-
認知症研修会
県高齢者福祉協会南信地区部会は25日、認知症の治療と介護について認識を深めようと研修会を宮田村民会館で開いた。各社会施設の職員や住民ら約150人が参加。患者の立場になって介助する大切さを改めて見つめ直した。
藍野病院加齢精神医療センター(大阪府茨木市)の岸川雄介医師が講師。現状では特効薬もなく、認知症治療は難しいことを説明した。
介護が重要になることを指摘し、トイレで便座に腰掛ける様子を再現。
介助者が患者に言葉で指示するだけでなく、並んで一緒に動作することが行動を起させるきっかけになると説明した。
言葉に頼らず、患者の立場になって一緒に行動する介護方法を参加者は熱心に学んでいた。 -
山ぶどうワイン新酒のビン詰め
12月3日に解禁する宮田村の特産品山ぶどうワイン新酒「紫輝」のビン詰め作業が29日、醸造する新田区の本坊酒造信州工場で行なわれた。地元上伊那を中心に約7500本を出荷。収獲から2カ月で仕込んだヌーボータイプだが「例年にもましてコクがある」と関係者は期待を寄せている。
村内農家14軒が栽培する山ぶどうは、天候にも恵まれて豊作。生産予定のワイン4種類のなかで最も早い発売となる「紫輝」も昨年に比べて1000本ほどの増産となった。
この日1日かけて全量をビン詰め。作業に追われながらも、藤野公宏工場長は「新酒のフルーティーな味わいに、重厚なコクが加わった」と上質な仕上がりを喜んだ。
生産者や村などでつくる「山ぶどうの里づくり推進会議」は3日午前11時から、解禁を祝う山ぶどうワイン祭りを同工場で開催。無料試飲を用意し、一般来場者に振る舞う。 販売は同日正午からで、村内をはじめ上伊那各地の酒類販売店で取り扱う。1本税込み1890円。
ワイン、祭りに関する問い合わせなどは本坊酒造85・4633、宮田村役場産業課85・5864まで。 -
社協の歳末激励訪問
宮田村社会福祉協議会は28日、村民が入所利用する村内外の福祉施設をたずね歳末の激励訪問をした。手を握るなど、心を通い合わせながら励ました。
社協理事や民生児童委員が6班に分かれて各施設へ。遠くは小諸市や阿南町まで足を運んだ。
18人の村民が老後を過ごしている村内新田区の介護老人保健施設「プラムの里」には6人が訪問。
旧知の人も多く、「久しぶり。元気かな」と理事が声をかけると、「懐かしいね。よく来てくれた」と喜ぶ入所利用者の姿も。
手を握りながら昔話にも花が咲き、「また来るで。風邪ひかんように」と声をかけた。
同施設の倉田勝利施設長は「気にかけてもらって、本当にありがたい。利用者にとって大きな励みになる」と話していた。 -
宮田村国有林の大量ごみ撤去
南信森林管理署などは28日、宮田村の黒川国有林で発見した大量のごみを撤去した。投棄者は調査中だが、旧宮田森林事務所の元職員が捨てたことを証言しているという。同管理署管内で、これだけ大規模な投棄を確認したのは初めて。
今月10日、通報を受けた同署職員が、縦5メートル、横5メートル、深さ2メートルの穴に、投棄されたごみを発見。11、12日、ストーブなどの大型ごみを2トントラック2杯分撤去した。今回は並トタン、一斗缶、タイヤチェーンなどの金物10キロ、灰、土砂など3立方メートルを収集。全てのごみを取り除いた。
元職員は旧事務所にいた5、6年前、事務所で使わなくなり、保管してあった物品などを、同署の管理する黒川沿いの作業道へ捨てたことを話している。そのため同署は、2000年から01年に関係した職員への聞き取りを中心に、事実関係の把握に努めている。
今後は正規な手続きを経て穴を埋めたて、再発防止に努める。確認した事実関係は公開する。 -
局長杯ママさんバレー大会
宮田郵便局は27日、農業者トレーニングセンターなどで、第19回局長杯争奪ママさんバレーボール大会を開いた。10チームが参加、9人制トーナメントで優勝を目指した。
参加資格は村内在住の家庭婦人で構成するチーム。いずれもリーグ戦参加の選手が中心とあって、レベルの高い好試合が展開した。
結果は次の通り
▽優勝=みなみ(2)若葉(3)駒ケ原 -
姫宮神社新嘗祭
宮田村南割の姫宮神社で27日、厳かに新嘗(にいなめ)祭が行われた。氏子総代や村、商工会、関係6区の区長ら約20人が参列し、収穫を感謝し、来年の豊作を祈った。
拝殿前に集まった参加者は花畑宮司からお払いを受け、昇殿。氏子総代が手渡しで、野菜や穀類、果物など村の産物を供える「献さんの儀」を行った。
続いて、花畑宮司が感謝の祝詞を奉上、代表者が玉ぐしを奉てんした。
姫宮神社には日本武尊の后、宮簀(みやず)姫や、伊耶那岐(いざなぎ)命が合祀されている。 -
人勧通りの給与改定可決
宮田村議会は28日に臨時会を開き、人事院勧告に従って村が上程した一般職の給与改定の条例改正案を原案通り可決した。給料は減額だが、勤勉(期末)手当が増額となることから、総額110万円余りの支給増となる。理事者を含めた特別職は今回適用せず、今後開く審議会などの検討状況をみて判断する。
給料は0・3%減。扶養手当も500円減額して月1万3千円となる。
一方で勤勉手当は0・05カ月増の4・45カ月。いずれも12月1日から実施する。
給料支給は39万円ほど減るが、勤勉手当は152万円増加するため、一般職に支払われる給与は総額で110万2千円増える計算だ。 -
国有林のゴミについて村の対応などを質問
宮田村黒川沿いの国有林に大量のゴミが見つかった問題で28日、村議会全員協議会の席上、加藤恭一議員が村の対応を質問した。
村側は現段階で詳しい状況を把握していないことを説明。「村としても出来るだけ早く調査に入りたい」とした。 -
建設差し止めの産廃処分予定地取得について議会に経過説明
宮田村は28日の村議会全員協議会で、民間業者が産業廃棄物の埋め立てを計画した南割区の山林(2001年に地裁伊那支部が建設差し止めの仮処分を決定)を公売により取得した経過を説明した。
久保田秀男議員は「取得は村の未来を考えても良い判断。しかし、将来的な土地の使い道なども含めて、事前に議会に相談してほしかった」と指摘。
小林茂、春日元両議員は取得した山林の現状は段差があるなど危険と説明し、「立ち入りを禁止するなど、危険防止の対策を早急にとって」と要望した。
清水靖夫村長は「今後はいかなる案件についても、議会に相談していきたい」と話し、危険防止や活用も含め慎重な山林の管理を行なっていくとした。
山林は宮田高原に通じる寺沢林道沿いにあり、1996年に処分地の建設が判明。既に掘削が始まっていたが、水源も近いことから村あげての反対運動に発展した。
その後、業者は税金滞納により長野市に山林を差し押さえられ、市が今月になって公売を実施。競争入札により、宮田村が300万円で取得した。 -
宮田村役場窓口の時間延長、休日開庁試行へ
宮田村は来年1月から3カ月間、役場窓口の時間延長、休日開庁を試行する。28日の村議会臨時会で清水靖夫村長が明らかにした。
全日実施するわけではなく、時間延長は毎週水曜日で通常午後5時15分を同7時までに変更予定。
休日開庁は第3日曜日の予定で、戸籍や税金に関する窓口を開く考えで調整している。
村によると、上伊那で時間延長、休日開庁を実施していないのは宮田を含め3村。
昨年来庁者にアンケートしたところ、時間延長などを望む声が多くあり、試行期間を設けることになった。
担当者は「どれくらいの利用があるか効果を見極め、本導入を検討したい」としている。 -
町3区の料理教室
宮田村の町3区保健補導員は26日、区民に呼びかけて料理教室を開いた。宮田中学校の小原啓子栄養士の指導で、14人が参加。地元に伝わるおやきや野菜汁など、昔ながらの郷土の味を再現し、健康面にも配慮した。
体操などを取りいれた健康教室は開いているが、今回初めて料理教室を企画。
参加者の多くはベテランの主婦だったが、それでも「最近はおやきを作る機会もめったになくなった」と新鮮な気持ちで挑戦していた。
また、各家庭からお味噌汁を持ち寄り、塩分測定する場面も。ほとんどの家庭が適正な範囲内で、参加者はホッとした表情もみせた。
補導員の上條享子さんは「郷土の料理も私たちの世代がやらないと、引き継ぐことができない。本当は若い人にも参加してもらいたかったが、今後は栄養についても学ぶことができたら」と話していた。 -
南割地区営農組合の初の収獲祭盛大に
今年3月に設立した宮田村南割区の地区営農組合(小田切政男組合長、114人)は26日、初めての手作り収獲祭を開いた。地元で採れた農産物を料理し、組合員の家族らも集まってにぎやかに会食。天の恵みに感謝しながら、組織の発展を願った。
組合員が自宅で採れた農産物を持ちより、女性部らが調理。美味しい料理がテーブルに所狭しと並んだ。
豚汁やおでんにシメジご飯のおにぎりなどなど。さっそく収獲を祝いながら、全員で舌鼓を打った。
「おいしいお米をはじめ安全安心な農産物を消費者に届けたい。これを契機に収獲祭もイベント化していきたい」と小田切会長はあいさつ。他のメンバーも「今後は農家ではない区民にも呼びかけ、みんなで収獲が祝えたら」と話していた。
同組合は大田切区に続いて村内2番目の営農組合として発足。
集団耕作組合を発展させたもので、国の補助制度変更をにらみ、土地利用と機械利用を一元化し、担い手などの対応に取り組んでいる。村は村内全地区で営農組合の設立を目指している。
この日は先進的に営農組合を設立した大田切区の地区営農組合も収獲祭を開いた。 -
商工会建設部会と村が懇談
宮田村商工会建設部会は24日夜、村との懇談会を開いた。村に限らず伊南行政組合が行なう公共事業の発注など、細かい仕事でも出来る限り工事を紹介してほしいと注文。村からの情報提供を強く求めた。
部会員約10人、村からは清水靖夫村長、平沢正典産業建設課長らが出席。
部会側は経費節減のための工事書類簡素化のほか、耐震補強制度の拡充や広報などについて意見した。
公営住宅の売れ残り対策についても提案。民間の不動産業者や建設業者に情報を提供して、積極的な販売戦略を行なうよう求めた。
また、山林の活用などにも話しが及び、幅広く意見を交換した。 -
心の育ちを考える日
宮田村の宮田小、中学校は21日、心の育ちを考える日を開いた。両校の連携の一環で、中学校の授業風景を小学校の教諭が参観。両校教諭が精神面や学力面など子どもの育ちについても意見交換した。
10年以上前から続いており、小学校と中学校で交互に実施。当初は子どもたちの心について理解を深めようと道徳の授業を参観していたが、近年は学力も含めて全般的な参観に変わってきた。
小学校の教諭は自由に授業の様子を参観。宮田小を巣立った子どもたちが、中学校でどのように勉強して生活しているか、熱心に見つめていた。
参観後の分散会では、両校の教諭がひざを交えて、生徒、児童のことについて話し合っていた。 -
産業振興センターの管理運営から商工会が撤退
宮田村中心商店街の一角にある宮田産業振興センター(仲なかふれあいセンター)の管理運営について、村商工会は今年度末での撤退を表明。所有者の村は25日までに申し出を受理した。空き店舗を村が買い取り、商工会に管理を任せて地域活性化を検討してきた施設だが、5年間の累計で商工会が抱えた赤字は400万円にも及ぶ。結果的に稼動が伸びず、村は新たな管理者と活用法を探ることになった。
旧赤穂信用金庫(現アルプス中央信用金庫)宮田支店の移転に伴う空店舗を1999(平成11)年度に村は2500万円余りで購入。
当時、商店街や地域の活性化を望む商工会の強い要請を受けて、土地と建物を信金から買い取ったもので、補助で改修もした。
年間管理費約70万円のうち、商工会が半額を負担する形でセンターは開所。さまざまな活用法を模索し、喫茶店なども併設した。
しかし、当初から主要となる1階ホールの稼動率は年間数十日に満たない状態で、主な収入は喫茶の売り上げと2階の1室を貸事務所にした家賃に限られていた。
来年度から「指定管理者制度」の導入が始まり、村は商工会の管理費負担を増額してほしいと要請。
だが、同商工会理事会は、これ以上の投資は困難として管理運営権を返上する方針を決めた。
前林善一商工会長は「活性化とは逆行してしまうが、センターの清掃なども我々が担っており、これ以上の負担増は商工会の存続にも関わる」と説明。
センターは村が福祉施設としても活用しており、2階には福祉作業所が入居。手狭になっていることから、作業所の拡張や運営する福祉法人への管理指定なども含めて村は検討している。 -
シニアと女性のゴルフ同好会「シックスオー&レディース」が発足
宮田村で女性と60歳以上の男性にメンバーを限定したゴルフ同好会「シックスオー&レディース」が発足した。24日に初のコンペを伊那国際ゴルフクラブで開き、親睦を深めた。
上伊那にも60歳以上対象の同好会はあるが、女性の参加年齢を自由にして会員に加えたケースは珍しい。
「定年過ぎても元気にいつまでもプレーしたいと、仲間に呼びかけた。女性が入ることで、また雰囲気も違うでしょ」と吉沢務会長。
52人が入会して、この日のコンペには34人が参加。吉沢会長らの始球式に続いて、さっそく和気あいあいとラウンドした。
女性のひとりが「素振りはうまくいくんだけど。ボールの前に立つと、上手くいかないんです」と話すと、にわかにゴルフ談義が熱を帯びる場面も。好天にも恵まれ、心地良い汗を流していた。
吉沢さんは「今後も年に数回コンペを開きながら、お互いに楽しみながらプレーしていきたい」と話していた。 -
宮田村の下水道料金平均15・1%引き上げを答申
宮田村の上下水道運営委員会(前林善一委員長)は24日、村の諮問通り来年4月から下水道使用料を平均15・1%引き上げる答申をした。村は村議会12月定例会に条例改正案を提出。上伊那平均より大幅に安価な料金設定の大口利用者の引き上げ幅を高め、最大では21%の値上げとなる。
議決されれば2年ぶりの改定となるが、月平均30立方メートルまでの小口利用者は4・6%縲・・8%と値上げ幅を抑制。平均的な家庭の使用料金(24立方メートル)は月額3664円から305円値上がりし、3969円となる。
一方で店舗や事業所など50立方メートル以上使う大口利用者は11・8%縲・1%の値上げ。1000立方メートル以上使う場合、月額14万8千円ほどが18万7千円まで上がる。
村産業建設課は「特に上伊那の平均より安かった大口利用者の是正を図った。理解してもらいたい」と説明。
委員会は諮問の内容を認めたが、住民への周知徹底を求めた。
村は収支安定や施設維持を考慮し、下水道料金を2002年度の水準から50%引き上げる必要があると試算。
2008年度まで2年ごとに改定する計画で、初年度の04年度に平均15%引き上げた。 -
山ぶどう酵母のパンを開発
宮田村南割区のパン職人岸裕さん(56)が、村の特産品である山ぶどうから酵母を抽出して、パンとして製品化することに成功した。ニシザワ双葉店(伊那市)内で自身が経営するパン屋「ジャストベイクドパオ」で販売を開始。客の反応も上々で「村の活性化に少しでも役立てば」と期待をふくらませている。
本来はワインに醸造する山ぶどうをパンに使えないかと一念発起。近所に住む栽培農家の秋山泰久さんが全面的に協力し、今夏から研究を進めた。
当初は酸味が出たり、ふくらまなかったりするなど試行錯誤。しかし、徐々に安定し、100%山ぶどう酵母のパンが完成した。
「今まで使っていたイースト菌のパンよりも風味が豊か」と職人歴30年の岸さん自身納得の出来ばえ。
宮田特産の山ぶどうワイン「紫輝」に漬けた干しぶどうをトッピングした「レーズンロール」と「クルミロール」に使用している。
12月3日に村内の本坊酒造で開かれる山ぶどうワイン祭りに、岸さんも参加を予定。
会場で自慢のパンを販売し、この日解禁されるワインの新酒と一緒に多くの人に味わってもらう考えだ。
パンに関する問い合わせなどは「ジャストベイクドパオ」78・3209まで。 -
宮田村の下水道料金平均15・1%引き上げを答申
宮田村の上下水道運営委員会(前林善一委員長)は24日、村の諮問通り来年4月から下水道使用料を平均15・1%引き上げる答申をした。村は村議会12月定例会に条例改正案を提出。上伊那平均より大幅に安価な料金設定の大口利用者の引き上げ幅を高め、最大では21%の値上げとなる。
議決されれば2年ぶりの改定となるが、月平均30立方メートルまでの小口利用者は4・6%縲・・8%と値上げ幅を抑制。平均的な家庭の使用料金(24立方メートル)は月額3664円から305円値上がりし、3969円となる。
一方で店舗や事業所など50立方メートル以上使う大口利用者は11・8%縲・1%の値上げ。1000立方メートル以上使う場合、月額14万8千円ほどが18万7千円まで上がる。
村産業建設課は「特に上伊那の平均より安かった大口利用者の是正を図った。理解してもらいたい」と説明。
委員会は諮問の内容を認めたが、住民への周知徹底を求めた。
村は収支安定や施設維持を考慮し、下水道料金を2002年度の水準から50%引き上げる必要があると試算。
2008年度まで2年ごとに改定する計画で、初年度の04年度に平均15%引き上げた。 -
山ぶどう酵母のパンを開発
宮田村南割区のパン職人岸裕さん(56)が、村の特産品である山ぶどうから酵母を抽出して、パンとして製品化することに成功した。ニシザワ双葉店(伊那市)内で自身が経営するパン屋「ジャストベイクドパオ」で販売を開始。客の反応も上々で「村の活性化に少しでも役立てば」と期待をふくらませている。
本来はワインに醸造する山ぶどうをパンに使えないかと一念発起。近所に住む栽培農家の秋山泰久さんが全面的に協力し、今夏から研究を進めた。
当初は酸味が出たり、ふくらまなかったりするなど試行錯誤。しかし、徐々に安定し、100%山ぶどう酵母のパンが完成した。
「今まで使っていたイースト菌のパンよりも風味が豊か」と職人歴30年の岸さん自身納得の出来ばえ。
宮田特産の山ぶどうワイン「紫輝」に漬けた干しぶどうをトッピングした「レーズンロール」と「クルミロール」に使用している。
12月3日に村内の本坊酒造で開かれる山ぶどうワイン祭りに、岸さんも参加を予定。
会場で自慢のパンを販売し、この日解禁されるワインの新酒と一緒に多くの人に味わってもらう考えだ。
パンに関する問い合わせなどは「ジャストベイクドパオ」78・3209まで。 -
商工会と議会が懇談
宮田村商工会(前林善一会長)は22日、村議会産業建設委員会(牧田茂成委員長)と懇談会を開いた。商工業活性化に向けた情報収集と迅速な提供を村側に要望。農地を含めた柔軟な土地活用も求めた。建設部会は厳しい業界の現状を説明。村発注の公共事業を増やしてほしいとするなど、切実な声も聞かれた。
商工会理事と村議約20人が出席。商、工、建設の各部会ごとに現状説明したが「景気回復と言われるが、我々のような零細企業は悲惨な状況が続いている」と口をそろえた。
黒河内勇雄建設副部会長は「とにかく生き残っていきたいが今が限界点」と訴え、道路の修繕や治水など必要な公共建設事業が村内には残っていると指摘。
「自立で村の財政は厳しいと思うが、有利な補助など活用して事業をしてほしい」と呼びかけた。
他の理事らも、農業振興地域の除外促進による宅地化、企業誘致について期待。農産物ブランド化の推進や後継者問題まで話しは及び、村の支援と指導体制の確立を求めた。 -
おやじ塾がそば打ち
中高年の男性がさまざまな挑戦をする宮田村公民館の「おやじ塾」は22日、そば打ちを体験。悪戦苦闘したが、男っぽくコシのあるそばが完成した。
参加した17人の大半はそば打ち初体験。村教育委員会の小池孝さんから手ほどきを受け、さっそく挑戦は始まった。
「もっと力を入れんきゃ」「水が少ねぇぞ」とワイワイにぎやか。「オレに任してみろ」など、男性らしく豪快に作業を続けた。
できたてのそばを全員で試食。手作りならではの味に納得の表情をみせた。
おやじ塾は春から毎月1回開いてきたが、今年はこの日が最後。そばに舌鼓を打ちながら、来年挑戦したいことを話し合っていた。 -
酒井さんが1年4カ月ぶりに演奏活動再開
宮田村北割区のマリンバ奏者酒井保美さん(33)が、精神障害と左半身がしびれる病気に悩みながらも1年4カ月ぶりに演奏活動を再開。先月自身が患者として通院する駒ヶ根病院(駒ヶ根市)の病院祭でコンサートを開き、同じ心の病と闘う仲間にエールを贈った。理解がないまま偏見が残る精神の病気。「いつか仲間全員が病気を隠すこともなく暮らすことができたら」と活動は続く。
「コンサートが終わった後、本当に腰が抜けちゃった。それだけ緊張していたのかも」と酒井さん。しかし、ブランクを感じさせずアンコールを含む計9曲を見事に演奏した。
会場に詰めかけた患者や家族、医師ら約60人は熱心に耳を傾け、演奏中に席を外す人は1人もいなかった。
「つたない演奏なので、私には気持ちを伝えることしかできない。それなのにみんな感動してくれて」と振り返る。
酒井さんは10年ほど前に精神障害を発症。さらに4年ほど前には骨が血管を圧迫し、左半身がしびれた状態になる「胸かく出口症」を発病した。
それでもリハビリしながら、昨年からは宮田村の福祉交流施設「なごみ家」に職員として勤務。
精神の障害について少しでも多くの人に理解を深めてもらおうと、自身の病気も告白して活動に取り組んでいる。
駒ヶ根病院のコンサートから約1カ月。通院するだけだった病院で、変化がおきた。演奏を聞いてくれた患者らが、気軽に声をかけてくれるようになったという。
「最初は遠慮しようと思っていたコンサートだったのに、新たな人とのつながりも持てた。今後もちょっとした演奏会がやれればいいですね」。 -
イルミネーション点灯
宮田村の中心商店街で毎夜、1万球のイルミネーションがともって街路樹や商店の店先を華やかに飾っている。
20日夕、宮田産業振興センター前で村商工会関係者らが出席してイルミネーションの点灯式が行われた。辺りが薄暗くなるのを待ち、合図の声で一斉にスイッチが入れられると色とりどりの光がキラキラと瞬き、商店街を明るく照らし出した=写真。道行く人たちは立ち止まってきらめく赤や青の光を見上げては「明るいなあ」「うん、きれいだなあ」などと静かに話していた。
イルミネーションは2月3日までの毎日、午後5時縲・時まで点灯され、夜の商店街を明るく彩る。 -
交通事故で骨折
23日午前10時40分ごろ、駒ケ根市赤穂小町屋の国道153号線伊南バイパス交差点で同市赤穂市場割のパート従業員小林あかりさん(29)の運転する軽乗用車と宮田村南割の無職百瀬泰顕さん(64)の自転車が衝突した。百瀬さんは左脚の骨を折る重傷。駒ケ根署で原因を調べている。
-
宮田村商工会秋季スポーツ大会
宮田村商工会秋季スポーツ大会は19日開き、ゴルフとマレットゴルフの2部門に46人の会員が参加。プレーを通じて親睦を深めた。
伊那国際ゴルフクラブで開いたゴルフの部には28人が出場。天候にも恵まれ、会話も楽しみながらラウンドした。
マレットゴルフの部は宮田マレットゴルフ場で実施。前林善一商工会長をはじめ、参加した18人は年齢性別関係なく全員が和気あいあいとプレーした。
長引く不況で商工会を取り巻く環境も厳しいが、この日の会員は忙しい日常を忘れ、心地良い汗を流していた。
上位入賞者は次の皆さん。
【ゴルフ】▽優勝=山崎明▽準優勝=伊藤秀雄(1)春日幹夫(2)平林裕一(3)増田清(4)清水能忠(5)戸崎浩司(6)倉沢益巳(7)塩澤一美(8)加藤弘子(9)奥田憲一(10)山崎千治
【マレットゴルフ】(1)前林善一(2)菅沼由広(3)池田修治(4)堺沢さおり(5)三沢喬(6)小田切和夫(7)高橋友美(9)大村義房(10)鈴木正文 -
建設労連宮田分会が宮田中2年生に木工指導
宮田村内の建設業関係者でつくる県建設労働組合連合会上伊那支部宮田分会(寺沢二三翁分会長)は21日、宮田中学校2年2組の生徒に木工技術を指導した。かんながけを基本から伝授。子どもたちは卓越した・ス匠の技・スにふれ、ものづくりの楽しさを体感した。
6人の会員が実演指導。いとも簡単にかんなをかける職人芸を目の前にして、学級全体から自然と拍手もおきた。
さっそく生徒たちは初めてのかんながけに挑戦。悪戦苦闘していたが、会員の丁寧な指導に笑顔もみせて作業に取り組んだ。
同分会の指導は10年以上前から継続。今年も技術家庭科の授業で木工に取り組む2年生全学級を対象にしている。
「これを機会に少しでも木工やものづくりに興味を持ってもらえれば」と会員。同校技術科の堀川隆義教諭は「私たちが口で教えるより、子どもたちが得るものは何倍も大きい」と、職人のあたたかなボランティアに感謝していた。 -
上伊那郡市バレー大会
上伊那バレーボール協会は20日、05年度上伊那郡市バレーボール選手権大会を宮田村の宮田勤労者体育センターで開いた。一般男子(6人制)に3チーム、一般女子(9人制)に6チームが出場し、優勝を懸けて熱戦を繰り広げた=写真。男子は3チーム総当りのリーグ戦、女子は予選リーグと決勝戦を行い、それぞれNEC長野、駒ケ根クラブが優勝した。
上位チームは次の通り。
▽男子(1)NEC長野(2)駒ケ根クラブ(3)伊那体協
▽女子(1)駒ケ根クラブ(2)辰野体協(3)ぷらむ、伊那市役所 -
花の道杯小学生バレー大会
上伊那小学生バレーボール連盟は20日、第14回花の道小学生バレーボール交流大会を飯島体育館など町内7会場で開いた。中南信各地から男子14チーム、女子61チームが出場し、熱戦を通じて互いに交流を深めた。
上位チームは次の通り。
◇男子(1)辰野クラブB(2)みのわアタッカーズB(3)穂高キッズバレークラブ、松本ヴェガフェニックス
◇女子▽Aブロック(1)山形JVC・A(2)伊賀良クラブA▽Bブロック(1)みのわアタッカーズB(2)下諏訪かじの葉クラブA▽Cブロック(1)安曇野松川A(2)駒ケ根すずらん▽Dブロック(1)辰野クラブB(2)マーヴェラス鎌田A▽Eブロック(1)小井川クラブ(2)マーヴェラス鎌田B -
拾い集めたギンナンを販売
宮田村宮田中学校の自律学級「若草」「若梅」の2学級は19日、JA宮田支所の農業祭でギンナンを販売した。汗を流して拾い集めた実を袋詰めにして用意。生徒たちは会場で自ら接客し、買い求める人たちとのふれあいも楽しんだ。
「買ってって」と、会場内をまわり積極的に呼び込みをする女子生徒。「ありがとうございます」と丁寧にあいさつし、購入した客にお釣りを渡す男子の姿もあった。
「たくさんの人が買ってくれてうれしい」と2年の加藤佑介君、1年の薮本貴広君は手放しで喜んだ。
両学級の9人は協力して、中学校校庭のギンナンを拾い集めた。
学級の活動資金にしようと、先日開かれた村の文化祭でも販売。完売する人気で、子どもたちは大きな自信をつけた。
「自分たちが拾ってきたものが形になる喜び。多くの人とのコミュニケーションもできて、本当に良い機会になったと思う」と両学級の相談員は話していた。