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マンガの間取りと建築模型展
漫画に登場する建物を模型にした「マンガの間取りと建築模型展」が3日から、伊那市の創造館で開かれています。
会場には、日本の漫画に登場する建物の模型と間取り図、100点が並べられています。
題材となった漫画は、昭和40年代の懐かしいものから、現在も連載されているものなど様々です。
これらの作品は、岩手県で建設コンサルタント業を営む景山明仁さんと、山形県在住の建築士、鎌田顕司さんが共同で制作したものです。
2人の活動を知った創造館の捧剛太館長が2人に依頼し実現しました。
作品は、漫画から畳の枚数や柱の位置などを読み取り、具現化したということです。
今回の展示に合わせ、創造館が松本市の業者に依頼し制作した建設当時の創造館を再現した模型も展示されています。
マンガの間取りと建築模型展は、4月1日まで創造館で開かれています。
2月19日には、景山さんと鎌田さんのトークショーが行われます。
期間中、入場料は無料ですが、東日本大震災の義援金を募ります。
また、伊那図書館では、宮沢賢治の童話を題材にした間取りと建築模型展が、26日まで開かれています。 -
この冬一番の寒さ -13.7度
3日朝の伊那地域は、最低気温マイナス13.7度を記録し、この冬一番の寒さとなりました。
長野地方気象台の発表によりますと、平年を6.5度下回りました。
日中は、陽が差しましたが、最高気温は、2度までしか上がらず寒い一日となりました。 -
アマランサスチョコ 市長に
伊那市日影の洋菓子店ドルチェカリーナは、雑穀アマランサスを使ったチョコレートを3日、白鳥孝伊那市長に届けました。
このチョコレートは、フランス語でショコラ・ロッシェと名づけられ、店頭で販売されています。
代表の柴宏治さんが去年11月に商品化に成功しました。
チョコレートにアマランサスを入れ、ポップしたものを表面にまぶしました。
韃靼そばの実も使われています。
3日は、妻で店長の純子さんが、バレンタインデー用に包んだチョコレートを白鳥市長に手渡すと市長は早速味見をしていました。
雑穀アマランサスは、ミネラル、カルシウム、ビタミンが豊富に含まれていて、健康に良いとされています。
一方で、酸化しやすいのが難点とされていて、柴さんによりますとチョコでコーティングすることで防ぐことが出来るということです。
アマランサスには、永遠にしぼまない花という意味もあり、柴さんは、「伊那市がこれからも末永く常に輝き発展してほしいという願いもこめた」と話しています。
このアマランサスを使ったチョコレート「ショコラ・ロッシェ」は、ドルチェカリーナで販売されていて、2月14日のバレンタインデーには、栄養価の高いこのチョコレートを多くの人に味わってもらいたいとしています。 -
小さい子どもを持つ親のための救急救命講座
小さい子どもを持つ親のための救急救命講座が2日、伊那市のいなっせで開かれました。
伊那市の子育て支援ボランティア団体「子どもネットいな」が開いたもので、5組の親子が参加しました。
伊那消防署の署員が火災予防や家庭での事故防止について話しました。
火災予防では、住宅用火災警報器を設置し、消火器を備えるように話しました。
講座が開かれた室内の消火設備も確認しました。
家庭での事故防止では、暖房設備に子どもが直接触れることがないように、ガードの設置を呼び掛けました。
万一火傷をした場合は流水で10分程度冷やし、火傷が広範囲の場合は致命的になるのですぐに119番通報するよう話していました。 -
2011年交通事故・火災発生件数まとめ
去年1年間の交通事故と火災の発生件数がまとまりました。
伊那警察署管内の去年1年間の交通事故は、死亡事故が13件で前の年より4件増加しました。
死亡事故では、13件のうち9件が高齢者の絡む事故で、11件が自宅近くで発生しました。
人身事故は511件で前の年より12件減少、物損事故は3186件で前の年より49件増加しました。
伊那警察署では、夜間に歩行中の高齢者の事故が多いとして、夜光反射材を着用し、安全確認をしっかりしてほしいと呼び掛けています。
伊那消防署管内の去年1年間の火災発生件数は、これまでのまとめで61件となっていて、前の年より24件増加しました。
内訳は、建物火災25件、林野火災4件、車両火災9件などとなっています。
去年は春先のたき火の不始末やたばこの投げ捨てなどによる火災が27件で、前の年より21件増加しました。
伊那消防署では、ストーブなどの暖房器具やコンロ、たき火や取り灰など火の取り扱いには十分注意してほしいと話しています。 -
東海地震に備え 上伊那の職員が研修
東海地震の対策強化地域に指定されている上伊那8市町村の職員を対象にした研修会が1日、伊那市役所で開かれ、東日本大震災での陸上自衛隊の活動などから防災対策について理解を深めました。
研修会は、長野県地震対策強化地域連絡協議会上伊那ブロックが毎年開いているもので、各市町村の防災担当職員が出席しました。
研修では、陸上自衛隊松本駐屯地の自衛官飛鳥井正之さんが、東日本大震災での自衛隊の活動について話しました。
飛鳥井さんの部隊は、地震発生翌日、福島県の須賀川市と白河市で、土砂崩落により生き埋めとなった住民の救助を行いました。
土砂に埋まって行方が分からなくなった人の捜索に災害救助犬が役に立ったという事です。
飛鳥井さんは、「特に緊急を要する場合は、正式な要請がなくても出動できる自主派遣という手段もあるので、その場合は直接駐屯地に連絡して欲しい」と話していました。 -
南アルスプス パネル展で魅力発信
南アルスプの世界自然遺産登録を目指す長野県連絡協議会は、南アルプスの魅力を広く知ってもらおうと、伊那市役所でパネル展を開いています。
南アルプスリレー展覧会として、協議会を構成する伊那市、富士見町、飯田市、大鹿村の県内4会場で開かれるもので伊那市が最初の会場となります。
伊那市役所1階市民ホールには、南アルプスの風景や植物を映した写真12点が展示されています。
南アルプスの中央構造線エリアは、地球が長い年月をかけ変化をし、山や川などがどのように現在の形になったのか知る事ができるジオパークに認定されています。
会場には、写真の他に、ジオパークについて学べるパネルも展示さています。
この南アルプスリレー展覧会は、13日(月)まで伊那市役所で開かれています。 -
三峰川みらい会議 樹木伐採
三峰川の環境保護活動を行っている三峰川みらい会議は1月29日、河川の環境と景観を守ろうと、河川敷内の樹木の伐採作業をしました。
三峰川みらい会議の会員や一般のボランティアなど50人が参加し、高遠町小原の三峰川河川敷で、外来種のニセアカシアなどを伐採しました。
三峰川みらい会議は、治水対策や、河川環境の保全、親しみやすい川を作る事などを目的に、毎年この時期に伐採をしていて、今年で7年目になります。
参加者は、グループに分かれてチェーンソーで木を切り倒し、運びやすい長さに切っていました。
伐採した樹木は、参加者が持ち帰り、薪として利用するということです。
関係者は、「伐採作業によって少しでも環境を良くして、皆が河原で憩えるようにしたい」と話していました。 -
伊那市米の生産目標1万2,921トン
伊那市農業再生協議会が1日、伊那市役所で開かれ、今年の米の生産目標を去年より88トン多い、1万2,921トンとしました。
この日、伊那市役所で農業再生協議会が開かれ、今年の米の生産目標について協議しました。
長野県には今年、7年ぶりに前年を0.7%上回る20万3,650トンが配分されたことにより、上伊那にも前年より0.7%多い、3万291トンが配分されています。
これにより伊那市の生産目標は、去年の1万2,833トンより88トン多い1万2,921トンとなっています。
伊那市では、地域間調整や作付率を上げる事、加工米の生産を前年と同規模で行う事などで、生産目標の達成を図っていくとしています。 -
伊那北高校理数科課題研究発表会
伊那市の伊那北高校で、理数科の2年生による課題研究発表会が28日、開かれました。
伊那北高校の理数科では、毎年2年生が理科・数学の分野から興味、関心のある課題について1年かけて研究をしています。
理数科の生徒40人が7つの班に分かれ、放課後や夏休みなどを利用して研究してきたもので、今日はその成果を発表しました。
このうち地学班は、火山灰から見る上伊那の地層について発表しました。
地学班は、「上伊那の地形は地震断層によるものである」との仮説を立て、伊那市西町、南箕輪村田畑など4地点の火山灰の分布を調べました。
その結果、4つの地点で同じ堆積物が同じ順序で現れ、これは地震断層の特徴を示していることを説明しました。
生徒は、「上伊那の地形は地震断層によるものである可能性がある」と考察を述べていました。
伊那北高校では、「研究を通して地道な研究の大切さ、創造的、発展的な部分を培ってほしい」と話していました。 -
下水道事業 健全化に向け進捗状況は「ほぼ順調」
伊那市上下水道事業運営審議会が30日、伊那市役所で開かれ、下水道事業経営健全化計画の進捗状況について報告がありました。
それによりますと、進捗状況は「ほぼ順調」としています。
審議会には、委員と市の職員およそ30人が出席しました。
市は、下水道事業の健全化運営を目的に、進捗状況について18の項目にわけ評価しています。
10月から12月までの3か月間は、人件費の削減や下水道使用料の改定など「かなり順調」「順調」が7項目、「ほぼ順調」が6項目でした。
一方、処理場の統廃合など「やや遅延」「かなり遅延」「達成困難」が5項目となっています。
全体の評価としては「ほぼ順調」としていて、市では「今後の計画を進めながら必要な施設の整備と接続率の向上、未収金の回収などに努めていきたい」としています。 -
高遠北小3年生が伊那消防署を見学
伊那市高遠町の高遠北小学校の3年生の児童は31日、伊那消防署を見学しました。
高遠北小学校の3年生は、総合学習の一環で、去年4月から地域の商店や公共施設などを見学しています。
伊那消防署では、消防車両や救急車両を見学し、署員から備え付けられている機材などの説明を受けていました。
高遠北小学校では、これまで学習してきたことをまとめ発表するということです。 -
JA上伊那生活部会伊那地区 福祉用具を寄付
JA上伊那生活部会伊那地区は、バザーの売上金で購入した福祉用具などを、伊那市美篶の老人保健施設すずたけに30日、届けました。
西村かほる副部会長ら会員9人が30日、すずたけを訪れ、福祉用具などおよそ18万円分を届けました。
生活部会伊那地区では、毎年JAまつりでバザーを行っていて、その売り上げ金で購入した備品などをすずたけに寄付しています。
今年は、22万7,061円の売り上げがあったということで、滑り止めマットや電子保温ジャーなどおよそ18万円分を購入し、残りはJAの福祉基金へ積み立てられるということです。
麻沼奈穂子施設長は「施設の運営に必要な物を、毎年提供してくださり、大変ありがたい」と感謝していました。 -
伊那市地球温暖化対策実行計画策定委員会
伊那市地球温暖化対策実行計画策定委員会が31日、伊那市役所で開かれ、二酸化炭素排出量6%削減を目標とすることなどを盛り込んだ実行計画の素案を確認しました。
委員会には、有識者や事業所の代表者など14人が出席しました。
市内から排出される二酸化炭素の削減などを目的に、去年9月から具体的な目標や取り組みを検討しています。
実行計画は、来年度からの7年間を期間としていて、素案には市や事業所、家庭などから排出される温室効果ガスを、1990年度比で6%削減することや、それに向けた取り組みなどを定めました。
委員会では、この素案を2月下旬に開かれる市環境審議会に諮り、今年度中の策定を目指すということです。 -
アルプスいーなちゃんソフトボールクラブが
心肺蘇生法学ぶ女子児童のソフトボールチーム、アルプスいーなちゃんソフトボールクラブは万一に備え29日、心肺蘇生法などを学びました。
伊那公園内にある屋内運動場で救急救命講習会が開かれ、クラブのメンバーやコーチ、保護者などおよそ30人が心肺蘇生法などについて学びました。
指導にあたったのは、伊那消防署の救急救命士3人で、人が倒れたときの対応の仕方などについて話をしました。
心肺蘇生では速さや強さなど人形を使って学んでいました。
屋内運動場には練習中など人が倒れたときなどに備えAEDが設置されています。
クラブ代表の伊藤易明さんは、「いざというとき怖がらず対処できるようになってもらいたい。」と話していました。
アルプスいーなちゃんソフトボールクラブではメンバーを募集していて「子どもたちの安全面も考えながらソフトボールに取り組んでいる。安心して参加してほしい。」と話しています。 -
伊那市女性団体のつどい
伊那市内の女性団体が一堂に集まる「伊那市女性団体のつどい」が28日、伊那市役所で開かれました。
この日は伊那市内の女性団体11団体からおよそ100人が集まりました。
つどいは、団体同士の交流を深めようと毎年開かれています。
運営は協議会で行なっていて、企画や進行も全て協議会のメンバーが考えています。
アトラクションの大型絵本の朗読では、各団体の役員が1人ずつ参加して「モチモチの木」を朗読しました。
伊那市女性団体連絡協議会の福沢初子会長は「女性団体の人数は年々少なくなってきているが、交流を深め、みなさんのパワーを地域にアピールしていきましょう」と参加者に呼びかけていました。 -
特産化に向け「プチヴェール」をPR
伊那市富県の農林産物直売所たかずやで28日、地元で特産化を目指す野菜「プチヴェール」が振る舞われ、訪れた人たちにPRしました。
この日は直売所たかずやでプチベヴェールまつりが開かれ、今が旬のプチベールを使った料理が振舞われました。
プチヴェールは、芽キャベツとケールをかけ合わせて作られた冬野菜で、栄養価が高く甘みがあるのが特徴です。
直売所たかずやの生産者グループは、富県の雨や雪が少なく寒い気候にプチヴェールの栽培が適しているとして、5年ほど前から特産化を目指して生産を始めました。
今年は天候の影響でサイズは小さいものの、味は申し分ないということです。
代表の埋橋一さんは「なかなか思うように栽培できないが、試行錯誤しながら特産化を目指して頑張っていきたい」と話していました。
プチヴェールは4月頃まで収穫作業が行われ、1袋180円で直売所たかずやや産直市場グリーンファームなどで販売されています。 -
ヤングドライバーコンクール表彰
若手社員の交通安全意識を高めるヤングドライバークラブ交通事故防止コンクールの表彰状の伝達式が26日、伊那警察署で行われました。
県内から314クラブが参加し、最優秀クラブに南箕輪村の信英蓄電器箔が選ばれました。
信英蓄電器箔では、交通事故の情報を掲示して注意を呼び掛けたり、出勤時間にシートベルトの着用チェックをして交通安全意識の高揚を図っているということです。
メッセージの部では、同じく信英蓄電器箔の宮下明子さんが最優秀賞を受賞しました。
このほか、優秀クラブに南箕輪村の大明化学工業、メッセージの部佳作に信英蓄電器箔、ポスターの部の優秀賞と佳作に大明化学工業が選ばれています。
コンクールは去年の5月から8月までの期間に行われ、交通事故防止に向けた社内と地域での活動が評価されました。 -
仏画家が縁起絵を市に寄贈
祖父が高遠出身の仏画家松尾隆康さんは、辰年にちなんで龍の縁起絵を27日伊那市に寄贈しました。
寄贈された縁起絵は、「青龍光道」のタイトルがつけられています。
一切の暗雲を切り裂いて龍が導いてくれるようにとの思いがこめられていて、龍が天高く昇る直前の様子が描かれています。
仏画家 松尾隆康さんは、先代の父を受け継いで2代目で、下伊那郡高森町にアトリエを構え活動しています。
高遠町の弘妙寺に仏画を寄進し、祖父が旧高遠町出身という縁で今回の寄贈となりました。
松尾さんは、仏画や宗教絵画の制作に従事するかたわら、全国的に仏画の講師を指導していて、伊那では12年目になります。
白鳥孝市長は、「辰年に伊那市にとってありがたいものをいただいた。みなさんに見てもらえるところに飾りたい」と感謝していました。 -
伊那スキーリゾートにアルプホルンの音色
駒ヶ根の吹奏楽団、アルプホルン駒ヶ根による演奏が29日、伊那市の伊那スキーリゾートで行われました。
アルプホルンの演奏は、スキー場を身近に感じてもらおうと、伊那スキーリゾートが企画したものです。
アルプホルン駒ヶ根のメンバーがスイスの民族音楽など6曲を披露しました。
晴れ間が広がった白銀のスキー場には、アルプホルンの音色が響き渡っていました。 -
地震、津波、台風鬼を退治
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで、節分にちなんだ豆まきイベントが29日行なわれ、家族連れなどで賑わいました。
登場したのは、地震鬼や津波鬼、台風をイメージした鬼などです。
節分会の行事は、みはらしファームの開園した年から行われています。
最初は、農作物の豊作を願い行われていましたが、次第に、不況や震災など、世相を反映するようになってきたということです。
周囲を囲んだ人たちは、みはらしファームでとれた大豆を思いきりぶつけ、鬼を退治しました。
続いて行われた福豆まきでは、いちご狩り入園券など豪華景品もお菓子とともにまかれ、周囲を取り囲んだ人たちは、われ先にと手をのばしていました。
みはらしファーム運営協議会の笠松悟議長は、「今年は、災害が無く、穏やかかな良い一年にしたい」と話していました。 -
伊那市消費者の会 2月に公開リフォーム講座
伊那市消費者の会は、使わなくなった洋服などを利用して、冬の防寒着「ねこ」をつくる、公開リフォーム講座を2月に開きます。
「ねこ」は、木曽地域に伝わる冬の防寒着で、そでがないため家事をするのにも便利だという事です。
この日は、伊那市内で予定している公開講座で講師を務める消費者の会のメンバー10人が集まり、事前講習を行いました。
メンバーは自宅から使わなくなったコートやひざかけを持ち寄り、型紙に合わせて裁断してミシンで縫い合わせていました。
伊那市消費者の会では、家で眠っている洋服をごみにしないで再利用して欲しいと話しています。
公開リフォーム講座は2月21日、25日、26日の午前9時30分から伊那市の女性プラザ伊那で開かれます。 -
歴博特別展「日露戦争の記憶」好評につき延長
高遠町歴史博物館の特別展「信州高遠・伊那に残る日露戦争の記憶」が好評で期間を延長することになりました。
会場には、写真や新聞など、日露戦争に関する資料120点が並んでいます。
この特別展は日露戦争の資料を通して高遠・伊那の人がどのように戦争に関わりどのような影響を与えたのか考えてもらおうと開かれています。
3か月間展示をしたところ訪れた人の評判がよく、1月の入館者数は去年と比べて2.3倍ほどになっているということです。
当初は29日までの予定でしたが、人気が高いことから観桜期が終わる頃の5月13日まで期間を延長することになりました。
歴史博物館では「反応が良く大変ありがたい。期間を延長して、さらに多くの方に見に来てもらいたい」と話しています。 -
長野地裁伊那支部 新庁舎が完成
老朽化に伴い建て替えが進められていた伊那市西町の長野地裁伊那支部の新しい庁舎が完成しました。
27日には報道機関向けの見学会が開かれ、庁舎内が公開されました。
昭和30年代に建てられた旧庁舎が老朽化したことや、利便性の向上を目的に、去年の1月に新しい庁舎の建設工事がスタートし、今月完成。23日から執務が始まりました。
新庁舎は、延べ床面積およそ2千200平方メートルで、旧庁舎よりも千平方メートル以上広くなっています。
これまで2室だった法廷が3室設けられ、調停室も3室から5室に増えました。
また、来庁者の利便性を考え、これまで別々だった地方・簡易・家庭裁判の書記官室が1室に集約されました。
現在、外壁など庁舎外部の工事は続いていて、全ての完成は3月末を予定しています。 -
伊駒アルプスロード 住民説明会
伊那市と駒ヶ根市を結ぶ伊駒アルプスロードの通過が想定される地域とその近隣地域を対象にした住民説明会が、27日夜から伊那地域で始まりました。
この日は、富県地区の住民を対象にした説明会が開かれ、地区住民100人以上が参加しました。
説明会は、住民に道路整備の目的や必要性、進め方について知ってもらうとともに、意見や要望を聞く場として設けられています。
伊駒アルプスロードは、国道153号バイパスの伊那市美篶青島から駒ヶ根市北の原までの、およそ10キロ区間を結ぶ道です。
説明会では、伊那建設事務所から説明があった後質疑の時間が設けられ、地区住民から「富県の近くを通るルートを検討してほしい」などと要望が出されていました。
住民説明会は、来月3日まで4地区で開かれる予定で、2月下旬にルート案を報告、6月下旬に決定する予定です。 -
伊那まち再生へ 子どもの遊び事業始まる
伊那市の中心市街地の再生に取り組んでいる伊那まち再生やるじゃん会は、街の中で子どもたちが遊ぶ場をつくろうと、毎月遊びのイベントを開く事業を始めました。
初回の28日は羽根つきで、およそ30人がいなっせ北側の広場で遊びました。
この事業は、昔の遊びの技と楽しさを子どもたちに伝え、それをきっかけに子どもたちが集まり、伊那の街角が「子どもの城」になることを願って計画されました。
工房COOの佐野博志さんが中心となり毎月1回、季節感があり、街角のスペースで出来る遊びをします。
参加した子どもたちは、いろいろな形の羽子板を使って羽根つきに挑戦していました。
やるじゃん会では、「子どもたちの遊ぶ姿や笑い声が地域の元気の源。地域の活性化につなげたい」と話していました。 -
学校リンクでスケート
伊那市の西春近北小学校では、校舎北側の天然リンクで1・2年生が体育の授業でスケートを楽しんでいます。
27日の伊那市は、最低気温マイナス6.5度と冷え込みました。
西春近北小学校の校舎北側には、空いているスペースを利用して幅8メートル、長さ15メートルの手作りリンクが作られていて、毎年低学年の児童がスケートの授業で使っています。
27日は、1年生33人が、2時間目に体育の授業ですべりました。
スケート初心者がほとんどで、担任から氷の上での立ち方や歩き方を教わりました。
ペンギンのようにとの指導のもと、子どもたちは、おっかなびっくり、必死になって足を前に進めていました。
この学校のリンクを使ったスケートの授業は、2月末頃まで行なわれる予定です。 -
クロスズメバチ女王蜂の越冬順調
伊那市地蜂愛好会の小木曽大吉会長が取り組んでいるクロスズメバチの女王蜂の越冬が順調に進んでいます。
伊那市福島の小木曽大吉さんの自宅を訪れました。
庭に越冬のための室(むろ)が作られています。
伊那市地蜂愛好会の会則の第一項には、「地蜂の保護・増殖につとめる」と掲げられていて、小木曽さんは、毎年、人工的に女王蜂を越冬させています。
現在およそ1万匹の女王蜂が、箱に入れられ、室の中で冬眠しています。
クロスズメバチは、10月中旬から交尾の時期を迎えます。
小屋の中で女王蜂とオスバチを交尾させます。交尾を済ませ卵を蓄えた女王蜂を集めて、越冬させているのです。
6年間ほど、大型冷蔵庫を使った越冬に取り組んできましたが、去年、冷蔵庫が故障しました。
そのため今年は、久しぶりに天然で越冬させています。
去年、一昨年と、越冬に失敗したということもあり、小木曽さんは、順調な経過を喜んでいます。
自然界での越冬では、天敵の蜘蛛に食べられてしまうため、女王蜂の8割から9割が冬を越せないといわれています。
小木曽さんは、「シーズンになると愛好者を楽しませてくれる地蜂を大切に守っていきたい」と話していました。
越冬した地蜂は、3月末の地蜂愛好会の総会で会員に配られる予定です。 -
グルップボエンデ土地予約契約 調印式
東京都杉並区の有限会社グルップボエンデが、食品開発と製造のために、伊那市横山の鳥居沢工業団地に進出します。
26日は、伊那市役所で、土地売買の予約契約調印式が行われました。
式では、伊那市の白鳥孝市長と、伊那市土地開発公社理事長の酒井茂副市長、(有)グルップボエンデの入倉哲郎社長が、契約を取り交わしました。
グルップボエンデは、都内で認知症高齢者のためのグループホームを運営している会社です。
新たな事業として、食品開発と製造を計画していて、そのために土地の購入を検討していました。
入倉社長の両親が伊那市出身であることや、事業に必要な農作物が採れることなどから、伊那市への進出を決めたということです。
事業をスタートするのは3年後からですが、土地を確保しておくために、予約金として1割を支払う土地売買予約契約を伊那市と結びました。
契約を結んだのは、横山の鳥居沢工業団地 およそ3千平方メートルです。
白鳥市長は、「精一杯支援する。末永いお付き合いをお願いしたい」と挨拶しました。
入倉社長は、「介護で培った経験を生かしながら、農業が発展できるような加工品の製造を考えていきたい」と話していました。
なお、土地売買予約契約方式での契約は伊那市では今回が初めてです。 -
高遠町歴史博物館 火災対応訓練
文化財防火デーの26日、伊那市の高遠町歴史博物館で、火災対応訓練が行われました。
訓練は、博物館の敷地で枝焼きを行っていたところ、風にあおられて、博物館に延焼する危険が生じたとの想定で行なわれました。
職員は手分けをして、非常ベルを鳴らし、119番通報。来館者を避難させ、初期消火に当たっていました。
高遠町歴史博物館には、土器や古文書などの伊那市有形文化財が保管されています。
文化財防火デーは、昭和24年の1月26日に、法隆寺金堂が炎上し、壁画が焼損してしまったことを契機に定められました。高遠消防署では、毎年、寺など文化財を収容する建物で火災を想定した訓練を行っています。
通報を受けて駆けつけた高遠消防署の署員は、博物館の職員と協力して、文化財を搬出していました。
高遠消防署では、「早期発見・119番通報・初期消火・入館者の避難誘導の4点が重要。いざというときは大きな声を出して、確認して欲しい」と話していました。