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台風18号 伊那谷を通過
非常に強い勢力で8日、本州に上陸した台風18号は、午前8時ころ上伊那地域に最も接近した。伊那市高遠町では、降り始めからの雨量が95ミリに達し倒木などの被害があった。
8日午前中に上伊那地域にもっとも接近するとみられていた台風18号は、午前5時頃愛知県の知多半島に上陸。上伊那地域でもこの頃から風雨が強まった。
公共交通機関にも乱れがあった。JR飯田線は、7日に始発からの運休を決定。関東や中京、大阪を結ぶ伊那バスは、朝のうち名古屋線や大阪線などで運転をとりやめた便もあった。
午前8時頃、台風は上伊那地域に最も接近した。伊那と木曽を結ぶ国道361号の姥神トンネルの木曽側では、倒木があり午前8時15分から通行止めになり、午後になって復旧した。
伊那市高遠町では、降り始めからの雨量が午前11時現在で95ミリを観測した。
高遠町の藤沢と長藤の栗田地区では、全世帯が午前7時30分から停電になり、午前9時に復旧した。
伊那市は、午前8時30分に災害警戒本部を設置。被害状況などを確認し、午前11時20分に被害の拡大が見られないことから本部を解散した。
被害は、雨量の多かった高遠地区に集中した。
国道152号の杖突峠は、倒木により大型車が通行できない状況になり、午前9時に復旧した。
心配された台風18号だが、正午ごろには雨も上がり、雲のすき間からは青空も見られた。
一部運休となっていた中央高速バス名古屋・関西方面の運行は8日午前9時から通常運行。倒木により姥神トンネルから木曽側が通行止めになっていた国道361号線は、午後3時に通行止めが解除となった。
また伊那市高遠町の松倉地区の停電は午後3時に復旧した。 -
高遠町高齢者慰安会
伊那市高遠町の高齢者慰安会が7日、高遠町文化体育館で開かれた。
高遠町地区には現在75歳以上の高齢者がおよそ千500人いて、今日はその4分の1にあたる370人が参加した。
慰安会は高齢者の長寿の祝いとして、また交流の場として高遠町が毎年開いているもの。
慰安会では高遠町地区の公民館講座で練習をしている踊りや唄、琴などの10団体が練習の成果を披露し、会場を盛り上げていた。
参加したあるお年寄りは「同じ地域に住んでいてもなかなか顔を合わせる機会がない。今日はいろんな人と交流出来てとても楽しかった」と話していた。 -
麺街道フェスタ 11月7、8日開催
国道361号を麺街道と位置づけ地域の活性化につなげようと、麺街道フェスタ2009が今年も伊那市高遠町の高遠城址公園内を中心に11月7日と8日に開催される。
イベントのメーンとして、アマチュアソバ打ち名人世界大会が行われる。
6日は、麺街道フェスをPRするのぼり旗が伊那市役所でお披露目された。
麺街道フェスタは、麺を通じた情報発信や地域間での連携を深め活性化につなげようと去年から開かれている。
今年は国道361号沿いの麺所にスポットをあてたイベントで、伊那市のローメンや木曽町のとうじそば、岐阜県高山市の高山ラーメンなどを味わうことが出来る。
会場は高遠城址公園周辺で行われ、そばやラーメンが味わえるほか伊那節や木曽節といった郷土芸能が披露される。
また、信州そば発祥の地をPRしようと今年初めてアマチュアそば打ち名人世界大会と銘打った企画が行われる。
この大会は、そばの出来栄えを競うもので、優勝者には賞金5万円が贈られる。
定員は100名で参加資格はアマチュアであることが条件。 -
入笠牧場下牧
JA上伊那が伊那市高遠町の入笠牧場に今年6月に放牧した牛の下牧が30日から始まった。
JAでは、種付けや酪農家の労働負担軽減のため、上下伊那や諏訪地域の酪農家の牛を夏場に入笠牧場に放牧している。
今シーズンは、約100頭が標高1800メートルの涼しい牧場で過ごした。
下牧は、その牛たちを再び酪農家のもとへと返す作業で、一頭一頭、体重や健康状態、妊娠の有無をチェックして牧場を後にする。
詳しい検査を行わないと正確な数値は出ないが、約8割の牛で妊娠が確認された。
放牧されていた牛は、生後6ヵ月から2、3歳までのホルスタインがほとんどで、ひと夏を牧場で過ごしたことで足腰が強くなり、体重も増えていた。
今年は、ニホンジカの食害対策として、防護柵などを設置し、牛が食べる牧草も確保した。
牛の入笠牧場からの下牧は10月1日も引き続き行なわれることになっている。 -
子育てサークルと園児が交流
伊那市高遠町の子育てサークルと保育園児が今日、体操などで一緒に体を動かして交流した。
29日は高遠町図書館で交流会が開かれた。
交流したのは子育てサークル「プチアンパンマン」と高遠第2第3保育園の年長児。
この交流会は小さな子供同士がふれあう機会にしようと開かれていて今年度3回目。
子育てサークル「プチアンパンマン」は、未就園児とその親で集まる会で、工作や運動会などをして楽しんでいる。
29日の交流会は園児らが、運動会で発表した体操や歌を歌った。
また、手遊びも行われ、園児と未就園児が一緒になって元気いっぱいに体を動かしていた。
高遠第2・第3保育園の伊藤美智子園長は「園児達は毎回この会を楽しみにしている。今後も子ども同士のふれあう機会をつくっていきたい」と話していた。 -
三峰川まつり マス釣り楽しむ
三峰川で釣りをして楽しむイベント「三峰川まつり」が27日、伊那市高遠町の三峰川河川敷で行われた。親子約60人が訪れ、子どもたちが釣りを楽しんだ。
このまつりは、三峰川に清流を戻そうと活動している三峰川みらい会議が開いているもので、今年で5回目。
河原に石で囲って作った池に、体長25センチほどのマス300匹が放流された。
子どもたちは、池に釣り糸を垂らしてマス釣りに挑戦した。
マスは、なかなか思うように釣れず、子どもたちは竿を手にじっと水面を見つめていた。
マスが釣れると、親が手伝ってバケツなどに入れていた。
三峰川みらい会議では、「川に親しんで、河川敷で楽しく遊んでほしい」と話していた。 -
高遠高校生 カヌー体験
伊那市の高遠高校の3年生が17日、高遠ダムでカヌー実習を行った。
高遠高校では、科目でスポーツを選択している生徒らが、ゴルフなどさまざまなスポーツを体験している。この日のカヌー実習もその一環で行われた。
スポーツを選択している3年生で20人が、2人乗りや1人乗りのカヌーを体験した。
高遠さくらホテル付近を出発し、1時間ほどかけて長谷の大明神付近まで川を上り、また下っていた。
中には川に落ちてしまう生徒もいたが、それぞれがカヌーを上手に扱って川を下っていった。 -
内田孝蔵の系譜特別展
旧高遠町出身の名医 内田孝蔵に関する資料展が、伊那市の高遠町歴史博物館で開かれている。
内田孝蔵は、明治14年、旧高遠町の東高遠に生まれ、同じく高遠出身の音楽教育家・伊澤修二のいとこにあたる。
東京で眼科医院を開業し、明治、大正、昭和時代にかけて、眼科医として活躍した。
会場には、内田孝蔵の写真や、資料など74点が展示されている。
内田家には、高遠藩の藩校・進徳館で使われていた書籍が数多くあり、孝蔵は幼い頃から本に親しんできたという。
福岡医科大学で眼科を学び、卒業後ドイツに留学、帰国後は、当時日本で一番大きなビルとされていた東京の丸の内ビルに、43歳で眼科医院を開業した。
また、大正12年の関東大震災では、眼に傷を負った人を、無料で治療した事などからも、その名が全国に知れ渡るようになった。
内田孝蔵の系譜「高遠が生んだ日本の名医」は11月29日まで伊那市の高遠町歴史博物館で開かれている。 -
新宿・高遠連絡きっぷ販売へ
中央高速バスとJRバス関東の路線バス「高遠線」の乗車券をセットにした連絡きっぷの販売が来月10日から始まる。
連絡きっぷは伊那市の高遠町と長谷地区を結ぶ高速バス「南アルプス号」の運行が今年7月で廃止されたことを受け、利用者の利便性を確保しようと販売される。
連絡きっぷは伊那、新宿間の高速バスと伊那、高遠間の路線バスの乗車券をセットで販売する。料金は高速バスの運賃、大人片道3,460円、子ども片道1,730円と同額。
これにより路線バス料金の大人片道510円、子ども片道260円分安くなり平日では伊那バスターミナル発、新宿行きへ13本、土日は11本で乗り継ぎが可能となる。
販売場所は高遠駅、伊那バスターミナル、新宿高速バスターミナルの3カ所で、販売するJRバス関東、伊那バス、京王電鉄バスでは高遠地区の住民、また東京から高遠へ訪れる人たちの足として利用してもらいたいとしている。 -
高遠城下まつり
伊那市高遠町の高遠城下まつりが5日、本通りで開かれ、5年ぶりの復活となる子供騎馬行列が披露された。
本通りを歩行者天国にして開かれた高遠城下まつりでは、高遠北小学校の児童らが子ども騎馬行列を披露した。
騎馬行列は、高遠藩主だった保科正之が今の山形県にあたる最上藩に移るときに、高遠町藤沢の貴船神社に行列の時に使う道具を奉納したのが始まりとされている。
行列ではちょうちん持ちや鉄砲隊、大将など約50人がそれぞれ当時の衣装に身を包み本通りを練り歩いていた。
子供騎馬行列は伊那市の無形文化財に指定されていて、城下まつりで披露するのは5年ぶりとなった。
通りには児童らの行列を見ようと多くの人が集まり、城下町の雰囲気を味わっていた。 -
絵島の法要
江戸時代、囚われの身としてその生涯を高遠で過ごした絵島を偲ぶ絵島の法要が5日、伊那市高遠町の蓮華寺で行われた。
今年で269回目となる法要には伊那市高遠町などから関係者約30人が参列した。
絵島は江戸城で7代将軍家継の母、月光院に仕えていた。
しかし幕府内の権力争いに巻き込まれ、絵島生島事件の罪人として高遠に流刑となった。
またこの事件で恋仲を疑われた役者の生島も三宅島に流された。
囚われの身となった絵島は33歳から61歳までの27年間を高遠の囲み屋敷で過ごした。
囲み屋敷での絵島は心の安らぎを求め法華経を信仰し蓮華寺住職の法話を聞き、お経を唱える毎日を過ごしたといわれている。
そして遺言により、蓮華寺に埋葬された。
法要には、絵島生島事件の縁で交流がある三宅島の平野祐康村長も訪れた。
参列した人たちは、高遠に流され悲運の生涯を過ごした絵島を偲び、冥福を祈っていた。 -
ポレポレの丘でトマト摘み
伊那市高遠町のポレポレの丘を管理運営している高遠花摘み倶楽部は、近くの保育園児を招いてミニトマトの収穫を体験してもらった。
ポレポレの丘に招かれたのは、高遠第一と第四保育園の年長児。
高遠花摘み倶楽部では、自然公園を知ってもらい、子どもたちに親しんでもらおうと去年も保育園児を招いた。
理事長の赤羽久人さんから、花と野菜を一緒につくると美味しい野菜ができることや組み合わせで虫がつきにくくなることなどを聞いた後、畑に入りミニトマトをもぎ取っていた。
公園内には、ミニトマトのほかに夕顔やゴウヤなど20種類の野菜が栽培されている。
赤羽さんは、作る楽しみ、見る楽しみ、食べる楽しみを提案していきたいと話していて、子どもたちにも「また遊びに来てくださいね」と呼びかけていた。 -
青年のうたごえ祭典イン伊那
音楽を通じてはげましあい元気になろうと、8月29日と30日の2日間、青年のうたごえ祭典イン伊那が高遠青少年自然の家で開かれた。
このイベントは、不況により悪化する社会環境の中、歌声を通じてつながりあい元気を出していこうと開かれた。
実行委員会の呼びかけにより全国から20団体、70人が参加して歌声を披露し合った。
29日には、メインとなる野外音楽祭が開かれ、フォークギターの弾き語りや田楽座などゲストの演奏もあった。
長野市の戸谷英城実行委員長は、「青年たちの歌声のネットワークを生きる力にしていきたい」と話していた。
また地元から参加したある女性は、「派遣切りにあい、自分も元気になりたい。音楽を通して人とつながり元気を分かち合いたい」と話していた。 -
高遠高校文化祭「兜陵祭」
伊那市の高遠高校の文化祭「兜(とう)陵(りょう)祭」が29日から一般公開となり、会場では様々なイベントが行われいる。
今年49回目を迎えた兜陵祭は「もう日常じゃものたりない」をテーマにクラス・部活がそれぞれ販売や展示を行っている。
このうち体育館では、合唱部や吹奏楽部が日ごろの練習の成果を披露した。
ここでは高遠高校と交流のある群馬県高崎市の創造学園大学の学生が友情出演し、バリトン独唱やフルートの演奏を披露し会場を盛り上げていた。
また図書室では福祉コースの生徒がうちわの表裏を使った紙芝居「うちわシアター」を上演していた。
高遠高校の文化祭「兜陵祭」は30日まで一般公開されていて、30日は午前11時から午後2時30分までとなっている。 -
高遠ブックフェス
本をテーマにしたイベント、高遠ブックフェスティバルが29日、伊那市高遠町で開かれた。
このイベントは本を通して、地域の活性化を図ろうと、古本屋経営者らでつくる実行委員会が開いたもの。
今回が初めての開催となるブックフェスティバルは県の元気づくり支援金およそ500万円の補助を受けている。
高遠町内の歩道にはいたるところに本棚が設置され、訪れた人たちが、興味のある本を路上で読んだり、買い求めたりしていた。
実行委員会では高遠を、本好きの人たちが集まるイギリスの「ヘイ・オン・ワイ」のような町にしてみたいと、今回のイベントを企画した。
高遠ブックフェスティバルでは本の販売のほか、本に関する様々なイベントがおこなわれた。
そのうち絵本作家、スズキコージさんによる『本からとびだせ大行進』では親子連れが、大きな山車づくりに挑戦した。
完成した3体の山車は木で骨組をつくり、ダンボールをはったあと、スズキさんと子どもたちが色をつけたもので、絵本から飛び出した不思議な動物をイメージしている。
スズキさんと子どもたちは30日、この3体の山車を引いて高遠の街中を行進することにしている。
29日は他に直木賞作家の角田光代さんが高遠町総合福祉センターでトークショーを開いた。
角田さんは2005年に出版した『対岸の彼女』で直木賞を受賞している。
角田さんは、集まった人からの「なぜ小説家になったのですか」という質問に「子供の頃、小説がはじめて魅了された娯楽でした。小学校の時には文集で作家になりたいと書き、これまで小説以上に興味をもつものがありませんでした。」と答えていた。
会場には角田さんのファンなど、およそ200人が集まり、話しに耳を傾けていた。
高遠ブックフェスティバルは30日までで、角田さんらによる本の町シンポジウムや、古本を販売した収益で学校図書館を充実させる子どもブックリサイクルなどが行われる。 -
国道152号沿いの花壇の花が見ごろ
伊那市高遠町の国道152号沿いの花壇の花が見頃となっている。
27日は、花壇を管理している伊那市振興公社のメンバーが、咲き終わった花を摘み取る作業を行っていた。
この花壇は、霜が降りる10月下旬まで楽しめるという。 -
高遠北小で水泳参観
夏の水泳の練習の成果を発表する水泳参観が、伊那市の高遠北学校で開かれた。
水泳参観は、水泳の授業や夏休みに取り組んできた成果を保護者に見てもらおうと開かれた。
この日は、全児童66人が、泳ぎを披露した。
このうち、3・4年生は、自分の泳げる距離でタイムを競いあった。
3年生は、今年初めて大きなプールに挑戦したが、全員が25メートル泳げるようになったという。
4年生の半数以上は、50メートルに挑戦した。
懸命に泳ぐ子どもたちに、保護者からは拍手が送られていた。
高遠北小学校では、この日の水泳参観をもって、プールの授業は終了となる。
9月12日に、運動会が予定されていて、これからは運動会一色になる。 -
伊那市高遠町でコンビニ強盗
25日午前1時25分ころ、伊那市高遠町のコンビニエンスストアに強盗が入り現金3万円を奪って逃走した。
店員にけがはなかった。
伊那警察署の発表によると、事件があったのは伊那市高遠町のセブンイレブン高遠小原店。
アルバイト店員の男性1人が店番をしていたところ店に入ってきた若い男が刃物の様な物を振り上げ金を出せと脅迫し、レジにあった現金3万円ほどを奪って逃走した。
店員の男性にけがはなかった。
逃げた男は、年齢が10代から30代ぐらいで身長はおよそ160センチメートルから165センチメートル。黒っぽい長袖の上着とズボンを履き、帽子をかぶり白いマスクを着けていたという。
伊那警察署では強盗事件として、現在逃げた男の行方を追っている。 -
会津若松と伊那市の子供が交流
保科正之公にゆかりのある伊那市高遠町と福島県会津若松市の子どもたちが17日、交流した。
会津若松市の6年生約70人が伊那市を訪れ、高遠小学校の6年生と交流した。
歓迎の式では、高遠小学校の高遠囃子クラブの子どもたちが高遠囃子を披露した。
高遠町は、保科正之が7歳から26歳までを過ごした地。保科正之はその後、福島県の会津若松藩主となり、高遠時代の家来を連れて会津若松へと移り住むが、その時、高遠の文化も一緒に伝えたとされている。
こうした歴史的背景から、旧高遠町と会津若松市は、友好都市提携を結んでいて、合併後は伊那市が提携を結んでいる。
子どもたちの交流は合併後初で7年ぶり。
野外では、ゲームをしながら手作りした名刺を交換して、交流を深めていた。 -
【カメラリポート】高遠ブックフェスティバル 29日・30日開催
今月29日土曜日と30日日曜日に第一回高遠ブックフェスティバルが開かれる。
この高遠ブックフェスティバルとはどのような催しなのか取材した。 -
高遠湖でカヌー体験
伊那市高遠町の高遠湖で12日、親子連れなどがカヌーを体験し、水の感触を楽しんだ。
高遠湖にある「伊那市高遠B&G海洋センター」が無料開放され、親子連れら150人がカヌーを体験した。
子どもたちは、ライフジャケットを身につけ、パドルの使い方を職員に教わると、さっそくカヌーに乗りこみ湖に出た。
海洋センターでは、水と自然に親しんでもらおうと、施設のPRも兼ねて毎年夏に無料開放の日を設けている。
子どもたちは、最初は思うようにパドルを使えずにいたが、1時間ほどすると行きたい方向に上手にこぐことができるようになった。
海洋センターの無料開放はこの日だけだが、9月末までは予約をすれば1時間1艇100円でカヌーやボート、ヨットが楽しめる。
センターでは「海のない所でも水遊びができることを知ってもらい、遊びながら自然の大切さを学んでもらいたい」と話していた。 -
市消防団河南分団の初の防災イベント
伊那市消防団の河南(かなみ)分団は、地域の将来を担う子どもたちに、消防団について理解を深めてもらうおうと防災イベントを、9日行った。
9日は、伊那市高遠町のほりでいドーム前のグラウンドでイベントが行われた。
イベントには、100人ほどの地区住民が訪れ、消防団活動に理解を深めた。
河南分団は勝間・小原・上山田、下山田地区を担当していて、64人の団員が活動している。
消防団では、地域社会の意識の変化などにより、人員を確保することが困難になっていて、子どもの頃から消防団活動に興味を持ってもらいたいと、河南分団が初めて開いた。
放水体験では、子ども達が列を作り、次々に的を倒していた。子供達は「楽しかった」「ホースが重かったけれど、的が倒れてうれしかった」などと話していた。
河南分団では、今後も、このようなイベントを通して、消防団活動をPRしていきたいとしている。 -
高遠高校の前澤さん写真で最優秀賞
高遠高校の2年生、前澤れおさんの写真がこのほど、三重県で開かれた全国高校総合文化祭で、最優秀賞3作品の一つに選ばれた。
最優秀賞に選ばれたのは、前澤さんが去年の夏、自宅で撮影した作品「夏と親父の夕涼み」。
縁側でギターを弾く父親を、犬や弟らが見つめている日常の一瞬の光景を写したもので、それぞれの目線などが面白いとして評価された。
今回の文化祭には、全国から300点以上の作品が寄せられ、前澤さんの作品は最優秀賞のうち、文化庁長官賞に選ばれた。
前澤さんが本格的に写真を始めたのは高校に入ってからで、現在は写真部で活動している。
日常生活の中でもカメラを持ち歩き、数多くの作品を撮影してきたことが、今回作品を撮影するきっかけになったという。
今後は、秋に開かれる長野県高等学校写真展にも、作品を出品するという。 -
新宿の中学生が味噌作り
農業体験で伊那市を訪れた東京都新宿区の中学生が5日、伊那市高遠町の農産物加工所で、味噌作りに挑戦した。
伊那市に農業体験に訪れたのは新宿の西早稲田中学校の生徒22人。
生徒達は5つの班に分かれ、野菜の収穫や、農機具の整備などを体験した。
このうち高遠町農産物加工所を訪れた生徒は、地元で味噌やジャム、ジュースの加工販売を行っている組合のメンバーから指導を受けながら、味噌玉にコウジをつける作業を体験した。
この施設で作られた味噌のほか、高遠の野菜や米が、西早稲田中の給食で使われている。
その食材がどのように作られているのか、実際に体験をする事で理解を深めようと、3年前から毎年、夏休みを利用して高遠を訪れている。
今日できた80個の味噌玉は1年間寝かせて完成させるという。 -
サルによる農作物被害拡大
農作物の収穫を目前に控えたこの時期、作物をサルに食べられる被害が広がっている。
伊那市高遠町藤沢水上の伊藤実さんの畑では、トウモロコシなどがサルの被害に遭った。
伊藤さんによるとここ数日、20頭ほどの群れのサルが山から現れては国道を渡り、ネットを乗り越えて畑に入りこみトウモロコシを全て食べ尽くしてしまったという。
被害はすでに水上全域に及んでいて、伊那市では水上地域にサルの捕獲檻を設置することを決めているが、まだ設置には至っていない。
市では、被害に遭った農家にとって早急に檻を設置してほしいという気持ちはわかるが、捕まえたサルは許可を受けた猟友会でしか処分できないことから猟友会との調整が必要だとして理解を求めている。 -
さくらの里で夏まつり
伊那市高遠町の特別養護老人ホーム「さくらの里で」26日、夏祭りが行われた。
夏まつりは、利用者とその家族に楽しんでもらうとともに、地域に開かれた施設を目指し行っている。
毎年、地域の住民や高遠中学校の生徒がボランティアとして祭りを支えていて、高遠中学からは、福祉委員会のメンバーら17人が参加し、今年の祭りの運営を手伝った。
参加したある生徒は、「普段はあまり接する機会がないが、こういう機会を通してお年寄りと交流するのは楽しい」と話していた。 -
特別養護老人ホーム「さくらの里」夏祭り
伊那市高遠町の特別養護老人ホーム「さくらの里」で、26日、夏祭りが行われた。
夏まつりは、利用者とその家族に楽しんでもらうとともに、地域に開かれた施設を目指し行っている。
毎年、地域の住民や高遠中学校の生徒がボランティアとして祭りを支えていて、高遠中学校からは、福祉委員会のメンバーなど17人が参加し、今年の祭の運営を手伝った。
参加したある生徒は、「普段はあまり接する機会がないが、こういう機会を通して、お年寄りと交流するのは楽しい」と話していた。 -
高遠城下まつりに町民踊り復活
9月5日に開催を予定している、伊那市高遠町の高遠城下まつりで、3年ぶりに、町民踊りが復活する。
22日に開かれた、高遠町地域協議会で報告された。
高遠町総合支所によると、高遠城下まつりで、町民が踊るのは3年ぶりという。
祭りを開催する中で、人が集まりにくいことなどから、休止していたが、地域を盛り上げていこうと、今年は復活させる事にした。
踊りは、高遠音頭、伊那節、東京音頭などを予定している。
また、2年ぶりに花火を打ち上げるほか、メインイベントとなる荒町の子ども騎馬行列も、数年ぶりに実施される予定。 -
芝平山絵図虫干し
伊那市指定文化財に指定されている芝平山絵図の虫干し行事が15日、伊那市高遠町の荒町公民館で行われた。
地区総代ら約20人が見守る中、1年間、木箱に納められていた絵図が取り出された。
この絵図は江戸時代、高遠と諏訪の境界で山の利権争いが絶えなかったため、江戸幕府が紛争が起きないようにと作った。
絵図は301年前の宝永5年(1708年)に作られたもので、争いが多かった芝平山には境界線が引かれている。
江戸幕府は高遠と諏訪の双方にこの絵図を渡し、境界線から先に立ち入らないよう命じたという。
虫干し行事は年1回、7月15日に行われていて、芝平山に接する御堂垣外、荒町、北原、栗田、四日市場、芝平の旧6カ村が持ち回りで行っている。
集まった地区総代らは江戸時代から伝わる貴重な絵図を興味深げに見入っていた。
虫干しにより痛んだところがないことが確認され、この日から1年間、この絵図は荒町で管理されることになっている。 -
貴船神社子供騎馬行列
高遠北小児童が練習伊那市高遠町に伝わる伝統行事、貴船神社子供騎馬行列の練習が15日、高遠北小学校で行われた。
騎馬行列の練習は9月に予定されている高遠城下まつりでお披露目するためで、高遠北小3年生以上の児童41人が参加した。
指導にあたったのは高遠町荒町の住民でつくる保存会のメンバーで、声の出し方や歩き方などを教えていた。
騎馬行列は当時の高遠藩主保科正之が行列の用具一式を荒町にある貴船神社に奉納したのが始まりだといわれている。
昭和の時代にはその伝統が途絶えていたが、荒町の住民により平成元年に復活して以降、子どもたちへの指導など保存活動が行われるようになった。
この日は行列の時に弓を持つ、鉄砲を携えるなど、それぞれの役割が決められた。
騎馬行列がある9月までに3回の練習をすることになっていて、子どもたちは歌や歩き方を覚え、本番に臨む。