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新ごみ処理施設について桜井区で懇談会
新しいごみ中間処理施設建設の候補地となっている富県桜井区で15日、住民と上伊那広域連合、伊那市との懇談会が開かれた。住民70人が参加して意見を交わした。
桜井区では、区が伊那市などに要請し勉強会を開いていて、今回が2回目。
今回は、前回の疑問点と環境アセスメントを中心に学習した。
環境アセスメントについては、説明を受けたあと質疑応答があった。
住民が、「アセスの結果、候補地の天伯水源地付近では不都合であることが分かった場合、候補地を白紙に戻すことはあるのか」と質問。広域連合が、「影響を軽減する措置を講じても影響が出ることが分かった場合は、事業を見直すことがありうる」と答えていた。
また、アセス調査の内容に含まれていない農業に対する影響や水害の多い地域でも影響はないのか調べて欲しい竏窒ネどの声があった。
鹿野博愛区長は、「年度内のアセス合意は無理だが、いつまでも結論を出さないわけにはいかない。勉強会を今後も開き、いろいろな面で勉強して、慎重に結論を出していきたい」と話していた。
桜井区では、25日と来月10日に先進地のごみ焼却施設の視察会を開くという。 -
伊那小で羊の赤ちゃん誕生
伊那市の伊那小学校1年剛組が飼育している羊が、今月10日に2匹の赤ちゃんを産み、子どもたちの人気者になっている。
誕生したのは、サフォーク種の羊でオスとメスの2匹。子羊は、母親の側を離れず着いて回り、時には2匹でじゃれている。
この羊たちを飼育している剛組では毎日、子羊の体重の計測や小屋の掃除などを行っている。
体重測定では、小数点の引き算をすることもあり、子どもたちはみんなで考え計算していた。
また16日は、子羊が小屋の柵の隙間から出ないようにビニールのシートを当て、針金で固定していた。
このクラスでは、子羊の成長を見守ると共に、命の大切さについて勉強していくという。 -
確定申告受付始まる
平成20年分の確定申告の受付が16日から始まった。窓口には、申告を済ませようと自営業者らが訪れていた。
所得税の確定申告は、自営業者や給与が2千万円以上ある人などが対象となる。
上伊那では、伊那税務署がいなっせで開いている会場や、住民登録のある市町村役場などで行える。
いなっせには、朝早くから多くの人が訪れ、申告を済ませていた。
ある男性は「申告を済ませすっきりした気持ち。税金の使い道も、すっきりと国民が納得するよう使ってほしい」と話していた。
確定申告の受付は3月16日まで。
伊那税務署では、「受付終了日付近は窓口も込み合うので、早めに申告を済ませてほしい」と呼びかけている。 -
渓流釣り解禁
上伊那の天竜川水系でイワナやアマゴなどの渓流釣りが16日、解禁となった。
伊那市の小黒川では、この日を待ちわびた太公望らが、久々の手応えを楽しもうとポイントへ竿を伸ばしていた。
市内から訪れたある男性は、2時間で4匹のアマゴを釣り上げた。去年に比べ型が少し小さめというが、「解禁日の今日は、魚のかかる感触が楽しめれば満足」と話していた。
辰野町から中川村までの天竜川とその支流の渓流釣りは、天竜川漁業協同組合が管理している。今年も漁協では、釣りを楽しんでもらおうと420キロのアマゴを放流している。 -
水洗化費用の融資制度拡大
伊那市が4月から伊那市の平成20年度の下水道事業が、約6億4千万円の赤字の見込みとなり、市は「大変厳しい経営状況」として、水洗化率の向上による下水道利用料の増収をはかるため、4月から融資制度を拡大する。
これは16日開いた伊那市上下水道事業運営審議会で市が報告した。
下水道事業は、平成19年度の決算で約8億8千万円の赤字、平成20年度では約6億4千万円の赤字となる見込みで、厳しい経営状況となっている。
原因として、平成元年から進めている下水道整備事業に多額の費用がかかっている一方、下水道が共用開始となっても利用する家庭が少なく利用料の収入が増加しないことなどを挙げている。
対策として市では、今年4月から水洗化のための費用を借り入れる場合の融資あっせん制度を拡大する。
平成20年度では、融資利率2・65%の半分を市が補助していたが、4月からは利子の全額を補助する。
また、早期に水洗化を進めるため平成24年度からは、制度の利用期間を下水道の供用が始まってから3年以内とした。
市では、融資制度の拡大による水洗化率の向上のほか、処理場の統合による経費の節減、下水道整備区域の見直しなどを行い、下水道事業経営の健全化を進めていきたい考え。 -
信州TLOが新タイプのマスク寄贈
上田市の信大繊維学部内に本社を置く「信州TLO」は16日、伊那市にウイルスや花粉などを99%カットする新しいタイプのマスク3千枚を寄贈した。
TLO取締役の大澤住夫さんが、小坂樫男市長にマスクを手渡した。
信州TLOは、大学などの研究成果を民間企業へ技術移転し、そこで得られた収益を新たな研究資金として大学に還元する活動をしている。
今回寄贈されたマスクは、その取り組みの一環で、昨年10月、大阪にある繊維製品の製造販売会社から発売された。信大繊維学部の白井汪芳教授が研究開発した人口酵素「フタロシアニン」が織り込まれている。
フタロシアニンは、花粉などのアレルギー物質やインフルエンザなどのウイルスを吸着し分解する機能を持っていて、マスクでは99%カットできるとされている。
また、普通のマスクに比べ通気性が良く、息苦しい感じがしないのが特徴だという。
信州TLOは、信大農学部を含め県内5カ所に拠点を設置していて、大澤さんは、「大学と企業の連携による新しい取り組みを知ってもらうことで、産・学・官の連携をさらに進めていきたい」と話していた。
伊那市ではこのマスクを、福祉施設などで働く現場の職員などに配布し活用していくという。 -
温暖化で農家に注意呼びかけ
向こう一カ月の平均気温が平年より高くなるとの気象庁の予報を受け、県は、このまま温暖化が続くと農作物に影響が出る可能性があるとして、対策を呼びかけている。
気象庁の13日の発表によると、向こう1カ月の平均気温が高い確率は70%となっている。
対策は、麦は、上伊那で栽培されている早生種ハナマンテンは、穂のもとになる幼穂が生育が10日ほど進んでいることから生育を遅らせるよう麦ふみなどを行う。
果樹は、凍害に気をつけ木の幹にワラを巻く。野菜は、温度が急に下がった場合、花芽分化しやすくなるので温度管理に気をつける。
花きは、アルストロメリアやカーネーションで葉焼けの発生が確認されていて、換気と適正な水やりをする。
きのこは、キノコバエ類の施設内への進入防止のため粘着シートを設置する。
上伊那では、上伊那農業改良普及センターで対策の指導を行っていて、詳しい情報を提供するという。 -
もりもり上伊那山の感謝祭
よりよい森林づくりを進めていこうと上伊那地方事務所などは9日、「もりもり上伊那山の感謝祭」を伊那市のいなっせで開いた。
感謝祭には上伊那の林業関係者や市民団体など200人程が参加した。
林業に功績のあった個人や団体のほか、平成20年度林業関係コンクールポスター部門などで入賞した子どもたちに表彰状を贈った。
枝打ちの部で最優秀賞を受賞した箕輪町木下財産区の黒河内将裕区長は、「自然を愛することで地元の山を守っていきたい」と話していた。
木下財産区は、植樹したヒノキ林で4年前から間伐や枝打ちをしている。そこで出た木材を利用して東屋を建てるなど、間伐材の有効利用を行っている点が評価された。
この後、上伊那の4団体による活動報告会が開かれた。
このうち上伊那森林組合は、所有者の異なる小規模の山林を集約することで計画的な森林整備をしたことを報告した。
上伊那地方事務所では、それぞれの活動について情報交換をし、災害や地球温暖化の防止など、森本来の機能が引き出せるような森林整備を進めていく考え。 -
上伊那公民館連絡協議会
上伊那地域の公民館の関係職員の合同研修会が12日、伊那公民館で開かれ、上伊那の公民館の館長や主事など職員60人が参加した。
今回は天竜川の災害と伝承についてがテーマで、参加者は、天竜川で行われている激特工事の様子を見学した。
見学会では、工事を行っている国土交通省天竜川上流河川事務所の職員が説明した。
職員は、「諏訪の釜口水門の放流量が増加するにつれ河床を掘り下げ、護岸工事が行われた」と説明した。
最も放流量が少なかったころはコンクリート、その後放流量が増えるにつれ割り石、丸い石、そして現在の工事と護岸だけを見ても天竜川の歴史を感じることが出来る竏窒ニ説明していた。
伊那公民館の武田登館長は、「天竜川とこの地域は昔も今も一緒に生きている。工事の様子を見ることで、迫力ある地域の歴史を感じることが出来た。公民館の今後の活動に生かしたい」と話していた。 -
派遣社員の就職支援セミナー
契約が打ち切りとなる派遣社員対象の就職セミナーが11日、伊那市の伊那商工会館であった。
セミナーは厳しい経済情勢が続く中、派遣社員の再就職を支援しようと、伊那市の人材派遣会社ワークトラストが自社スタッフを対象に開いた。
会場には派遣スタッフ10人が集まり、田村さつき社長から自己表現の指導を受けた。
自己アピールの練習では、参加者が自己紹介に合わせて自分が食べ物になるならどんなものが良いか、理由と合わせて発表した。
参加者らは、「日本食になくてはならないご飯になりたい」「誰からも愛されるシュークリームになりたい」と発表していた。
また自分の長所を引き出すための自己分析テストを行って、それぞれアピールポイントを分析していた。
田村社長は、「契約が終了した派遣社員にも素晴らしい能力を持った人がたくさんいる。できる限り再就職の支援をしてあげたい」と話していた。 -
弥生ヶ丘高の募金活動に感謝状
伊那弥生ヶ丘高校生徒会の募金活動に対して、スリランカのNGOから感謝状が贈られた。
募金の取り次ぎをしたアリスこども寄金代表の野笹玲子さんが13日、同校を訪れ、生徒会長の宮澤佳之くんに感謝状を手渡した。
同高校生徒会は、文化祭での募金などで約2万円を集めた。このお金はアリスこども寄金を通じて、スリランカ中部の村で井戸の建設に使われた。
感謝状は、その建設に関わったNGOの代表から贈られた。
アリスこども寄金代表の野笹さんは弥生ヶ丘高校出身で、一昨年、野笹さんが生徒会に寄付をしたことがきっかけで募金活動が始まり、今年度が2度目の募金となった。
野笹さんは、「命のためには井戸が必要な地域。機会があれば村を訪れて欲しい」と話していた。
生徒会では、来年度も募金活動を行う予定で、地域にも活動を広げていきたい竏窒ニしている。 -
ちゃぐりん作文表彰式
児童対象の農業教育誌「ちゃぐりん」の全国感想文コンクールに、JA上伊那あぐりスクール伊那校の4人が入賞し13日、JA上伊那本所で表彰を受けた。
この日は受賞した児童が、あぐりスクール校長の宮下勝義組合長から賞状を受け取った。
「ちゃぐりん」は、農業や食事に関するさまざまな記事を、子どもたちが分かりやすい内容で掲載している月刊誌。
JA上伊那ではこの雑誌を、食農教育の一環として行っているあぐりスクールで教材として使っている。
感想文コンクールは、ちゃぐりんを読んで感じたことを原稿に書いて応募するもので、全国からおよそ2300点が寄せられた。
あぐりスクール伊那校からは、優良賞に3人、ちゃぐりん賞に1人が選ばれている。
優良賞に選ばれた伊那北小5年の渡辺彩葉さんは、「記事を読んで感じた自給自足の大切さを書きました。選ばれてびっくりしたけどうれしい」と話していた。 -
第6回中学生ロボコン南信大会
中学生が自作のロボットで技術を競うロボットコンテスト南信大会が14日、いなっせで開かれた。
6回目となる大会には、南信地区の中学校9校から50チームが参加して自慢の手作りロボットを競った。
試合は、自分のコートに置かれたペットボトルを相手のコートに移して得点するもので、点の高いチームが勝ちとなる。
大会の結果、優勝は駒ヶ根東中学校の「ゴンジュラス」で、ICT放送エリア内では、伊那東部中学校の「スズ竹PANYA DX1号」が3位入賞を果たした。
またアイデア、技術ともに最も優れたロボットに贈られるロボット大賞には、伊那東部中学校の「東部中SONIQ」が選ばれた。 -
旧井澤家住宅で雛飾り
3月3日の「桃の節句」を前に、伊那市西町の旧井澤家住宅ではひな人形の飾りつけが行われた。
会場は、江戸時代から昭和までのひな人形約150体が飾られ、華やかな雰囲気に包まれている。
この展示は、伊那部宿を考える会が、歴史ある建物でひな人形を楽しんでもらおうと、毎年この時期に開いている。
ひな人形は江戸時代末期の押絵びなや、お内裏様とひな様が御殿の中に飾られた明治時代のものなどさまざま。
また、会場にはひな人形に加え、伊那で盛んだった養蚕にまつわる物や繭玉の展示も併せて行われている。
伊那部宿を考える会の田中三郎会長は、「多くのひな人形と一緒に旧井澤家住宅の雰囲気を楽しんでほしい」と話していた。
展示は来月2日まで。 -
最高気温19・3度 4月下旬並の陽気
14日の伊那地域の最高気温は、2月の観測史上一番となる19・3度まで上がり、4月下旬並みの陽気となった。
長野地方気象台によると、伊那地域の最高気温は午後2時に19・3度を観測し、1993年に観測を始めてから、2月で一番高い気温を記録したという。
これまでの記録は、1996年2月14日の18・0度で、今日はそれを1・3度上回った。
来週は、上空に冷たい空気が入り、冬型の気圧配置になるため、平年並みの気温に下がるという。
南箕輪村大芝区の牧草地では、ナズナ採りをする人の姿がみられた。
伊那市から訪れた小椋稔さんは、毎年3月に旬のナズナをおひたしにして食べるのが楽しみで、去年より1カ月早くナズナ採りに来たという。
小椋さんは「例年この時期は土が凍っていて、ナズナ採りはできない。これだけ早い時期に取るのは珍しい」と話していた。 -
勝間で住宅火災
14日午後0時20分ごろ、伊那市高遠町勝間の住宅から火が出て、この家の離れと物置きが焼け、88歳の女性が右足に軽い火傷を負った。
伊那警察署の発表によると、火事があったのは伊那市高遠町勝間の中原眞也さん宅の離れと物置。これにより、木造平屋建ての離れが全焼し、隣に建つ物置が半焼した。
火は1時間ほど燃え、午後1時半ころ消し止められた。
この火事で、離れに住む中原さんの母中原絹子さんが右足に軽い火傷を負ったが命に別状はない。
伊那署では、火元など原因について捜査を進めている。 -
災害お話マップ完成
天竜川上流域災害教訓伝承手法検討会は12日、伊那市に伝わる天竜川の災害や伝承などをまとめた小冊子を発行した。
発行したのは「伊那市に伝わる災害お話マップ」。
天竜川水系のどこでどのような伝説が残っているのか一目でわかるようになっている。
冊子では、伊那市長谷黒河内に七色のうろこを持つ大蛇がいて、ヤマトタケルが退治したといった伝説や、水害に関係しているお祭り・石碑などを紹介している。
この冊子は、有識者や学校関係者などで組織する天竜川上流域災害教訓伝承手法検討会が、市内に残る資料などから作成した。
国土交通省天竜川上流河川事務所で配布しているほか、研修会などで活用していくという。 -
美篶小2年1組さくらベンチ設置
伊那市の美篶小学校の児童が11日、三峰川堤防に手作りのベンチを設置した。
このベンチは、総合学習の一環として三峰川堤防の桜並木について学んできた2年1組の児童が、ここを歩く人に休憩場所として利用してもらおうと製作してきた。
この日は、保護者らの協力のもと桜を描いたベンチ2台を設置した。
ベンチは、子どもたちが去年の4月から製作してきたもので、児童の祖父に作り方を教わるなどして完成させた。
今後2年1組では、3月までにもう一脚のベンチをつくる計画という。 -
伊那西高校卒業記念展
伊那市の伊那西高校の生徒による「美術・書道卒業記念展覧会」が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれている。
この展覧会は、卒業を間近に控えた同校の3年生が、これまでの成果を見てもらおうと開いている。
今年は、選択授業で美術と書道を学んできた3年生約40人が作品を出品した。
また3年生以外にも、美術、書道クラブに所属する1、2年生30人も作品を出品している。
会場には、アクリル画や水彩画などの美術作品50点、書道作品80点が展示されている。
書道を選択してきた宮澤さやかさんは、百人一首のすべての句を、かなで書くことに挑戦した。
訪れた人たちは、高校生ならではの若い感性で表現された作品一点一点に見入っていた。
記念展は15日まで。 -
名人亭そば講座開講
伊那市のそば文化を盛り上げていこうと、伊那市のそば打ち名人によるそば講座が11日、農業公園みはらしファーム名人亭で開かれた。
1回目の講座に15人が参加した。
この講座は、そばについて理解を深めてもらい、信州そば発祥の地とされている伊那市のそば文化を盛り上げていく目的。
そば打ち名人の会の小林史麿会長が講師を務め、伊那市高遠町が信州そば発祥の地と言われている理由などを説明した。
小林会長は、「高遠藩主保科正之が、もてなし料理として出していた辛つゆそばを、山形県の最上藩と福島県の会津藩の藩主に迎えられた時に、そば職人をつれて赴き各地に伝えた」と説明した。
また、発祥の地と言われながら伊那市にはそば屋が少ないことについて、「一般家庭で日常的に手打ちそばが食べられていたため、そばを扱う店が少なくなってしまったと思われる」と話していた。
参加した伊那市内の男性は、「うまくそば打ちができるようにと参加したが、伊那市にこれだけのそば文化があることは始めて知った。大変勉強になりました」と話していた。
そば講座では今後、そば打ちの実技も行い、知識と共に技術も磨いていく。 -
いきいき実践塾修了式
高齢者の社会参加を目指す長野県地域いきいき実践塾伊那支部の修了式が12日、伊那合同庁舎であった。
いきいき実践塾は、地域での活動を計画し、また行動に移すための能力を養ってもらおうと、長寿社会開発センターが開いた。
この日は受講生21人が、長寿社会開発センターの宮坂正巳伊那支部長から修了証書を受け取った。
受講生は昨年5月から、現場での福祉体験や認知症予防の講義など15回の講座を受講してきた。
宮坂支部長は、「これまで培ってきた経験に、学んだ知識を加えてさらに活躍してください」とあいさつした。
修了者を代表して東條興一さんは「これまで学んできたことを活かして、地域のリーダーとして頑張っていきたい」と話していた。 -
桜だるまに目入れ
ホテル経営など黒字化願う高遠さくらホテルなどを経営する伊那市観光が12日、経営の黒字化を願って桜の模様が入っただるまに目を入れた。
桜だるまは、11日に伊那市高遠町で行われただるま市で、今年初めて販売された。
目入れは、伊那市観光社長の小坂樫男市長が行った。
伊那市観光ではだるまに、ホテルなどの経営が黒字化するようにという願いと、この不況や不景気を吹き飛ばそうという願いを込めた。
桜だるまは、高遠さくらホテルのロビーに飾られる予定で、「お客様にも幸せが訪れるように見守ってもらいたい」と話していた。 -
新イーナちゃんピンバッチ発売
桜を身にまとった新しいイーナちゃんのピンバッチが13日、発売になった。
伊那市のイメージキャラクター「イーナちゃん」は昨年、ツツジを身にまとったものから新しい市の花、桜へと変わった。
それに併せてピンバッチも新しく生まれ変わり、ツツジから桜へと変わっている。
このピンバッチは300円で、市役所4階の政策推進課で販売している。
市では、花見シーズンを前にピンバッチを一新した。今後は、長谷の南アルプスむら、みはらしファーム内のとれたて市場などでも販売する予定。 -
年金支給日に合わせATM集中警戒
年金支給日の13日、お年寄りを狙った振り込め詐欺を防ごうと、上伊那各地の金融機関で街頭啓発活動が行なわれま。
このうち伊那市の八十二銀行伊那支店では、警察や防犯ボランティア団体が、注意を呼びかけるチラシを配布した。
伊那警察署によると、去年1年間の振り込め詐欺被害は県全体で375件、被害額4億3300万円、伊那警察署管内は11件で750万円だった。
詐欺の手口もさまざまで、伊那署では、「協力できる人は、だまされたふり作戦を実行してもらい、犯罪予防や犯人検挙につなげていきたい」としている。 -
伊那小で災害を伝える授業まとめ
災害について勉強している伊那小学校5年秋組の児童が13日、防災について学び、これまでの学習のまとめをした。
この学習は、災害の教訓を後世に伝える手法をまとめようと、国土交通省天竜川上流河川事務所が作る検討会が実験的に行っている。
これまでに、伊那市で起きた災害の話を聞いたり、実際に天竜川や三峰川の見学にも出かけた。
4回目のこの日は、伊那市役所総務課の防災係長山口俊樹さんが、平成18年の豪雨災害について話した。
山口さんは、市内の避難所に多い時には3600人もの人がいたこと、避難していない家を職員などが回ったけれどなかなか避難してもらえなかったことなど、そのときの状況を説明した。
そのあと班ごとに分かれて、災害が起きた時に自分たちは何ができるのかを話し合い、模造紙にまとめた。
発表では、家族の集合場所を決めておくなどの日頃の準備や、土石流が起きたら流れに直角に逃げるなど、これまで学んだことを活かした対応方法について話した。
また、「お年寄りに手を貸さなければいけないと思った」などの感想も発表していた。
検討会では、これまでの授業を参考に小学生対象の災害に関する授業プランの素案を年度内に作り、早ければ来年度から上下伊那を中心に実際の授業で活用してもらいたい竏窒ニ考えている。 -
伊那市消防団 三義分団を長藤分団と統合の方針
伊那市消防団は、過疎化による人手不足などから、高遠町の三義分団を長藤分団と統合する方針を10日、示した。
高遠町総合福祉センターで開いた高遠町地域協議会のの中で、三義分団の統合について報告があった。
三義分団は、定員34人のところ現在24人で活動していて、団員からも「長藤分団と統合させてほしい」という声が上がっていたという。
すでに両地区の了承は得られており、小坂樫男市長の決裁を経て正式に統合が決まる。
統合した場合、三義分団の名称は長藤分団第4部となる。 -
「ポコリットみなみみのわ」がボラ演奏
南箕輪村のハーモニカクラブ「ポコリットみなみみのわ」が12日、伊那市内のデイサービスセンター春富ふくじゅ園を訪れ、ボランティア演奏をした。
このクラブは会員12人で、演奏会に出演したり、福祉施設でボランティア演奏などをしている。
今回は会員8人が訪れ、「富士山」や「靴が鳴る」など13曲を披露した。
施設のお年寄りはハーモニカの音色に耳を傾け、歌詞を口ずさんだりして楽しんでいた。 -
公用バスを観光PRに
伊那市の公用バスを観光のPRに役立てようと市は12日、バス2台の後方部分に景観写真を貼り付けた。
貼り付ける写真は、伊那市の春をモチーフとした「菜の花と南アルプス」「美篶青島の霞堤の桜と中央アルプス」の2種類。
また、観光のキャッチフレーズ「パノラマ伊那市」の文字が刻まれている。
公用バスは、県内外へ出かけることが多く、不特定多数の人の目に触れることから観光のPRに役立てる。 -
出会いサポート 体験談募集
結婚を考える男女をサポートするいなし出会いサポートセンターは、結婚のすばらしさや、家庭を持つ喜びを独身者に知ってもらいたいと、結婚体験談の募集を始めた。
いなし出会いサポートセンターでは今回初めて、「幸せなあなたからのメッセージ」と題して、結婚体験談を募集することにした。
既婚者の体験談を聞くことで、独身者が結婚に憧れを抱き、勇気を持って新たな一歩を踏み出してもらうことをねらう。
募集しているのは、出会いのきっかけや家族が増えた喜び、独身者へのアドバイスなど800字程度。郵送、ファックス、Eメールで受け付ける。
最優秀者には、高遠さくらホテルのディナー招待券、優秀者には伊那市の日帰り温泉入浴施設の共通券を贈る。
賞品には、幸せな夫婦に2人で素敵な時間を過ごして欲しいとの願いを込めているという。
募集締め切りは3月13日。 -
高遠だるま市
約400年の歴史を持つ伊那市高遠町のだるま市が11日、鉾持神社参道などで開かれ、縁起物のだるまを買い求める人たちで賑わった。
だるま市は、作物の豊作などを願う鉾持神社の祈年祭に合わせ、毎年行っている。
この日は朝から、鉾地神社参道や高遠町商店街に約70の露店が軒を連ね、大小さまざまなだるまが並んだ。
訪れた人たちは、露天商と値段交渉しながら好みのだるまを買い求めていた。
また、高遠町の商店主らでつくる本町実業団が、だるま市の新たな名物になれば竏窒ニ今年初めて販売した「高遠桜だるま」は、販売開始から約30分で売切れるほどの人気だった。
だるまを購入したある男性は、「一年中元気に暮らせるのも、だるまさんのお陰。ありがたい」と話していた。