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羽広の古文書を解説
伊那市西箕輪羽広区に現存する江戸時代の古文書を解読した冊子が完成し、それを記念した講座が羽広公民館で16日、開かれました。
冊子は、羽広区の住民有志でつくる羽広誌研究会が、区が保管する江戸時代の古文書から20点を選び会員が解読しました。
掲載されているのは旧羽廣村の租税や用水に関する内容で研究会によると羽廣村の歴史と生活を知るうえで貴重な資料だということです。
16日は、羽広公民館に地区住民およそ30人が集まり、研究会の重盛欣三会長らが冊子に掲載された原本を解説しました。
また、会員の重盛栄子さんが、絵や写真をつかって説明しました。
羽広誌研究会では「羽広区の宝として次の世代につなげていきたい」と話していました。
冊子は300部発行し、羽広区に全戸配布しました。
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かんてんぱぱ 二度咲きヤマツツジ 見ごろ
伊那市の伊那食品工業のかんてんぱぱガーデンで、春と秋に花を咲かせるヤマツツジが見ごろを迎えています。
ヤマツツジの木は、かんてんぱぱホールの入り口付近に植えられています。
樹齢は70年を超えているということで、毎年春と秋に花を咲かせています。
ヤマツツジは、今月いっぱい花を楽しめるということです。
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2020長野県工芸美術展
県内の工芸作家の作品が並ぶ、2020長野県工芸美術展が、伊那市のかんてんぱぱホールで17日から開かれます。
会場には、ステンレスや陶芸作品などおよそ100点が並んでいます。
長野県工芸美術会が開くこの美術展には、県内出身・在住の作家が編み物や染色、木工や彫刻など30のジャンルに分かれて作品を出品しました。
今年は新型コロナウイルスの影響で公募は行わず、美術会会員や会友あわせて54人が過去の作品も含め出品しました。
こちらの作品は、箕輪町の大橋幸子さんの手描染色作品です。
この作品は過去に東京都知事賞を受賞しました。
会では、「過去に賞をとった作品も多く並んでいて、見ごたえのある展示会です。訪れた人に楽しんでもらいたい」と話していました。
展示会は、17日(木)から22日(火)まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれます。
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歯の衛生ポスターコンクール
上伊那歯科医師会が小中学生を対象に募集した歯の衛生に関する図画・ポスターコンクールの審査会が、伊那市西町の上伊那歯科医師会館で16日開かれ、最優秀賞4点が決まりました。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内で最優秀賞に選ばれたのは中学校の部で伊那市の春富中学校2年生の赤羽結衣さんの作品です。
また、小学校低学年では赤穂南小3年の大石歩未さんが、高学年の部では辰野南小5年の小松星那さんと中川西小6年の林莉緒さんの作品が最優秀賞に選ばれました。
コンクールは、上伊那歯科医師会が毎年行っているもので、今年は上伊那の小中学校あわせて28校から306点の応募がありました。
なお、辰野南小5年の小松さんの作品は、ポスター図案に採用されました。
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広域観光推進について考える会議
上伊那地域振興局や観光団体が集まり、官民一体となって広域観光推進について考える会議が16日、伊那市のいなっせで開かれました。
会議は、リニア中央新幹線や三遠南信自動車道などの開通を見据え、南信広域での観光事業の展開を考えようと、上伊那地域振興局が開いたものです。
この日は、上伊那地域振興局のほかに長野伊那谷観光局、伊那市観光協会、駒ヶ根市観光協会の職員らが集まり、広域観光の取り組みについて話し合いました。
参加者からは、「南信全体での広域周遊コースを作成する必要がある。」「各地域の観光素材について買い手目線で分析していく必要がある。」などの意見が出ていました。
会議は、新型コロナウイルスの影響で変わりつつある観光業に対して、新たなモデルの方向性を考えようと開かれたものです。 -
高校再編・整備計画 一次案が決定
長野県教育委員会は、高校再編・整備計画 一次案を15日の定例教育委員会で決定しました。
これにより伊那北高校と伊那弥生ケ丘高校の再編統合が決まりました。
計画には伊那北高校と伊那弥生ケ丘高校を再編統合する、総合学科高校を設置する、総合技術高校を設置するといった内容が盛り込まれています。
これにより、伊那北高校と伊那弥生ケ丘高校の再編統合が決定しました。
伊那北高校同窓会長の酒井茂さんは、「課題としては伊那地区から諏訪地区、松本地区へ多くの子どもたちが流出しています。これをなんとしても取り戻したい。それにはやはり、子どもたちが行きたくなる高校、魅力ある高校、これをいかにつくるかということが重要です」と話していました。
伊那弥生ケ丘高校同窓会長の下島典子さんは「子どもたちのことを第一に考えて、そこで働く先生も意欲を持って、生徒も先生も意欲を持って前に進んでいける、そういう学校をぜひ作って頂きたい」と話していました。
今後県教委では、新校の設置について、学校関係者や地域の代表者などを集めた「再編実施計画懇話会」を設置し、新しい学校の名前や場所、募集開始年度などを検討するということです。
総合学科高校と総合技術高校の再編対象校については現在検討中で、来年策定される「再編・整備計画二次案」で示されることになっています。
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地域桜守による桜管理の講習会
伊那市美篶地区各種団体協議会は、地域の桜を管理する地域桜守から桜の手入れや管理方法を学ぶ講習会を8月28日に、開きました。
この日は、美篶青島の桜並木で講習会が開かれ、地域住民およそ20人が参加しました。
美篶地区の役員などで組織する美篶地区各種団体協議会が毎年開いているもので、今年で3年目です。
市から地域桜守として認定されている丸田旭雄さんは「枝が下に垂れているものは切って、切り口に殺菌剤を塗るようにしてください」などとアドバイスしていました。
美篶地区各種団体協議会では、市の交付金を活用して三峰川ナイスロード沿いの桜並木と青島霞堤の桜をライトアップするなど地域活性化に取り組んでいます。
協議会の森田伴雄会長は、「今年はコロナで桜を見てもらう機会が少なかったが、きょうの講習会で学んだことを活かして来年に備えたい」と話していました。
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富県の女性が肋骨折る重傷事故
14日午後4時半頃、伊那市富県の女性が肋骨を折る重傷事故が発生しました。
伊那警察署の発表によりますと肋骨を折る大けがを負ったのは
伊那市富県の71歳の無職の女性です。
富県の市道の道路脇にある生垣に衝突した状態の女性の車と、この車の近くで倒れている女性を近くの人が見つけたものです。
女性が大けがを負った原因などについて伊那署が調べを進めています。
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ますみヶ丘の酪農家組合 大型収穫機を導入
伊那市ますみヶ丘の酪農家でつくるますみヶ丘フォルト組合は、国の補助金を活用し飼料用トウモロコシの収穫機を導入しました。
導入された収穫機「自走式コーンハーベスター」の価格は6,500万円で、半分は国の畜産クラスター事業の補助金で賄っています。
今回導入したものは、これまでのものより一度に刈り取れる量が1.5倍になり、作業時間の短縮が図れるということです。
内部に2つのローラーが付いていて、収穫したトウモロコシの実を細かくすることができ、牛の消化効率が良くなるということです。
13日は、宮下一郎衆議院議員や白鳥孝伊那市長、JA上伊那の御子柴茂樹組合長らが訪れ、お披露目されました。
組合は、飼料用トウモロコシの栽培を共同で行おうと、昭和60年に発足しました。
現在は、4戸の酪農家がおよそ100ヘクタールを管理しています。
作業効率を向上させることで、遊休農地の解消と牛の餌の自給率向上に繋げていきたいとしています。
組合によりますと、この大きさの収穫機の導入は県内で初めてではないかということです。 -
北原さん東ティモールについて講演会
伊那市ふるさと大使で、元東ティモール特命全権大使の北原巌男さんによる、東ティモールについての講演会が8月19日、伊那図書館で開かれました。
貧困や格差など、SDGsの観点から世界の様子を取り上げようと伊那図書館が企画しました。
テレビ会議システムで会場と北原さんの自宅を繋ぎ、席と席の間隔をとるなど新型コロナ対策が取られました。
北原さんは、東ティモールが、日本と比べて女性が政治へ参画している割合が高いことなど、世界男女格差指数ランキングをもとに紹介していました。
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伊那バス「厳選長野県内バスツアー」企画
伊那市の伊那バスは、コロナ禍でも安心して旅を楽しんでもらおうと、「厳選長野県内バスツアー」を企画しました。
ツアーは、伊那バスのバスガイドが企画したもので、県内の観光名所などを巡るものです。
貸し切り風呂がついた美ヶ原温泉のホテル、「翔峰」に宿泊する中信コース、まつたけなどの秋の味覚を楽しむ東信コース、中野市の街を一望できる竜王SORAテラスなどを訪れる北信コースの3つのツアーを予定していて、いずれも1泊2日です。
実施するのは、来月中旬から11月上旬ごろだということです。
新型コロナウイルスの影響で観光業を取り巻く環境が急変する中、安心して旅を楽しんでもらおうと、観光名所や宿泊先を県内に限定し、バス内の座席数を半分にするなど、感染症対策をとったツアーを企画したということです。
「厳選長野県内バスツアー」は、国内旅行の代金の半分を国が支援する、GoToトラベルキャンペーンの対象となり、普段よりも割安価格で参加することができます。
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第8回千両千両井月さんまつり
幕末から明治にかけて伊那谷を放浪し数々の俳句を残した井上井月を偲ぶシンポジウム、「第8回千両千両井月さんまつり」がオンラインで12日、開かれました。
伊那市の伊那図書館では、井月さんまつりの様子がプロジェクターで映し出されました。
今回は、新型コロナウイルス感染拡大防止のためにテレビ会議システムを使いオンラインでの開催となりました。
テーマは、「漂泊の俳人 再考」です。
講演では、文学研究家の堀井正子さんが、「井月のバトン」と題して、話をしました。
堀井さんは、「井月は、俳諧の道の神と拝めた松尾芭蕉に自分の思いを重ねていた」と解説し、芭蕉の句を暗記していたことを紹介しました。
この日はほかに、芥川龍之介の主治医で昭和初期に井月の句集の出版のため尽力した下島空谷について、出演者らによるトークショーが行われました。
「千両千両井月さんまつり」は、放浪の俳人として伊那を訪れた井上井月の生涯やその時代について考えるイベントです。
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人形供養祭 例年の2倍~3倍に
ひな人形やぬいぐるみなどを供養する「人形供養祭」が13日伊那市のグレース虹のホール伊那で行われました。
供養祭は、処分しづらく簡単には捨てられない人形を供養し、感謝を伝えようと株式会社グレースが毎年行っています。
費用は1コンテナあたり1,000円からで雛人形や五月人形、ぬいぐるみなどが持ち込まれていました。
グレースによりますと、今年は自宅にいる事が多かった事もあり例年の2倍から3倍の量になったという事です。
新型コロナ感染拡大防止の為、訪れた人たちは供養祭の会場には入れず、外で手を合わせていました。
40年使用した雛人形を供養した人は「別れるのは悲しいですが、最後に祭壇に飾ってもらいうれしいです」と話していました。
供養祭は、グレースの社員のみが参列し行われました。
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みはらしファームで野菜詰め放題
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで、上伊那産の野菜の詰め放題のイベントが11日、開かれました。
テーブルの上には、なすや玉ねぎなどが並べられました。
午前10時の開店直後から地域住民が詰め放題に参加していました。
詰め放題のイベントは、JA上伊那が団体客を対象に、毎年開いているものです。
今年は、新型コロナウイルスの影響で県外からの観光客が減る中、地元農家が育てた野菜を味わってもらおうと、個人を対象に開かれました。
訪れた人は、袋いっぱいに野菜を詰めていました。
野菜の詰め放題は、13日(日)にも予定されていて、時間は午前10時から、午後1時からの2回で、料金は1袋600円です。
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「下水道の日」マンホールカード配布
昭和36年に国土交通省が制定した、9月10日の「下水道の日」に合わせて下水道をPRしようと、伊那市役所でマンホールカードが10日、配布されました。
この日は、市役所1階多目的ホールで2種類のマンホールカードが配布されました。
こちらが伊那市デザインのマンホールカードです。
伊那節に歌われている権兵衛峠を行き来した馬子と木曽馬をモチーフにデザインされたもので、去年作られました。
こちらは今年作られた高遠町デザインのカードです。
旧高遠町の町章の周りにタカトオコヒガンザクラがデザインされたものです。
この日は、この2種類のカードが配布されました。
普段は、伊那市デザインのものは市役所か、みはらしの湯で、高遠町デザインのものは、さくらの湯での配布のみとなっていて、2種類が同時に手に入るのはきょうだけです。
マンホールカードは、日本下水道協会などでつくる下水道広報プラットフォームが、発行を希望する地方公共団体を募り、共同で制作しているものです。
これまでに535の自治体から667種類が発行されています。
市では「カードをきっかけに水質保全や生活環境維持のために下水道があることを知ってもらいたい」と話していました。
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中国料理 みどり 閉店へ
歴史ある伊那の名店がまた一つ消えていきます。
JR伊那北駅近くにある街の中華屋さん 中国料理みどり。
ラーメンにチャーハン、本格的な一品料理からローメンまで中華の全てを味わうことができます。
ご主人の立石勝幸(たていしかつゆき)さん。
5人兄弟の長男だった立石さんは、高校卒業後、父四郎さんが営むみどりを継ぐべく中華の道に。
昭和32年、東京に出て新橋などで修業を積みました。
6年後の昭和38年、伊那に戻ってみどりで働きはじめます。
終戦直後の昭和22年開業のみどり、当時は伊那橋近くにありました。
昭和39年にここ伊那北駅近くの山寺に移転し、妻の聖子(せいこ)さんと二人三脚で店を盛り立ててきました。
現在81歳の立石さん、今でも出前をこなしています。
昭和・平成・令和と時は流れ、9月いっぱいで店を閉めることにしました。
店が閉まると聞いて、みどりを訪ねました。
一品目は、肉団子を注文。
プロの早業でひとつひとつ揚げていきます。
中華の命ラーメンスープをベースにケチャップを加えソースが出来上がります。
2品目は、八宝菜を注文しました。
締めは、人気のたまごチャーハンです。
この日も店内は、常連客で賑わっていました。
昔ながらの気取らない街の中華屋さん 中国料理みどり。
味のある昭和の名店が、また一つ姿を消そうとしています。 -
伊那中の生徒がパラグライダー
伊那市の伊那中学校の3年2組の生徒は総合学習の一環で10日、パラグライダーに挑戦しました。
10日は、3年2組の30人が伊那市横山を中心にアウトドアでの遊びや体験を提供するアクティビティスポットASOBINAでパラグライダーを体験しました。
全員が初挑戦です。
ASOBINAの代表で2018年のパラグライダーのアジア大会で金メダルを獲得した呉本圭樹さんが指導にあたりました。
呉本さんは、「飛ぶときは前を見て余計な力を入れないように」と生徒たちにアドバイスしていました。
何度も挑戦するうちに生徒たちは2~3メートルの高さまで自分一人で飛べるようになりました。
伊那中学校の3年2組では今年の5月から総合学習で「空を飛ぶこと」をテーマに学習しています。
空を飛ぶ方法を検討した結果、今年6月にオープンしたASOBINAで行っているパラグライダーに挑戦することになりました。
パラグライダーを体験するには費用がかかるため、生徒たちは自宅で不要になったものをリサイクルショップに売ったり手作りの菓子を職員に販売するなどして資金を集めたということです。
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伊那市内 国道153号沿いに「道の駅を」
伊那市の白鳥孝市長は、国道153号の伊那バイパスか伊駒アルプスロードの沿線に道の駅を建設したい考えを示しました。
10日の伊那市議会9月定例会で、議員の質問に答えたものです。
箕輪町木下から伊那市青島までの伊那バイパスは、県の事業として建設が進められていて、7.6キロのうち3.4キロが完成しています。
伊那市青島から駒ヶ根市北の原を結ぶ11キロの伊駒アルプスロードは、国の直轄権限代行での整備が予定されていて、今年度中に測量作業に入ります。
いずれも、2027年のリニア中央新幹線の開通にむけての完成を目指します。
白鳥市長は、「事業の進捗を見ながら場所を検討し、道路の完成に合わせ道の駅を作りたい。」との考えを示しました。
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伊那市 「来年度新規事業」見送りも検討
伊那市の白鳥孝市長は来年度事業について、新型コロナにより市税や地方交付税の減少が見込まれる事から、新たな事業については先延ばしもあるとの考えをしめしました。
これは9日に開かれた伊那市議会9月定例会の中で議員の質問に答えたものです。
白鳥市長は「リーマンショックでは翌年の2009年度は5億円、2010年度は4億円、市税が前の年度と比べ減少した。2021度、2022年度はコロナにより市税や地方交税の減少が見込まれる」と話し、「コロナ対策については積極的に予算化していきたいとの考えを示した一方で、一部の新規事業については先延ばしも視野にいれ検討を進めていきたい」と答弁しました。
伊那市は来年度事業の方針を各部に説明する予算編成会議を10月に開く予定です。
また新型コロナのPCR検査の拡充についての質問では、白鳥市長は「上伊那で感染が拡大した場合、医療従事者や保育士、介護職員については優先的にPCR検査を受けられるよう、県に働きかけていきたい」と答弁しました。
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石川×だるま お多福万十
伊那市荒井の「菓子庵石川」と「割烹だるま」は、だるまの人気商品お多福豆を使った新商品「お多福万十」を共同開発しました。
石川とだるまが共同開発したお多福万十です。
万十の餡子にはだるまの「お多福豆」を使用しています。
作る工程で割れて商品に出来ない豆を加工して使用しています。
お多福豆の原料、そら豆の風味がする餡子に仕上がっているという事です。
8月26日は、伊那市の伊那商工会館で、石川の石川雄也専務とだるまの本田敏和専務が製品の発表会を開きました。
万十には伊那産の赤松で作った食用の炭や寒天、パッケージ用にも伊那産の経木が使われています。
お多福万十の価格は1個、220円で菓子庵石川で販売しています。
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入野谷在来そば 播種
入野谷在来そばの復活に取り組んでいる入野谷在来種復活夢プロジェクトは、伊那市長谷浦の圃場でそばの播種作業をきょう行いました。
7月22日は農家や市内のそば店などで作るプロジェクトメンバー合わせて13人が入野谷在来種のそばの種を蒔きました。
この圃場は原種を守る目的で栽培をしています。
上物とされる大きさ4ミリほどの種を選び、きょうはおよそ1キロ程を蒔きました。
復活に向けた取り組みは今年で5年目となります。
今年は、長谷の中尾や黒河内にも拡大し、面積も去年の3倍となる3ヘクタールで栽培を行う予定です。
入野谷在来種復活夢プロジェクトによりますと、そばは10月に収穫を予定していて、今年は合わせて700キロの収量を見込んでいるという事です。
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「培窯の仕事だより」林さん作品展
伊那市高遠町の陶芸作家、林秋実さんの作品展「培窯の仕事だより」が、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、茶わんや皿など、およそ200点が並んでいます。
三重県出身の林さんは、益子焼で知られる栃木県などで修業したということです。
2006年に高遠町に移住し、工房と窯を構え、年に4回作品づくりに励んでいて、展示会を開くのは今年で12年目です。
この作品は、わらの灰を原料にした釉薬を使用しているということです。
林さんの作品展「培窯の仕事だより」は、14日(月)まで、かんてんぱぱホールで開かれていて、気に入った作品はその場で買うことができます。 -
信濃グランセローズ伊那で試合
ルートインBCリーグ、信濃グランセローズ対新潟アルビレックスの公式戦が、伊那市の伊那スタジアムで9日、行われました。
始球式は、伊那スターズで伊那西小6年生の清水哉太郎くんがマウンドに上がりました。
新型コロナウイルスの影響で、今年のリーグ戦は3地区6グループ制で行われ、福島・新潟、群馬・信濃の中地区で順位を争います。
この日は新潟アルビレックスとの10戦目の試合となりました。
新型コロナ対策として、観客は席の間隔を空けて応援していました。
今シーズン、信濃グランセローズは8日までに28勝7敗7分けです。
グループ1位は地区チャンピオンシップに進出することになっています。
試合は7対6で、信濃グランセローズが新潟アルビレックスに勝ちました。
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白鳥市長「戸草ダム引き続き要望」
伊那市の白鳥孝伊那市長は、建設が見送りとなっている三峰川上流の戸草ダムについて、「必要性を改めて強く感じている」と話し、引き続き国に要望していく考えを示しました。
これは8日開かれた伊那市議会9月定例会の中で議員の質問に答えたものです。
戸草ダムは1988年に治水や発電、工業用水の供給を行う特定多目的ダムとして建設の準備が進められましたが本格的な工事着手はされませんでした。
2009年の天竜川水系河川整備計画では「今後の社会情勢の変化に合わせ建設時期を検討する」とし、2012年には多目的ダムとしての計画は廃止し、洪水調節施設とする方針が示されています。
今年6月に整備計画の見直しを行う天竜川水系流域委員会が発足したことから、白鳥市長は「検討状況を注視しながら気運を高めていきたい」としています。
また、新型コロナ対策については「今後も継続的に取り組んでいきたい」との考えを示しました。
また、1人あたり10万円の特別定額給付金について、8月末までに対象者の99.8%の人が申請を行ったことが分かりました。
伊那市の特別定額給付金の申請は10月9日までとなっています。
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子どもたちが箏に親しむ
子どもたちが箏に親しむジュニア和楽器講座が7日伊那市のいなっせで開かれました。
講座は「日本の音を未来に実行委員会」が開いたもので、上伊那の小学生から高校生までの7人が参加しました。
講座は文化庁の伝統文化親子教室事業の支援を受けていて今年で
2年目です。
集まった7人の受講生のうち4人が初めての参加となります。
講師は2人で実行委員会会長の伊東忍さんは箏の基本的な奏で方について指導していました。
気賀沢美香さんは初めての受講生のために指の太さに合わせて演奏に使う箏爪を作っていました。
講座は10回開かれることになっていて来年1月には発表会が計画されています。
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「井月をめぐる旅」特別展
幕末から明治にかけて伊那谷を放浪した俳人井上井月に関する紀行文と版画の展示が、伊那市の創造館で開かれています。
会場には、2011年から2012年の間に、信濃毎日新聞で連載された飯田市出身の俳人、相子智恵さんによる井月をめぐる紀行文と、その文章をテーマに作られた版画など24点が並んでいます。
版画は、佐久市の作家、田嶋健さんが、相子さんの紀行文をテーマに制作しました。
特別展「井月をめぐる旅」は、今月12日にオンラインで開かれる、井月を偲ぶイベント、井月さんまつりにちなんで創造館が開いたものです。
特別展「井月をめぐる旅」は、11月30日(月)まで、創造館1階特別展示室で開かれています。
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平澤真希さん動画「ネイチャーピアノ」公開
伊那市出身のピアニスト平澤真希さんが自然の中で演奏した様子を撮影した動画「ネイチャーピアノ」が完成しました。
こちらが「ネイチャーピアノ」です。
8月上旬に入笠山にピアノを持ち込み撮影しました。
早朝から撮影を始め、鳥のさえずりや葉のこすれる音など自然の音と共に演奏を収録したということです。
動画はおよそ7分で、演奏しているのはオリジナル曲など2曲です。
4日は、平澤さんが伊那市役所で記者会見を開き、完成した動画について説明しました。
動画の制作は、新型コロナ感染拡大で発表の場が少なくなったアーティストを支援する、県の「頑張るアーティスト応援事業」を受けて行ったものです。
動画は動画配信サイトyoutubeや、長野県文化芸術情報発信サイトから見ることができます。
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長寿祝い白鳥市長が訪問
今年度100歳となる高齢者の長寿を祝う伊那市の長寿者訪問が5日から始まりました。
5日は、白鳥孝伊那市長が伊那市長谷の北原秀雄さん宅を訪れ祝い状や肖像画を贈りました。
北原さんは、大正9年10月18日生まれの99歳で来月100歳を迎えます。
現在は長男夫婦と3人暮らしをしています。
北原さんは戦時中の昭和20年1月に石川県金沢の部隊に入隊しました。
終戦後は、農業で生計を立ててきたということです。
3年ほど前までは、庭の草取りや花の手入れをしていたということですが現在は、週に1度デイサービスに通うことが楽しみの一つだということです。
白鳥市長は「ずっとお元気でいてください」と激励していました。
伊那市で今年度中に100歳以上になるのは男性13人、女性70人の合わせて83人で、最高齢は男性・女性ともに104歳となっています。
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バラを中心とした特別展
山岳写真家の津野祐次さんが撮影したバラの写真を中心とした特別展が伊那市高遠町の信州高遠美術館で5日から始まりました。
会場には、高遠町のしんわの丘ローズガーデンで撮影したバラの他、南アルプスを撮影した写真など87点が飾られています。
当初は、今年6月に予定されていたバラサミットに合わせて写真展を開催する計画でした。
しかし、新型コロナの影響でサミットが中止となったため、この時期の開催となりました。
バラの写真は、津野さんがおととしから撮りためたもので、主に6月中の見ごろのバラを中心に撮影したということです。
会場には、一輪ずつ種類別に撮影したバラも展示されています。
5日は、作品を説明するギャラリートークも行われました。
津野さんは、「しんわの丘ローズガーデンの特徴が最大限にだせるよう何度も足を運んでシャッターを切った」と話していました。
津野祐次さんの写真展は、11月8日まで信州高遠美術館で開かれています。
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伊那北高校に校歌の楽譜贈る
新型コロナウイルスの影響で中止となった伊那北高校の文化祭ペン祭に代わる行事として校歌の楽譜の贈呈式が4日行われました。
これまで正式な楽譜がなかったことから創立100周年の節目に
日本フィルハーモニー交響楽団に依頼したものです。
伊那北高校卒業で日本フィルハーモニー交響楽団所属の山岸淳子さんが楽譜を届け、ピアノ伴奏用、吹奏楽用、オーケストラ用の3つを生徒に手渡しました。
この楽譜を元に伊那北高校出身のピアニスト平澤真希さんが演奏し生徒が校歌を歌いました。
今年が伊那北高校創立100周年となることから記念事業として
実行委員会が企画したものです。
校歌は1927年、昭和2年の旧制伊那中学校時代に作られました。