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第2回伊那市トリムマラソン大会
第2回伊那市トリムマラソン大会が、伊那市のますみヶ丘平地林で開かれ、参加した189人が森林内を駆け抜けました。
大会は、競技性を持たず自分に合った走りを楽しもうというもので、参加者は予め申告したタイムを目指して走ります。
5キロの部と2キロの部に分かれ、ますみヶ丘平地林内の1周1キロのクロスカントリーコースを走りました。
全力で駆け抜ける人や、歩きながら仲間と会話を楽しむ人など、思い思いのペースで参加していました。
久保村清一副大会長は「自分の目標に向かって走る大会なので無理なく参加することができる。これを機に、健康づくりに興味を持ってほしい」と話していました。
大会の結果、2キロの部で申告タイム8分と同タイムでゴールした山梨県の高橋春彦さんが、5キロの部で申告タイムの57分より2秒早くゴールした伊那市の赤羽喜志子さんがそれぞれ優勝しています。
伊那市では、平成22年度からクロスカントリーコースの整備を行っていて、来年3月には、2.5キロのコースが完成するということです。 -
保科正之漫画冊子を小学校に
伊那市観光協会は、郷土ゆかりの旧高遠藩主、保科正之の漫画冊子を伊那市内の小学5年生に贈りました。
8月31日、美篶小学校では、伊那市観光協会の宮澤正巳事務局長が5年の代表児童2人に冊子を手渡しました。
保科正之の生涯を伊那市の漫画家橋爪まんぷさんが紹介したこの冊子は、伊那市観光協会が郷土ゆかりの歴史上の人物を子どもたちにわかりやすく知ってもらおうと、平成21年に制作したものです。
小学校への配布は、今年で3年目で市内15校の小学5年生に687冊、美篶小には69冊が届けられました。
美篶小では、この漫画冊子を朝の読書時間などで活用していきたいとしています。 -
クロスカントリーで糖尿病予防
伊那市が開いている糖尿病予防教室の参加者が、伊那市横山の鳩吹公園南にあるクロスカントリーコースで4日ウォーキングを体験しました。
4日は市内から24人が集まり、およそ1キロあるクロスカントリーのコースを2周しました。
糖尿病予防教室は、伊那市が血糖値が高めの人に参加を呼び掛けているもので、去年から開かれています。
教室では、筋力トレーニングや栄養指導などが行われていて、4日は初めてウォーキングを行いました。
4日は、市の職員で理学療法士の久保田妙子さんが指導にあたりました。
久保田さんは、「姿勢を良くし、かかとから着地してつま先で蹴ると効果的。毎日少しでも運動する習慣をつけてほしい」と指導しました。
ある参加者は、「教室に参加し始めてから、洋服が緩くなってきたので、血糖値への効果も期待したい」と話していました。 -
切り絵工房 常設展示場オープン
脊椎損傷の障害を乗り越え切り絵の作品を手掛けている伊那市高遠町の中村満宏さんの常設展示場のオープニングセレモニーが4日、伊那市高遠町で行われました。
常設展示場は、伊那市高遠町の飲食店楽座にオープンしました。
切り絵の作品を手掛けているのは中村満宏さん71歳です。
中村さんは、高校の教員を務めていた51歳のとき脊髄を損傷し下半身が動かなくなり車いす生活となりました。
その時県のリハビリセンターで切り絵と出会いそれ以来作品を制作しています。
今回常設展をはじめるきっかけとなったのは旧河南村の小中学校時代の同級生たちです。
4日は、多くの同級生たちが訪れ会場に飾られた中村さんの作品に見入っていました。
作品は、季節の草花や漂泊の俳人井上井月の句に、それをイメージした絵が切り取られています。
原画を書いたのは、同級生でもあり俳画塾を高遠町で開いている鈴木岬さんです
中村さんは、仲間たちの協力があって常設展ができたことを喜んでいます。
展示されている作品は、年内いっぱい飾られ来年から季節に合わせた作品を展示するということです。 -
留学生の歓迎会と帰国報告会
高校生の留学を支援している公益財団法人AFS日本協会南信支部は、留学生の歓迎会と帰国報告会を2日、伊那市のいなっせで開きました。
会場には、8月に来日したニュージーランド人のハリソン・ギブ・ファンムイナ君の他、留学先から帰国した生徒などおよそ40人が集まりました。
参加者は、色々な国の料理を食べながら、お互いに経験したことや、日本でやってみたいことなどを話しました。
松川高校に留学しているハリソン君は、「日本の文化が好きで日本を選んだ。修学旅行で広島や京都に行くので楽しみ」と話していました。
チェコに1年間留学していた伊那北高校の中山沙綺さんは「留学することで、日本独自の文化に気付き、日本をさらに好きになった」と話していました。 -
こころの健康サポーター研修会
伊那市は、心の悩みを抱えている人との接し方を学ぶ「こころの健康サポーター研修会」を3日伊那市の保健センターで開きました。
研修会は、精神的な悩みを抱えている人の自殺を未然に防ぐ「ゲートキーパー」を育成しようと、伊那市が初めて開いたものです。
全3回の予定で開かれ、初回の今日はおよそ60人が参加しました。
駒ヶ根市の精神科医、吉本隆明さんがゲートキーパーとしての心得や、悩んでいる人との接し方について話をしました。
吉本さんは「相手の話をよく聞き、親身になって相談にのっていることを伝えることが大切。また、自分が相談にのって困った時の別の相談相手を知っておく必要がある」などと話しました。
他に、「ゲートキーパーとして、まずは自分が健康な生活をおくること。燃え尽きないことが大切」と話しました。 -
収穫の秋 早くも稲刈り
収穫の秋。
伊那市手良の田んぼでは、早くも稲刈りが始まりました。
3日稲刈りを行ったのは伊那市手良の農家、登内里見さんです。
登内さんは、およそ22ヘクタールの田んぼで米を栽培しているほか、他の農家からも依頼を受けています。
合わせておよそ40ヘクタールと広い範囲を刈り取ることから毎年上伊那のトップをきって、稲刈りを始めます。
今年は雨が少なかったものの好天に恵まれたたことから例年より豊作だといいます。
登内さんが栽培する米は、県から、農薬や化学肥料の使用を半分以下に抑えた信州の環境にやさしい農産物に認証されています。
JA上伊那によりますと上伊那地域の稲刈りは9月中旬から下旬にかけてピークを迎えるということです。 -
い~な伊那プレミアム商品券利用率58%
今年7月1日から取り扱いが始まった、い縲怩ネ伊那プレミアム商品券。
2か月が過ぎた8月末現在の利用率は58%となっています。
い縲怩ネ伊那プレミアム商品券は、1万円で1万1,000円分の買い物ができる商品券で総額は2億2,000万円となっています。
利用状況をまとめている伊那商工会議所によりますと8月末現在の利用はおよそ1億2,700万円。
率にして58%となっています。
内訳は大型店が5,600万円で44%。
JAが2,200万円で17%。
商店などが4,900万円で39%となっています。
商品券は加盟店440店舗で利用することができ、期限は10月31日までとなっています。 -
伊那市総合防災訓練 一般市民が避難生活体験
伊那市は、大地震の発生を想定して、実際に一般市民が避難所に一泊する訓練を、1日夜、美篶小学校体育館で行いました。
1日夜、地震が発生したとの想定で、美篶小学校に避難所が開設され、避難生活を体験する宿泊訓練に一般市民15人が参加しました。
伊那市では、東日本大震災を受け、去年初めて、市民が避難所に泊まる訓練を実施し、今年で2回目です。
この日の夜、避難所で就寝中に余震が発生したとの想定で訓練が行われました。
緊急地震速報が流れると、職員は市民を壁際に誘導しました。
揺れがおさまると、建物内は危険と判断され、体育館の外へ避難します。
避難が完了すると、人員確認が行われました。
避難所では、停電と断水を想定し投光器が設置されたほか、凝固剤の入った袋を使う簡易トイレが用意され、参加者が実際に体験していました。
伊那市では、去年の宿泊訓練の反省点を活かし、今回は、受付や物資の運搬などを市民と一緒に行うようにしたということです。
そして2日朝7時15分、東海地震が発生したとの想定で、美篶地区全域で訓練が行われました。
近くの公民館などに避難した住民らは、人が埋まっていると想定し、自分たちで用意した資機材を使って救出する訓練を行い、災害時の対応を確認していました。 -
井月と種田山頭火 モニュメントが完成
伊那市の中心市街地から俳句文化を発信しようと、伊那谷を放浪した漂泊の俳人井上井月と種田山頭火を描いたモニュメントが完成し、2日、除幕式が行われました。
この日は、伊那市荒井と坂下境の伊那橋の上で除幕式が行われました。
モニュメントは、高さ160センチ、横220センチで、井月と、井月の生き方に憧れ、井月の墓参りのために伊那を訪れた種田山頭火が酒を酌み交わす場面が版画で描かれています。
版画は、千曲市の版画家で、伊那市で井月の作品展を開いたことがある森貘郎(ばくろう)さんが制作し、解説文は、井上井月顕彰会が監修しました。
伊那市の中心市街地の商店主らでつくる「伊那まちの再生やるじゃん会」が、俳句文化の発信と、街を訪れる人の交流の場づくりを目的に設置しました。
伊那まちの再生やるじゃん会では、この版画をモチーフにした井月グッズの販売も考えているということです。 -
熱響 太鼓まつり 上伊那の太鼓グループ一堂に
上伊那の太鼓グループが出演する「熱響 太鼓まつり」が、1日夜、伊那市の伊那スキーリゾートで行われ、夜空に迫力ある太鼓の音色が響きました。
熱響太鼓まつりは、20年ほど前に、地域の活性化を目的に伊那谷太鼓まつりとして伊那市通り町で行われたのが始まりです。
現在は、場所を伊那スキーリゾートに移し、技術向上のための演奏会を毎年この時期に行っています。
この日は、辰野町から中川村までの11団体が出演し、日ごろの練習の成果を発表しました。
演奏の合間には、獅子舞も披露され、会場を沸かせていました。
夜空には、迫力ある太鼓の音色が響き、会場を訪れた千人あまりの観客が演奏に聞き入っていました。 -
どろカップ2012IN伊那
どろんこサッカーの全国大会「どろカップ2012IN伊那」が2日、伊那市荒井で開かれ、参加した35チームが熱戦を繰り広げました。
大会には、上伊那の他和歌山県や大阪府などから35チームが参加しました。
子どもから大人まで、泥にまみれて楽しもうと始まったこの大会は、今年で6回目です。
去年は台風の影響で中止となったため、2年ぶりの開催となりました。
決勝戦は、南箕輪村の会社仲間で参加したジェルモと、大阪のチームの組み合わせとなりました。
試合は、開始1分。
ジェルモが、相手ゴール前でボールを奪い先制します。
その後は、お互い見せ場を作りますがゴールを奪えず、ジェルモがこの1点を守り切り優勝しました。
参加者の中には、タキシードを着て紳士的なプレーを心掛ける人などもいて、大会を盛り上げていました。 -
井月俳句大会 大賞に山口さん(飯島町)
漂白の俳人、井上井月を偲ぶ「信州伊那井月俳句大会」が1日、伊那市高遠町の高遠閣で開かれ、最高賞の井月俳句大賞には飯島町の山口斗人さんの作品が選ばれました。
俳句大会には、小・中学生3、665人、高校、一般252人から8、000句以上の投句がありました。
最高賞の井月俳句大賞には、飯島町の山口斗人さんの「蟇出でて 山の暗さを ひとゆすり」が選ばれました。
夏の夕暮れ時に、山で影になった庭からヒキガエルが出てきた様子を作品にしたものです。
この日はこのほか高校・一般の部で入賞した11作品と小中学生の部で特選に選ばれた49作品の作者に表彰状が贈られました。
俳句大会実行委員会の佐藤文子さんは「毎年投句も増えているし、心に残る作品も多くなっている。井月に関する句だけでなく、これからも多くの作品を寄せてほしい」と講評していました。 -
第52回高遠高校文化祭 兜陵祭
伊那市の高遠高校の文化祭「兜陵祭」の一般公開が1日から始まりました。
今年で52回目を迎える高遠高校の兜陵祭は「STAND UP!!縲恆宸ー!湧き上がる歓声が勇気となる縲怐vをテーマに開催されています。
高遠高校ならではの文化祭にしようと、専門コースごとに特色ある展示などが行われています。
情報ビジネスコースでは、高遠町の商店街について商店街で行った聞き取り調査やアンケートの結果を展示しています。
調理室では、3年の各クラスの代表が沖縄そばの販売を行っています。
修学旅行の思い出の味を食べてもらおうというもので、沖縄から取り寄せた麺や肉などを使っています。
高遠高校の文化祭「兜陵祭」は、2日も午前11時から午後2時半まで一般公開されます。 -
シャッターアート制作 弥生に感謝状
伊那市の中心市街地再生に取り組んでいる伊那まちの再生やるじゃん会は、シャッターアートを制作した伊那弥生ヶ丘高校美術部に感謝状を31日贈りました。
伊那弥生ヶ丘高校美術部は、7月23日から1週間をかけ、通り町のパソコン教室のシャッターに絵を描きました。
伊那弥生ヶ丘高校の美術部が制作にあたり、2羽の小鳥が幸せを運ぶイメージを表現しました。
感謝状の贈呈式で内山和夫会長は「街をにぎやかにしていただいてありがたい」と話し、図案をデザインした3年生のはしもとりな橋本莉那さんに感謝状を手渡しました。
中心市街地のシャッターアートは、3月の伊那西高校美術部によるタウンステーション伊那まちのシャッターに続いて2件目で、他にも希望する店舗がある為、今後も継続的に取り組んでいくということです。 -
西春近南保育園 燻製とカレーのパーティー
伊那市の西春近南保育園は、地域の人を招いて燻製とカレーのパーティーを31日、開きました。
西春近南保育園では、保育園でとれた野菜を使って毎年カレーパーティーを開いています。
今年は、ジャガイモおよそ40キロがとれ、園児達が皮むき器を使って皮をむきました。
今回はカレーの他に、西春近南小学校で燻製づくりを教えている加納義晴さんを招き、燻製をつくりました。
手づくりの燻製器に竹輪やチーズがのせられ、園児らは興味津々な様子で見ていました。
31日は、近くの春富ふくじゅ園の利用者も訪れ、燻製とカレーができるまでの間歌などを歌って交流し、一緒に味わったということです。 -
東部中学校生徒が手作りおもちゃで園児と交流
伊那市の東部中学校の生徒が、24日竜東保育園の園児と中学生が作った手作りのおもちゃで交流しました。
交流をしたのは東部中2年の生徒32人と竜東保育園の年少から年長の園児151人です。
生徒は、糸電話や水でっぽうなど、自分で作ったおもちゃを持参し、園児と遊びました。
東部中学校では、家族の大切さを感じてもらおうと家庭科の授業の一環として保育園と交流しています。
6月にも一度保育園を訪れていて、その際に園児が好きなおもちゃを調べ、製作の参考にしたということです。
参加したある生徒は、「自分が作ったおもちゃで楽しそうに遊んでくれてうれしい」と話していました。 -
平和を願う朗読の集い
戦争と平和をテーマにした第11回平和を願う朗読の集いが25日、伊那市の伊那公民館で開かれました。
会場には朗読の愛好家でつくる伊那朗読の会会員など40人ほどが集まりました。
伊那朗読の会では、文学作品などを通じて平和について考えてもらおうと毎年8月に平和を願う朗読の集いを開いています。
集いでは会員が、戦争と平和をテーマにしたエッセイや童話、作文など4つの作品を朗読しました。
このうち、「字の無いはがき」は、字が書けない娘が学童疎開した際、父は自分への宛名を書いたはがきを持たせ、元気な日はマルを描いて毎日出すように伝えます。
参加したある男性は、「戦時中の子どもの生活などを聞いて、改めて戦争は二度と起こしてはいけないと感じた」と話していました。 -
伊那東小1年生川遊び
伊那市の伊那東小学校の1年生は、30日、東春近の三峰川榛原河川公園の水辺で、自然に触れました。
30日は1年生94人が、水着になって、榛原河川公園沿いの三峰川の浅瀬に入りました。
伊那東小では、生活科学習の一環で、毎年1・2年生が、川に出かけ、自然と触れ合っています。
榛原河川公園は、学校から歩いて行ける距離にあり、トイレや水場なども整備されていることから、こうした学習に活用しています。
子どもたちは、川の中を歩いたり、魚を捕まえたりしていました。
また、工作の時間に活用するため、お気に入りの石を探して拾っていました。
伊那東小学校では、「川の中を歩くこと、魚や虫を採ること・触れること、こうした事は、自然の中でしか学べない」と話していました。 -
伊那警察署地震総合防災訓練
伊那警察署は、30日から始まった防災週間に合わせ、地震総合防災訓練を行いました。
30日は、交通確保や、チェーンソーを使った救出訓練などが行われました。
訓練は震度6の地震を想定し行われ、伊那警察署の署員80人ほどが参加しました。
警察署近くの交差点では、電気の供給が途絶えたことを想定し、小型の発電機で信号機に電気を供給する訓練を行いました。
この発電機は以前のものに比べ小型で軽量なものだということで、震災対策として今年導入されました。
また、手信号による誘導の訓練も行われました。
伊那警察署では、災害時に備え、機器の操作訓練などを行うため、毎年防災訓練を行っています。
参加したある署員は、「いざ災害が起きた時にやらなければならないことを確認できよかった。実際の道で誘導するのは初めてだったので、参考になった。」と話していました。 -
手良小学校 被災地支援目的に野菜の苗植える
長野県北部地震の被災地支援に取り組んでいる伊那市の手良小学校の児童は、野菜の苗を29日、学校近くの畑に植えました。
手良小学校の4年生は、育てた野菜を販売して、被災地を支援する活動を行っています。
29日は、広さ7アールの畑にブロッコリーとキャベツの苗を500本ずつ植えました。
野菜は、10月下旬に行われるJA上伊那手良支所の祭りで販売するということです。 -
大地震に備え竜西保育園が中学校と初の合同訓練
伊那市の竜西保育園は、近くの伊那中学校と地震に備えた合同訓練を、29日、初めて行いました。
竜西保育園では、東日本大震災を受け、あらゆる想定での訓練を行おうと、今回初めて伊那中学校にお願いし合同訓練を行うことにしました。
防災ずきんをかぶった園児たちは、一次避難場所の園庭に集まりました。
人員確認が済むと、二次避難場所になっている、伊那中学校のグラウンドを目指して移動しました。
竜西保育園ではこれまで、単独で中学校のグラウンドまで避難する訓練を行ってきましたが、実際に中学生が一緒に避難して来たときはどのような状況になるのか確認し、課題を見つけようと今回の訓練を行いました。
園児たちがグラウンドに到着すると、中学生も続々と避難してきました。
竜西保育園では、年に1回は合同訓練を行うとともに、避難後の具体的な対応についても検討していきたいということです。 -
伊那市小沢の唐澤幸一さん みすず寮に水墨画寄贈
伊那市小沢の唐澤幸一さんは、養護老人ホームみすず寮に水墨画を贈りました。
29日、唐澤さんがみすず寮を訪れ、箱山み江子施設長に水墨画2枚を届けました。
贈られた絵は、伊那市横山からの風景をバックに鷹を描いた作品と、3羽の雀を描いた作品です。
唐澤さんは、2年前に自身の作品をみすず寮で展示していて、「絵を見て、心を和ませてほしい」と話していました。
箱山施設長は「アットホームな温かい絵を飾る事ができうれしい」と話していました。
唐澤さんは、絵のほかに、ボールを転がしてゴールに入れる遊具も自分で手作りし、施設に贈りました。 -
伊那市観光(株)取締役会 四半期の売上状況報告
伊那市観光(株)は、29日、取締役会を開き、今年4月から6月までの売り上げ状況を報告しました。
この日、伊那市役所で取締役会が開かれ、事務局や各施設の支配人から、今年4月から6月の売り上げ状況や経営計画などが報告されました。
伊那市観光では、健全な経営を目指そうと今回初めて四半期の売上状況の報告を行いました。
報告によりますと、伊那市長谷の仙流荘、入野谷は前の年の同じ時期と比べ赤字幅は減り、仙流荘は約490万円の赤字、入野谷は、約200万円の赤字だったということです。
これを受け取締役からは、「宿泊予約をキャンセルした旅行会社に理由を聞いて、キャンセルの原因を追究しているか」「ゼロ磁場を訪れた観光客が駒ヶ根に流れている現状を分析しているのか」「地域振興まで考えると、市の総合支所とも連携していく必要がある」などの意見が出されていました。
伊那市観光では、今後も四半期に一度、経営状況を報告していくということです。 -
南箕輪村役場 オオスズメバチ駆除
小学生の通学路に面する、南箕輪村役場東側の林にオオスズメバチが巣をつくり29日、駆除作業が行われました。
オオスズメバチの巣が見つかったのは、役場東側のサワラの木の根元です。
オオスズメバチは体長およそ4センチで、日本にいる蜂類の中でも強い毒性を持ち、攻撃性も強いと言われています。
巣がある木からおよそ1メートルの所には、小学生の通学路もあり子供たちの安全を守るため、村内のハチの愛好家により巣の駆除が行われました。
最初に入口から殺虫剤を散布し、その後、巣の入り口を粘着剤が着いたダンボールで塞ぎ巣に帰ってきた蜂を捕まえます。
巣の入り口は、土嚢で塞ぎ、中にいる蜂が出られないようにしてしまうという事です。
夏に気温が高いと蜂の発生量が多くなると言われていますが、今年の蜂の傾向について、伊那市地蜂愛好会会長の小木曽大吉さんは「今年は夏が暑すぎて、蜂のエサが無く、発生量は少ない。オオスズメバチは土の中に巣を作るので気をつけてほしい」と話していました。
小木曽さんは、スズメバチの巣を見つけた場合は、刺激をせず、専門家に相談してほしいと話していました。 -
高遠町・長谷地域自治区 あり方検討へ
伊那市の高遠町地域自治協議会と長谷地域自治協議会は、合併から10年が経過する平成28年度以降の地域自治区と総合支所のあり方について検討し、来年2月に検討結果を市長へ建議する事にしています。
28日は、高遠町総合支所で地域自治協議会が開かれ、事務局から、検討の内容や進め方についての案が示され了承されました。
地域自治区の設置は、合併特例法により認められていて、新伊那市の合併では協議により合併の日から10年間と定めました。
しかし、それ以降については何も検討されていない事から、地域の体制について、地域協議会の場で協議を進める事にしました。
協議会では、合併特例法の有効期間以降、地方自治法により地域自治区を設置するかどうかやや、現在と同等な支所としての機能を維持させるか等、地域自治区の存続について検討します。
地域自治区を存続するとした場合の総合支所については、市の内部組織が検討している総合支所のあり方と比較検討を行い、地域密着型の住民サービスについて事務を見直す事に目指します。
高遠町と長谷地域協議会では、検討結果を来年2月に市長へ建議する事になっています。
高遠町地域協議会の小松晃(ひかる)会長は「長谷と歩調を合わせながら、支所としての機能が残せるよう協議を進めていきたい」と話していました。 -
伊那市役所で防災訓練
伊那市役所で職員およそ200人が参加し避難訓練が行われました。
29日の訓練は、市役所1階の食堂から火が出たとの想定で行われ、訓練に参加した職員は火災発生の放送が流れると足早に庁舎の外へと避難していました。
この日の訓練ではこの他に、放水やはしご車による訓練なども合わせて行われました。
白鳥孝市長は「市の職員役所は災害時においても、市民の命を守る事を優先しなければならない。
与えられた仕事を全うするためにも、意識を持ちながら動いてほしい」と話していました -
たかずやの里 プレハブ3棟全焼
29日、午前11時50分頃伊那市富県の児童養護施設たかずやの里で、鉄骨平屋建てのプレハブ3棟を全焼する火事がありました。
伊那警察署の発表によりますと、火事があったのは伊那市富県の児童養護施設たかずやの里です。
火事は、午前11時50分頃発生し男子生徒が一人部屋として利用する鉄骨平屋建てのプレハブ3棟、およそ30平方メートルが全焼しました。
火は、発生から50分後の午後0時40分頃消防により消し止められました。
火事があった時間帯に、この部屋を利用する中学生や高校生は学校や施設内の別の場所にいて怪我はなかったという事です。
たかずやの里によると、この火事により消火活動をおこなった男性職員が、右腕に軽い火傷を負ったという事です
警察と消防では出火原因について調べを進めています。 -
安全・効率的な間伐作業実施へ指導者養成
伊那市内で森林整備を行っている「伊那市フォレスタークラブ」は、26日、小沢の平地林で指導者講習会を開きました。
「伊那市フォレスタークラブ」は、薪ストーブ利用者が森林整備に参加し、そこで出た間伐材を薪として使うことで循環型社会を構築していこうと、2009年に発足しました。
発足当初の会員数は、25人でしが、年々増加し、現在は65人となっています。
講習会は、会員の増加に伴い懸念される、作業の安全性や効率性を高めていこうと指導的立場のインストラクターを育てようと開かれました。
この日は、会員の中から、経験者を中心に5人が参加しました。
講師は、伊那市振興公社の桜守でクラブの指導者でもある、稲邊謙次郎さんが務めました。
稲邊さんは「複数の場所で一斉に作業が行われる場合、安全を確認する事が大切。
現場で作業を指導する場合、木を倒す技術を伝える事より、作業全体をコントロールする事を心がけてほしい」とアドバイスしていました。
森川裕司会長は、「複数の班に分かれ、広い範囲で作業が行えるよう指導者を育て、森林整備の核となるような体制を築いていきたい」と話していました。
クラブでは、今年度民有林を中心に、間伐作業をしていくとしています。 -
福祉の祭典 各種団体が集う
伊那市の福祉の祭典、第6回ふれあい広場が26日、伊那市福祉まちづくりセンターで開かれました。
市内の各種団体やバザーの手伝いをするボランティアなど65団体が参加し、ステージ発表や作品の販売などを通して交流しました。
この日は、好天に恵まれ、昼ごろになると会場は多くの人たちで賑わっていました。
このうち、伊那手話サークルのブースでは、訪れた人達が自分の名前や簡単な挨拶を教わっていました。
サークルのメンバーからは、「手だけでなく、口もいっしょに動かす事。相手の表情を見ながら手話をすると、より気持ちが通じ合えるようになります」と、アドバイスしていました。
ステージでは、参加団体による歌や踊りの発表のほか、家電製品や旅行券などが当たる抽選会が行われ、会場は盛り上がっていました。
実行委員長の伊藤真次さんは、「多く人が交流する事で、福祉についてより身近に考えてもらうきっかけになれば」と話していました。