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戦後80年への想いを語る歴史講座
戦後80年への想いを語る歴史講座が、伊那市のいなっせで8日に開かれました。
講座は、伊那市生涯学習センターが開いたもので、「終戦80年、昭和100年の伊那市をたどる」をテーマに、全5回開かれ、この日が最終日となりました。
上伊那郷土研究会の会員が講師を務め、上伊那地域を中心に30人が参加しました。
家族から聞いた戦争の話や、後世への継承など、戦後80年への想いをひとりひとり話しました。
講座では他に、上伊那郷土研究会の会員が所蔵している遺品が紹介されました。
写真や軍事郵便、帽子などを手にとって見ていました。
当時、祈念として行われた千人針は、布に糸を縫い付けて結び目を作り、兵士の幸運を祈ったということです。
上伊那郷土研究会では、「戦争の記憶が薄れていく中、後世に伝えることは大切です。遺品やみなさんの想いは次世代につなぐ資料になります」と話していました。
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伊那谷観光局 インバウンド受け入れ研修会
長野伊那谷観光局は、宿泊施設や観光の事業者に向けて、海外からの旅行者受け入れ環境の整備を目的とした研修会を28日、開きました。
今日、伊那市防災コミュニティセンターで開かれた研修会には、上伊那地域から宿泊施設の事業者、観光関係者など22人が参加しました。
講師を務めたのは、インバウンド専門の旅行会社の執行役員、林美希子さんです。
林さんは台湾と欧州豪のインバウンド市場の分析を説明しました。
台湾からの旅行者は団体ツアーが多く、リーズナブルな温泉旅館などが人気で、欧州豪からの旅行者は高級旅館やブティックホテルを好み、長期滞在する傾向があるとのことです。
林さんは、「伊那谷は2つのアルプスに囲まれ、人気の木曽からのアクセスも良い。インバウンドはまだ少ないが、ポテンシャルはある。」と話していました。
この研修会は長野伊那谷観光局が初めて開きました。
研修会は全3回を予定していて、最終回は2月13日木曜日に開かれます。 -
高遠・長谷の小学校3校で交流会
伊那市の高遠北小学校、高遠小学校、長谷小学校の3年生が集まり、演劇や演奏を発表する交流会が10日、開かれました。
10日は、高遠北小学校に高遠小学校と長谷小学校の3年生が訪れ、三校交流会を開きました。
高遠北小10人、高遠小21人、長谷小9人、合わせて40人の児童による交流会は、はじめに体育館で長谷小の児童が長谷に伝わる民話「孝行猿」を題材にした演劇を発表しました。
ランチルームに移動し、高遠小の児童がリコーダーや鍵盤ハーモニカなどの演奏をしました。
高遠北小の児童は、太鼓を演奏しました。
会の最後には、全員でレクリエーションや合唱などをしました。
この交流会は、去年5月に各校の教員が集まる合同職員会で3年生の担任が話し合い、決まったものです。
1クラスしかない学年が他校と交流することによって、コミュニケーション能力の向上などを目的としています。
今後は他の学年でも交流会を開いて、児童たちの活動の幅を広げていきたいということです。 -
オリジナル石仏コンテスト表彰式
伊那市内の小学生を対象に募集した「オリジナル石仏コンテスト」の表彰式が伊那市役所で9日行われました。
コンテストは「こんな石仏や石碑があったらいいな、おもしろいな」と思うデザインを募集したもので、市内の小学校7校から68作品の応募がありました。
表彰式では最優秀賞と優秀賞の児童に賞状と記念品が手渡されました。
最優秀賞には、美篶小学校6年の登内麻央さんの「保食神」が選ばれました。
伊那谷でしか食べられない、ザザムシを多くの人に食べてほしいと願ったものです。
石仏の表情など細かな点まで描かれ、昆虫食に着目した点などが評価されたという事です。
コンテストは、伊那市内の石仏や高遠石工について理解を深め身近に感じてもらおうと高遠石工研究センターと地域おこし協力隊が初めて開きました。
作品は21日まで市役所に展示される他、入賞したオリジナル石仏は地域おこし協力隊がSNSで発信している石仏マンガに登場する予定です。
伊那市の石仏マンガ「いなぽとけ」インスタグラム・X・フェイスブックで連載中
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美しくなる体験を ドレス試着会
南箕輪村のモデル、石吾瞳さんは、多くの女性に美しくなる体験をしてもらおうと、ドレスの試着会を伊那市内で8日に開きました。
試着会には、県内各地から4人が参加し、20着ほど用意されたドレスの中から好きなものを選んで試着しました。
企画したのは、女性の持つ美しさや内面の美しさを競うコンテスト「アジア シュプリーム ページェント」の世界大会でチャンピオンとなった、南箕輪村の石吾瞳さんです。
石吾さんは、今年6月に初めて開かれる長野大会を前に、多くの女性に美しくなる体験をしてもらい、コンテスト挑戦へのきっかけづくりにしてもらおうと、試着会を企画しました。
長野大会へのエントリーは現在受付中だということで、石吾さんは「一歩踏み出すきっかけになれば嬉しい」と話していました。
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大きな字を書くワークショップ
大きな筆で大きな字を書くことをきっかけに書道に親しんでもらうワークショップが伊那市の伊那文化会館で8日に開かれ、小学生14人が挑戦しました。
ワークショップは、伊那谷で育ち日本を代表する書家として活躍した中村不折を知り書道に親しんでもらおうと伊那文化会館などが開いたものです。
8日は、上伊那を中心に小学1年生から6年生までの児童あわせて14人が参加し、上伊那書道協会の会員5人が指導にあたりました。
はじめに、書体字典などを参考に書きたい文字を選び、どのような書体にするか考え練習をしました。
練習が終わると、およそ50センチほどの筆を使って1m四方の紙にそれぞれが考えた一文字を書きました。
上伊那書道協会の泉石心会長は、「大胆に書くことで迫力ある作品になる」とポイントを話していました。
児童が書いた作品は15日から24日まで伊那文化会館で展示されます。
また、26日から来月5日まで伊那市のアルプス中央信用金庫本店でも展示されることになっています。
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高遠だるま市に向け準備進む
伊那市高遠町で400年以上続くとされるだるま市が11日に開かれます。
会場を盛り上げようと今年も人形飾りの展示や地元の農産物をPRする準備が進められています。
伊那市高遠町の特別養護老人ホームさくらの里です。
さくらの里を会場に毎週開かれている介護予防教室の利用者が7年前から人形づくりを行っています。
毎年、干支にちなんだ飾りを製作していて、今年は高さ1m、幅1m20センチのヘビを、新聞紙や段ボールを使って作りました。
6日は、最後に目をつけて完成させました。 -
真冬日 寒い一日に
7日の伊那地域は最高気温が氷点下0.2度までしか上がらず今シーズン初めての真冬日となる見込みです。
伊那地域の最高気温は午後2時50分に氷点下0.2度、最低気温は午前2時58分に氷点下5.2度と寒い一日となりました。
伊那市内では、午前中雪が舞っていました。
長野地方気象台によりますと8日も寒波の影響で平年より気温が低くなる見込みです。
また、7日夜から8日の朝にかけて雪が降る見込みで7日の午後6時から8日の午後6時までに予想される24時間の降雪量は上伊那の多い所で5センチと予想しています。 -
塩澤幸一さんに緑十字銀章伝達
伊那市西春近の塩澤幸一さんは、長年の交通安全活動への尽力が評価され、交通栄誉賞「緑十字銀章」を受賞しました。
1月22日、伊那市の伊那警察署で表彰伝達式が行われ、駒津一治署長から塩澤さんに賞状が手渡されました。
また、塩澤さんの妻、ともえさんは、長年に渡って塩澤さんの活動を支えてきたとし、感謝状が手渡されました。
塩澤さんは平成24年、2012年から14年間、交通安全協会の役員を務め、令和2年から伊那交通安全協会の会長を現在も務めています。
今年、長野県では緑十字金賞を3人、緑十字銀章を12人が受賞しています。
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早春の花 クリスマスローズ・原種シクラメン展示会
早春の花、クリスマスロ―ズと原種シクラメンの展示会が伊那市の「かんてんぱぱ くぬぎの杜」で、今日から始まりました。
展示会を開いたのは、中南信から会員が集まる、信濃クリスマスローズ愛好会です。
会場には愛好会会員が育てたクリスマスローズと、春咲きの原種シクラメン、およそ150鉢が展示されています。
クリスマスローズは多くがヨーロッパ原産で、春に花を付けます。
中国原産で育てるのが難しいとされるクリスマスローズ、チベタヌスも展示されていました。
展示会は毎年行われていて、今年で16回目です。
会場では、開花株の販売も行われています。
展示会は9日日曜日まで開催されています。
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持続可能な農業セミナー
有機農業について学ぶセミナーが伊那市の伊那公民館で7日に開かれました。
セミナーは持続可能な農業の推進を行っている伊那谷地域農業推進協議会が開いたものです。
セミナーでは南佐久郡佐久穂町で農場経営をしている萩原紀行さんが講師を務め、「非効率な農業で成長する」をテーマに話しました。
萩原さんは27年前に20代で専業農家になりました。
現在は会社を立ち上げ20人程を雇い、9.5ヘクタールの中山間地でおよそ60種類の野菜を有機栽培しています。
萩原さんは「多品種栽培は経営面では負担になるが、従業員は毎日違うことができるため楽しみに繋がる。有機栽培だが収量を確保できるように工夫して会社の成長につなげている」と話していました。
セミナーにはおよそ90人が集まりました。 -
みんなで支える森林づくり上伊那地域会議 現地視察
長野県森林づくり県民税を活用した事業について評価・検証する、「みんなで支える森林づくり上伊那地域会議」は、伊那市と飯島町で6日に現地視察を行いました。
視察には、林業関係者や建築士など、上伊那地域会議のメンバー7人が参加しました。
現在改築中で春にオープン予定の、伊那市東春近の美容室兼シェアキッチン「やまるぼの」の視察では、木材がどのように使われているかを確認しました。
床や壁、廊下などに木を使っていて、アカマツやスギ、ヒノキなど、ほとんどが伊那市産の木材だということです。
参加者は、木に触れながら視察をしていました。
「みんなで支える森林づくり上伊那地域会議」では、森林づくり県民税を活用した事業について、それが適切に使われているかを確認するため、現地視察を行っています。
やまるぼのでは、上限の200万円の補助金を活用したということです。
今年度、県内では市町村の施設1件、民間施設6件が補助を受け、木造・木質化を進めてきました。
この日はほかに、飯島町の与田切公園も視察しました。
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かんてんぱぱ 未来の明工展開催
伊那市西春近の伊那食品工業株式会社の社員とOB有志による作品展、「未来の明工展」が、かんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、伊那食品工業の社員とOB有志の絵画、書、写真、手芸など約150点が展示されています。
この作品展は、地域に明るい話題を届けようと企画されたもので、今年で5回目です。
塚越寛最高顧問は、自らが撮影した、伊那谷の桜や桃などの風景写真を出品しています。
代表の伊東美代子さんは、「『明工』の名前の通り、明るくモノづくりを楽しむ社員たちが参加してくれました。20代から80代まで、幅広い年代の社員たちが作った作品をぜひ楽しんでほしい。」と話していました。
未来の明工展は16日、日曜日までかんてんぱぱホールで開催されています。 -
雪合戦大会にローメンジャーで出場
新潟県で開かれる魚沼国際雪合戦大会に出場するつくしんぼ保育園の保護者は、大会で伊那市をPRするため衣装を製作しています。
6日は伊那谷戦隊ローメンジャーのレッドが衣装を製作していました。
レッドは、伊那市で整体師をしている岡村優さんです。
雪合戦大会で伊那市をPRしようとローメンジャ―を作りました。
頭にローメンがついていて、体にも麺が装飾されています。
大会では10秒のPRタイムが各チームに設けられていて、そこで使う旗も手作りしました。
チームは、コスプレの部での上位入賞を狙っています。
魚沼国際雪合戦大会は9日に新潟県で開かれます。
大人の部には全国から126チームが出場します。
当日は5人のローメンレンジャーが揃います。
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第2回新春ふれあいまつり15日(土)
伊那商工会議所女性会は第2回新春ふれあいまつりを15日(土)に伊那商工会館で行います。
5日は伊那商工会館で女性会がその内容について記者発表をしました。
今回で第2回となる今年は、伊那市内の店舗を中心に29のブースを出店し飲食やハンドメイド体験などを楽しむことができます。
また、市内の小学生ダンスチームなどのステージ発表も予定されています。
好評だった、おしるこの振る舞いは、今年は300杯から倍の600杯に増やすということです。
伊那商工会議所女性会は23人で構成されていて、環境美化活動や市内で開かれるイベントでのボランティアなど地域との交流を大切に活動を行っているということです。
第2回新春ふれあい祭りは15日(土)に伊那商工会館で入場無料で行われます。
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市内小中学生が秀畝の魅力伝える展示会
明治から昭和にかけて活躍した伊那市高遠町出身の日本画家、池上秀畝の魅力を市内小中学生が伝える、展示会が5日から、信州高遠美術館で開かれています。
会場には、市内小中学校8校の児童、生徒の作品およそ520点が展示されています。
秀畝作品を模写したものやタブレット端末を使って制作した、デジタル作品が展示されています。
こちらのテレビ画面に映し出しているのは、伊那中学校3年生がタブレット端末を使って秀畝の魅力をチラシにした作品です。
高遠町出身の日本画家、池上秀畝は去年生誕150周年を迎えました。
市では、秀畝について知ってもらおうと作品を児童、生徒が授業で使うタブレット端末で見られるようにしました。
その教材を活用して子どもたちは作品を制作したということです。
小中学生が感じた池上秀畝の魅力展は来月2日(日)まで伊那市高遠町の信州高遠美術館市民ギャラリーで開かれています。
市民ギャラリーのみの入場は無料です。
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伊那地域 最高気温0.7度寒い一日
5日の伊那地域の最低気温は氷点下4.7度、日中の最高気温は0.7度と寒い一日となりました。
5日の伊那地域の最高気温は、午前11時37分の0.7度までしか上がらず寒い一日となりました。
長野地方気象台によりますと、上伊那では6日の午後6時までに5センチの積雪を予想しています。
また寒気の影響で10日ころまでは最高、最低気温がきょう並みか下回る日が続くとしています。 -
伊那新校 校名来年度中に決定へ
伊那新校再編実施計画懇話会が3日に伊那合同庁舎で開かれ、伊那北高校と伊那弥生ケ丘高校を再編統合する伊那新校の校名について来年度中に決めるなど、開校までのスケジュール案が示されました。
伊那新校は、2028年度の開校を予定しています。
校名は来年度はじめに募集し、選考を経て来年度中に決定する予定です。
校章や校歌は、2027年度に決めるということです。
出席者からは「高校生も応募しやすい方法を考えてほしい」などの意見が出ていました。
制服やクラブ活動などについては、小部会を設置し検討していくとしています。
次回の懇話会は5月を予定しています。
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伊那市とバイウィル協定 森林資源で環境価値を創出
伊那市は、カーボンニュートラルに関する事業を行う東京都の株式会社バイウィルと、森林資源を活用した環境価値の創出に関する連携協定を4日締結しました。
4日は、市役所で調印式が行われ、白鳥孝市長とバイウィルの下村雄一郎社長が協定書を取り交わしました。
協定は、森林が二酸化炭素を吸収した量などを「クレジット」として国が認証し売買する「Jクレジット制度」を推進し、カーボンニュートラルを目指すものです。
バイウィルの算出では、市有林のうち、Jクレジット化の対象候補となる整備された森林は1,185haで、初年度で2,580トンのCO2削減が見込まれます。
値段は変動しますが、おおむね1トンで1万円分の価値が創出できるということです。
Jクレジット販売で得た収益は市の森林整備に充てる計画です。
バイウィルは、ノウハウの提供や販売の仲介などを行う予定です。
式には仲介した八十二銀行が立ち合いました。
バイウィルとの連携協定は県内で初めてだということです。
バイウィルは、4日、箕輪町とも施設のLED化などの取り組みを環境価値化する同様の連携協定を締結しました。
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伊那市国保税率「据え置き」答申
伊那市国民健康保険運営協議会は来年度の国民保険税の税率を諮問どおり現行のまま据え置くよう3日、白鳥孝市長に答申しました。
協議会の小林眞由美会長と山岸眞由美副会長が市役所を訪れ白鳥市長に答申しました。
国保の税率が据え置きとなるのは6年連続で物価高騰の影響に配慮したとしています。
また国民健康保険加入者が対象のがん検診の補助についても諮問通り、2026年度からの廃止としています。
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東春近小4年西組 学習を劇で発表
伊那市の東春近小学校で参観日が開かれ、4年西組の児童が水について学んだ成果を劇にして4日に発表しました。
4年西組の児童27人は総合学習の時間に水をテーマに学習しました。
劇は1年間の活動をまとめたオリジナルのものです。
保護者の他にお世話になった地域の人も見に来ていました。
学習では学校から歩いて富県の名水を汲みに行きました。
汲んだ水を使ってかき氷やそうめんを作ったエピソードが盛り込まれました。
劇では流しそうめんで実際に使われた竹も使用されました。
劇は今年に入ってから練習したということです。
東春近小学校では「児童が面白いと感じたことや学んだことが詰め込まれた劇になった」と話していました。 -
第18回伊那谷伝統文化公演
第18回伊那谷伝統文化公演が2日、伊那市のニシザワいなっせホールで開かれ、現代風にアレンジした新しい伊那節を高校生が披露しました。
公演は2部構成で行われました。
第1部で踊りを披露したのは、伊那北高校ダンス部のメンバー13人です。
与地の伊那節を中川村出身のシンガーが現代風のアップテンポな曲にアレンジしました。
伊那芸術文化協会が振付を伊那北高校ダンス部に依頼しました。
曲は3分30秒あり、振付を担当した部員3人は、去年10月から分担して2週間かけて振付を完成させました。
若い世代にも楽しく踊ってもらえるように工夫した振付になっているということです。
第1部では、伊那節保存会と、与地伊那節保存会が踊りを披露しました。
第2部では、富山県民謡越中八尾おわら保存会によるおよそ300年の歴史をもつ「おわら風の盆」などが披露されました。
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宮島酒店 立春朝搾り出荷
3日は立春。
伊那市荒井の蔵元宮島酒店では、絞りたての新酒「立春朝搾り」の出荷が、3日に行われました。
今朝は、宮島敏社長の他、酒販店の店主などおよそ20人が集まり、店先で新酒の祈願を行いました。
立春朝搾りは、暦の上で春となる「立春」の朝に搾りたての新酒を瓶詰し、その日のうちに消費者に届けるものです。
1998年に始まり、現在は北海道から熊本県まで、全国の41の蔵元が参加しています。
宮島酒店は、今年で25年目となります。
今朝は、雪が舞っていましたが、伊那地域の最低気温は0.6度と、氷点下にはなりませんでした。
立春当日に最高の状態にするため、「大吟醸よりも神経を使う」と言わせるほどの杜氏泣かせの仕込みが、およそ1か月間行われてきました。
1月5日から作りはじめ、「ほどほどの甘みがあり吟醸の香りを感じる良い酒に仕上がった」ということです。
今年は、720mL換算で去年並みの1,800本分を作ったということです。
価格は、720mLが1,980円、一升瓶が3,960円となっています。
放送エリア内では、伊那市日影の酒文化いたやで購入できます。 -
みはらしファーム 豆まきで鬼退治
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームでは、恒例の豆まきが2日に行われ、家族連れなどで賑わいました。
豆まきは、とれたて市場前の駐車場で行われ、スタッフが扮したゴジラや鬼が登場しました。
訪れた人たちは、合図にあわせて一斉に豆をぶつけて鬼を退治していきました。
みはらしファームでは節分の伝統を後世に残すため、毎年豆まきイベントを開催しています。
続いて行われた福まきでは、菓子と一緒に、みはらしの湯の利用券やドライいちごなどと交換できる当たり券がまかれ、訪れた人たちは手を伸ばしてつかんでいました。
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伊那北高校野球部と伊那スターズが交流会
伊那市の伊那北高校野球部と地元の少年野球チーム、伊那スターズの野球交流会が2日、開かれました。
2日は雪が舞う中、伊那北高校のグラウンドで選手24人が伊那スターズの児童28人に技術指導をしました。
最初に、鬼ごっこをして楽しみながら、体を温めました。
その後は高校生と小学生がペアを組みキャッチボールをしました。
キャッチボールが終わると、ポジションごとに分かれて練習をしました。
練習メニューは高校生が計画したということです。
バッティング練習では、バットを強く振るコツを児童に伝えていました。
交流会は、子どもたちに競技継続のきっかけにしてもらおうと、3年前から開かれています。 -
富県桜井の伝統行事「なーめーだ」
伊那市富県桜井の各戸を数珠を回して無病息災を願う伝統行事「なーめーだ」が1日、4年ぶりに行われました。
10メートルほどの数珠を持った園児と小学生15人が地域の家を訪ね、数珠を回して無病息災を願いました。
各家庭では玄関の外に出てその様子を見守りました。
数珠は、江戸時代に疫病が広がった際に立ち寄った僧侶が住民に与え勇気づけたのが始まりとされ、明治の初めころから子どもの行事として受け継がれています。
唱える念仏「なーめーだ」は南無阿弥陀仏が転じたものだと言われています。
もともとは、地域の男子小学生が行っていた行事ですが、人数が減ってきたこともあり、今は園児も一緒に行っているということです。
1日は桜井区にある77戸を歩いて回りました。
「なーめーだ」は、新型コロナの影響で中止していましたが、4年ぶりに行われました。
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上伊那岳風会伊那地区の初吟会
長野県上伊那岳風会伊那地区の初吟会が、1日、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。
初吟会では、来賓を含め伊那地区の12教室に通う生徒およそ60人が吟を披露しました。
伊那地区初吟会は、日ごろ鍛えた吟を披露しようと、毎年この時期に開かれています。
1日は、教室ごと順番にステージにあがり、自慢の喉を披露していました。
下平岳渓会長は、「高齢化やコロナ禍で吟友の数が全国的に大幅に減少しているが、岳風流の吟道の道を絶やすことなく、決起して今年1年吟を楽しんでいきたい」と話していました。
初吟会では、全員で吟じる大合吟が行われました。 -
上の原 歩道設置求める同盟会設立
伊那市上の原の市道上の原幹線道路に歩道の設置を求める期成同盟会が昨夜上の原公民館で発足しました。
昨夜の上の原幹線歩道設置促進期成同盟会では関係地区の区長や小中学校のPTA会長、地元企業などおよそ30人が出席しました。
会では役員の選任が行われ、会長に上の原区長の仲田穂積さんが選ばれました。
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伊那市 国保の一部補助廃止を諮問
伊那市国民健康保険運営協議会が31日に開かれ、来年度、補助金交付要綱を一部改正し、これまで市が行っていた、自己負担額の2分の1補助を廃止とする案を諮問しました。
協議会では、伊藤徹副市長が協議会の小林眞由美会長に来年度のがん検診など9項目について「自己負担額の2分の1の補助を廃止する」とする案を諮問しました。
伊那市では、現在がん検診などを受診した国保加入者に対し、自己負担額の2分の1を補助しています。
市では、補助金の廃止による急激な負担増を避けるよう自己負担割合を引き下げることにより、自己負担額は検診内容によって100円から1,200円の増加に抑えます。
県内19市で伊那市以外に補助を実施している自治体はなく、上伊那では箕輪町と辰野町のみです。
見直しは、令和8年度実施分から行うとしています。
きょうはほかに、基礎課税額、後期高齢者支援金課税額、介護納付金課税額の国保税率について、いずれも現行通りに据え置くとする案を諮問しました。
答申は、2月3日に行われる予定です。
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西箕輪上戸で英語学ぶ
伊那市西箕輪上戸の小中学生が25日、地元住民から英語を学ぶ教室が、上戸集落センターで開かれました。
この日は、上戸区の小中学生とその保護者およそ20人が参加しました。
講師は大阪府出身で、27年間外国で勤務し、2011年に伊那市に移住した男性が務めました。
この教室は上戸区が初めて開いたものです。
上戸区では「地元の人から英語を学び、これをきっかけに世界で活躍できる大人になってもらいたい」と話していました。