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知事が森林ボラグループ「森だくさんの会」視察
市町村と県が懇談するボイス81で伊那市を訪れていた村井仁長野県知事は29日、懇談会後に地域での森林整備を視察するため伊那市のますみヶ丘平地林を訪れた。
ますみヶ丘平地林では、上伊那の森林ボランティアグループ森だくさんの会を視察した。
森だくさんの会では、間伐などの里山整備や広葉樹の植栽、炭づくりなどを行っていて、実践的な活動を通した循環型の森林整備を目指している。
この日は、ますみヶ丘平地林で実際に森林整備を行った場所や、会が製作にかかわっている間伐材を利用した森の舞台などを視察した。
村井知事は、「意欲的に活動に取り組んでいて、子供も楽しめるモデル的な森になっている」と話していた。 -
ボイス81
市町村と県が懇談市町村と県の懇談会「ボイス81」が29日、伊那市のいなっせで開かれた。
村井仁長野県知事が伊那市を訪れ、上伊那8市町村と懇談した。
ボイス81は、地域の声を県政に生かすとともに、市町村の主体的な取り組みを推進していこうと、平成18年度から行っている。
この日は、上伊那のそれぞれの市町村長が地域の課題について要望した。
小坂樫男伊那市長は、リニア新幹線のBルートによる整備促進について、「下伊那地域を含む県内5つの期成同盟会はBルートで決定している。知事は先頭に立ってBルートを推進してほしい」と求めた。
これに対し県は、「JR側と情報を共有することが大事と考えている。現在JRに詳しい説明を求めていて、再度説明会を開くよう要請していきたい」と回答し、知事からの発言はなかった。
また、医師不足などの医療問題について、小坂市長は「上伊那公立3病院のそれぞれの役割分担や、将来的な連携について、県も主体的になって検討してほしい」と要望した。
これに対し村井知事は「医療は全県的な問題。それぞれの地域の問題を適切に解決するため、国の予算の有効活用を含め相談していきたい」と話していた。
懇談ではほかに、箕輪町や南箕輪村から、権兵衛トンネル開通に伴い交通量が増加した伊那西部広域農道の補修や、国道361号南原地区沿線の歩道の設置などの要望が出ていた。 -
長野県の遺跡発掘展
遺跡発掘の調査成果を公開する長野県の遺跡発掘展が30日から、伊那市の伊那文化会館で始まる。
この展示会は、長野県埋蔵文化財センターの速報展として開く。
昨年度、長野県内で行われた発掘や整理調査のうち10遺跡の出土品331点を展示する。
見どころは、中野市の柳沢遺跡で新しく見つかった弥生時代の銅戈と銅鐸。銅鐸は青銅製で、祭りで使われたという。銅戈も青銅製の祭りの道具で、一部が出土した。
このほか土器や石器などがあり、飯田市の遺跡なども紹介している。
同展は8月23日まで。関連イベントとして遺跡調査報告会と講演会が8月1日午後1時から開かれる。 -
伊那市入札等検討委員会
公共工事などの入札や契約の透明性を図る伊那市入札検討委員会が28日、伊那市役所で開かれた。
今年3月に設置された委員会は弁護士や大学教授などの有識者で構成されており、公共工事の公正な競争を確保する事を目的としている。
第2回のこの日は、市が今年2月から5月までに発注した建設工事などの中から、一般競争入札参加資格者の選定理由やその経緯、指名競争入札の指名理由などについて確認した。
入札した業者や入札価格が記入されている入札経過書に立会人の人数のみしか記入されていないため、委員からは「誰が立会人か記録を残して行く必要がある」との意見が出された。
入札検討委員会は年3回予定されていて、次回は11月に開かれる。
市は、委員会での質疑や検討事項などについてホームページで公表していくという。 -
大東島の子供たちが伊那に到着
30日に伊那市で太鼓と島歌のコンサートを2年ぶりに開く沖縄県大東島の子どもたちが28日、伊那に到着した。
小学生から高校生までのおよそ40人が伊那に到着し、久し振りに会う人たちとの再会を喜んだ。
南大東島と伊那市は、島で採れる「青パパイヤ」が取り持つ縁で市民レベルの交流を続けている。
今回は北大東島の子どもたちも参加していて、コンサートは2年ぶりとなる。
大東太鼓と島唄のコンサートは30日午後7時から、伊那市の伊那文化会館で開かれる。
子どもたちは1週間ほどホームステイして、地元の小学生と太鼓で交流したり、伊那まつりの花火大会を楽しむという。 -
インターハイ出場
弥生ヶ丘高男子ソフトボール部インターハイに出場する伊那弥生ヶ丘高校男子ソフトボール部は27日、伊那市の小坂樫男市長に大会出場のあいさつをした。
男子ソフトボール部のインターハイ出場は6年連続25回目となる。
部員は現在22人で、今年から指揮をとる堀内正利監督のもと練習に励んでいる。
大会は、8月4日から奈良県の生駒市で開かれ、全国の予選を勝ち上がった42チームが出場する。
同校は8月5日に高知県と茨城県の勝者と対戦する。 -
さくらの里で夏まつり
伊那市高遠町の特別養護老人ホーム「さくらの里で」26日、夏祭りが行われた。
夏まつりは、利用者とその家族に楽しんでもらうとともに、地域に開かれた施設を目指し行っている。
毎年、地域の住民や高遠中学校の生徒がボランティアとして祭りを支えていて、高遠中学からは、福祉委員会のメンバーら17人が参加し、今年の祭りの運営を手伝った。
参加したある生徒は、「普段はあまり接する機会がないが、こういう機会を通してお年寄りと交流するのは楽しい」と話していた。 -
富県公民館で「夏休みおいで塾」
夏休み中のこどもが勉強などをして過ごす「夏休みおいで塾」が、伊那市富県のふるさと館で開かれている。
おいで塾は共働きなどで家に残されてしまう子どもたちが安心して過ごせるようにと企画されているもので、今年で2年目。
参加しているのは富県小学校の児童50人で、午前中は学校の先生のOBが日替わりで勉強の相談にのる。
勉強に集中する子、友達や上級生から教えてもらう子など、思い思いのペースで勉強を進めていた。
勉強の後は、子どもたちが楽しみにしているスポーツ。ホールで子どもたちは、卓球をしたりニュースポーツなどをして汗を流していた。
富県公民館のおいで塾は31日まで行われ、勉強以外にも料理をしたりマジックショーを楽しんだりするという。 -
伊那まつりポスター原画、Tシャツデザイン表彰式
8月1日、2日に行われる伊那まつりを前に、27日、伊那市役所でポスターコンクール入賞者と公式Tシャツのデザイン採用者の表彰式が行われた。
27日は、酒井茂副市長から入賞者に、賞状とトロフィーが贈られた。
ポスターコンクールで最優秀賞を受賞したのは、伊那東部中2年の伊藤 佳奈美さん。
また、公式Tシャツのデザインに採用されたのは、伊那市の会社員 伊藤寿美代さんの作品。
ポスターコンクールで最優秀を受賞した伊藤さんの作品は、全体の配置が良く、シンプルなデザインが評価された。
伊藤さんは「伊那まつりに貢献できてうれしい。祭りでは、花火がとても楽しみです」と話していた。
公式Tシャツのデザインに採用された、伊藤さんの作品は、紫を基調にピンク色で竜や桜が描かれ、色使いが女性にも親しんでもらえる点などが評価され選ばれた。
伊藤さんは、「多くの人に、Tシャツを着てもらい、祭りを盛り上げてもらいたい」と話していた。
ポスターは、市内の公共施設や事業所に張り出されていて、公式Tシャツは、祭り当日、踊り参加者等が着用する予定。 -
荒井区少年少女消防クラブが訓練
伊那市の荒井区少年少女消防クラブの子どもたちが26日、小型ポンプ操法に挑戦しました。
26日は消防クラブの小学生およそ20人が集まり、伊那消防署の署員から指導を受けながら、小型ポンプを使った放水などを行った。
荒井区少年少女消防クラブでは、地区の小学1年生から6年生がともに活動していて、毎年この時期に夏季訓練を行っている。
小型ポンプ操法では、消防服を着た子どもが二人一組でホースの先を持ち、ポンプから送られてきた水を放水した。
水の勢いに戸惑う様子も見られたが、ホースをしっかりと持ち、水を放っていた。
中村 俊雄部長は、「こうした活動を通じて、子どもたちに防火に対する意識を高めてもらいたい」と話していた。 -
伊那谷伝統文化「蜂追い」の技術競う
伊那谷の伝統文化「蜂追い」の技術を学び、互いの親ぼくを深める「蜂追い大会」が26日、伊那市の横山キャンプ場で行われた。
26日は、伊那市地蜂愛好会のメンバーおよそ30人が、地蜂を追い、土の中に作られた巣を見つけ出した。
蜂追いは、蜂や蜂の子を食べる習慣がある伊那谷の伝統文化。
餌でおびき寄せた蜂に目印を付けて再び山に放ち、後を追いかける。
それを何度か繰り返しながら、地面の中に作られた蜂の巣の場所を捜し出す。
蜂が飛び立つと、会員らは目を凝らしながら蜂の行き先を確認し、大きな声で、蜂の飛んでいく方向を言い合っていた。
何度か蜂を飛ばして、蜂が出入りしている穴を見つけ出した。
巣を確認した後は、掘り出す作業。
煙幕で蜂を気絶させてから、慎重に土をかき分けていくと、直径20センチほどの巣が、姿を現した。
今年は去年に比べ、地蜂の巣が少ないということだが、26日は最終的に5つの巣を見つけ出していた。 -
伊那北高全国大会出場者
7月下旬から開催される全国高校総体や各種全国大会に出場する伊那市在住の伊那北高校の生徒が24日、伊那市長を表敬訪問した。
北信越大会6位の陸上部、北原弘司君は、奈良市で開かれる全国高校総体の3000メートル障害に出場する。
北信越大会2位の有賀楓子(ふうこ)さんは、女子走り高跳びに出場する。1年生ながら自己ベストは161センチを跳んでいる。
県大会優勝の囲碁部からは、東京都で開かれる全国大会に男子団体には辻燿(ひかる)君と知久善明君が出場する。知久君は、男子個人にも出場する。
辻君は、7段の腕前で、三重県で開かれる全国総合文化祭にも出場する。
同じく県大会優勝の囲碁部女子は、女子団体に赤羽由衣さんと橋原涼香さんが出場する。
写真部の西村生馬君は、県で1位になり三重県で開かれる全国総合文化祭に出場する。
小坂樫男市長は、文武両道の精神で頑張って欲しいと生徒を激励した。
生徒を代表して陸上部の北原君は、それぞれ競技は違うが、ベストを尽くして戦いたいと健闘を誓っていた。 -
まちじゅう花いっぱいコンテスト表彰
まちじゅう花いっぱいコンテストの表彰が23日、行われ、伊那市西町で下着や衣類などを販売している「ワコール・レイ」が最優秀賞に選ばれた。
23日は最優秀賞を受賞した「ワコール・レイ」などに、表彰状が贈られた。
まちじゅう花いっぱいコンテストは、「もてなしのまちづくり」の一環として、伊那商工会議所が開いている。
今年は花が多い今の時期に実施し、花の飾ってある市内のおよそ40店舗を審査した。
最優秀賞に選ばれたワコール・レイは、今年の4月に隣にオープンさせた衣類店「風和(ふうか)」の前にも、花や植物を飾っている。
審査では、鉢を寄せ植え風にして工夫していることや、全体的に朱宇井との調和がとれていることなどが高く評価された。
オーナーの中西千草さんは、「高校の制服もあるので、高校生に見てもらおうと3月ころから育ててきた。水やりなどに気を使ってきました」と話していた。 -
冷やしアマランサスそば
雑穀アマランサスを使った冷やしアマランサスそばの提供が24日から市役所1階の食堂、アザレアで始まった。
「ここ一番ねばりそば」と名づけられたそばは、麺にポップしたアマランサスの実が練りこまれ、なめこやとろろ、めかぶ、梅などがトッピングされている。
ここ一番、ねばりそばは600円、8月一杯提供される予定。
アザレアでは、栄養価が非常に高いとされるアマランサスそばで暑い夏をのりきってもらいたいと話している。 -
伊那市死亡事故ゼロ200日達成
伊那市は、去年12月に交通死亡事故が発生して以来、200日間死亡事故ゼロを達成した。
24日は、伊那合同庁舎で、表彰式が行われ、宮坂正巳上伊那地方事務所長から、伊那市の沖村直志市民生活部長へ、表彰状が伝達された。
伊那市が、死亡事故ゼロ200日を達成したのは、7月8日で、平成18年の10月以来、3年ぶり。
長野県では、市は200日、町は500日、村は1000日を最低基準に、死亡事故ゼロの市町村を表彰している。
表彰を受け、沖村部長は「市民一丸となって記録を更新し、交通事故の無い伊那市にしていきたい」と話した。
なお、死亡事故ゼロの継続日数は、昨日現在で伊那市が215日、箕輪町は1044日、南箕輪村は、950日となっている。 -
信州伊那アルプス街道協議会総会
日本風景街道に指定されている、信州伊那アルプス街道の整備推進を図る協議会の総会が、23日伊那市役所で開かれた。
信州伊那アルプス街道は、国道361号の権兵衛トンネルから高遠の国道152号をつなぐルート。
協議会は、街道やその沿線で地域活性化や景観づくりなどに取り組む団体で組織されている。
総会では昨年度の実施事業や、今年度の計画が示され、了承された。
今年度も、地域の花壇整備を支援する他、勉強会の開催、情報発信などを行う。
総会では、2つの加盟団体による事例発表も行われた。
そのうち県で唯一の景観育成特区に指定されている西箕輪は、指定以降の動きについて説明した。
信州大学農学部の大学院生が、特区指定についての論文に取り組み、大学と協力関係ができた事や、西箕輪の小学校の地理の授業では、景観を取り上げていることなどが報告された。
また、高遠町の入笠山へ続く歴史の道「法華道」の整備に取り組む北原厚さんは「法華道は、アップダウンの少ないトレッキングコースでみはらしも素晴らしい。1度は廃道になったが、広く知ってもらいたい」と話した。 -
環境保全協力員研修会
伊那市が委嘱している環境保全協力員の研修会が21日伊那市役所で開かれた。
環境保全協力員は伊那市の衛生自治会の会員や女性団体のメンバーで組織し、環境などについて市民へ啓発活動をしている。
この日は、年に1回の研修会が開かれ40人のメンバーがアレチウリの駆除方法について学習した。
研修会では、三峰川みらい会議代表の織井秀夫さんがアレチウリについて説明した。
織井さんは、アレチウリが生い茂ると、従来の植物をエサにしたり住み家にしていた動物が生息できなくなり生態系が破壊されてしまうと話していた。
また、駆除方法については手で抜く事が一番効果があるとアドバイスしていた。 -
知立市と伊那市の児童が交流
伊那市と友好都市提携を結んでいる愛知県知立市の子ども達が、23日、伊那市の子供達と交流した。
この日は、知立東小学校の子ども達が、西箕輪小学校を訪れた。
伊那市と知立市が友好提携を結んだ平成6年から、毎年、学校同士の交流が行われている。
交流は、規模が同程度の学校同士で行われていて、今年は、西箕輪小学校が対象校となった。
知立東小学校は、児童の5割ほどが、ブラジルなど外国籍の子供達だということで、ポルトガル語で歌を披露していた。
そのあと、グループに分かれて、自己紹介や、地域を紹介した。
西箕輪の子供達は、伊那の名物ローメンについて、知立の子供達に聞かれ、説明に苦労していた。
自己紹介が終わった後は、スポーツなどをして交流した。
最初は、恥ずかしそうにしていた子供達も、遊びを通して交流するうちに打ち解けていた。
知立東小学校は、伊那市の知立市野外センターに2日間宿泊し、川遊びや、みはらしファームでブルーベリー狩りを楽しむという。 -
食生活改善推進員養成講座
食を通した地域の健康づくりを進める食生活改善推進員の養成講座が22日、伊那合同庁舎で開かれ、受講生が食品衛生について学んだ。
食生活改善推進員養成講座は、食を通した、健康づくりや生活習慣病予防に必要な知識を身につけるため、伊那保健福祉事務所が毎年開いている。
今年は、上伊那の22人が受講している。2回目の今回は、気温、湿度が高く食中毒が発生しやすい時季に合わせ、食品衛生について学んだ。
講師は保健福祉事務所の山川晋さんがつとめた。
山川さんは、家庭での食中毒を防ぐポイントとして、調理前などとにかく手洗いを徹底する事をあげた。
また、食中毒を引き起こすサルモネラ菌などは、増殖しても腐ったような臭いや味はしないため「味が変わっていないから、と古い食品を安易に口にしないように」と呼びかけた。
要請講座は、8月まであと2回開かれる予定で、次回は、脂肪を控えたメニューについて学ぶという。 -
園児にカブトムシのプレゼント
伊那市の東春近中央保育園の子供たちに23日、カブトムシがプレゼントされた。
この日は年少園児と未満児の一人ひとりに、カブトムシやノコギリクワガタなどがプレゼントされた。
子どもたちにカブトムシを届けたのは、東春近に住んでいる森登美男さん。
森さんは、孫がこの保育園に通っていることから、4年前から園児たちにプレゼントを贈っています。
プレゼントしたカブトムシなどは、伊那市内の山から朝採ってきたもので、カブトムシの入ったカップを手渡された子どもたちは、友達同士で見せ合うなどして、歓声をあげていた。 -
オリジナルカレー作りで交流
伊那市の新山小学校の児童と高遠第4保育園の園児が22日、オリジナルカレー作りに挑戦した。
22日は新山小学校の全校児童36人と、第4保育園の園児25人が班ごとに分かれ、カレーを作った。
新山小学校は昨年度まで、新山保育園と交流をしてきたが、保育園は今年の3月に休園となった。
新山保育園に通っていた園児は現在、高遠第4保育園に通っていることから、今年から第4保育園と定期的な交流をしている。
子どもたちはカレーの材料を切った後、自分たちで起こした火の上でカレーを煮込んだ。
具は、それぞれの班で違っていて、中には、チョコレートを隠し味に入れた班もあった。
出来あがったカレーはみんなで試食した。
子どもたちはさまざまなカレーをよそって、いろんな味を味わっていた。 -
西町区キンボール大会
伊那市の西町区は、体力づくりと区民同士の親睦をはかろうと19日、キンボール大会を開いた。
区民150人が参加し、子どもも含め15チームで対戦した。
キンボールは、ルールが簡単で誰でも楽しめることから、西町区では昨年度からこの大会を開いている。
2つのブロックに別れ予選を行なった後に6チームが決勝トーナメントに進んだ。
大会では、珍プレーや好プレーが続出し、ギャラリーからは拍手や声援が飛んでいた。 -
川シンポせせらぎウォッチング
川や水辺の環境に親しみを持ってもらおうと、水生生物の観察などをする川シンポジウム「せせらぎウォッチング」が20日、三峰川と天竜川の合流点などで行われた。
恒例のイベントで、今年は小中学生や一般など43人が参加した。
参加者は、水がどれくらい透き通っているか見るため、川の水を入れたペットボトルの中をのぞきこんでいた。
また、川底をかき混ぜて水生生物を網で捕まえ、トレーに取り出した。
水生生物は、ヒゲナガカワトビケラが最も多く観察された。
講師を務めた教諭の一人は、「きれいな水に住む生物と、少し汚れた水に住む生物が混在しているが、全般的にはきれいな水」と話していた。
参加したある中学生は、「普段見ない生物がいっぱいいた。川をきれいにしていきたいと感じた」と話していた。
今回の観察の結果は9月に開かれる川シンポジウムで報告されるという。 -
親子ふれあいマスつかみ大会
伊那市西町区の親子が20日、三峰川の榛原河川公園の河原でマスつかみを楽しんだ。
西町区青少年育成会と子ども会が計画したもので、親子約200人が参加した。
河原の一部をせき止め、体長20センチほどのマス300匹を放流した。
子どもたちは川に入り、動きの速いマスを追いかけていた。
マスつかみ大会は、小黒川で10年以上行っていた恒例行事だったが、3年前の豪雨災害から中断していた。
子どもたちに自然の中で魚を捕まえる楽しみを体験させたいと今年、会場を三峰川に移して行った。
小さい子どもたちは、なかなか捕まえられずにいたが、中には10匹以上も捕まえた子どももいたという。
参加したある男の子は、「マスが捕まえられて楽しかった」と話していた。
育成会では、「来年以降も続けていきたい」としている。 -
子育てのコツ学ぶ講演会
子育てのコツを学ぶ講演会が20日、伊那市役所で開かれた。親子が一緒に参加できる講演会で約160人が集まった。
講師は、京都で絵本とヨーロッパ玩具の店を開いている岩城敏之さん。
岩城さんは、幼稚園などの教職員研修や保護者への講演を年間500回以上行っている。
この日の講演会では、「日本の豊かさが続くために賢い子を育てる必要がある」と話した。
岩城さんは、「賢い子どもとは、どんな状況にあっても自分の命や人生を大事にする人、自分の能力で自分と周りの人を大事にする人」と説明した。
賢い子を育てるには、「我が子だけを大事にするのではなく、皆を大事にする子育てが必要」と話した。
さらに、子育てのコツとして「よく見る、よく聞く、よく真似る」の3つを挙げ、「子育ては文化。賢い人から学べばいい」と話していた。 -
身近な地域再発見ツアー
伊那市のお寺などを巡る身近な地域再発見ツアーが21日行われ、26人の住民が高遠町の歴史を学んだ。
このツアーは地域の良さを改めて知ってもらおうと伊那市観光協会が去年から実施している。
このうち高遠町長藤にある香福寺では、郷土の歴史に詳しい矢島太郎さんが寺の歴史について説明した。
矢島さんは、「香福寺は伊那市の中で最も古く建てられたお寺。庭園のコケがすばらしく秋には紅葉も楽しめる」と話していた。
ある参加者は、「近くに住んでいても知らない事が多く勉強になった」と話していた。
次回の身近な地域再発見ツアーは8月5日に予定されていて、新山のトンボの楽園の見学や手良地区の歴史を学ぶことになっている。 -
JR東海 リニア需要予測など試算結果公表
2025年に東京-名古屋間を結ぶリニア中央新幹線の開業を目指すJR東海は21日、想定する3ルートを対象に行った「輸送需要量」や「維持運営費」などの試算結果を公表した。
試算によると、輸送人数と移動距離を掛けて算出する「輸送需要量」は、長野県などが主張する伊那谷を通るBルートが153億人キロで、南アルプスを貫くほぼ直線のCルートは167億人キロだった。
JR東海では、現在運行している東海道新幹線からリニアへの乗り換え客が、Cの方がBより13億人キロ多いと試算されたことが需用量の差となったと見ている。
また年間の維持運営費も、路線の長さが346キロと最も長いBルートが1810億円で、路線の長さが286キロと最も短いCルートは1620億円と試算されている。
JRは先月、CルートがBルートと比較し、工事費で6700億円、所要時間で7分それぞれ少ないとした試算結果を公表している。
JRでは、これらの結果をルート選定の基本的なデータとし、長野県などの沿線自治体に対し説明を行い、地域との調整を進めたいーとしている。
また上伊那地区期成同盟会では、トンネル建設に反対する視点で、秋に南アルプスの地質に関する勉強会を開く計画という。 -
上伊那ポンプ操法大会
上伊那の消防団一を決めるポンプ操法とラッパ吹奏大会が19日、伊那市役所駐車場で開かれ、ポンプ車操法の部で箕輪町が、小型ポンプ操法で南箕輪村が優勝した。
大会には上伊那8市町村の代表チームが出場し、日ごろからの練習の成果を発揮した。
箕輪町代表としてポンプ車操法の部に出場した第6分団の選手は、規定タイムより早くホースを延長するなど機敏な行動を見せ、出場チームの中で唯一プラス加点の結果で優勝した。
また、南箕輪村代表で小型ポンプ操法の部に出場した第4分団は、全員が正確な動作をし、見事優勝した。
ラッパ吹奏大会は辰野町が優勝し、それぞれの部門の優勝消防団は8月2日に須坂市で開かれる県大会に出場する。 -
青島千社参り
伊那市内の神社などにお札を貼って、青島区の安全や五穀豊穣を祈願する千社参りの行事が19日、行われた。
午前6時、青島区の区長たちが区内にある諏訪社に集合し、千社参りが始まった。
青島に古くから伝わる千社参りは、度重なる三峰川の洪水に悩まされていた村人が、神頼みとして始めたのがきっかけとされている。
区民総出で千社札と呼ばれるお札を市内各地の神社に貼り、お参りすることで、水害から村を守ろうというもの。
今年1月には、市指定無形民族文化財に指定された。
この日は、北村弘区長の祝詞のあと、社務所でどの組がどこの地区を受け持つかを決めるくじ引きが行なわれ担当地区を決定。組単位で市内9カ所を回り、千社札を貼っていった。
このうち、西春近や西箕輪地区を担当する6組は、13戸中12戸が参加し、数十カ所にお札を貼った。
諏訪形の諏訪神社でも、住民たちがお参りを済ませた後、神社のあちこちに貼っていた。
青島の千社参りは、農作業がひと段落するこの時期に毎年行なわれていて、お札を貼り終えると組ごとになおらいをして親睦を深める。 -
小出太鼓権現まつり
太鼓を通じて地域との交流をはかる小出大鼓の権現まつりが19日、西春近北小学校の体育館で開かれた。
権現まつりは、太鼓技術の向上を図りながら、地域と交流するイベントとして、今回で5回目を迎えた。
当初は屋外で計画していたが、あいにくの天候で会場を西春近北小学校体育館に変更した。
午後5時からは、おまつり広場と題して、北小学校の児童たちによる太鼓演奏や、会場を訪れた子どもたちを対象にした太鼓体験教室が開かれた。
小出太鼓は13曲を披露。体育館には、勇壮な太鼓の音が響いていた。
小出太鼓は、活動開始から26年目を迎えていて、現在は伊那市を中心に53人のメンバーがいる。小学1年から4年の若鮎会、5年から高校生までの打DA鼓も活動している。
関係者は、「こうした機会に小出太鼓に接してもらい、より親しんでほしい」と話していた。