-
被災地応援花火は猪苗代町に決まる
伊那まつり実行委員会が計画している被災地応援花火の打ち上げ場所が福島県猪苗代町に決まりました。
猪苗代町は伊那市の友好親善都市です。
打ち上げ日は8月13日土曜日で場所は、猪苗代町運動公園です。
猪苗代町は、不況などの影響で協賛金が集まらなかったことなどから花火大会を2年間実施していませんでした。
今年は、災害復興を支援している一般社団法人エールジャパンの協力により花火大会を実施することになっていて、伊那市の被災地応援花火もその大会に合わせて打ち上げられます。
被災地応援花火の協賛金を募集している伊那市観光課では、募集期間を今月13日から30日に延長しているほか、協賛した人はまつり冊子に名前を掲載する計画です。
協賛金は、一口千円からで、17日現在27万円が集まっているということです。 -
雑穀の日啓発ポスター掲示
先月伊那市では、毎月17日を「い縲怩ネ雑穀の日」と制定しました。
制定後、初めての雑穀の日の17日、伊那市長谷のレストラン野のもので啓発ポスターが掲示されました。
伊那市では、雑穀のごろ合わせ、3と5と9を足した17日を「い縲怩ネ雑穀の日」としています。
雑穀の日は、雑穀の研究家や栽培農家などでつくるい縲怩ネ雑穀ネットワークと市が、雑穀の普及と遊休農地を減らそうと制定しました。
17日は、雑穀の日制定の発起人の1人でもある、野のもの代表の吉田洋介さんが、飲食店で初めてポスターを掲示しました。
野のものでは、市内外から訪れた観光客が、雑穀を使った雑穀バーグを味わっていました。
い縲怩ネ雑穀ネットワークでは、雑穀を使った料理コンクールなどのイベントを開き、普及させていくということです。
なお、ポスターは600枚用意され希望者に配られるということです。 -
市振興公社 花の苗無料配布
伊那市振興公社は、市内の緑化推進事業の一環として、17日、花の苗を市民に無料配布しました。
配布開始10分前の1時50分、西町のウエストスポーツパーク管理センター前の会場には、およそ100人が行列をつくりました。
今年は、サルビアやマリーゴールド、インパチェンスの3種類の苗、800人分程が用意され、訪れた人たちは手渡されると大切そうに袋や箱に入れて持ち帰っていました。
苗を受け取ったある女性は「毎年来ています。早く花が咲くので楽しみです」と話していました。
苗は、振興公社の職員が種から育てたもので、今年は、天候不順もあり、例年より温度管理が大変だったという事です。
配布は明日も、午後2時からウエストスポーツパーク管理センター東側駐車場で行われる予定です。
明日は、およそ500人分の苗を配布する予定で、なくなり次第終了するという事です。 -
戸草ダムでの発電検討へ
17日の伊那市議会一般質問で、戸草ダムでの発電事業実施の要望が出されました。
白鳥孝市長は、「高遠ダムの放流による発電とともに、近く庁内に設置する小水力発電の研究会で検討していきたい。治水ダムということで、決定しているので、難しい面もあるが、関係機関と調整をとりながら国への要望を検討していきたい。」と述べました。 -
建設業協会などが道路クリーン作戦
建設業協会伊那支部などは、道路のごみを拾うクリーン作戦を、16日、上伊那の道路で行いました。
16日は、上伊那の国道や県道・市町村道、42路線291キロにわたりクリーン作戦が行われました。
これは、建設業協会伊那支部や測量設計業協会南信支部など、が31年にわたり毎年行っているものです。
今日は、400人ほどが、道に落ちているごみを拾いました。
美篶では、タバコの吸殻などが多く見られ、参加者が、一つ一つごみを拾っていました。
伊那市建設業組合の唐木和世組合長は、「公共工事を請け負っている関係などで毎年行っている。郷土をきれいにするために、がんばりたい」と話していました。 -
経済効果は5億円
伊那市の白鳥孝市長は、17日の伊那市議会一般質問で、市の住宅リフォーム補助事業による、市内建設業者への発注金額の合計が3億円近くに上ったことを明らかにしました。
市では経済効果は5億円としています。
この事業は30万円以上のリフォーム工事に対し、一律10万円を補助するもので、事業費は当初予算と補正を合わせて250件分、2千5百万円となっています。
伊那市のまとめによりますとこの事業による市内建設業者への発注金額の合計は、およそ2億9千万円となっています。
また運輸や材料などこれにより他の業種に波及する経済効果を合わせた金額は5億5千万円に上るとしています。
住宅リフォーム補助事業の受付は17日で終了していて、内訳は、一般リフォーム工事が130件、下水道接続工事を含むリフォーム工事が120件となっています。
白鳥市長は、この補助事業について継続はしないとの考えを示しています。 -
伊那市認知症地域支援マップ完成
伊那市は、認知症高齢者とその家族の支援に活用してもらおうと認知症地域支援マップを作成しました。
認知症マップは、平成22年度、県の認知症地域支援体制構築等推進事業の一環として作成されました。
認知症高齢者とその家族が、住みなれた地域で安心して暮らせるように、情報を収集・公表し、在宅生活の支援や認知症予防、治療に活用してもらおうと作られました。
マップには、市内で支援事業所となっている医療機関や薬局などの連絡先が記載されているほか、それが地図でも分かるようになっています。
伊那市では、区長や民生委員、医療機関などに配布する予定で、市民には、7月に全戸を対象に回覧するということです。 -
「土地開発公社解散 期限見据えて検討」
伊那市の白鳥孝市長は、伊那市土地開発公社について、「現時点では解散すべきではないが、解散するなら第三セクターの廃止・清算にあたって発行される地方債の期限・平成25年度を見据えて検討する」との考えを示しました。
これは、16日開かれた伊那市議会6月定例会で飯島光豊議員の質問に答えたものです。
飯島議員は、「伊那市土地開発公社が所有する27万平方メートル・30億円相当の土地は売却できないまま、不良債権化しており、公社が解散し、土地を伊那市が買い取ることになるのではないか」と質問しました。
それに対し、白鳥市長は、「経営改善化指針に基づいて、保有地の処分に全力を挙げる」とした上で、「公社は現時点で解散すべきではないが、地方債の期限を見据えて検討する」と答えました。
地方債は、経営が悪化した第三セクターなどに対して、廃止や清算する際、国が発行を認めているもので、期限は平成25年度となっています。 -
伊那市民プール 夏休み除き平日休み
東日本大震災による電力需要対策や、入場者の減少をうけて、伊那市の伊那市民プールは、今年、夏休みを除く平日は休みとなります。
16日は、伊那市の職員と、伊那市振興公社の職員12人が、デッキブラシなどを使って、プールを清掃しました。
市民プールは、毎年7月の第一土曜日にオープンし、8月下旬に終了します。
しかし、今年は、東日本大震災による電力需要対策や、経費節減のため、夏休み期間中を除き、平日は営業しないとしています。
また、サービス向上のため、残暑の厳しい9月上旬まで営業を延長します。
伊那市によると、2008年までは、毎年2万人程度の利用がありましたが、2009年、2010年とも、1万5千人程度に利用者が減少しているということです。
伊那市民プールは7月2日にオープンし、7月22日までは土日のみ営業。7月23日から8月22日までの夏休み期間中は毎日営業。8月23日から、9月11日までは土日のみの営業で、9月11日に終了する予定です。 -
大型店出店を計画している業者に対し事前協議を制度化へ
伊那市は、大型店の出店を検討している業者に対し、事前に市と業者が協議することを制度化するための要綱の制定に向け、協議会を設置します。
これは、16日開かれた伊那市議会一般質問の中で白鳥孝市長が明らかにしたものです。
市は大型店出店の規制ができないため、事前に出店を計画している業者と伊那市との事前協議を制度化し、一定の抑止力につなげようというものです。
市では、協議内容の要綱制定に向け、他市の事例をふまえながら、近く、職員による協議会を設置することにしています。 -
北原勝史さん個展
伊那市高遠町山室の洋画家、北原勝史さんの個展が16日から、伊那市坂下のはら美術で開かれています。
会場には野に咲く花、人物、静物などを描いた作品およそ80点が展示されています。
北原さんは、国画会会員として活躍していて、地元では県展の審査員などを務めています。
今回の個展は、ここ2、3年に制作した小品を中心に展示しています。
題材の多くは花で、最近は朝顔を気に入って描いているということです。
近作が多い中で、30年近く前に県展で知事賞を受賞した「誕生」という作品も展示されています。
これは、長女が生まれた記念に描いた思い入れの強い作品ということです。
北原勝史さんの個展は21日(火)まで、伊那市坂下のはら美術で開かれています。 -
GTエボリューションが優勝
伊那ナイターソフトボール連盟のケーブルテレビ杯春季トーナメント決勝戦が15日、伊那市営球場で行われ、GTエボリューションが6年ぶり2度目の優勝を果たしました。
この日は、試合前に遠投競争やスピードガンコンテストが行われ、参加した人たちが大会を盛り上げていました。
決勝戦は、春季トーナメントでは2度目の顔合わせとなる、GTエボリューションとアスターが対戦しました。
試合は1回の裏、アスターが内野ゴロの間に1点を先制します。
その後両投手の投げ合いとなりますが、4回の表にGTエボリューションがタイムリーヒットなどで2点を奪い逆転します。
5回にも2点を追加したGTエボリューションは、最終回、相手の反撃を1点に抑え、4対2で勝ち、6年ぶり2度目の優勝を果たしました。
GTエボリューションの白鳥浩一監督は「逆転してなんとか勝つことができた。来年は連覇を目指して頑張りたい」と話していました。
試合の模様は、7月に伊那ケーブルテレビのコミュニティチャンネルで放送します。 -
南アルプス林道バス 北沢峠まで運行開始
伊那市長谷の南アルプス林道バスは15日から、北沢峠までの全線での運行を始めました。
この日は、午前6時の始発から最終の便までで36人の登山客などの利用がありました。
午後2時の最終便には、八王子から来たという登山客が、食糧やテントを入れた大きなリュックサックを背負い、バスに乗車していました。
南アルプス林道バスは、去年、前の年と比べ400人多い4万5,262人の利用があったという事です。
南アルプス林道バスの営業は、11月上旬までとなっています。 -
脳出血乗り越え水墨画展開催
脳出血により左半身が付随となった伊那市西箕輪大萱の今井美佐登さんの水墨画展が伊那市のみはらしの湯で開かれています。
今井さんは、現在83歳。13年前に脳出血で倒れ入院。
一命はとりとめましたが、左半身不随となりました。
退院から半年後、リハビリをかねてはじめたのが、水墨画でした。
水墨画教室に通うようになった今井さんは、創作活動の励みにしようと、今回展示会を開きました。
会場には、風景や人物などの水墨画24点が並べられています。
今井さんは旅先などできれいだと感じた風景や、記憶に残っている光景を中心に描いていて「見た人がどこか懐かしいような郷愁を感じてもらいたい」と話しています。
展示している水墨画は、価格は決まっていませんが、欲しいと思った人には、販売もしていて、みはらしの湯のカウンターで受け付けています。
今井さんは、「気持ちだけ置いていってもらえればいい。いただいたお金は、市の社会福祉協議会に寄付したい。」と話しています。
この水墨画展は30日まで開かれています。 -
原発などについて意見聞く
伊那市議会の電力、エネルギー問題等対策特別委員会が15日、伊那市役所で開かれ、委員が原発の考え方について住民や中部電力から考えを聞きました。
特別委員会は、福島第一原発事故や、中部電力浜岡原発の停止措置を受け、節電対策や、新エネルギーなどについて、市に提言するため設置されたものです。
15日は委員7人が出席し原子力政策の転換などを求める請願、陳情を市議会に提出している住民グループや、中部電力伊那営業所などの意見を聞きました。
このうち福島第一原発の事故対策の強化を求める、上伊那労働組合会議の北原和雄さんは、「日本国内全ての原発を廃炉にするべき。原子力政策を転換し、自然エネルギーの研究開発に力を入れた方がよい。」と訴えました。
また子どもたちの未来を考える伊那市民の会の齋藤期英さんと、新日本婦人の会伊那支部の木内律子さんは、「原発事故による被害が発生する前に浜岡原発は、永久停止にするべき。」と訴えました。
委員会では他に中部電力伊那営業所の根津雄一営業課長らが、現在停止中の浜岡原発の安全対策などについて話をしました。
この中で根津さんは、「地震対策、津波対策のほか、電源の確保や原子力建屋の防水対策などに取り組んでいる。」と安全性を強調したうえで、「電力の安定供給のため原発の早期再開を目指したい。」と述べました。
委員からの「代替エネルギーで対応できないか」との問いには、「当面火力に頼らないといけないが、化石燃料には限りがあるほか二酸化炭素の排出量も多い。自然エネルギーについてもまだ不安定なので、安定的に電気を送るためにも原子力は必要。」と答えていました。
特別委員会では設置期間となっている来年3月までにエネルギー政策などについて、調査研究し、市に提言する計画です。 -
矢澤章一さんが藍綬褒章を受章
2011年の春の褒章が発表され、伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、選挙の適正な管理執行に努めたとして伊那市高遠町の矢澤章一さんが藍綬褒章を受章します。
「長い事選挙管理委員をつとめてきてこんな褒章を頂けるとは夢にも思わなかった。ただただ感謝、感激です」
矢澤さんは、受賞の喜びをこのように話します。
矢澤さんは、昭和3年生まれの82歳。現在も伊那市選挙管理委員会の委員長職務代理者をつとめています。
矢澤さんが選挙管理委員になったのは平成2年、60歳の時。以来、公正・中立な選挙運営に努めてきました。
「いつも中立。右も左もいかない。家族にも『自分の考えは一票の上で表せ、口で表すべからず』とずっと言ってきたし今日もまだそれを続けている」と矢澤さんは話します。
H15年の長野県議会議員選挙で上伊那は、1票差問題で大きく揺れました。当時、上伊那郡選管連合会の会長を務めていた矢澤さんは、その時の事をこう振り返ります。
「今でもそれを考えると、責任の重さにぞっとする。それだけに『清き一票をお願いします』の一票という言葉は、貴重ですごく大きなものだと感じた」
矢澤さんは、投票率の低下、若者の政治ばなれを懸念しています。「できるだけ投票場へ来て欲しい。そのための環境を整えたい。ただ『行きなさい』と言ってもだめ。若者に政治に関心を持ってもらうと同時に、関心を持たせるような政治家が出てほしいし、そうゆう政治家を出せるように努力していきたい」と矢澤さんは、今の願いを話していました。 -
小水力発電導入に向け研究会設置
伊那市は、自然エネルギーとなる小水力発電導入に向けた研究会を設置します。
これは15日開かれた一般質問の中で、白鳥孝市長が答えたものです。
研究会は、福島原発事故を受け、自然エネルギーについて研究しようと設置するものです。
研究会は、職員を中心に方向性について検討するチームと有識者などによるワーキンググループの2つのグルーで構成し、砂防堰堤や農業用水路の活用などについて研究を行います。
リーダーには、今年4月から国から派遣されてきた宮本高行政策審議監が務める。
伊那市では、南アルプス林道の藪沢川で小水力発電を行い、北沢峠の長衛荘とトイレの電気をまかなっています。
白鳥市長は、「伊那市は地形的に小水力発電が適している」と話し、早い時期に研究会を立ち上げたいとしています。
また、白鳥市長は一般質問の中で、県とソフトバンクが検討している太陽光発電、メガソーラーについても市としても取り組むべきとの考えを示しました。
メガソーラーは1000キロワット発電できる太陽光発電で、一般家庭の電力をおよそ300世帯まかなえるというものです。
伊那市では、県から示されている条件にあった候補地を選定し20日までに上げていきたいとしています。 -
地域の農業用水路について学ぶ
伊那市の美篶小学校の美篶地域探検クラブは13日、地域の人から農業用水路について話を聞きました。
美篶小学校では、地域の人を講師に招いてクラブ活動を行っています。
美篶地域探検クラブの子ども達は今回、美篶青島の矢島信之さんの案内で美篶地区の農業用水路について学習しました。
矢島さんは、江戸時代に作られた水路、1番井と2番井について説明しました。
この中で矢島さんは「明治28年に美篶村青島区の北原平八郎さんが全財産を使って二番井を改修したと」先人の苦労を話していました。
クラブのある児童は、「当時の人の苦労がよくわかり勉強になりました」と話していました。
次回の美篶地域探検クラブは、学校近くにある水車を見学することになっています。 -
ラス・デュエンデス 高齢者生活福祉センターくつろぎの家でフラメンコ披露
伊那市高遠町のフラメンコ愛好家などでつくるラス・デュエンデスは、伊那市高遠町の高齢者生活福祉センターくつろぎの家を14日訪れ、踊りを披露しました。
14日は、ラス・デュエンデスのメンバー8人がくつろぎの家を訪れ、フラメンコを披露しました。
くつろぎの家への訪問は、お年寄りに生の踊りを見てもらおうと行われたものです。
ラス・デュエンデスは、伊那市を中心に老人ホームなどの施設でフラメンコを披露しています。
14日は、スペインの祭りで踊られる曲など、9曲を披露しました。
ラス・デュエンデス代表の羽生田由佳さんは「フラメンコを初めて見るというお年寄りも多いと思う。普段目にすることの少ない踊りが、生活の活力になればうれしい」と話していました。 -
創立100周年 記念CD制作
伊那市の伊那弥生ヶ丘高校は今年度創立100周年を迎えました。
記念して生徒の歌や演奏による校歌のCD製作が14
日、伊那文化会館で行われました。
これは、創立100周年記念事業の一環で行われたもので14日は、伊那弥生ヶ丘高校の器楽部や音楽部、吹奏楽部が伊那高等女学校時代の校歌と現在の校歌を演奏し録音しました。
このうち、午前中は器楽部が演奏を行いました。
器楽部は20年連続全国大会に出場しています。
生徒たちは息のあった音色を響かせていました。
伊那弥生ヶ丘高校は、伊那実科女学校として明治44年に旧上伊那図書館、現在の伊那市創造館付近に創設されました。
その後、大正9年に高等女学校令を受け名前を伊那高等女学校と改めました。
昭和24年に近くの高校と統合し現在の伊那弥生ヶ丘高校となり、昭和52年に男女共学になって現在に至ります。
記念CDは、1500枚製作することになっていて10月8日に開かれる記念式典で生徒や出席者に配られることになっています。 -
今年度のさくら祭りの反省会
今年度のさくら祭りの反省会が、高遠町総合福祉センターで13日開かれ、来年度への課題などについて意見交換を行いました。
13日は、市の職員や警察、ボランティアなどおよそ40人が集まり、今年度のさくら祭りについて意見を交換しました。
今年は、震災の影響を受け有料入場者数が有料化を開始した昭和58年以降3番目に少ない15万2千人でした。
意見交換でホテル関係者からは「宿泊客は4割ほどに減少してしまった。ライトアップやイベントの中止が大きく響いた」と話しました。
他にボランティアの代表者は「おむつ交換の場所がない。観光案内所の開始時間を1時間早める必要がある」などと、課題をあげました。
伊那市高遠町の伊藤俊規地域自治区長は「入場者数は減少したが、おもてなしの心を持って取り組めたのではないかと思う。この日出た意見を参考に、来年度以降につなげていきたい」と話しました。 -
伊那市小中学生陸上競技記録会
伊那市内の小中学生が陸上競技で記録を競う「伊那市小中学生陸上競技記録会」が12日、伊那市陸上競技場で開かれました。
12日は、市内の小中学生およそ450人が参加しました。
大会では、100メートル走や走り幅跳びなど小学生が4種目、中学生が6種目で記録を競いました。
大会は、陸上競技のレベルを向上させようと毎年開かれていて、今年で16回目です。
選手達は、自己ベストの更新や1つでも上の順位を目指し、競技に取り組んでいました。
大会では、小学6年生女子ソフトボール投げで西箕輪小の林華穂さんが46メートル50センチで、中学女子砲丸投げで伊那東部中の登内彩香さんが9メートルで、それぞれ大会新記録をだしました。 -
第39回伊那まつりのポスターの図案決定
8月6日、7日に開催される、第39回伊那まつりのポスターの図案に、伊那東部中学校2年生の伊藤拓也君の作品が選ばれました。
伊藤君の作品は、龍や花火、天竜川など、伊那まつりの題材をバランスよく配置しているところや、色の配色、塗り方がきれいなところが評価されました。
作品は、伊那まつりのポスターとパンフレットの表紙になります。
今年は、市内の中学校6校から、226点の応募があったということです。 -
ローメンズクラブが愛Bリーグ正会員に昇格
伊那市内の飲食店などでつくる伊那ローメンズクラブは、B1グランプリ本大会への出場資格となる、愛Bリーグの正会員に昇格しました。
B1グランプリは、全国各地のご当地グルメが一堂に集まるグルメの祭典です。
出展するには、社団法人「B級ご当地グルメでまちおこし団体連絡協議会」通称愛Bリーグの正会員に認定されることが条件となっています。
愛Bリーグには、昨年度の時点で65団体が加盟していて、伊那ローメンズクラブは本大会への出場権を持たない準会員となっていました。
正会員になるには書類審査があり、活動が地域活性化につながっているか、メディアへの出演回数が一定数に達しているかなど、1年間の活動内容が審査されます。
これまで正会員の認定を目指して活動してきた、伊那ローメンズクラブの正木金内衛会長は「ここまでこれたのは、サポーターやローメンを愛してくれている人たちのおかげ。これからも喜んでもらえるローメンを提供していきたい」と話していました。
今年のB1グランプリは、11月12日から2日間、兵庫県姫路市で行われる予定です。 -
男女共同参画計画策定に向け意識調査実施へ
第2次伊那市男女共同参画計画策定検討委員会が13日に伊那市役所で開かれ、男女共同参画に関する意識調査について話し合いました。
この日は、委員11人が参加して委員長の選考が行われ、伊那市女性団体連絡協議会の木内律子さんが委員長に選任されました。
男女共同参画計画は、男女平等の社会参加に向けた施策の推進を図るもので、平成24年度から平成28年度までの5年間の計画で進められます。
この日は、計画策定の資料となる意識調査の内容について話し合われました。
意識調査は、20歳以上の男女500人ずつを対象に行われる予定で、郵送で調査票が送られることになっています。
内容は職場や家庭での男女平等についてや、人権についてなどです。
木内委員長は「計画策定の参考資料になるよう、できるだけ多くの人に答えてもらいたい」と話していました。
意識調査は、早ければ来月実施される予定です。 -
田楽座が旧井澤家住宅で公演
伊那市の歌舞劇団、田楽座の公演が13日、伊那市西町の旧井澤家住宅で開かれました。
公演は、宿場跡に残る古民家で民族芸能を楽しんでもらおうと旧井澤家住宅を管理している伊那部宿を考える会が開いたもので会場にはおよそ70人が集まりました。
田楽座は、伊那市富県高烏谷に拠点を置く、歌舞劇団で12日は笛や太鼓にあわせ獅子舞を披露しました。
田楽座のメンバーは威勢の良い掛け声とともに、観客と一体となった舞台を繰り広げていました。
訪れた人は、「迫力のある舞台を間近で見ることができ、楽しめました。」と話していました。 -
父親のための子育て教室
父親を対象にした子育て教室が11日、伊那市の美篶きらめき館で開かれました。
この日は伊那市内から9組およそ20人の親子が参加しました。
教室は、普段子どもと遊ぶ機会が少ない父親に、子どもと触れ合うきっかけにしてもらおうと、伊那市子育て支援センターが開いたものです。
この日は、伊那市内の男性保育士が講師を務め、遊具を使った遊びやわらべ唄を教えていました。
わらべ唄では、父親が子どもを寝かせ、唄に合わせて子どもとスキンシップをとっていました。
参加したある父親は「普段仕事でなかなか遊ぶことができないので、今日はとても楽しかった」と話していました。
指導したある男性保育士は「参加したお父さんが一生懸命子どもと触れ合っていて、子ども達も喜んでいる」と話していました -
宮崎守旦さん 作陶展
伊那市高遠町在住の陶芸家、宮崎守旦さんの作陶展が、10日から、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、茶わんや皿などおよそ100点が展示されています。
宮崎さんは、東京都青梅市出身で、1999年に高遠町芝平に移住し、制作活動をしています。
会場には、瓶を縦に割った形の皿や、色の違う3種類の土を重ね合わせて作った皿など、宮崎さんのこだわりの作品が並べられています。
宮崎さんは、「焼物の原点は造形の自由さ。童心に帰って自由に作ることを心がけています」と話していました。
宮崎守旦さんの作陶展は、19日、日曜日まで開かれています -
「歌のワ」 3年ぶりコンサート
伊那市の合唱サークル「歌のワ」が11日、3年ぶりのコンサートをいなっせで開きました。
「歌のワ」は伊那公民館で活動している合唱サークルで、コンサートは3年ぶり、3回目です。
会員はおよそ100人という大所帯で、伊那市を中心に近隣市町村から集まっています。
コンサートには70人が出演し、この日のために練習を重ねてきた童謡などを次々と披露しました。
今回は、駒ヶ根市の合唱サークル、駒ヶ根童唱会「赤とんぼ」が賛助出演し、7曲を歌いました。
プログラムの中には、「歌のワ」のメンバーと観客が一緒に歌う曲もあり、会場が一体となって歌声を響かせていました。 -
耕作放棄地再生へ 農業体験交流
高齢化や担い手不足などにより、荒れた畑や田んぼ等、耕作放棄地解消に向けた新たな取り組みが、10日から、伊那市東春近田原で始まりました。
作業をしているのは、東京都や愛知県から訪れた人達です。
地元農家でつくる、農事組合法人「田原」では、都市の人達と農業体験交流を通じ、区内の耕作放棄地の再生に向けた取り組みを始めました。
10日は、伊那市と友好提携している新宿区の人達など11人が参加しました。
この場所は、7年前まで水田でしたが、減反政策や、集落から離れた位置にある事などから誰も耕さなくなったという事です。
伊那市によりますと、市内には市が把握しているだけで、96ヘクタールの耕作放棄地があるということです。
これらの解消に向け、農業体験交流を行うのは、市内では初めてです。
伊那市農林部の塚元重光部長は「耕作放棄地再生にむけた取り組みの一つとして期待したい」と話していました。
参加した人達は、草刈りをしたあと、クワで畑を耕し、サツマイモの苗を植えていました。
この畑では、焼酎用のサツマイモ、およそ300本が植えられ、秋に収穫し、焼酎に加工する計画です。
参加したある女性は「草刈りや、畑を耕してみて農業の大変さを実感できました。いい経験になります」と話していました。
農事組合法人田原の中村博代表理事組合長は「一過性の農業体験ではなく、息の長い交流を目指し、農作物を作る喜びをわかちあえる人間関係を築いていきたい」と話していました。