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高遠さくら祭り 入園者数過去最少
今年の伊那市の高遠城址公園さくら祭りの有料入園者数は、昭和58年以降最も少ない6万8,650人でした。
20日伊那市役所で開かれた定例記者会見で、白鳥孝市長が数字を発表しました。
今年の高遠城址公園の有料入園期間は開花後の3月29日から4月11日までの14日間で、有料入園者数は6万8,650人でした。
入園者数は、有料入園化した昭和58年以降最も少なくなっています。
なお過去2番目に少ないのは平成30年度の11万9,747人です。
市営駐車場を利用した大型・中型バスは88台で、前回の平成31年度の1,423台と比べ6%ほどにとどまりました。
それに伴い、団体客も前回の4%未満だったということです。
また、今回は開花が3月26日、散り終わりは4月11日と、開花・散り終わりとも昭和58年以降最も早くなりました。
このほかに、さくら祭りの低炭素社会への取り組みとして、出店者にプラスチック製の容器やスプーンなどの削減を呼び掛けたところ、14店舗のうち9店舗の協力が得られたということです。
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高遠町藤沢片倉の枝垂れ桜
伊那市高遠町の国道152号杖突街道沿には、タカトオコヒガンザクラや枝垂れ桜などが咲いています。
こちらは、高遠町藤沢片倉の北片倉バス亭近くにある枝垂れ桜です。
樹齢100年以上の古木で、現在見ごろとなっています。
高遠城址公園の桜を管理する桜守によりますと花は、今週いっぱい楽しめるということです
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高遠町松倉の桜が見ごろ
伊那市高遠町の高遠城址公園の桜は散り終わろうとしていますが、高遠町藤沢松倉のタカトオコヒガンザクラは、今見ごろとなっています。
国立信州高遠青少年自然の家に向かう途中にある松倉地区が管理するタカトオコヒガンザクラです。
地元の人によりますと桜は去年より10日ほど早く見ごろになったということです。
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高遠ポレポレの丘 春満開
伊那市高遠町にある自然公園ポレポレの丘では、春の花が咲きほこり現在、見ごろとなっています。
ポレポレの丘は16年前に遊休荒廃地を開墾して作られた自然公園で、2.5ヘクタールあります。
園内には、様々な草木が植えられていてその種類は100を超えます。
現在は、10万株を超えるスイセンと、黄色が鮮やかなレンギョウ、15種類あるという桜が見ごろを迎えています。
公園には、地元をはじめ、県外からも花見客が訪れていました。
開墾からポレポレの丘の整備を続けている赤羽 久人さんです。
ポレポレの丘では、年間を通して様々な花が楽しめます。
また、園内で食べられる植物を探して料理したり、流しソーメンを行うなどイベントを企画しています。
今月24日には、地元のミュージシャンが出演するコンサートも企画していて、屋外で密にならないので多くの人に来場してほしいと呼びかけていました。
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高遠城址公園ライトアップ
伊那市高遠町の高遠城址公園では、夜桜のライトアップが行われています。
高遠城址公園内にはLEDライトが設置され、夜桜を幻想的に照らしています。
問屋門付近では地面にプロジェクションマッピングで花びらなどの映像が投映されています。
ライトアップは11日(日)までで、時間は日没から午後10時までです。
高遠城址公園の桜は現在散り始めとなっています。
なお、長野朝日放送と伊那ケーブルテレビが連携し7日午後5時40分頃から「abnステーション」で高遠城址公園の様子を生中継します。
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遠照寺 開創1200年祭り
ぼたん寺としてしられる伊那市高遠町の遠照寺の開創1200年祭りが4日から始まりました。
伊那市高遠町山室にある遠照寺には、日蓮宗最古とされる釈迦堂があります。
平安時代に天台宗の開祖・最澄が群馬県に向かう際、伊那谷を通ったことがきっかけで、釈迦堂の前身となる薬師堂が弘仁11年、820年に建てられたとされていて、国の重要文化財にも指定されています。
この薬師堂の建立から数えて去年1200年を迎えました。
予定では去年、開創1200年祭りを計画していましたが新型コロナウイルスの影響で1年延期しての開催となりました。
釈迦堂前には高さ3mほどの祈願柱が建立されました。
初日の4日は、発願法要が行われ、檀家9人が参列しました。
祭りでは、伊那市長谷から富士見町まで続く法華道にある石仏の写真や親交のある静岡県富士市の富士連鶴会の作品などが本堂に並べられています。
また、檀家らが折った鶴5000羽で表現した作品の他、参道脇には1000羽の折鶴が飾られています。
遠照寺の開創1200年祭りは、新型コロナ感染防止対策をとって6月13日まで行われています。
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高遠保育園で入園式
伊那市内の公立保育園全園で入園式が2日一斉に行われました。
このうち伊那市高遠町の高遠保育園には新しく23人が入園しました。
新入園児たちは保護者に手を引かれ入場しました。
西川良美園長は「友達とたくさん遊んでたくさんご飯を食べて楽しく過ごしてください」と呼び掛けました。
式では新入園児が歌を歌いました。
また、密にならないよう年中年長園児が外で歓迎の歌を発表しました。
今年は感染防止対策をとった短時間の入園式となりました。
新入園児は2週間ほど半日保育で16日から通常保育になるということです。
箕輪町と南箕輪村の保育園の入園式は5日に一斉に行われることになっています。
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高遠中生徒考案メニュー 環屋で提供開始
伊那市高遠町西高遠の環屋では、高遠中学校の3年生が考案した商品の提供が、3日から始まりました。
こちらが、生徒が考案した「春のいぶき御膳」1人前1,200円です。
高遠そば打ち愛好会の高遠そばをメインに、高遠そばを使った「そばいなり」と、桜の塩漬けを使用した「桜のかきあげ」などがセットになっています。
デザートは、生徒と地元の和菓子店の協力でつくった「石工サブレ」と桜あんの高遠饅頭のどちらかを選べます。
生徒考案の商品の提供が3日から始まり、開発に携わった4人が実際に味わいました。
春のいぶき御膳は、4月中の土日限定となっています。 -
高遠バス停アートを缶バッジに
伊那市高遠町の「高遠第2第3保育園と地域の未来を考える会」は、去年完成したバス停アートのデザインを缶バッジにして観光客などに配布します。
3日は、考える会のメンバーらおよそ10人が参加し、バッジ作りを行いました。
考える会では、東京芸術大学の学生と協力し、国道152号沿いのバス停にアートを施す取り組みを進めてきました。
大学院2年の高井碧さんが22か所のバス停それぞれに異なるコンセプトでデザインをし、去年完成しました。
考える会では、バス停を活用した地域おこしに繋げていこうと、今回缶バッジ1,000個を作ることにしました。
伊藤岩雄会長は、「作製中のバス停マップと合わせて、地域の魅力を知ってもらう手段として利用していきたい」と話していました。
缶バッジは、高遠さくら祭りの会場や国道の沿線飲食店などに配布することにしています。 -
臨時警備派出所を開設
28日は公園開きに合わせて高遠城址公園内の高遠閣隣に臨時警備派出所が開設されました。
さくら祭り期間中に公園内の警備にあたるもので4人から10人の体制でパトロールを行うことにしています。
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高遠城址公園で公園開き
伊那市高遠町の高遠城址公園の公園開きが28日行われ2年ぶりとなるさくら祭りが始まりました。
去年は新型コロナの影響で開催できず今年は感染防止対策がとられています。
公園開きでは伊那市観光協会会長の白鳥孝市長と高遠町内の園児などが桜雲橋を渡り、開門を宣言しました。
今年のさくら祭りは新型コロナ感染防止対策として入園の際は検温を実施するほかマスクの着用を呼び掛けています。
飲食は指定の場所のみ可能で飲酒や食べ歩き、ござやシートの使用は禁止しています。
伊那市観光協会ではイベントとして「高遠の桜・春」をテーマにした句を募集していて専用のホームページから応募することができます。
さくら祭りは29日から入園が有料となり料金は大人500円、子ども250円となっています。 -
高遠城址公園 開花宣言
天下第一の桜として知られる伊那市高遠町の高遠城址公園の桜が26日、開花しました。
昭和58年に入園の有料化をしてから最も早い開花宣言となりました。
高遠城址公園南側の信州高遠美術館近くにあるタカトオコヒガンザクラの標本木です。
5~6輪咲いていることを確認し白鳥孝伊那市長が午前10時45分に開花を宣言しました。
ここ数日の暖かさで開花が進み例年より10日、去年より4日早く、昭和58年に入園の有料化をしてから、最も早い開花となりました。
今年の高遠城址公園さくら祭りは、新型コロナウイルス感染防止対策を徹底した上で2年ぶりの開催となります。
南側の桜はちらほら咲いていて、訪れた観光客が写真を撮るなどして楽しんでいました。
高遠城址公園にはおよそ1500本のタカトオコヒガンザクラがあり、県の天然記念物に指定されています。
園内の桜はまだ蕾で、伊那市では満開を5日頃と予想しています。
28日に公園開きが行われ、翌日の29日から入園が有料となります。
ライトアップは4月3日から11日まで、時間は午後6時半から午後10時までとなっています。
コロナ対策として来園者には園内でのマスクの着用を義務付け、入園口で検温・連絡先の記入などを行います。
園内での飲食については、決められたエリア以外での飲食やシートなどを用いての宴会も禁止となっています。
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高遠城址公園 開花目前
24日の伊那地域の最高気温は19.9度と4月下旬並みとなりました。
ここ数日の陽気で、高遠城址公園の桜はつぼみが膨らみ、開花目前となっています。
24日の高遠城址公園です。
南側ゲート近くにある開花の基準となる標本木のつぼみは赤く膨らみ、今にも花が開きそうな状況です。
伊那市によりますと、標本木の桜が5~6輪咲くと、開花宣言が出されるという事です。
きょうの伊那地域の最高気温は、午後2時に19・9度を記録し、4月下旬並みの陽気となりました。
さくら祭りに向け準備も進んでいます。
高遠閣近くでは、桜守の西村一樹さんが、花芽の確認をしていました。
民間気象情報会社のウェザーニューズは、第7回桜の開花予想をきょう発表しました。
高遠城址公園の開花は前回の30日から25日となっていて、満開は前回の4月6日から1日に早まっています。
伊那ケーブルテレビでは高遠城址公園の桜の開花の様子をハイビジョン映像で122チャンネルで放送します。
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高遠町の西村さん宅でアズマイチゲの花咲く
伊那市高遠町上山田の西村周市さん宅の庭にキンポウゲ科の多年草アズマイチゲが花を咲かせています。
西村さん宅の庭です。
アズマイチゲが白い花を咲かせていました。
西村さんが子供の頃から庭に群生していたということです。
22日は西村さんの妻の泰子さんと一緒に花を愛でていました。
今月いっぱい花を見ることができるということです。 -
歴博で和装をテーマに特別展
伊那市高遠町の高遠町歴史博物館で、第70回特別展「服飾文化を支えるシゴト」が開かれています。
初日の6日は、オープニング式典が開かれ、主催した伊那市教育委員会や歴史博物館の関係者などが参加しました。
特別展は、近代以降の和装をテーマにしていて、和服や着物、古布などに関心を持ってもらおうと企画されたものです。
この日は、歴史博物館の学芸員福澤浩之さんが出席者らに展示解説をしました。
会場には、着物や帯、敷物のほか、それらを作るための道具など128点が並んでいて、上伊那の小学校や呉服店、個人などが所蔵しているものを集めました。
歴史博物館では、「多くの人に訪れてもらい、着物に親しんでもらいたい」と話していました。
特別展「服飾文化を支えるシゴト」は6月20日(日)まで高遠町歴史博物館で開かれています。 -
高遠中学校で卒業生・新入生に贈る花のコサージュ作り
伊那市高遠町の高遠中学校は卒業生と新入生に贈る、水引を使った花のコサージュ作りを9日に行いました。
高遠中学校の2年生は卒業生49人に付けてもらう花のコサージュを作りました。
卒業する3年生に贈ろうと飯田地方の伝統工芸の水引を使い作ることにしたということです。
飯田市にある木下水引 株式会社に協力をしてもらい、作り方の動画を見ながら生徒たちが作りました。
また、1年生は来月の入学式に新入生に付けてもらう41人分のコサージュを作りました。
高遠中学校の卒業式は18日に、入学式は来月6日に行われます。
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原発事故で移住した農家に聞く
10年前、東日本大震災による原発事故の影響で伊那市高遠町に移住してきた農家、橘内孝太さんに話を聞きました。
橘内さんは「結局、福島原発はどうなっているのかという話だし。本当にこれからだんだん経済もひどい中で原発の処理というのがまだまだ続くし、すごいお金もかかるんだけど他人事じゃだめなんですよね。この国の人間がみんな考えないといけないことだからどうしていくのかってやっぱり一人一人考えて決めていかないとだめなんだろうなって。そこだけは変わらずに思いますね。」と話していました。
福島県伊達市出身の橘内孝太さんです。
農家に生まれ後を継ぎましたが東日本大震災の原発事故の影響で地元での農業を断念しました。
両親は福島に残し知人のつてで伊那市高遠町に移住し野菜づくりを始めて10年が経ちました。
これからについては「最初こっちに来た頃からやっぱり変わらずにここで基盤もできていて、ここでやっていくっていうのは変わらないんですけども、先送ってきてる福島のことをこれからは考えて、維持管理だったりとか方向とかを次の10年の間には決めていきたいなと思っています。」と話していました。
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メドデコ材寄進した板山 写真集完成
諏訪市小宮の御柱祭で使用するメドデコの材を寄進した伊那市高遠町板山地区は、一連の流れをまとめた写真集を作成しました。
今回完成した写真集には、斧入れから建御柱までの一連の流れをまとめました。
平成28年の諏訪市の御頭御社宮司社の御柱にメドデコ材として板山生産組合のナラを寄進しました。
メドデコは、御柱の前後にV字に付けられるものです。
その後、御柱祭に住民15人が招かれ里曳きに参加したほか、板山集落収穫祭に諏訪市から役員を招くなど交流してきました。
7日は、板山多目的集会施設に住民20人が集まり写真集の完成を祝いました。
板山では過去にない名誉なことして記録に残し後世に伝えようと、今回、160余りの写真や記事を36ページの冊子にまとめました。
写真集は60部作成し、板山の全戸33戸に配布したほか、諏訪の関係者や、出身者にも送るということです。
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信州高遠美術館で企画展
これからの桜のシーズンを前に、伊那市高遠町の信州高遠美術館では、伊那市や高遠町とゆかりのある作家たちの作品展「文化が結ぶ縁の物語」が、6日から始まりました。
会場には、30人の作家による絵画や彫刻など68点が並んでいます。
こちらは、歌手で画家の八代亜紀さんの作品、「高遠の春 伊那市」です。
残雪の中央アルプスをバックに、咲き誇る桜を描いた風景画です。
作品は、2018年に八代さんの個展を信州高遠美術館で開いた際に寄贈されたものです。
こちらは、東京藝術大学出身の作家、押元一敏さんの作品「forest」です。
押元さんが作品制作で高遠町に滞在していた時、朝に見た高遠の山々がテーマだということです。
高さ1メートル、幅2メートル30センチの大作となっています。
また、こちらは同じく東京藝術大学出身の小柳景義さんの作品「信濃太樹」です。
高遠町勝間の龍勝寺の近くにあった古い木がモチーフとなっています。
3つの作品は、収蔵後初出品となっています。
ほかに、幕末の江戸で生まれ、伊那市で育った画家、中村不折の作品なども並んでいます。
展示は、5月9日(日)まで、信州高遠美術館で開かれていて、入館料は500円です。 -
高遠中学校の文化祭紹介ビデオを児童がオンラインで視聴
伊那市高遠町の高遠小学校6年生の児童は高遠中学校の生徒が制作した文化祭の紹介ビデオを2月9日オンラインで視聴しました。高遠中学校3年2組は去年9月に開催された文化祭 聖桜祭のビデオを総合的な学習の時間に制作しました。
高遠中学校では毎年、高遠小学校と高遠北小学校の6年生を聖桜祭に招いていますが、去年は新型コロナの影響で見送りました。
6年生に聖桜祭を紹介しようと体育祭や学びの発表などの様子を文化祭の実行委員と教師が撮影した写真を使い3か月かけて制作しました。
高遠中学校では「中学生になるのを楽しみにしている児童もいる。ビデオという形でも聖桜祭を知ってほしい」と話していました。
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高遠町に観光案内所設置
26日開かれた伊那市議会全員協議会で高遠町に観光案内所を設置することが報告されました。
仲町駐車場東側にある旧JA高遠支所を購入し観光案内所とするものです。
土地と建物の購入金額は800万円で屋内の改修工事が行われます。
令和4年4月のオープンを目指していて商工業の振興を図るとしています。
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建替えの総合支所について市が方針
伊那市議会全員協議会が26日、市役所で開かれ建て替えが計画されている高遠町総合支所は高遠町文化センター敷地内に長谷総合支所は現地建替えとする方針が示されました。
高遠町総合支所は防災上のリスクが低いことや新たに用地を取得する必要がないことなどから高遠町文化センター敷地内とする方針です。
高遠町総合支所は1966年に建てられた旧高遠町役場を庁舎としていましたが老朽化などの課題がありました。
新しい庁舎は令和6年度の完成を目指すとしています。
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さくら祭り方針案示す
伊那市高遠町の高遠城址公園で行われるさくら祭りの対策打ち合わせ会議が開かれ、新型コロナ対策を徹底してさくら祭りを実施する方針案が24日、示されました。
24日は、高遠町総合福祉センターやますそで対策会議が開かれ伊那市や商工会など関係者50人が出席しました。
会議では、今年の高遠城址公園のさくら祭りの現時点での方針案が示されました。
方針案では、新型コロナの感染防止対策を徹底し実施するとしています。
去年は、新型コロナの影響でさくら祭りは中止となっています。
対策としてスタッフや来場者のマスク着用の徹底、入園口でサーモカメラによる検温、入園時に連絡先の聴取などを行うとしています。
園内でのござやシートを持ち込んでの飲食、食べ歩きは禁止としています。
ただし飲食できるエリアを設置する計画です。
公園内に飲食店を出店する場合は、原則持ち帰りが可能な容器での販売が条件となります。
伊那市では、3月上旬に最終的な判断を行うとしています。
高遠城址公園の公園開きは来月28日を予定しています。
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三義村誌 90年を経て復刻
伊那市高遠町の旧三義村についてまとめた書籍「三義村誌」が、90年ぶりに復刻されました。
20日は、復刻に取り組んできた住民有志でつくる「三義地域おこしの会」のメンバーが高遠町図書館を訪れ、村誌を市に寄贈しました。
「三義村誌」は、地域の歴史や文化、産業などについてまとめたもので、昭和5年に旧三義村役場が出版しました。
旧三義村は昭和31年に合併し、村誌を所蔵しているのは県内では高遠町図書館と県立図書館だけとなっていました。
気軽に閲覧できるようにすることで地域の活性化のつなげていこうと、三義地域おこしの会が今年度復刻に取り組んできたものです。
市内の業者に依頼し、原本を解体せずに複写できるAI技術を使って印刷したということです。
市の支援金を活用し、180冊印刷しました。
復刻版三義村誌は、高遠町図書館をはじめ、市内の公共施設で見ることができます。 -
「お膳岩」完成お披露目
伊那市の高遠町図書館のオリジナル紙芝居「お膳岩」の完成記念お披露目会が伊那図書館で21日開かれ、市内の小学校に紙芝居が贈呈されました。
お膳岩は高遠町勝間に伝わる昔話です。
結婚式などでお膳が必要なときに、岩の前で祈ると翌日に出てくるというもので、欲を出した村人が一つ返さずにいると、二度とお膳が出てこなくなってしまったというストーリーです。
高遠町図書館では高遠高校と協力して地域の昔話を紙芝居にする取り組みを行っていて、お膳岩は2作目となります。
紙芝居の文は高遠高校の大日方章教諭が、イラストは高遠図書館の市川みずきさんが担当しました。
お膳岩の紙芝居は伊那市内の15の小学校に贈られ、きょうは代表して5つの小学校に渡されました。
また19日から伊那図書館と高遠町図書館で一般への貸し出しも始まっています。
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高遠中生 観桜期に向け環屋とコラボ料理試作
伊那市高遠町の高遠中学校の2年生は、高遠城址公園の桜が見頃となる時期に向けて、地元の店や団体と協力して、新たなおもてなしを考案しています。
このうち、一般社団法人環屋とのコラボ料理をつくろうと取り組んでいるグループは、16日に試作品づくりをしました。
作ったのは、米の代わりにそばを包んだそばいなりと桜の塩漬け入りかき揚げです。
そばいなりは、高遠中の敷地で採れた梅を入れたものや、ねぎをトッピングしたものがあります。
かき揚げには、桜の塩漬けをトッピングして、春を感じさせる仕上がりにしました。
高遠中学校では、毎年観桜期に学校の駐車場を開放したり、さくら茶をふるまうなど、おもてなし活動を行っています。
今年は、各グループに分かれて地元の店や団体と協力して、新たなおもてなしを検討してきました。
この日試作に取り組んだグループは、地元の高遠そばを使ったオリジナルの料理や、桜をモチーフにした環屋とのコラボ商品を作って、訪れた人をもてなそうと考えたということです。
この日試作した料理は、観桜期に環屋のメニューとして提供する計画で、生徒らは配膳や接客を手伝うということです。 -
高遠高校生徒 南アルプスジオパークガイドに認定
ジオパークガイド養成講座を受講していた伊那市高遠町の高遠高校2年生16人が南アルプスジオパークガイドに認定されました。
4日伊那市役所で認定式が行われジオパーク協議会の清水俊一郎事務局長から認定証が渡されました。
ジオパークガイドは南アルプスジオパークでツアーの案内を務めます。
高遠高校では「地域の科学」の授業を選択した生徒16人が南アルプスの地形や地質のなどの7回の講座を受講しました。
模擬ガイドの発表も行われ生徒が実際のツアーを想定して説明していました。
高遠高校の生徒が講座を受講するのは8年目で今年度を含めて95人がジオパークガイドに
認定されています。
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第3回桜の開花予想 高遠城址公園4月1日
民間気象情報会社のウェザーニューズは、第3回目となる桜の開花予想を16日、発表しました。
伊那市高遠町の高遠城址公園は、4月1日となっています。
16日午前11時ごろの高遠城址公園です。
園内の桜のつぼみは、まだ固い状態です。
ウェザーニューズの予想によりますと、今年の高遠城址公園の桜の開花は4月1日で、去年の開花と比べ2日遅い予想となっています。
次回の開花予想は、3月3日に発表されることになっています。 -
鉾持神社の祈年祭
伊那市高遠町の鉾持神社の祈年祭が、11日に厳かに行われました。
祈年祭では、神社総代など関係者が集まり、祭式が執り行われました。
例年は、来賓を招きますが、今年は新型コロナの影響で、関係者のみで行いました。
また、密を避けるために、氏子の半分は、外で式に参列しました。
毎年、高遠のだるま市と同じ日に開催されていますが、今年はだるま市が中止となり、例年より人出は少なくなりました。
それでも、祈年祭には多くの人々が訪れ、五穀豊穣などを祈っていました。
総代会長の小松 照治さんは、「本来ならば盛大に行うお祭りだが、安全に無事行うことができて良かった」と話していました。
だるま市は中止となりましたが、参道には数店が出店し、訪れた人がだるまを買い求めていました。
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地域に笑顔を 園児が人形飾り
伊那市高遠町の高遠保育園と高遠第2・第3保育園の園児は、地域の人たちに喜んでもらおうとだるま市恒例の人形飾りを霜町商店街駐車場に10日飾り付けました。
10日は高遠保育園と高遠第2・第3保育園の園児が飾り付けを行い、記念写真を撮っていました。
毎年2月11日に行われている高遠だるま市は新型コロナの影響で中止となりました。
高遠と高遠第2・第3保育園では地域の人たちに喜んでもらおうと、商工会の協力もあり人形飾りを展示する事にしました。
高遠保育園は、年長がだるまのちぎり絵、年中が牛乳パックで作った牛の置物、年少が吊るし飾りを作りました。
1月から準備を進めてきたという事です。
高遠第2・第3保育園は保育園で世話をしていた羊の人形を段ボールと毛糸で作りました。
他に、園児一人ひとりの夢も飾られています。
園児が作った人形飾りは11日まで展示される予定です。