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長谷中学校で百人一首大会
伊那市の長谷中学校で25日、百人一首大会が開かれ、全校生徒が熱戦を繰り広げました。 この日は1年生から3年生まで32人が縦割りの8グループを作り、百人一首大会を行いました。 長谷中学校では、日本の伝統文化に親しんでもらい、学年を越えた交流を図ろうと毎年この時期に大会を開いています。 2学期の国語の授業を使って覚えてきたという事で、上の句が読まれると勢いよく手を伸ばして札を取っていました。 後日結果が発表され、上位入賞者に賞状が贈られるという事です。
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「ゼロ磁場の秘水」気の寺弘妙寺で祈願
伊那市長谷でミネラルウォータの販売を行っている株式会社プラーナ零磁場は大寒に合わせて、21日、気の寺とされる高遠町の弘妙寺で年頭祈願を行いました。 伊那市長谷の分杭峠直下からくみ上げた「ゼロ磁場の秘水」です。 商品を仏前に備え、田中勲雄住職が読経を行いました。 ゼロ磁場の秘水には、「大願成就」「恋愛成就」などと書かれたタグがつけられています。 以前はパワースポットとして知られる分杭峠までタグを持っていき社員のみで願掛けを行っていましたが、3年前からは弘妙寺で行っています。 この日は、プラーナ零磁場の社員7人が、田中住職の読経に合わせて商品を購入する人達の健康などを祈願しました。 取締役の木下護さんは「水を飲んで体調を整え、それぞれの願いを叶えてほしい」と話していました。 タグのついた「ゼロ磁場の秘水」は、長谷のプラーナ零磁場の店頭や、インターネットで販売しているという事です。
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大寒 寒ざらしそばを川に投入
21日は、大寒。今朝の伊那地域の最低気温は、今季最低となるマイナス10.5度まで冷え込みました。 伊那市の高遠そば組合は、大寒のこの日、寒ざらしそばを、川に投入しました。 今年、用意されたそばは、去年と同じ90キロです。 長谷から高遠町三義一帯の入野(いりの)谷郷(やごう)で収穫されました。 およそ600食分になります。 この日は、寒ざらしそばを復活し商品化した高遠そば組合のメンバーが、長谷市野瀬の粟沢(あわさわ)川に、そばをさらしました。 寒ざらしそばは、全国的に大寒の日に川に投入するということで、高遠が発祥と言われています。 江戸時代、内藤家が高遠藩主の時に、寒中にさらしたそばを、夏に将軍に献上したことが古文書に記されています。 清流にさらすことで渋みやあくが抜け、甘みが増すとともに、モチモチ・シコシコ感が強くなるということです。 また、夏になっても虫が食わないということで、冷蔵庫の無い時代に高遠にうまれた暮らしの知恵だということです。 そばは、夏は味が落ちるといわれることから、高遠そば組合では、夏のそばの消費拡大につなげようと寒ざらしそば復活に取り組んでいて、商品化してから、今年で3年目です。 寒ざらしそばは、節分の2月3日ごろ引き上げる予定で、その後、乾燥させます。 提供店は、壱刻、華留運、ますや、楽座紅葉軒の4軒です。 7月16日、17日、18日の3日間限定で、1食1200円で提供する予定です。
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伊那市営住宅 子育て世帯の要件緩和へ
伊那市は、子育て世帯の市営住宅の入居要件を、来年度から緩和する方針です。 21日に開かれた伊那市議会臨時会で条例改正案が提出され、全会一致で可決されました。 市営住宅の入居要件は、これまで世帯の収入が月15万8千円以上ある事でした。 これが、40歳未満の夫婦または、中学生以下の子どもがいる子育て世帯に限り、12万3千円以上に引き下げられます。 また、中学生以下の子どもがいる場合の家賃は2割減額となります。 収入の額が入居要件となっている市営住宅は高遠町地区、長谷地区に159軒あるという事です。 改正された伊那市営住宅条例は4月1日から施行されます。
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津野祐次さん企画展 「感謝と祈り」
伊那市長谷の写真家津野祐次さんによる企画展「感謝と祈り」が9日から、伊那市長谷の長谷アルプスフォトギャラリーで始まりました。 企画展は、年に4回開かれていて、今回で59回目です。 今年は御柱祭が行われることから、「感謝と祈り」をテーマに、伊那谷を中心に県内外で行われている祭りや伝統芸能の写真78点を展示しています。 作品は、20年前に撮影したものから、先月撮影したものまで様々です。 津野さんは、「南信は祭りの宝庫で住民同士の連帯感がある地域。写真を通して文化や歴史を再認識してほしい」と話していました。 津野さんの企画展「感謝と祈り」は、3月27日まで、長谷アルプスフォトギャラリーで開かれています。 土日祝日のみ
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伊那市長谷成人式
伊那市長谷地区では元日に正月成人式が行われ、男性7人、女性6人の13人が大人の仲間入りをしました。 成人式には、保育園・小・中学校までをともに過ごした13人のうち、11人が参加しました。 式は長谷公民館が主催しています。 西村 公一公民館長は「ふるさと長谷で、家族、地域に育ててもらって今を迎えている。成人としての自覚を持ち、志を持って困難に立ち向かってほしい」と式辞を述べました。 新成人を代表して、中島 大希さんは、「成人として自覚ある行動をし、広い視野が持てるようになりたい」と謝辞を述べました。 そのあと、万歳三唱をして成人を祝いました。
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ひと足早く書初め気分
伊那市の長谷中学校で、26年間続いているという伝統の書道教室が18日開かれ、生徒たちは一足早く書初め気分を味わいました。 ランチルームに全校生徒が集まり、1年生は、不言実行、2年生は、自然の神秘、3年生は、無限の可能性と書きました゜ 長谷中学校では、毎年年末に全校での書道教室を開いています。 5年前からは、高遠高校の芸術コース書道専攻の生徒が協力しています。 18日は、泉逸男教諭と生徒3人が長谷中を訪れました。 生徒の1人、内田眞恵さんは、長谷中出身で、母校の後輩たちに「行書なので 流れるように止めないで書いてください」などと指導していました。 長谷中3年の島谷蒼太君は、「苦手なところを的確にわかりやすく教えてもらえた」と喜んでいました。
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自分たちで漬けた野沢菜が給食に
先月末に伊那市の長谷中学校の生徒が漬けた野沢菜が14日給食に出され生徒が味わいました。 野沢菜は種まきから収穫、漬け込みまでを生徒が行いました。 これは「暮らしのなかの食事業」の一環で取り組んできたもので先月末に漬け込んだ野沢菜をタルから出し食べやすい大きさに切ったあと給食に出されました。 生徒たちが自分で漬けた野沢菜を食べるのは初めてで皿に盛ったものを分け合って味わいました。 今回漬けた野沢菜はタルに保存されていてなくなるまで定期的に給食に出されるということです。
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長谷溝口 田舎暮らしモデル地域登録に動き
伊那市の移住定住を進める田舎暮らしモデル地域に、第1号の富県新山地区に続き、長谷溝口に登録の動きがあります。 10日開かれた伊那市議会一般質問で、白鳥孝市長が議員の質問に答えました。 伊那市長谷溝口には、総合支所や公民館、小中学校があります。 溝口では、移住定住を進めるため、空き家の片づけや、移住者の生活サポートなどを行う溝口の里づくり会が活動しています。 更に強力に、人口増施策を進めるため、田舎暮らしモデル地域への登録に向けて動き始めています。 長谷地区の区長会で報告があり、溝口が取り組んでいくことが了承されたということです。 溝口地区が登録されると、新山地区に続き、モデル地域指定第2号となります。 白鳥市長は、「問題解決に動く市民の活動を積極的に応援していきたい」と話していました。 また、溝口がモデル地区に登録された場合は、地域おこし協力隊を拡充して対応していく考えも示しました。
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子育て世代移住促進 市営住宅入居条件緩和へ
伊那市は、子育て世代の移住定住促進策として、来年度から高遠長谷地域の中堅所得者向け住宅の入居条件の緩和を行う方針です。 9日に開かれた市議会一般質問で、議員の質問に白鳥孝市長が答えたものです。 現在伊那市の中堅所得者用住宅に入居できる所得の目安は、家族3人でおよそ400万円としています。 入居条件がこれより低い低所得者向け住宅は高遠長谷地域に27戸あり、現在空きは4戸のみとなっています。 伊那市では移住定住につなげようと、高遠長谷地域で子育て世代を対象に、来年度から中堅所得者向け住宅の入居条件を緩和する方針です。 所得の目安を現状の400万円から引き下げるもので、金額は今後検討するということです。 また、全国的に広がっているくい打ち偽装問題について白鳥市長は、「伊那中央病院の一部で旭化成建材が、伊那消防署にジャパンパイルが関わったくい打ち工事があるが、データの改ざんはなく安全性の問題はみられない」と話しました。
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長谷中学校 育てた野沢菜を漬物に
伊那市長谷の長谷中学校の生徒は、種まきから収穫まで行った野沢菜を漬け物にする調理実習を27日に行いました。 長谷中学校では今年度、市教育委員会がすすめている「暮らしのなかの食事業」の一環で、9月に学校近くの畑に全校生徒が野沢菜の種を蒔きました。 26日に100キロ収穫し、この日1年生が調理実習の時間に漬物にしました。 指導は、生徒の祖母の春日裕江さんが行いました。 樽の中に野沢菜、しょうゆ、酢、ザラメを入れ、重ねながら並べていきます。 並べた野沢菜を味が染み込むように長ぐつで踏みます。 春日さんは「平になるように上手に並べることがコツ」とアドバイスしていました。 この日漬けた野沢菜は、2週間程おき12月中旬に給食で味わうということです。 なお、畑にはまだ野沢菜があり、10キロ500円で販売しているということです。 長谷中学校では来年も野沢菜の栽培を行う計画で、今年の収益で来年の種を購入するということです。
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高遠町長谷組織再編で職員減
伊那市が合併して来年3月31日で10年を迎えることから、高遠町と長谷の総合支所の組織を再編し、合わせて12人の正規職員を減とする案が示されました。 18日夜は、長谷地区区長会と地域協議会合同の会議が、長谷総合支所で開かれました。 伊那市が合併して来年3月31日で10年となることから、合併特例法による地域自治区の設置期限となります。 それに伴い、特別職の総合支所長は廃止となり、部長級の支所長が配置されます。 示された長谷の組織再編案は、現在ある6つの課を、総務課・市民福祉課・農林建設課の3つにまとめます。 そのほか、桜や山岳観光に力を入れるため、高遠・長谷の商工観光課を新設するとしています。 商工観光課には7人配属される予定で、季節に応じて、仕事量が増える支所の方に配属となります。 現在の長谷の職員数は32人で、商工観光課の7人を加えれば増減はありません。 高遠町も5つの課を3つにまとめ、職員数は、現在の48人から、新設の高遠長谷商工観光課の7人を含めた数字で5人減の43人となります。 これにより、高遠長谷の職員数は、実質12人減となっています。 伊那市では、「支所の現在の事務量を把握し再編した。受付業務などの住民サービスはこれまでと変わりない」と説明していました。 委員からは、「有害鳥獣対策や南ア林道バスなど、地域にとって重要な事柄があいまいな位置づけにならないようにしてほしい」などの要望が出されましたが、再編案については了承されました。 伊那市では、「高遠・長谷ともに理解いただけたと思う。伊那市の組織規則を改正し4月から実施したい」と話していました。
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南ア林道バス 過去3番目に多い利用者数
伊那市営南アルプス林道バスの今シーズンの営業が、15日で終了しました。 今シーズンは、去年より2,869人多い5万3,757人が利用し、過去3番目に多い数字となりました。 林道バスの運行は15日で終了となりました。 今年は4月25日から15日まで205日間営業し、そのうち1.5日は台風の影響で運休しました。 今シーズンの南アルプス林道バスの利用者は5万3,757人で、昨シーズンより2,869人増加しました。 南アルプス林道管理室では、「今年は梅雨明けから8月中旬まで天気が良かったのが一番の要因。」としています。 ジオ・パーク、エコ・パークも徐々に定着していて関連する客が増え始めているほか、若者向けのイベントもあり、女性や若者客が増加傾向にあるということです。 今シーズンの利用者数は、過去3番目に多く、合併以降では1番多い数字になったということです。
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脳トレの篠原菊紀教授が長谷小で講演
伊那市長谷の長谷小学校で、諏訪東京理科大学教授で、脳トレで知られる篠原菊紀さんが7日講演しました。 諏訪東京理科大学共通教育センター教授の篠原菊紀さんは、「年齢に合った「活脳」トレーニング」と題して講演しました。 篠原さんは、「脳の場所によって発達する年齢のピークが異なる。好き嫌いに関する場所は5歳頃までに発達するので、それまでに頭を使うことや体を動かすことを楽しむようにするとよい」などと話していました。 講演会は長谷公民館や長谷の小中学校が毎年開いているもので、今回は長谷小開校40周年に合わせました。 長谷小学校は昭和51年に当時の美和小学校と伊那里小学校が統合して開校し、今年で40周年になります。
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ICT技術活用し活力ある教育を
情報通信技術ICTを活用し小規模校の活力ある教育を進めようという遠隔合同授業が13日伊那市の長谷中と東部中を結んで行われました。 伊那市の長谷中学校です。 インターネットのテレビ会議システムを使い、教室には東部中学校の様子が映し出されています。 理科の授業、エジソン電球を最も長く点灯させるための実験を双方が意見交換しながら同時に進めていきます。 実験は、シャープペンシルの芯をフィラメントにして芯の長さ、太さ、電圧を調整しながら点灯時間を計りました。 今回の遠隔合同授業は、ICT技術を使い小規模校の授業に活力を与えていこうという文部科学省の事業に採択され、伊那市教育委員会は年間200万円で3年間委託されたものです。 9月から始まっていて、今回の授業は2回目。初めて地域の教員に公開されました。 お互いの学校ナンバーワン同士の決勝戦が始まりました。 結果は長谷中が43秒、東部中が41秒で長谷中に軍配があがりました。 芯の長さ・太さはお互い6センチと0.7ミリで同じでしたが、電圧が長谷中は、7ボルト、東部中は8ボルトでした。 長谷中は市内で最も小規模な中学校で2年生は8人、東部中は伊那市、長野県内で最大規模の中学校でひとクラスで約30人です。 伊那市教育委員会では、「小規模校にとっては、多様な意見に触れることが可能になる」と期待しています。
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長谷中学校で給食の時間にサラダバー
伊那市内全ての小中学校では食や農に接し大切さを実感する「暮らしの中の食」事業が進められています。 長谷中学校では生徒が育てた野菜を使ったサラダバーが10日、給食で提供されました。 長谷中学校では、伊那市教育委員会が進める食育事業の一環で学校の畑で野菜を栽培しています。 栽培されている野菜は、すべて無農薬でレタスに大根、ニンジンなどを収穫しました。 収穫した野菜で調理実習が行われ、生徒たちは分担して、大根を千切りにしたりレタスをちぎったりしていました。 また、ドレッシングもすべて手作りです。 玉ねぎやニンジンなどを使ったオニオンドレッシングなど5種類です。 ランチルームには、1年生が調理した野菜が並び生徒たちが、味わっていました。 伊那市教育員会では今年度、自分たちが育てたものを味わう「暮らしの中の食」事業に力を入れています。 長谷中学校では今後、9月に蒔いた野沢菜を収穫し、漬物にするということです。
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モバイルカリング手法で鹿を捕獲 説明会
エサを撒いて鹿をおびき寄せ、車から鉄砲で撃つ手法「モバイルカリング」の現地説明会が10日、伊那市長谷で開かれました。 この日は、中部森林管理局の職員や長谷猟友会の会員などが伊那市長谷浦の国有林で、モバイルカリングによる鹿捕獲の説明会を開きました。 モバイルカリングは、エサを撒く班・林道のゲートを規制する班・捕獲する班・回収する班の4つの班で役割を分担して行います。 草を乾燥させて作ったエサにしょうゆを塗り、鹿をおびき寄せます。 車にハンターが乗り、鹿を撃って捕獲します。 一般的にくくり罠を使った捕獲が効果的と言われていますが、くくり罠には他の動物がかかることもあり、モバイルカリングは効率的に鹿を捕獲することができるメリットがあります。 中部森林管理局では4日から6日にかけて、この方法で4頭捕獲したということです。 中部森林管理局では、地域の農林業関係者と連携を図りながら、様々な捕獲技術を効果的に組み合わせることで、鹿の捕獲に繋げていきたいとしています。
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「親孝行の讃歌」作文コンクール
両親への感謝の気持ちを綴った「親孝行の讃歌」作文コンクールで西春近南小学校3年の千島葵さんが最優秀賞を受賞しました。 9日伊那市長谷の仙流荘で表彰式が行われ千島さんをはじめ入賞した小中学生や一般に賞状が贈られました。 作文コンクールは長谷に伝わる民話「孝行猿」にちなんで行われているものです。 全国から一般の部に394点、小中学生の部に598点の応募がありました。 小中学生の部で最優秀賞を受賞した千島さんの作文は山小屋で働く父親について書いたものです。 また一般の部では大阪の77歳の男性が最優秀賞を受賞しています。 今回集まった作文のうち入賞作品をまとめた冊子が長谷公民館で1冊300円で販売されています。
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中尾歌舞伎秋季定期公演 親子の情愛を描いた悲話
伊那市長谷中尾に伝わる中尾歌舞伎の秋季定期公演が1日、中尾座で開かれました。 今回の演目は、定期公演で5年ぶりとなる「奥州安達原 三段目 袖萩祭文の段」です。 平安時代を舞台に、親子の情愛を描いた悲話です。 駆け落ちして勘当された娘袖萩は、父の最期に一目会いたいと一人娘のお君を連れて両親がいる屋敷に出向きます。 袖萩は家のに入れてもらえず、雪が降る中門の外で父と母に不幸を詫びる祭文を語ります。
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中尾歌舞伎 定期公演に向け練習に熱
伊那市長谷に伝わる農村歌舞伎、中尾歌舞伎の秋の定期公演が11月1日に行われます。 本番を前に、中尾歌舞伎保存会では練習に熱が入っています。 27日は、中尾歌舞伎保存会のメンバーが中尾座に集まり、衣装を身に着けての練習を行いました。 今回の演目は「奥州安達原三段目袖萩祭文の段」です。 前半は、家族の人情ものです。 前半の主人公は浪人と駆け落ちをして家を勘当され、盲目となった袖萩です。 天皇の弟環宮が誘拐されたことの責任を負い、養育者である袖萩の父、平傔丈は切腹することとなりました。 袖萩は父の最期に一目会いたいと、家に駆けつけ、祭文を歌って許しを請います。 袖萩を演じるのは、伊那市手良の登内絢也さんで、今回が初舞台となります。 後半は武士の荒物で、袖萩の夫阿部貞任や源義家が登場し、戦場での再会を約束をして分かれます。 前半は、家族の情愛、後半は武士の立ち回りが見どころだということです。 中尾歌舞伎定期公演は11月1日に伊那市長谷の中尾座で行われます。
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第32回南アルプスふるさと祭り
伊那市長谷恒例の南アルプスふるさと祭りが11日、美和湖公園で行われました。 南アルプスふるさと祭りは、旧長谷村時代から行われていて今年で32回目です。 会場では、猪の肉を使った鍋の提供や、長谷小学校の児童がバザーを開くなど、地元の食や文化をPRするブースが並び多くの人で賑わいました。 実行委員会では「天候が心配だったが多くの人に地元の文化を知ってもらえる機会になり良かった」と話していました。 長谷中学校の生徒は、伝統の南アルプス太鼓を披露しました。
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三峰川総合開発工事事務所が地元の子供を対象に交通安全教室
伊那市長谷の三峰川総合開発工事事務所は、8日、地元の子ども達を対象にした交通安全教室を開きました。 長谷保育園の園児と長谷小学校の児童を対象に開かれ、午前は長谷小の高学年の児童44人が参加しました。 長野県交通安全教育支援センターの指導員が講師を務め、ダンプカーの内輪差などを説明しました。 三峰川総合開発工事事務所では、美和ダムに溜まった土砂を排出するための施設の建設工事をこの秋から本格的に始める事になっています。 工事に伴い大型のダンプカーが頻繁に通行するため、子供たちに気をつけてもらおうと教室を開きました。 子供たちはダンプカーに乗せてもらい、ミラーを覗いて運転席から見えない死角を確認していました。 指導員は「運転席から見えない場所がたくさんある事を知って、トラックが近くを通る時は、お互いに気を付けようという気持ちで運転手と目を合わせて下さい」と子供たちに呼びかけていました。
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熔壌ガラス創作60周年記念 江副行昭窯吹展
熔壌ガラス創作60年の節目を記念したガラス工芸作家、江副行昭さんの窯吹展が伊那市長谷の長谷工房ギャラリーで開かれています。 佐賀県出身の江副さんは現在83歳。 ガラス工芸作家として活動をはじめて今年で60年の節目を迎えます。 和風ガラスにこだわり、30年ほど前にその素材となる酸化金属を含んだ土を高遠町で見つけ工房を構えました。 材料となる土をおよそ1450度という高温で溶かして作る作品は熔壌ガラスと呼ばれ土に含まれた金属成分から様々な色合いが表現されます。 今回の窯吹展では和歌山県の高野山で取れた土を使った作品も出品されています。 熔壌ガラス創作60周年記念江副行昭窯吹展は9日まで伊那市長谷の長谷工房ギャラリーで開かれています。
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アサギマダラにマーキング
伊那市長谷の宿泊施設仙流荘では南方から移動する蝶、アサギマダラを見ることができます。 海を超え長距離を飛ぶことからマーキングと呼ばれる移動調査が行われています。 アサギマダラは羽を広げると10センチほどになる大きな蝶でエサとなる蜜があるフジバカマのある場所に飛来します。 特徴として海を渡り長距離を飛ぶことで知られています。 28日は元信州大学農学部教授の建石繁明さんがアサギマダラの渡りについて調べようと仙流荘を訪れました。 渡りを調べるマーキングは羽にフェルトペンで見つけた場所や名前、連絡先を書き込むものです。 羽は丈夫で人が触っても羽を傷つけなければ再び飛ぶことができます。 興味のある人が見つけると連絡をとりあいどこまで飛んできたかという情報をやりとりするということです。 これまでに長野と書かれたアサギマダラが沖縄で見つかったこともあるということで建石さんは「どこまで飛ぶのか楽しみです」と話していました。
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児童が手作りカヌー体験
伊那市長谷の美和湖で6日、手作りカヌーの体験イベントが行われました。 このイベントはカヌー作りの指導などにあたっているNPO法人美和湖倶楽部が行ったものです。 6日はカヌーを作った東春近小学校の児童やその保護者などおよそ80人が集まりました。 子どもたちは3、4人のグループで乗り込むとパドルを操り湖面を進んでいました。 カヌーはおよそ3.4メートルで子どもでも扱いやすいように、コンパクトに設計されています。 県産材のスギやヒノキが使われていて防水加工がほどこされています。 なかには耐水性に優れている選挙のポスターを貼る掲示板を譲り受け、作ったカヌーもありました。 設計と制作の指導にあたったNPO法人美和湖倶楽部の蓑口健二さんは「自然を体感することで地域の良さを知ってもらいたい。」と話していました。
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分杭峠気場発見20周年記念シンポジウム
伊那市長谷分杭峠の気場発見20周年記念シンポジウムが12日、気の里ヘルスセンター栃の木で開かれました。 シンポジウムにはおよそ150人が参加し、これまでの経過報告や基調講演が行われました。 伊那市長谷の分杭峠は、中央構造線が作る地形の影響で特殊な「気」が発生するといわれています。 気場は平成7年7月2日に気功師の張志祥さんが発見し、今年で20年となります。 パワースポットとして人気を集め、昨年度はおよそ2万5千800人が訪れたということです。 基調講演では国際ジャーナリストの中丸(なかまる)薫(かおる)さんが話をしました。 世界中のパワースポットを巡った中丸さんは、この地域を訪れた途端「波動が変わる」のを感じたといいます。 中丸さんは、「現代社会の中で真実の情報を探るための直観力を得るには、心身の浄化が必要。気場を訪れ、ゆっくりと過ごすことでそれににつながる」と話していました。
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高遠学園構想 「市全体が望ましい」
伊那市教育委員会の松田泰俊教育委員長は高遠高校が小中学校との連携を図る「高遠学園構想」について、現在の長谷・高遠から伊那市全体に広げるのが望ましいとの考えを改めて示しました。 これは、11日開かれた市議会一般質問で議員の質問に松田委員長が答えたものです。 松田委員長は構想について「中高一貫校を考える物ではなく、小中学校や地域との連携を図り、高遠教育の精神の実学を育てていきたい」と答えました。 白鳥孝市長は「緩やかな連携の中で、あらゆる可能性をいっしょに考えていきたい」と話していました。 議員からは「目に見える形にして示すよう市教委が中心となり構想の素案をたて議論していくのが望ましい」と話していました。 高遠高校では「少子化に向かう中、地域創生の核となるよう、地域に残る人材を育てていきたい」と話していました。
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長谷中発 地域活性化へ野沢菜種まき
伊那市の長谷中学校の生徒は、地域の景観を守り活性化につなげようと、遊休農地になっていた畑に、10日、野沢菜の種をまきました。 午後4時過ぎ、生徒たちが、校門から、駆け足で集まってきました。集まった先は、遊休農地となっていた畑です。 7アールほどの畑はすでに耕されて、種をまく準備が済んでいます。 長谷中学校では、今年度から毎日、「三峰の時間」という時間を15分間設けて、花壇の整備や農作業を行っています。 この日は、遊休農地となっていた畑に、全校生徒34人が野沢菜の種をまきました。 長谷中学校ではもともと、学校近くの畑で野菜などを栽培してきました。 今回は、遊休農地となっていた畑を、中学校で使用してもいいと地主から話があり、野沢菜を栽培することになりました。 野沢菜は11月頃から収穫時期を迎え、生徒がPTAと一緒に漬物体験をしたり、市価の3分の1程度の価格で市民に収穫してもらうなどの活用を検討していくということです。 畑の残りの部分では、玉ねぎも栽培していく予定で、玉ねぎは道の駅で販売していく考えです。 長谷中学校では、耕作放棄地を活用していくことで、学校周辺の景観を守っていきたいとしています。
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長谷保育園の未来を考える集い
伊那市長谷の長谷地域協議会は、長谷保育園の未来を考える集いを5日、総合支所で開きました。 地域協議会のまとめによると、平成34年度から休園となる見通しです。 集いには、地域協議会や伊那市、保育園の関係者、地区住民などおよそ30人が出席しました。 現在、長谷保育園は、60人の定員に対し、園児数は35人。 伊那市の指針では、園児数が定員の半数以下が2年続いた場合、翌年度から休園となります。 地域協議会のまとめによりますと、平成32年度には園児数が定員の半分の30人となり、34年度から休園となる見通しです。 また、現在中尾・市野瀬・杉島地区には0歳から2歳の乳幼児が1人もいません。 参加者からは、「定住促進に地域の団地や空き家を活用していったらどうか」「全国的な人口減少の中、定員の見直しも必要ではないか」といった意見が出ていました。 また、「これまでの保育園の統合はいずれも地域内で行われてきた。地域をこえての統合の是非も検討が必要ではないか」といった意見も出ていました。 地域協議会では、今回の意見をもとに、今後の対策について検討していくとしています。
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三峰川上流域連絡会 現地調査
伊那市長谷の三峰川上流域で行われている防災関連事業の現地調査が1日、行われました。 これは、行政機関などで組織する三峰川上流域事業連絡会が行ったものです。 現地調査は、防災事業の情報を交換し連携を図ろうと行われていて今年で3年目です。 1日は、伊那市長谷の美和ダムから南アルプス林道までの現地調査をしました。 このうち、工事が行われている女沢川砂防堰堤では、天竜川上流河川事務所の職員が工事の進捗状況や概要など説明していました。 これは三峰川周辺の道路や施設、美和ダムへの流出土砂を抑えようと整備をしていて来年3月の完成予定です。 三峰川上流域事業連絡会では、「三峰川上流域の安全を守っていくため今後も情報を共有していきた」と話していました。