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雪割草の会が童心にかえって折り紙
宮田村の女性グループ「雪割草の会」(田中裕身会長)はこのほど、中越区の新谷寿子さんを講師に迎えて折り紙を学んだ。昔を懐かしみながら体験。手先を使って、つくる楽しさを実感した。
同会は農業女性を中心に構成し、さまざまな体験にも挑戦している。
この日も、童心に帰って折り紙に没頭。新谷さんから手ほどきを受け、夢中になってかえるや風船、鶴などを折っていた。 -
より良い教育に共通認識深め、村議会と村教委が初の懇談
宮田村議会総務委員会(松田英俊委員長)と同村教育委員会(春日親夫委員長)は23日、初の懇談会を開いた。村内小中学生の学校生活における態度や教員、保護者の指導のあり方など、デリケートな問題にも言及。子どもたちを取り巻く現況を真摯に受け止め、より良い教育につなげようと、意見や情報を交換した。
村議会の申し入れで実現。総合学習から不登校、学校の・ス荒れ・スの問題などまで、持ち寄る情報でざっくばらんに話し合った。
教員、保護者双方の資質が低下し、子どもへの指導力が落ちているのでは、と危ぐする意見も。
乳幼児の健康診断などの場を活用して、子どもが幼い段階から親の資質向上を図るケアにも取り組むべき、などの提案も出た。
議員からは小中学校の授業参観を見た率直な感想も出され、生徒指導の難しさを指摘する声も。
春日委員長は「教員が自覚を持つことは当然だが、育成会をはじめとした地域の力も借りながら子どもたちの問題を考えていきたい」と答えた。 -
村議と区長が懇親マレット
宮田村の村議会(小林茂議長)と区長会(会長・太田照夫町2区長)は22日、マレットゴルフで懇親。ともにプレーを楽しみながら、村のために今後も協力していこうと心をひとつにした。
新田区のマレットゴルフ場で行い、12人の村議と11人の区長の大半が参加。雨が降る天候となったが、3縲・人で1組となり仲良くラウンドした。
時に冗談も飛ばしながら、和気あいあいと。競技終了後は場所を移して懇談し、自立のむらづくりについて意見を交換した。 -
北割区で初の班対抗ドッヂビー大会
ドッジボールの球をウレタン性の円盤に変えることで、誰もが楽しめる「ドッヂビー」。近年小学校などでも扱われるニュースポーツだが、宮田村北割区の住民が、初めての班対抗の大会で熱戦を展開した。公民館分館(本田秀樹分館長)の主催で、老若男女問わず一緒にプレー。幅広い年代の参加者が力をあわせ、心地良い汗を流した。
同区では数十年前からこの時期に班対抗ソフトボール大会を開くのが恒例。しかし、成人の参加に限られ、さらに地区によっては高齢化も進むことなどから体育部が思案していた。
そこで白羽の矢が立ったのが「ドッヂビー」。誰もが気軽に楽しめるとあり、参加した11班のチーム構成のなかには小学生や女性、中高年の姿も目立った。
ドッジボールの要領で、コートに分かれて対戦。2つの円盤を投げわけ、相手に当てて競った。
男性参加者は「最初は子どもの遊びと思ってなめていたけど、思ったよりハード。なかには違和感を持った人もいたみたいだけど、みんなで楽しめて良いんじゃないのかな」と話した。
熱戦の結果、優勝は11班。2位は8班、3位は5班と10班だった。 -
外国人企業研修受け入れ協議会総会
宮田村内の10企業でつくる外国人研修受け入れ企業協議会はこのほど、定時総会を開いた。受け入れ開始から5年が経過し、企業側の受け入れ姿勢、倫理観を改めて徹底。研修が双方にとって有意義なものになるよう、共通認識を深めた。
村商工会の事業としてで2001年5月にスタート。当初は2社だったが、現在は10社にまで増加。中国大連市の意欲ある若者61人(うち男性7人)が、各企業で語学なども学びながら技術の習得に励んでいる。
近年、国の入国管理が厳しくなっていることもあり、この日の総会では受け入れの理念や研修生の日常の生活管理など改めて徹底した。
原田和愛会長(テーケー社長)も「企業としての意識をさらに高めていこう」と呼びかけた。 -
ケ・セラのファミリーコンサート
駒ケ根市の愛好者らでつくるフルートアンサンブル「ケ・セラ」は20日、2日間の夏合宿の締めくくりとして、ファミリーコンサートを同市東伊那のふるさとの家で開いた。
同施設で大好きなフルート漬けの2日間を過ごした16人の会員。家族や友人らが集まったコンサートでは、合宿の成果を存分に披露した。
1人から2人で課題にしてきた曲を演奏。今年7月に始めた初心者の女性や小学校2年生の男子も、楽しげに演奏を繰り広げた。
ケ・セラは毎月2回集まり、子どもから高齢者まで幅広い年齢層で構成。合宿は今年初めての試みだったが、演奏を通じて会員相互の交流も深めた。 -
飯島町南町耕地で協働作業
飯島町南町耕地(下平憲夫総代)は20日朝、地区内の通学路で水路転落を防ぐ安全ガードの修繕作業を行った。町から材料の現物支給を受け、耕地役員や小中学校PTA、保育園保護者ら約50人が協力して作業。「出来ることは自分たちの力で」と、汗を流した。
安全ガードの塗装がはがれ、サビも目立ってきたことから再塗装を実施。朝から真夏の陽射しが照りつけたが、約300メートルもの区間に渡って作業した。
下平総代は「今までは町に任せることが多かったが、今後は我々住民もやれることはやり、共助の精神でいきたい」と話した。
この日は、消火栓やホースが入る収納箱の塗装も行い、消防団員、自警団員も参加した。 -
防災意識、地域みんなで関心高めて
大原区女性部が企画展、意識アンケートも実施宮田村大原区女性部は20日開いたフリーマーケットとバザーの会場で、防災について考える企画展をあわせて開いた。非常持ち出し品など防災グッズの展示、即売のほか、来場者にアンケートを実施。「少しでも関心を高めてもらえたら」と、災害発生に備えた準備や心構えを聞いた。
万が一の場合に必要な防災グッズや、非常時の対応などを説明したパネルを展示。来場者が実際に手にとる姿などもみられた。
非常食セットや、三角巾などが入った持ち出し品の販売も。
協力した自主防災組織の指導員は「7月の集中豪雨も記憶に新しく、このような防災用品があるんだと、見るだけでも意識が違ってくるはず」と話した。
来場者アンケートでは、事前の家族の話し合いや備品の有無のほか、災害に備える意識度を調査。
大半が家族の話し合いや、持ち出し品などの準備が必要と考えている一方で、実際には備えていないという回答も目立った。
7月の集中豪雨を受け意識が高まっているという声も寄せられたが、「まだ準備をしなくても大丈夫」という回答も一部にあった。
女性部の辰野恭子さんは「大原区は高齢化も顕著で災害時は家族、地域の連携がより大切となる。このような機会を積み重ねることにより、事前の準備が進めば」と話した。
フリーマーケット、バザーは3回目。衣料や生活雑貨などが安価で販売され、多くの住民で賑わった。 -
宮田小2学期始業
宮田村の宮田小学校(野溝和人校長)は21日、夏休みを終えて2学期の始業式を開いた。真っ黒に日焼けした子どもたちが元気に登校。楽しかった夏の思い出を友人らと語り合った。
各学級では、児童が休み中に出された課題や記録を提出。勉強に遊びに、一生懸命取り組んだ夏の成果を報告した。
1年2組(原一彦教諭)は、児童一人ひとりが休み中の楽しかった出来事を発表。
「水族館へ行ってきた」「プールで泳いだ」「ふれあい広場ですべり台に乗って、おしりが痛くなった」など、たくましさを増した笑顔で語った。 -
山林に一部流出の桐の木沢で土砂撤去始まる
7月の集中豪雨で押し出された土砂の影響などにより、沢の水の一部が山林に流出していた宮田村新田区の桐の木沢で21日、村は土砂の撤去作業を始めた。沢の整備も進め、山林への流出防止を図る。
現場は天竜川漁協宮田養魚場の場内脇。業務や安全に支障があるとして、同養魚場は村に早期撤去を要望していた。
豪雨では沢が氾濫し、同養魚場では約3万匹の稚魚が流出。その後に応急の河川復旧を行ったが、沢の水の一部が本流を離れ、山林へと流出していた。 -
福祉大生実習終了
つながりある宮田の福祉に関心高め宮田村内で社会福祉実習を行っていた日本福祉大学(愛知県美浜町)の学生4人が19日、2週間のカリキュラムを終了。閉講式では、現場で肌で学んだ成果を報告した。
実習は村社会福祉協議会、宅幼老所わが家を中心にして、2人1組に分かれて行った。
社会福祉学科3年の加藤夕貴さんは「宮田村の福祉は各所の連携が深くとれており、地域の力が発揮されていると感じた」と実習を振り返った。
他の3人も、施設、地域、そして人がつながった同村の福祉に高い関心を持った様子。 宮田村大田切区出身で同3年の野近弘季さんも「他の地域から来てみたいと思われる福祉施設があることは、我々にとっても誇り」と話した。
村高齢者福祉係の伊澤稔典係長は「今後も頭でっかちにならず、地域に出て感じた経験を活かして。見抜く力を養ってください」と激励した。
実習は社会福祉士の受験資格を得るために必要な課程。幅広い視野を持った福祉士の養成を図る同大学に協力しようと、友好協力宣言を結ぶ宮田村が一昨年から学生を受け入れている。 -
ソフトテニス交流戦で中学生部員が大人と熱戦
宮田村ソフトテニスクラブ(三浦敏夫代表)と宮田中学校ソフトテニス部(女子)の交流戦は19日、新田区の村テニスコートで開いた。新人戦を控えた生徒たちは、夏休み中も続けた練習の成果を発揮。大人の強いストロークをはね返し、成長のあとを伺わせた。
同クラブは5年前から夏休み中に生徒たちを指導し、最後のまとめとして交流戦を開いている。今年は会員の都合などで指導はできなかったが、生徒の熱意もあり交流戦は行った。
クラブ会員5人に、中体連を終えて部活動から引退した3年生も参加。1、2年生の部員が迎え撃った。
際どいラリーの応酬に、三浦代表らは「よく打ち返すなぁ」と感心しきり。
生徒たちは「いつもは女子ばかりで練習したり、戦っているので勉強することが多い」と、大人や3年生の先輩が繰り出す鋭いスマッシュにも懸命に食らいついた。
試合後は焼き肉で会食。互いの健闘をねぎらい、明日へのパワーにした。 -
県内そば打ち愛好グループ宮田村に集結
初の交流会で、連絡協旗揚げ県内6つのそば打ち愛好グループが19日、宮田村に集まり交流会を開いた。同村のグループ「そばの実の会」(酒井昌子代表)が全面的に協力して初開催。今後も互いに研さんしあおうと「信州そば愛好会連絡協議会」(仮称)も旗揚げし、宮田村から新たなそばの文化交流が始まった。
集まったのは、いずれも信州飯田そばの会(飯田市)から技術指南を受けているグループ。
軽井沢、松本、木曽、飯田、そして上伊那からは箕輪町のそばの会と宮田村のそばの実の会が参加した。
来月9日に飯田市で「第2回日本そば大学」(全国麺類文化地域間交流推進協議会主催)が開かれることもあり、その前段として県内のそば文化をさらに盛り上げようと集まったもの。
会場では上伊那生まれの品種「サンルチン」を使ったそば打ち実演も。
そばの実の会は計画段階から協力し、宮田村の特産品を使った手づくりのごちそう、そして自分たちが手打ちしたそばを振る舞い、各地から訪れた愛好者をもてなした。
席上、今後も継続的に交流を続けようと確認し、連絡協議会の発足を決定。
飯田そばの会の仁科保会長は「交流でさらにそばが文化として広がる。熱心なお母さんたちがいる宮田村から発信できるのは喜ばしい」と話した。
そばの実の会の酒井さんは「他地区のグループと顔をあわせる機会が少なかったが、これを契機にさらにそば打ちの熱が高まると思う」と期待した。 -
夏を彩る野菜を収獲
かかし隊、天の恵み実感しながら農作物の栽培を通じて季節の行事にもふれる宮田村公民館の親子学級「われら、かかし隊」はこのほど、野菜の一部を収獲した。たわわに実った天の恵みに「豊作だァ」と歓声をあげた。
この日は当初の事業計画に入っていなかったが、順調な生育で収獲期を迎えたことから、希望した家族が栽培している町3区の畑を訪れた。
トマトにキュウリ、ナスにおくら、枝豆、ジャガイモ。春に植えた種や苗は、夏を彩る豊かな実へと変身し、子どもたちは大喜び。
吉澤小百合さん=大久保区=の協力で、食べ頃を迎えた野菜を次々ともぎ取った。
井沢明歩さん(7)=同区=も目を輝かして収獲。吉澤さんから野菜の話しも聞きつつ、汗を流した。
父親の輝彦さんは「自宅で家庭菜園をやっていますが、かかし隊にはただ植えて収獲するだけではない違った魅力がありますね。子どもたちも喜んでいます」と話した。
真夏の陽射しが照りつけたが、参加した親子は暑さも忘れて畑仕事を楽しんでいた。 -
新エネ、省エネ融合の新工場9月竣工へ
浦野紙器、環境配慮に徹底した理念でダンボールや金属加工の浦野紙器(宮田村新田区、浦野勇社長)は、県内最大の太陽光発電システムや徹底的な断熱効果を施した新工場を建設している。地球的規模の環境に配慮する理念を持った工場で、同社や工事関係者は「新エネルギーと省エネルギーを融合したこれだけの工場は全国にも例がないのでは」と胸を張る。利益優先の企業風土が強まるなかで、大手企業も二の足を踏む課題に宮田村の中小企業が果敢に挑んでいる。
本社に隣接する形で建設が進む新工場。屋根には840枚もの太陽光パネルが並ぶ。
完成すれば出力は150キロワット。新工場の電気量の多くを賄うことができ、同社全体の年間電気消費量に換算すれば約15%をカバーする計算だ。
また、太陽光という新エネルギーを導入するだけでなく、省エネ対策にも万全を期す。
屋根だけでなく、コンクリート敷きの床下にまで断熱材を敷設。
断熱効果をさらに向上させるため、窓には全てペアガラスを使用する徹底ぶり。
工場内の機械熱の影響で冬は暖房費をほぼ使わず、夏の冷房費も4割削減を見込む。
設計に関する基本的なコンセプトは浦野社長が自ら立案。「100年、200年先の地球環境を考え、真剣に企業が取り組む時。損得だけではない。我々の新工場が、その起爆剤になれば」と説明する。
国の優遇制度を利用して昨年あたりから、太陽光発電を設ける企業が増加。今年は全国で460社、県内でも約10社が制度を利用して導入するが、大手に比べて中小企業の積極性が目立つ。
事情に詳しい工事関係者によると、アピールとして導入する企業も多く、根本からエネルギー対策に乗り出している企業は全国的にも数少ないという。
新工場は本社隣接地に1750平方メートルの平屋建てで建設中。9月末に竣工し、金属加工部門が操業する。 -
豪雨被災者のために
夏の夜店で義援活動、実行委が善意託しに7月の集中豪雨被災者の支援に役立ててほしいと、宮田村商工会商業部会などを中心に構成する夏の夜店実行委員会は18日、募金活動で集めた2万5500円余りを村社会福祉協議会に託した。日赤県支部を通じて被災地に届ける。
今月4日に多彩なイベントを用意して河原町商店街で開いた夏の夜店。数日前に発生した豪雨災害を受け、急きょ3つの募金箱を会場内に設けた。
この日は、中谷俊治実行委員長と商業部会の宮下進八郎部会長が役場を訪問。「皆さんの温かな気持ちです」と来場者から集まった善意を、小林修助役に手渡した。
中谷さん、宮下さんは「今回の災害は宮田村としても他人事ではなかったが、幸い夏の夜店には多くの人に来てもらえた。今後も良い形で続けていければ」と話した。 -
伊南行政組合が来春採用消防職員募集
伊南行政組合は07年4月採用の消防職員を31日まで募集している。要件は1984(昭和59)4月2日縲・7(同62)年4月1日に生まれた人で、救急救命士の資格を持つか、取得見込みの人。06年8月1日現在、駒ケ根市、飯島町、中川村、宮田村に住所を有するか、両親などが伊南4市町村内に住んでいて、採用後に市町村内に住むことが確実なことが必要。
第1次試験は9月17日に行われる。問い合わせ、申し込みは伊南行政組合事務局(TEL83・2111内線751)、または伊南行政組合消防本部(TEL82・2211)総務課へ。 -
南割区の子どもたちがソバの種まき
宮田村南割区の小学生45人がこのほど、区内2カ所の畑でソバの種まきを行った。年末には収獲した実でそば打ちを計画しており、「元気に育って」と願いを込めて汗を流した。
同区の小学生は愛知県田原市吉胡地区と児童交歓しているが「子どもたち自身が打ったソバで交歓会をもてなそう」と始まったのがきっかけ。
同区育成会(浦野宗明会長)の主催。6年目を迎えた種まきは4縲・年の地元児童が参加した。
5アールほどの畑に、子どもたちは一列に整列。暑さにもめげす、均等に種をまいていた。 -
もみじ会のバーベキュー
宮田村を拠点に伊那谷各地の聴覚障害者が集まるミニデイサービス「もみじ会」はこのほど、暑気払いを兼ねてバーベキューを同村福祉交流施設なごみ家で開いた。20人ほどが出席。モリモリ食べて、暑さを吹き飛ばした。
肉や野菜などふんだんに。焼け具合をみながら楽しく会食した。
「食事したり運動したり、月に3回集まっているけど、今回はバーベキューにしてみました」と、代表の樋口絹子さん=同村町1区=。
普段とは違った屋外の料理にみんな大満足。笑顔もはじけ、真夏の1日を満喫した。 -
中学生伝統の夜店今年も
大田切区納涼祭賑やかに宮田村大田切区納涼祭は15日夜、同区集落センターで開いた。区と分館、育成会でつくる実行委員会の共催。20数年前に住民が手づくりで始めた祭りだが、今年も地元の中学生が軽食や金魚すくいなどの夜店を出店し、夏の夕べを盛り上げた。
中学生による夜店は祭りが始まった当初から続く伝統。今年も育成会と一緒になって、祭りを盛り上げようと準備段階から協力した。
焼きそばに五平もち、フランクフルト。金魚すくいやヨーヨーなどはチビッコの人気も集めた。
買い求める客に「ありがとうございました」と元気良くあいさつする生徒たち。多くの住民とふれあいながら、一生懸命に汗を流していた。
盆踊りや有志によるハーモニカの演奏などもあり、子どもから高齢者まで誰もが満喫。夏の思い出を地域みんなでつくり、田畑睦夫区長は「今後も末永く祭りを続け、親睦を図っていきたい」と話した。 -
先輩の門出祝って
後輩の宮田中生徒が成人式に協力宮田村の成人式は15日に宮田中学校で開いたが、新成人の後輩にあたる同中生徒たちが式やその準備に協力。先輩の門出を陰ながら支えた。
式を主催する村教育委員会は11日に会場を設営したが、バスケットボール部や吹奏楽部などの生徒たちが進んで協力した。
塩沢直緒部長以下、31人の吹奏楽部員は当日の成人式でも、アトラクションとして校歌や村のイメージソングなど3曲を披露。
後輩たちの心温まる演奏に新成人も感激の様子。演奏後は大きな拍手で感謝していた。 -
新田区盆踊り
宮田村新田区の盆踊りは14日夜、農業者体育館駐車場で開いた。老若男女が踊りの輪をつくり、伝統の行事に親しんだ。
公民館分館(春日豊分館長)の主催で約200人ほどの区民が参加。新宮田音頭のほか、伊那節、木曽節などを輪をつくって踊った。
子どもたちには綿菓子やかき氷、大人にはビールやお酒のサービスもあり、祭り風情も満喫。ご近所同士、ふれあいも深めていた。
15日夜には北割区でも盆踊りがあった。 -
体と心で寄り添って
村内で現場実習の福祉大生宮田村内で社会福祉実習を行っている日本福祉大学の学生4人だが、2週間のプログラムも後半に入った。現場体験を通じて、利用者とのコミュニケーションの大切さを肌身に感じて学んでいる。
社会福祉学科4年の伊藤尚輝さん。宅幼老所・わが家の実習では、常に利用者と隣り合うように座った。
利用者が自由でいながら、温かく見守る目は決して絶やさない。笑顔広がるわが家の雰囲気に「ここで実習して、本当にコミュニケーションって大切なんだなって感じました」と実感をこめる。
利用者一人ひとりのニーズに対応する宅幼老所など小規模施設の良さ。「基本はふれあいにあると思う。僕もそれを実践していきたい」と話す。
保健福祉学科3年で宮田村南割区出身の浦野寛子さん。村の福祉交流施設・なごみ家の実習では、子どもから高齢者、そして障害者と誰もが自由に集まって交流していることに驚いたという。
大学の講義や、実習を既に受けた友人から聞かされた話。福祉の理想と現実のギャップを強く感じた。
しかし、ふるさとで実習して「やっぱり現場はコミュニケーション、接し方で大きく変わる。宮田って理想の形が案外できていると思う」。
残りわずかな実習期間。学生たちの学びは、地域にとっても新たな力になっていく。 -
宅幼老所わが家で、涼感満点流しソーメン
宮田村町1区の宅幼老所・わが家(大石ひとみ代表)はこのほど、暑い夏を元気に乗りきってほしいと、流しソーメンを行った。涼感満点の食事に利用者は笑顔。モリモリ美味しく食べた。
屋内に流すための竹を手づくりで組み上げ、準備も万端。水とともに勢い良く、ソーメンを流した。
と思ったら、ソバやミニトマト、はたまたチクワまで。
「何でも流してみるか」と豪快に笑うスタッフを尻目に、利用者のおじいちゃん、おばあちゃんは冷静にソーメンにハシを伸ばした。
「美味しいね」と大満足。激流を下るように次々と流れてくる食材に驚きながらも、みんな笑顔が広がっていた。 -
町1区盆踊り大会
宮田村町1区の盆踊り大会は14日夜、村役場駐車場で開いた。公民館分館(東野昌裕分館長)の主催で200人ほどが参加。輪になって踊り、住民同士がふれあいを深めた。
村内で活動するエアロビクスチーム「ドリームエンジェルス」の園児や女子が、楽しいダンスを披露して開演。
区内有志の踊りサークルメンバーが指導して盆踊りは始まり、多くの住民も踊りの輪に加わった。
新宮田音頭に木曽節とおなじみの曲から、盆踊りには珍しいフォークダンスの「マイム、マイム」まで多彩。夕闇から夜が深まっていくにつれ熱気も高まっていった。
大会は9回目と伝統は浅いが、育成会、PTAなど地域が一つになって協力。
ヤキソバや綿菓子、飲み物などを提供する屋台も設けたほか、子ども花火大会もあり、世代を超えて多くの住民が盆の夜を満喫した。 -
地域の担い手自覚新た 5市町村で成人式
伊那市、駒ヶ根市、箕輪町、飯島町、宮田村で15日、それぞれ成人式があった。新成人らは大人としての自覚を新たにした。首長らは地域づくりの担い手としての期待を寄せた。
友人との久しぶりの再会に記念撮影をしたり、携帯電話番号、メールアドレスなどを交換したと、思い出話や近況報告などの立ち話に花を咲かせていた。スーツ、ドレス、浴衣、Tシャツ・ジーパンなど、思い思いの服装で出席。男女とも、黒色などの落ち着いた色合いの衣装が目立った。 -
中越区児童会がきもだめし
宮田村中越区児童会は11日夜、きもだめしを開いた。真っ暗闇の圓浄寺境内を数人で歩き、真夏の夜に涼しい体験をした。
実際にあったこわーい話を聞いた後に、1縲・年生が1人から数人で境内へ。
5、6年生は怖いマスクなどをかぶって境内で待ちうけ、恐怖感を演出した。
「全然平気」と話していた子どもたちだが、1人ではおそる、おそる。懐中電灯のあかりだけが頼りで、高学年のおどかしにも、ちょっぴり腰が引けていた。
涼しい想いをした後は、全員で花火大会。幻想的な炎ともに夜は更けていった。
中越区以外でも、村内では夏休み中、育成会、児童会を中心に多彩な行事が各地で開かれ、子どもたちが数多くの思い出をつくった。 -
小田切川魚つり大会
宮田村の自然を呼び戻す会(加藤一彦会長)は14日、小田切川魚つり大会を村民会館周辺の同河川で開いた。天候にも恵まれ、例年よりも多い約300人が参加。家族連れが目立ち、ふるさとの自然にふれながら、夏の思い出をつくった。
村観光協会の共催で1300匹のニジマス、ヤマメを放流。参加無料とあって、村内外の・ス太公望・スが釣り糸を垂らした。
塩尻市から伊那市美篶に帰省中の小学5年生橋爪幹君は、父親の靖さんと参加。肩を並べ、竿先をじっとみつめた。
一緒に釣りに行く機会は多いというが「子どもとお盆をこのように過ごせるのはいいですね」と靖さんは話していた。
釣り終了後は、魚のつかみどりも。子どもたちは川の中に入り、素早く動く魚影を元気に追った。
同会はコンクリート護岸となった小田切川にも、魚などの生物が数多く棲めるようにと活動。河川清掃のほか、つり大会も毎年続けている。 -
伝統の盆花市
上伊那で最も歴史があり30年以上続く宮田村の「盆花市」が12日朝、JA宮田営農センター前で開いた。用意した約400束は、次々と売れていった。
壮年連盟(小林正信委員長)とJA生活部会(下村富美子部会長)が協力。自分たちで育てたアスターを中心に、約10種類の草花を揃えて良心価格で販売した。
午前6時から約50人が参加して花束をつくり、その場で直売。早朝から行列ができるなど、盆の準備を急ぐ買い物客で賑わった。
下村部会長は「今年のアスターは盆にあわせるかのように花が咲き、多くの量が集まった。地域の人があてにしてくれており、今後も栽培していきたい」と話していた。 -
宮田村の成人式15日に、今年も母校で
宮田村の成人式は15日午前10時半から、宮田中学校で開く(村、村教委などの主催)。同中に会場を移して3年目で、学校給食による昼食会を今年も実施。小、中学校時代の音楽会を収録したCDを記念品として全員に配る。同中吹奏楽部の演奏をアトラクションに盛り込み、・ス母校・スで旧友と一緒に人生の節目を祝う。
以前は式典後に宴席を設けていたが、宮田中に会場が移ってからは、給食による昼食会に変更。「懐かしい」と好評で、今年も調理員が心をこめて新成人のためにとっておきのメニューを用意する。
記念品のCDも毎年好評。小中学校当時の音楽会から、合奏、合唱を収録し、担任教諭からの寄せ書きをライナーに収めた。
新成人は109人で、昨年より8人少ない。式典は同中体育館で開く。
新成人は次の皆さん。
天野達郎、飯島彩花、飯山朝恵、市瀬一臣、市瀬景子、一戸圭三、伊東貴行、伊藤芙美、伊藤正樹、伊藤優香、伊藤雄志、伊東竜二、岩谷嶺美、岩谷美穂、上林裕美、浦野愛子、浦野加奈、浦野寛子、エン・ジュウレイ、大石彩乃、大澤光隆、大塩ゆかり、大嶋則之、太田すず美、太田有香、大矢匡史、小木曽克典、荻原達矢、小椋厚、長田圭吾、小澤竜、小田理恵、小原多未、小山陽次、片桐裕作、片山エミイ、加藤和史、加藤春菜、加藤美希、北澤和博、北原愛子、倉嶋亨、黒沢香菜、小島東、小島賢吾、小田切友美、小田切美伸、小田切夕香、後藤寛之、後藤美穂、後藤嘉幸、小林敏也、酒井なつみ、佐竹麻衣、嶋田智美、下島春香、下村歩美、シヨウ・ギイナン、鈴木大輔、砂場咲希、関谷孝文、ソウザ・エロイザ・ウエチ・モラエス、高木香代子、鷹野友亮、竹内大将、竹内真理絵、田中学歩、田中敦子、田中一也、田中若菜、谷口誠、谷中陽介、チョ・エンニ、チョウ・ショウ・ショウ、デ・オリベイラ・フェリペ・マグノ、トウ・ショウ・ブン、ドン・リン、中塚美緒、中原貴子、中山大樹、西山恵美子、灰野亮太、橋爪政和、羽場美生、原田一世、原田真帆、針谷応、平沢ともみ、平沢直樹、平澤美智留、平沢基樹、フェルマノ・ジュリト・イカット、古田美幸、保科沙亜弥、本田夏美、マ・ダンダン、松下さやか、三沢かおり、南澤泰裕、宮下暁帆、向山友季、モレイラ・ケリー・ミドリ、山口麻美、湯澤智志、湯澤瑶子、横山隼人、吉田優示、米田真那、リュ・デイ