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高遠中3年の西村竜馬君 アルビレックス新潟ユースへ
伊那市高遠中学校3年の西村竜馬君が、今月末からプロサッカー選手になるための第一歩を踏み出す。
西村君は去年8月、Jリーグに所属するアルビレックス新潟のユースクラブへの入団テストに合格した。
身長182センチ、体重68キロで、体格の良さと足の速さが自慢のフォワード。
上伊那の中学生を対象としたサッカークラブMACサルトに所属していて、週に3日練習している。
10日夜も、チームメイトと共に伊那中学校の体育館で汗を流していた。
MACサルトの松崎晃二郎監督は、「体格と運動能力に恵まれた選手。日本のトップリーグで活躍できるよう頑張ってほしい」と話した。
西村君は今月22日にクラブ近くの寮に入り、通信制の高校に通いながらJリーグでの活躍を目指し、練習に励む。 -
高遠小6年生総合学習のまとめ発表
伊那市のいなっせで7日、卒業をひかえた高遠小学校の6年生が、総合学習で取り組んできたカヌーの体験を発表した。
発表会は子どもたちが、支えてくれた先生や保護者に感謝の気持ちを伝えようと計画したもの。
この日の発表では、5年生の時にはパドルを製作したことや、6年生になってからは実際にカヌーを作って高遠湖や三峰川などで浮かべて乗ったことなどを紹介し、一人一人が思い出に残ったことなどを発表した。
児童は「自分達が作ったカヌーで自由自在に乗れた事が今でも夢のよう。カヌーに乗って見る景色がすごく綺麗で、あらためて自然の良さを感じた。カヌーを作るのは大変だったが、みんなで協力して一つの物を完成させることの大切さを学んだ」などと発表していた。
また、この日はコンサートもあり、児童たちがコンクールで歌った曲や思い出の曲を発表した。
会場に訪れた保護者達からは大きな拍手が送られていた。
高遠小学校の卒業式は18日に行われる。 -
消火協力の親子に感謝状
2月に伊那市高遠町で発生した火事で、消火活動に協力したとして高遠町の親子に7日、感謝状が贈られた。
高遠消防署で感謝状の贈呈式が行われ、中原道彦さんと長女の優奈さん、次男の徹哉くんに感謝状が贈られた。
火事は、2月14日に高遠町勝間で発生した。
3人は少年野球の練習の帰りに近くを通りかかり、火事を発見した。
消火栓を使っての消火活動や消防署への通報、近所への報告など、消火活動に協力した。
高遠消防署の蟹沢昭二署長は、「親子の連携で被害の拡大を防いでくれたことに大変感謝している」と話した。 -
高遠城址公園の桜開花予想は4月5日
長野地方気象台は4日、今年の桜の開花予想日を発表した。高遠の開花予想日は、平年より8日、昨年より4日早い4月5日となっている。
気象台では、2月の気温が平年より高く、3月の気温も平年より高くなると予想されることから、「桜の開花時期も早まる」とみている。
市観光協会は「5日に開花した場合、見ごろは10日頃になりそう」と話している。
気象台による開花予想は1週間ごとに行われ、次回は11日(水)に発表される。 -
トールペイントと白磁の絵付け展
伊那市美篶の大洞かずよさんの「トールペイントと白磁の絵付け展」が、信州高遠美術館で開かれている。
会場にはコーヒーカップや絵皿など約100点が並んでいる。
今回は四季の移ろいをテーマに、さまざまな花を描いた作品を春、夏、秋、冬の順番で並べた。
展覧会は28日まで。 -
郷土民俗芸能を語り継ぐ集い
地域に伝わる民俗芸能の保存会などが1日、伊那市の高遠さくらホテルで交流会を開いた。
「郷土民俗芸能を語り継ぐ集い」と題し、上伊那を中心に約20の団体や個人が地域の芸能を披露した。
この集いは今回が5回目で、地域の民俗芸能団体が親ぼくを深め、後世に芸能を残していく足掛かりにしたいと開いている。
このうち、伊那市のまほら伊那民謡会は、馬を引く時に歌う馬子唄や盆に歌う民謡を披露した。
鑑賞に訪れたある女性は、「民俗芸能の持ついい雰囲気が伝わってくる。無くならないように、ぜひ未来に伝えていってほしい」と話していた。 -
高遠町歴史博物館 収蔵庫増築
高遠町歴史博物館は、館内の資料保存スペース確保のため収蔵庫を増築する。
これは、24日開いた伊那市歴史博物館協議会に示された。
高遠町歴史博物館は、現在2つの収蔵庫と倉庫が1つあるが、資料が多く収めきれない状況にある。そのため新しい収蔵庫を増築する。
増築は、施設の裏側に、鉄筋コンクリート平屋建て、面積164平方メートルの予定で、事業費は約4800万円。
博物館の資料は、カビや虫などが付かないよう消毒作業が行われるが、現在その作業ができる施設は1つで、増築する収蔵庫にもこの機能を持たせる予定。
収蔵庫はスペースに余裕があれば、市内の学校にある歴史資料なども保存していきたい考え。
収蔵庫増築工事に関する予算は3月議会に提出される。 -
高遠高校生が園児と交流
高遠高校福祉コースと芸術コース音楽専攻の2年生が17日、高遠第2第3保育園の園児と交流した。
この日は、最初に福祉コースの生徒が手作りのうちわを使って昔話などを披露。福祉コースでは、保育の授業の一環で高遠町地区の園児と交流している。
また、芸術コース音楽専攻の生徒も参加し物語に合わせて楽器を演奏した。
その後、生徒が紙を折って作った「パタパタ絵本」を披露。絵本は、キャラクターを使ったオリジナルの作品もあり、園児たちは、話を聞いたり、一緒に動かしたりして楽しんでいた。
参加した音楽専攻の生徒は「ゆっくり話すことと笑顔を心がけた。喜んでもらえてよかった」と話していた。 -
勝間で住宅火災
14日午後0時20分ごろ、伊那市高遠町勝間の住宅から火が出て、この家の離れと物置きが焼け、88歳の女性が右足に軽い火傷を負った。
伊那警察署の発表によると、火事があったのは伊那市高遠町勝間の中原眞也さん宅の離れと物置。これにより、木造平屋建ての離れが全焼し、隣に建つ物置が半焼した。
火は1時間ほど燃え、午後1時半ころ消し止められた。
この火事で、離れに住む中原さんの母中原絹子さんが右足に軽い火傷を負ったが命に別状はない。
伊那署では、火元など原因について捜査を進めている。 -
伊那市消防団 三義分団を長藤分団と統合の方針
伊那市消防団は、過疎化による人手不足などから、高遠町の三義分団を長藤分団と統合する方針を10日、示した。
高遠町総合福祉センターで開いた高遠町地域協議会のの中で、三義分団の統合について報告があった。
三義分団は、定員34人のところ現在24人で活動していて、団員からも「長藤分団と統合させてほしい」という声が上がっていたという。
すでに両地区の了承は得られており、小坂樫男市長の決裁を経て正式に統合が決まる。
統合した場合、三義分団の名称は長藤分団第4部となる。 -
高遠だるま市
約400年の歴史を持つ伊那市高遠町のだるま市が11日、鉾持神社参道などで開かれ、縁起物のだるまを買い求める人たちで賑わった。
だるま市は、作物の豊作などを願う鉾持神社の祈年祭に合わせ、毎年行っている。
この日は朝から、鉾地神社参道や高遠町商店街に約70の露店が軒を連ね、大小さまざまなだるまが並んだ。
訪れた人たちは、露天商と値段交渉しながら好みのだるまを買い求めていた。
また、高遠町の商店主らでつくる本町実業団が、だるま市の新たな名物になれば竏窒ニ今年初めて販売した「高遠桜だるま」は、販売開始から約30分で売切れるほどの人気だった。
だるまを購入したある男性は、「一年中元気に暮らせるのも、だるまさんのお陰。ありがたい」と話していた。 -
【カメラリポート】伝統のだるま市
400年前から開かれている伊那市高遠町のだるま市は11日、西高遠の鉾寺神社参道を中心に行われる。
このだるま市は毎年、鉾持神社の祈願祭に合わせて2月11日の祭日に行われている。
鉾持神社の祈願祭は、1年間の暴風雨や日照りもなく、農作物が豊作であるように祈る祭りで、昔は稲や豆など農作物の種の交換や売買もしていたことから、初市とも呼ばれていた。 -
旧馬島家で雛人形を展示
伊那市高遠町の民俗資料館旧馬島家住宅で11日から、古い雛人形の展示が始まる。
それを前に10日は、雛人形の飾りつけが行われた。
この雛人形は、住民有志で集まる高遠をこよなく愛する会のメンバーが平成16年から飾り付けを行っている。
このうち押絵雛は、江戸時代大奥を始め大名家など女性の手芸として流行し、江戸後期には民間でも作られるようになった。
また、展示されている中で最も古い享保雛は、江戸時代の中期に流行したといわれる雛人形で、豪華で重々しい様子と能面のように静かな表情が特徴。
この旧馬島家住宅の雛人形展は4月末まで。入場料は小中学生100円、大人が200円。 -
だるま市準備で大だるま飾る
11日に開く伊那市高遠町のだるま市を前に8日、訪れた人を楽しませる大だるまが飾られた。
この大だるまは、本町実業団のメンバーが12年前に制作したもので、高さと幅がぞれぞれ4メートルある。
この日は、保管してある歴史博物館から車で運び込まれた。
大だるまは、毎年だるま市の3日前から商店街に飾っている。
午後6時から9時までライトアップし、12日まで飾る。
本町実業団では、だるま市当日、この巨大だるまの前で初めてさくらの模様が入っただるまを販売するほか、おしるこのサービスも予定している。 -
数珠回して安全祈願
伊那市高遠町の引待地区で8日、お事始めの伝統行事「数珠回し」が行われ一年間の無病息災などを祈願した。
数珠回しは明治以前の古くから伝わる伝統行事で、区民が数珠を回して互いの安全を願う。
この日は、集会所に集まった住民40人が輪になり南無阿弥陀仏を唱えながら長さ20メートルほどの数珠を右回りに3周した。
数珠には一つだけ大玉があり、その大玉が自分の場所に回ってくると頭を下げてそれぞれの一年の願い事をしていた。
前田裕敏常会長は、「若い人たちも加わり、毎年多くの人たちに参加していただいている。この地区の伝統行事を今後も後世に伝えていきたい」と話していた。 -
冬の高遠フェスティバル
雪歩きやソリすべりなど冬の遊びを楽しむイベント、冬の高遠フェスティバルが7日、伊那市高遠町で開かれた。
県内外から訪れた約400人が、晴ヶ峰カントリー倶楽部や国立信州高遠青少年自然の家で冬の遊びを楽しんだ。
これは、冬の遊びを通して自然に親しんでもらおうというイベント。
晴ヶ峰カントリーでは雪歩きや歩くスキーの体験が行われた。
参加者らはスタッフの指導でスノーシューを履き、雪の上を自由に歩きまわって楽しんでいた。
また自然の家近くでは、特設のソリコースでソリ遊びを楽しんでいた。
自然の家関係者は、「高遠町の雄大な冬の自然を肌で感じてもらえたらうれしい」と話していた。
この冬の高遠フェスティバルは8日までで、8日は申込のあった参加者によるソリすべり大会が開かれる。 -
オリジナル「桜だるま」
高遠だるま市で販売伊那市高遠町の商店主らで作る本町実業団は、桜模様のオリジナルだるまを「だるま市」で販売する。
オリジナルだるまは、直径17センチから直径75センチまでの大きさで、通常の赤いだるまの周りにピンクの桜の花がデザインされている。
本町実業団では、高遠伝統のイベント「だるま市」を盛り上げようと、今年初めてオリジナルだるまを企画した。
高遠の象徴である桜をデザインしたものが少ないことや多くの人に幸せが訪れるようにと、「桜だるま」を作成することになった。
この「桜だるま」は、11日のだるま市で販売する。
小さいだるまは30個限定で1個2千円。大きいだるまはサイズの異なる3個のみの販売で2万円から。 -
まめやが立春に無農薬大豆の豆腐を販売
伊那市高遠町で豆腐作りをしている「まめや」は4日、伊那市のいたや酒店駐車場で、無農薬大豆を使った豆腐を販売した。
これは立春の日に無農薬大豆の豆腐を食べることで健康な1年を過ごしてもらおうと行われた。
販売開始の午前11時前から行列ができ、およそ120丁用意された豆腐は、またたくまに完売した。
使われた大豆は高遠町勝間の農家と提携して作ったもので、今回は1丁400円で販売した。
また50円でおからの袋詰め放題も人気を呼んでいた。
まめやの豆腐は1月に行われた長野県豆腐品評会で県豆腐商工業協同組合理事長賞を受賞するなど、その味には定評がある。
まめやでは豆腐づくりについて、「手仕事にこだわり地産地消を心がけていきたい」と話している。 -
だるま市人形飾り準備
今月11日、伊那市高遠町でだるま市が開かれる。
これに合わせ、毎年訪れる人を楽しませている人形飾りの準備が進められている。
人形飾りが始まったのは1700年頃とされていて、毎年だるま市に合わせて高遠町内の各地区で作られている。
この日は、伊那市役所職員互助会の会員10人が伊那市高遠町総合支所内で人形を作った。
互助会では去年この人形飾りの審査会で初めて最優秀賞となる金賞を受賞した。
今年は、子どもたちに人気のあるキャラクターの人形を製作している。
作業は人形を引き立てるバックと人形づくりの2班に分かれて行われている。
人形は、発泡スチロールをやすりやノコギリで削ってキャラクラーの形を作り、水性のペンキで色を塗って完成させる。
互助会では、「子どもたちに見て喜んでもらえる人形を作りたい。何が出来るか当日まで楽しみにしてほしい」と話している。
人形飾りは町内から6作品が出品され、9日に審査会が行われる。 -
高遠町でふるさと講座「保科正之と信州高遠、幸松を育てた女性達と保科家」
伊那市高遠町で1日、保科正之に関する講演会があり、独学で地域の歴史を研究している矢沢章一さん(80)=東高遠=が、「保科正之と信州高遠、幸松を育てた女性達と保科家」を演題に、保科正之を育てた女性たちの素性・生い立ちをひも解いた。
矢沢さんは、2代将軍・徳川秀忠の側室、お静との間に生まれた幸松(後の保科正之)は、正妻お江与の嫉妬を避けるため、隠されて育てられたことを説明。
「武田信玄の次女見性院は、7歳まで幸松を育て、いずれは幸松に武田の跡を継がせたいと考えていました」と語った。
矢沢さんは「保科正之の大出世を見る前に高遠でなくなった母お静は、さぞ無念だったろう」と講演を締めくくった。 -
高遠高生が保育園でお話披露
高遠高校福祉コースの2年生が20日、伊那市の高遠第1保育園で、うちわを使って昔話を披露した。全園児約80人がお話を楽しんだ。
高遠高校の福祉コースでは、保育の授業で保育園を訪れ園児とふれあう機会を作っている。
準備は10月から進めていて、この日は「ネズミの嫁入り」など2つの昔話を披露した。
お話の間には、園児と一緒に動物が風邪をひいた歌を歌い、「手洗い、うがいをしっかりして風邪をひかないように」と呼びかけた。
ある生徒は、「練習は恥ずかしかったけれど、本番では大きな声で出来た。喜んでもらえたのでよかったです」と話していた。 -
防災ヘリで訓練
ヘリコプターを使った救急救助訓練が21日、伊那市高遠町の山田河原駐車場で行われた。
山間地で発生する救助活動が迅速に行えるようにと、高遠消防署と県消防防災航空隊が合同で初めて実施した。
訓練は林道を走っていた車が沢に落ち、けが人が多数出たとの想定で行われた。
高遠消防署が松本市にある航空隊にヘリコプターによる救助を要請すると、およそ15分で到着。次に上空のヘリコプターから署員がワイヤーを使ってけが人がいると想定した現場に下りた。
現在、高遠消防署にはヘリコプターから下りる訓練を受けた署員が5人いて、いざという時に出動できる体制を整えている。
救助では担架にけが人を乗せ、航空隊員と連携を取りながら慎重にヘリコプターまで運んでいた。
高遠消防署では山間地での災害など、車で現場まで行くことができない場合、ヘリコプターでの救助は重要になってくる竏窒ニしている。
蟹澤昭二署長は、「気温が低く雪が積もっている時の救助の厳しさを改めて感じた。今後も高度な救助技術の習得と現場で役立つ知識を身に着け、万一の時に備えたい」と話している。 -
高遠高校芸術コース作品展
高遠高校の芸術コースで、美術・書道を専攻している生徒の作品展が、伊那市役所で開かれている。
会場の伊那市役所1階市民ホールには、1年生から3年生の作品50点ほどが並んでいる。
この展示は、地元の人に生徒の作品を見てもらおうと、今年初めて行われた。
どの作品も授業の中で制作したもので、絵画は50号ほどの大きな作品が多いのが特徴。
関係者は、「1人1人テーマも違うし、書き方も違う。それぞれの子の思いをイメージしながら見てほしい」と話していた。
この展示は22日まで。 -
各地で獅子舞
伊那市西箕輪仲仙寺で18日朝、羽広区の小正月の伝統行事、五穀祭があり、羽広の獅子舞が奉納された。
羽広の獅子舞は雄獅子と雌獅子が同時に踊る全国的にも珍しい舞で、400年の歴史がある。
「阿吽の舞」では、雌獅子は口を大きく開けて静かに舞う一方、雄獅子は口をほとんどふさいだまま、は勇壮に舞う。
仲仙寺本堂では、笛や太鼓に合わせ、剣を手にした「剣の舞」や悪魔払いの舞などが、約15分にわたりって続き、アマチュアカメラマンなどが2頭の獅子の舞を写真に収めていた。
舞い合わせは前日の練習で初めて行ったが、保存会では「息が合い、うまく踊れたのではないか」と話していた。 -
高遠小2分の1成人式
伊那市の高遠小学校で15日、10歳の節目を祝う2分の1成人式が行われた。
同校の2分の1成人式は、今年で9年目を迎える恒例行事。4年生40人が参加し、保護者も集まって成長を祝った。
式典で児童代表の伊東知優さんは、「いろいろな人にお世話になったことを感謝しています。私たちの成長した姿を見てください」とあいさつした。
続いて児童が一人ずつ、「プロ野球選手になって日本代表に選ばれたい」「考古学者になって新しい化石を発見したい」など、将来の夢を発表した。
高遠町地域自治区長の伊藤俊規さんは、「10年後もずっと両親や友達を大事にできる人でいてください」とあいさつしました。
また鈴木孝敏校長は、「夢が実現できるよう健康で頑張っていきましょう」と呼びかけた。 -
高遠町で土手崩れ
16日午前11時ごろ、伊那市高遠町の千年町で、水路の土手が崩れ土砂が民家へ流れ込んだ。
土砂災害が発生したのは高遠町の千年町で、近くを流れる用水路の六道井から水があふれ、幅13メートル、高さ8メートルに渡り土手が崩れた。
これにより近くの伊東誠司さんの敷地に水や土などが流れ込んだ。発生当時、この家には妻の美津枝さんと1歳の子どもがいたが、けがななかった。
用水路を管理する長野県美篶土地改良区によると、この用水路を流れる水は、農業や防火用として利用されていて、最近の冷え込みにより水が氷ったため堰き止められ、水位は通常の6倍の60センチに達していたという。今後は見回りを徹底し、再発防止に努めたい竏窒ニしている。 -
アルストロメリアの出荷本格化
出荷量全国一を誇る上伊那の冬の花アルストロメリアの出荷が本格化している。
伊那市高遠町にある西村勝雄さんのハウスでは、ピンクや白色など12種類のアルストロメリアが咲き、出荷作業が行われている。
16日は選別作業を行い、咲いている花を切り取った。
上伊那では年間を通じてアルストロメリアを栽培しているが、生産者の高齢化が進んでいる。
西村さん宅では、2年前から息子の邦明さんが、花の栽培を担当していて、出荷のピークは4月ころまで続くという。 -
高遠地区交通安全祈願祭
伊那市高遠地区交通安全協会の交通安全祈願祭が10日、高遠町の鉾持神社で行われた。
交通安全祈願祭は毎年行っていて、この日は協会の役員や地域自治区長ら約30人が参加した。
鉾持神社の社殿で宮司が祝詞を上げ、交通安全協会の前田茂会長ら5人が玉串を捧げて今年1年の安全を願った。
高遠地区では去年、トラクターの事故で1人が亡くなっている。
前田会長は、「交通死亡事故0を目標に取り組み、地域の安全安心の構築のために微力ですが貢献したいと思います」とあいさつした。 -
伊那市高遠町と長谷の園児作品展
伊那市高遠町と長谷の園児による作品展が、信州高遠美術館で開かれている。
作品展は、小さいうちから美術館を身近に感じてもらおうと毎年開いている。
会場には、年長児が描いた作品56点が並んでいる。
保育園ごとテーマを決めていて、紅葉や桜、将来の夢などを描いた。
美術館の竹内徹館長は、「身近なふるさとの風景や将来の夢、楽しかったことが素直に描かれている。それぞれ子どもなりの表現ができていて、温かさを感じる」と話していた。
この作品展は15日まで。 -
氷の記憶
上伊那地域は9日、この冬初めての本格的な雪に見舞われた。
寒さが増し冬も本番になると、ある記憶が頭の片隅をよぎる。