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投票事務を行う高校生を対象に説明会
22日に投票が行われる衆院選で、投票事務作業を行う高校生を対象にした説明会が17日に伊那市のいなっせで開かれました。 伊那市選挙管理委員会の指導で、投票用紙を交付する機械の操作方法などを確認しました。 今回伊那市で投票事務に携わるのは、18歳未満の高校生43人です。 伊那市では、これから選挙権を持つ若い世代の人たちに選挙をより身近に感じてもらおうと、去年の参院選から事務を行う高校生を募集していて、今回で2回目となります。 22日の投票日は市内67の投票所のうち23か所で高校生が作業に加わる事になっています。
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ドローンフェス始まる
小型無人機ドローンの祭典「ドローン・フェスin INA Valley」が18日から伊那市長谷と高遠町を会場に4日間の日程で始まりました。 初日の18日は、長谷の美和湖公園でドローンの最新技術のデモンストレーションが行われました。 伊那市は、官民協働でIoTを活用した新産業技術のまちづくりに取り組んでいます。 これまで、ドローンを使った物流や松くい虫対策の実験を行っています。 フェスは、ドローンに関する技術開発や事業展開に向けた伊那市の取り組みを発信しようと行われるものです。 全国から技術者や企業が集結し、18日は8つの企業が伊那市が力を入れる獣害対策や物流などテーマに沿った技術を披露するデモフライトをしました。 このうち東京にある企業は、長時間の連続飛行が可能な有線型ドローンを紹介しました。 ドローンとデータ通信や電源を供給するケーブルが繋がっていて、最大122mの高さまで飛行できます。 災害時に人が近づけない場所の状況把握などで活躍が期待されるということです。
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西駒山荘荷下げ作業
伊那市観光㈱が運営する山小屋、中央アルプスの西駒山荘の今シーズンの営業が終了し荷下げが18日、行われました。 今シーズンの利用者数は昨年よりおよそ400人下回りました。 西駒山荘は、中央アルプス将棊頭山直下の標高2,685mにあります。 作業は、18日の朝6時からヘリコプターを使って行われ、山荘から鳩吹公園の間を4往復し、営業中に出たゴミや発電機などを下しました。 今シーズンは、7月8日から10月9日までの93日間営業し、利用者数はおよそ700人で去年より400人下回りました。 伊那市観光㈱によりますと、今年の夏は、悪天候でイベントが中止になったり予約のキャンセルが多かったということです。 西駒山荘は冬の間、避難小屋として建物の一部を開放しておくということです。 また、伊那市観光㈱が運営する、南アルプスの塩見岳山頂直下にある塩見小屋の荷下げ作業も18日、行なわれました。
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ニュースポーツ交流会
中高年を対象にしたニュースポーツ交流会が伊那市の伊那市民体育館で18日、開かれました。 交流会は、手軽にできるニュースポーツを楽しみ、交流の輪を広げてもらおうと、長野県長寿社会開発センター伊那支部が毎年開いているものです。 18日は、上伊那の60代から80代までの男女合わせて62人が参加し、ペタンクやスポーツ吹矢など3つの競技を行いました。 ペタンクでは、目標物の球をめがけて投げ、より近い球があるチームに点数が入ります。 屋外では、鉄の球をつかいますが、今回は室内用の柔らかい球で競技を楽しみました。 ある参加者は「難しく感じていたが、コツがつかめると楽しいです。」と話していました。
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狐島区防災講演会でNHKアナが講演
伊那市の狐島自主防災会主催の防災講演会が、15日に開かれ、NHK長野放送局のアナウンサー関根太朗さんが講演しました。 関根さんは、NHK長野放送局の番組「知るしん」のキャスターなどを務めています。 ラジオ番組「ゆる~り信州」では、今年度から、県内の防災活動に取り組む団体を取り上げるシリーズ番組を企画していて、狐島自主防災会も出演しました。それが縁となり、今回の講演会が実現しました。 関根さんは、県内各地の防災団体の活動を取材する中で、出演者の発言から印象に残った言葉を紹介しました。 今年5月に飯山市で土砂崩れが発生しましたが、人的被害がなかったことについて、「住民から川の水が濁っているという前兆情報が寄せられ、それに基づいて避難勧告を発令することができたそうだ。いつもと何か違うと感じられることが大切だ」と話していました。 狐島区は、伊那市内でも自主防災会の活動が活発な地域です。 講演会には115人が参加し、講演に耳を傾けていました。
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江副行昭さん熔壌ガラス作品展 22日まで
伊那市長谷のガラス工芸作家江副行昭さんの作品展が、長谷ガラス工房ギャラリーで始まりました。 ギャラリーには、新作から過去の作品までおよそ300点が並んでいます。 ガラス工芸作家の江副さんは現在85歳で、60年以上作品づくりりをしています。 輝きや模様に特徴のある熔壌ガラスは、酸化金属を含んだ土を1500度近い高温で溶かしてできるもので、江副さんが考案しました。 江副さんのガラス展は22日まで長谷ガラス工房ギャラリーで開かれています。
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高校生に衆院選への投票を呼びかけ
10月22日に投開票が行われる衆院選への投票を高校生に呼びかける街頭啓発が17日、JR伊那市駅前で行われました。 伊那市明るい選挙推進協議会のメンバーや市の職員が街頭啓発を行いました。 参加したメンバーは、「22日の衆院選の投票をお願いします」と呼びかけながら、高校生にポケットティッシュを配っていました。 去年施行された「18歳選挙権制度」により、投票権が18歳以上に引き下げられていて、伊那市の20歳未満の有権者数は18歳が665人、19歳が620人となっています。 ある高校3年生は「投票権があるので当日は投票に行きたいと思っている」と話し、投開票当日はまだ17歳というある3年生は「まだ権利はないけど、投票権を得たら行きたいと思っている」と話していました。 伊那市選挙管理委員会では「将来に関わる貴重な1票なので、是非投票に行ってほしい」と話していました。
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農産物として 「桜」特産化へ
伊那市の観光資源の「桜」を、農産物として特産化しようという取り組みが高遠町や長谷で進められています。 食用として加工された「桜」の製品がこのほど完成し、17日にお披露目されました。 完成した製品は、桜の花と葉の塩漬け、桜の葉のミンチ、桜のペーストとソースです。 これらはすべて、菓子の原料として使われるものです。 この日はJA上伊那東部支所で製品がお披露目されました。 製品化したのは、桜を中心に取り扱う愛知県の原料メーカー山眞産業㈱です。 山眞産業では、主に和菓子や洋菓子に使われる、食用桜製品を開発、製造しています。 現在、神奈川県と静岡県の2か所の産地から仕入れていますが、生産者の高齢化が進み安定供給が難しくなる可能性があるため、平成24年に伊那市やJA上伊那に生産を打診しました。 打診を受けたJA上伊那東部支所では、40人の生産者に八重桜の苗木を配布しました。 今年の春、ある程度の出荷量が確保できるようになったことから、今回初めて製品化しました。 山眞産業の桜製品はアイスの「ガリガリ君」に使われるなど、需要が増える中、生産者が減っていることから伊那市に期待したいと担当者は話します。 山眞産業の今井宏典さんは「伊那の桜の花や葉を製品化して欲しいという声はこれまでに上がっていた。日本三大桜の名所として知られる高遠城址公園のある伊那市であれば生産拡大にも大いに期待している」と話していました。 反面、収穫に労力がいることから希望者がなかなか出てこないのも実情で、JA上伊那では講習会を開くなど、生産拡大を図っているということです。 JA上伊那東部支所の浦野孝一営農経済課長は「労力がかかるなど難しい部分もあるが、副業としての活用も可能なので、農家の方々の収入につながることをPRしていきたい」と話していました。 完成した製品は、伊那谷を中心に菓子材や業務用食品などの販売をしている、駒ヶ根市の㈱伊勢喜に卸されるということです。
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山王墓地会 合祀永代供養墓を建設
伊那市西箕輪大萱の山王墓地会は、核家族化などにより受け継ぐ人がいなくなった墓ができるのを防ごうと、合祀永代供養墓を建設しました。 西箕輪大萱の大清水川の右岸にある山王墓地で、8日、合祀永代供養墓の除幕式が行われました。 山王墓地は、終戦直後の昭和21年に国の緊急食糧増産政策としてこの地を開拓した16人が管理運営してきました。 高度経済成長期には、市営住宅の建設や中央道の開通などで定住者が増え、現在山王墓地会の会員は107人います。 近年、少子高齢化や核家族化などが進み、山王墓地でも放棄された墓や受け継ぐ人のいない墓が見られるようになったことから、平成27年度から合祀墓の建設に向け取り組んできました。 会員から浄財を集め、145万円をかけて建設しました。 除幕式の後行われた開眼供養祭で、西箕輪仲仙寺の師田和香副住職は、「住民が主体となって合祀墓を建設するのは珍しく意味深いことです。節目には手を合わせて供養していただきたい」と話していました。
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子どもたちの「満州開拓」 水田さん実体験語る
戦時中、満州の開拓を目的に国から送られた満蒙開拓青少年義勇軍について考えるシンポジウム「子どもたちの『満州開拓』」が14日、伊那市のいなっせで開かれました。 シンポジウムでは、満蒙開拓青少年義勇軍として、実際に満州へ行った駒ヶ根市の水田克己さんが実体験を話しました。 水田さんは昭和4年生まれの87歳で、昭和19年14歳の時に茨城県の訓練所に入所し、満州に渡りました。 満州では、開拓団の仕事よりも、毎日軍事訓練ばかり行っていたということです。 水田さんは「まだ14歳の子ども。手榴弾の訓練をさせられても投げたら遠くまで飛ばず、近くで爆発してしまう人もいた」と話していました。 満州で終戦を迎えた後は、旧ソ連軍の捕虜となり、寒さと飢えに耐える生活を1年間送ったということです。 水田さんは「夜、ワーワーと騒いでいた声が朝になると静かになっている。見てみると亡くなっているということもあった」と話していました。 水田さんは「義勇軍にいたことは恥ずかしくて人には言えない。馬鹿みたいなことをさせられた、という思い」と振り返っていました。 満蒙開拓青少年義勇軍は、戦時中、満州開拓を目的に国策として日本から送られた16歳から19歳の青少年たちのことです。 全国でおよそ10万人が送出され、このうち長野県からは最も多い6千600人が送られました。 シンポジウムは、県内持ち回りで行われているもので、遠くは岐阜、千葉、大阪など、県内外からおよそ100人が集まりました。
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無茶フェス伊那大会 大盛況
信州プロレス10周年無茶フェス伊那大会が、伊那市の市民体育館メインアリーナで15日開かれ、市内でローメンを提供している店主がリングに上がり戦いました。 大会は、信州プロレス10周年と伊那ローメンズクラブ設立20周年を記念し開かれました。 試合では、ローメンズクラブのメンバー8人がリングに上がり、最後の一人まで闘うバトルロイヤルが行われました。 最後は、初代イメージキャラクターウマカローが勝利しました。 かぶり物をとるとメンバー最高齢で前会長、萬楽の店主正木金内衛さんだったことがわかり会場が沸いていました。 メインイベントは、信州プロレス代表のグレート無茶さんや箕輪町出身のプロレスラー征矢学選手、 プロレス界のカリスマ武藤敬司選手らが登場し盛り上がりました。 会場には、およそ2500人が訪れ、立見が出るほどの盛況ぶりとなりました。
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美篶小資料館に新資料が寄贈される
伊那市の美篶小学校資料館に旧陸軍伊那飛行場のものと思われる新たな資料が寄贈され、関係者を集めての勉強会が、今日開かれました。 寄贈されたのは、高さ50センチ、重さ5キロの旧陸軍伊那飛行場にあった飛行機の一部と思われる残骸です。 14日は、美篶小資料館運営委員会の委員らおよそ10人が集まり、副委員長の矢島信之さんが寄贈された経緯などを説明しました。 飛行場の廃止に伴い美篶上川手の酒井玄太郎さんが自宅に持ち帰り街灯の土台として使っていたものを家族から譲り受けたものです。 矢島さんは、「50年ほど前は、牛の飼い葉入れとして使っている家もあった」と話していました。 委員の一人がインターネットで調べたところ、旧陸軍の戦闘機の先端によく似ていることが分かり、「補修用においてあった部品かもしれない」と話していました。 美篶小資料館運営委員からは、「伊那飛行場に関するものを改めて募り展示してはどうか」などといった意見が出されていました。
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ガレットマルシェで食べ比べ
上伊那の12店舗のガレットが楽しめる信州伊那谷ガレットマルシェが15日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。 イベントでは、食べ比べしやすいようミニサイズのガレットが600円で販売されました。 鹿肉を包んだものや、スープの中にガレットを入れたものなど、12種類が販売されました。 このイベントは、地域の人たちにガレットを味わい、親しんでもらおうと信州伊那谷ガレット協議会が開いたもので、今年で2回目です。 家庭でもガレットを作ってもらおうと、そば粉とレシピ、上伊那産の木材で作った調理器具のセットが初めて販売されました。 また、イベントでは食、農などに係る4人が「結いから生まれる新たな食文化」と題したトークセッションを行いました。 食を通じた地域の掘り起こしを行っている㈱・バリュー・クリエーション・サービス社長の佐藤真一(しんいち)さんは「飲食店と農家が一緒になることで地域の魅力を守ることができる」と話していました。 伊那谷ガレット協議会の渡邊竜朗会長は、「ガレットはあらゆる具材が使える、結いのシンボルのようなもの。他業種と関わることで違う視点を取り入れ、楽しく活動を続けることができる」と話していました。
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5週連続新そばイベント 行者そば祭り
信州そば発祥の地伊那をPRする5週連続新そばイベントが今週から始まりました。 その第1弾として行者そば祭りが伊那市荒井の内の萱スポーツ公園で15日行われました。 会場では、荒井区の住民やそば打ち名人の会が打ったそばが2000食用意され、700円で提供されました。 行者そばは、今から1300年ほど前に、内の萱を訪れた行者がそばの種を置いていったことが始まりとされています。 訪れた人たちは、うちたてのそばを辛つゆにつけて味わっていました。 五週連続そばイベント、来週は21日と22日に西箕輪のみはらしファームで新そば祭りが行われます。
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伊澤修二記念音楽祭に向け 迫学部長が指導
28日に行われる第31回伊澤修二記念音楽祭で東京芸術大学の学生オーケストラと共演する合唱団の練習が13日行われ、当日指揮をする迫昭嘉音楽学部長が指導しました。 13日は公募により選ばれた合唱団と、当日一緒に歌う伊那市内4つの高校の合唱部の部員が練習しました。 迫学部長は去年の音楽祭ではピアノ演奏を披露していて、音楽祭への出演はこれで3回目です。 当日はベートーヴェンの交響曲第9番第4楽章をドイツ語で歌います。 迫学部長は、ドイツ語の発音やリズムなどを指導していました。 練習は当日までにあと2回行われる予定です。 伊澤修二記念音楽祭は28日に行われます。 迫学部長指揮による第九の演奏は、第二部で午後2時30分から伊那文化会館で行われます。
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伊那商工会議所青年部のハロウィンイベント28日に開催
伊那商工会議所青年部のハロウィンイベント「ハロウィンなday(デイ)&(アンド)night(ナイト)2017」が、28日土曜日に伊那市のセントラルパークと坂下公会堂で行われます。 13日は伊那商工会議所青年部のメンバーがイベントについての記者会見を開きました。 今年のハロウィンイベントは昼の部のほか、初めて夜の部も行われます。 昼の部はセントラルパークで屋台村が開かれ、仮装コンテストが行われるほか、伊那の名物料理などが販売されます。 今年は初めてチャレンジショップとして、起業を考えている人や学生などがブースを出店します。 夜の部はハロウィンパーティーとして、坂下公会堂の三階で立食パーティーを開きます。 仮装コンテストのほか、ハロウィンにちなんだゲームが行われます。 夜の部の参加費は3,500円、中高生は千円です。 参加費のうち500円分を集めて伊那中央病院のプレイルームにおもちゃを寄贈します。 目標金額は5万円としています。 伊那商工会議所青年部のハロウィンイベントは28日(土)に行われます。
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暴力追放・地域安全 伊那市民大会 約300人が参加
「暴力追放・地域安全 伊那市民大会」が14日に開かれ、参加者が市中パレードで暴力団の追放や交通事故防止などを呼びかけました。 パレードには伊那市消防団や防犯協会、交通安全協会、区長会などから約300人が参加しました。 伊那市では、昭和62年に美篶で暴力団の発砲事件があり、同じ年の市議会で暴力団追放都市宣言が決議されました。 市民大会は、翌年の昭和63年から毎年行われています。 この日の大会では、「暴力団を恐れない、金を出さない、利用しない、交際しない」の4つの運動の推進のほか、特殊詐欺の被害防止に努める事、飲酒運転は絶対にしないなどとする大会宣言が承認されました。 参加者は、いなっせ前からJR伊那北駅前までをプラカードを持ちながら行進し、地域の安全を呼びかけていました。
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森林づくり県民税 次期5年の方針案を県が説明
県が来年度以降も継続する方針を示している森林づくり県民税について次期5年間の基本方針案についての説明会が13日に伊那合同庁舎で開かれました。 県内4会場で開かれているもので林業関係者や地域住民、約60人が参加しました。 県は今年度末で課税期間が終了する森林づくり県民税について、来年度以降も継続する方針を示しています。 参加者からは、「松くい虫対策への補助を拡大して欲しい」といった意見や、「補助金の支給方法が立て替え払いで組合の経営を圧迫しているので、補助金の支払い時期を早めてほしい」などの要望があがっていました。 また、昨年度末で余った4億9千万円の基金については、計画的に有効な利用を求める声がありました。 説明会は、18日まで松本市や長野市でも開かれる事になっています。
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伊那市長谷で南アルプスふるさと祭り
今年で34回目となる南アルプスふるさと祭りが、伊那市長谷の美和湖公園で8日に行われ、地域の特徴を活かした屋台やステージ発表などで賑わいました。 会場には、地域の食材を使った料理や特産品を販売する17ブースが並びました。 伊那市商工会長谷支部は、ジビエ料理をPRしようと猪鍋を提供しました。 信州伊那谷ガレット協議会の加盟店は上伊那産のそば粉と長谷で採れた野菜を使ったガレットを提供しました。 目当ての品を買い求めた人たちは、会場内で味わっていました。 まつりに初めて参加した長谷小学校3年生のブースでは、訪れた人が、三峰川の石に絵を描いたり竹にシールを貼って鉛筆たてを作る体験をしていました。 ステージでは、長谷中学校の3年生が太鼓を演奏しました。 実行委員会によりますと、約3,800人が祭りに訪れたという事です。
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伊那本線 朝夕の便低調
伊那市、箕輪町、南箕輪村を結ぶ路線バス「伊那本線」の4月から8月までの利用者数が示されました。 通学や通勤の利用を期待した朝夕の便で利用者が低調となっています。 13日は伊那市役所で伊那地域定住自立圏共生ビジョン協議会が開かれ、今年度の事業の進捗状況が報告されました。 4月から8月までの利用者数は6,123人で、目標の20,600人に対し3割程でした。 特に通学や通勤利用を見込んだ朝一番の便は、伊那方面行きが5か月間で8人、箕輪方面行きが5人と低調でした。 委員からは、「利用増加に向けてダイヤ、運賃、ルートの大胆なな見直しが必要ではないか」といった意見が出されていました。 担当者からは「無料Wi-Fiなど若い人が利用しやすい付加価値を付けたバスの導入などを検討したいなどといった考えも示されました。 伊那市や箕輪町、南箕輪村は定住自立圏の取り組みとして市町村の枠を超えて走る路線バス「伊那本線」の運行を4月から始めています。
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木製の鹿のダミーでドローンフェスPR
今月18日から4日間伊那市で開かれるドローンフェス・イン・イナバレーをPRする木製の鹿のダミーが伊那市役所に展示されています。 鹿のダミーはドローンフェスを広く知ってもらおうと伊那市が募集したもので小学生などが描いたカラフルなペイントがほどこされています。 ドローンに関する技術開発や事業展開に向けた伊那市の取り組みを発信するもので長谷の美和湖や鹿嶺高原などが会場となります。 ドローンの性能を体験できたり、はく製の鹿を探す競技などが行われ伊那ケーブルテレビでは19日と20日の午前8時30分から122チャンネルでその模様を生中継します。
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仁愛病院新病棟建設へ
伊那市西町の仁愛病院は耐震強化や消防法改正に伴うスプリンクラー設置義務化に対応した新しい病棟を建設します。 新しい病棟は鉄筋コンクリート造りの4階建てで延床面積は約4千平方メートル 総事業費は15億8千万円です。 13日は安全祈願祭と起工式が行われ病院や工事関係者が工事の無事を願いました。 仁愛病院は平成10年に設立され内科、外科、婦人科など13の診療科目があります。 上伊那の私立病院では唯一、一般病床のほかに長期入院を必要とする療養病床、介護病床が備えられていて8人の常勤医師がいます。 新病棟建設に合わせて今ある病棟の半分を解体し駐車スペースとするほか全てにスプリンクラーを設置し耐震性も強化します。 完成後は一般病床73床、療養病床94床、介護病床30床が備えられ、これまでになかったカフェや売店が併設されます。 新病棟は今月中に工事に着工し来年12月の完成を目指します。
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日本政策金融公庫 出前授業
日本政策金融公庫は、高校生が考案した商品開発のビジネスプランについて助言する出前授業を駒ヶ根市の赤穂高校で2日、行いました。 赤穂高校商業科の3年生26人が、日本政策金融公庫主催の高校生ビジネスグランプリに応募することになったことから、プランの作成方法などを学ぶ授業が行われました。 2日は、日本政策金融公庫北関東信越創業支援センター所長代理の山口修平さんと伊那支店長の枝松辰義さんが指導に訪れました。 6グループがそれぞれ、地域の課題解決に向けた商品開発のビジネスプランを発表し、商品の売り込み先や収支計画などについてアドバイスを受けました。 このうち、野菜嫌いな子ども向けの商品を考案したグループは、駒ヶ根産の黒ゴマを生地に練り込み地元産の野菜を乗せたピザの販売プランを発表しました。 山口さんは「子どもにリピーターになってもらえるよう味や販売方法を考えて欲しい」と話し、枝松さんは「母親が子どもに食べさせたいと思ってもらえるようPRをすることも大切です」などとアドバイスをしていました。 助言を受けた赤穂高校商業科の3年生は、今後プランの内容を精査してビジネスグランプリに応募することになっています。
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初心者向けそば打ち教室
初心者を対象にしたそば打ち教室が12日、伊那市のいなっせで開かれました。 そば打ち教室には、伊那市内から10人が参加しました。 講師は、全国で認定している一般社団法人全麺協のそば打ち5段を持っている西春近の原秀夫さんと、妻で同じく4段のれい子さんが務めました。 参加者のほとんどは、初めてそばを打つ人や年に1回程度しか打たない初心者だということです。 この日は、県内産のそば粉を使って、コツなどを原さん夫妻に聞きながら打っていました。 そば打ち教室は、信州そば発祥の地「伊那」を多くの人に身近に感じてもらおうと、伊那市生涯学習センターが開いたもので、今年で2年目です。 教室は11月までにあと2回開かれる予定です。
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老松場古墳群 調査結果速報展
南信最古の可能性もある伊那市東春近の老松場古墳群についての調査結果をまとめた速報展が、伊那市の創造館で開かれています。 会場には、老松場古墳群について解説したパネルやドローン映像・巨大地図などが展示されています。 2015年2月に地区住民が一帯を公園として整備をする活動を始めたことが今回の発見につながりました。 整備活動に参加していた東春近小学校の子どもたちが、古墳群の一つが前方後円墳ではないかという疑問を持ち、その年の12月に測量を行いました。 その結果前方後円墳の可能性が高まり、関西大学と伊那市教育委員会が合同で3年がかりの調査を始めることになりました。 今年8月にはその第1次調査が行われ、これまでの動きと調査結果をまとめたものが今回の速報展です。 伊那ケーブルテレビでは、このほど、現地で、長野県考古学会の小林 正春会長や創造館の濵 慎一学芸員を招いて番組収録を行いました。 来年8月には現地で発掘調査が予定されています。 速報展では、上伊那のほかの遺跡から出土した勾玉や鉄の刀なども展示されています。 老松場からも同じような出土品がでることが予想されるということです。 老松場古墳群の調査速報展は、11月13日まで行われています。 なお伊那ケーブルテレビの老松場古墳群について扱った番組「月刊ワイドニュース10月号」は、17日までご覧のチャンネルで放送しています。
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テニスコート利用者数 1万人増
今年4月にリニューアルした伊那市のセンターテニスコートの利用者数が、去年より1万人増えていることがわかりました。 伊那市によりますと、去年4月から11月までのシーズン中の利用者数は1万5612人でした。 リニューアルした今年4月から9月末までの利用者数は2万6270人で、すでに去年を1万人上回っています。 伊那市中央にあるセンターテニスコートは14面あり、これまでは、土のコートでしたが利用者の要望などを受け、今年人工芝に張替えをしました。 これまで、冬場や雨が降った時は使用できませんでしたが、 人工芝のコートは年間を通して利用でき多少の雨でも使用することができます。 利用者が増えていることについて伊那市では、中高生の部活や雨の日の利用が増えていることなどを要因としてあげています。 平日の夕方から高校生たちが部活で利用し、夜になるとサークルや一般の人たちでコートが埋まります。 この規模の人工芝コートは南信では唯一だということで、伊那市では「年間を通し多くの人に利用してほしい」と話していました。
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伊那地域の最高気温29.1度 4日連続の夏日
11日の伊那地域の最高気温は29.1で、4日連続の夏日となりました。 伊那地域は、11日午後2時40分に最高気温29.1度を記録し4日連続の夏日となりました。 最高気温29.1度は、2013年に観測した29.5度に続いて10月の観測史上3番目に高い気温となっています。 長野地方気象台によりますと、12日は曇りや雨の予想で11日よりは暑さがやわらぎ涼しくなるという事です。
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上伊那広域消防本部 県消防学校での成果を査閲
上伊那広域消防本部は、8日に長野市の県消防学校を卒業した署員の訓練の成果を確認するための「査閲」を、11日に行いました。 8日に県消防学校を卒業したのは、今年度広域消防本部の職員に採用された18歳から22歳の4人です。 この日は、田畑公徳消防長や幹部など11人が査閲しました。 訓練は、火災が発生した建物に取り残された負傷者を救助するとの想定で行われました。 査閲は、消防学校での訓練の成果を確認し、署員も気持ちを新たにしようと初めて行われたものです。 田畑消防庁は、「地域の安心安全を守りたいという強い気持ちを達成できるよう、訓練に励み、一人前の署員になってほしい」と話していました。 4人は、今後半年間は訓練期間として病院での実習などを行っていくという事です。
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衆院選 投票啓発ハガキ発送作業
去年の参院選から選挙権が18歳以上に引き下げられたことを受け、伊那市選挙管理委員会は、20歳までの有権者に22日の衆院選の投票を呼び掛けるハガキの発送を11日からはじめました。 ハガキは、伊那市の選挙人名簿に載っている18歳から20歳までの1,947人に送られます。 市の職員が選挙に親しみやすいようデザインしたということです。 伊那市では、選挙権が18歳以上に引き下げられた去年7月の参院選で10代の有権者数1,355人のうち605人が投票しました。 投票率は、18歳が50.81%、19歳が38.5%でした。 市役所では、11日から期日前投票所が開設されていて伊那市選挙管理委員会では「若い人たちに積極的に投票してほしい」と話しています。 衆院選は22日に、投票が行われ即日開票されます。
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2校の交流の絆をシンボルマークに
伊那市の東部中学校が、タカトオコヒガンザクラの縁で交流を続ける宮城県仙台市の高砂中学校との絆を深めようと、両校の交流を表現したシンボルマークの作製が進められています。 10日は、高砂中学校の生徒およそ30人が東部中を訪れ、両校の交流の絆を目に見える形で表現しようと、シンボルマークの作製について意見を交わしました。 これまで考えてきたシンボルマークが両校から提案されました。 東部中では、それぞれに植えられた4本の桜を表現したシンボルマークなど3つが提案されました。 高砂中からは、東部中と高砂中を結ぶ桜の後ろに虹が表現されたシンボルマークなど3つが提案されました。 生徒からは、「それぞれの絆がひと目でわかるようなシンボルにしたい」といった意見が出されていました。 東部中の桒原泰成(くわばらたいせい)会長は「シンボルマークを見れば、高砂中は東部中のことを、東部中は高砂中のことを思い出すような、そんなものができればうれしい」と話していました。 高砂中の橋浦陽之介(はしうらひろのすけ)会長は「交流がひと目で分かって、後世に引き継いでいけるようなマークにしたい」と話していました。 シンボルマークは、今後お互いの執行部で検討を重ね、早ければ年末に決まるということです。