呼びかけていた。
伊那千秋会の菊花大展示会は11月3日まで。 -
上伊那広域計画策定委員会
計画素案を審議上伊那広域連合の広域計画の素案について調査審議する第1回広域計画策定委員会が28日、いなっせで開かれた。
広域計画策定委員会は、上伊那地域の一体的な振興、発展を目指す広域連合の計画について、調査審議する。
第1回のこの日は小坂樫男広域連合長から委員11人に委嘱状が手渡された。
また委員長には信州大学農学部の唐澤豊学部長が選ばれ、小坂連合長から計画について審議するよう諮問を受けた。
広域計画は平成12年度に第1次計画が策定され、5年ごとの見直しを行い、今回は第3次計画となる。
今回の計画は平成22年度から26年度までの広域行政の指針となるもので、ごみ処理や医療に関するものなど17分野に分かれている。
またこれまで広域計画に合わせて策定してきた、理想的な地域の将来像をまとめた上伊那地域ふるさと市町村圏計画については、国の方針により廃止となり、今後は策定しないとしている。
ただこれまでの、ふるさと市町村圏計画にある基本的な広域連携や基金の運用、ソフト事業などについては、継続するとしている。
今回の広域計画のうち医療問題では、効率的な運営とさらなる住民サービス向上のため、広域的共同処理が求められるものについて、必要に応じて調査研究組織を設けて研究するとしている。
また、ごみ処理では、既存の施設については維持管理など地元と連携をとりながら信頼関係を維持するほか、新ごみ中間処理施設については、早期に事業に着手できるよう取り組むとしている。
委員会は3回開かれることになっていて、12月末に答申する予定。 -
仙丈小屋から荷下げ
南アルプスにある仙丈小屋の冬の間の営業休止を前に28日、ヘリコプターによる荷下げ作業が行われた。
標高2890mにある仙丈小屋から、標高1680mで荷降ろしの作業ができる歌宿までの間をヘリコプターが往復した。
降ろした荷物は水をくみ上げるためのポンプや小屋の外壁修理に使った資材などだった。
今年は梅雨明け後の長雨や、北海道での遭難事故の影響など登山者数の減少が心配されていた。
しかし仙丈小屋の利用者は6月15日の営業開始から27日現在で2996人に上った。
利用者数は昨年が2698人で、年々増加している。
仙丈小屋を経営する伊那市観光株式会社では、「中高年のリピーターが多かったことや小屋の経営努力が利用者増につながった」と話している。
仙丈小屋は10月末まで営業を続け、冬期間は冬山登山者のために、避難小屋として使えるという。 -
美篶地区新ごみ処理施設に関する委員会
アセス合意を見守り今後を検討伊那市美篶地区の新ごみ処理施設に関する委員会が27日夜、開かれ、上伊那広域連合が計画する新しいごみ処理施設について、建設候補地の地元区の動向を見守りながら、美篶地区の今後の対応を検討していくことを決めた。
区長や各種団体の関係者などが集まり、上伊那広域連合から進捗状況について説明を受けた。
広域連合は、現在建設候補地の地元、富県桜井区、北新区に対し、11月末までに環境アセスメントの実施について回答してもらうよう依頼していることを説明した。
参加者からの「地元区ではどのように話し合いが進んでいるか」という質問に対しては、「内部検討の段階。どういう状況か分からない」と答えた。
美篶地区としては、地元区がアセス実施をどう判断するかを見守りつつ今後の対応を検討していきたい竏窒ニしている。
また、現在の建設候補地に施設を建設することに反対していた住民有志の会「美篶ごみ問題連絡会」が、委員会から9月末に脱退した報告もあり、赤羽要委員長は、「脱退してほしくないという思いは伝えたが、一方的な脱退となった。美篶全体の意見をまとめきれなかったのは大変残念なこと」と話した。 -
高校生セーフティーサミット
高校生が犯罪にあわないようにするにはどうすればよいか考える、高校生セーフティーサミットが27日夜、伊那警察署で開かれた。
高校生セーフティーサミットは街頭犯罪抑止強化月間にあわせて、伊那警察署などが開いた。
この日は上伊那の高校生や教員ら約20人が出席し、心配事やメールによる被害、いじめ問題などについて意見を交わした。
高校生からは、「通学路で人家や電灯がなく、帰りが遅くなると怖いところがある」「携帯電話に身に覚えのないお金を振り込むようメールがきた」などの事例が出されていた。
また、いじめについて「問題が表面化しない場合が多いので、クラスや学年単位で問題意識を持ち、解決するべき」との意見が出されていた。
伊那警察署管内で高校生が被害にあう犯罪としては、自転車盗が多く、9月末現在で121件発生している。
サミットでは「防犯意識を高め、いじめや犯罪のない学校生活を送っていく」とするサミット宣言があり、生徒らは、「安心して生活できる地域実現のため、自らも努力する」と誓っていた。 -
江崎孝坪作品展
伊那市高遠町出身の日本画家、江崎孝坪の仕事展が県伊那文化会館で開かれている。
江崎孝坪は1904年に高遠町に生まれ、15歳の時に東京へ上京し、働きながら絵を学んだ。
歴史上の人物を得意としていて、戦後初の日展では特賞を受賞し、歴史小説の挿絵、歌舞伎や映画の美術などの分野でも活躍した。
会場には、日本画をはじめ挿絵原画や写真など100点が飾られ、江崎孝坪の多彩な活動が紹介されている。
また、黒沢明監督の映画「七人の侍」の衣装デザインも手掛け、アカデミー賞の衣装デザイン賞にもノミネートされている。
江崎孝坪の仕事展は11月23日まで。 -
新型インフルで学年・学級閉鎖
伊那市と南箕輪村の小中学校では、新型インフルエンザへの感染とみられる児童などが規定数を超えたため、学年閉鎖などの措置がとられている。
学年閉鎖になっているのは、長谷中学校の2年生で生徒11人中2人が感染した疑い。
学級閉鎖になっているのは、東春近小学校の5年生2クラス中1クラスで生徒30人中3人が感染した疑い。
また、南箕輪村の南箕輪小学校は、3年生4クラス中1クラスで、児童32人中4人が感染した疑い。 -
地元企業を支援「経営革新塾」
伊那商工会議所などが主催する経営改革を目指す地元企業を支援する「経営革新塾」が、21日夜に開講した。
講座は、経営者や、幹部、後継者などを対象に開いているもので、今年で5年目。
今年は、定員を上回る35人が参加を申し込んだ。
21日は、元プロ野球選手で、現在メジャーリーグの解説者としても活躍中の、高橋直樹さんが講演した。
高橋さんは、マリナーズのイチロー選手が、大リーグの球威に対応するために、メジャー1年目にバッティングのスタイルを変えた事などを紹介し、変化に対応することの必要性を話した。
また、高橋さんは、「夢を持っていても、夢を叶えるために何をすればよいかという目的意識を持ち、実際に行動しないと成功しない」と話していた。
この経営革新塾は、月に2回のペースで、11月下旬まで開かれる。
事業を見つめなおすための心構えやノウハウを学ぶほか、個々にあったビジネスプランの作成など実践的な講座を予定している。 -
農村女性ネット 発芽玄米を学ぶ
農村女性ネットワーク伊那が主催する地産地消セミナーが、27日いなっせで開かれ、参加者が発芽玄米について学んだ。
発芽玄米は、玄米を発芽させたもので普通の玄米より食べやすく栄養価が高いのが特徴。
27日は、玄米を発泡スチロールに入れ、ぬるま湯につけて発芽させた発芽玄米と、白米をあわせて米をたき、カレーライスを作った。
農村女性ネットワーク伊那は、女性農業者グループなどでつくる団体で、4年前から、年2回、セミナーを開いている。
27日は、ネットワーク会員や一般など、30人が参加した。
講師は、発芽玄米の第一人者である、信州大学農学部名誉教授の茅原(かやはら)紘(ひろし)さんがつとめ、参加者は発芽玄米の魅力を学び、味わった。
茅原さんによると、発芽玄米は、血圧を下げるほか、肥満解消や、認知症の予防に効果があるという。
農村女性ネットワーク伊那では、こうした活動を通して、食べる事の大切さを子どもや若い世代に伝えていきたいとしている。 -
西春近マレットゴルフ大会
伊那市の西春近公民館が主催するマレットゴルフ大会が27日、沢渡マレットゴルフ場で行われた。
この大会は、来月10日マレットパーク羽広で開かれる大会の予選を兼ねて行われたもので、27日は、西春近のマレット愛好家24人が参加しプレーを楽しんだ。
参加者達は、グールプに分かれ親睦を深めながら18ホールを2度回ってスコアーを競っていた。
大会の結果、男子の優勝は平澤功さん、女子は西澤栄子さん。
男子女子それぞれの上位4人が来月10日に伊那市で開かれる地区対抗の大会に出場する。 -
【カメラリポート】伊那市西町春日町長寿会「折り紙手芸教室」
包装紙や広告の裏紙を規定のサイズに切って折りたたみ、組み合わせて糊付けすれば、ひよこやウサギ、鶴など様々な形を作ることができる。
伊那市西町の春日町長寿会には、この折り紙手芸の教室があり10人ほどが参加している。 -
長野県総合防災訓練
伊那市での開催は24年ぶり3回目となる県総合防災訓練が25日、富士塚スポーツ公園を主会場に行われた。
訓練には、県や伊那市のほか関東管区警察局長野県情報通信局や陸上、自衛隊、民間企業など92団体、3300人が参加して、60種目の訓練が行われた。
地震被害、火災、豪雨被害、テロによる被害が想定され、富士塚スポーツ公園を主会場に訓練が行われた。
走行中の車両が地震により崩落した土砂に埋まり、車の中に人が取り残されているとの想定で行われた埋没車両からの救助訓練では、神奈川県警の広域緊急援助隊「特別救出班」と長野県警が車の中に取り残されたけが人を発見し、救出していた。
会場周辺は、午前8時から午後1時まで緊急車両が行き来し自衛隊のヘリコプターが飛び交うなど、緊迫した雰囲気に包まれていた。 -
新しいごみ中間処理施設建設反対組織 結成
新しいごみ中間処理施設の建設候補地を、伊那市富県の天伯水源付近とする計画に反対する住民組織が25日、結成された。
この日は、約20人が伊那市民会館に集まった。
これまで各地区で反対活動をしてきた団体や個人が連携していこうと、今回新たに焼却場天伯河原建設反対三峰川連合を発足させた。
連合は候補地選定の過程など不透明な点が多いとして、計画の白紙撤回を求めていくとしている。
この日の集会では意見交換が行われた。
建設候補地の地元が11月末日を目途に環境アセスメントの実施に関する回答を求められていることについて、参加者からは「地元だけでなく近隣地域でもアセスの同意を得るべき」といった意見が出された。
連合では近日中に役員の選出を行い、今後会員を募っていくという。 -
地蜂の巣コンテスト
地蜂の巣の重さを競うコンテストが25日、伊那市のみはらしファームで行われた。
コンテストは、地蜂とも呼ばれるクロスズメバチの巣の重さを競うもので、伊那市地蜂愛好会が毎年行っている。
12回目となった今回は、伊那市を中心に諏訪地域などから31人がエントリーした。
地蜂の巣は、自然界から巣を取ってきて、蜂にエサをやって育てる。
今年は蜂の巣自体が少なく、巣を手に入れるのに県外へ探しにいくなど苦労したという。
しかし数が少なかった為、コンテストに出品された巣は、例年よりも平均で1キロほど大きく育っていたという。
審査の結果、下諏訪町の藤森政美さんが、6.03キロで去年に続き2連覇した。
地蜂愛好会会長の小木曽大吉さんは、「巣が少なかったが、例年通りの人数が出品してくれて良かった。
ただ、地蜂の数が少ないので、この地域で取れるようになるのには何年もかかるのではないかと心配している」と話していた。 -
新型インフルエンザ拡大 休校も
伊那市と箕輪町の小中学校などでは、新型インフルエンザへの感染とみられる児童などが規定数を超えたため、休校などの措置がとられている。
休校になっているのは西春近北小学校。新型インフルエンザに感染したとみられる児童数は200人中30人で、休校期間は26日縲・0日。
学年閉鎖になっているのは、東部中学校3年生。生徒302人中42人が感染の疑いがあり、期間は26日縲・9日。
東部中学校の学級閉鎖は2年生7クラス中1クラス。生徒38人中5人が感染の疑いがあり、期間は26日縲・9日。
東春近小学校は1年生が学年閉鎖。児童56人中8人が感染の疑いがあり、期間は26日縲・0日。
学級閉鎖になっているのは、西箕輪中学校の1年生2クラス中1クラス。生徒30人中5人が感染の疑いがあり、期間は24日縲・0日。
伊那北小学校は、1年生3クラス中1クラスと、5年生3クラス中1クラス。2クラスの児童63人中13人が感染の疑いがあり、期間は27日縲・0日。
箕輪町の箕輪中部小学校は、5年生4クラス中2クラス。2クラスの児童64人中10人が感染の疑いがあり、期間は27日縲・1月2日。
休園になっているのは、伊那緑ヶ丘幼稚園。園児45人中8人が感染の疑いがあり、期間は26日縲・0日。
美篶保育園は、園児154人中7人が感染の疑いがあり、期間は26日縲・0日。
伊那東保育園は、園児72人中5人と、職員1人が感染の疑いがあり、期間は26日縲・0日。
学級閉鎖になっているのは、緑ヶ丘敬愛幼稚園の年中2クラス中1クラス。園児13人中2人が感染の疑いがあり、期間は26日縲・0日。
箕輪町の松島保育園は、年中2クラス中1クラス。園児25人中3人が感染の疑いがあり、期間は24日縲・0日。
また、新型インフルエンザによる学級閉鎖が増えている現状に配慮し、28日に予定されていた中部連合音楽会は中止になった。 -
桜の里づくり事業に上伊那林産協同組合寄付
伊那市が取り組んでいる「日本一の桜の里づくり」事業に役立ててほしいと、上伊那林産協同組合が21日、伊那市に寄付金を贈った。
上伊那林産協働組合の白鳥和夫理事長らが市役所を訪れ、小坂樫男市長に寄付金を手渡した。
組合は、木に関わることで社会貢献をしたいと、今回20万円を寄付した。
「日本一の桜の里づくり」事業は、市内の桜の調査や桜の維持管理体制づくりなどを行う。
市では、伊那北駅前のロータリーに、タカトオコヒガンザクラ1本を植樹する計画をしている。
今回の寄付金の一部は、この植樹のために使われ、残りは、さくら基金に積み立てるという。
小坂市長は、「桜の里づくりにご理解いただきありがたい」と感謝していた。 -
伊澤修二記念記念音楽祭
伊那市高遠町出身で、東京芸術大学の初代校長を務めた伊澤修二の功績を称える、伊澤修二記念音楽祭が25日、伊那市内で開かれた。
第二部の伊那文化会館には、およそ600人が集まった。
記念音楽祭は、東京芸大の初代校長の伊澤修二が高遠町出身だったことが縁で始まったもので、今年で23回目を迎えた。
現在交流は音楽祭にとどまらず、学生による市内中高生への吹奏楽指導なども行われている。
音楽祭では、東京芸大の教授で、音楽コンクールの国際大会での優勝経験を持つ、迫昭嘉さんが指揮をしながらピアノを弾くという妙技を見せる場面もあった。
また、音楽祭のために結成された地元合唱団が、学生オーケストラと共演し、会場を訪れた人たちを魅了していた。
演奏を聞いたある人は「伊澤修二先生がきっかけで、地元でこんなに良い演奏が聴けるということはとても素晴らしい事だと思う」と話していた。
25日は、市内の中学校や高校で藝大生による吹奏楽の指導が行われる予定。