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保科正之ドラマ化署名30万人突破
高遠ゆかりの保科正之のNHK大河ドラマ化実現を目指して行なわれている署名が5日、30万人を突破した。
5日昼過ぎに駒ヶ根市の堀尾寛子さんが伊那市役所で署名をして30万人目となった。
30万人突破を記念して市役所では、記念のセレモニーが行なわれた。
29万9999人目は長谷の伊藤美恵子さん、30万1人目は西町の小林幸江さんだった。
3人には、大河ドラマをつくる会会長の小坂樫男伊那市長から保科正之についての本や、みはらしいちご園の入園権が贈られた。
保科正之大河ドラマ化に向けた署名活動は、旧高遠町時代の平成16年10月から100万人を目指してスタートし、4年2ヶ月で30万人を突破した。
これまでに全国組織が結成されるなど活動も広がりを見せている。大河ドラマをつくる会では、年明け早々にもNHKを訪れ、30万人突破を報告するとともに再度ドラマ化を要請したい竏窒ニしている。 -
感染症等防止研修会
高齢者などが利用する社会福祉施設での感染症などの防止方法を学ぶ研修会が5日、伊那市役所で開かれた。上伊那の社会福祉施設の職員など100人ほどが参加した。
これは、インフルエンザや食中毒などが流行る時期になり、抵抗力の弱い高齢者などがいる施設で蔓延しないようにと、上伊那地方事務所などが開いた。
冬場に多く発生している「ノロウィルス」は、昔はカキなどの2枚貝が感染の主な原因だったが、去年の状況などを見ると、調理や嘔吐物の処理をした人を介しての感染が多いという。
そのため、感染を防ぐには日頃からこまめに手を洗うことが重要だ竏窒ニ説明していた。
また、発生が心配されている新型インフルエンザについては、県が試算した患者数などの数字が示された。
それによると、もし新型インフルエンザが発生した場合、上伊那では医療機関を受診する患者は2万6千人ほどとされ、そのうち200人ほどが死に至る可能性があるとされている。
新型インフルエンザについては詳しく分かっていないが、予防方法については消毒やマスクなど普通のインフルエンザと同じ対応が有効ではないか竏窒ニされている。
説明した職員は、「新型インフルエンザは同時多発的に起こるだろう。外部からの応援が来ないものとして、各施設で対応策を話し合って欲しい」と呼びかけていた。 -
信州ボタニカルアート同好会展示
植物の花や葉などを緻密に描くボタニカルアートの作品展が、伊那市の伊那図書館で開かれている。
会場には、会員14人の作品40点ほどが並んでいる。
ボタニカルアートは、植物を題材に、正確に形や美しさを表現するもので、図鑑に使われるような絵。
辰野町の豊南短大の公開講座がきっかけで集まった信州ボタニカルアート同好会上伊那支部が作品展を開いた。
会員は、家事や仕事の合間に作品を作っていて、植物の質感など見たままを表現することを日々勉強している。
色づけは、水彩絵の具の中でも透明感があるものを使っていて、塗り重ねて下の色を透かせることで、色の深みを出している。
ある会員は、「絵を描いてみると、普段見ているようで、きちんと植物を見ていなかったと気付いた。新たな発見もあり楽しいです」と話していた。
この作品展は7日(日)まで。 -
いなし出会いサポートセンター利用好調
11月4日から業務を開始した「いなし出会いサポートセンター」。この1カ月で新規利用者が88人、相談件数は延べ108件と順調な滑り出しをみせている。
親しみやすい口調で電話応対しているのは、伊那市社会福祉課の職員で、出会いサポートセンターの八幡善弘さん。
市町村が主体となって結婚推進事業を展開するのは県内では2例目。
伊那市は、進行する少子化に歯止めをかけようと結婚推進事業を重要な施策に位置づけた。
今年11月、いなっせ5階に結婚相談の総合窓口となるいなし出会いサポートセンターを開設。市内在住者や伊那市に勤務する20歳以上の独身者を対象に、結婚相談や出会いのきっかけづくりなどの縁結びを支援している。
事業開始から1カ月、新規利用者数は88人、相談件数は男性72件、女性36件の合わせて108件にのぼった。
1カ月を過ぎ、課題も浮き彫りになってきた。
市が主体となっているため、広域的な対応が難しく、相談があっても断る場合が数多くあるという。
こうした市町村や関係する団体の要望にこたえていこうと、県も動き出している。
5日は、伊那合同庁舎で上伊那を単位とした出会いイベントのプロジェクト会議が行われた。
県職員や伊那商工会議所、辰野町の社会福祉協議会職員が出席し、来年1月から2月にかけて行なわれるイベントの打ち合わせをした。
6日に伊那商工会議所青年部が主催する出会いイベント「ウィンターパーティー」は、男性・女性とも募集を上回る状況だという。
しかし限られたエリアの中で結婚相手を探すのは限界があり、行政の枠を超えた連携体制の整備やそれぞれの機関の役割分担の明確化、また全県的なサポート体制の構築がこれから求められそうだ。 -
伊那ケーブルテレビ12月1ch座談会は「産学官連携による人材育成」テーマに
伊那ケーブルテレビの自主放送番組1ch座談会の12月放映号は「産学官連携での人材育成」をテーマに収録した。ハローワーク伊那(伊那公共職業安定所)の野口博文所長、箕輪進修高校の荒井和人校長、伊那市教育委員会の北原明教育長がゲスト。地域産業経済誌ゴーシュの毛賀沢明宏編集長が司会を務め、厳しい経済雇用情勢の中で働く意義、素晴らしさをどう次代につなげていくか現状の取り組みを交えて意見を交わした。6日午後2時を皮切りに、12月の毎週土、日に放送する。
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伊那市保健委員会連合会が寄付
伊那市保健委員会連合会は4日、11万6千2百円を伊那市に寄付した。連合会の役員有志5人が市役所を訪れ、小坂樫男市長に寄付金を手渡した。
保健委員会では、今年10月に開かれた「い縲怩ネちゃん広場」のフリーマーケットに参加していて、雑貨や古着などを販売した。
今回はその売上を伊那市に寄付した。
清水嘉子会長は、「みんなの協力があってこれだけの金額になった。有効に使ってほしい」と話していた。 -
「定額給付金」説明会
政府の追加経済対策「定額給付金」について県は4日、市町村の担当者を対象に説明会を開いた。
3日県庁で開かれた説明会に引き続き、4日は伊那市役所で説明会があり、35市町村から関係部署の職員80人ほどが参加した。
説明会では、県の市町村課から事務的な手続きについての概要が示された。
今回の概要はたたき台で、詳細が詰まっていない段階でもあり、説明会は市町村の意見を参考にする目的もある。
説明会後の質疑応答では、「交付対象者が亡くなった場合はどのようにしたらよいのか」「準備をすすめて、もしも定額給付金が支払われないことになったら、準備にかかった費用は国が負担してくれるのか」といった意見や質問が出されていた。
伊那市の職員は、「現金での支給ではなく、平成10年度の地域振興券のような商品券での交付はできないか」と質問した。
これに対し県は、「国は商品券の交付は想定しておらず、あくまでも現金での支給をお願いしたいとしている」とした。
伊那市の小坂樫男市長が、現金での支給より商品券のほうが地域振興には役立つとの考えを示していることや、市長会でも同様の意見が多かったとして、伊那市の職員は、「現金以外の交付も考えていただきたい」と要望していた。
説明会の後、伊那市の職員は、「今回の事務手続きは莫大で、市町村としてとまどいはある。粛々と進めなければならないが、市としての考えは要望していきたい」と話していた。 -
農業生産資材価格高騰対策
JA上伊那が総額2億8千万円の農家支援農業肥料や家畜飼料などが値上がりする中、JA上伊那は、総額で2億8千万円の農家支援を行っていく方針を示した。4日開いた記者会見で、宮下勝義代表理事組合長が明らかにした。
穀物価格の高騰や原油の値上がりの影響で、農家経営は今、過去にない厳しさとなっている。
こうした事態を受け、JA上伊那では、年度当初から支援策を行っているが、これから冬場となり、燃料費の増加などさらに負担が増えることから、さらに支援を充実させ農家を支援していくため、今回の対策を打ち出した。
具体的には、今年の7月から大幅に値上がりしている肥料や、段ボールなどの資材購入費の値引きなどをこれから新たに実施していく。
家畜飼料の購入に関しては、これまでも費用の一部補てんを行ってきたが、補てん額をさらに引き上げ、対応する。
重油や灯油などといった農業用燃料の購入についても購入費の一部を補助する。
今回の対策は来年2月まで行う予定で、これに充てる財源は、経営コストの節減やJAグループ全農の支援、JA上伊那独自の積立金の取り崩しなどで対応するという。 -
ごみ処理施設北新区地元懇談会
新しいごみ処理施設の建設候補地となった伊那市富県北新区で3日夜、地元住民と伊那市、上伊那広域連合の3者が懇談した。
懇談で小坂市長は改めて、今年度中に環境アセスメントに入りたい竏窒ニ話した。
懇談会には、およそ40人の地元住民が参加した。
施設の建設が周辺の環境にどのような影響があるのか調べる環境アセスメントについては、住民から「アセスが行なわれれば、そのまま施設建設が進むのではないか」との質問が出された。
これに対し広域連合は、「まず、アセスをすることに合意いただき、アセスは行う。その結果を区民のみなさんに了承してもらったうえで、建設に移るようにしたい」と話した。
また小坂市長に対して、「環境アセスメントに入る時期はいつを考えているのか」、「仮に建設用地が1区のみになった場合でも、桜井区、北新区、両方の合意を得るのか」という質問が出された。
これに対し小坂市長は、「現在の焼却施設が老朽化していることを考えても、できるだけ早く新しい施設が必要。しかし、今後の予定ではアセスに2年、施設の建設に5年と長い年月がかかる。アセスはできれば年度内にお願いしたい」と話した。
また地元合意については、「どこへ配置するかは今後の問題。現状では、候補地となっている桜井区、北新区、両方の合意をいただくことで進めている」と話した。
北新区では今後も行政側と懇談を重ね、北新区としての考えをまとめていきたい竏窒ニしている。 -
かまどで蒸した米でもちつき
伊那市の竜南保育園の園児は3日、かまどを使って米を蒸す昔ながらの方法で餅つきをした。
竜南保育園では、子供達に昔ながらの方法で米を蒸し餅つきを楽しんでもらおうと、保護者の協力を得て去年からかまどを使っている。
蒸し上がりが近づき、かまどから沢山の湯気が出ると園児達は「煙がもくもく出ている」「お米の匂いがする」などと話していた。
米が蒸し上がると、みんなで餅つきをした。
かまどは良く火が通るので、なめらかな餅ができるという。
間山静園長は「伝統も経験することが大事。大きくなった時に、楽しかった思い出として思い出してもらいたい」と話していた。
出来上がった餅は、あんこやきなこをまぶし、お昼の時間に味わった。 -
高遠高校で韓国料理の調理実習
伊那市の高遠高校の生徒が3日、韓国人の講師を招いて韓国料理に挑戦した。
調理実習をしたのは福祉コースの3年生22人。
宮田村在住の白定燕(ペク・チョンヨン)さんを講師に迎え、韓国で一般的な家庭料理、ビビンバとチヂミを作った。
介護職を志す生徒も多い福祉コースでは、食事作りや栄養管理などについて学ぶ授業もカリキュラムに取り入れている。
この日の調理実習はこの一環。
最近日本でも韓国の料理が一般的に食べられるようになってきていることから、調理方法を学び、介護の現場でこうした料理を取り入れてもらおう竏窒ニ、この実習を企画した。
生徒たちは白さんの指導を受けながら、ニラやニンニク、モヤシなど、さまざまな野菜を調理し、韓国料理を完成させていた。
白さんは、「韓国は近くて遠い国。調理を通じて、韓国を身近に感じてもらえれば」と話していた。 -
高遠中学校のキャリアスタートウィーク
08年度の実施報告伊那市高遠町の高遠中学校では、地域ぐるみで子ども達の仕事への意識を育てるキャリアスタートウィークを実施している。
3日夜は、キャリアスタートウィーク実行委員会が高遠中で開かれ、学校職員やPTA、商工会職員などが参加して、今年度の実施報告などをした。
キャリアスタートウィークとは、文部科学省から指定を受けた中学校が、地域の事業所の協力を受け、5日以上という長期間の職場体験を行うもの。
高遠中では、長期間の実施は企業側の負担が大きくなるということで、6月と10月の2回に分けて行っている。
また、将来について親子で考え、働くことの意味や希望する職種への理解を深める機会としても活用されている。
実行委員会では、キャリアスタートウィーク実施後の生徒や保護者、事業所に対するアンケートの結果も公開された。
「体験が充実していたか」という生徒への質問では、ほぼ全員が「充実していた」と答えている。
保護者に対する「体験を通して子どもの成長を感じたか」という質問では、92%が「成長を感じた」と答えた。
また事業所に対する「来年以降協力するか」という質問では、100%近くの事業所が「協力したい」と答えている。
高遠中では今後、キャリアスタートウィークへの理解を深めてもらえるよう、地域の事業所などに呼びかけていくという。 -
伊那図書館のクリスマスツリー
「飾り提供して」伊那市立伊那図書館では、市民にクリスマスツリーの飾りの提供を求めている。
伊那図書館の1階ロビーには、高さ5.5メートルのクリスマスツリーが1日から設置されている。
ツリーはツガの木で、伊那市西町の河野義直さんが寄付した。
例年は2メートルほどのツリーを設置するということで、例年より2.5倍大きなツリーに、飾りが足りなくなった。
そこで伊那図書館では、飾りの提供を市民に呼びかけることにした。
家庭で必要なくなった飾りなど、どんなものでもよいという。
クリスマスツリーは12月28日まで設置されていて、図書館では設置期間中、飾りの提供を受け付けている。 -
長野県エースドッジボール大会上伊那地区予選
長野県エースドッジボール大会上伊那地区予選が29日、伊那市の勤労者福祉センター体育館などで開かれた。上伊那地区の小学生19チームが参加し、学年ごとに試合を行った。
エースドッジボールは岡谷市発祥のスポーツで、一般的なドッジボールのルールに加え、各チームのエースマンがアウトになった回数などで勝敗を決する。
試合の結果、伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、3年の部で箕輪中部小学校、5年の部で伊那北小学校、6年の部で箕輪東小学校の各チームが優勝している。
優勝チームは7日に岡谷市で開かれる県大会に出場する。 -
伊那中央病院での出産費用引き上げの見通し
伊那中央病院での出産時にかかる費用が、来年1月1日から引き上げられる見通しとなった。
伊那中央病院では、一回の分娩にかかる費用は、分娩料、入院費など含め平均で約34万円だったが、改定後は約41万5千円となる。
改定の主な理由は▽来年1月1日から産科医療補償制度が実施され1回の分娩につき3万円の掛け金が加算されること▽これまで一回の分娩につき約4万円出ていた赤字を解消すること▽県内の他の病院との均衡を図ること竏窒ニしている。
料金改定の内訳は▽分娩料12万円が14万円に、双子の場合は18万円が21万円に▽新生児管理保育料が日額4千円から8千円に▽妊婦検診料金3500円が6千円竏窒ニなっている。
分娩料を引き上げる条例改正案は12月24日の伊那中央行政組合議会に提案され、可決されれば、来年1月1日から実施されることになっている。 -
羽広菜の味噌漬け作業最盛期
伊那市西箕輪羽広で栽培された羽広菜の味噌漬け作業が最盛期を迎えている。
3日は伊那市西箕輪の、みはらしファーム漬物加工場で、羽広菜生産加工組合の組合員5人が味噌漬けの作業にあたっていた。
羽広菜は伊那市の羽広に伝わる伝統野菜で、今年9月に種をまいたものを収穫しカブの部分を味噌に漬け込む。
味噌のほか塩や砂糖、地元産の酒粕で漬け込み、数日間ねかせる。
今年は気候がよかったことなどから例年より出来がよいという。
味は辛味があり歯ざわりがやわらかいのが特徴。
羽広菜は去年、県から伝統野菜の継承と地域振興を目的とした伝統野菜に認定されている。
羽広菜生産加工組合では、「地域に伝わる伝統野菜を地域の外にも広めていきたい」と話している。
羽広菜のかぶ漬けは250グラム入り300円で、みはらしファームのとれたて市場や直売所などで販売されている。 -
アルパ奏者エレナ冨岡さんが本場の音楽祭で2位
伊那市西箕輪のアルパ奏者エレナ冨岡さんが、パラグアイで開かれた音楽祭で2位になった。
音楽祭は11月に南米パラグアイ共和国で開かれた。
アルパはパラグアイの民族楽器で、音楽祭には20人以上が出場した。
音楽祭は外国人を対象にしたものと、パラグアイ人を含めた部門の2つがあり、エレナさんはその両方で2位となった。
エレナさんは松本市に住んでいた十数年前にアルパに出会い、それ以降、国内をはじめパラグアイなど外国でも演奏会を開くようになった。
音楽祭には一生のうち一度しか出場できないという決まりがあるということで、エレナさんはアルパの本場でその腕前が認められたことを喜んでいる。
エレナさんは23日に伊那市のいなっせでコンサートを開く予定で、「多くの人にアルパの魅力に触れてもらいたい」と話している。 -
「障害者週間」
障害者福祉施設の手作り品販売3日から9日までの障害者週間に合わせ、伊那合同庁舎のロビーでは、障害者福祉施設の手作り品が販売されている。
庁舎2階のロビーには昼休みに合わせ共同作業所などのブースが設けられた。
この販売会は、共同作業所や授産施設の製品を多くの人に知ってもらい、障害者の社会参加を支援しようと、今年初めて上伊那地方事務所が開いた。
各ブースには、手作りのカレンダーや箸入れ、クッキーなどが並べられた。
また、今年初めて上伊那にある障害者施設が共同で年賀状の制作を行っていて、その注文も受け付けていた。年賀状は施設利用者がデザインしたもので、印刷代が一部50。12月24日まで各施設で販売する。
施設利用者の一カ月の工賃は、県の平均で1万500円。各施設では工賃アップのために新商品の開発などを行っているが、販路の拡大が大きな課題となっているという。
上伊那地方事務所では、「どのような物を作っているのか知ってもらい、多くの人に買ってもらうことで、障害者の自立につなげていきたい」と話していた。
この販売会は土日を除き9日まで開かれている。 -
イワナ発眼卵埋設放流
天竜川漁業協同組合は2日、伊那市の小沢川など天竜川の支流にイワナの発眼卵を埋設放流した。
イワナの卵は直径およそ4ミリ。天竜川漁協では、毎年11月の下旬にアマゴ、12月の初めにイワナの卵を川底に埋める埋設放流をしている。
これは渓流魚の増殖を目的に行われていて、今年は辰野町から中川までの天竜川の支流にイワナの卵15万粒が放された。
このうち、伊那市と南箕輪村の第3区支部では5人のメンバーが藤沢川や小沢川などの13ヶ所に2万4千粒を放した。
埋設放流は、川の流れがゆるやかな所に穴を掘って周りを石で囲み、その中に石を散らばせ、その影に卵を入れて砂利をかぶせる。
メンバー達は、湧水の場所を選び穴を掘って作業にあたっていた。
天竜川水系のイワナは河川工事や釣り人の増加などにより年々数も減ってきているという。
天竜川漁協共同組合によると、この日放流した卵は30日から40日くらいで孵化し、成魚になるには3、4年はかかるという。 -
緊急労働相談窓口を開設
長野県は、景気悪化に伴い雇用や賃金などについての緊急労働相談窓口を県内7ヶ所に設置し無料相談を始めた。
このうち伊那合同庁舎5階の南信労政事務所にも相談窓口が設けられている。
県によると、今年度4月から9月までに去年とほぼ同じ718件の相談があった。
金融危機の影響もあって10月と11月には前の年に比べ15%増の257件の相談があったという。
こうしたことから県では、労働事務所など7ヶ所に無料の相談窓口を設置した。
窓口は、平日の午前8時30分から午後5時15分まで。相談内容は、解雇や賃金に関すること。
県では休日も窓口の開設を検討している。 -
新ごみ施設に対し美篶地区が要望書提出
伊那市富県に建設候補地が決まった新しいごみ中間処理施設について、富県と隣り合っている美篶地区の区長会が2日、市に要望書を提出した。
美篶地区の区長や地元市議会議員など13人が市役所を訪れ、美篶地区区長会の春日純雄会長が、小坂樫男市長に要望書を手渡した。
要望では、美篶地区住民の不安の声に配慮して欲しい竏窒ニしていて▽美篶を環境影響調査の対象区域とし、住民に分かりやすく早期に説明すること▽住民が先進的なごみ処理施設の視察ができるような措置をとること竏窒フ2点を求めている。
小坂市長は、「環境影響調査は地域を限定していない。先進的施設についても、実際に見てもらえる機会を作りたい」と話した。
伊那市によると、環境影響調査は、実際に調査を行う専門家が方法などを決定後に、調査距離を決めるため、現時点ではどの範囲までが調査対象になるのか分からないという。
先進地の視察については、上伊那広域連合の事業として予算計上されており、希望する団体があれば視察の補助を受けることができるという。 -
かんてんぱぱ小学生の絵画コンクール審査
9日に審査結果発表ふるさとの自然をテーマにした、小学生の絵画コンクールの審査が2日、伊那市のかんてんぱぱホールで行われた。
この絵画コンクールは、伊那市の伊那食品工業株式会社が毎年行っているもので、今年は去年より263点多い958点が市内の小学校から集まった。
テーマは「美しいふるさとの自然」で、伊那食品工業の塚越寛会長や伊那市の北原明教育長など4人が審査した。
審査は、自然をよく見て素直な感動を描いているか竏窒|イントに行われた。
審査員は、「のびのび描けていておもしろい。作品を見るのがとても楽しい」と話していた。
審査結果は9日に発表され、来年1月に表彰式と応募の全作品の展示が行われる。 -
美篶小で開校記念式典
伊那市の美篶小学校で1日、毎年恒例の開校記念式典が行われ、学校には保護者や地域の人などが大勢訪れた。
同校では、開校した明治34(1902)年の翌年から、毎年12月1日に開校式典を行っている。
これは、地域の人に学校の様子や子供たちの活動について理解を深めてもらうと共に、子供たちに学校が地域の人達に支えられていることを感じてもらおうと毎年開いていて、今年で107年目。
この日は、保護者や地域の人など多くの人が学校を訪れ、校内を見学していた。
このうち体育館では、子供たちがクラスごとに総合学習で取り組んできた成果を発表した。
2年1組は、地域を流れる三峰川沿いの桜並木を訪れる人達のためにベンチを作り設置するなどの活動について、ベンチのデザインや置く場所の決定、伊那市長へ設置をお願いするまでの過程を発表した。
発表の最後に、ある児童は「話し合いを通して、自分の考えをはっきり言えるようになった」と話していた。 -
伊那市総合型地域スポーツクラブで発表会
伊那市総合型地域スポーツクラブの発表会が30日、市民体育館で開かれた。
この日は、総合型地域スポーツクラブの中で、器械体操やキッズビクスなどをしている子供たちが、保護者の前で日頃の成果を披露した。
そのうち、親子で活動しているグループ「ファミリーチア」は、音楽に合わせてチアリーディングを披露した。
また、基礎的な運動能力をつけるために行っている「柳沢運動プログラム」を実践してきた保育園児たちは、跳び箱やマット運動などを行い、その成果を披露した。
会場に訪れた保護者は子供たちの成長ぶりに笑顔を見せ、ビデオカメラなどでその姿を撮影していた。
去年まで伊那市内には4つの総合型地域スポーツクラブがあったが、今年から1つに統合している。 -
伊那市議会12月定例会開会
伊那市議会12月定例会が1日開会し、15議案が提出された。
一般会計補正予算案は、1億7千490万円を追加するもので、原油価格の高騰に伴う小中学校の燃料・光熱費の増額に2千850万円、美篶小学校グランドの借地となっている一部を買い取る費用に1700万円などとなっている。
伊那市議会12月定例会は、9日・10日・11日に一般質問、19日に委員長報告・採決を行い閉会する予定。 -
西春近南小5年が収穫祭
伊那市の西春近南小学校の5年生は29日、自分たちで収穫したもち米を使ってもちつきを行った。児童とその保護者など、およそ60人がもちつきを楽しんだ。
西春近南小では、毎年5年生が総合学習の一環で米を作っていて、栽培から収穫までを行っている。
今年はもち米およそ75キロ、うるち米およそ90キロを収穫した。
児童らは周りからの掛け声に合わせて、大きなきねを重そうに持ち上げていた。
ある児童は、「もちつきをしたことはあったが、自分たちで作ったもち米を使ってのもちつきは初めてなので嬉しかった」と話していた。
この後児童と保護者が、あんこやきなこ、ごまなどの味付けをして、つきたての餅を味わった。 -
世界エイズデー街頭啓発
エイズに対する関心と理解を高めてもらおうと30日、伊那市で街頭啓発活動が行われた。
伊那保健所職員3人が伊那市の大型店前で、啓発用のポケットティッシュを配った。
12月1日は「世界エイズデー」で、エイズ予防の啓発やエイズに対する偏見、差別のない社会づくりを進めるため、世界的に取り組みが行われている。
県によると、昭和59年からの累計で、県内のHIV感染者の届出数は248人となっている。そのうち日本人は98人。
また、エイズ患者の累計は155人で、うち日本人の数は100人となっている。 -
ごみ処理施設学習会
「ごみ焼却施設学習会」が30日、伊那市の富県ふるさと館で開かれ、環境アセスメントについて学んだ。
学習会は、新しいごみ処理施設の建設を前に、上伊那広域連合と伊那市が開いているもので、今回で3回目になる。
この日は、施設の建設が周辺の環境にどのような影響があるかを調べる「環境アセスメント」について学ぶため、東京農工大学の教授で全国の環境アセスメントに携わっている亀山章さんを講師に迎えた。
亀山さんは、環境アセスメントのほとんどが事業を行う事業者が実施していることに触れ「事業主体者が行っているからこそ、周りの信頼を得て行われなければならない」と話した。
また、アセスの結果、周辺に影響があるとされた場合「それを軽減する対策を考えることが重要」とし、「今は軽減対策がきちんと行われるようになってきた。どうしても影響がある場合、事業を変更することもありうる」と説明した。
学習会に参加した住民からは「環境アセスに住民が参加することができるのか」などの質問が出されていた。 -
住民基本台帳カードに「い~なちゃんカード」機能搭載
住民票などが発行できる住民基本台帳カードが1日から、加盟店で買い物をするとポイントがたまる「い縲怩ネちゃんカード」としても使えるようになった。
1日は、伊那市役所で関係者が出席して発行式を行った。
「い縲怩ネちゃんカード」は加盟店で買い物をするとポイントが貯まるもので、プリペード機能も備えられている。
今回、住基カードを「い縲怩ネちゃんカード」としても使えるようにすることで、カードの集約化や、「い縲怩ネちゃんカード」の発行費用がかからないなど、利便性が向上する。
11月末現在、伊那市の住基カード発行枚数は15,813枚、「い縲怩ネちゃんカード」は約5500枚となっている。
「い縲怩ネちゃんカード」を運営する伊那市コミュニティーカード協同組合の中村紘司理事長は、「公共機関でも使える市民カード的機能を備えることが、H8年の発行開始以来、目標のひとつ。カード利用者を増やすことで、地元商店の活性化につなげていきたい」と話していた。 -
優良従業員表彰式
伊那市商工会による優良従業員表彰式が24日、伊那市のマリエール伊那で行われた。
事業所に長年勤める優良従業員を表彰するもので、今年度は9企業の20人が表彰された。
表彰されたのは勤続30年以上が1人、10年以上が13人、5年以上が6人。式には15人が出席した。
伊那市商工会の森本光洋会長は、「長年勤務している優秀な人がいることで、事業が継続できます。不景気な時代でますます大変になりますが、なにより健康に留意して頑張ってほしい」とあいさつした。
受賞者を代表して、勤続33年で全国商工会連合会会長表彰を受けた有限会社丸美屋建設の北原あゆ子さんは、「今日を契機に、なお一層の努力をしてまいる所存です」と謝辞を述べた。