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しし追いで地域の平穏迎え入れ、町一区で小正月行事
宮田村町一区で13日夕、小正月の伝統行事「しし追い」が行われた。子どもたちが棒で羽子板を打ち鳴らしながら、区内の各戸を訪問。玄関先で「しし追いの歌」を元気に歌い、地域の安全、無病息災などを願った。
午後5時前に約50人の小学生が集まり、数人づつの班に分かれて巡回。ヤナギやネムの木でつくった鵬遣棒(ほうやりぼう)をたたいてリズムを取り「ししやい、とりやい:」と独特の調子で歌を響かせた。
害を及ぼす動物を追い払い、豊作を祈願するのが由来。「鳥追い」とも呼ばれ、歌などが微妙に違いながらもかつては村内のかなりの地区で行われたが、途絶えた所も多い。
町一区では20年ほどの中断期間を経て、1995年に復活。育成会やPTAの協力で、子どもたちが主役の昔ながらの行事を今に伝えている。
ししを追ってもらった家庭は、子どもたちに菓子を渡すのが恒例となっており、その光景も各所でみられた。
14日は町二区で「しし追い」、町三区の河原町、駒ケ原では「鳥追い」の呼び名で同様に行う。 -
宮田少年剣道部初げいこ
宮田村の宮田少年剣道部(平澤武夫部長)は13日、新年の初げいこを村勤労者体育センターで開いた。小中学生18人の部員が厳しい寒さを忘れ、今年1年の気合も込めて竹刀を振るった。
凍るような床の上で、素振りや打ち込みに励んだ子どもたち。「面」「胴」と元気な掛け声が響き渡った。
同部には現在、小学生8人、中学生10人が所属している。
平澤部長は「一人ひとり目標を立て、中学生は段位に挑戦し、小学生は基本を身につけよう」とあいさつ。
部員を代表して中学1年の小田切広樹君が「振りや足さばきをもっと良くしたい」と新年の抱負を語った。
毎週土曜日が練習日。剣道に脈づく礼儀を重んじながら、心技体を磨く。 -
宮田中生徒会引き継ぎ会
宮田村宮田中学校は11日、3年生から2年生への生徒会引き継ぎ会を開いた。会長を小田切昂軌君から、選挙で昨年のうちに選ばれた吉水大介君にバトンタッチ。週明けから2年生が主体となって生徒会を運営していく。
新旧の正副会長、書記、会計、12ある委員の役員が出席。
吉水新会長は「全校参加の生徒会を築いた先輩方の良い所を吸収し、より良い学校にしていきたい」とあいさつした。
さっそく執行部、各委員会ごとに事務的な引き継ぎも行われ、2年生は責任の重さを痛感しながら、活発な生徒会にしていこうと3年の先輩から手ほどきを受けていた。 -
社協デイ、正月遊びで初笑い
宮田村社会福祉協議会のデイサービスは新年を迎え、利用するお年寄りたちが正月遊びで・ス初笑い・スしている。
干支にちなんだ絵あわせや、村内をめぐるスゴロクなど、職員手づくりの心あたたまるゲームの数々。
昔ながらの遊びに利用者も大喜び。懐かしさも感じながら笑顔があふれた。 -
匠の技に生徒も真剣、建設労連宮田分会が宮田中2年生に木工指導
宮田村の上伊那建設労連宮田分会(三浦孝分会長)はこのほど、宮田中学校2年生に木工指導した。ノコギリの正しい使い方を手ほどき。生徒たちは生の・ス匠の技・スにふれ、木の持つあたたかみを再発見した。
同分会は毎年、技術科の授業で木工に取り組む2年生対象に指導を実施。卓越した技能をじかに教わる貴重な機会とあって、生徒たちにも好評だ。
各学級ごと3日間に分けて行ったが、真剣に学ぼうとする子どもたちの姿に会員の指導も自然と熱を帯びた。 -
地域の輪があすの力に「さくら」が新年会
宮田村の心の病と向き合う当事者グループ「さくら」は9日、いつも世話になっている地域の人たちやボランティアを招いて新年会を開いた。前身のふれあい喫茶も含め発足6年目を迎えたが、地域の支えや理解に感謝し、さらに絆を深めた。
村の交流施設なごみ家を会場に、約40人を招待。さくらのメンバーが買い出しから下準備までをこなし、心づくしの美味しい寄せ鍋を用意した。
「みなさんのお陰でここまでやって来れた」とメンバーがあいさつ。みんなで乾杯して、歓談しながら鍋をつついた。
さくらは村の精神に関するデイケアサービスだが、地域とふれあいながら交流の輪を着実に広げてきた。
この日も歌ったり、会話したりとにぎやかに時間を過ごし、清水靖夫村長は「さらに大きな輪を広げていって」とエールを送った。 -
商工会新年祝賀会
宮田村商工会は10日、新年祝賀会を商工会館で開いた。30年から40年の会員企業永年従業員48人には全国商工会連合会長表彰、商工会功労者10人には県連合会長表彰をそれぞれ伝達した。
会員、来賓約100人が出席。前林善一商工会長は、商工会の自立を促す各種収益事業が順調に地域に根づき効果を示している点にふれながら「厳しい経済情勢だが、中小零細企業の支援、指導に全力を注ぐ」と年頭のあいさつをした。
10年から25年の勤続従業員125人には村商工会長が優良表彰した。
永年勤続優良従業員表彰、商工会功労者表彰を受けたのは次の皆さん。カッコ内は所属事業所名。
【40年】花井好子(花井木工)友野進、春日久男、河野隆良、新井敏夫、川崎功、荻野力、大沢初男、原安徳、酒井春美(以上タカノ)畠山健、山田義典(以上日本発条)
【35年】中山友悦、原誠徳、酒井邦雄、林正樹、前田清隆、丸山政男、藤沢利夫、穴沢和翁、小林孝美、鈴木祥弘、唐沢敬司、近藤進、中原清、北村久夫(以上タカノ)平沢武明(タカノ機械)三沢節夫、平沢清美、横山政志(以上ティビーエム)向山裕幸(日本発条)
【30年】小林晃、柳和人(以上信濃工業)白井久次、鈴木正志、高橋忍、城倉千春、新井正志、久保村茂昭、内田賢一(以上タカノ)戸田義美、飯山武、石田伸一、遠山正夫、曽倉富士夫、原清隆(以上ティビーエム)赤羽留雄、小林直恵(以上ユーエスアイ)
【商工会功労者】▽青年部=野々村克己、前林裕一、伊東良文、山田康治▽女性部=林靖子、下平あや子、清村照子、酒井芙佐子、松田壽子、藤田和子 -
駒ケ根商工会議所新年祝賀会
駒ケ根商工会議所(山下善広会頭)は9日、08年の新年祝賀会を駒ケ根市の駒ケ根商工会館で開いた。会員、来賓など約100人が出席。今年の年男と山下会頭らが掛け声とともに景気良く酒樽の鏡を割り、出席者がお神酒で乾杯するなどして今年が良い年になることを祈った。
山下会頭はあいさつで「経済の飛躍を願いたいが、厳しい状況が続きそうだ。問題解決のために適切な施策を講じていきたい。地域産業発展のために、幅広く情報を開示して開かれた商工会議所つくりを進めていこう」と呼び掛けた=写真。 -
宮田小3学期始業式
宮田村の宮田小学校は9日から、3学期が始まった。子どもたちが元気に登校し、年末年始の思い出や新年の抱負などを仲間に披露した。
各学級では「あけましておめでとうございます」とあいさつをかわし、友人と会話を楽しむ姿も。新学期もきれいな学び舎で励もうと、さっそく清掃もした。
3年3組は正月2日に各自が家庭で毛筆した書き初めを見せ合い、「上手に書けた」「習字は楽しい」と歓声をあげた。
始業式では2年3組の町田祥太郎君と5年2組の松島百花さんが新年に懸ける想いを発表。「いっぱい練習してきれいな漢字が書きたい」「算数や体育のマット運動をがんばりたい」と話した。
清水閣成校長は「間違うことは大切なことです。それをおそれずに挑戦してください」と呼びかけた。 -
少林寺拳法宮田支部が初げいこ
宮田村の少林寺拳法宮田支部は8日夜、新年の初げいこを村武道館で行った。同支部は全国をはじめ各種大会で活躍するが、基本となる礼儀や態度から見つめようと、気持ち新たに心身を鍛錬した。
子どもたちを前に、指導する鈴木英仁さんは「しっかりとあいさつをして、自分のことは自分でできるように。仲間もいっぱい増やしましょう」とあいさつ。
さっそく畳の上で座禅を組み、一人ひとり今年の目標を決めた。
全国大会入賞メンバーが模範演武したほか、じっくりと柔軟体操して型の練習もした。 -
区長新たな顔ぶれで、会長には唐木さん
宮田村内全11地区の区長が新年改選となり9日、新たな顔ぶれによる区長会を役場で開いた。村は合併せず自立を決めて5年目を迎え、住民協働が欠かせないキーワードにもなっており、一緒に手を携えながら地域づくりに取り組む。
区長会長に北割区の唐木登さん、副会長に大田切区の田中静男さん、会計につつじが丘区の橋爪政由さんを選任。
席上、唐木会長は「暗中模索の点もあるが、みんなで協力していきたい」とあいさつ。清水村長も「地域と村がさらに連携を深め、小さくても元気な宮田村にしていきましょう」と呼びかけ、協力を求めた。
この日は役場各課から村の事業説明も受けた。各区長の任期は12月末まで。新区長は次の皆さん。
▽町一区=大蔵重樹▽町二区=黒岩崇▽町三区=唐澤通夫▽北割区=唐木登▽南割区=小林研二▽新田区=田中英男▽大田切区=田中静男▽大久保区=小田切修▽中越区=小田切武人▽つつじが丘区=橋爪政由▽大原区=大久保満義 -
社協デイセンターでイルミネーション点灯、地域防犯にひと役
宮田村社会福祉協議会デイサービスセンターは、夜間の防犯にも役立て地域を明るく照らそうと、イルミネーションによるライトアップを始めた。午後10時まで点灯し、冬期間試行する考えだ。
同センター周辺には村民会館や村老人福祉センター、東保育園もあり、通学路にもなっているが「照明が少なく夜間は歩道が暗い」と以前から指摘があがっていた。
同社協は、クリスマスに使ったイルミネーションの再活用で協力しようと思案。道路に面したセンター西側の壁の一部に設置した。
点灯式には山浦正弘会長をはじめ職員が出席し「安全に快適に通行できるお手伝いになれば」と話した。 -
保健補導員会08年発足会、メタボ予防にも力を
宮田村保健補導員会の2008年発足会は8日、村老人福祉センターで開いた。新たな会長に代田香代子さん=町二区=、副会長に丸山美代子さん=町三区=、佐藤千子さん=大田切区=が就き、住民の実情にあった保健活動を展開しようと情報交換。4月から始まる特定健康診査(特定健診)をにらみ、メタボリックシンドローム(内蔵脂肪型肥満)の予防活動などを重点にすえ地域の健康を推進する。
市町村などの医療保険者に国が実施を義務付けて始まる特定健診。40歳以上75歳未満の全員が対象となり、メタボや同予備軍と診断された人には、保健指導も義務付けている。
同会では研修会などを通じて学習を深め、制度などの住民周知にも力を入れていく。
発足会で代田会長は「出会いを大切に、見聞きしたり、学んだりした(健康の知識)を1人でも多くの人に伝えていきたい」とあいさつした。
村の保健補導員は地区ごとに2人から6人が選出され、任期は2年。新年に半数を改選している。
08年の保健補導員は次の皆さん。
【町一区】高橋登美子、友野悦子、酒井啓恵【町二区】近藤ふみゑ、代田香代子、小池清子、渡邉まさ子【町三区】小田切由美子、伊藤重美、加藤弘子、藤田和子、丸山美代子、春日晃子【北割区】太田詔子、櫻井明美【南割区】川手秀子、高久孝子、松下サユリ【新田区】浦野智恵子、米田留美子【大田切区】佐藤千子、田中眞弓【大久保区】加藤ちづ子、細田冨美子【中越区】小田切房世、近藤美江【つつじが丘区】服部かよ子、原茂代【大原区】下平和子、小松ゆき子 -
大原区でどんど焼き
宮田村大原区で8日朝、どんど焼きが行われた。地域の子どもたち約40人が各戸の門松や正月飾りを集め、高さ約4メートルに組み上げて点火。真っ赤な炎に無病息災を願った。
小学生にとってはこの日が冬休みの最終日。会場の大原天満宮には多くの大人も一緒に集まり、地域の絆を深めながら正月の思い出を刻んだ。
焼けた竹が「ポンッ」と勢い良くはぜる音に歓声も。
大人たちは「今年も1年、穏やかな年になってくれれば」と、伝統行事に親しむ子どもたちの姿に目を細めた。 -
特産山ぶどうの皮を使って染物に
宮田村宮田小学校3年1組は、村特産の山ぶどう(ヤマソービニオン)の皮を使って染物に挑戦した。どうやったら上手に色やデザインが出るか試しながら、自慢の一品に仕上げた。
学校給食で山ぶどうワインを使った村の名物丼「紫輝彩丼」が出た時、1粒づつ丁寧に房から取る手伝いをした同学級。残った皮で染物にできないかと、学習を進めてきた。
布を牛乳につけて乾かしてしぼり、煮たてた皮の汁に一日漬け込む。布をしばったり、糸で縫ったりして模様が出るよう工夫も凝らした。
色の出具合などが納得いかず、再度挑戦する子どもたちも。
普通ならば捨ててしまう皮を大切に再利用しながら、一人ひとり手づくりのオリジナル作品を完成させた。 -
宮田村消防団出初め式
宮田村消防団(平澤成己団長)の出初め式は6日、分列行進で市街地をパレードし、式典を村民会館で開いた。心構えを新たにし、結束を深めた。
昨年は大雪で中止となった分列行進だが、この日は陽射しも暖かな晴天に恵まれ、2年ぶりに約180人の団員が隊列を整えて行進した。
式典では功績があった団員や防火優良の事業所などを表彰した。
表彰を受けたのは次の皆さん。
◆県消防協会長表彰▽功労章=向山和孝、北原貴明▽努力章=平澤賢司、北原慎吾▽精績章=太田和宏、川手哲弘、土田社宏▽技術章=後藤勝美、宮下智▽精勤章=小池晃、山下秀樹、三浦博文、武井元、宮本雄一、春日政信、田中慶一、寺澤博史、細田卓爾、滝口剛
◆上伊那消防協会長表彰▽優秀章=第3分団▽功労章=田中英治、山岸誠司▽精勤章=酒井豊典、小田切真次、小林泰幸、三浦隆、小田切誠、柘植高光、小田切勝良、林明浩、飯島保、斉藤弘樹
◆村長表彰▽15年勤続章=上條雅典、倉田康秀、後藤勝美、下平秀樹、林明浩、庄野昭博、友野悟、桜井明雄、酒井強、那須野竜也▽10年勤続章=平澤賢司、酒井豊典、小林泰幸、武井元、田中慶一、春日健一、加藤光、渋谷雄介▽5年勤続章=小田切誠、細田卓爾、滝口剛、平澤隆靖、鈴木邦照、牧田貴嗣、伊藤一貴、上村桂永、三上大、古久根喜希、小林宏次、小林孝至、勝治樹、丸山武志、新谷匡、小田切一晴、加藤茂幸、田中佳晴▽村消防団長表彰▽一般団体表彰防火優良事業所=カミイナ、松下金属工業 -
なごみ家で繭玉づくり
宮田村の福祉交流施設なごみ家で7日、小正月の伝統行事「繭玉(まゆだま)づくり」が行われた。子どもたちも参加し、昔ながらの風習で無病息災を願った。
地域の習わしに詳しい大田切区の酒井昌子さんらが講師となり、にぎやかに手づくり。
米の粉をこねて丸めて、繭の形に似せた白とピンクの団子に仕上げた。
サカキとヤナギの枝に刺して飾り付け。「きれいにできたね」と親子一緒に喜ぶ姿もあった。
養蚕の隆盛を今に伝える繭玉。「昔はどこの家庭でもつくった。今はクリスマスなど行事が多くなり、かわりに小正月の行事がすたれている気がします」と酒井さんは話す。
かつて繭玉と一緒に小正月に飾ったが、今は滅多に見られなくなった「稲穂かざり」も持参し、大切にしたい風習として参加者に伝えていた。 -
新装の神社で新年の願いを
・ス平成の大改修・スで社殿屋根や参道が新装された宮田村の津島神社は正月3が日、例年以上の初詣で客でにぎわった。年越しの二年参りと元旦の朝には初めて、お神酒や甘酒を振る舞うサービスもあり、気持ち新たに門出を祝った。
地域の協力で改修が進んだことに感謝し、氏子総代らでつくる同神社改修委員会(保科充会長)が振る舞いを企画した。
きれいになった参道を踏みしめ、次々と訪れる参拝者。良き年になるよう願いを込めていた。 -
宮田村商工会売り出し抽選会
宮田村商工会は6日、年末年始の大売り出し抽選会を商工会館で開いた。訪れた家族連れなどが年末年始の買い物の金額に応じた回数分、抽選器を回し、出る玉の色を見て一喜一憂した=写真。景品は特賞の灯油400リットルをはじめ、1等の家具調こたつ、ファンヒーター、自転車など、総額約200万円の豪華版とあって、会場は多くの来場者であふれかえり、当選を喜ぶ歓声と威勢の良い鐘の音が響いた。
大売り出しは加盟70店で12月15日から1月5日まで実施。抽選は買い物300円ごとに1枚出る補助券20枚で1回。 -
宮田村の5地区でどんど焼き
年末年始に家に飾った正月飾りを集めて燃やすどんど焼きが6日、宮田村の5地区で行われた。町二区では子どもたちが集めたたくさんの門松やしめ飾り、おやす、だるまなどを宮田小学校のグラウンドにうず高く積み上げ、保護者が点火。赤い炎が上がり、黒い煙が噴き出して竹などがはじける音が響く中、火を取り囲んだ親子らは今年の無病息災や家庭円満などを願って手を合わせていた。
火勢が弱まると、子どもたちは楽しみにしていたもちを灰の中から取り出し、両手に持って「フーフー」と吹きながらおいしそうにいくつもほお張っていた。 -
JA宮田支所のだるま貯金
宮田村のJA上伊那宮田支所は4日、新年の業務を開始し、朝から恒例の「だるま貯金」で多くの人が訪れた。
500個のだるまを用意し、干支のネズミをかたどった貯金箱とともに来所者にプレゼント。お年玉をにぎりしめて貯金に訪れる子どもたちの姿もあった。
同支所の初貯金の取り扱い高は例年並みの5千万円を見込んでおり、この日は天候にも恵まれ終日混み合った。 -
河原町リバースが恒例元旦マラソン
宮田村の少年野球チーム「河原町リバース」は1日早朝、恒例の元旦マラソンを行った。「今年も元気にプレーできますように」と願をかけながら、約30人のメンバーが元気に村内を駆け抜けた。
町三区公民館を発着点に南割区の姫宮神社まで数キロの道のり。
年末からの降雪で道が凍っている部分もあったが、気を付けながらゴールを目指した。
姫宮神社では初詣でもして、「粘り強く」の願いのもとにお雑煮も食べて活力をみなぎらせた。 -
商工会新年仕事始め式
宮田村商工会は4日、新年の仕事始め式を開いた。
前林善一商工会長が事務局職員を前に年頭あいさつ。米国のサブプライムローン問題の国内経済への余波を懸念しつつ、「会員企業の健全経営のため支援指導に頑張ってほしい」と呼びかけた。 -
宮田村仕事始め式
宮田村は4日朝、新年の仕事始め式を開いた。約100人の村職員を前に清水靖夫村長は・ス庁内力の強化・スを訴え、連携を密にしながら住民サービスに応えていこうと呼びかけた。
「他にさきがける発想の転換」も求め、横並び体質ではない対応を要望。
力を入れている子育て支援、環境対策にもふれ、一人ひとりの英知を結集し、体制の充実や啓もうに取り組むよう喚起した。 -
家族4世代で「子年」生まれ
宮田村大田切区の田中正登さん(64)の家族は、同居する4世代の8人中5人が子(ね)年生まれの・ス年男年女・スで、幸せに満ちた新年を迎えた。12年前の正月には誕生していなかった子どもたちも加わり「みんな元気に今年1年暮らしたい」と、家族の絆はますます深まるばかりだ。
子年は正登さんの父親で大正元年生まれの政徳さん(95)を筆頭に、正登さんの妻とみ子さん(59)、息子夫婦の雅章さん、鏡子さん=ともに(35)=、そして平成生まれの孫の翔子さん(11)。
4世代の大家族が一緒に暮らすことも少なくなりつつある時代にあって、干支がこれだけ重なることも極めて珍しいが、正登さんは「本当に仲が良い家族ですよ」と胸を張る。
何と言ってもこの12年間で大きく変わったのは、翔子さんと大雅君(7)の姉弟が誕生したこと。スピードスケートで活躍するなど行動的な2人が、常に明るい家族の話題の中心にいる。
「自分たちも気持ちが若くなる」と政徳さん、妻の江み子さん(91)。ひ孫の元気な姿に目を細める毎日だ。
「おじいちゃん、おばあちゃん(政徳さん夫妻)が元気でいてくれるからこそ」とは、とみ子さん。
年越しから正月3が日も家族団らんで過ごし、和やかな時間が流れた。 -
迎春は出世魚のブリで、仕入れ高値に店の努力も
宮田村町三区の生鮮スーパー「こいち」には、迎春用の魚介類が入荷して買い物客で賑わっている。年取り用の魚として欠かせない出世魚の天然ブリは不漁で、仕入れ値で例年よりも3割ほど高いというが、店の努力で価格を抑えて提供している。
同店の前林善一社長によると、シャケも仕入れ値で2割ほど、タコやタラバガニも若干高めという。
しかし、「お客様にそのまま転嫁するわけにはいかない。各小売店が我慢する部分も多いのでは」と話す。
「商売をやって50年ほどになるが、ブリがこれだけ不漁なのは初めてじゃないか」と前林さん。原油高の影響でマグロの仕入れ値も高値が続いているという。
一方で狙い目は養殖物のタイ、ハマチで安値傾向。イカも豊漁で安く味も良いという。 -
子育てにもやさしい「灯油券」支給決まる
宮田村議会は28日に臨時会を開き、生活弱者支援として低所得者世帯に1万円分、子育て支援として小学校就学前の子どもがいる全世帯に一律3千円分の「灯油券」を支給するための本年度補正予算案を村が上程した原案通り可決した。村住民福祉課は民生員や保育園を通じて該当世帯に原則手渡す考えで、1月中旬までには交付を完了させる。
原油高による燃料の高騰を受けた緊急対策。対象となる生活弱者は、いずれも住民税非課税の世帯で▽75歳以上の高齢者世帯▽母子・父子家庭▽重度障害者のいる世帯▽生活保護受給世帯。146世帯が該当する。
子育て支援対策としての就学前児童世帯への支給は所得制限なく、全466世帯にのぼる。
灯油券は1枚千円単位となっており、村内の事業に提携する5店舗で来年3月末まで利用できる。
補正予算に盛り込んだ事業費は300万円。 -
正月を華やかに、子どもたちが生け花
宮田村の小中学生が参加する講座「楽しい生け花」は、マツや南天などを使って正月用の生け花に取り組んだ。彩りも豊かにいけて、新年を迎えるにふさわしい力作ができあがった。
季節折々の生け花に挑戦する同講座だが、この日も子どもたちは真剣な表情で花器に向い、発想を広げた。
指導する小田切孝子さん=北割区=は「日本の伝統を体験して学ぶことが見直されてきている。大切なことですよね」と話した。
楽しい生け花は、村教育委員会が休日の子どもたちの余暇活動にと開く学校週5日制対応講座のひとつ。
2002年度の事業発足当初から続く人気講座で、今年度は小学校1年から中学2年までの女子23人が登録している。 -
楽しい年賀状次々と
宮田村図書館のおはなし会「みんなの広場」はこのほど開き、来年干支のネズミなどの絵を描いて年賀状をつくろうと子どもたちが挑戦した。
ミッキーマウスや正月にちなんだタコやコマなど、思いおもいにペンを走らせる。楽しい図柄の年賀状が次々と完成した。
「誰に出そうかな」と力作片手に男の子。「うまく描けた」と歓声をあげる女の子。新年に向けた準備をみんなで楽しんだ。 -
5年3組が餅つき、しめ縄
宮田村宮田小学校5年3組は25日、餅つきとしめ縄を体験。子どもたちの強い要望で行ったもので、昔ながらの正月準備を肌で感じた。
育てたもち米で11月に、五年生全体で杵と臼を使って餅つきした同学級。その経験を通じて切り餅をつくってみたいと、この日再度挑戦した。
「頑張って」と友人の声援を受けながら、ペッタン、ペッタン。軽快にリズムを刻んでつく児童の姿もあり「上手」と歓声もあがった。
しめ縄は地区の行事で習った子どもも多く、それを復習しながら取り組み、自分たちの力で作り上げていた。