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雨の影響で農作物に被害
3日から断続的に降っている雨の影響で、この地域の農作物にも影響が出始めています。
伊那市富県南福地の南福地ファームの圃場です。
上伊那特産の小麦「ハナマンテン」を育てていましたが、風や長雨の影響でほとんどの小麦が倒れてしまいました。
現在小麦は収穫の時期を迎えています。
南福地ファームでは8haの圃場で小麦を育てていて、4haはすでに収穫しましたが、残りの4ha分は出荷できない状況です。
実が水に浸かり、芽が出てしまっているものもあります。
芽が出たものと出ていないものの選別が難しいため、この圃場の小麦は出荷できません。
伊那市東春近の農事組合法人田原の果樹園です。
極早生種のりんご「夏あかり」が虫くいの被害を受けていました。
果樹園を管理する伊藤寛志さんです。
伊藤さんによると長雨で消毒の作業が遅れたことが影響している可能性があるということです。
JA上伊那によりますと、このほかにも野菜の腐敗や品質低下、収量の減少などの影響が予想されるということです。
JA上伊那では今回の雨での被害の調査を昨日から始めていて、17日までにまとめたいとしています。
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伊那中央RCが留学生支援
伊那中央ロータリークラブは留学生支援として信州大学農学部で学ぶスリランカの学生に教育助成金を贈りました。
14日伊那市内で伊那中央ロータリークラブの例会が開かれ
留学生が紹介されました。
助成を受けたのは信州大学大学院総合医理工学研究科博士課程で
スリランカのディビィ・サンジーワさんで42万円が贈られました。
ディビィ・サンジーワさんは「皆さんの好意に感謝します。」と話していました。
伊那中央ロータリークラブでは留学生との交流を通じて国際理解を深める活動を1993年から行っていて今年で28年目となります。
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欠損の三峰川堤防 復旧工事完了
天竜川上流河川事務所は大雨で欠損していた伊那市美篶の三峰川右岸の堤防の復旧工事が14日正午に完了したと発表しました。
復旧工事はコンクリートブロックを投入したのち盛土をしてブロック張りをしたもので延長は125メートルです。
復旧工事完了にあたり河川を管理する天竜川上流河川事務所正午に完了したと発表しました。復旧工事はコンクリートブロックを投入したのち盛土をしてブロック張りをしたもので延長は125メートルです。復旧工事完了にあたり河川を管理する天竜川上流河川事務所は「住民の皆さまや関係機関のご協力をいただき無事、早期に被災前と同程度の堤防機能を確保する復旧工事を完了することができ
ありがとうございました。今後とも河川管理にご理解と
ご協力をお願いします。」とのコメントを出しています。
三峰川堤防の欠損は県南部を中心に降った大雨によるもので今月
1日に見つかりました。
ここは去年の台風19号で基礎部分が削られた箇所で決壊はしませんでした。
この影響で三峰川堤防沿いのナイスロードの一部が片側交互通行となっていますが15日午前7時に規制を解除する予定です。
天竜川上流河川事務所では今回復旧工事が完了した堤防について10月頃に再度工事を行い、それが完了するまでは三峰川サイクリング・ジョギングロードは通行止めにするとしています。
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特殊詐欺防ぎ感謝状贈呈
伊那警察署は、特殊詐欺を未然に防いだとして、伊那市山寺の有限会社白川タクシーの運転手飛鳥利一さんに13日、感謝状を贈りました。
この日は、伊那警察署の土屋秀夫署長が有限会社白川タクシーを訪れ、運転手の飛鳥さんに感謝状を手渡しました。
飛鳥さんは先月17日に、上伊那郡内に住む80代の女性を自宅から茅野駅まで送迎しました。
知人に会うためにタクシーを利用したと話す女性は駅に着くと、「駅に着いたが相手がいない。どこに行けばいいのか」と携帯電話で話していたということです。
その後女性は、「これから八王子駅に行く」と言って茅野駅で下車したということです。
そのまま女性は切符を買い、八王子駅まで向かったということです。
不審に思った飛鳥さんは、会社に戻り同僚に相談し、特殊詐欺の疑いがあるとして、警察に通報しました。
情報を聞いた伊那署が八王子署に連絡を取り、女性は八王子駅で引き止められ、被害は未然に防がれました。
土屋署長は、「飛鳥さんの、とっさの機転で未然に防ぐことができた」と話していました。
白川タクシーは5年前にも特殊詐欺被害を未然に防いでいて、今回で2回目です。
なお、伊那署管内では、今年に入り13日現在で2件、180万円の特殊詐欺被害が発生しています。 -
高橋さん宅でねむの木の花見ごろ
伊那市美篶の高橋和美さん宅のねむの木の花が見ごろを迎えています。
高橋さんによりますと、木の樹齢は40年ほどで、毎年この時期に花を咲かせるということです。
今年は梅雨前線の影響で、雨や風が強く、例年よりも花の数が少なくなってしまったということです。
花は、来週いっぱい楽しめるということです。
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伊那北ダンス部 3年生引退公演
新型コロナウイルスの影響で文化祭「ペン祭」が中止となった伊那北高校ダンス部は、3年生の集大成となる引退公演をきょう学校で行いました。
12日は、1年生から3年生までのおよそ30人が、部活が再開した6月から公演に向け練習してきた成果を披露しました。
ダンス部は、6月のペン祭を最後に3年生が引退するのが恒例となっています。
今年は新型コロナによりペン祭が中止になったため、高校最後の発表の場として3年生が中心となり引退公演を企画しました。
観客は3年生の保護者に限定し、受付では体温測定や手の消毒などコロナ対策をしての開催です。
最後は1年から3年全員でおどり、3年生の引退公演をしめくくりました。
公演が終ると後輩たちは3年生へ色紙や花束を渡し、感謝の気持ちを伝えていました。
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伊那商工会議所青年部 花火大会への募金呼びかけ
伊那商工会議所青年部は、8月1日に開催する花火大会への募金の呼びかけを、11日と12日の2日間市内で行いました。
12日は、伊那市のアピタ伊那店とベルシャイン伊那店で、花火大会の告知と募金の協力を行いました。
花火大会は、新型コロナの影響で各種イベントが中止となる中、子どもたちに夏の思い出を作ってもらおうと企画したものです。
8月1日の午後7時45分に、5分から10分程度市内複数か所で花火が打ち上げられます。
青年部では、60万円を目標に7月末までクラウドファンディングで資金を募っていて、現在31万円ほど集まっているということです。 -
伊那市プレミアム応援券販売始まる
新型コロナウイルスの影響を受けた飲食店などで利用できる伊那市プレミアム応援券が伊那市役所などで販売されました。
初日の11日は3,381セットが売れたということです。
販売場所のひとつ伊那市役所では買い求める人の行列ができたことから整理券が配られ予定より15分早い9時45分から販売が
始まりました。
応援券は飲食店、宿泊業、タクシー、運転代行、理美容業限定で
市内369店舗で使うことができ15,000円分を10,000円で購入できます。
きょうは伊那市役所のほか伊那商工会館、伊那市商工会建物下駐車場で合わせて3,381セットが売れたということです。
プレミアム応援券はあすも伊那市役所で午前10時から2,119セット販売され売り切れ次第終了となります。
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伊那市 広報番組で小中学校の合唱・吹奏学部を応援
伊那市は、新型コロナウイルスの影響で発表の場を失った小中学校の合唱部・吹奏楽部を応援しようと、広報番組「い~なチャンネル」で演奏を収録し、放送します。
9日は、初めての収録が西箕輪中学校で行われ、2・3年生25人が演奏を披露しました。
番組は、市が企画・構成を担当し、伊那ケーブルテレビが撮影・編集を行っています。
新型コロナの影響で、3年生にとって集大成となるはずだったコンクールが今年は中止となりました。
市では、発表の機会として演奏の収録を企画し市内の中学校に声をかけたところ、6校全てが参加することになりました。
西箕輪中は、全日本吹奏楽コンクールの課題曲など2曲を演奏しました。
番組では、演奏の途中に3年生が今後の意気込みや想いを発表します。
初回放送は、18日土曜日の午後7時からで、長谷中合唱部を紹介します。
その後、1週間ずつ順次放送する他、市の公式HPでも後日配信することになっています。 -
テレビ会議システムで授業
テレビ会議システムを活用し様々な業種の社会人から話を聞く授業が伊那市の伊那弥生ケ丘高校で9日、行われました。
職種や経歴の違う21人の講師から話を聞いて将来に役立てようと行われたものです。
テレビ会議システムを活用した授業は今回が2回目で2年生242人が出席しました。
県外や海外を拠点に活動するグローバルグループと伊那地域を拠点に活動するローカルグループの2つに分かれて行われました。
このうちローカルグループは、飲食業や製造業など9人が講師を務め、働くことの意味について話をしました。
何のために働くのか?の問いに、有限会社スワニーの橋爪良博社長は、「作ったものを誰かが評価してくれるこが嬉しい。働く事は、たのしく生きるためです。」と答えました。
伊那市社会福祉協議会の矢澤秀樹さんは「いろいろな人の人生や生き方に触れることが出来る仕事です。住民一人一人の幸せのために働いています」と話していました。
伊那弥生ケ丘高校では、今後もテレビ会議システムを活用した授業を行っていくとしています。
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暑中信州寒晒蕎麦 23日から
伊那市高遠町のそば店主や生産者でつくる高遠そば組合は江戸時代、高遠藩から将軍家に献上されていたとされる「暑中信州寒晒蕎麦」を市内7店舗で23日から提供します。
9日は、伊那市高遠町のそば店壱刻で試食会が開かれ、組合員など10人が参加しました。
寒晒蕎麦は、大寒にそばの実を清流に浸し立春に引き上げた後、日陰で2週間ほど寒風に晒して乾燥させます。
この作業は、夏の暑さによるそばの実の劣化を防ぐためのもので保存性と共に甘みも増すということです。
江戸時代に高遠藩が「暑中信州寒晒蕎麦」として将軍家に献上したとの記録が残っているということです。
高遠そば組合では、地元の特産化を目指して2013年から販売しています。
寒晒蕎麦は、23日から高遠町の「壱刻」「華留運」「紅さくら」「ますや」「楽座紅葉軒」と伊那市荒井の「梅庵」、東春近の「きし野」で手打ち十割で提供されます。
それぞれ限定150食で一人前税込1200円です。
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引き続き土砂災害に厳重な警戒を
停滞する梅雨前線の影響で、伊那地域では9日も雨が降りました。
ここ数日の雨で地盤が緩んでいる所があるとして、長野地方気象台は、引き続き土砂災害などに厳重に警戒するよう呼び掛けています。
9日午前10時に撮影した伊那市長谷の三峰川の様子です。
泥で茶色く濁った水が勢いよく下流へと流れていました。
3日正午から9日午後1時までに降った雨の量は、伊那市で189ミリとなっています。
7月の平均総雨量は187.5ミリで、6日間でそれを上回ったことになります。
長野地方気象台によりますと、10日以降も引き続き雨が降る予想で、南部は多いところで150ミリとなっています。
ここ1週間程、雨が断続的に降っているため、地盤が緩み土砂災害が発生しやすい状況だとして、気象台では「土砂災害が発生しやすい山や崖の近くに行かないことや、最新の情報を入手していつでも避難できる準備を心掛けてほしい」と呼びかけています。
伊那市は午後3時に、荒井内の萱に発令していた避難勧告を解除し、避難準備・高齢者等避難開始にレベルを引き下げました。
それに伴い、伊那西小学校の避難場所は閉鎖されました。
なお、土砂災害警戒情報は午後4時現在、継続となっています。 -
美篶ナイスロード 片側交互通行可能に
今月1日の大雨で、三峰川右岸の堤防の一部が欠損した影響で全面通行止めとなっていた伊那市美篶のナイスロードが、9日から片側交互通行可能になりました。
9日午前9時に通行止めが解除され、片側交互通行が可能になりました。
今月1日、大雨により三峰川右岸の堤防の一部が欠損し、河川の氾濫の可能性があったため、並行して走るナイスロードが全面通行止めとなっていました。
堤防の道路側の復旧工事が進んだことから片側交互通行が可能になりました。
区間は、三峰川レストパーク付近から介護老人保健施設みぶの里入口までです。
堤防では、護岸コンクリートを敷き詰める工事を昨日から行っていて、国土交通省天竜川上流河川事務所では、この工事を13日頃までに終わらせたいとしています。 -
移動販売車で買い物体験
あおぞら商店iinaの移動販売車による買い物体験会が7日伊那市の横山公民館で開かれました。
体験会を開いたのは伊那市高遠町のフレンチシェフであおぞら商店iina代表の吉澤藤吾さんです。
これまでに伊那市富県や手良で開いていて横山では初めてです。
移動販売車には手作りの弁当や惣菜などが並べられたほか日用品なども用意されました。
7日は公民館活動が予定さていて買い物体験会はそれに合わせて
実施されましたが、大雨により活動は中止となりました。
それでも初めての移動販売を楽しみにしていた地域住民が集まり
買い物をしていました。
移動販売は伊那市社会福祉協議会も協力していて販売日のPRなどを行っています。
買い物客へのアンケート調査も行い買い物弱者支援に役立てる
計画です。
あおぞら商店iinaでは地域の人たちの要望を聞きながら移動販売を定着させていきたいとしています -
たかずやの里に点心セット
伊那市狐島の飲食店「新鮮飯店」を運営するBISOグループは、東春近の児童養護施設たかずやの里に、手作りの点心セットを4日、贈りました。
4日は、株式会社BISOの吉澤文男社長らがたかずやの里を訪れ菅雄峰施設長に点心セットを手渡しました。
贈ったのは、新鮮飯店で提供している手づくりの餃子・ショーロンポー、シュウマイの3種類100セットです。
BISOグループではこれまで、イベントに子どもたちを招待したり、物品を贈るなどして交流を続けています。
たかずやの里では現在34人が親元を離れて暮らしています。
菅施設長は、「BISOの創業当初から様々な支援をいただき大変ありがたいです」と感謝していました。
たかずやの里では4日、全員で点心を味わったということです。 -
向山雅重さんの音声資料公開
1990年に86歳で亡くなった宮田村出身の郷土史家向山雅重さんの肉声を録音した音声資料が、6月30日、地域住民に公開されました。
伊那市美篶の美篶小学校資料館の収蔵品を解説している音声です。
30日は美篶小学校資料館で音声資料が公開され、資料の音声に合わせて地域住民が収蔵品を見学しました。
向山雅重さんは、宮田村出身の郷土史家・民俗学者です。
上伊那の小中学校で教鞭をとる傍ら郷土研究を行いました。
1970年には民俗学に功績のあった人に贈られる柳田国男賞を受賞しています。
音声では資料館に収蔵されている「押絵雛」などについて説明していました。
音声資料は美篶小学校資料館運営委員会副委員長の矢島信之さんが、10年ほど前に資料館を整理していた際に見つけたものです。
音声は「オープンリール」のテープに収録されていて、カセットテープ、CDへの差し替えを行いました。
運営委員会によると、昭和40年代に収録されたとみられます。
向山さんの没後30年となる今年、資料を活用していこうと今回地域住民に公開しました。
宮田村の向山雅重民俗資料館 学芸員の小池勝典さんは「肉声を記録した資料は貴重なものだ」と話していました。
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竹内徹さん遺作展
伊那谷を代表する洋画家竹内徹さんの作品を展示した遺作展が、伊那市のかんてんぱぱホールで、開かれています。
展示されているのは、伊那谷や木曽路の四季を中心に描かれた風景画29点です。
竹内徹さんは、伊那市高遠町出身の郷土作家で、2018年に他界しました。
竹内さんは一水会や日展で数多く入選し、信州高遠美術館の館長や、県展の審査員も務めました。
こちらの「桜」という作品は、遠くに見える高遠城址公園と、雪の積もった仙丈ケ岳が描かれています。
「竹内徹遺作展」は、31日(金)まで開かれています。
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断続的な雨 土砂災害に注意
梅雨前線や湿った空気の影響で、断続的に雨が降り続き、土砂災害の危険が高まっています。
伊那市では、6日内の萱に避難準備情報が出されました。
伊那市は6日午後7時に荒井内の萱の住民8世帯20人に
警戒レベル3にあたる避難準備情報を出し高齢者や体の不自由な人に避難を始めるよう呼びかけました。
避難所の伊那西小学校には50代から90代の男女4人が
避難し一夜を明かしました。
7日午前6時までに全員帰宅しましたが伊那市では数日雨が降り続くことから避難所は開設しておくということです。
避難所となった伊那西小学校には新型コロナウイルス対策として消毒液やマスクが置かれたほか避難者には検温が行われたということです。
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医療従事者労い生花を寄贈
南信ハウスカーネーション組合と長野県生花商業協同組合は、新型コロナ対策に尽力している、県内11の感染症指定医療機関を労おうと、カーネーションを6日贈りました。
このうち、伊那市の伊那中央病院には、南信ハウスカーネーション組合の小田切高史副組合長と、長野県生花商業協同組合の山口元樹理事長が訪れ、本郷一博院長に花を手渡しました。
南信ハウスカーネーション組合のカーネーションを、長野県生花商業協同組合がアレンジしたものです。
2つ合わせて、100本ほど、5、6種類のカーネーションが組み合わされています。
新型コロナ対策で尽力している県内の指定医療機関を労い、カーネーションの花ことばである感謝を伝えようと、両組合が5月から準備をしてきたということです。
本郷院長は「今のところコロナウイルスは落ち着いてきているが、まだ油断できない。このような状況の中美しい花を頂きありがたい」と感謝していました。
花は、6日県内の指定医療機関に一斉に寄贈されたということです。
なお、中央病院では、花は1階の入り口に飾られています。
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伊那市生涯学習基本構想審議会が発足
2021年度から2030年度までの生涯学習に関する伊那市の施策の方向性を定める基本構想についての審議会が市役所で6日、発足しました。
この日は、伊那市生涯学習基本構想審議会の初会合が開かれ、教育関係者や関係団体の代表など10人が、白鳥孝市長から委員に委嘱されました。
市では、2011年度から今年度まで、第1次伊那市生涯学習基本構想を策定し施策に取り組んできました。
審議会は、第1次構想から10年が経過し、昨今の社会情勢に対応するため、2021年度から2030年度までの第2次伊那市生涯学習基本構想の策定を目指すものです。
この日は、白鳥孝市長から細江孝明会長に諮問書が手渡されました。
基本構想の策定に向けて、市内の18歳以上の男女1,000人を対象に市民アンケートを今月中に実施します。
生涯学習に関する活動の実態把握を目的に、活動内容や時間、場所のほか情報収集の仕方などを調査します。
審議会では、市民アンケートの結果を原案に反映させ、今年度中の構想策定を目指すことになっています。 -
高田尚平七段 伊那市で指導対局
日本将棋連盟
のプロ棋士、高田尚平七段の将棋教室が5日伊那市の伊那公民館で開かれ、地元の小学生などが指導対局を受けました。
教室には、保育園児から高校3年生までの子どもとその保護者19人が参加しました。
指導対局では、同時に6人を相手に高田七段が将棋を指しました。
教室は、日本将棋連盟上伊那支部が開いているもので、今年で6年目です。
12月まで全16回で、このうち7回ほど、プロ棋士を招いての指導対局を予定しているということです。
日本将棋連盟上伊那支部では「藤井聡太七段の活躍もあり、子どもたちを中心に将棋人口を増やしていきたい」と話していました。
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南信の多い所で24時間に200ミリの雨
長野地方気象台は、7日正午までの24時間に、南信地域の多いところで200ミリの雨が降るとみていて、土砂災害などに注意を呼び掛けています。
伊那市では、災害警戒本部会議を開き、今後の対応について協議しました。
伊那市災害警戒本部会議が6日午後4時から市役所で開かれ、今後の気象状況や各部の対応状況について確認しました。
午後3時ごろの市街地の様子です。
時折強い雨が降り、強い風が吹いていました。
気象台では、午後0時半に伊那市の将基頭山山頂付近で危険が高まっているとして、土砂災害警戒情報を発表しました。
7日正午までに予想される24時間の降水量は、南信地域の多いところで200ミリとみています。 -
市民ねっと伊那 結成
伊那市を拠点に活動する市民有志が政治や文化について情報交換し連携を深める「市民ねっと伊那」の結成会が4日伊那市内で開かれました。
4日は伊那市西町で結成会が開かれました。
市民ねっと伊那は、伊那市を拠点に政治や環境問題、文化活動に取り組む有志56人で構成されています。
参加者が、情報を共有し協力していこうと結成されました。
市民ねっと伊那共同代表で手良九条の会会長の北原明さんは「幅広い人々と連携をとりながら平和や人権の尊重を求め一緒に頑張っていきたい」と挨拶しました。
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春富中とあるしん野球部交流試合
伊那市東春近の春富中学校野球部と、アルプス中央信用金庫の野球部が5日、東原キッツグラウンドで交流試合をしました。
新型コロナウイルスの影響で春富中野球部は3か月の間、部活ができず、試合やプレーの機会が減る中、あるしん野球部が春富中野球部の要望に応え、交流試合が実現しました。
試合には3年生のみが参加しました。
1回裏、春富中はあるしんに先制され、中盤は両者ともに得点が入らず、膠着した展開となりました。
7回表、春富中の攻撃は、6番下平優作くんのヒットでランナー生還、同点に追いつきます。
続く8回表には、2番溏田白空くんのバッティングがエラーを誘い2点目が入りました。
しかし、8回の裏、あるしんが2点を返し、試合は3対2で、あるしん野球部が勝ちました。
あるしん野球部は、「社会人との試合を通じて技術や力をつけていってほしい」と話していました。 -
蟹澤さん宅で蚕の繭を発見
伊那市手良野口の蟹澤一之利さん宅の柏の木で5日、蚕の繭が見つかりました。
薄緑色のこちらの繭は、天然の蚕の繭です。
蟹澤さん宅の柏の木には、幼虫もいて、葉を食べていました。
近くに住む伊藤幸春さんが、虫の駆除を頼まれ、木を見に来たところ、蚕だと分かったということです。
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伊那市野底で倒木 一時通行止め
4日大雨による倒木の影響で通行止めとなっていた伊那市野底の市道判の木線は、5日午前10時50分頃、解除されました。
倒木の影響で通行止めとなっていたのは、野底の判の木線、伊那北小学校近くの市道です。
伊那市危機管理課によりますと、きょう午前10時50分ごろ、倒木を撤去し、通行止めを解除したということです。 -
土砂災害に注意を
3日の夜からの雨で伊那市には午前8時20分、土砂災害警戒情報が出され、午後4時現在も継続中です。
長野地方気象台では土砂災害や河川の増水に注意するよう呼び掛けています。
土砂災害警戒情報が出されているのは伊那市西部の将棊頭山の山頂付近です。
3日の夜からの雨で天竜川の水位も上昇しています。
伊那市では、午後4時現在5件の倒木がありました。
箕輪町と南箕輪村では被害の報告は入っていないということです。
伊那市西町大坊の県道伊那駒ヶ岳線は倒木により午後4時現在通行止めとなっています。
長野地方気象台では4日の昼から5日の昼までの県南部の24時間の降水量を80ミリと予想しています。
6日も断続的に激しく降る所があるとして低い土地の浸水・土砂災害、河川の増水などに注意するよう呼び掛けています。
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富県小4年生麦の収穫体験
伊那市の富県小の児童らは3日、学校近くの畑で、麦の収穫を体験しました。
この日は、4年生の児童ら22人が、学校近くの畑で麦の収穫を体験しました。
畑は、富県貝沼の休耕田の草刈りなど維持管理活動をしている、貝沼の自然環境を守る会のメンバーが所有しているものです。
総合学習で麦の栽培に取り組んでいる4年生たちの要望に応え、会が畑を提供しました。
児童らは、会のメンバーに教わりながら麦を刈り取っていました。
児童らは、刈り取った麦を束にすると、はざかけ作業をしました。
富県小4年生は、今後は収穫した麦を使ってうどんやピザなどの料理づくりに取り組んでいくということです。 -
上伊那の7蔵飲み比べセット販売
JA上伊那と伊那酒造組合は、上伊那の酒蔵7蔵の酒がセットになった「飲み比べセット」を3日から販売しています。
2日は、販売を前に伊那市のJA上伊那本所で記者会見が開かれ、御子柴茂樹組合長が概要を説明しました。
こちらが「飲み比べセット」です。
西町春日酒造の「井の頭」、荒井宮島酒店の「信濃錦 艶三郎」、西春近大國酒造の「大國」、高遠町仙醸の「黒松仙醸 本醸造生貯蔵酒」のほか、辰野町や駒ケ根市など上伊那の酒を詰め合わせたものです。
それぞれ300ミリリットル入りで、価格は税込み3,800円です。
伊那酒造組合によりますと、新型コロナウイルスの影響で、宴会などが自粛となり、3月から4月にかけて酒の出荷量が前年より3割ほど落ち込んだということです。
今回、酒をセットで販売することで消費拡大につなげようと、JA上伊那と伊那酒造組合が、6月から取り組んできました。
7蔵の酒の飲み比べセットは販売していて、伊那市西箕輪の農業公園みはらしファーム内とれたて市場のほか、南箕輪村のJA上伊那ファーマーズあじ~なで購入することができます。
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避難所として食堂を開放
伊那市東春近でバルブの設計・製造などを行っている株式会社キッツ伊那工場は、災害時の避難場所として食堂と駐車場を地域住民に開放します。
避難場所として開放するのは、およそ500人収容できる社員食堂と、車400台が置ける駐車場です。
去年10月の台風19号の被災状況を受けキッツでは、地域貢献の一環として「避難場所として活用して欲しい」と伊那市に提案しました。
伊那市ではコロナ禍で3密にならない避難場所の運営を行うため新たな避難場所として使用することを決めました。
現在、東春近地区の災害時の避難所は東春近小学校と春富中学校となっています。
去年10月の台風19号で、避難指示が出された東春近の天竜川沿いの住民は、春富中学校へ避難しました。
しかし、「河川が増水した場合浸水の恐れが心配だ」と市民から多くの声が伊那市に寄せられたということです。
春富中より上の段にあるキッツでは、「浸水の恐れもないので万が一の際は地域の人に活用して欲しい」と話していました。
伊那市では、正式な避難場所として活用するため年内に株式会社キッツ伊那工場と協定を結ぶとしています。