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女性の視点で土砂災害考える
女性の視点から砂防、減災について考える講習会が26日、伊那合同庁舎で開かれた。
講習会は土砂災害やそれを防ぐための取り組みなどについて、女性の視点から考えようと、長野県砂防ボランティア協会が開いた。
講習会は2部構成でパネルディスカッションなどが行われ、県職員や砂防工事の設計者、また実際に災害にあった人など合わせて6人がそれぞれの立場から話をした。
このうち伊那市出身で今年4月に伊那建設事務所に入った女性技術者の中山えりさんは、「伊那谷に土砂災害が多いのは地形が急峻で脆弱、また降雨量が多いためだ」と指摘した。
また伊那市西春近に住み、平成18年の豪雨災害を経験した平澤まさ江さんは、「お父さんが川の変化に気付いて避難できた。知らないで寝ていて、住宅まで土石流が来ていたら、今の私はいないと思う。隣近所の付き合いをして情報を知っておくこと、河川の水の量を知っておくことが大事」と話していた。 -
里山の未使用資源の活用を考える
里山に放置され、使われていない間伐材の活用と資源の循環を考える研修会が26日、伊那市手良にある信州大学農学部の演習林で開かれた。
森林整備に関わっている関係者や地区の代表ら約50人が参加し、山林内で間伐した木をチップにすることのできる機械の実演などを見学した。
この研修会は、信州大学農学部の田園環境工学研究会が開いた。
災害に強い山を作るため、里山整備の重要性は見直されていて、現在各地で間伐が行われている。
しかし、伐採した木を山から出すのにはコストがかかるため、ほとんどが放置されているのが現状だ。
その放置された間伐材を資源として捉え、活用してもらおと今回の研修会を開いた。
今回紹介した機械は、山林内に入り、その場で間伐材をチップにするため、運び出しを簡単にすることができるということで、参加者は出来上がったチップを手にとって状態を確かめていた。 -
「アセス実施同意11月厳しい」
小坂市長考え示す伊那市の小坂樫男市長は、16日開かれた記者会見で、新ごみ中間処理施設の建設候補地となっている地元区から11月中に環境影響評価アセスメント実施の同意を得ることは厳しい竏窒ニの認識を示した。
市は建設候補地となっている、伊那市富県天伯水源付近の桜井区と北新区に対し、11月中を目途にアセス実施に対する同意を得たいとしていた。
しかし両区とも、協議は進められているものの、住民の合意までには至らないとして、11月中の同意を得ることは厳しいとの認識を示した。
またアセス実施の同意については12月中に得たいとしている。
また小坂市長は記者会見で建設候補地の隣接区となっている上山田から早期にアセスを実施するよう申し入れがあったことを明らかにした。
小坂市長は「隣接区ということでアセス実施の同意は求めていないが、申し入れがあったことについては非常にありがたい」と話している。
また来春予定されている市長選挙の去就については明言を避けた。 -
緑ヶ丘幼稚園文化祭
伊那市山寺の緑ヶ丘幼稚園の文化祭が22日、開かれた。
緑ヶ丘幼稚園では、毎年恒例の文化祭に合わせて、年少から年長までの作品展を開いている。
今年のテーマは「世界に羽ばたけは・と・の・こ」。
緑ヶ丘幼稚園は、鳩をシンボルとしていて、園児たちが世界に羽ばたくことをテーマとした。
年少児たちは、ドングリや流木などを集めて、飛行機を作った。
年中児は、ピラミッドの形をしたキャンドルカバーや、世界の料理を作った。
年長児は、世界に羽ばたく様子を気球に載せたほか、共同作品で大きな船を作った。
船は運転席を作り、訪れた子ども達が運転を楽しんでいた。
緑ヶ丘幼稚園では、「作品作りを通して、子供達は創意工夫をし、細かな作業では根気を養うことが出来る」と話していた。 -
伊那市商工会優良従業員表彰
伊那市商工会による優良従業員表彰式が、勤労感謝の日の23日、伊那市長谷の仙流荘で行われた。
優良従業員表彰は、事業所に長年勤める人を対象に行われ、本年度は8企業から19人が表彰された。
表彰されたのは、勤続30年以上が3人、10年以上が10人、5年以上6人。
受賞者を代表して、勤続35年で全国商工会連合会会長表彰を受けた仙醸株式会社の廣瀬利一さんは、「長年勤めてこられたのも、会社や同僚、そして常に支えてくれた妻のおかげです」と感謝し、「今後も悔いなく、仕事に励んでいきたい」謝辞を述べた。
伊那市商工会の森本光洋会長は、「不景気な時代でますます大変になりますが、なにより健康に留意して頑張ってほしい」と受賞者を激励した。 -
上伊那広域の焼却場を考える会
住民学習会開催上伊那広域のごみ焼却場を考える会は24日夜、富県ふるさと館で住民学習会を開いた。
考える会は、施設建設の候補地に富県天伯水源地付近が選ばれて以来、候補地は施設の適地でないとの立場で1年半にわたり学習会などを開催してきた。
この日は、各地区の動向や活動を確認し連携することで今後の活動に活かしたい竏窒ニ会が開かれた。
富県地区、高遠町地区の住民からは、個人的には反対でも公然と反対する人は少ないことや、施設の建設は既に決まったことと捉えている住民も多いことなどが報告された。
また、候補地である富県の北新区では、26日に開かれる区の代議員会でアセスの合意について決める動きがあるとして、非常に緊迫した状況だ竏窒ニ報告した。
また同じく候補地の桜井区でも、27日に代議員会が予定されている竏窒ニしている。
考える会では、大気・気象条件を除外したままの用地選定を最も問題点とすること、運動を大きくするために市民に問題点を分かりやすく伝える努力をする必要があることが確認された。 -
オリンピック女子バレーボール金メダリストの池田広美さん
美篶小児童に指導モントリオールオリンピック女子バレーボール金メダリストの池田広美さん、旧姓矢野広美さんが25日、美篶小学校を訪れ、児童を指導した。
これは、文部科学省と日本体育協会が主催するトップアスリート派遣指導事業の一環で行われた。
池田さん、旧姓矢野広美さんは、32年前の1976年、モントリオールオリンピックで日本が金メダルに輝いた際のメンバーで、現在は、岐阜県の日本航空高等学校バレー部の指導者などとして活躍している。
この日は、5年生と6年生それぞれ2クラス、合わせて4クラスが、1時間ずつ指導を受けた。
池田さんは、バレーの基礎となるオーバーパスやサーブなどを教えていた。
また、池田さんが上げたトスを子ども達が次々とスパイクしていた。
美篶小学校では、「トップアスリートから直接スポーツを学んだ経験を活かし、基礎的な体力を高めるとともに、積極的にスポーツに取り組む姿勢を養っていきたい」としている。 -
県地域産業活性化基金説明会
新事業への展開や新商品の開発に取り組む中小企業や農林水産業者などを対象にした助成金の説明会が25日、伊那合同庁舎で行われ、助成金の活用を考える上伊那の中小企業や農林業関係者など50人ほどが参加した。
長野県地域産業活性化基金事業と農商工連携支援基金事業について説明があり、会場には、これまで地域産業活性化基金を活用して開発された製品などが並んでいた。
二つの助成事業には、国や県、県中小企業振興センターの合わせて60億円の基金が活用される。
この日は、平成22年度の申請に向けての説明会が開かれ、これまでの制度との変更点などが説明された。
これまでは、事業の2分の1を上限に助成が行われていたが、環境・健康分野に限り3分の2を上限とする点が変更となっている。
助成金の説明会は県内4会場で行われていて、募集期間は12月中旬から来年2月まで、地域資源を活用しているか、事業化するプロセスが妥当かなどの審査が行われ、来年度の採択事業が選定される。 -
年末ジャンボ宝くじ販売開始
1等・前後賞合わせて3億円の年末ジャンボ宝くじの販売が、24日から始まった。
アピタ伊那店前にある宝くじ売り場では、販売開始とともに次々に人が訪れ、宝くじを購入していた。
今年の年末ジャンボ宝くじは、1等2億円が70本、2等1億円が140本。また、100万円が当たる「元気に2010年賞」が7千本用意されている。
年末ジャンボ宝くじの販売は12月22日までで、抽選は大晦日に行われる。 -
南福地で五平餅・そば打ちの会
伊那市富県の南福地で22日、五平餅・そば打ちを伝える会が開かれ、地域住民70人ほどが参加した。
会では、みんなでそばを打ち、五平餅を焼き、できたての料理を楽しんだ。
これは、地域社協と集落営農実践委員会、たかずやの会の3団体が共催で開いている。
世代を超えた交流をするとともに、子供達に伝統を伝えることを目的としている。
子供達は、自分達で作った五平餅をおいしそうにほうばっていた。 -
伊那バス 伊那本線廃止検討
伊那バスが運行する伊那市西町の伊那バス本社前から辰野町、箕輪町を結ぶ路線、伊那本線が本年度をもって廃止することが24日、南箕輪村地域公共交通会議で明らかになった。
伊那本線の廃止は、乗客数が少なく採算がとれないことが大きな要因になっている。
伊那本線は現在、伊那バス本社から伊那中央病院を経由して、箕輪町のベルシャイン伊北店を結ぶ路線と辰野駅を結ぶ路線が運行されている。
伊那バスによると、最も多く運行している伊那バス本社と箕輪町のベルシャイン伊北店を結ぶ路線で、平均乗客数が1.7人となっていて、伊那本線全体の赤字額は約1700万円に上るという。
伊那バスの藤澤秀敬社長は「独自で運行している生活路線は乗客数が少なく採算がとれない状況。みなさんの足として長年運行してきた路線なので非常に残念」と話している。
路線の廃止には関係市町村の同意が必要になるということで、唐木一直村長は「まだ住民に周知されていない。地域からの声を聞いて村として判断したい」と話していた。
伊那バスでは、伊那市内を走る市内西循環線についても採算がとれないとして廃止を検討していて、今後伊那市で説明会を開く予定。 -
ごみ焼却場 施設見学
伊那市美篶の地区住民は23日、伊那市美原にあるごみ焼却施設「伊那中央清掃センター」を視察した。
地区住民約30人が参加し、施設の規模や稼働状況の説明を聞いたほか、搬入から焼却までの流れを視察した。
美篶地区では、新ごみ中間処理施設に関する委員会を組織し、ごみ処理施設の理解と知識を深めていこうと、これまでに先進地視察などを行ってきた。
質疑応答では、ダイオキシン濃度の測定回数や時期、費用などについて質問が出されていた。
また、一部の参加者からは、事前に新ごみ処理施設に関する質問状を委員会や広域連合に提出したものの、開封されないまま返されたことに対し、対応を批判する場面もあった。
委員長の赤羽要さんは「今後の事については未定。アセス実施段階に進んだら、周辺地区として、広域連合や市に調査内容の要望をしていきたい」と話していた。 -
伊那市と新宿区連携の環境保全事業
本年度実施分が終了伊那市と新宿区が連携して行っている環境保全事業の長谷地区市有林での今年度実施分が終了し24日、現地視察会が行われた。
伊那市と新宿区は二酸化炭素の吸収量増加を目的に、平成20年2月に地球環境保全協定を結んでいる。
この日は、長谷地区市有林で新宿区が委託している長野県林業コンサルタント協会の職員による説明があり、二酸化炭素吸収量調査の報告などがあった。
本年度の事業では、長谷溝口の約30ヘクタールの市有林でカラマツやアカマツなどを間伐したほか、作業道を開設し道幅を広げた。
この事業は5年計画で行われ毎年30ヘクタールで間伐を行う。
間伐することにより増加した二酸化炭素吸収量で、新宿区内の排出量を相殺する。
新宿区では、伊那市の30ヘクタールの間伐で123tの二酸化炭素の吸収量の増を見込んでいる。
新宿区では今後、二酸化炭素を削減した量を認定するCO2認証の取得を目指していて、二酸化炭素削減に向けた取り組みにはづみをつけたい考えだ。 -
60歳ソフト連盟閉会式
伊那市と南箕輪村の愛好者が参加している伊那60歳ソフトボール連盟の表彰式が21日、伊那市内で行われた。
本年度のリーグ戦は、11チームの総当り戦で5月から9月にかけて行われた。
リーグ戦では、9勝1敗で高遠旧友とホワイトエースが勝率で並び、優勝決定戦の結果、1対0で勝利した高遠旧友が初優勝を果たした。
準優勝はホワイトホース、3位は8勝2敗で手良球友だった。
表彰式では、池田勉会長から賞状などがそれぞれのチームの代表者に手渡された。
池田会長は、「来シーズンも仲間とのプレーを楽しみ、60歳ソフトの目的である親睦と健康維持につとめていきたい」とあいさつした。 -
信州伊那井月俳句大会
漂泊の俳人井上井月の業績を偲ぶ俳句大会が22日、伊那市の高遠城址公園内にある高遠閣で開かれた。
この信州伊那井月俳句大会は、江戸時代末期から明治初期にかけて活躍した俳人井上井月を偲ぼうと毎年開かれていて、今年で18回目。
各地から募集したところ、小中学生の部では8210句、一般では1093句が寄せられ、大会では優秀者が表彰された。
小中学生の部では、特選に選ばれた60人が表彰された。
信州井月会会長の春日愚良子さんが講評し、「子どもらしい伸び伸びとした作品がそろった。夢を育てるために、俳句を作ることは大切だと思う」と話していた。
また一般の部では、「コスモスを見ていて何も見ておらず」を詠んだ伊那市の春日敦子さんが、大賞に選ばれている。 -
山中一正絵画展
伊那市在住のイラストレーター山中一正さんの作品展が、伊那市のはら美術で開かれている。
山中さんは、伊那市西春近出身の画家で、多摩美術大学を卒業後、フリーイラストレーターとして伊那市内で活動している。
会場には、原画や風景画など50点余りが展示されている。
風景画は、写真と見間違えるような細密な絵が並ぶが、大きな月が浮かんでいるなど、遊び心が加わった作品もある。
イラストは、山中さんが手がけた雑誌や小説の表紙などの原画などが並んでいる。
会場には、イラストが掲載された雑誌などもあり、原画と見比べることも出来る。
また、山中さんが今年3月に出版した「サガシニイコカ」という本も並んでいる。
会場には、本の元となった作品も多く並べられている。
山中一正絵画展は24日まで。 -
野沢菜まつり
野沢菜の収穫イベントが21日、伊那市のみはらしファームの畑で行われた。
毎年恒例の野沢菜まつりで、訪れた人たちが野沢菜や羽広かぶを収穫した。
野菜は、みはらしファームの羽広菜生産加工組合が育てた。
今年の出来は、野沢菜は平年並み、羽広かぶはいい出来という。
野沢菜は1キロ50円、羽広かぶは1キロ100円で販売されている。
訪れた人は、「いい野沢菜が収穫できたので、さっそく漬けたいと思います」と話していた。
野沢菜まつりは22日も開かれる。 -
山寺公民館文化祭
伊那市山寺のきたっせで21日から、文化祭が始まった
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会場には地域の人たちが制作した絵画や民芸品、小学生の書道など約100点が並んでいる。
今回は地元出身で江戸時代の俳人、中村伯先ゆかりの品が並んだ。
中村伯先は医者を務める傍ら、儒学の教育者としても活躍した人で、俳句も嗜み、その評価は高かったという。
また伊那市西町の伯先桜の名前の由来にもなっている。
コーナーには、伯先直筆の書や出版物などが並んでいる。
山寺公民館の向山修館長は「これだけ伯先の作品が並ぶことはない。区民の人たちの作品と合わせて是非見てもらいたい」と来場を呼びかけている。
山寺公民館文化祭は22日までで、時間は午前9時から午後2時。 -
トルコギキョウ生産
いなアグリバレーが功労者表彰トルコギキョウのオリジナル品種の開発を行っている農事組合法人いなアグリバレーはこのほど、長野県の園芸特産業での功労者表彰を受賞した。
いなアグリバレーは、上伊那地域に適した苗の開発と育成を目的に平成11年に発足した。
現在組合員は約100人で、年間約250万本のトルコギキョウを生産している。
今回、地域に合った市場性の高いオリジナル品種を30種類以上開発、育成したこと、また安定的に質の高い苗を供給できる体制を確立したことが評価された。
21日、JA上伊那のシニアあぐりスクールのメンバーがいなアグリバレー組合員の伊東茂男さんのハウスを視察し、伊東さんから説明を受けていた。
アグリバレーの開発したトルコギキョウは涼しい上伊那の気候を活かしたもので、上伊那地域の3分の2以上の生産農家に普及している。 -
青空教室 みそづくり
子ども達が野菜づくりや料理などを体験する、伊那市美篶の「青空教室」で21日、味噌づくりが行われた。
地区の子どもやその保護者約20人が参加した。
教室は7年前、学校週5日制になったことをきっかけに始まったもので、美篶公民館、美篶青少年育成会、JAが共同で開いている。
この日は、地元でとれた大豆を使い味噌づくりが行われた。
2時間ほど煮詰めた大豆をすりつぶす機械に入れ、子ども達がハンドルをまわしてすりつぶした。
大豆をつぶし終わると、塩と麹を混ぜて、味噌を玉にしてバケツに投げ、空気を抜いていた。
参加した子どもは「すりつぶす作業は疲れたけれど、とても楽しかった。またやりたい」と話していた。
この日作った味噌は、来年の7月まで寝かせて完成となる。
教室では完成した味噌を使った料理教室も計画している。 -
遊具塗り替えボランティア
上伊那の広告、塗装業者の有志が21日、伊那市内の保育園で、古くなり錆びてしまった遊具などの塗り替え作業をボランティアで行った。
伊那市の西春近南保育園で砂場の屋根や遊具の塗り替え作業を行ったのは、広告業者や塗装業者でつくる上伊那塗装広告事業協同組合青年部のメンバー6人。
青年部は2007年に発足し今年で2年がたったことから、地域に貢献していこうと今回初めてボランティアを行った。
保育園では、年に1回保護者が遊具の塗り替えをしているが、難しいためなかなかすべての遊具に手が回らなかったという。
青年部のメンバーは、「子供達に大事に使ってもらいたい」と話していた。 -
伊那北高職業体験学習
伊那北高校は、専門的な仕事について生徒に学んでもらう就業体験学習を実施している。
1年生24人が、10カ所の企業で学んだ。
このうち篠田瑞生さんは21日、伊那ケーブルテレビで取材の現場やアナウンスを体験した。
県教育委員会では、教育の一環として平成15年度から就業体験を行なっていて、今回伊那北高校では、1年生の総合ゼミの時間を利用した。
篠田さんは、プレゼンテーション能力を高めたいと伊那ケーブルテレビで働いた。
「しゃべり方、どうしたら緊張しないで話せるか教わった。今後に生かしていきたい」と話していた。 -
まんぷさんが防犯ポスター寄贈
伊那市在住の漫画家橋爪まんぷさんは、12月からはじまる年末特別警戒にあわせて防犯ポスターを伊那市駅前交番に贈った。
20日、橋爪さんが駅前交番を訪れ、伊藤裕治所長にポスターを手渡した。
ポスターの図柄は、来年のえと、トラが狼をやっつけている場面をコミカルに水彩画で表現している。
まんぷさんは、世の中を明るく照らそうと活動している満月の会の事務局長も務めていて、今回の寄贈も社会奉仕の一環として行われた。
この防犯ポスターは、年末特別警戒が始まる12月1日からいなっせ1階ロビーで展示されることになっている。 -
市議会議員が保育体験実習
伊那市議会社会委員会の議員が19日、市内の保育園で保育体験をした。
これは、体験を通して保育園の実態を知るとともに、子育てのあり方を考えようと、伊那市議会社会委員会が今年初めて実施した。
社会委員会の議員10人が、市内にあるいくつかの保育園に出向き、保育体験をした。
そのうち委員長の黒河内浩議員は、西箕輪南部保育園を訪れ、子どもたちと一緒に園の周りにある林の中で、木登りなどをした。 -
高遠高校生ゴルフ実習
授業でゴルフを学んでいる高遠高校の3年生は17日、伊那市福島のゴルフ練習場西部グリーンパークでゴルフ実習を行った。
高遠高校では、3年生の体育の選択授業の一環でゴルフを取り入れている。
これまで、学校のグラウンドで素振りや、実際にボールを打つなどして練習してきた。
この日は、その総仕上げとしてプロのインストラクターによるレッスンを受けた。
講師を務めたのは公認インストラクターの夏野元樹さん。
夏野さんは、生徒たちに、「最初は大きなスイングをしないこと。手をとめて肩、腰という順に体でゴルフをすることが大事」とアドバイスしていた。
生徒たちは、練習場でフォームを確認しながらクラブを振っていた。
この後、班ごとに練習場内のショートコースに出て実践的なゴルフを楽しんでいた。 -
たかずやに夕食ボランティア
伊那市内の飲食店の有志が17日、伊那市富県の児童養護施設たかずやの里の子供達に夕食をプレゼントした。
夕食をプレゼントしたのは、伊那飲食店組合の有志でつくる「一の会」のメンバー6人。
一の会では、子どもたちに喜んでもらおうと、年に1回夕食作りのボランティアをしていて、今年で28年目になる。
この日は、寿司や海老フライ、ケーキなど46人分を振る舞った。
一の会代表の林孝司さんは、「子供達を元気づけようと思ってやっているが、美味しそうに食べる姿を見ると、逆に元気をもらえる」と話していた。
食堂に集まった小学生から高校生までの子供達は、美味しそうに料理を口に運んでいた。 -
障害者就労センター年賀状準備
伊那市内など10カ所の障害者通所施設は、施設の利用者が描いた絵を基にデザインした年賀状を、今年も印刷・販売する。
伊那市の障害者社会就労センターコスモスの家では、現在、年賀状に差出人の住所や名前などを入力し、印刷する作業が行われている。
年賀状のデザインは、3つの施設の8人が描いたカラーが10種類。白黒の欠礼ハガキも2種類ある。
コスモスの家は昨年度、県の工賃倍増計画のモデル事業所に指定され、伊那市や箕輪町の6施設と共同で、年賀状のデザインや印刷などを受け持つプロジェクトを初めて行った。
昨年は約4千枚の年賀状を販売し、16万2千円ほどの売り上げがあった。
今年は更に、このプロジェクトを発展させようと、伊南にある4つの施設にも参加を呼びかけた。
連携したことで受注を強化し、昨年を上回る1万枚の販売を目指す。
コスモスの家の小嶋早苗施設長は、「利用者の皆さんの張り合いになっていて、工賃アップにもつながる。是非購入してほしい」と呼びかけている。
年賀状は、各施設で12月24日まで受け付けていて、カラーで印刷代が50枚まで50円、51枚以上は40円となっている。 -
選挙制度120周年功労者表彰
伊那市明るい選挙推進協議会の矢澤章一会長は、選挙制度120周年を記念した功労者表彰で、県内でただ一人、内閣総理大臣表彰された。
20日は、伊那市の伊那文化会館で、長野県選挙管理委員会連合会の総会が開かれ、長野県選挙管理委員会の松葉邦男委員長から、賞状が伝達された。
矢澤さんは、20年近くにわたり、旧高遠町と新伊那市の選挙管理委員会の委員をし、平成20年からは、伊那市のあかるい選挙推進協議会の会長を務めている。
矢澤さんは「多くの人の支えがあり、みなさんの代表として受賞する事ができた。これからも明るい選挙推進につとめていきたい」と挨拶した。
また、平成21年度明るい選挙啓発ポスターコンクールの入選者の表彰が行われ、高校の部、県審査で最高の1等に選ばれた、高遠高校3年の名和浩加さんに賞状が贈られた。
総会の最後には、伊那市の原亜希さんが、「選挙に携わる人がルールを守り、違反のない選挙を行うよう、もとめていきたい」と大会宣言を朗読した。 -
クリスマスツリー点灯式
伊那市のいなっせ北側の多目的広場で20日、クリスマスツリーの点灯式がわれ、早くもクリスマスムードに包まれた。
20日は、午後5時から点灯式が行われツリーに明かりが灯された。
いなっせでは一昨年まで、切ってきた「もみの木」を正面玄関前に飾っていたが去年から多目的広場に木を植えて飾り付けをしている。
もみの木の高さはおよそ7メートル、LEDの電球が2000個飾り付けられている。
式では、伊那小学校の合唱団の子供たちがクリスマスソングを披露した。
このクリスマスツリーは来年1月末まで、夕方の4時から夜11時まで点灯されることになっている。 -
21年度認定米に上伊那の農家2軒
専門家が厳選した今年度の認定米50品が決定した。
上伊那では、伊那市と箕輪町の生産者の米が、認定米に選ばれている。
認定米制度は、確かな品質で、産地が明確な農産物を県が認定する制度。
農薬や科学肥料の使用を厳しく制限し、専門家の食味審査に合格した米が認定米となる。
今回上伊那では、小黒川水系の水で栽培した小沢の田畑伊三郎さんのコシヒカリと、箕輪町北原で栽培した唐沢金実さんのコシヒカリが、認定米に選ばれた。
これらの米は、県が認定した米としてのブランド価値を付けて販売することができるようになる。