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パブリックレコードがプライバシーマークに認証
編集制作を幅広く手がけるパブリックレコード(宮田村、奥田憲一社長)は、社内における個人情報保護の体制を整備し、財団法人日本情報処理開発協会が付与する「プライバシーマーク」の使用許諾認定を受けた。県内62社目、上伊那管内では5社目。同社は学校関係の映像収録なども多く「個人情報保護は社会的責任。徹底を図り、お客様に安心して頂ける企業を今後も目指す」としている。
プライバシーマーク制度は、JIS(日本工業規格)の個人情報保護マネジメントシステムに適合し、適切な保護体制を整備している事業所を認定するもの。
同社では内部に推進委員会を設けて、1年間かけて体制を整備。マニュアルをつくり全従業員の意識の底上げも図った。
「印刷やインターネット注文なども行っており、個人情報の取り扱いは慎重さを保たなければならない。情報の大切さを再認識して徹底していく」と濱田聖専務と推進委事務局の勝又美紀さんは説明。
プライバシーマークは同社の製品パッケージなどに掲示して、消費者に周知を図る。 -
中央保育園なかよし集会
宮田村中央保育園は22日、新入園児を歓迎する「なかよし集会」を開いた。年長、年中園児が園生活で学んだダンスなどを披露。春から仲間入りした年少園児と一緒にリズム体操など楽しんだ。
年長のやさしいお兄さん、お姉さんが年少園児の手をとって、仲良く一緒にリズムに乗った。
体を動かし、ほっぺやおしりをくっつけたり。笑顔を広げて友情を育んだ。
東、西の両保育園では同集会を24日に行う。 -
村遺族会が戦没者招魂碑を清掃
宮田村遺族会(春日要会長)は18日、武道館横の戦没者をまつった招魂碑周辺の清掃美化作業を行った。国のために命を落とした英霊をなぐさめ、不戦と平和の誓いを新たにした。
24日に行う戦没者慰霊祭を前に、会員約20人が参加して実施。雨が降るなか、周辺の草刈りや植木のせん定なども行った。
平和を実感しながら黙々と作業。悲惨な歴史を2度と繰り返さぬよう、祈りもこめた。 -
獅子舞勇壮に大久保熊野神社例祭
宮田村大久保区熊野神社例祭(小田切一広主任総代)は19日に宵祭り、20日に本祭りを行った。伝統の獅子舞とお囃子を奉納。大人と子どもが一緒になって盛り上げ、本格的な春の到来を地域みんなで祝った。
150年の歴史を誇る大久保の獅子舞。宵祭りでは継承する祭囃子保存会(小田切忠会長)が練り歩き、同神社で悪魔払いを奉納した。
お囃子には地元の小学生約30人が参加。数十年前から育成会事業として取り組むもので、今年も3月から5回練習して祭りに臨んだ。
子どもたちの奏でる楽しげな笛や太鼓にあわせ、夕闇に包まれる田園地帯を勇壮に獅子が練り歩いた。 -
宮田村ナイター野球リーグ開幕
宮田村ナイター野球会(伊藤哲也会長)は21日夜、半年に及ぶリーグ戦を開幕した。新規でレジェンド、復活でナイトホークスが参入し全9チーム。初めて前後期制を導入し、今まで以上に熱い戦いを繰り広げる。
開幕式では前年覇者のNHKGsが優勝旗を返還。愛球クラブの原良一主将が「シーズン最後まで全力で戦う」と選手宣誓した。
伊藤会長は「選手のやりくりなど厳しいが、各チーム組織力を高めてみんなで盛りあがろう」とあいさつ。
さっそく愛球クと一撃の開幕戦で長いシーズンが始まった。
総当りの2回戦。前期1位と後期1位のプレーオフの決勝戦を10月27日に行い、優勝チームを決める。 -
新組合長に小田切さん、山ぶどう栽培組合
特産赤ワインの原料ヤマソービニオンを生産する宮田村の山ぶどう栽培組合は21日、定期総会をJA宮田支所で開いた。役員を改選して新たな組合長に小田切敏明さん=南割区=、副組合長に小林通泰さん=新田区=を選任。目標収量を25トンに設定し、安全で高品質なワイン原料の生産に取り組む。
同組合は高齢化による担い手が課題となっているが、今季新たに大田切区の40代男性が加入した。
技術検討会を時期ごとに開くほか、品質安定対策を実施。先進地視察なども行って、栽培管理の底上げを図る。 -
村民対象のワインセミナー開講、広がる山ぶどうの里づくり
県の原産地呼称管理制度に5年連続で認定されるなど人気も高い赤ワイン「紫輝」「駒ケ原」の生産地・宮田村で21日、村民対象のワインセミナーが始まった。ワインを地元の文化として定着させようと、村公民館と村産業建設課が共催。栽培や仕込み体験も織り交ぜて年間12回開き、参加20人が知識を学んでいく。
同村内産の山ぶどう(ヤマソービニオン)を原料にワイン醸造開始から10年目。村が掲げる「山ぶどうの里づくり構想」を実現するため、住民レベルの意識を高め、将来的にはソムリエなど普及活動の推進役となる人材育成も視野にセミナーは開講した。
参加者は女性15人、男性5人。女性の関心の高さを示したが、もともと・ス日本酒党・スという倉田富夫さん(61)=町三区=は「地元にせっかく素晴らしいワインがある。知識を学んで味わいたいと思って」と話した。
初回のこの日は村民会館で開き、ワイン醸造元・本坊酒造信州ファクトリー(新田区)製造主任の志村浩樹さんが講師。ワインの基礎的知識や特性などを紹介した。
07年産紫輝と06年産駒ケ原のテイスティングもあり、参加者はさっそく持参した・スマイグラス・ス片手に試飲。違いを感じながら、ワインの奥深さにふれていた。
次回は5月24日。山ぶどう栽培組合の協力でほ場に出て、芽かき(摘芽)の作業を体験する。 -
宮田村の白心寺で第19回白心寺花まつり
宮田村町2区の浄土宗・白心寺(山田弘之住職)で20日、第19回花まつりが開かれた。稚児行列には地元の子ども約30人が参加。お釈迦様を乗せた象の乗り物を引きながら町内を巡り歩き、町民に甘茶を振舞った=写真。
地域の子どもたちのためにできる行事を竏窒ニ、先代住職の時から始まった花まつり。毎年工夫を重ねる中で、子どもが楽しめる出店やゲーム、アトラクションも増やしてきた。また、村民も寺の取り組みに主体的に協力しており、壮青年部の部長を務める後藤孝浩さん(47)=新町=は「地域の若い人たちも参加してくれるようになってきた。来年は20周年を迎えるため、稚児衣装を来て稚児行列をしたり、内容を充実させたい」と語る。
また、山田住職(46)は「先代から取り組んできてくれた人たちの思いを引き継ぐ形で、今もまつりを続けている。子供たちが少なくなっている中、明るく、楽しく、仲良くが一番大切なことだと思う」と話していた。 -
世界的ビオラ奏者の兎束俊之さんが、宮田村の自宅でこけら落としコンサートを開催
宮田村を拠点として活動する弦楽合奏団「アンサンブル信州in宮田」の音楽芸術監督で世界的なビオラ奏者・兎束俊之さん(60)が20日、同村駒ケ原に建てた自宅でオープニングコンサートを開いた。コンサートには兎束さんと交友が深く、ともに演奏活動を展開してきたピアノ奏者の石井克典さんも駆け着け、「信濃の国」ほか、クラシックの名曲数曲を披露=写真。集まった観客を魅了した。
音楽文化の発信地としていきたい竏窒ニの願いを込め、この地に自宅を設けた兎束さん。最初の演奏会には、アンサンブル信州を育てる会の委員のほか、村関係者、住民など約60人が集まった。
兎束さんは「半世紀、ビオラを弾いて生きてきた。逆に言えばこのことしか分からないということなので『この村はこういう風に生活しているんだ』ということを指導していただき、生きていきたいと思うのでよろしくお願いします」と語り、石井さんとともに演奏を披露。中でも、ワーグナーの「マイスタージンガー前奏曲」は、兎束さんの知人・鈴木行一さんが兎束さんのために編曲しており、いつの間にか「信濃の国」に変化。凝った演出に、聴衆は盛んに拍手を送った。
また、この日は全国各地で活動する演奏家が兎束さんのために駆け、それぞれに演奏を披露。1曲ごと演奏が終わるたびに盛大な拍手を送った。 -
中心商店街空き店舗にギャラリー、「手づくり屋」本オープン
宮田村の住民有志が中心商店街の空き店舗を活用した梅が里ギャラリー「手づくり屋」が19日、本オープンした。ギャラリー出品者を講師に各種クラフト体験教室を開くなど、多彩なイベントで賑わった。
手づくりしたい人を応援しようと南割区の木工業、三浦敏夫さん(54)らが中心になって開設。
出品料を納めれば誰でも作品を展示、販売できるギャラリーで、3月のプレオープン当初は12人だった出品者はこの日までに箕輪町から飯田市までの25人に増えた。
絵画や木工品、陶芸、織物など所狭しと並ぶギャラリー内。
この日は、鏡割りや餅つきなども催し、クラフト体験教室ではアクセサリーなどを作ろうと、親子連れの姿も目立った。
町三区の丸山美香さんは息子の龍飛君=宮田小4年=と、娘の美優さん=同2年=と一緒に教室に参加。
「なかなか手づくり体験する機会がなかったが、身近に感じられる。これからも通いたい」と話した。
各種教室、出品に関する問い合わせは三浦さん090・3142・3691まで。 -
ティービーエム
ティービーエム(本社・宮田村)はこのほど、取締役などの新陣容を発表した。
内容は次の通り。
▽代表取締役社長=山田益▽取締役副社長=唐澤敏治(昇格・社長補佐・総務経理全般担当)▽常務取締役=高坂勉(タービンブレード事業部事業部長)▽取締役=山田稔(品質管理部担当・ISO担当)▽監査役=清水忠之 -
おやじ倶楽部が満開のサクラと歴史探訪
熟年男性が集う宮田村公民館「おやじ倶楽部」は15日、満開のサクラを楽しみながら村内の史跡めぐりを行った。うららかな春を感じつつ、地域の歴史を学んだ。
村教育委員会の小池孝文化財主任の案内で、大久保区の伊那峡蚕玉神社、熊野神社、中越区の北の城に足を運んだ。
サクラの回廊を歩きながら、話しを聞いたメンバー。先人たちが築いた歴史、文化に思いを馳せながら、花満開の春を謳歌した。 -
一般質問二日間に、宮田村議会6月定例会から
宮田村議会は、6月定例会から一般質問を基本的に従来の1日から2日間に分けて行う。18日の全員協議会で決定。これにあわせて午前9時だった一般質問の開始時刻なども柔軟に対応する方針とし、質問の通告状況によって議会運営委員会が日程を決めると確認した。
伊南4市町村のなかで一日で一般質問を実施していたのは宮田村のみ。
一般質問者が増える傾向にあり、午前9時から午後5時までとする会議規則を超えることもあることから、今回の変更に至った。 -
道路特定財源暫定税率失効受け、舗装3路線調整図りながら
宮田村は16日、係長級以上の職員を対象に予算執行説明会を役場で開いた。揮発油税に関わる道路特定財源の暫定税率失効に伴い、当面は関係する予算執行を抑え、舗装を予定する3路線については調整を図りながら対応していく方針を示した。
村は今年度予算に3路線の舗装工費として約1千万円を計上。夏以降に着工を予定しており、国の方針、動向をみながら対応する。
また、太田切川の護岸工事が進むことにからみ、以前に投棄された廃棄物処理で新たな出費が予想されることも説明した。
処理費用は今年度予算に計上しておらず、補正で対応する方針。
どのくらいの費用になるか分かっていないが、問題が明るみになった2005年には約8千万円の処理費を工面した苦い経験もあり、村では厳しい状況を職員に喚起しながら、各種事業の適正な予算執行にも務める考えだ。 -
名物丼食べ歩きスタンプラリー20日から
宮田村の名物丼「紫輝彩丼」の販売開始1周年を記念して20日から、食べ歩きのスタンプラリーが始まる。商品券など豪華景品を用意しており、主催者は「この機会に村内12の飲食店のオリジナリティあふれた名物丼を食べてみて」と呼びかけている。
加盟飲食店と村商工会青年部でつくる名物丼プロジェクトチームが主催。紫輝彩丼は村特産の赤ワインを用いるほかは、提供する店によって具材や味付けも異なり、1周年を機にさらに多くの人に味わってもらおうと企画した。
12店舗全ての紫輝彩丼を制覇すると「満腹賞」に応募でき、抽選で商工会商品券5千円分が5人に当たる。
8店舗の場合は「腹八分目賞」となり、抽選で10人に商工会商品券2千円分を進呈。
また残念賞としてどんぶりレンジャータオルを15人分用意した。
村商工会や役場、飲食店などに備えてある専用の応募用紙(名物丼プロジェクトのホームページからもダウンロード可能)を使い、各店舗で紫輝彩丼を食べるごとにスタンプを押印できる。
応募方法は取り扱い飲食店に設けてある応募箱に投かんするか、村商工会まで持参または郵送。締め切りは6月22日。問い合わせなどは名物丼プロジェクトチーム(村商工会内)85・2213まで。 -
世界へ広がる音楽ハウス、ビオラ奏者兎束さんの自宅が宮田村に完成
宮田村を拠点にした弦楽合奏団「アンサンブル信州in宮田」の音楽芸術監督で世界的なビオラ奏者の兎束俊之さん(68)が、同村駒ケ原(新田区)に活動拠点となる自宅を完成させた。演奏サロンも設けてあり、情熱ある演奏家たちがつどう・ス音楽ハウス・スにしたいと構想も。20日には近隣住民や関係者を招いて、こけら落としのコンサートを開く。
「ここに来れば本物の音楽にふれられる。レッスンもできれば演奏も聴ける。どんな形になるかは分からないが、宮田という土地が音楽を志す人たちの目標の場所になれば」と兎束さんは話す。
東京音楽大学前学長で、4月からはくらしき作陽大学(岡山県)の副学長。数多くの音楽家も育て、6年目を迎えるアンサンブル信州in宮田でも若くて有望な団員を率いる。
伊那谷に本物の音楽を根づかせようと精力的だが、何度も足を運ぶうちに東京とは違う静かな環境と、あたたかな人柄にもほれこんで住むことを決意。
いくつかの候補から2つのアルプスを望み、近くにサクラがある駒ケ原の地を選んだ。
「音楽は空間がなければできない芸術。申し分のない環境に最高の家を建てることができた」と笑顔がこぼれる。
20日は兎束さんと親交の深い一流の演奏家が集まるほか、5月以降もハウスコンサートを予定。
アンサンブルで育まれ始めた宮田の音楽文化が、巨匠を住民として迎えさらに花開こうとしている。 -
宮田村商工会青年部総会
宮田村商工会青年部(小田切等部長)は15日、通常総会を開いた。4人の新入部員を迎え、引き続き地域の元気の源になって精力的な活動を行っていく。
名物丼の販売促進から村議選立候補予定者の公開討論会開催まで、地域を巻き込んだ多彩な活動を展開する同青年部。
総会では本年度の事業計画を承認し、小田切部長は「多くの協力で大きな成果をあげることができ、宮田村を広くPRできた。厳しい時代だが、将来を見すえて若者らしく行動に移していこう」と54人の部員に呼びかけた。
新しく入部した下井明人さん、酒井大介さん、清水博行さん、西澤明さんには、小田切部長からバッジを貸与。代表して下井さんが「微力ですが全力で臨みます」と抱負を語った。
3月末で年齢満了に伴い青年部を卒業した前林裕一さん、山田康治さん、伊東良文さんの3人には感謝の表彰状を贈呈。「多くの仲間に恵まれ、時間を共有できたことをうれしく思う」など一人ひとりあいさつした。 -
宮田小、中学校の給食費値上げ
原材料の高騰と食の安全を守るため宮田村宮田小、中学校は本年度から給食費の値上げに踏み切った。1食あたり小学校で26円、中学校で29円の上昇だが、両校は既にPTA理事会などに報告し、文書でも保護者に伝えており「給食の充実を図るためにも理解して頂いている」と話す。
小学校は一食あたり現行244円が270円、中学校は現行271円が300円に。
年間にすると小学校で5万4810円となり5210円、中学校は6万円で6千円のそれぞれ負担増となる。
4月分から適用しているが、給食費の支払いは年間10回の分割方式のため5月の徴収が初回となる。
小学校は9年ぶり、中学校は12年ぶりの値上げ改定。
両校は今までも地元農家の協力を得ながら安価で安全な食材を活用するなどやり繰りしてきたが、油や小麦粉、そして肉類なども軒並み10縲・0%近く値上がりしており苦汁の決断をした。
「既製品に頼らず、手づくりにこだわりながら安価な費用を維持してきたが限界。負担をかけるが栄養価を維持し、さらに安全安心な給食を守っていく」としている。 -
里宮神社創建120周年、20日に例大祭
宮田村駒ケ原にある駒ケ嶽里宮神社(加藤恭一氏子総代)は創建120周年を迎え、20日の例祭で記念事業を行なう。氏子の寄進により新調した幟(のぼり)と小旗の御眼明け(おめあけ)神事のほか、恒例の演芸大会も充実させて、町三区と大田切区の一部に広がる約250戸の氏子が盛大に節目を祝う。
城倉将英さんを委員長に120周年記念実行委員会を組織して準備。白鳥剛村教育委員長が同神社の由来などを冊子にまとめ、当日お札とともに氏子各戸に配布する。
新調した幟と小旗は町三区の染織家細田伊佐夫さんが製作を手がけた。
宮田村誌や今回まとめられた冊子によると、1887(明治20)年「神風講社駒ケ岳会」の教会所に西駒ケ岳中岳にある「駒ケ岳神社」を分祀(ぶんし)して里宮神社となった。焼失にもあったが、1894年に現在の地に社殿が完成。以降も氏子が地域の守り神として大切にしてきた。
加藤氏子総代も「今回の記念事業も氏子の協力あってこそ」と話す。
20日は午前7時から御眼明け神事を行い、幟を掲揚。例大祭は9時半、10時20分からバンド演奏で11時から演芸大会を開演する。 -
宮田宿本陣で夜桜妖艶に初のライトアップ、
県宝指定の宮田村新田区「宮田宿本陣旧新井家住宅」で、敷地内にあるシダレザクラの夜間ライトアップが初めて行われている。「違った雰囲気も楽しんでもらおう」と村観光協会が企画。江戸時代の歴史的建造物と一緒に照らし出される2本のサクラは妖艶(ようえん)さを増し、訪れた人たちの目を楽しませている。
1987(昭和62)年に町一区から、新田区ふれあい広場近くの文化会館西隣に移築された本陣。
シダレザクラはそれ以前の1967(昭和42)年に、地元の青年会が宮田観光ホテルのオープンにあわせて沿道をサクラ並木にしようと植樹したうちの現存する貴重な2本とされ、今でも毎年見事な花を咲かせている。
昼間とはまた違った雰囲気で、夜空に浮かび上がるサクラ。散り終わりまで毎日午後6時半から9時半まで点灯しており、新たな夜桜の名所となりそうだ。 -
心の病と向き合う「さくら」が家族と仲良く花見
宮田村の心の病と向き合う当事者グループ「さくら」と、同家族会の「陽だまりの会」は12日、中越区の北の城で花見を行った。満開のサクラが一行を出迎え、美味しい料理に舌鼓を打ちながら宴を楽しんだ。
花見をするのは昨年に続いて2回目。約30人で訪れ、咲き誇る花々に歓声をあげた。
「心の病は当事者も家族も交流するのが難しい環境にあるが、さくらも陽だまりの会も積極的な活動をしている。今後もふれあいを深めていきたい」と関係者は話していた。 -
後期高齢者医療制度、不安抱えて天引き初日
75歳以上の1300万人が加入する後期高齢者医療制度の導入で15日、加入者の年金から保険料の天引きが始まったが、宮田村の窓口には同日午前中までに3件の問い合わせや相談があった。大きなトラブルなどはないが、この日を迎えるまでも担当者は対応に追われており「今日は天引きになったばかり。支給された年金を金融機関でおろす、これからが問題。混乱がなければいいが」と気を揉む。
宮田村の加入対象者は3月末現在で1108人。このうち15日に天引きとなったのは746人。
相談や問い合わせは1日平均5件ほどだが、事情によって個々の内容が異なるために1件あたりの相談時間は平均20分と長い。村住民福祉課の担当者は「1日中対応だけで仕事が終わってしまうこともある」と嘆く。
村広報やチラシなどを全戸配布して説明も図ってきたが、それだけでは周知できない部分も多い。
「要請があればグループ単位などの説明にうかがうなどの手段もあるが、逆に混乱してしまっても」と、国の新たな制度に不安は続く。 -
宮田村ゲートボールリーグ開幕
宮田村ゲートボールリーグ協会は15日、半年間に及ぶリーグ戦を開幕した。大田切が優勝した昨年と同じ6チームが参加。総当り25試合で優勝を争う。
90代の2人を筆頭に70代以上が大半を占めるが、さっそく元気ハツラツプレー開始。チームプレーで勝利を目指した。
最高齢92歳でリーグ戦会長を務める加納義厚さん=大田切=は「ゲートボールは頭も使うのが楽しいねぇ」と、・ス球春・スの到来を待ちかねていた様子。
試合は毎週火曜日。参加チームは町一区、町二区、町三区、大田切、つつじが丘、大原
で10月中旬まで熱戦を繰り広げる。
今年度新たに協会長に選ばれた杉本吉男さん=つつじが丘区=は「実力伯仲しており、素晴らしい戦いになると思う。仲良く楽しく親睦深めれば」と話した。
本年度の協会役員は次の皆さん。
▽会長=杉本吉男(つつじが丘)▽副会長=宇佐美正治(大田切)▽会計=南澤ひで子(町三区)▽事務局=唐澤正一(大原)▽審判長=塩澤健▽地区理事=太田知恵吉(町一区)矢亀誠一(町二区)丸山恵三(町三区)宇佐美正治(大田切)唐澤正一(大原)杉本吉男(つつじが丘)▽リーグ戦会長=加納義厚(大田切)▽同会計=滝沢英子(大原) -
保育園で年少、未満児の給食開始
宮田村の3保育園で14日から、年少園児と未満児の給食が始まった。入園から10日余りが経過し、生活にも慣れてきた子どもたち。調理師が心をこめたメニューに「おいしいよ」と笑顔がこぼれた。
西保育園でも新入園児たちが初めての給食を楽しみに。この日はカレーとさわやかキャベツの人気メニューで、子どもたちがモリモリ元気に食べる姿があった。
栄養と愛情が一杯つまった保育園の給食。園児たちは毎日味わいながら、食の楽しさ、大切さを学んでいく。 -
駅前の観桜会2年ぶりに復活
宮田村のJR宮田駅前で13日、2年ぶりに復活した観桜会が開かれた。同駅周辺で地域活性などに取り組む4団体が協力。あいにく降り始めた雨のため屋内に会場を移したが、窓から見える駅前のサクラを眺めながら、春の宴で地域の輪をより深めた。
約40人が参加。本来は駅前広場「輪苑」で開く予定だったが「雨を気にせずゆっくり楽しめるように」と、近くの富寿司に会場を移した。
酒を酌み交わしながら楽しく歓談。「やっぱり花見は大勢が楽しいね」と笑顔がこぼれた。
観桜会は商店主らでつくる駅前共同体が10年余り続けており、地域の人にはおなじみ。昨年は諸事情で中止したが、今回は一輪の会、ともいきの会、自然を呼び戻す会と共催で復活した。 -
梅公園で花見イベント
宮田村新田区の梅公園で13日、お花見イベントが開かれた。住民有志により同公園を整備した村おこし実行委員会の主催で3年目。数十本が満開に咲き誇るなか出し物や軽食販売などもあり、「サクラもいいけど梅も素晴らしい」と訪れた人たちを楽しませた。
宮田太鼓の演奏で開演。信州みやだ梅舞会によるYOSAKOIソーランの演舞でも会場は盛りあがった。
村内各種グループの協力で豚汁やお茶などの無料サービスも。
農業女性グループ野ひばりの会が提供した梅おこわも好評で、花見をしながら舌鼓を打つ家族連れなどの姿もあった。
雲の切れ間からのぞく駒ケ岳の残雪と鮮やかな梅のコントラストも映え、春の宴は和やかな雰囲気に包まれた。 -
伊南行政組合、清水亀千代・駒ケ根市副市長を助役に選出
伊南行政組合(杉本幸治組合長)の臨時議会が14日、駒ケ根市役所であり、先日駒ケ根市の副市長に就任した清水亀千代氏(60)を同組合助役に選任する人事案件に、全会一致で同意した。
清水氏は「身の引き締まる思い。国、地方とも先行きが不透明な状況だが、伊南行政組合を通じて、地域課題に取り組み、地域福祉の向上、地域の発展に努めたい。そのためにまず、昭和伊南病院の安全・安心のより所としていくことが求められている。そのために最善をつくしたい」と語った。
また、宮田村の村議会選挙に伴なって不在となっていた議長には、前副議長の前原茂之議員(65)=中川村=を指名推薦により選出。また、副議長には織田信行議員(64)=飯島町=を選出した。 -
大地とのふれあい3年目に、われらかかし隊
親子が一緒に農産物の栽培を通じてさまざまな体験をする宮田村公民館「われら、かかし隊」は12日、今年度最初の講座を町三区斎藤診療所横の畑で開いた。3年目を迎えた・ス大地・スとのふれあい。さっそく野菜の種をまき、土に親しんだ。
かかし隊協力隊の後藤寛さん=新田区=の指導で、カレーの具材になるジャガイモ、ニンジンと、ミニ大根2種類の種を植えた。
本年度は新たに4組が加わり19組の親子でにぎやかに再出発。
慣れている子どもたちは率先して土にふれ、新たに入った親子も大地のあたたかな感触を味わった。
娘の結月ちゃん(2)と参加した間瀬令理さんは「このような機会でもないと、なかなか体験できない。これからが楽しみ」と話した。
5月には田植して稲作も開始。そばやリンゴ栽培も行うほか、新たに宿泊体験も予定し、昔ながらの生活も味わう計画だ。 -
菜の花、サクラ、モクレンが競演、宮田観音近くで
「宮田観音」で有名な宮田村北割区真慶寺近くで、一面の菜の花が咲き始めた。満開となった同寺のサクラなど一帯の花々と咲き競うかのように見事で、訪れた人たちの目を楽しませている。
近くの春日甲子雄さんと春日好章さんの2軒が、6年ほど前から鑑賞用に栽培。
今年は例年より2、3日早い開花。甲子雄さん宅ではハナモクレンも満開となっており、付近は黄、白、ピンクと鮮やかな花々に囲まれている。
菜の花は今月いっぱい楽しめそうだ。 -
環境見つめ稲作の活性化を、水田農業経営研究会が総会
農家43戸でつくる宮田村水田農業経営研究会は8日夜、通常総会をJA宮田支所で開いた。役員改選で新たな会長に小松芳美さん=大久保区=、副会長に小田切武雄さんを選任。環境にやさしい農業をさらに推進しようと、「エコファーマー」の研修会も開いた。
水田農業のあるべき姿を模索しながら、環境配慮の研究も推進する同研究会。水稲の直播栽培、減農薬コシヒカリ栽培の検討も行ってきた。
新年度はさらに担い手育成や営農組織体制への課題提起も行い、効率的で低コストの稲作を中心とした安全安心な農産物づくりに取り組む。
8月には先進事例の研修視察なども予定。会員相互の理解も図りながら研究を進める。
この日は上伊那農業改良普及センターの技師を招いて「エコファーマー」の研修会も開いた。
土づくりと、化学肥料、化学合成農薬それぞれの低減技術について理解を深めた。
新役員は次の皆さん。任期は3年。
▽会長=小松芳美(大久保区)▽副会長=小田切武雄(町一区)▽委員=小田切英雄(北割区)小林久人(南割区)浦野敬三(新田区)田中徳長(大田切区)加藤健男(中越区)▽監事=田中数雄(大田切区)小田切武人(中越区)