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伊那市水道事業経営安定に向け新料金体系示す
伊那市は、安定的な水道事業経営を目的に、企業向けの水道水と下水道料金について、基本料金を値上げし、従量料金を値下げする、新たな上下水道料金体系の方向性を示しました。
これは29日伊那市役所で開かれた上下水道事業運営審議会の中で示されました。
市の説明によりますと、平成23年度末の下水道への接続率は79.2%で、平成19年度と比べ約27%増加しましたが、水道の使用量は8%減少しているという事です。
要因は、大口需要者となる一部の企業で地下水のみで事業を行っていることが考えられるという事です。
市では、上水道、下水道とも、企業向けの大口契約に対し、基本料金を値上げし、従量料金を引き下げることで、利用促進につなげたいとしています。
試算によりますと、大口契約のうち1か月の水道使用量が1000立方メートルの場合、現行と比較し水道料金は5万円あまり安くなり、下水道料金は2万7千円安くなります。
また家庭向けの下水道の基本料金は、1か月1950円でしたが、新たな料金体系では使用量の少ない、高齢者世帯などの負担軽減を目的に1000円に値下げしたいとしています。
市では、今年度の上下水道事業の状況を再検証し、7月を目途に審議会に料金改定案を諮問したい考えです。 -
伊那ダイヤモンドツインズ女子 全国大会へ
伊那市内の小学生が所属する、ミニバスケットボールチーム、伊那ダイヤモンドツインズの女子チームは県大会で優勝し、3月に東京で開かれる全国大会に出場します。
伊那ダイヤモンドツインズは、26日と27日に長野市で開かれた県大会で優勝し、創部1年目にして全国大会への切符を手にしました。
県大会の決勝リーグでは、予選を突破した、箕輪町や飯田市、松本市のチームと対戦し、伊那ダイヤモンドツインズは3戦全勝で、初優勝しました。
選手たちは、29日から、全国大会に向け練習を始めました。
チームは、去年の4月に伊那ミニバスケットボール教室と、アストラム伊那が統合して誕生しました。
指導するのは、伊那ミニのコーチだった松永義夫さんです。
2つのチームが一つになり、チーム作りは一からのスタート。平均身長144センチと高さでは劣るため、週6日の練習で、スピードと技術、スタミナ面の強化を図ってきました。
各県の代表が出場する全国ミニバスケットボール大会は、3月28日から東京の代々木体育館で行われる事になっています。 -
伊那西高校 合唱コンクール
伊那西高校合唱コンクールが29日、伊那西高校で行われ、各クラスこれまでの練習の成果を披露しました。
この日は、全校生徒およそ490人が、11月から練習してきた課題曲と自由曲を披露しました。
審査の結果3年6組が優勝しました。
合唱コンクールの模様は2月19日火曜日から伊那ケーブルテレビ(伊那市・箕輪町・南箕輪村)の121チャンネルで放送します。 -
南アルプス ジオパークに再認定
日本ジオパーク委員会は、伊那市などにまたがる南アルプスをジオパークに再認定しました。
ジオパークは、地層や地形、断層などの地質現象を観察できる場所で、南アルプスは平成20年12月に認定を受けました。
4年ごとの更新が必要で、去年12月には再認定にむけた現地調査が行われていました。
伊那市によると、28日に日本ジオパーク委員会から連絡があり再認定の報告を受けたということです。
委員会からは「多くの書籍やパンフレットがあり、質の高い教育活動や自然体験活動が行われている」と評価受けた一方で「運営組織が弱く組織間の連携が薄い。観光客がジオパークに関する情報を得る仕組みが不十分」と指摘をうけたということです。
関係する4市町村でつくる南アルプスジオパーク協議会では「指摘を受けた部分については、専門の職員を配置するなどの対策を検討していきたい」と話していました。 -
内藤頼直寄進の鎧かぶと 南福地で確認調査
伊那市教育委員会は、高遠藩最後の藩主内藤頼直が富県南福地にある神社に寄進した鎧かぶとの確認調査を29日、行いました。
住民およそ20人が見つめる中、鎧かぶとが保管されている木の箱がおよそ3年ぶりに開けられました。
今回調査が行われたのは、明治4年に内藤頼直から南福地の諏訪神社と日枝神社に寄進された鎧かぶとです。
明治初期、頼直は高遠領内の116箇所の神社に甲冑などを寄進しました。
南福地のこの鎧かぶともそのうちの1つです。
教育委員会では、内藤家がどのような武具を城に備えていたのかを明らかにするための調査をしていいて、今回で9箇所目です。
およそ1時間半かけ、兜や鎧など1つひとつ写真に収めました。
調査にあたった大澤佳寿子さんは「鎧かぶとが誰の物だったか分からない為作られた時代は分からないが、戦国様式のもので比較的新しいものだと思う」と話していました。
鎧かぶとは、昭和40年代までは例大祭にあわせ飾っていたということですが、現在はほとんど見る機会がないということです。
関係者らは「区の宝として大切にしていきたい」と話していました。 -
伊那北高校フェンシング部全国選抜大会へ
伊那北高校フェンシング部は、3月22日から長崎県で開かれる全国高等学校選抜フェンシング大会に出場します。
伊那北高校の体育館では、全国大会に向け練習が行われています。
フェンシング部は、1月26日27日に箕輪町で開かれた北信越高等学校新人大会の団体競技フルーレで優勝し2年連続となる全国切符を手にしました。
総当たり戦で全勝し優勝しました。
部員は現在6人で、全員が箕輪中学校フェンシング部の出身者です。
チームを引っ張るのは2年生のキャプテン大槻達哉君。
中学時代からの仲間ということもあって仲が良くチームワークは他のチームに負けないと話します。
チームを指揮するのは、伊那北高校0Bの山本政典監督です。
部員不足に悩まされていますが部員が少ない分、質の高い練習が出来ると話します。
現在は、大会に向け試合をイメージした練習が毎日行われています。
全国選抜大会は、3月22日から長崎県で行われることになっていて予選を勝ち抜いた32チームが出場することになっています。 -
福島県産の果樹 風評被害は深刻
おととしの東日本大震災以降、伊那市で再起をかけ果樹栽培に取り組んでいる佐藤浩信さん。
震災から2年がたとうとしていますが福島県産の果樹に対する風評被害は深刻な状況だということです。
伊那市西箕輪の佐藤さんが管理しているりんご園。
29日は、剪定作業に精を出す佐藤さんの姿がありました。
震災後のおととし4月、伊那市で再起をかけ果樹栽培をはじめました。
現在、西箕輪の畑では、りんごや柿、桃などを栽培していて、りんご園では、枝の剪定作業が始まっています。
この時期の剪定は、りんごの出来に大きく影響をおよぼす最も重要な作業ということです。
佐藤さんは現在でも自宅がある福島県伊達市で果樹園を経営していますが、原発事故の風評被害は深刻だと話します。
佐藤さんは今、家族のいる福島県にジュースの加工施設建設を模索する毎日です。
都市部のデパートや高級果物店などに伊那産のりんごを出していきたいと話しています。
りんご園の剪定作業は3月まで続きます。 -
上伊那林業関係コンクール受賞作品展
上伊那の児童や生徒から国土緑化や野鳥愛護の作品を募集した上伊那林業関係コンクールの受賞作品が28日から伊那市の伊那合同庁舎で展示されています。
会場には受賞作品のポスターや巣箱、23点が展示されています。
上伊那林業関係コンクールは、国土緑化・育樹運動ポスターの部、野鳥愛護ポスターの部、野鳥巣箱制作の部の3部門があり、上伊那の小学校、中学校、高校から426点の応募がありました。
コンクールは上伊那地方事務所が、子ども達に環境や動物に関心を持ってもらおうと毎年開いているものです。
上伊那地方事務所は、「小学生から高校生までの幅広い年齢の作品を味わい、環境や動物について興味をもってもらいたい」と話していました。
受賞作品は、2月1日金曜日まで伊那合同庁舎で展示されています。 -
松島美容室が伊那養護学校で出張カット
箕輪町に本店がある松島美容室は28日、伊那市西箕輪の伊那養護学校に出張し、無料で生徒らのヘアカットを行いました。
28日は松島美容室のスタッフ23人が伊那養護学校を訪れ、児童や生徒およそ80人の髪を切りました。
松島美容室は、伊那養護学校で年に2回出張カットを行っていて、今年で6年目です。
スタッフは、生徒や保護者が希望の髪形を描いた紙を見ながらカットしていました。
あるスタッフは、「髪を切って喜んでもらうことができ、美容師としてのやりがいを改めて感じた」と話していました。 -
和楽器と洋楽器のコラボ SO-LABライブ
和楽器と洋楽器がコラボレーションしたバンド、ソーラボのライブが27日、伊那市のいなっせで行われました。
ソーラボは、伊那市や駒ケ根市などに住む尺八、琴、十七絃、ギター、パーカッションの演奏者5人が2000年に結成したものです。
和楽器と洋楽器の融合をめざし、毎年この時期にライブを行っていて、今年で10回目です。
27日はメンバーが作ったオリジナル曲など13曲が披露され、訪れた150人ほどが和洋融合したサウンドを楽しんでいました。
ギターを演奏した毛涯伸さんは、「毎年来てくれるお客様やスタッフの力があり、10年間続けることができた。みなさんの力に感謝します」と話していました。 -
環境保全で河川敷の樹木伐採
川の環境保全を図ろうと三峰川の河川敷にある樹木の伐採作業が27日、行われました。
作業は、三峰川の整備活動などを行っている三峰川みらい会議が行ったものです。
地域住民や林業関係者などおよそ60人が作業にあたりました。
河川敷には、ニセアカシアなどが生い茂っていて、増水対策や環境づくりのため毎年伐採作業が行われています。
チェンソーだけではなかなか倒れない太い木にはロープをまきつけ、引っ張るなど協力して作業にあたっていました。
倒した木は、短く切り、燃料として使う人に配られていました。
三峰川みらい会議では川の景観を守るため今後も活動を続けたいと話していました。 -
ストーブ用マキの自給自足へ
伊那市ますみヶ丘の住民有志グループ「西地区環境整備隊」は、森林整備の進め方について、知識を深めようと、ますみヶ丘マレットゴルフ場で講習会を開きました。
講習会には、グループのメンバーや、地区住民などおよそ20人が参加し、間伐作業の進め方などを、上伊那の林業関係者から教わりました。
参加者は、これまでの経験などから、3つの班に別れ、チェーンソーの使い方や、安全に木を倒す方法などを教わっていました。
西地区環境整備隊は、去年の4月に地区内の森林の間伐を進め見通しを良くする事で、子供たちをクマなど獣害から守り、間伐で出た木材はストーブ用のマキとして利用していこと発足しました。
西地区環境整備隊の小野沢武生隊長は「活動はまだ始まったばかりだが、自分たちの活動通して、新たな森林整備のあり方について考えるきっかけになれば」と話していました。
このグループでは、去年の12月から4年間かけ、区の財産区が所有する、マレットゴルフ場の間伐整備を進めていく事にしています -
富県小学校と新山小学校 ネイチャーゲームで交流
伊那市の富県小学校と新山小学校の児童は、26日、冬の自然に親しむネイチャーゲームをして交流しました。
段ボールで作られた枠が子ども達に配られました。
枠を額縁に見立て、冬の景色を一枚の絵のように切り取ってみようという遊びです。
企画したのは富県青少年育成会で、この日は、新山小学校と富県小学校の1年生から5年生12人が参加しました。
子供たちは3つのグループに分かれ、グラウンドを歩きながら、お気に入りの景色を探します。
木の枝に枠をかけて山を切り取るグループ、ウサギのかたちに見える植木を切り取るグループなど様々です。
10分ほどかけてグラウンドを一周したら全員で鑑賞会です。
富県青少年育成会では、「冬ならではの身近な自然に目を向けてもらえたらうれしい」と話していました。 -
KIDS自然エネルギー活用コンテスト
小学校で取り組んでいる自然エネルギーの活用や環境活動を発表するKIDS自然エネルギー活用コンテストが、26日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。
KIDS自然エネルギー活用コンテストは、上下伊那の企業23社で作る伊那テクノバレー地域センターのリサイクル研究会が毎年開いているもので、今回で5回目です。
伊那小学校6年勇組は、自分たちで作った風車で発電をし、イルミネーションを作ったことを発表しました。
子供たちは、専門家からアドバイスを受けながら、発電した電気を蓄えるシステムも作ったということで、「発電は大変だが蓄電はもっと大変だった」と発表していました。
発足2年目の伊那東小学校環境エコ委員会は、休み時間に「エコパトロール」を実施し全校児童に節電を呼びかけました。
太陽光を集めてペットボトルの中の水を温め雑巾がけの時に利用する活動も行っていて、ひと冬に8万円くらいの石油代の節約になったと話していました。
この日は、伊那市、駒ヶ根市、中川村の8つの小学校がそれぞれの活動を発表しました。
リサイクル研究会では、「エネルギーは限りあるものだと知ってもらい、自分たちに何ができるか考えてもらうきっかけにしていきたい」と話していました。 -
伊藤真一さんの陶芸教室「陶房木賊」生徒作品展
伊那市の陶芸家、伊藤真一さんの陶芸教室「陶房木賊」の生徒による作品展が、伊那市のいなっせで開かれています。
伊藤真一さんは伊那市御園の工房で教室を開いていて、毎年この時期に1年間の成果を発表する場として生徒の作品を展示しています。
会場には、50人の生徒の作品約300点が並べられました。
教室には、上伊那を中心に小学生から80代まで70人ほどが通っています。
個性を活かした作品作りをモットーとしていて、生徒ひとりひとりが、作りたいものを、自由な色や形で表現しているということです。
伊藤さんは「作り手が自然体で楽しみながら作品作りをしている。プロではない一般の人たちがつくりだす自由な世界観を楽しんでほしい」と話していました。
伊藤真一さんの陶芸教室「陶房木賊」の作品展示会は、27日まで、伊那市のいなっせ2階ギャラリーで開かれています。 -
い~な上伊那地域づくりフォーラム
上伊那地域で進められている地域づくり活動について理解を深める「い縲怩ネ上伊那・地域づくりフォーラム」が26日、伊那合同庁舎で開かれました。
この日は、平成23年度の地域発元気づくり支援金事業で優良事例に選ばれた3団体が表彰されました。
優良事例には、伊那ケーブルテレビ放送エリア内では「中尾歌舞伎保存会」と「井上井月顕彰会」が選ばれています。
フォーラムは、地域づくり活動を行う団体同士交流を深めてもらおうと上伊那地方事務所が毎年開いているもので、会場にはおよそ160人が集まりました。
今年は「かみいな魅力発信シンポジウム」と題して初めてパネルディスカッションが行われました。
地域の魅力を発掘・発信し、観光や商工業などに生かしていこうというもので、「井上井月」をテーマに行われました。
パネリストを務めた映画監督の北村皆雄さんは「井月を受け入れた伊那の人達の暖かさは素晴らしい。井月の生きた時代を改めて考え直し、再構築する必要があるのでは」と話していました。
井上井月顕彰会の竹入弘元さんは「句碑を活用して、作った人の思いと見る人の思いを重ねられるような観光戦略を進めていけたら」と話していました。
上伊那地方事務所では「今回のフォーラムをきっかけに、連携した地域おこしが進んでいけば嬉しい」と話していました。 -
たかずや炭焼きの会 今季限りで解散
伊那市富県の炭焼き愛好者でつくる「たかずや炭の会」は、メンバーの減少や高齢化などにより、今年の冬をもって活動を終了します。
26日はこの冬4回目の炭焼きが行われ、メンバー10人ほどが、体験学習の一環で訪れた児童養護施設たかずやの里の子ども達と一緒に作業をしました。
たかずや炭の会は、平成13年に地域の同年代の住民が、農閑期に間伐整備を兼ねて、子どもの頃を思い出しながら作業をしようと結成し、今年で12年目になります。
土地を借りて作った窯にナラなどの間伐材を入れて一週間ほどかけ炭を作り、それぞれの家庭で使っている他、販売などもしています。
結成当初25人だったメンバーも13人まで減り、高齢化も進んでいることから今年いっぱいで活動をやめることにしました。
竹松徳門会長は「自主性があって本当に良い仲間たち。解散してしまうのは本当に残念」と話していました。
たかずや炭の会では、今後新しく炭焼きの活動をしていきたいという人がいれば、窯を譲ることも検討するとしています。 -
寒い一日 伊那地域で今冬初の真冬日
26日の伊那地域の最高気温は-1.5度で、この冬初めて、最高気温が0度を下回る「真冬日」となりました。
長野地方気象台によりますと、日本上空は現在、強い冬型の気圧配置で、強い寒気が流れ込んでいるため全国的に気温が上がらなかったということです。
この日は伊那地域で最大瞬間風速13.9メートルを記録するなど風も強かったことから、体感温度が下がり、より寒さを感じる1日となりました。
ガソリンスタンドで働く男性は「気温が上がらないので手や顔が引っ張られるように痛い」と話していました。
このところの寒さで、南箕輪村の大芝荘には、積もった雪とここ数日の冷え込みで巨大な氷の柱ができあがっています。
ツララと並ぶようにして屋根から続く氷は地面にまで達し、氷の柱のようになっています。
屋根の上に積もった雪が日中の暖かさで溶け、鎖状の雨樋をつたって落ちた水が、夜の寒さで凍ったものです。
大芝荘の従業員によりますと、ここ数年は雪が少なかったり、冬も比較的暖かかったりしたため、これだけの氷の柱ができるのは久しぶりだということです。
長野地方気象台によりますと、この冷え込みは来週の水曜日頃まで続く見込みで、気象台では防寒対策をして外出するよう呼びかけています。 -
郷土食「おからこ汁」講習会
各地区の女性農業者で組織する農村女性ネットワークいなは、25日伊那市のいなっせで上伊那地域の郷土食「おからこ汁」の講習会を開きました。
おからこ汁は、米の粉をこねた即席の餅おからこを大根やサトイモと一緒に煮込みます。
おからこは、十五夜のお供え餅です。
秋の十五夜のころは、収穫で忙しく餅をついている暇がなかったことから手間をかけない餅として生まれた風習とする説もあります。
講習会には、11人が参加し、先輩たちから料理のコツを学びながらおからこ汁を作っていました。
おからこができあがると汁の味を調えます。
煮ている最中は、おからこ談義で盛り上がっていました。
おからこを入れてからしばらくたって完成。
素朴な味わいのおからこ汁が完成しました。
今回の講習会は、去年10月の生活展でおからこを展示したところ反響があったため開催されました。 -
伊那西3年細野さん 全国コンクールで最優秀賞
伊那市の伊那西高校3年の細野志織さんは、全国高校文芸コンクール短歌部門で1位にあたる最優秀賞を受賞しました。
「薄闇の 坂の途中に 立ち止まる 頬をかすめし 沈丁花の香」
24日は、細野さんら4人が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に受賞を報告しました。
細野さんは、学校の帰り道何気なく香った沈丁花の匂いが印象的でこの作品が思い浮かんだと話します。
普段からメモを持ち歩いていて、頭に浮かんだ句を書き留め作品にしているということです。
文芸クラブの部長を務める細野さん。
入賞を目指してきた全国大会での最優秀賞受賞を喜んでいます。
伊那西高校の短歌部門での最優秀賞受賞は、2回目ということです。
白鳥市長は「感性豊かな作品。伊那西高校の名を全国に轟かせた」と話していました。
この日は他に、東洋大学が主催する現代学生百人一首で入選した唐澤春奈さんも、喜びを報告しました。 -
上伊那と安曇野の住民 景観形成について意見交換
地域の景観形成に取り組んでいる上伊那と安曇野市の住民は25日、お互いの活動について意見を交わしました。
25日は、伊那市と駒ヶ根市で景観形成に携わる代表者6人が、安曇野市のNPO法人信州ふるさとづくり応援団安曇野支部のメンバー4人とお互いの地域の特徴や課題などについて意見を交わしました。
意見交換会は、安曇野支部のメンバーが提案。県の職員の仲介で実現しました。
安曇野市は、自治体が独自に景観計画を策定することができる景観行政団体に、平成22年に移行しました。
伊那市は、平成25年度中の移行を目指し取り組んでいます。
参加者は「景観形成を観光につなげていく必要がある」などと話しました。
伊那市からの出席者は「離れた地域で取り組みは異なるが、参考になった。今後の活動に活かしていきたい」と話していました。 -
【カメラリポート】「負けないで東北」被災地に千羽鶴
伊那市西春近南小学校の学童クラブは、被災地を応援する千羽鶴を作りました。
学校近くにある学童クラブ。授業を終えた子ども達が、放課後、保護者が迎えに来るまでの時間を過ごします。
現在22人の子どもたちが、宿題をしたり、校庭であそんだりして放課後を過ごしています。 -
ものづくり伊那をアピール
伊那市内の町工場と伊那市などが協同で開発したメイドイン伊那のお土産「サクラコマ」の試作品がこのほど完成し、2月7日に発売されることになりました。
サクラコマは、閉じているサクラの花びらが遠心力で外側に開き、回転が弱まると再び閉じるユニークなコマです。
全国の製造業者が参加するコマの大会に出場している伊那市富県の設計デザイン会社、(有)スワニーが設計しました。
スワニーは、市内の金型製造やプラスチック成型、金属加工を得意とする町工場などとともに「製造業ご当地お土産」プロジェクトを去年スタートさせました。
ここに市役所や商工会議所、社会福祉協議会も加わり改良を重ね、ご当地お土産第一弾となるサクラコマが完成したのです。
スワニー社長の橋爪良博さん。
伊那のものづくりの力を全国に発信したいとプロジェクトを立ち上げました。
橋爪さんは、このコマを量産するにあたり、障害者が働く輪っこハウスやコスモスの家で組み立てをしてもらおうと考えています。
障害者が作業しやすいようにと、組み立て方にも改良を加えました。
立ち入り禁止のこの部屋は、14人のスタッフが3次元データを制作しています。
スワニーの会社の目標は、「地元に設計者が根づくこと」
伊那の地に仕事があれば、優秀な設計者が生き残れる。
サクラコマには、そんな思いがこめられています。
サクラコマの発売は、2月7日。高遠サクラホテルなどで購入できます。
価格は、未定ですが、1,000円以下を予定しています。
発売翌日の8日には、東京の大田区で、コマの全国大会が予定されていて、スワニーは、メイドイン伊那のご当地土産、サクラコマで参戦するということです。 -
たかずやの里チャリティー展3月開催
伊那市富県の児童養護施設たかずやの里の移転改築を支援しようと、3月下旬にチャリティーアート展が企画されています。
24日は、たかずやの里でチャリティーアート展実行委員会の初会合が開かれました。
展示会は、伊那美術協会、信州美術会伊那支部・伊那市民美術会などが、一般から募った作品をチャリティー展で販売し、その収益を、施設の移転改築に役立ててもらおうと企画したものです。
24日は、それぞれの美術会の代表者があつまり、作品の募集要項などを検討しました。
たかずやの里移転改築支援・チャリティーアート展は、3月29日から4月2日まで、伊那市のいなっせ2階ギャラリーで開かれます。
実行委員会では、プロ・アマ問わず、趣旨に賛同する人から作品を募集しています。
展示会での売り上げは、たかずやの里の移転新築に役立てられることになっています。 -
氷上運動会
伊那市ますみケ丘の天然リンク、伊那西スケート場で、第5回氷上運動会が20日に開かれ、漬物石をストーンにしたカーリングを楽しみました。
氷上運動会には、小学生の部に14チーム56人、一般の部に7チーム28人が出場しました。
久保村清一伊那市教育長の始球式に続き競技が始まりました。
競技は、漬物用の2.5キロの石をストーンにして、6メートルはなれた円の中心をめがけて滑らせます。
中心から近い順に20点・5点・1点となっていて、1チーム4人の合計得点で競います。
リンク中央部分の特設会場で競技を楽しみました。
高得点が出たり、ストーンが中心から外れてしまうと、参加者からは、大きな歓声が上がっていました。
この氷上運動会は、伊那市体育協会スケート部が毎年開いていて、今回で5回目です。 -
公立高校生の就職内定率 南信は89.0%
この春、南信地域で公立高校を卒業する生徒の就職内定率は、去年12月末現在89パーセントとなっています。
これは24日長野県教育委員会が発表したものです。
南信地域の就職希望者数は1060人で、内定者数は943人となっています。
内定率は89.0パーセントで、県内4地区のうちで一番高くなっています。
しかし、93パーセントだった去年の12月と比べると4ポイント下回っています。
県全体では、公立高校卒業予定者のうち、就職希望者は2,883人で、そのうち内定者は2,541人です。
内定率は88.1パーセントと、前の年の同じ時期と比べ、0.2ポイント減少しました。 -
ナイスロード沿いに春の高校伊那駅伝の看板設置
伊那市美篶のナイスロード沿いには、春の高校伊那駅伝の旗と看板が立てられています。
今年の春の高校伊那駅伝は、3月24日日曜日に開催されます。 -
ハリソン君 送別会
ニュージーランド出身で去年8月から留学しているハリソン君の送別会が20日伊那市のいなっせで開かれました。
17歳のハリソン君は、国際的な高校生の留学機関AFSの留学生として去年8月から松川町に滞在し、松川高校に通学していました。
送別会では、ホストファミリーの宮下さん一家に感謝状を贈呈。
松川高校から三浦章校長と担任の中村邦彦教諭もかけつけました。
三浦校長は、「私が果たせなかった海外留学の夢を海外の生徒を受け入れることで果たそうと力を入れている」とういさつ。
担任の中川教諭は、「ハリソン君のおかげでクラスの雰囲気ががらっと良くなった」と話しました。
AFSを通じて、2月には3人が海外留学を予定しています。
AFS長野飯田支部は、飯田から松本地域で活動していて、1999年の支部発足以来、60人余りの高校生を海外に留学させている一方で、年間40人を海外から受け入れています。 -
伊那市駅を含め利用、活性化検討
伊那市の白鳥孝市長は、JR東海が示している飯田線の無人化について、「伊那市駅を含め、利用や活性化の検討を進めていきたい」との考えを示しました。
これは、23日は、市役所で開かれた定例記者会見の中で、記者の質問に対し白鳥市長が答えたものです。
白鳥市長は、「市内で無人化される伊那北駅や沢渡駅ばかりでなく、伊那市駅も含めそれぞれが持つ個性や役割を考え対応を協議していきたい」と話していました。
駅の活用については、伊那北駅を例にあげ、「利用の中心は高校生。街の活性化を図りながら、若者の活動を支援する場にできれば」と話していました。
白鳥市長は、伊那北駅と沢渡駅について、市が負担し有人駅にするかとの質問に対しては、「今の段階では答えは出ていない」と答えていました。
市では来週中に、地元商店街や高校の教員などでつくるJR飯田線伊那市利活用検討協議会を開き、年度内の早い段階で判断をしたいとしています。
無人化の対象となっている伊那松島駅のある箕輪町では、無人化は避けたいとして、具体的な人員の配置や駅舎利用について、来月下旬に方向性を示したいとしています。 -
親孝行の讃歌 最優秀賞に後藤さん(西春近南小)
両親への感謝の気持ちなどをつづった手紙のコンクールで、西春近南小学校5年後藤あゆ美さんの作品が小中学生の部で最優秀賞に選ばれました。
18日には市役所で、二次審査が行われ、審査委員長の松田泰俊伊那市教育委員長など審査員6人が審査を行いました。
審査の結果、小中学生の部では、47点が入選し、最優秀賞に西春近南小の後藤あゆ美さんの作品が選ばれました。
一般の部では27点が入選し、最高賞にあたる孝行賞に、伊那市美篶の吉田玲子さんの他2人が選ばれました。
コンクールは、伊那市長谷地区に江戸時代から伝わる孝行猿の民話にちなんで伊那市などが実施したものです。
親孝行の賛歌と題したこの事業は、旧長谷村で平成11年から5年間行われていたものをリニューアルし、伊那市が今年度から再スタートしました。
市では、入選した作品を集めた文集を今年度中に発行する事にしています。