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池上秀畝生誕150年記念展「秀畝の画業」
伊那市高遠町で生まれ花鳥画や山水画を得意とした日本画家・池上秀畝の生誕150年記念展「秀畝の画業」が伊那市高遠町の高遠歴史博物館で開かれています。
記念展には秀畝を代表する花鳥画や高遠町を描いた屏風絵、若い頃に描いた仏画など70点が展示されています。
池上秀畝は明治7年高遠町に生まれ、昭和19年に70歳で亡くなった日本画家です。
文展で3年連続特選を受賞、帝展では審査員を務めるなど日本画壇の新たな時代を築いた一人とされています。
こちらは秀畝が作品を製作するために書き貯めたスケッチです。
風景や植物などが描かれ、年を重ねるにつれて構図へのこだりも変化した様子がわかります。
また、太平記の一場面を描いた「楠公訣別」は下図と共に展示されています。
生誕150年展は、秀畝の功績を多くの人に知ってもらおうと、伊那市や長野市、東京都のあわせて6つの文化施設で展覧会が予定されていて、トップを切って地元の高遠町で始まりました。
また高遠町歴史博物館、信州高遠美術館、伊那市創造館、伊那文化会館の市内の4館では期間中、秀畝の作品を印刷したカードを無料配布します。
池上秀畝生誕150年記念展「秀畝の画業」は6月16日まで、高遠町歴史博物館で開かれています。
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高遠城址公園さくら祭り 入園料値上げ
高遠城址公園さくら祭り対策打ち合わせ会議が、伊那市高遠町の総合福祉センターやますそで26日に開かれました。
今シーズンは、入園料を大人100円、子ども50円値上げします。
26日は、打ち合わせ会議が開かれ、関係者およそ50人が出席しました。
今シーズンは、3月23日土曜日に公園開きを行います。
運営経費や桜の維持管理費にあてるため、入園料を大人500円から600円に、子ども250円から300円に値上げします。
料金の改定は、2002年以来です。
なお、伊那市民は、引き続き無料となります。
昨シーズンは、3月25日開花、4月1日満開と記録が残る中でともに過去最速となりました。
有料入園期間は3月26日からの15日間で、有料入園者数は10万5,661人となっています。 -
第3回桜開花予想 高遠城址公園3月28日
民間気象情報会社のウェザーニューズは第3回桜開花予想を15日に発表しました。
伊那市高遠町の高遠城址公園は3月28日で前回の発表より2日早くなっています。
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高遠町平和の文化祭
文化活動を通して平和について考えるイベント「平和の文化祭」が25日まで高遠町総合福祉センターやますそで開かれています。
会場には高遠町の住民有志が制作した絵や書など150点が展示されています。
このイベントは、文化活動を通して平和の尊さを改めて感じてもらおうと、高遠町9条の会や上伊那医療生協などでつくる実行委員会が企画しました。
展示の中には、父親が青少年義勇軍として満州に渡ってから、シベリア抑留を経て帰国するまでの写真や資料をまとめたものもあります。
平和の文化祭は25日まででアニメの上映や健康チェック、うたごえ喫茶などが予定されています。
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高遠町でだるま市賑わう
江戸時代から伝わる伝統のだるま市が伊那市高遠町の鉾持神社参道で11日に開かれ、だるまを買い求める人で賑わいました。
天候に恵まれたきょう、鉾持神社参道は福だるまを求める多くの人で賑わいました。
高遠のだるま市は、江戸時代から続いていて400年以上の歴史があると言われています。
訪れた人たちは、値段交渉をして気に入っただるまを買い求めていました。
物価高騰などの影響でだるまは例年より500円から700円ほど値上がりしているということです。
大きいものを購入した人には、景気づけの手締めが行われていました。
だるま市に合わせて商店街では様々なイベントが行われていました。
商店主らでつくる本町実業団は、タカトオコヒガンザクラをあしらった高遠桜だるまを販売しました。
探究の授業で地域活性化に取り組む伊那西高校の2年1組の生徒は、やきいもの販売を行い大盛況でした。
また、巨大だるま落としのイベントも行われ、子どもたちがチャレンジしていました。
商店街には名物の人形飾りもお目見えしました。
このうち春日医院では、辰年にちなんでアニメに出てくる白い竜を製作しました。
竜は全長7mで職員が去年11月から製作してきたということです。
春日医院では他に、手作りの小物を販売するバザーも行いました。
11日は、県内外から多くの人が訪れ、鉾持神社参道を中心に高遠町の商店街は終日賑わいを見せていました。
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伊藤さん 40年前に高遠石工を取り上げたオペレッタの音源寄贈
伊那市高遠町長藤の伊藤直人さんは、およそ40年前に地元の高遠北小学校の児童が公演した高遠石工守屋貞治に関するオペレッタの音源などを5日に、高遠北小学校に寄贈しました。
5日は、伊藤さんが高遠北小学校を訪れ、オペレッタの音源をコピーしたCD2枚と集合写真を寄贈しました。
こちらが寄贈された音源データです。
オペレッタは、およそ40年前に守屋貞治について学んでいた伊藤さんの長女あけみさんのクラスが、5・6年生の時に全校や保護者、地域住民に向けて披露したものです。
当時の担任が脚本をつくり上演したということです。
伊藤さんは、自宅で公演時の集合写真を見つけ、笠原千俊教育長に相談し寄贈することにしました。
中山貴史校長は、「貴重な物をいただいた。地域教材として活用していきたい」と話していました。 -
棚田パートナーシップ協定 3者が締結
伊那市高遠町の株式会社仙醸、高遠旨い酒研究会、農事組合法人山室は、棚田の保全を進める「棚田パートナーシップ協定」を8日に締結しました。
この日は、伊那市の伊那合同庁舎で締結式が行われました。
伊那市高遠町山室の棚田で酒米を作る農事組合法人山室の大塚治男さん、その酒米で地酒「やまむろ」を醸造する株式会社仙醸の黒河内貴社長、それを販売する、町内4つの酒店が加盟している高遠旨い酒研究会の北原義克会長が協定書を取り交わしました。
棚田パートナーシップ協定の制度は、棚田の保全に取り組む生産者や団体と企業などを結び付け、継続的な保全活動を支援しようと長野県が設立したものです。
上伊那では初の締結となりました。
山室の棚田は、農林水産省が全国の優良な棚田を認定する「つなぐ棚田遺産」に認定されています。
農事組合法人山室では、山室地域にあるおよそ9割の棚田で酒米や食用の米を生産しています。
今後は、パンフレットなどで情報発信をし、棚田への関心を高めてもらい原風景を守る取り組みを行うとしています。
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アートスクール作品展 25日まで
伊那市高遠町の信州高遠美術館が主催するアートスクールの受講生の作品展が7日から信州高遠美術館ではじまりました。
信州高遠美術館は今年度、絵画や陶芸、染色など7つの講座を開催しおよそ80人が受講しました。
作品展には、それぞれの講座で制作した、アクリル画や書道、陶芸などの作品18点が並んでいます。
この作品展は、25日・日曜日まで開かれていて、期間中の入館料は無料です。
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だるま市に向け人形飾り製作
11日に伊那市高遠町の鉾持神社参道で開かれる伝統の「だるま市」を盛り上げようと、伊那市の地域おこし協力隊の吉澤祐佳さんが「人形飾り」の製作を行っています。
人形飾りを作っているのは、高遠町的場にある伊那市の倉庫です。
7日は吉澤さんや市の職員2人が作業を行いました。
作っているのは、マンガのキャラクターをモチーフにした4体です。
大きさは縦横50センチで、発泡スチロールから型を切り出し、ヤスリで形を整え、ペンキで色を付けていました。
また、遊ぶ事ができる高さ1メートル80センチのだるま落としも作りました。
チャレンジして成功するとお菓子がもらえるという事です。
吉澤さんが発案した人形飾りは、仲町駐車場西側の旧ほていやに展示されます。
この他に保育園や企業6団体が仲町駐車場などに人形飾りを設置する予定です。
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寒晒蕎麦 乾燥作業
4日の立春に合わせ、伊那市の高遠そば組合はおよそ1か月間、川の冷水に浸したそばの実を引き上げ、乾燥作業を行いました。
5日は、高遠そば組合のメンバー4人が川から引き上げたそばの実を広げ、乾燥させていました。
そばの実は、1月5日から伊那市長谷の粟沢川に浸していました。
5日からおよそ1か月乾かしていきます。
寒風にさらして乾かすことで、食感がよくなり、甘みが増すということです。
山根健司組合長は「手間はかかるが、おいしさに繋がりお客さんに喜んでもらえると思う」と話していました。
寒晒蕎麦は、7月13日から高遠町の7店舗と東京都の1店舗で提供が予定されています。
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高遠町引持「ことはじめの念仏」
伊那市高遠町上山田の引持でも、「ことはじめの念仏」とよばれる行事が行われました。
長さ17メートルの数珠を「南無阿弥陀仏」と唱えながら、反時計回りに3回まわします。
こちらの数珠にも大玉があり、大玉が自分の前に回ってくると、押し頂いて願い事をします。
こちらの鉦には、安永2年、(1773年)と書かれていて、その当時から行われていたと推察できるということです。
引持のことはじめの念仏では、般若心経を唱え、「不動明王」「釈迦如来」など13仏の名前を3回唱えました。
引持のことはじめの念仏は、2月8日の事始めに合わせて行われていて、それに近い日曜日に行われています。
今回は新型コロナの影響で4年ぶりになりました。
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高遠中吹奏楽部の打楽器四重奏が東海大会出場
伊那市高遠町の高遠中学校吹奏楽部の打楽器四重奏は、長野県アンサンブルコンテスト県大会で金賞を受賞し、10日に愛知県で開かれる東海アンサンブルコンテストに出場します。
4日は高遠中学校で保護者や地域住民を招いた激励会が開かれ、東海アンサンブルコンテストへの出場を決めた、打楽器四重奏の「深淵の碑」が演奏されました。
ゆったりとしたリズムから徐々に早くなる、荒々しさの中にも優しさがある海を舞台にした曲だということです。
1月、松本市で開かれた長野県アンサンブルコンテスト県大会で金賞を受賞し、10日に愛知県幸田町で開かれる東海大会に出場します。
4日の激励会では、打楽器四重奏の部員以外の演奏も行われました。
高遠中学校吹奏楽部が県大会で金賞を受賞するのは今回が初めてだということです。
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高遠町図書館 手づくり辰だるま配布
伊那市高遠町の高遠町図書館は、キッチンペーパーの芯を使った手作りのだるまを1日から無料でプレゼントしています。
こちらが、手作りの辰だるまです。
館内の消毒で使うキッチンペーパーの芯を使って作られています。
職員4人で、2か月前から準備をしてきたということで、合格や福、寿の文字が書かれています。
高遠町図書館では、11日のだるま市に合わせて手作りのだるまを作っていて、今年で3年目となります。
辰だるまは、無料で誰でももらうことができます。
先着50人で、無くなり次第終了となります。
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第2回桜開花予想 高遠城址公園3月30日
民間気象情報会社のウェザーニューズは、第2回の桜の開花予想を1日に発表しました。
伊那市高遠町の高遠城址公園は3月30日で、前回の発表よりも2日早くなっています。
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不折に続け!子供達の書初め書道展 審査会
「伊那谷で育った中村不折に続け!子供達の書初め書道展」の審査会が28日伊那市の伊那文化会館で開かれました。
書初め書道展には上伊那の小学校25校の6年生から117点の応募がありました。
これまで5・6年生から募集していましたが、今回は6年生にしぼって行われました。
上伊那書道協会の役員4人が審査を行い、字のバランスや形、名前の位置や大きさなどを見ていました。
審査の結果、最高賞の中村不折賞には高遠北小学校の秋山優紀さんの作品が選ばれました。
応募された作品は2月17日土曜日から25日日曜日まで伊那文化会館で展示され、初日には表彰式が行われます。
伊那文化会館では「子どもたちの書いた個性あふれる作品を見て、元気を貰い楽しんで欲しい」と話していました。 -
池上秀畝生誕150年記念展をPR
伊那市高遠町出身の日本画家池上秀畝は今年生誕150年を迎えます。
県内の美術館・博物館などで企画されている生誕150年記念展のPRイベントが、7日に東京都の銀座NAGANOで開かれました。
イベントでは、長野県立美術館の他、伊那市内の美術館・博物館の学芸員らが話をしました。
池上秀畝は、1874年高遠町生まれの日本画家で、今年生誕150年となります。
生誕150年の記念展は、それぞれ異なる内容で、高遠町歴史博物館で2月23日から、信州高遠美術館で3月2日から、伊那市創造館で3月16日から、伊那文化会館で3月30日から、長野県立美術館では5月25日からそれぞれ開かれます。
県立美術館学芸員の松浦千栄子さんは「それぞれの美術館・博物館の視点で秀畝の魅力を掘り下げているのでぜひ足を運んでほしい」と来場を呼び掛けていました。
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本町実業団 高遠桜だるま販売
2月11日に伊那市高遠町で行われる高遠だるま市に合わせ、商店主らでつくる本町実業団は「高遠桜だるま」を販売します。
本町実業団は、タカトオコヒガンザクラをあしらった「高遠桜だるま」を販売します。
色はピンク、赤、白、黒の4色で、大きさは17センチから28センチまでの3種類です。
福入・幸とかかれたもののほか、「合格」と書かれたものもあります。
価格は税込みで、小が2,200円、大が3,300円、特大が4,800円となっています。
予約はやなぎさわ呉服店で2月8日まで受け付けていて、当日販売も行う予定です。
(電話94-2203)
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伊那市観光協会 児童に保科正之のマンガ
一般社団法人伊那市観光協会は伊那市高遠町の高遠小学校の5年生に旧高遠藩藩主保科正之のマンガ冊子を16日プレゼントしました。
この日は「名君保科正之公の大河ドラマをつくる会」幹事会の北原紀孝会長や伊那市観光協会の職員が高遠小学校を訪れ、5年生の児童に保科正之のマンガ冊子を手渡しました。
冊子には保科正之の生涯が描かれていて、A5サイズの16ページです。
北原さんは「保科正之のことを学び、歴史に興味を持ってください」と話していました。
児童は「地域の歴史についてもっと学びたいと思った」と話していました。
伊那市観光協会は歴史を知り郷土愛を深めてもらおうと毎年市内の小学5年生に保科正之のマンガ冊子をプレゼントしています。
今後、市内15校の小学5年生へおよそ600冊贈るということです。 -
引持の獅子舞 地区の安泰願う
伊那市高遠町引持に伝わる「引持の獅子舞」が14日、地域住民に披露され、集まった人たちが地区の安泰や無病息災を願いました。
14日は引持生活改善センターで、4年ぶりに獅子舞が披露されました。
引持の獅子舞は獅子とひょっとこが一組となって舞います。
かつては朝まで飲み明かしながら日の出を待ち地区の安泰を願う「お日待ち」の行事で舞っていたということです。
現在は地区の30代から60代の住民ら22人で作る引持獅子舞保存会が行っています。
途中、ゆったりとした舞から荒々しい舞に変化します。
獅子が体についたノミを食べるユニークなしぐさもありました。
会場には地域住民約40人が集まり、今年一年の家内安全や無病息災を願っていました。
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高遠高校で選挙出前授業
新たに有権者となる高校生に選挙へ関心を持ってもらおうと伊那市の高遠高校で選挙出前授業が9日に行われました。
この日は実物の投票箱などを使って模擬投票が行われました。
生徒たちは県知事選を想定した選挙公報を見て、それぞれ投票し選挙の仕組みを学んでいました。
この授業は学校からの依頼で行われたもので県と市の選挙管理委員会の職員が選挙出前授業を行いました。
今年度18歳をむかえ有権者となる3年生の生徒91人が体験しました。
長野県選挙管理委員会の関ひよりさんは「テレビや新聞などの信頼できる媒体から情報を集めて、考えの近い候補者に投票してもらいたい」と話していました。
去年4月の県議会議員選挙の投票率は44.47%、10代の投票率は22.39%でした。
若者が投票に行かなかった理由として「面倒だった」「選挙に興味がなかった」が上位を占めたということです。
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高遠高校芸術コース卒業制作展 あすから
伊那市高遠町の高遠高校芸術コースの3年生による卒業制作展、芸術フェスティバルが13日から信州高遠美術館で開かれます。
会場には芸術コース書道専攻の3年生10人の作品と、美術専攻の3年生9人の作品が展示されます。
この展示は、芸術コースの学習成果の発表の場として毎年開かれています。
書道専攻は、県書道展に展示された作品や、石に文字を刻む篆刻などおよそ30点を展示します。
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霜町実業団 干支だるま予約受付
伊那市高遠町の商店主で作る霜町実業団は、2月11日のだるま市に合わせて今年の干支「辰」をモチーフにしただるまを販売します。
今年の干支「辰」にちなんだ白い龍のだるまです。
高さは14センチ、価格は税込み1,600円です。
予約は来月6日までで、電話とメールで受け付けています。
電話:080-9703-0245
メール:etodaruma@gmail.com
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日本酒の寒仕込み 最盛期
伊那市高遠町の酒蔵仙醸では、冬の寒さを利用して日本酒を仕込む寒仕込みがピークを迎えています。
午前8時半頃、酒蔵から米を蒸す蒸気が上がっていました。
11日は蔵人4人が、辛口の純米酒の仕込みを行っていました。
酒米が蒸しあがると、ベルトコンベアの上で冷ましていきます。
冷ました米はホースを通り、タンクの中に入れ、2~3週間発酵させます。
仙醸では10月から5月にかけて仕込みを行いますが、寒さの厳しい1月から2月がピークです。
今年は例年に比べ気温が高い日が続いていますが、酒造りには影響はないということです。
仙醸ではコロナ禍以降海外との取引が増えていて、今日仕込んだ辛口純米酒は国内に出荷されるほかヨーロッパに輸出されるということです。
寒仕込みのピークは来月まで続きます。
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第1回桜開花予想 高遠城址公園4月1日
民間気象情報会社のウェザーニューズは、今年1回目の桜の開花予想を、11日に発表しました。
高遠城址公園は4月1日となっています。
11日にの高遠城址公園です。
ウェザーニューズによりますと、伊那市高遠町の高遠城址公園の開花は4月1日となっています。
今年は、2月から3月の気温は平年より高い見込みですが、開花直前は気温が安定せず、開花は去年より遅れる予想です。
なお、去年は観測史上最速の3月25日に開花、4月1日に満開を迎えています。
第2回の開花予想は2月上旬の予定です。 -
高遠町 二十歳のつどい 48人が出席
伊那市高遠町地区の二十歳のつどいが高遠町総合福祉センターやますそで2日に開かれ48人が出席しました。
高遠町地区二十歳のつどいは平成15年4月2日~平成16年4月1日生まれの58人が対象で、式には48人が出席しました。
北原秀樹教育長職務代理者が「これまで努力や苦労をした経験を将来役立ててほしい」と式辞を述べました。
中学時代の恩師の小林智教諭も出席し「立派に成長した姿を見ることができて嬉しい。自分の幸せを見つけてください」と話していました。
出席者を代表して神奈川県の大学に通う樋口晴斗さんは「これからも家族や先生方への感謝を忘れずに期待に応えられるよう努力していきたい」と決意を述べました。 -
高遠そば組合 寒晒作業
伊那市の高遠そば組合は、6日の小寒を前に、そばの実を川に浸す「寒ざらし」作業をきょう、行いました。
5日はは伊那市長谷の粟沢川で、高遠そば組合の6人が、そばの実を浸しました。
今年は地元高遠と東京都のそば店合わせて8店舗が参加し、およそ200キロ、1,200食分を用意しました。
そばの実を冷たい水に浸すと、アクが抜けて粘りが減り、甘味が増すということです。
高遠そば組合はおよそ20年前に古文書に基づいて寒ざらしそばを復活させ、試行錯誤を繰り返し2014年から高遠町のそば店で提供を行っています。
浸したそばの実は、立春に近い2月5日に引き上げる予定です。
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正月に飾る 鏡餅作りピーク
新年を迎える準備が進められています。伊那市高遠町の千登勢菓子店では、正月に飾る鏡餅作りがピークを迎えています。
26日はもち米4.5キロを使い鏡餅を作っていました。
もち米は長野県産を使用しています。
蒸したもち米を、機械でついて餅を作っていきます。
出来上がった餅は、冷ますため店の外で形を整えていきます。
熱があると餅が割れてしまうため、硬くなるまで置いておくということです。
大きな鏡餅の注文も、寺や神社から入っています。
要望に合った大きさの鏡餅を作り、3センチの小さなものから注文を受けつけています。
鏡餅は30日まで作っています。
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高遠高校と台湾の高校 姉妹校締結
伊那市高遠町の高遠高校は、グローバル人材の育成を図ろうと、台湾の職業学校と姉妹校締結を18日に行いました。
25日は、現地を訪れた生徒会長の松井優志さんと副生徒会長の小松天空乃さんが校長室に集まり、締結式の様子などを話しました。
姉妹校締結を行ったのは、台湾にある淡水高級商工職業学校です。
日本の商業高校にあたり、全校生徒2,300人が通っています。
松井さんと小松さん、教職員3人が17日から20日まで台湾を訪問しました。
18日は、現地で締結式を行った他、生徒2人は授業を受講し、相手校の生徒の家庭にホームステイをしたということです。
現地の生徒とは、学校や日本のアニメの話などで盛り上がったということです。
高遠高校では、今後オンライン交流の他、来年度にはお互いに行き来して交流したいとしています。 -
LURAの会が選定地区認定
伊那市高遠町の農家などでつくるLURAの会は農業活性化の取り組みが評価され農林水産省が行っているディスカバー農山漁村の宝選定地区となりました。
8日に選定証授与式が東京で開かれ、LURAの会のメンバーに証書が贈られました。
ディスカバー農山漁村の宝は各地の農林水産業者が行っている地域活性化や所得向上への取り組みを選定し全国へ発信するものです。
伊那市高遠町長藤を拠点に活動しているLURAの会は農家のサポートを受けながら消費者が農産物を協働で育て面積当たりで収穫した作物を受け取る会員制の農場を運営しています。
会員数は1年あたり50家族ほどで移住者からの申し込みが増えていることなどが評価されました。
LURAの会では「小さな活動だが継続していくことで大きなものにしていきたい。」と話していました。
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高遠高校生徒 観光防災マップ作成
伊那市の高遠高校の生徒は観光防災マップを作成しています。
7日は作成中のマップの中間報告が行われました。
高遠高校2年生の総合的な学習の時間に防災マップを作成している生徒13人は地域住民を招いて中間報告会を開きました。
生徒は高遠の魅力発信をテーマに学習し、観光をきっかけに防災を意識してもらおうと観光防災マップを作成しています。
きょうは生徒らが高遠町内を散策し、見つけたスポットをまとめたマップの中間報告が行われました。
生徒は「高遠商店街は電柱がなく景観が良いので観光ポイントとして紹介したい。道路の看板が木で隠れていて危ない場所がある」「鉾持神社は商店街に近くて行きやすく、階段が多いので健康にも役立ちそう」などとはなしていました。
今後参加者からの意見を元に改良し年度内に観光防災マップを完成させたいということです。