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急速冷凍で松茸を通年提供
マツタケ旅館として親しまれている伊那市高遠町の竹松旅館は通年で松茸料理を提供しようと急速冷凍庫を導入しました。
こちらが竹松旅館が導入した急速冷凍庫です。温度をマイナス35度に設定し松茸を急速冷凍します。
しばらくしてから松茸を取り出すと・・・
竹松旅館店主の竹松泰義さんによりますと、水分を含む松茸は急速冷凍することで水分が抜けないため鮮度と香りが保たれるほか旨味が凝縮されるということです。
急速冷凍した松茸は真空パックで保存します。
年間を通して松茸料理を食べたいという常連客の要望に応えるための取り組みで竹松旅館では「お客さんがいつ来ても松茸があるという安心感につながる」としています。
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秋の全国火災予防運動に合わせ 小学生のアナウンスで火災予防
伊那市高遠町の高遠消防署は、11月9日から始まる秋の全国火災予防運動で、小学生のアナウンスで火災予防車両の広報を行います。
19日は、伊那市高遠町の高遠小学校4年生の児童が学校の放送室で録音をしました。
児童たちは、地域住民へ火災予防を呼び掛ける文章を読んでいました。
この取り組みは、11月9日から始まる秋の全国火災予防運動に合わせ高遠消防署が企画したものです。
例年は消防署の署員の声でアナウンスをしていましたが、より住民に関心を持ってもらおうと地区の小学校に協力してもらい、初めて実施します。
高遠小学校の他、高遠消防署が担当するエリアの高遠北小学校・長谷小学校・手良小学校・美篶小学校・新山小学校の児童もアナウンスを行います。
車両広報の際に、その学区内の小学生の音声に変えながら行うということです。
今回録音したアナウンスは、秋の全国火災予防運動が始まる11月9日から広報車両で流れます。 -
高遠菓子組合 もみじ祭りに合わせて栗入り高遠まんじゅうを販売へ
伊那市高遠町の菓子店3店舗でつくる高遠菓子商組合は、29日から始まる高遠城址もみじ祭りに合わせて、栗入りの高遠まんじゅうを限定販売します。
あかはね、千登勢、大西屋の3店舗の栗入り高遠まんじゅうです。
こしあんを薄皮で包むのが特徴の高遠まんじゅうに、栗が1粒入っています。
価格は、3店舗共通で1個230円となっています。
組合では、この時期ならではの商品を販売しようと栗入りのまんじゅうを作ることにしました。
これまでこしあんを粒あんにするなどのアレンジはあったということですが、栗を入れるのは初めてです。
栗入り高遠まんじゅうは、29日から11月6日まで行われる高遠城址もみじ祭り期間中に限定販売されます。
公園内かそれぞれの店舗で購入することができます。 -
高遠町「こかげ」で催し10日も
採れたての野菜や手作りの品などがが並ぶ催しが、伊那市高遠町の農家レストランこかげで9日と10日の2日間開かれています。
新型コロナの影響で3年ぶりの開催となるイベントには、高遠町で活動する職人や農家などが出展しました。
このイベントは、農家レストランこかげのオーナーの呼び掛けで集まった有志が、野菜と加工品、この地に暮らす職人の技を多くの人に知ってもらおうと行わていて今回で5回目です。
会場では、野菜や果物、陶器などの販売がされ、多くの人で賑わいました。
このうち、高遠町藤沢里山再生協議会は、アカマツやクロモジを使った商品を販売しました。
持続可能な農業を模索する三義で暮らさん会は、三義地区で採れた野菜や米、染め物などを販売しています。
この催しは、10日も午前10時から午後3時まで農家レストランこかげで行われます。 -
伊那市高遠町・長谷の砂防堰堤4基完成報告会
天竜川上流河川事務所が土砂災害被害の軽減などを目的に、伊那市高遠町と長谷に建設した砂防堰堤4基の完成報告会が7日に開かれました。
7日は伊那市長谷の長谷公民館で完成報告会が開かれ、伊那市や天竜川上流河川事務所の関係者などおよそ30人が出席しました。
完成したのは、伊那市長谷黒河内の穴沢砂防堰堤、屋合沢砂防堰堤、伊那市高遠町藤沢の小田井入沢砂防堰堤、一長沢砂防堰堤の4基です。
平成29年度から工事が始まり、令和3年度にすべて完成しました。
天竜川上流河川事務所の佐藤保之所長は「砂防堰堤4基が同時に完成したことで、自然災害から地域の安心安全を守りたい」とあいさつしました。
砂防堰堤は、国の防災・減災・国土強靭化予算を活用し、総事業費はあわせて、およそ50億円となっています。
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経木を使った石仏灯ろうづくり
地域の歴史を知るイベント「日本で最も美しい村高遠・建福寺 秋のライトアップ」で飾る経木を使った石仏灯ろうづくりが7日伊那市高遠町の高遠小学校で行われました。
高遠小学校5年生24人が経木を使った石仏灯ろうづくりに挑戦しました。
児童らはまず、用意された紙に石仏の形をなぞり台紙を作りました。
それを経木に貼りペットボトルが入る大きさの筒状にします。
ペットボトルの中にLEDライトを入れて石仏灯ろうが完成しました。
この経木を使った石仏灯ろうづくりは、江戸時代に高遠藩を拠点に活動した石材加工職人、高遠石工を身近に感じてもらおうと伊那市観光協会が企画したものです。
高遠石工が作った石仏が数多く残されている建福寺では11月5日と6日に「日本で最も美しい村高遠建福寺 秋のライトアップ」が行われることになっています。
今回児童が作った石仏灯ろうも飾られ高遠小学校の5・6年生や一般の作品、合わせておよそ100個が並べられることになっています。
ライトアップ当日は児童らも参加し点灯式のカウントダウンを行いイベントを盛り上げるということです。 -
高遠第2・第3保育園 建て替えへ
伊那市高遠町の高遠第2・第3保育園は、老朽化と耐震不足に伴い建て替えが行われます。
5日は伊那市役所で伊那市子ども・子育て審議会が開かれ、伊那市からスケジュールの案が示されました。
令和5年度に現地建て替えか移転かを含め用地を決定し、令和7年度に着工、令和8年度4月からの利用を予定しています。
高遠第2・第3保育園は、1970年に建設された高遠第2保育園の園舎が使われていて、52年が経過しています。
1985年には高遠第3保育園と統合され高遠第2・第3保育園となりました。
市内の保育園で唯一の緊急指定避難所です。
園児数は定員45人に対し9月1日現在28人となっています。
このうち9割が移住した家庭の子どもです。
伊那市では今後、保護者や地元区と相談しながら建て替えを進めていきたいとしています。 -
芸大生と描く!ダンボールの仏さま
伊那市高遠町の建福寺の石仏をモチーフにオリジナルの仏をダンボールに描いた作品展が信州高遠美術館で5日から始まりました。
展示会には、大小22点が並んでいます。
作品は2日に伊那市と東京芸術大学の連携事業の一環で開かれたイベントで市内の中高生など16人が描いたものです。
高遠石工の石仏に注目してもらおうと企画されたもので、東京芸大の准教授が講師を務め、大学院生もイベントに参加しました。
参加者は午前中に建福寺でスケッチを行い、午後は高遠閣で一人1点を制作した他、全員で一つの作品を作りました。
高遠美術館では5日から展示が始まり、参加者や芸大生の作品、縦横3メートルの合同作品が展示されています。
合同作品は、東京芸大の文化祭でも展示されるという事です。
この展示会は11月13日まで、信州高遠美術館で開かれています。
(入館料:18歳未満無料・一般500円) -
高遠町図書館オリジナル紙芝居「よきとぎ橋」完成
伊那市高遠町の伊那市立高遠町図書館は、河南地区に伝わる昔話「よきとぎ橋」のオリジナル紙芝居を作りました。
29日は「よきとぎ橋」の紙芝居の絵を担当した高遠町図書館職員の市川みづきさんが完成した紙芝居を披露しました。
「よきとぎ橋」は高遠こぼれ話に収録されている河南地区に伝わる昔話で、元高遠高校教諭の大日方章さんが子ども向けにアレンジしました。
こちらは河南にある、よきとぎ橋の写真です。
昔、木こりが川で斧(よき)を研いでいたことから名が付いたとされ、現在も「よきとぎ橋」と呼ばれています。
木こりが造っていた水舟に都から逃げてきた武士を隠して助けたところからストーリーが始まります。
紙芝居「よきどき橋」は10月1日から伊那市内にある8か所の図書館で貸し出しを行います。
今後は市内の小学校へ寄贈の予定もしているということです。
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高遠町歴史博物館 特別展
伊那市高遠町の町民などから預かった資料を展示する特別展「高遠の先人たちのこころ」が、
高遠町歴史博物館で開かれています。
会場には高遠町民などから預かった資料およそ110点が展示されています。
今回の特別展は、博物館に寄託された品々を特にテーマを設けず広く紹介しようと企画されました。
初日の10日は学芸員の福澤浩之さんが、伊那市の博物館協議会や教育委員会の人たちに説明を行っていました。
高遠町歴史博物館には、これまでおよそ1,760点の資料が預けられています。
この展示は、12月11日まで開かれています。入館料は一般400円 高校生以下は無料です。
また、9月29日は開館記念日として、一般の入館料が無料になります。 -
高遠燈籠祭でほおずき提灯が飾られる
伊那市高遠町の商店街には、ほおずき提灯が飾られ夜の町並みを灯しています。
高遠町では、鉾持神社の合併祭に合わせ燈籠祭が開催されほおずき提灯が店の軒先などに飾られています。
新型コロナの影響で高遠囃子巡行などは中止し、ほおずき提灯と行燈の飾り付けのみとなりました。
提灯は9月25日まで飾られるという事です。
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横山タカ子さん伝授 高遠とうがらし料理
信州伝統野菜に選定されている、高遠在来とうがらしを使った料理教室が、伊那市高遠町の高遠町総合福祉センターやますそで15日に開かれました。
この日は、長野市の料理研究家で、「おいしい信州ふーど」公使の横山タカ子さんが講師を務め、高遠在来とうがらしの芝平なんばんを使った料理を紹介しました。
教室には、市内を中心に12人が参加しました。
芝平なんばんと味噌、砂糖などを合わせたコチュジャン、とうがらしペースト、ペーストを使ったカレーをつくりました。
芝平なんばんは、青い状態を食べることが多く、教室では緑色のタバスコも作っていました。
この料理教室は、信州伝統野菜に選定されている高遠在来とうがらしを一般家庭でも食べてもらおうと、上伊那農業農村支援センターが開きました。
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上伊那111人含む県内1,488人の新型コロナ感染確認
長野県内で4日新たに、上伊那地域の111人を含む1,488人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
県、長野市、松本市の発表によりますと、感染が確認されたのは、伊那保健所管内は111人で、
伊那市で54人、箕輪町で9人、南箕輪村で5人、駒ヶ根市で18人、
辰野町・中川村でそれぞれ4人、飯島町で2人、宮田村で15人
松本保健所管内で154人、諏訪保健所管内で149人、長野保健所管内で130人、
佐久保健所管内で125人、飯田保健所管内で110人、上田保健所管内で103人、
北信保健所管内で45人、大町保健所管内で43人、木曽保健所管内で3人、
県外12人、長野市292人、松本市211人の合わせて1,488人です。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは18万1,087人で、入院は463人、死亡は303人です。
また、3日午後8時現在の確保病床使用率は55.9パーセントとなっています。
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絵島を偲び法要 今年202回忌
江戸時代、絵島生島事件で江戸城から高遠に追放され生涯を終えた大奥の女中絵島を偲ぶ法要が、3日に、伊那市高遠町の蓮華寺で行われました。
今年で282回目となる法要には、伊那市観光協会の役員などおよそ10人が参加し、絵島の墓に花を手向けていました。
江戸時代中期、幕府内の政権争いにより起きた「絵島生島事件」で、大奥御年寄の絵島が高遠に、歌舞伎役者の生島が東京都の三宅島へ流されました。
法要は、絵島を偲び毎年行われています。
「絵島生島事件」が縁で、旧高遠町が昭和45年に三宅村と友好町村盟約を結び現在も交流が行われています。 -
高遠高校の生徒が若者向け松葉炭酸水開発へ
伊那市高遠町の高遠高校文理進学コースの2年生は、アカマツの葉を使った若者向けの「松葉炭酸水」の開発に取り組みます。
30日は、「地域の科学」の授業を選択している生徒たちが、藤沢里山再生協議会が販売している松葉炭酸水を試飲しました。
この松葉炭酸水は、藤沢のアカマツの葉の粉を使って飲料にしたもので、今年1月から販売しています。
30日は藤沢里山再生協議会の巣山真由美さんから、地域のアカマツを活用するためにこの飲料を作ったことなどについて話を聞きました。
高校生たちは、若者向けの松葉炭酸水の開発に取り組む第一歩として今日試飲を行いました。
藤沢里山再生協議会が販売している飲料に甘味はなく健康志向の人に好評だということですが、生徒は若者が親しみやすい味の高遠高校バージョンを開発します。
今後は甘味料の種類や量、松葉との割合を検討していくということです。
高遠高校バージョンの松葉炭酸水は今年度中の商品化を目指します。
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県内で新たに上伊那94人含む844人新型コロナ感染確認 松本市で13人死亡
長野県内で29日、新たに上伊那地域の94人を含む844人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
新規感染者が1,000人を下回るのは、8月8日以来です。
なお、松本市は、感染していた男女13人の死亡を発表しました。
県、長野市、松本市の発表によりますと、感染が確認されたのは、伊那保健所管内は94人で、伊那市で57人、箕輪町で8人、南箕輪村で4人、駒ヶ根市で13人、辰野町で2人、飯島町で4人、中川村と宮田村でそれぞれ3人です。
諏訪保健所管内で97人、佐久保健所管内で80人、松本保健所管内で74人、上田保健所管内で71人、飯田保健所管内で55人、
長野保健所管内で44人、北信保健所管内で38人、大町保健所管内で11人、木曽保健所管内で5人、県外4人、長野市142人、松本市129人の合わせて844人です。
死亡した松本市の13人は、12人が基礎疾患のある感染患者で、60代以上が11人、60歳未満が2人です。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは16万9,157人で、入院は494人、死亡は278人です。 -
子どもたちを笑顔に 霜町ゆめ縁日
伊那市高遠町の商店主らでつくる霜町実業団は、3年連続で中止となった高遠城下まつりの代替イベント「霜町ゆめ縁日」を15日に開きました。
ゆめ縁日には、町内の親子連れなど100人以上が訪れ、射的やヨーヨー釣りなどを楽しんでいました。
このイベントは、商店主らでつくる霜町実業団が3年連続で中止となった高遠城下まつりの代替イベントとして開きました。
会場では、屋台のほかに市内の飲食店のキッチンカーも出店していました。
ゆめ縁日は、新型コロナの影響でイベントなどの中止が続く中、子どもたちに笑顔になってもらおうと開かれ、賑わいを見せていました。
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伊那市の御城印 新たに4場が追加で合計11城に
伊那市高遠町の一般社団法人環屋は、これまでの市内7つの城の御城印に加え、新たに4種類の販売を始めました。
こちらが11日から販売が始まった4種類の御城印です。
西春近の小出城跡、長谷溝口の大徳王寺城址、東春近の保谷沢城跡、高遠町小原の小原城跡の4種類です。
価格は、1枚300円です。
環屋では、2019年から御城印の販売を始めていて、11日から高遠町観光案内所でも取り扱うようになりました。
高遠城址をはじめとする市内7城の御城印に、今回新たに4城が加わり全部で11城となりました。
これを記念して、11城全てを集めると登城制覇御城印がプレゼントされます。
高遠町観光案内所と環屋の2か所で購入することができます。 -
ポレポレの丘 ナツズイセンなど見ごろに
伊那市高遠町の自然公園ポレポレの丘では、ナツズイセンやユリなど夏の花が見ごろを迎えています。
遊休農地だった場所を開墾して整備されたポレポレの丘は、広さ2.5ヘクタールの自然公園です。
敷地のいたるところにナツズイセン、およそ10万株が植えられていて、現在見ごろを迎えています。
ポレポレの丘の丸山義貞さんが管理しているマイガーデンでは、1000株のオニユリが見ごろになっています。
8年前に、食用のユリ根を知人に分けてもらい、育ててきたという事です。
ナツズイセンは9月上旬まで、オニユリはお盆明けまで楽しめるという事です。
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保育園の園庭で羊と触れ合う
伊那市高遠町の高遠第2・第3保育園では園庭に1頭の羊を放しています。
園児たちは、羊との触れ合いに大喜びです。
高遠第2・第3保育園では、動物とのふれあいの場にしようと地域の人から羊を借りて園庭に12日から放しています。羊には、園庭の草を食べてもらいます。
羊はメスで、名前はP―ちゃんです。
この取り組みは、3年前から行われていて、地域住民でつくる「高遠第2・第3保育園と地域の未来を考える会」が、園庭に柵を張るなど飼育環境を整えたということです。
22日は、子どもたちが草をあげるなどして触れ合っていました。
羊は、およそ1か月間借りる予定で、園庭の草がなくなったら返すということです。
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出征兵士と家族の肖像展
出征兵士と家族の肖像展が伊那市高遠町の高遠町歴史博物館で開かれています。
展示されているのは、第二次世界大戦で上伊那から出征した人たちの写真や、遺品などおよそ70点です。
主に伊那市民が寄せた、出征前に撮った家族写真が飾られています。
今回の展示では、南箕輪村郷土館所有の召集令状や、兵士を募集するポスターなどが初めて展示されました。
こちらは弾丸が当たった水筒です。
寄贈者の父親の遺品で、この水筒に水が入った状態で弾丸が当たり、弾の軌道が逸れたおかげで戦争から帰ってこられたということです。
高遠町歴史博物館では終戦記念日を迎えるこの時期に毎年展示を開いていて、今年で7年目になります。
博物館では「この地域の人も戦争に参加していたということを、知らない世代の人にも感じて欲しい」と話していました。
この展示は、来月21日まで開かれています。入館料は一般400円 高校生以下は無料です。 -
AKB48が伊那市で番組収録
アイドルグループAKB48のメンバーが出演するテレビ東京の番組収録が28日、伊那市高遠町で行われました。
収録では、AKB48の坂口渚沙さん、小栗有以さん、倉野尾成美さんが伊那市高遠町の建福寺を訪れ、高遠石工の石仏を見学しました。
高遠町歴史博物館の学芸員、福澤浩之さんが、石仏の説明をしていました。
この番組は、AKB48のメンバーが伊那市高遠町を中心に、歴史・文化・食などの魅力を体感する、特別番組です。
伊那市と株式会社テレビ東京ダイレクトが地域の魅力発信による地域活性化を目指す包括連携協定を締結していることが縁で、伊那市で収録されました。
今回収録された番組「AKB48の1泊追加!となり旅」は、8月13日の午後4時40分に、テレビ東京で放送予定です。
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進徳館夏の学校 町内の小学生が論語素読
伊那市高遠町の子どもたちが、夏休みの宿題や論語の素読に取り組む、進徳館夏の学校が27日から始まりました。
この日は、伊那市高遠町の進徳館に町内の小学生およそ60人が集まり、高遠町公民館の矢澤淳館長に合わせ、孔子像の前で論語を素読しました。
進徳館夏の学校は、高遠町公民館が、旧高遠藩の藩校、進徳館で高遠町の歴史や文化に触れてもらおうと開いていて、今年で14年目になります。
児童たちは、大きな声で論語を読み上げていました。
ほかに、ボランティアで集まった高遠高校の生徒が子どもたちに勉強を教えていました。
夏の学校は、7月27日から8月1日までの4日間で、最終日には高遠高校の音楽コースの生徒の合唱を聞くということです。
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上伊那174人を含む県内1,626人の新型コロナ感染確認
長野県内で23日新たに、上伊那地域の174人を含む1,626人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
上伊那と県内の感染者数は、共に過去最多を更新しました。
県、長野市、松本市の発表によりますと、感染が確認されたのは、伊那保健所管内は174人で、
伊那市で50人、箕輪町で23人、南箕輪村で12人、駒ヶ根市で56人、辰野町で18人
飯島町で5人、中川村で2人、宮田村で8人、
佐久保健所管内で236人、上田保健所管内で186人、飯田保健所管内で126人、
長野保健所管内で124人、諏訪保健所管内で121人、松本保健所管内で79人、
北信保健所管内で30人、大町保健所管内で28人木曽保健所管内で19人
県外15人、長野市332人、松本市156人の合わせて1,626人です。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは92,113人で入院は163人、死亡は206人です。
また県は、木曽圏域の県独自の感染警戒レベルを3に、北アルプス圏域の感染警戒レベルを4に引き上げました。
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寒ざらしそば提供始まる
土用の丑には鰻ではなくそばを食べようと寒ざらしそばの提供が23日から始まりました。
伊那市の高遠町内の7店舗のそば店では、江戸時代、高遠藩から将軍家に献上されていたとされる寒ざらしそばの提供が始まりました。
このうち華留運では、昼時になると訪れた人たちが寒ざらしそばを注文し味わっていました。
高遠そば組合では今年、土用の丑の日に、伊那では寒ざらしそばを食べる新しい風習を根付かせようと23日から提供を始めました。
寒ざらしそばは、そばの実を小寒から立春まで川に浸し、寒風にさらして乾かすものです。
それにより甘みが増し、保存性が高まるということです。
今年は、江戸時代に高遠藩が将軍家に寒ざらしそばを献上し始めてから300年になります。
華留運では、23日20食を用意し、昼の12時には完売となりました。
寒ざらしそばの提供は壱刻・ますや・華留運・紅さくら・七めん亭・紅葉軒・きし野の高遠町内7店舗で行われています。
各店舗150食限定で、価格は全店共通1人前1200円です。 -
みなまつり 8月6日実施へ
伊那商工会議所青年部などは、中止となった今年の伊那まつりの代替イベント「みなまつり」の概要について、20日発表しました。
20日は、みなまつりを共催するみはらしファーム、伊那ローメンズクラブ、伊那商工会議所青年部、伊那青年会議所、菓匠Shimizuが事務局をつとめるNPO法人の5団体の関係者が、伊那市役所で会見を開きました。
みなまつりは、8月6日に伊那市内で行われる計画です。
新型コロナ対策として分散型のイベントとなっていて、昼の部は伊那市駅前ロータリーやいなっせ北側広場、みはらしファームなど、市内5か所で様々なイベントが行われる計画です。
また、夜の部は午後8時から、市内8か所で、花火の打ち上げを行うという事です。
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芝平山絵図の虫干し
伊那市の無形民俗文化財に指定されている「芝平山の絵図」の虫干しが伊那市高遠町の北原生活改善センターで17日、行われました。
17日は、高遠の芝平、御堂垣外、荒町、北原、栗田、四日市場の区長や総代らが集まり虫干しを行いました。
芝平山絵図は、今から314年前、江戸時代中期の1708年に作られたものです。
当時、高遠側の6つの村と諏訪側の12の村で山の所有権を巡る争いがありました。
絵図は、その争いを収めるために幕府が境界を決めて双方に渡したものです。
17日は、高遠町歴史博物館学芸員の福澤浩之さんが絵図について解説しました。
境界の部分には、黒い線が引かれ判が押されています。
藤沢地区の子どもたちも見学に訪れ、貴重な絵図を興味深げに見ていました。
絵図の虫干しは年に1回、7月15日前後の休日に高遠の6地区が持ち回りで行っていて、今年は、北原が担当しました。
来年は、栗田が担当するということです。
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高遠町板山 上社小宮御柱祭へメドデコ材提供
諏訪大社上社の小宮の御柱祭で、御柱に取り付けるメドデコとして使用するナラの木の切り出しが、伊那市高遠町板山の山林できょう、行われました。
16日は諏訪市の御頭御射宮司社の氏子14人が板山を訪れ、板山生産森林組合が管理する山林でナラの木の伐採が行われました。
上社の御柱はV字に取り付ける飾り「メドデコ」が特徴です。
板山の出身者が諏訪市に嫁いだ事が縁となり、前回の2016年の御柱祭で初めて木の提供が行われ、今回は2回目です。
伐採を前に神事が行われ、塩と酒で木を清めた後、斧入れが行われました。
神事を終えると、チェンソーで2本を切り倒し、坂を落として運び出しました。
ナラの木は、二つに切られ、御柱の前メドと後メドとなります。
諏訪大社上社の小宮「御頭御射宮司社」の御柱祭の里曳きは、9月4日に予定されていて、板山の住民も招待されるということです。
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高遠高校3年生 高遠のそばについて学ぶ
伊那市高遠町の高遠高校でそばをテーマに地域の歴史などの学習をしている3年生は、高遠のそばについて15日に学びました。
この日は、高遠町のそば店、壱刻の山根健司さんが講師となり、3年生15人が、入野谷在来そばなどについて学びました。
山根さんは、絶滅したとされていた入野谷在来そばの復活までの取り組みを話しました。
2009年から復活に向けて種を探しはじめた山根さんは、2014年に塩尻市の試験場で種を見つけ、復活プロジェクトのメンバーと栽培に取りかかりました。
300粒の種から発芽したのはわずか6粒でしたが、今では500キロ以上収穫できるようになったということで「長い時間をかけて復活した幻のそばです」と話していました。
ほかに、そばの実を川に浸し、寒風にさらして乾かす寒ざらしそばについても話しました。
寒ざらしそばは、江戸時代高遠藩が将軍に献上していたとされていて、そばと高遠藩の歴史について説明していました。
山根さんは「歴史を感じながら、2つの伝統あるそばを食べてみてほしい。」と話していました。
生徒たちは、今後そばを栽培し、12月には収穫したそばをつかって年越しそばを打つ予定です。 -
三宅小児童と高遠北小児童が交流
伊那市と東京都三宅村は、旧高遠町時代に友好町村盟約を結び2020年で50周年を迎えました。
12日は三宅小学校の5年生が高遠北小学校を訪れ、これからも交流が続くことを願い短冊に願い事を書きました。
12日は東京都三宅村の三宅小学校の5年生11人が、高遠北小学校の5年生7人と交流しました。
児童たちは、今後も交流が続くことを願って短冊に願い事を書きました。
旧高遠町と三宅村は、1970年に友好町村盟約を締結しました。
江戸時代、大奥の女中だった江島と歌舞伎役者の生島新五郎の悲恋「絵島生島事件」で、絵島は高遠に、生島は三宅島に流されたことが縁となりました。
今日は、高遠北小の全校児童が参加して歓迎の会も開かれました。
三宅小と高遠北小の交流は1995年から始まり、三宅小の5年生が夏に高遠を訪れています。
高遠北小の中山貴史校長は「高遠で楽しい体験をして素敵な思い出を作ってください」と話していました。
三宅小の児童は、三宅村に伝わる太鼓を披露しました。
一行は、13日高遠町内でウォークラリーを行い、14日に帰る予定です。
なお、2020年に盟約を結び50年を迎えたこともあり、伊那市と三宅村は、今月21日に新たに「親善交流」を締結する予定です。
今回書いた短冊は会場に飾られる予定です。