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大雨に備え美和ダム管理演習
大雨に備え、関係機関への情報伝達などを行うダム管理演習が8日に、伊那市長谷の美和ダムなどで行われました。
管理演習では、大雨でダムの水量が増えたことを想定し、水位の調整作業のシミュレーションを行いました。
演習は出水期に備え、毎年この時期に行われています。
ダムの水を放流する前には、関係機関への情報伝達が行われます。
天竜川上流河川事務所や天竜川ダム統合管理事務所、行政など22の機関に、電話やFAXで連絡をしていました。
中川村の小渋ダムと映像共有の確認も行われました。
美和ダム管理支所では「演習は、職員の技術向上につながる。安心安全なダムの管理をしていきたい」と話していました。
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天竜川水系整備計画を協議 伊那市三峰川総合開発事業対策協議会
戸草ダム建設など、天竜川水系の整備計画について協議する、伊那市三峰川総合開発事業対策協議会が市役所でこのほど開かれました。
協議会では、治水機能の増強のための新設ダムの検討調査実施等について天竜川上流河川事務所などが説明しました。
天竜川上流河川事務所の吉田桂治所長は今年度新設された開発調査課で、上流部の治水機能について調査、新設ダムについての検討を行うとしています。
長谷地域対策協議会の中山晶計会長は「何十年も調査を行ってようやくダム建設開始、ということでは地域住民が不安なまま過ごすことになってしまう。できるだけ早期に実施するという目標の中で進めてほしい。」と発言しました。
吉田所長は「地域住民が水害を心配に思う気持ちは承知している。なるべく早く調査を進めて次に何をするかを示していきたい。」と回答しました。
会長を務める白鳥孝伊那市長は、「調査検討が早期に行われて、戸草ダムはどうしても必要だという方向にもっていってほしい。」と話していました。
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中尾歌舞伎 三六災害をテーマにした演目披露
伊那市長谷に伝わる農村歌舞伎、中尾歌舞伎の春季公演が、中尾座で29日に行われ、三六災害をテーマにしたオリジナルの演目が13年ぶりに披露されました。
今回の演目は、中尾歌舞伎保存会オリジナルの演目「三六災害半世紀」です。
1961年(昭和36年)に伊那谷で起きた豪雨災害を題材にしています。
幕末の農村を舞台にしていて、長雨による土石流で、兄の忠勝は、妹を亡くします。
10年後、再び同じような土石流が起こり、忠勝が村や 家族を守るという物語です。
大蛇を土石流に見立てていて、大蛇との立ち回りのシーンでは、歓声とお捻りが飛び交っていました。
この演目は、災害の教訓を後世に残そうと、元国土交通省天竜川上流河川事務所長で、国土交通省砂防部長の草野愼一さんが原作・脚本を担当しました。
中尾歌舞伎保存会オリジナルの演目「三六災害半世紀」は、121chで5月3日(土)午後2時からほかで放送します。
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長谷中 パンジーの苗プレゼント
伊那市長谷の長谷中学校の生徒は去年9月から育ててきたパンジーの苗を長谷地域の家庭に9日、届けました。
長谷中学校の全校生徒31人で8日から2日間かけて長谷地区内ほぼ全世帯およそ700世帯、一家庭に一つの苗をプレゼントしました。
9日は、非持山、非持、黒河内、浦の4地区を回りました。
生徒は二人一組となり、専用のバスや徒歩で担当する地区へ移動します。
担当エリアを地図で確認しながら一軒一軒回りました。
長谷中のパンジーの苗の配布は50年以上続く行事です。
パンジーの苗は去年9月から造園委員を中心におよそ1.400本を育てました。
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さくらの家 生活介護部門を期限付きで継続
6月末で事業廃止が予定されていた、伊那市長谷の障害者多機能型事業所さくらの家の「生活介護部門」は、経営の改善が見込まれることから2年間の期限付きで継続することとなりました。
11日は伊那市長谷の気の里ヘルスセンター栃の木で、非公開で利用者家族に説明が行われました。
説明会に出席した利用者家族は「存続が決まり一安心しました。ただ、またなくなってしまうのではないかという不安もある」と話していました。
障害者多機能型事業所さくらの家には「就労継続支援B型部門」と「生活介護部門」があります。
生活介護部門は、定員10人に対し、9人が利用しています。
収支は4年連続の赤字で、昨年度は、およそ330万円の赤字でした。
このことから、さくらの家を運営している市社協は、6月末での事業終了を予定していました。
これに対し、利用者家族から存続を訴える要望が出されていました。
これを受け、市社協は伊那市に対して支援の申し入れを行い、市から2年間の期限付きで支援する方針が出されたことから継続を決めたものです。
市社協では、2年後の事業継続については今後の経営状況から判断をしていく考えです。
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さくら祭りに向けて 桜のしおり製作
伊那市長谷の障害者多機能型事業所さくらの家の利用者は高遠城址公園のさくら祭りで販売するしおりを製作しています。
28日は施設の利用者が桜のしおりを作っていました。
さくらの家では毎年、高遠城址公園で行われるさくら祭りに合わせてしおりを製作して販売しています。
人気商品となっていて、去年は300枚ほど売れたということです。
桜は高遠城址公園のタカトオコヒガンザクラが使われています。
剪定で切り落とされたものを施設内で早咲きさせて、押し花にしています。
利用者は、桜の葉や、つぼみ、花びらを好みの組み合わせで並べていました。
桜のしおりは4月3日に高遠閣1階でオープンする「にこにこショップひだまり」で販売され、価格は1枚200円からとなっています。
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長谷小児童が民話「孝行猿」披露
伊那市長谷の長谷小学校3年生は長谷に伝わる民話「孝行猿」を題材にした演劇を1日、中尾座で披露しました。
児童らは民話を大切にしつつ、面白さも劇に取り入れようとアイデアを出し合いました。
孝行猿は長谷に伝わる民話で親子の愛情を描いた物語です。
猟師が母猿を銃で仕留め、家の囲炉裏に吊るしておいたところ子猿たちが母猿の傷を癒して生き返らせようとするところを目撃します。
猟師はその姿を見て後悔の念にかられ、墓を造って供養したという物語です。
児童たちの演技に、訪れた人たちはおひねりを投げ、拍手を送っていました。
劇の最後では信州伊那中尾歌舞伎後援会会長の松田泰俊さんから花束が贈られていました。
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さくらの家生活介護部門 存続求め要望書
今年6月末の閉鎖が検討されている、伊那市長谷の障害者多機能型事業所さくらの家の「生活介護部門」の利用者家族は、伊那市社会福祉協議会に、存続を訴える要望書を6日に提出しました。
この日は、利用者の家族など9人が、伊那市社協を訪れ、林俊宏会長に、生活介護部門閉鎖の方針の撤回と、存続を訴える要望書を手渡しました。
伊那市長谷の障害者多機能型事業所さくらの家は、「就労継続支援B型」部門と「生活介護」部門があります。
このうち日常生活の支援などを行う「生活介護」部門は、現在、定員10人に対し9人が利用していますが、赤字のため、今年6月末で閉鎖することが決まっています。
この決定は、1月の社協の臨時理事会で承認され、先月4日に利用者の家族に伝えられました。
社協では、「次の受け入れ先は責任を持って探す」としていますが、家族らは「突然で一方的な通告だ」とし、存続を求める要望書を提出しました。
伊那市社協では、「今後は利用者に寄り添って個々に話をしていきたい」としています。
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南ア山岳環境保全連絡協議会 6月に協力金
南アルプス伊那谷エリアの山岳環境保全のための連絡協議会設立総会が25日、伊那市役所で開かれ、登山者への協力金制度を導入する案が承認されました。
この日は市役所で設立総会が開かれ、南アルプスの長野県側の伊那市、飯田市、大鹿村のほか、山岳関係者が出席しました。
案では、登山者から一口500円以上の協力金を任意で徴収します。
伊那市では林道バスの利用時や戸台パークでの徴収を考えているということです。
QRコード決済も対応する予定です。
集めた協力金は登山道の維持管理や高山植物の保護、携帯トイレの普及などに使用します。
伊那市が今年度登山客300人に行ったアンケートでは、96%が協力金の導入に理解を示しています。
協議会では今後、各市村のホームページやチラシなどで周知し、6月から協力金制度を導入する予定です。
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長谷棚田まつりの写真展開催
去年8月に伊那市長谷で行われた「棚田まつり」の写真展が、伊那図書館で今日から始まりました。
会場には、棚田まつり当日に撮影された写真、およそ60枚が展示されています。
出店を訪れる人々や神輿を担ぐ子どもたち、田楽座の公演や、夜に行われた「虫送り」の様子など、一日の流れに沿って並べられています。
棚田まつりは、中尾を中心に長谷で輸出用の米を栽培する農業法人Wakka Agriが、過疎化が進む中尾を盛り上げようと、開催しました。
会場ではWakka Agriの米栽培の様子や、創設からの歩みなども展示されています。
22日(土)には棚田まつりの主催者によるトークイベントが行われます。
写真展は23日(日)まで開かれています。 -
農家がポン菓子で受験生を激励
本格的な受験シーズンとなるなか、伊那市長谷の農家が6日受験生にポン菓子を贈り激励しました。
長谷の農家でつくる、はせ農エン隊のメンバー8人が長谷中学校を訪れ3年生10人にポン菓子などを贈りました。
ポン菓子は、粘り強く勉強してもらおうと、地元産の黒いもち米が使われています。
長谷中学校の生徒は学校に地域の人たちを招きイベントを楽しんだり懇談会を開くなど住民との交流を深めています。
そんな生徒たちの日頃の活動に感謝し受験生を応援しようと企画したものです。
6日は応援メッセージが書かれた色紙も贈られました。
はせ農エン隊は去年発足し農業を、人を楽しませるエンターテインメントとして位置づけ活動を行っています。
去年11月に伊那市の協働のまちづくり交付金を活用してポン菓子機を購入しました。
米を入れて圧力を加えて作るものでこれまでに地域のイベントでポン菓子作りを披露しています。
はせ農エン隊ではポン菓子機を使って農家の立場から地域の交流の輪を広げていく活動に取り組んでいくということです。
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寒ざらしそばの実を引き上げ
立春の3日、約1か月間、川の冷水に晒したそばの実が引き上げられました。
高遠そば組合のメンバーおよそ10人が小寒の1月5日に伊那市長谷の粟沢川に入れたそばの実、約250キロを引き上げました。
そばの実を引き上げた後、高遠町にある組合の加工施設に運びこみました。
そばの実を袋から取り出すと、木枠に広げていました。
そばの実は寒風にさらし、1か月かけて乾燥させます。
組合によりますと寒ざらしすることで、甘味が増すほか、そばの風味が強くなるということです。
寒ざらしそばは7月19日から高遠町のそば店7店舗と東京都の1店舗で提供されます。
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東部中 ハーブソルトを道の駅で販売
伊那市の東部中学校特別支援学級の生徒が作ったハーブソルトの販売が道の駅南アルプスむら長谷で24日から始まりました。
きょうは生徒6人が、ラベルを貼り、商品棚に陳列していました。
道の駅で販売するのは今回が初めてだということです。
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ラー油「長谷の太陽」に合う限定メニュー提供
伊那市長谷の道の駅南アルプスむら長谷にある食堂で地元産のラー油「長谷の太陽」で冬の寒さを乗り切ってもらおうと、期間限定メニューの提供が22日から始まりました。
「辛さでHotに温まろうフェア」ではラー油と合う2種類の特別メニューが提供されます。
提供されているのは南アルプス村はせ内にある食堂「御食事処よってかし」です。
ラー油・長谷の太陽は、長谷中学校の生徒が地域を元気にしようと2016年から唐辛子の栽培や加工品づくりを始めました。
現在は4種類が販売されています。
野菜とキノコの麻婆丼は1000円で、具材には長谷を中心に上伊那産の野菜やシイタケ、キクラゲが入っています。
長谷の酒粕汁は、長谷産の米で作った酒粕を使い、定食料金に100円を足すと味噌汁から変更できます。
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そばの実を川に浸す「寒ざらし」作業
伊那市高遠町のそば店などでつくる高遠そば組合は、小寒にあわせ、そばの実を川に浸す「寒ざらし」作業を5日、行いました。
5日は、伊那市長谷の粟沢川で、高遠そば組合の7人が、そばの実およそ250キロを浸しました。
そばの実を冷たい水に浸すと、アクが抜けて、甘味が増すということです。
高遠そば組合はおよそ20年前に古文書に基づいて寒ざらしそばを復活させ、試行錯誤を繰り返し2015年から高遠町のそば店で提供を行っています。
浸したそばの実は、来月3日の立春に引き上げ寒風にさらして1か月ほど乾かすということです。
そばは、7月19日から組合の加盟7店で提供する計画です。
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長谷地区二十歳のつどい 12人が出席
伊那市長谷地区と高遠町地区、南箕輪村で、正月の二十歳のつどいが、1日から3日に行われました。
伊那市長谷地区の二十歳のつどいは、1日に長谷公民館で行われました。
2004年4月2日から、2005年4月1日生まれの16人が対象で、式には12人が出席しました。
式典で、伊那市教育委員会の福與雅寿教育長は「夢や希望を持ち、充実した人生を歩んでください」と式辞を述べました。
出席者を代表して、大野晃嗣さんは「自分をしっかり持ち、責任ある行動と気配りができる大人になります」と決意を述べました。
式の最後には、記念撮影をしました。
その後、小学6年生の時に埋めたタイムカプセルを開けていました。
二十歳の自分に向けた手紙や、当時使っていた文房具などを見て思い出を語り合っていました。
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古川さん 長谷の古民家でパン店経営
愛知県から移住した古川浩二さんは、セカンドキャリアとして伊那市長谷黒河内の古民家を改修してパン店「ちゃるら」を経営しています。
店内には、ぶどうロールパンや焼きチーズカレーパンなど20種類のパンが並んでいます。
築130年の古民家を1年かけて一人で改修し、今年4月にオープンしたパン店「ちゃるら」。
経営するのは愛知県から移住した古川浩二さん58歳です。
信州大学農学部を卒業後、化学系企業に勤務していましたが、55歳で早期退職しました。
セカンドキャリアとしてパン店を始めようと半年間修業を積みました。
開業のため物件を探していたところ、長谷に古民家を見つけ、田舎で暮らしたいという気持ちもあったことから移住を決めたということです。
パンは国産小麦と自家製酵母を使い、手作りの石窯で焼いています。
1個150円からとなっています。
店内には買ったパンを食べられるイートインスペースがあり、無料でコーヒーも飲むことができます。
店名の「ちゃるら」はスペイン語でおしゃべりという意味で、お客さんがゆっくり過ごせる場所にしたいという想いが込められているということです。
営業は毎週水曜と土曜の週2日で時間は午前10時から午後3時です。
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長谷小学校で2学期の終業式
伊那ケーブルテレビ放送エリア内のトップを切って、伊那市の長谷小学校と中学校で23日に、2学期の終業式が行われました。
このうち長谷小学校の2年生の教室では、児童12人が担任から通知表を受け取っていました。
長谷小学校の2学期は、8月21日からの84日間でした。
3時間目には、終業式が行われました。
寒さ対策のため、体育館ではなく家庭科室で実施しました。
2年生と4年生が2学期の思い出やがんばったことを発表しました。
このうち総合学習で竹を使った活動に取り組んでいる4年生は、「竹が固くて苦労した。壊れないように工夫してできて良かった」と話していました。
福永佐枝子校長は、「1つの挑戦が大きな変化を生みます。可能性を広げて大きく成長できた2学期になったと思います」と話していました。
長谷小学校の冬休みは、24日から来年1月8日までの15日間となっています。
なお、伊那ケーブルテレビ放送エリア内の終業式のピークは、25日となっています。
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伊那北高36回生 卒業40周年で寄付
伊那北高校を1983年度に卒業した第36回生は、卒業40周年を記念して母校と同窓会に現金20万円を13日に寄付しました。
13日は、卒業40周年同窓会の久保村智実行委員長らが伊那北高校と同窓会館を訪れ、埋橋浩校長と、同窓会の岩崎靖事務局長にそれぞれ現金10万円を手渡しました。
第36回生は、先月卒業40周年の同窓会を駒ケ根市内で開きました。
約260人の卒業生のうち、県内外から80人余りが出席して旧交を温めました。
今回の寄付金は、同窓会の開催にあわせて、募ったものです。
埋橋校長は、「生徒の海外研修の支援に活用させていただきたい」と感謝していました。 -
南アルプス林道バス 2路線で7万人が利用
今年度の南アルプス林道バスの利用者の速報値が10日報告されました。
利用者は2路線でおよそ7万1,000人でした。
南アルプス林道バス乗り場と仙流荘周辺は今年4月に山岳観光の拠点 長谷戸台パークとしてプレオープンしました。
路線は北沢峠行の南アルプスクイーンラインと分杭峠行きの分杭気の里ラインの2路線です。
南アルプスクイーンラインは、4月25日から11月15日までの運行で、利用者は過去3番目に多い5万7,453人でした。
また、分杭気の里ラインは4月12日から12月1日までで、1万3,819人が利用しました。
戸台パーク周辺の駐車場は220台増設して650台とし、駐車場収入は1,862万円です。
戸台パークは、仙流荘前のバスロータリーを整備し、来年度グランドオープン予定です。
10日の市議会一般質問で、白鳥孝市長は「クイーンラインの北沢峠行は予定より1週間早めて運行を始めた。来年度以降も雪が無ければ柔軟に運行期間が変更できるよう検討している」と話しました。
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中尾歌舞伎秋季公演
伊那市長谷に伝わる農村歌舞伎、中尾歌舞伎の秋季公演が、中尾座で23日に行われました。
秋の公演は、継続的に伝統文化活動を応援する伊那ロータリークラブの地区補助金事業として行われました。
今回の演目は、「義経千本桜 鮨屋の段」です。
源平合戦に敗れた、平家の大将、
平維盛をかくまった鮨屋を舞台に、親子関係などを描いた悲話です。
前半は、鮨屋一家のテンポのよいやりとりが笑いをさそい、後半は勘当された鮨屋の息子、いがみの権太が父に刀で刺され自分のおろかさを悔やみながら死んでいくシーンが涙を誘います。
観劇に訪れたおよそ100人は迫真の演技に見入り、見せ場ではおひねりを投げたり拍手を送っていました。
伊那ロータリークラブ地区補助金事業「中尾歌舞伎秋季公演」の模様は来年1月に伊那ケーブルテレビの121chで放送します。
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伊那市中学生キャリアフェス
伊那市内の中学2年生が地域の人とふれあい将来を考える伊那市中学生キャリアフェス2024がエレコム・ロジテックアリーナで21日、行われました。
キャリアフェスには伊那市内の中学2年生約600人が参加しました。
オープニングでは、実行委員の生徒が会場を盛り上げていました。
テーマは「未来設計図~自分のキャリアをソウゾウしよう」です。
未来に興味や関心を持ち、自分のキャリアについて想像を膨らませ、創り出していきたいという思いが込められています。
上伊那の90の企業や団体が出展し、中学生が、自分の興味のあるブースを回りました。
伊那市の老人保健施設すずたけのブースでは、高齢者体験が行われ、生徒がキットを身に着け歩いたりしていました。
伊那バス株式会社は、バスガイド体験を行いました。
伊那市内の名所を撮影した映像にあわせ、生徒がガイドをしていました。
伊那ケーブルテレビもブースを出展し、中学生がアナウンスを体験していました。
このイベントは、中学生が地域の人と触れ合い未来について考えるきっかけにしようと、市内6つの中学校の代表生徒や産学官の関係者が参加する実行委員会が行ったもので今年で7回目となります。 -
CATV杯サッカー 南箕輪FCジュニアが2連覇
第18回ケーブルテレビ杯上伊那6年生サッカー大会が17日、伊那市長谷の美和湖グラウンドで開かれ、南箕輪村の南箕輪FCジュニアが2連覇を果たしました。
大会には上伊那の少年サッカーチーム11チームが参加しました。
決勝戦は白のユニフォーム、南箕輪FCジュニアと、青のユニフォーム宮田村のTopStoneAの対戦となりました。
前半12分、南箕輪FCジュニア、石川遥琥くんが先制点を決めます。
1点を追いかけるTopStoneAは後半16分、宮澤智大くんが得点を決め、同点とします。
試合は前後半では決まらず、PK戦になりました。
結果、3対1で南箕輪FCジュニアが2連覇を果たしました。
この大会の模様は12月にご覧のチャンネルで放送します。
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物流ドローン実演で活用検討
中国のドローン製造会社DJIが開発した物流ドローンの実演会がきょう、伊那市長谷の美和湖公園グラウンドで開かれました。
DJIフライカート30と呼ばれる物流ドローンは最大積載量が30キロ、最大飛行距離は16キロメートルだということです。
実演会はその性能を知ってもらおうと、ドローンによる空撮などを手がける南箕輪村の株式会社DIG-TRIPが開いたものです。
会場には事業のなかでドローンの活用を考えている建設事業者など約40人が集まりました。
DJIフライカート30はウインチを使うことにより着陸せずに荷下ろしができるほか、悪天候のときでも安定して飛ぶことができるということです。
DJIフライカート30の本体価格は約250万円でバッテリーなど必要な付属品を合わせると550万円ほどだということです。
DIG-TRIPでは、物流ドローンを広く周知し、どのような業種でどう活用できるか検討していくとしています。
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長谷フェスと同時開催 入野谷在来そば 新そば祭り
「長谷フェス~南アルプスふるさと祭り~」が、伊那市長谷の南アルプス公園周辺で20日に行われ、同時開催された新そば祭りで、入野谷在来そばが提供されました。
長谷フェスと同時開催された食の感謝祭では、入野谷そば振興会が、新そばを提供しました。
絶滅したと思われた入野谷在来そばは、わずか6粒の種から2019年に復活し「幻のそば」と呼ばれています。
この日は1杯500円、300食限定で提供されました。 -
中尾の棚田保存へ協定締結
伊那市長谷の株式会社 Wakka Agriと南箕輪村の信州大学農学部は中尾の棚田の保全活動促進に向けた棚田パートナーシップ協定を10日締結しました。
伊那市長谷中尾で締結式が行われWakka Agriの細谷啓太社長と信大農学部の米倉真一学部長が上伊那地域振興局の布山澄局長立ち合いのもと協定書を取り交わしました。
Wakka Agriは中尾集落を拠点として農薬を使わない自然栽培により主に海外市場をターゲットに米の生産に取り組んでいます。
信大農学部はWakka Agriと共同で獣害対策や草刈り作業の省力化など中山間地域の持続可能な農業の実現に向けた研究を行っています。
協定は長野県が棚田の保全に取り組む生産者と様々な団体が協力することで継続的な保全活動を支援するものです。
県内では12例目、上伊那では3例目で教育機関との締結は初めてで協定の期間は令和8年3月31日までとなっています。
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五平餅無償提供15年で記念給食会
伊那市西春近で五平餅を製造・販売する株式会社鈴平とJA上伊那が行っている五平餅の無償提供の15周年を祝う記念給食会が4日に伊那市長谷の長谷中学校で開かれました。
五平餅は、JA上伊那が米を提供し鈴平が製造しているものです。
鈴平は学校給食を作っていることから入学祝いとして上伊那の小学1年生に毎年、五平餅を贈る活動を行っています。
記念給食会では、長谷小学校の1年生と6年生、長谷中学校の生徒が集まり、鈴平の鈴木良典社長やJA上伊那の西村篝組合長らと一緒に五平餅を食べました。
五平餅は今年度、上伊那の小学校8市町村30校、1,126人に提供されたということです。
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尻相撲大会の優勝賞品の米を寄付
8月に伊那市長谷中尾で行われた「棚田まつり」の尻相撲大会の女性の部で優勝した、溝口の髙橋千穂さんが優勝賞品の米を3日、地元の小中学校に寄付しました。
3日は、夫の髙橋隆文さんと千穂さんが長谷中学校を訪れ、清水慶一校長に米10キロを手渡しました。
千穂さんは8月に行われた棚田まつりの尻相撲大会で8人が出場した女性の部で優勝しました。
長谷の小中学生に米を給食で食べてもらおうと優勝を狙って出場したということです。
優勝賞品の米は長谷産の「ササシグレ」で、高級米として海外に輸出されています。
米は、17日に髙橋さん夫婦を中学校に招いて給食で味わう予定です。
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鹿嶺高原コンサートに向けリハーサル
来月5日に伊那市長谷の標高1800メートルの鹿嶺高原で、オーケストラと合唱が共演するコンサートが開かれます。
8日は、リハーサルが行われました。
コンサートは、自然と音の調和を楽しんでもらおうと、伊那文化会館が主催するものです。
指揮は、東京国際音楽コンクール指揮者部門で2位の経験があり、次世代を担う指揮者として期待される横山奏さんが務めます。
コンサートには、横山さんが指導する伊那フィルハーモ二―交響楽団と伊那市を拠点に活動する2つの合唱団、総勢90人が出演します。
8日は、コンサートが開かれる標高1800メートルの鹿嶺高原キャンプ場の展望台「kareinaテラスでリハーサルが行われました。
伊那フィルの演奏の他、女声合唱エーデルワイスとの合同演奏が行われました。
「鹿嶺高原コンサート 天空のオーケストラ」は、10月5日(土)の午後1時から、鹿嶺高原のKareinaテラスで開かれます。
入場は無料ですが、事前予約が必要な50台分の駐車場はすでに満車となっています。
なお、コンサートの模様は、121チャンネルで生中継する予定です。
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南海トラフ巨大地震想定の訓練
美和ダムなどを管理する天竜川ダム統合管理事務所などは南海トラフ巨大地震の発生を想定した地震防災訓練を9日行いました。
訓練は震度6強の南海トラフ巨大地震が発生したとの想定で行われました。
地震発生を知らせる放送が流れると職員は机の下に身を隠していました。
その後被害状況の把握など情報収集を行いました。
職員は双眼鏡を使ってダムに異変がないかを確認していました。
訓練は美和ダムと小渋ダムを管理する天竜川ダム統合管理事務所が合同で行ったもので、それぞれの施設をテレビ会議システムで結び、情報共有していました。
天竜川ダム統合管理事務所では、毎年この防災訓練を行っていて災害が発生したときの対応の確認や課題解決に取り組んでいます。