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震災の伊那谷への影響考える講演会
東日本大震災が伊那谷に与える影響について考える講演会が28日、伊那市創造館で開かれました。
講演会は、東日本大震災と伊那谷との関連を学んでもらおうと、市民グループ「いななき学舎」が開いたもので会場にはおよそ100人が集まりました。
講師は、高森町在住で伊那谷の地層に詳しい地質学者の松島信幸さんが務めました。
松島さんは地震による伊那谷への影響について「今回の地震による伊那谷断層帯への影響はないと思われる。 もしこの断層帯で地震が発生した場合、部分的ではあるがマグニチュード7クラスの地震になることも考えられる」と話していました。
また松島さんは、防災への意識の薄れについて指摘し「名刹や鎮守の森は、地震などの災害が起きやすい場所に造られ、昔の人たちは災害が起きないように祈るとともに状況の変化を確認してきた。現在では名刹が観光化し、変化を捉える目は衰えてきている」と話していました。 -
漂泊の俳人井月偲び俳句大会
漂泊の俳人井上井月を偲ぶ信州伊那井月俳句大会が28日、伊那市高遠町総合福祉センターやますそで開かれました。
俳句大会には、一般1205句、小中学生、6511の句が寄せられ、優秀な作品の表彰式が行われました。
このうち一般の部の大賞には、阿南町の松澤杜夫さんの作品、「夏帽子 鷲掴みして 黙祷す」が選ばれました。
また11月に上映される映画「伊那の井月ほかいびと」を制作している井上井月顕彰会の賞には伊那市の小坂博子さんの「原爆忌ふり向く闇に火の匂」が選ばれています。
小中学校の部では特選の50人に表彰状が贈られました。
城取信平実行委員長は、「今年は震災を詠んだ句が多くあり俳句が心情を表現する一つであることを更に深く実感した。」と話していました。 -
伊那小学校伝統のPTAバザー
伊那小学校伝統のPTAバザーが27日、体育館で開かれ、会場は多くの人で賑わいました。
会場には、児童やPTAなどが28店を出店しました。
伊那小学校のPTAバザーは、家庭で使わなくなった雑貨や、児童の総合学習の発表の場として毎年開かれています。
総合学習の販売エリアでは、子どもたちが育てた野菜を使ったものや、手作りしたものなどが店頭に並び、多くの人が買い求めていました。
PTAの綿菓子の販売コーナーには東日本大震災の被災地支援の募金箱も設置されていました。
バザー実行委員会の城田実会長は「バザーを通して子ども同士、また地域と学校同士の交流が深まったらうれしい」と話していました。
バザーの収益は子どもたちの学習環境の整備に充てられることになっています。 -
夏にスキー・スノボ楽しむ
特設滑走路に人工芝をひいてスキーやスノーボードを楽しむイベントが27日、伊那スキーリゾートで開かれました。
これは雪のない夏でもスキーやスノーボードを楽しんでもらおうと、伊那市などでイベントを企画運営するグループが開いたものです。
イベントには20代を中心としたスキーヤーやスノーボーダーが集まり特設滑走路で滑りを楽しんでいました。
集まった若者らは、あいにくの雨にもかかわらず夏のスキー・スノーボードを満喫していました -
森の音楽祭in春近郷2011
地域で活動する音楽団体の発表会、森の音楽祭イン春近郷2011が28日、伊那市東春近の殿島城址公園で開かれました。
28日は14の団体が踊りやダンス、楽器演奏などを披露していました。
訪れた人たちは、森の中に響き渡る心地よい音色を楽しんでいました。 -
福祉の祭り「第5回ふれあい広場」
福祉の祭り「第5回ふれあい広場」が28日、伊那市福祉まちづくりセンターで開かれました。
ふれあい広場は、世代や障害のあるなしに関係なく、祭りを通して福祉に親しみを持ってもらおうと伊那市社会福祉協議会が毎年開いているものです。
会場には、上伊那地域と東北地方の障害者施設の自主製品を販売する屋台や、点字などの福祉体験コーナーが設けられ、多くの人で賑わいました。
他に、会場に設置されたステージでは、ダンスや歌が披露されました。
このうち、うちわを使って風車を回し発電する「ふれあい発電所」のイベントでは、およそ80人の参加者が息を合わせて一斉にうちわを扇いでいました。
ふれあい広場の収益の一部は、長野県北部地震の被災地に義援金として送られるということです。 -
親子でフィルムロケットづくりに挑戦!
科学の不思議や面白さを親子で体験するプログラム「宇宙の学校」が27日に伊那市で開かれ、子どもたちがフィルムケースを使ってロケットを作りました。
この日は、市内の小学生の親子およそ60組、120人が参加し、フィルムケースを使ったロケットを作りました。
宇宙の学校は、身の回りで起こる、子ども達が不思議に思う現象などを親子で観察、実験し解決方法を探るプログラムで、今回で2回目になります。
ロケットは、フィルムケースに厚紙を使って尾翼などを取り付け、ケースの中に発泡入浴剤と水を入れ、二酸化炭素の爆発的な発生を利用して飛ばすものです。
子どもたちはロケットを完成させると、早速飛ばす準備をしていました。
参加したある小学生は「興奮しました。とても楽しかった」と話していました。
子ども・宇宙・未来の会の松澤俊志さんは「みんな本当に充実した顔をしている。こういった機会をきっかけに親子の絆を深めてほしい」と話していました。
宇宙の学校は今年度内あと2回計画されています。 -
平和を願う朗読の集い
戦争と平和をテーマにした朗読会が、27日、伊那市内で開かれました。
「平和を願う朗読の集い」は、伊那市の朗読愛好者でつくる伊那公民館サークル「伊那朗読の会」が、観客と共に戦争について考え、平和の心を伝えていこうと、毎年、開催しています。
今年は、戦争に関する詩集や、絵本などを朗読しました。
会場には、およそ30人の観客が集まり、「戦争と平和」をテーマとした朗読に耳を傾けていました。
伊那朗読の会の・ス島みよし会長は、「戦争を知らない世代が増えた今、作品をとおして、平和の大切さを伝えていきたい」と話していました。 -
被災地派遣の市職員が活動報告
東日本大震災の被災地に派遣されていた伊那市の職員が、24日夜、市役所で活動報告会を開きました。
これは、伊那市の職員同士が業務上の知識を学びあう自己啓発ゼミナールの一環で開かれました。
会場には、110人ほどの市職員が集まり、活動報告を聞きました。
報告したのは、岩手県陸前高田市に保健支援活動で派遣された支援隊と、宮城県石巻市に行政事務支援活動で派遣された支援隊のメンバーです。
陸前高田市に派遣された、健康推進課の下平 節美係長は、「業務別に、色の違うゼッケンをつけて、誰が何をするために派遣されているかが一目瞭然だった。毎日夕方に支援隊同士のミーティング、毎週水曜日にフリートークが行われていて、課題や疑問などの情報交換ができ、有意義だと感じた」などと、発表していました。
ゼミを開いている総務部では、「伊那市でもいつ災害が発生するか分からないので、情報を共有しあい、伊那市の防災に役立てたい」と話していました。 -
高遠を本の町へ ブクブク交換
伊那市高遠町を本の町にしようと、住民有志らによる「高遠・本の町をつくる会」が、9月と10月に催しを計画しています。
催しのプレイベントとして27日、本を持ち寄って紹介・交換するイベント「ブクブク交換」が行われました。
高遠町の仙醸の旧酒蔵でブクブク交換が行われました。
ブクブク交換は、英語の「ブック」と「物々交換」をかけています。
本を持ち寄って紹介し、交換するイベントで、全国各地で行われています。
参加者は県内外から訪れた10人で、持ち寄った本の内容などを紹介していました。
今回イベントを企画した高遠・本の町をつくる会は、去年、一昨年と高遠ブックフェスティバルを開いた実行委員会の有志と地域住民で組織しています。
会では、高遠町をアピールして好きになってもらい、総合的に本の町として広がっていくことを願って催しを計画しました。
9月と10月には、高遠城下まつりなど地域のイベントに合わせ、街中に本棚を並べて古書を売る「週末本の町」などを計画していて、土、日、祝日に開催されるということです。 -
美篶公民館陶芸クラブ作品展
伊那市美篶の美篶公民館のサークル「陶芸クラブ」の作品展が、美篶きらめき館で開かれています。
美篶きらめき館のロビーには、陶芸作品およそ50点が展示されています。
陶芸クラブは会員18人で、週1回、作品づくりに取り組んでいます。
窯入れを年2回行っていて、今回は、7月下旬から今月上旬にかけて窯入れした作品を展示しました。
花瓶や皿、マグカップなどがあり、1200度以上の高温で焼き、思った以上の色が出ているということです。
この陶芸クラブ作品展は9月7日まで、美篶きらめき館ロビーで開かれています。 -
美篶保育園で親子クッキング
伊那市の美篶保育園の親子が27日、ジャガイモを使った料理作りを楽しみました。
年長の親子20組が参加しました。
メニューは、保育園で子ども達が育てたジャガイモを使ったドーナツやニョッキなどです。
JA上伊那の元生活指導員、酒井さつきさんに教わり、親子で協力して調理しました。
親子クッキングは食育の一環で、子ども達が育てた野菜を調理することで食に関心を持ってもらい、併せて親子のふれあいの機会にしようと毎年行われている恒例行事です。
子どもたちは、ジャガイモを切ったり、すりおろしたジャガイモと粉を混ぜるなどしていました。
料理が出来上がると、皆で味わっていました。
美篶保育園では、秋にもサツマイモを使った親子クッキングを計画しているということです。 -
園児が案山子作り
伊那市の富県保育園の園児は、自分達が育てているもち米を守ろうと、案山子作りを26日行いました。
26日は、保育園にJA上伊那青壮年部富県支部のメンバー5人が訪れ、園児と一緒に案山子を作りました。
富県保育園では、去年から富県支部のメンバーに指導を受けながら、園のそばの田んぼでもち米を作っています。
木の棒にわらを巻き付け、マジックでペイントしたTシャツを着せました。
最後に顔にへのへのもへじと書いて完成です。
園児達は、手分けして案山子を田んぼまで運び、記念撮影するなどして完成を祝いました。 -
伊那市がJR東海に意見書
JR東海が公表したリニア中央新幹線の環境配慮書に対し、伊那市は、構造線や断層についての検証や南アルプスの隆起への対応策を盛り込んだ内容の意見書を26日提出しました。
JR東海は、26日までリニア新幹線の県内分の環境配慮書に対する環境保全の見地からの意見を募集し、提出された意見に配慮して環境影響評価を行うとしています。
伊那市が提出した意見書は、南アルプス周辺に関しては、地質データの正確な開示とサンプルの保管を求めるとともに、仏像構造線・戸台構造帯周辺の十分な地質調査と対応策、南アルプスの隆起の量に関しても十分な対応策を検討すべきとしています。
工事用道路は、ニホンジカの移動範囲を拡大させるものであり、生態系に大きな影響があると考えられるため、十分な調査の上、対策を講ずべきとしています。
中央アルプス周辺に関しては、伊那谷断層についての検証の必要性を訴えています。
長野県の駅に関しては、JR東海においてアクセスの整備を実施することを明記し、できる限り、配慮するとの記載事項については、具体的にどの様に対応するのかを明確にすべきとしています。
また、南アルプス世界自然遺産登録長野県連絡協議会会長の立場から、世界自然遺産登録や日本ジオパーク、ユネスコエコパークへの取り組みに影響が出ないよう検証と対策を講じるよう求めています。 -
児童が高校生相撲部と交流
伊那東小学校の児童が24日、木曽青峰高校相撲部の部員と、相撲で交流しました。
24日は、伊那東小学校に木曽青峰高校相撲部の生徒7人が訪れ、児童と相撲をとりました。
伊那東小学校では、伝統行事で毎年全校児童による相撲大会が開かれています。
今年は、大会を前に相撲に関する技や、知識を学ぼうと、相撲部員を招待しました。
児童らは部員に四股のふみ方や技のかけ方などを楽しみながら教わっていました。
伊那東小学校では9月に全校児童による相撲大会が計画されていて、子どもたちは大会に向け足腰を鍛えていくということです。 -
日本舞踊家 花柳さんが日本画寄贈
伊那市坂下の日本舞踊家、花柳弥寿太郎さんが、伊那市に日本画を寄贈しました。
花柳さんは23日、伊那市役所を訪れ舞踊の門下生が描いた20号の日本画を寄贈しました。
絵はその門下生から購入し大切にしていましたが、現在通っている長谷デイサービスセンター「やすらぎ」に飾ろうと寄贈しました。
花柳さんは、「やすらぎに通っている人たちや、職員のおかげで楽しく過ごさせていただいています。この絵はお礼の気持ちです。」と話していました。
花柳さんはこれまでにも数点の日本画を伊那市に寄贈していて、今回贈った絵は、「やすらぎ」に飾られるということです。 -
劇団南信協同が稽古に熱
今月27日と28日に伊那文化会館附属劇団「南信協同」による演劇「人を食った話」が上演されます。
団員らは24日、公演を前に通し稽古を行っていました。
南信協同による演劇「人を食った話」は、警察官を川に投げ込みケガを負わせた罪に問われているお婆さんと、取り調べをする検事が繰り広げる喜劇です。
舞台設定は昭和30年代の東北地方で罪を認めさせようとする検事に対し、それをはぐらかし、逆に検事をやりこめるお婆さんとの軽妙なやりとりが見どころです。
南信協同では、「誰でも気軽に楽しめる舞台なので、多くの人に足を運んでもらいたい。」と話しています。
演劇「人を食った話」は、27日が午後6時、28日が午後2時開演で会場は伊那文化会館小ホール。
入場料は前売りが大学生以上1000円、高校生以下が500円、当日は200円増しとなっています。 -
交通死亡事故多発非常事態宣言 発令
今年に入って、上伊那では11人、伊那市内では7人が交通事故で亡くなっていることを受け、伊那市などは25日、非常事態宣言を発令しました。
25日は、伊那市役所の駐車場で伊那市の白鳥孝市長らが、非常事態宣言を発令しました。
市役所前には交通指導所が設けられ、交通安全協会などが、ドライバーにチラシなどを配り、安全運転を呼びかけました。
伊那市が交通死亡事故多発非常事態宣言を発令するのは、平成11年、11月以来、12年ぶりの2回目となります。伊那市では、今年、死亡事故が多発していて、死亡者が去年の5人を上回り、現在7人となっています。
また、上伊那地域では、7月中旬以降、1か月の間に3件の交通死亡事故が発生し、伊那市も含め、24日現在で11人が亡くなっています。これは、過去5年間で最も死亡事故者数が多かった去年と比べても4ヶ月早いペースとなっています。
交通死亡事故の傾向としては、高齢者が関係する事故が半数を占めているほか、夜間に多くなっています。
非常事態宣言の期間は、9月3日までの10日間となっていて、期間中は、伊那市役所前で、市の職員が街頭啓発を行う他、各地区で広報活動が行なわれる予定です。 -
美篶小で自由研究作品展
伊那市の美篶小学校で、夏休みの自由研究の展示が25日から始まりました。
廊下には、子ども達が作った工作や、研究についての模造紙が貼られていました。
1年生の教室の前では、色とりどりの工作などが並んでいました。
この自由研究は、1年生から6年生までの全員が1人1作品を提出しています。
この作品展は、来月2日まで開かれています。 -
伊那コンビニ防犯協会総会
伊那コンビニエンスストア防犯協会の総会が25日、伊那警察署で開かれ、会員が防犯の取り組みを確認しました。
総会にはコンビニエンスストアの経営者や店長ら18人が出席し、今年度の事業計画を承認しました。
今年度は、ATMや、ゆうパックの利用者に振り込め詐欺の被害防止を呼び掛けるほか、店舗の防犯体制の点検・強化などに取り組むことを確認していました。
総会後、伊那警察署の真岸一郎生活安全課長の講話がありました。
今年、長野県内で発生したコンビニ強盗はこれまでに5件で、伊那署管内では4月に辰野町で発生しています。
全国的にコンビニ強盗の発生が多い午前1時から4時の時間帯に従業員を複数勤務させることや、日常的な防犯カメラの点検を呼び掛けていました。
また、振り込め詐欺事件ではコンビニのATMを利用する可能性もあるとして、「利用者の素振りがおかしいと感じたら遠慮なく警察に電話してほしい」と話していました。 -
高遠さくらホテルバス入魂式
伊那市高遠町の高遠さくらホテルに、新しい送迎用マイクロバスが配備されました。
25日、市役所車庫棟前でバスの入魂式が行われました。
高遠さくらホテルには送迎用マイクロバスが2台あり、そのうちの1台が利用開始から15年経過し古くなったため、今回更新されました。
29人乗りで、国の地域活性化交付金を受け、およそ500万円で購入しました。
式で白鳥孝市長は、「安全にたくさんのお客様に乗ってもらうようお願いしたい。施設で譲り合ってフル稼働してください」とあいさつしました。
バスには、今後デザインを検討しホテルの名前などを入れるということです。 -
「自ら説明することもやぶさかでない」
伊那市の白鳥孝市長は24日市役所で開かれた記者会見で竜東地区3保育園の統廃合計画に反対している伊那東保育園保護者会に対し「自ら説明することもやぶさかでない」として計画に理解を求めていくとの考えを示しました。
伊那市の統廃合計画は、伊那東保育園を廃園とし竜東保育園と統合するとしています。
また統合した竜東保育園と今の伊那北保育園を建て替え耐震化する計画です。
伊那東保育園保護者会では、統合により園児が増えることで、職員の目が行き届かなくなることなどが心配だとして、存続を求めていくとしています。
伊那東保育園の存続については住民有志が署名活動を行っていて、1,100人ほどの署名が集まっているということです。
この署名は29日に市の担当部長に手渡すことになっています。
伊那市によりますと竜東地区の3歳から5歳の子どもは、3年後にはおよそ80人減少するということで、3つの保育園の存続は財政上厳しいとしています。
このことから市では計画に反対の住民に対し、丁寧に説明し理解を求めていくとしています。 -
議会改革へ市民が意見
伊那市議会が議員や議会のあり方などについて市民と意見を交わす議会改革フォーラムが23日、伊那市役所で開かれました。
フォーラムは市民にわかりやすく、開かれた議会を目指そうと議員9人で構成する議会改革特別委員会が開いたもので、会場には、およそ100人が集まりました。
市議会では市民の意見を行政運営に反映させるため活動原則を定めた議会基本条例の制定を目指しています。
条例の基本方針として、情報公開と市民が参画しやすい議会運営や、議会としての政策立案また政策提言に努めることなどをあげています。
フォーラムは市民の声を条例に反映させようと開かれたもので、多くの意見が出されていました。
議会では出された意見を議会基本条例に反映させ議会改革に取り組みたいとしています。 -
アマランサスうどん給食で提供
雑穀アマランサスを使った新商品、アマランサスうどんが完成し24日、伊那市の手良小学校給食で提供されました。
実を粉にしたアマランサスを小麦粉に混ぜたもので、もちもちとした食感が特徴です。
この日は、アマランサス研修会のメンバーでうどんを開発した伊那市の製麺業、木曽屋社長の熊谷和寛さんが手良小学校を訪れ、児童と一緒に給食を食べました。
研究会は、アマランサスを活用した地域振興を目的に活動しています。タンパク質、カルシウム、鉄分が豊富に含まれている事から、これまでにもアマランサス入りの食材を学校給食に提供しています。
アマランサスうどんは、手良小学校を含む市内4つの小中学校で合わせて2,380食が提供されたという事です。 -
電動車いす講習会
電動車いすに乗っていた96歳の男性が車と衝突し死亡した7月の交通事故を受け、伊那市は24日、高齢者を対象にした電動車いすの講習会を開きました。
講習会は事故のあった東春近で開かれました。
伊那市では7月の事故を受け、安全に電動車いすを運転してもらおうと、旗を作成し参加者に配布しました。
電動車いすの講習会は、これまで市内では手良地区の交通安全協会が独自に行っていましたが、伊那市が行うのは今回が初めてです。
伊那警察署の署員などが講師となり、「急なカーブで転倒しないよう気をつける、進行方向を変える時は十分な安全確認を行う」など安全運転の心構えを指導しました。
伊那市では、今後、地区ごとに電動車いすの利用数を調査し、講習会を開いていくという事です。 -
南ア ジオパークガイド養成講座開講
南アルプスジオパークの魅力を伝えるガイド養成講座が23日開講しました。
9月までに6回の講座が開かれ講座修了生にはガイド認定書が送られます。
これは、南アルプスジオパークについて理解を深めてもらう為の、ツアーの案内人を養成しようと南アルプス世界自然遺産登録長野県連絡協議会が初めて開いたものです。
講座には、伊那市を始め飯田市や大鹿村、富士見町などから40人が参加しました。
受講生はジオパークのガイドとして必要な知識などを見に付けるため、飯田市の隕石クレーターや伊那市長谷の戸台の化石などを見学します。
ジオパークとは、地球の成り立ちや大地の出来方を知る事ができる場所をいいます。
平成20年12月に伊那市の一部を含む中央構造線エリアが日本ジオパークに認定されました。
講座では、市の担当職員がジオパークの魅力などについて解説しました。
この中で、「南アルプスジオパークでは日本列島の土台を造ったプレートの沈み込みにまつわる現象を観察することができる。」と説明しました。
また、南アルプス林道沿いで石灰岩を観察できる幕岩や塩見岳の赤色チャートなどジオサイトの見どころについて話していました。
次回の講座は今月29日に大鹿村の中央構造線博物館で開かれることになっています。
9月までに6回の講座が開かれ講座修了生にはガイド認定書が送られます。 -
千葉県の2つの小学校の児童と伊那市の長谷小の児童 中央構造線見学
農山村留学に訪れている千葉県の2つの小学校の児童と伊那市の長谷小の児童は22日、学校近くの溝口露頭で中央構造線を見学しました。
伊那市長谷を訪れているのは、千葉県の小学6年生の児童あわせて148人で、19日から自然観察などを行ってきました。
農山村留学は、自然の中で様々な体験をすることで、都会では味わえない経験をしてもらおうと行われているものです。
22日は、学校近くの溝口露頭を見学し、中央構造線について長谷公民館の池上謙館長から説明を受けました。
池上館長は「中央構造線が1億年以上前にできたとされている」などと説明し、児童らは話に耳を傾けていました。 -
保育士が小学校で一日体験研修
保育士が小学校で児童と生活をともにする一日体験研修が23日、伊那市の伊那小学校で行われました。
一日体験研修は、小学生に入学後、学校に馴染めず授業に手中できない、いわゆる小1プロブレムを解消していこうと行われたものです。
23日は、竜西保育園で年中を受け持っている北原美代子さんが、伊那小学校の1年山組で研修を受けました。
一日研修は、今年度伊那市が始めて実施するもので、保育士およそ280人を対象としています。
4時間目の図工の時間では、北原さんが児童の間に入りサポートしていました。
伊那市では、保育園と小学校の相互理解を深め、小1プロブレムの解消に向け取り組んでいきたいと話していました。 -
名古屋大学の学生でつくる名古屋大学交響楽団 演奏披露
愛知県の名古屋大学の学生でつくる名古屋大学交響楽団は23日、伊那市の富県小学校で演奏を披露しました。
23日は、メンバーおよそ90人が富県小学校を訪れ、子ども達にも馴染みのあるベートーベンの運命など8曲を披露しました。
演奏は、小学生に、生の迫力ある演奏を聞いてもらおうと行われたものです。
演奏の合間には、団員が「バイオリンは弦楽器の中でも高い音のでる楽器」などと、分かりやすく楽器の紹介をしていました。
他にも、児童がオーケストラの指揮者を体験。
指揮にあわせ団員が演奏していました。
名古屋大学交響楽団では、23日から2泊3日で、県内外の小学校など6か所で公演を予定しているということです。 -
タウンステーション愛称を決める投票受け付け
伊那市の中心市街地の再生に取り組む伊那まちの再生やるじゃん会では、いなっせ前にオープンしたタウンステーションの愛称を募集し、5点に絞りました。
この5点の中から愛称を決める投票を、来月2日まで行っています。
候補は●タウンステーション「伊那まち」●タウンステーション「およりて」●タウンステーション「はみんぐ」●「えきすぽ伊那」●「イーナステーション」の5点です。
8月4日から15日まで愛称の募集を行い、市内外から31点の応募がありました。
投票は、施設内に置かれた投票用紙に記入するか、はがきやFAXで受け付けます。
委員会では、投票者10名にバラの苗木をプレゼントするということです。
期間は9月2日金曜日までとなっています。
タウンステーションのオープンから21日までの利用者は551人で、1日平均30人が利用しています。
委員会では、「伊那まつりなどのイベントがあったので多くの人に足を運んでもらえた。今後も継続して利用してもらえるような場所にしていきたい」と話していました。