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各地のジオパーク活用法学ぶ
全国各地のジオパーク保有地域が交流する「ジオパーク交流集会」が18日、いなっせで開かれ、ジオパークの活用方法などについて学びました。
この日は、伊那市を中心におよそ270人が参加しました。
ジオパークは、地質・地形を見所とする自然公園として認定された地域のことです。
交流集会は、全国に27施設ある国立青少年自然の家のうち、8施設の地域にジオパークがあることから、その8地域の自然の家のスタッフを招いて、初めて開かれました。
各地域の自然の家で行われているジオパークを活用した教育活動の発表では、高遠の他、新潟県の妙高と長崎県の諫早が発表しました。
妙高では、糸魚川構造線を活用した体験学習が行われていて、断層や翡翠、化石などの採集体験を通じて子ども達に夢を与える学習を企画しています。
高遠では、石探しや砂金の採集体験などを通じ地質への理解を深める学習を行った所、子ども達の協同学習への意欲に変化がみられたということです。
こうした発表を受け、国の教育研究機関の五島政一さんは「自分の地域を知る事で、子ども達は自分の地域を誇りに思い、地域を好きになる。地域の大人が子ども達に伝承しながら教えてあげてほしい」と話していました。
ある参加者は「地域に世界に誇れるものがあるということをPRするために、いろんな地域の情報を聞いて、協力して活動していけたら素晴らしいと思う」と話していました。
白鳥孝伊那市長は「非常に有意義な交流だった。各地の活用法を聞き、地域に合った活用方法を探るきっかけになった。ジオパークを学習に取り入れるというのはとても面白いと思う」と話していました。
交流集会では、ジオパーク保有地域の市長や村長によるシンポジウムも行われました。 -
長谷保育園 寸劇で人権意識啓発
伊那人権擁護委員協議会は、小さいうちから人権意識を持ってもらおうと15日、伊那市の長谷保育園で啓発活動を行いました。
この日は、伊那人権擁護委員協議会の伊那の委員を中心に委員17人が長谷保育園を訪れ、歌や、寸劇などを披露しました。
寸劇は、育児休暇をとった父親や幼い子どもをテーマに、家族の協力や親子の愛情の大切さをうったえる内容になっています。
伊那人権擁護委員協議会の上村秀一会長は、「家庭や学校などで、みんな仲良く助け合って暮らしてもらいたい」と話していました。
最後に人権イメージキャラクターのまもる君とあゆみちゃんが登場し、友達を大切にしてほしいと園児に呼び掛けていました。 -
地域自治区と総合支所のあり方について意見交換
長谷地域自治区懇談会が10日、伊那市長谷総合支所で開かれ地域自治区と総合支所のあり方について意見を交しました。
地域自治区は旧伊那市、高遠町、長谷村が合併した際、地域住民の声を行政に反映させようと設置されたもので、地域住民でつくる地域協議会を運営しています。
合併特例法による地域自治区は設置期間が10年と決まっていて平成27年度で終了となります。
懇談会は期間終了後の地域振興などについて考えようと開かれたもので、区長や各種団体の代表などおよそ20人が出席しました。
地方自治法に基づく地域自治区となって40年以上を経た旧伊那市の支所の職員数は現状3人、公民館が2人となっています。
参加者からは、「災害がおきたときは、孤立してしまう場合がある。防災の拠点となる総合支所に職員が少ないのは不安」などの意見が出されていました。
中山晶計地域自治区長は「声をあげなければ、終わってしまう。
地域の要望を反映させるためにはどうすればいいか考えていきたい。」と話していました。 -
美和ダム分派堰 水没重機引き上げ
伊那市長谷の美和ダム上流の分派堰内に水没していた重機が、9日、引き揚げられました。
重機などからの油漏れは無いということです。
9日午前9時過ぎから、美和ダム上流の分派堰内の重機を引き揚げる作業が行われていました。
重 機はたまった土砂を取り除くために、ダム内に仮り置きされていましたが、6日からの雨で、およそ91トンの水がダム内に流れ込み、7日朝に重機とガソリンが入った携行缶が水没していることが確認されました。
ガソリンの携行缶は、8日回収され、重機は9日、クレーン車で引き揚げられました。
三峰川総合開発事務所によると、重機などの引き上げ作業などは無事終了し、水没による油漏れなどはなかったということです。 -
美和ダムに重機水没
伊那市長谷の美和ダムに土砂掘削工事を行っていた重機4台が水没しました。
これによるケガ人はなく、ダムを管理している三峰川総合開発工事事務所では監視を続けています。
三峰川総合開発工事事務所によりますと、水没した重機は土砂掘削用重機2台と運搬用クローラーダンプ2台です。
これらの重機は、ダム内に溜まった土砂を取り除く作業をしていました。
ダム内にはクレーン車で入れ、昨日の作業終了後、重機をダム内に、かり置きしていました。
しかし6日からの雨でダム内におよそ91トンの水が流れこみ7日朝重機が水没していることが確認されました。
これによるケガ人はなく、重機からの油漏れは、ないということです。
また現場にあった10リットルのガソリンが入った携行缶についても油漏れはなく美和ダム内で浮いている状態だということです。
三峰川総合開発工事事務所では、「今日の朝、重機をクレーンで引き揚げる予定だったが、想像以上に水位の上昇が早く、このような状況になってしまった。」と話しています。
重機を引き上げることができるまで水位が下がるには4、5日かかるということで、三峰川総合開発工事事務所ではその間、監視を続けることにしています。 -
パワースポットの水で受験生応援
伊那市長谷の零磁場ミネラル株式会社は、受験生を応援しようとパワースポットとして知られる分杭峠のミネラルウォーターを3日、長谷中学校の3年生にプレゼントしました。
3日は、木下護工場長ら2人が長谷中学校を訪れ、ミネラルウォーター24本を生徒に手渡しました。
ミネラルウォーター「零磁場の秘水」は、パワースポットとして知られる分杭峠の水を商品化したものです。
受験生を応援しようと、期間限定でラベルに必勝ダルマのシールが貼られています。
シールは、1月の大寒に木下さんらが分杭峠まで行き、合格祈願したものです。
生徒らは、「これを飲んで全員で合格したい」と感謝していました。
高校入試は、8日水曜日の前期選抜試験を皮きりに始まります。 -
大徳王寺城址の案内看板設置
南北朝時代の大戦乱「大徳王寺城の戦い」があったといわれている伊那市長谷溝口に、その言い伝えを記した案内看板が設置されました。
看板は伊那市長谷溝口にある常福寺の裏山に設置され29日序幕式が行われました。
看板を設置したのは、溝口の歴史や自然などについて学んでいる、溝口郷づくりの会で、伊那市元気づくり支援金事業を活用してつくられました。
伊那市文化財審議委員で長谷村誌歴史編編纂委員の久保村覚人さんが、地域に残る古文書をもとに調べた南北朝時代の大徳王寺城の戦いについての説明書きがあります。
それによりますと、西暦1300年代の南北朝時代、溝口に大徳王寺城という城があり、その城を中心に戦乱があったということです。
溝口郷づくりの会では、地域の歴史を広く知ってもらうことで、活性化につなげたいと話します。
溝口郷づくりの会では地域の歴史や自然について学ぶ学習会を開きボランティアガイドを養成する計画で、溝口のPRに努めていくということです。 -
「大寒」も最低気温0.6度
21日は二十四節気のひとつ「大寒」。1年で最も寒さが厳しくなる頃とされています。
伊那市長谷杉島の小松照子さんの家では、寒さを利用した保存食「凍り餅」づくりが行われています。
21日の伊那地域は、最低気温0.6度と暖かく4月上旬並の気候となりました。
この日は、小松さんが四角に切った餅を紙に包んで紐に結ぶ作業をしていました。
凍り餅は、水に浸した餅を凍らせ、さらに凍らせた餅を風にさらして乾燥させるものです。
この工程を踏むことで、カビが生えづらい保存用の餅になるということです。
小松さんはおよそ50年前から凍り餅づくりをしていて、この作業が小正月の恒例行事になっています。
小松さんは「毎年楽しみなイベント。年を重ねるに連れて大変になってきたが、今年も無事に作業をすることができて良かった」と話していました。
この日準備した餅は、来週冷え込みが厳しくなったころに外に出して乾燥させ始めるということで、餅は3月頃まで乾燥させるということです。 -
中尾歌舞伎保存会 初めてのオリジナル演目
伊那市長谷の中尾歌舞伎保存会は、およそ250年前に中尾歌舞伎が始まって以来、初めてとなるオリジナルの演目、「36災歌舞伎」を、4月の春季定期公演で披露します。
20日は、保存会のメンバー8人が伊那市長谷の中尾座に集まり台本の読み合わせをしました。
春季公演で上演するのは、昭和36年に伊那谷を中心に甚大な被害を出した梅雨前線豪雨36災害を題材にした演目です。
36災歌舞伎は、災害を後世に伝えようと国土交通省天竜川上流河川事務所の草野慎一前所長が原作を作成し、国立劇場の顧問を務める織田紘二さんに監修を依頼したオリジナルの演目です。
幕末の農村を舞台に、大雨により発生した土石流で妹を亡くした兄忠勝が、10年後、同じ様な土石流から、家族や村を守るという話です。
演目では、土石流を大蛇にたとえ神楽の舞で表現することになっていて、忠勝と大蛇との立ち回りなどが見どころです。
保存会では、3月18日に関係者を対象にしたプレ公演を、4月29日に春季定期公演を行うということです。 -
19人が成人の仲間入り
年明けとともに、上伊那各地で成人式が行われ、新成人が大人の仲間入りを果たしました。
1日には伊那市長谷地区の成人式が長谷公民館で行われ、小学校時代に残したタイムカプセルを全員で開封しました。
今年成人を迎えるのは19人で、この日はそのうち16人が出席しました。
タイムカプセルの中から、成人の自分に宛てた手紙や思い出の品が出てくると、新成人らは思い出話に花を咲かせていました。
式では、池上謙長谷公民館長が「大人になったのと同時に権利と義務が生まれる。これまで吸収してきた知識を、地元長谷のために役立ててもらいたい」と式辞を述べました。
新成人を代表して保科勇介さんは「無事成人を迎えられたことに感謝したい。自覚と責任ある行動をとり、広い視野を持つようにしたい」と挨拶しました。 -
大人の自覚胸に 長谷地区成人式
年明けとともに、上伊那各地で成人式が行われ、新成人が大人の仲間入りを果たしました。
1日には伊那市長谷地区の成人式が長谷公民館で行われ、小学校時代に残したタイムカプセルを全員で開封しました。
今年成人を迎えるのは19人で、この日はそのうち16人が出席しました。
タイムカプセルの中から、成人の自分に宛てた手紙や思い出の品が出てくると、新成人らは思い出話に花を咲かせていました。
式では、池上謙長谷公民館長が「大人になったのと同時に権利と義務が生まれる。これまで吸収してきた知識を、地元長谷のために役立ててもらいたい」と式辞を述べました。
新成人を代表して保科勇介さんは「無事成人を迎えられたことに感謝したい。自覚と責任ある行動をとり、広い視野を持つようにしたい」と挨拶しました。 -
新ごみ処理施設 暫定的な施設規模決定
新しいごみ中間処理施設の処理方式や施設の規模について検討する「施設整備検討委員会」は26日、プラントメーカーに対するアンケートで使用する暫定的な施設規模を決定しました。
アンケートに記載する暫定的な施設規模は、計画年間処理量をおよそ3万7千トン、年間稼働日数を280日、1日平均141トン処理する規模としています。
また、この施設規模に必要な焼却炉の数として、現在稼働している施設の実績や建設費、敷地面積などから2つが妥当としています。
2つの焼却炉で構成した場合、ごみをためておくごみピットの必要容量は9日分、5千300立方メートルとしています。
この数値をもとに、新ごみ中間処理施設で採用する焼却方式について、プラントメーカーにアンケート調査を行います。
アンケートは、国内プラント竏茶=[カー18社に対して行う予定で、委員会では12月初旬にアンケート用紙を送り、来年2月に集計、3月に処理方式の選定を行う計画です。 -
路線バス藤沢線 土日祝日減便
JRバス関東株式会社が運行している、伊那市高遠町の高遠駅と藤沢を結ぶ路線バス「藤沢線」が、来年4月から、土日祝日の運行を取り止める方針である事が21日わかりました。
21日、伊那市役所で開かれた、地域公共交通についての会議で、JRバス関東中央道支店のししくら宍倉こういち幸一支店長が、社の方針として土日祝日の運行を取り止める事を報告しました。
JRバス関東が運行する、藤沢線の利用者は、平日7便の合計が、50人から80人前後あるのに対して、土日8便の合計は、10人前後にとどまっていると言うことです。
JRバス関東では、現状の路線を維持する為の経費節減策として、来年4月から、土日祝日に限り、バスの運行をとり止めるとしています。
伊那市地域公共交通協議会では、地域への影響も考慮し、JRバス関東への財政支援をして、土日祝日の運行の、一定の便数を確保する方針です。 -
三六災害題材の歌舞伎上演へ
三六災害を題材にした歌舞伎の上演に向け中尾歌舞伎保存会が準備を進めています。
中尾歌舞伎保存会では、三六災害を語り継ごうと、災害を題材にした歌舞伎の上演を計画しています。
20日は、保存会で演技などの指導を行っている、西村清典さんが歌舞伎で使う厚紙などで作った大蛇を確認していました。
脚本は天竜川上流河川事務所の前所長、草野慎一さんが書いたもので、三六災害による土石流を「泥の大蛇」と表現しています。
土石流があふれる場面で使われるこの大蛇は、保存会会員のつてにより広島で伝統文化の保存活動を行っている団体から譲り受けたものです。
中尾歌舞伎保存会では三六災害を題材にした歌舞伎の演出を以前から交流のある、日本芸術文化振興会顧問の織田紘二さんに依頼しています。
西村さんらは19日、富士見町の別荘を訪れている織田さんを訪ねました。
西村さんら保存会会員と織田さんは舞台に向けての打ち合わせをしました。
織田さんは舞台の演出の方法や、演題の案などについてアドバイスしていました。
三六災害を題材にした歌舞伎は、来年3月に関係者を招いて試演会を開き、7月に本番を予定しています。 -
戸台の化石憲章 採択
伊那市長谷戸台で化石発掘などを行っている「戸台の化石」保存会の発足25周年記念式典が12日、長谷公民館で開かれ、地域の自然を守り続けるための化石憲章が採択されました。
標高およそ1千メートルの戸台からは、およそ1億2千年前のアンモナイトなど海の生物の化石があります。
これらは、元は海だったこの一帯が南アルプスの隆起により、その時代の生物が岩石の中に保存され化石になったと考えられています。
戸台から出た化石は、見つけた人が持ち帰らず全て「戸台の化石」保存会に預けることになっています。
その化石は現在8千点を超え長谷公民館に保存されています。
12日は、その「戸台の化石」保存会発足25周年記念式典が開かれ、会員などおよそ100人が出席しました。
保存会は化石の発掘や地質の調査のほか、化石採集体験会などを開いています。
1963年昭和38年に戸台ではじめてアンモナイトの化石を発見し保存会の副会長を務める、 北村建治さんは、「とれた化石を地域で保存することは、歴史の調査や化石の分散を防ぐうえで大切なこと。これからも地域の宝を守り続けていきたい。」と話していました。
保存会の伊東耕平会長は、「とれた化石をあずかることから、信頼される保存会として活動していきたい。」とあいさつしました。
12日は、保存会発足25周年にあたり「採集した化石は持ち帰らず地元で保存する。太古のロマンを秘めた化石に接し地球の成り立ちを知ろう」などとする戸台の化石憲章が採択されました。 -
長谷中学校生徒会が義援金届ける
伊那市の長谷中学校の生徒会が、東日本大震災などの被災地への義援金を2日、長谷総合支所に届けました。
生徒会役員3人が訪れ、長谷総合支所の池上忍次長に義援金を手渡しました。
義援金は9万9730円で、長野県の栄村に6万4千円、東日本大震災の被災地に残りの3万5730円を送ります。
義援金は、生徒会がアルミ缶回収と花の苗の販売で得たお金と、文化祭で行ったチャリティイベントで来校者から寄せられた寄付金です。
伊那市を通じて被災地に送られるということです。 -
中尾歌舞伎 秋季定期公演
伊那市無形文化財に指定されている中尾歌舞伎の秋季公演が6日、伊那市長谷の「中尾座」で行われました。
中尾歌舞伎は江戸時代から伝わる伝統芸能で、一時、戦争で途絶えていましたが、昭和61年に地元の青年たちが復活させました。
今回披露されたのは、「恋女房染分手綱重の井子別れの段」です。 -
高遠・長谷地域社協設立説明会
伊那市高遠町や長谷地区を対象に、地域社会福祉協議会の設立説明会が、29日、高遠町文化センターで開かれました。
説明会は、地域社協の活動を理解し、多くの地域で立ち上げてもらおうと、伊那市社会福祉協議会が開きました
市社協によりますと、区や常会などで組織する、地域社協は、旧伊那市には100ある一方、高遠町・長谷地域には12しかないということです。
市社協の職員は、「高齢化が進む中、住民が主体となり、福祉について特化し、課題について話し合うことが大切。地域で助け合い、支えあう、地域社協の設立が必要」と話していました。 -
南アルプスの紅葉 見ごろ
南アルプスの紅葉が見ごろを迎え、林道バスからは、赤や黄色に色付いた木々を楽しむことができます。
林道バスは伊那市長谷戸台口から標高2032メートルの北沢峠まで、およそ22キロを結んでいます。
南アルプスは紅葉が見ごろとなっていて木々が色付いています。
林道沿いでは色付いたダケカンバや、カツラなどが広がる南アルプスの大自然を望むことができます。
林道の途中、景色の良い所ではバスが止まり、乗客が紅葉を楽しみます。
林道バスは紅葉が楽しめる11月上旬まで運行を続けるということです。 -
鹿肉ハンバーグを試食
伊那市長谷の気の里ヘルスセンターで15日、伊那市内の保育園の調理師が鹿肉のハンバーグを試食しジビエ料理について学びました。
15日は調理師が鹿肉のハンバーグのほか、地元で採れた野菜などを使った料理を作り試食しました。
これは様々な食材の調理法を学ぼうと伊那市保育協会給食部会が開いたもので、およそ30人が参加しました。
15日は、茅野市の料理店のオーナーシェフ、藤木徳彦さんが、鹿肉の調理法について説明しました。
集まった調理師は自分たちで作った鹿肉ハンバーグの味を確かめていました。
伊那市保育協会給食部会では、調理法など学んだことを今後の給食作りに役立てたいとしています -
南アルプスふるさと祭り
伊那市長谷の南アルプスふるさと祭りが9日、美和湖公園で行われました。
オープニング式典では、西村篝ふるさと祭り実行委員長の開会宣言が行われ祭りがスタートしました。
ふるさと祭りは、長谷地区の祭りとして毎年開かれていて今年で28回目です。
地元でとれた猪の肉を使った恒例の振舞い鍋のブースには、多くの人が並んでいました。
今年は、1杯100円の寄付を募り東日本大震災と長野県北部地震の被災地に義援金として送ります。
被災地の特産品を販売するブースも設けられ、訪れた人は足を止めて買い求めていました。
この他にも、長谷の6つの地域の子ども神輿が会場を練り歩き、祭りを盛り上げていました。 -
消火・通報コンクール
伊那防火管理協会に加入している企業などが参加する消火通報コンクールが7日伊那市内で行なわれました。
競技は、消火器操法と屋内消火栓操法で行なわれ、消火器操法には、8社から10チームが参加しました。
中央区自主防災会は初めてオープン参加しました。
火災を確認し消防署へ通報する役割の人と、主に消火を担当する人の2人ひと組で競技は行なわれ、消火や通報の速さ、正確さを競います。
今日は、風が強く、参加者たちは苦労しながら消火器で火を消していました。
審査の結果、中部電力株式会社伊那営業所が優勝しました。 -
ざんざ節保存会制作 郷土民謡のDVD完成
伊那市長谷のざんざ節保存会は、長谷に伝わる郷土民謡「ざんざ節」と「キンニョンニョ」を映像として後世に伝えようとDVDを作成しました。
9月29日は、ざんざ節保存会の池上 恒雄会長ら4人が市役所を訪れ、白鳥孝市長に、DVD の完成を報告しました。
伊那市長谷に伝わる郷土民謡「ざんざ節」と「キンニョンニョ」は、ともに江戸時代に全国各地で流行した民謡で、長谷で先祖代々歌い継がれてきました。
この民謡を後世に残し伝えていこうと、国のふるさと文化再興事業の補助金約50万円を受けて千枚制作し、今年3月末に完成しました。
DVDは保存会のメンバーが出演し、2つの民謡の歌、踊り、保存会の活動やインタビューで構成された、30分ほどの内容です。
白鳥市長は、「DVDができて、正確な歌と踊りを後世に伝える事ができる」と話していました。
このDVDは、長谷地区の全戸に配布される予定です。 -
高遠小6年カヌー遠足
伊那市の高遠小学校の6年生は、長谷の美和湖をカヌーで10キロに渡り往復する遠足を行いました。
29日は高遠小学校の6年生40人ほどが、ダムサイトを出発し、分派堰下流のレイクハイランド対岸を折り返す往復10キロのカヌーに挑戦しました。
高遠小学校の6年生は、4年生のときから、総合学習の時間を使って、カヌーに取り組んでいます。
自然環境教育を行っている伊那市のNPO法人美和湖倶楽部の蓑口 健二さんの指導を受けて、パドルを制作したり、カヌーが水に沈んだ時の対処法などを学んできました。
カヌーシーズンが終わりを迎えることから、学習の集大成として、長距離に挑戦したいと子ども達から声が挙がり、今回、片道2時間半の往復10キロの遠乗りを行いました。
レイクハイランドの対岸に到着すると子どもたちはお弁当を広げていました。
担任の北村勝行教諭は、「カヌー体験を通して、自然の素晴らしさ、ふるさとを愛する気持ちを育てて欲しい」と話していました。 -
初参戦ローメンズクラブ 入賞ならず
愛知県豊川市で24日から開かれたB級ご当地グルメの祭典「中日本・東海B1グランプリ」に、伊那ローメンズクラブが初参戦し、2日間で7600食を販売したものの、入賞は逃しました。
B1グランプリは、ご当地グルメを活用して地域を元気にしていこうと開かれているイベントで、中日本・東海大会が開かれるのは今回が初めてです。
大会には、中部地区の5県から19団体、ゲストとして地区外から3団体の合計22団体が参加し、食を通じて地元のPR合戦を繰り広げました。
伊那市の飲食店や市民ボランティアでつくる伊那ローメンズクラブは、今年夏にB1グランプリの出場資格となる愛Bリーグ正会員となり、今回初参戦しました。
ローメンズクラブは、会場となった豊川市野球場の入口付近のブースが割り当てられ、会場を訪れた人たちが匂いに誘われてローメンを買い求めていました。
また、作業手順を細かく分業したため、長い団体では1時間以上あった待ち時間を平均10分程度におさえ早い回転でローメンを提供していました。
開催地豊川市から訪れたという男性は「初めて食べました。今まで食べたことのない新しい感覚の食べ物でおいしい」と話していました。一方、地元から親子で訪れた女性は「少し味が寂しい気がする。もう少しピリ辛でも・・・」と物足りなさを訴えていました。 -
早稲田大の公開講座受講生が稲刈り
早稲田大学の公開講座で心と体の健康について学んだ受講生が25日、伊那市長谷の田んぼで稲刈りを体験しました。
25日は、首都圏から9人が伊那市長谷を訪れ、稲刈りを体験しました。
体験したのは、早稲田大学の石井康智教授の心と身体の健康に関する公開講座を受講した人たちで作るグループです。
石井教授は、長谷の高齢者を対象に、年に6縲・回の教室を開いていて、受講生も数年前から長谷を訪れ地域住民と交流をしています。
農作業は、去年からで、今年は田植えや草取りを行い、25日に稲刈りをしました。
体験を受け入れているのは、南アルプスむら長谷の農産物直売所に出品している生産者で作るファーム長谷のメンバーです。
受講生は、生産者に教えてもらいながら、稲刈りを楽しんでいました。
収穫しはざかけされた米は有料で販売されていて、早稲田大学の受講生に人気だということです。
次回は、11月上旬に、受講生と生産者で収穫祭を行う予定です。 -
故中山秀幸さんの写真掲載の林道バス導入
山岳写真家、故中山秀幸さんの写真を掲載した伊那市営南アルプス林道バスの新車が導入されました。
7日は伊那市長谷の南アルプス林道バス営業所に関係者が集まり新しいバスがお披露目されました。
新しいバスは、購入費がおよそ1千万円で29人乗りとなっています。
バスの後ろには伊那市美篶の山岳写真家で2年前に亡くなった中山秀幸さんが撮影した塩見岳の写真が掲載されています。
中山さんは南アルプスを中心に山の写真を撮影し、その中でも伊那市最高峰の塩見岳が特に気にいっていたということです。
写真は、縦61センチ、横137センチで秋の塩見岳を写したものです。
中山秀幸さんの奥さんの広美さんは、「夫のことを覚えていてくれたことを感謝します。この写真を見た人が塩見岳に登りたいと思ってくれればうれしいです。」と話していました。
林道バスは11月初めまで運行し、南アルプスは10月中頃に、紅葉が見ごろを迎えるということです -
中病 脳卒中センター9月開所
伊那中央病院は、脳卒中患者に対し、診療科が異なる医師が、チーム体制で治療にあたる、脳卒中センターを9月に開所します。
これは22日、伊那市役所で開かれた、伊那中央行政組合全員協議会で報告されました。
これまで中央病院では、脳卒中の患者一人に対し、一人の医師が担当し、診療を行ってきました。
センターが開所する事で、一人の患者に対し、外科や内科など、複数の医師がそれぞれの立場から診察を行い、チームとして対応していくという事です。
中央病院では、年間に360人程の脳卒中の患者が入院し、およそ、220人の手術を行っているという事です。
センター開所にあたり、信州大学から、脳神経外科に新たに1人の医師が加わる事になって、脳神経外科3人、神経内科4人合わせて7人体制でチーム医療を行う計画です。
伊那中央病院によると、チームとして、脳卒中患者の医療を行っているのは、県内で、信大と相沢病院に続いて3例目になるという事です。 -
ざんざ亭リニューアルオープン
去年7月から休業していた、伊那市長谷の宿泊施設ざんざ亭が、1日リニューアルオープンし地元住民らが祝いました。
ざんざ亭は、平成5年旧長谷村が杉島区の地域振興を目的に古民家を改修し作った宿泊施設です。
しかし、1年前から管理人が体調を崩し休業していました。
今回、新たに、伊那市の長谷部晃さんが管理人となり、1日から営業を再開しました。
長谷部さんは、山小屋や森林組合で働いた経験を生かし、「年間を通じて狩猟や間伐など山に親しめ、ざんざ亭を人と山を結び付ける場所にしたい」と話していました。
1日は、地区住民など、およそ15人があつまり、鹿肉のハムや天ぷら、小麦粉に豆の粉を混ぜて作った「豆とうふ」をヒントに作ったうどん等を振る舞いました。
長谷部さんは料理についても「地元の食材にこだわり、郷土料理を基本に提供していきたい」と話していました。
杉島区の伊澤茂門区長は「ざんざ亭が再びオープンする事で地区に活気がでてくる。再開は本当にうれしい」と話していました。
ざんざ亭 0265-98-3053
1泊2食付き:6,000縲・,500円
素泊まり :2,500縲・,000円 -
伊那の家族3組カヌー進水式
伊那市内の家族、3組が作ったカヌーの進水式が、24日、伊那市長谷の美和湖で行われました。
式では、3組の父親がカヌーにビールをかけ、完成を祝いました。
カヌー作りは、NPO法人美和湖倶楽部が、親子での思い出づくりや、小学校での体験用カヌーの確保などを目的に今年、初めて開きました。
セミナーには、伊那市内の家族3組が参加し、6月からおよそ2カ月かけ作り、この日初めて、自家用カヌーに乗りました。
セミナーを企画した、美和湖倶楽部理事の簔口建二さんは、「多くの人がカヌーを通じて、身近な自然に親しんでもらえる機会を作っていきたい」と話していました。
今回作ったカヌーは、1年間、美和湖倶楽部が借り、小学校の授業等で活用し、その後それぞれの家族に返す事になっています。