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西駒郷作品展販売
知的障害者総合援護施設西駒郷(吉江速人所長)は4日、利用者が製作した手芸作品や日用品などの作品を駒ケ根市のベルシャイン駒ケ根店で販売した。布製のバッグやコースターなどのほか、マフラーや洋服なども並べられ、来店客が「よくできているね」などと言いながら何点も買い求めていた=写真。
利用者の作品展「ほっと展」も同時開催され、訪れた人たちは玉のれんや絵画、貼り絵、書道作品など、展示された約20点の作品の出来に感心しながら飽きずに見詰めていた。 -
支え合いのまちづくり講座
駒ケ根社会福祉協議会(竹内正寛会長)は3日「あなたがつくる福祉のまち竏虫xえ合いのまちづくり講座」の第1回として「ご近所助け合い活動入門」をふれあいセンターで開いた。講師にテレビやラジオなどの福祉関係の番組に多数出演し、著書も多い「わかるふくしネットワーク」主宰者の木原孝久さんを迎え、住民主体の福祉のあり方についての講義を聞いた。
木原さんは現在の介護保険制度の限界について説明し、これからの福祉は制度に頼らず地域住民みんなの力でやるべき竏窒ニ話した上で「近くに住んでいるすべてのお年寄りの人間関係、人脈を地図に書き込めば福祉面はもちろん災害にも犯罪にも強い体制ができ上がる」として支え合いマップの作成を強く勧めた=写真。
第2回講座は11日に開き、町内福祉活動の先進地として知られる愛知県安城市の鳥居玄根さん、吉村了子さんを講師に迎えて講演「町内会で地域の支え合いづくり」を聞く。 -
青年海外協力隊帰国隊員報告会
青年海外協力隊員として発展途上国に派遣され、帰国した隊員らの報告会が3日、駒ケ根市の青年海外協力隊訓練所で行われた。04年度2次隊などでザンビア、ニカラグア、ボリビアに派遣された隊員らが、現地でしか経験できない珍しい体験談の数々を披露した。
青少年支援活動でニカラグアに派遣された箕輪町出身の関理恵子さんは「語学の壁が思ったより厚く、完全にバカにされた」などとユーモアを交えて報告=写真。「派遣国では、これだけはゆずれない竏窒ニいう方針を持つことが成功の秘訣」と話して大きな拍手を受けた。
報告会に集まった派遣前訓練中の06年度第3次隊の候補生らはメモを取りながら先輩の話に熱心に耳を傾け、時折質問したりしていた。 -
安協女性部交流研修会
伊南、伊那、高遠の各交通安全協会女性部員らが一堂に集まっての交流研修会が3日、駒ケ根市のアイ・パルいなんで開かれた。役員ら約50人が出席し、各地区での活動事例や体験発表などを行ったほか、駒ケ根警察署の渋谷保人交通課長の講話を聴いた。
活動事例発表で伊南地区からは駒ケ根市の赤穂小学校2年1組(伊東美春教諭)の児童29人が登場し、交通安全創作劇「泣いた赤鬼」と交通安全の替え歌に乗せた花笠音頭を披露=写真。交通ルールの大切さを懸命に訴え、参加者から大きな拍手を受けた。 -
「能装束着付け講座」駒ケ根高原美術館で
駒ケ根市の駒ケ根高原美術館は文化庁芸術拠点形成事業「室町時代から平成へ竏駐坙{文化の普遍性と能装束の美」の一環として4日、喜多流能楽師による能の実演や能装束の着付けなどを披露する講座を同館で開いた。市内の中学生と一般約160人が参加し、普段馴染みのない能の奥深さを垣間見た。
会場に造られた特設の能舞台では、限られた関係者以外の目には触れることのない装束の着付けの様子が公開された=写真。2人の能楽師が着付けを進めながら詳しい解説を加え、役柄によって着付けが微妙に違うことなどを説明した。舞台で喜多流シテ方塩津哲生さんによる『八島』『羽衣』の舞が披露されると、参加者は間近に見る能の美しさに息を飲んで見つめていた。
同館では特別展「能装束展」が3月4日まで開かれている。入場無料。午前9時30分縲恁゚後5時。特別展期間中は常設展の入館料も割引料金(大人500円、大学・高校生300円、中学生以下無料)となっている。問い合わせは同館(TEL83・5100)へ。 -
駒ケ根市の大法寺で節分厄除け
節分の3日、駒ケ根市赤穂北割一区の大法寺(藤塚義誠住職)で厄除けの法要と豆まきが行われた。300人を超える檀徒や一般の人たちが本堂に集まり、住職らが「南無妙法蓮華経竏秩vと唱える中、手を合わせて家内安全や健康長寿、交通安全、学業成就などを祈願した。
法要後、豆まきが行われた。中央に進み出た年男、年女らが「福は内」と威勢よく掛け声をかけながら豆やみかんなどを投げた=写真。集まった人たちはご利益にあずかろうと、夢中になって手を伸ばしたり身を乗り出したりして投げられる豆を拾っていた。 -
【記者室】祝 プロ棋士内定
駒ケ根市出身の大沢健朗さん(20)が日本棋院の認定する囲碁のプロ棋士内定を決めた。今年の入段者は全国でわずか6人という超難関。少しばかりの努力で成し得ることではない▼プロ棋士を目標と定めたのは小学生の時だが、周囲に勧められたのではなく自らの意志だったというから驚く。小学校卒業と同時に名古屋に移り住み、日本棋院の院生として囲碁一筋に精進を重ねた末に少年の日の一途な夢を見事実力で勝ち取ったのだから、並外れた強固な意志を持っていなければとても到達できなかったことだろう▼プロといっても収入が保証されているわけではない。対局で一つ一つ勝っていかねば前途が開けないのだ。厳しい世界だが、今後の健闘を心から祈りたい。(白鳥文男)
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「青い鳥」公演
駒ケ根市民と劇団昴による第12回共同公演「青い鳥」(演劇体験プログラム実行委員会主催)の一般公演が2日夜、駒ケ根市文化会館で開幕した。チルチルを演じる伊藤優佑君(飯島中学校2年)、ミチルの市岡一恵さん(赤穂中学校2年)の両主役をはじめ、出演者はそれぞれの役を見事に演じ、楽しいファンタジーの世界を舞台上に生き生きと紡ぎ出して見せた=写真。
「青い鳥」はベルギーの劇作家メーテルリンク原作の劇で、チルチルとミチルの兄妹がクリスマスイブに幸せの青い鳥を探す旅に出掛ける物語。会場を埋めた観衆はステージいっぱいに繰り広げられる夢の世界を存分に満喫していた。公演は4日にかけて計4回行われる。
小学生以下の希望者をスポンサーが無料で招待する「足ながおじさんチケット」システムも昨年に続いて実施した。05年の公演「アルプスの少女ハイジ」を団体で見た伊那市の小学生らが感想文を書いて送ってくれたことにヒントを得た主催者が、地域文化振興のために子どもたちを無料で招待しよう竏窒ニ06年の公演で初めて行ったもの。 -
駒ケ根市経営講座第4回
駒ケ根商工会議所、テクノネット駒ケ根、駒ケ根市は2日、第4回経営講座を一般にも公開して駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。会員ら約60人が集まり、日本銀行松本支店長の松永哲也さんの講演「日本経済、長野県経済の現状と展望」を聴いた=写真。
松永さんは日本経済の先行きについて、息の長い成長が続く可能性が高く、物価もプラス基調を続けていく竏窒ニ予想。長野県経済の今後の課題と解決の方向性について、外国人観光客の誘致強化や観光資源のブランド化などを挙げた。
参加者は時折メモを取りながら真剣な表情で松永さんの話に耳を傾けていた。 -
プロ棋士誕生へ
日本棋院が認定する囲碁のプロ棋士に駒ケ根市梨の木出身の大沢健朗さん(20)=名古屋市東区=が内定した。同院の07年度入段者(4月1日付)は全国でわずか6人。超難関の突破に関係者は喜びにわいている。
大沢さんは所属する日本棋院中部総本部でプロを目指す院生の成績上位者同士が昨年8月から今年1月22日にかけて戦った総当りリーグ戦で25勝3敗の1位を獲得し、プロ棋士の座を勝ち取った。両親への報告に郷里を訪れた大沢さんは「プロとしての戦いがこれから始まる。これまでにも増して厳しい世界だから喜んでばかりはいられない。取りあえずは1勝が目標だが、勝つためにさらに実力をつけていきたい」と4月のプロデビュー戦に向けて意欲を燃やしている。
大沢さんは小学4年生の時に囲碁を始めた。現中川村教育長の北村俊郎さんらに指導を受けるうち、駒ケ根市中沢出身のプロ棋士下島陽平さんにあこがれてプロになろうと固く決意。日本棋院中部総本部の院生試験に合格し、小学校卒業と同時に名古屋市に移り住んで囲碁一筋に精進を重ねてきた。 -
赤穂南小社会見学
駒ケ根市の赤穂南小学校3年生約90人は1日、社会見学で市内の駒ケ根警察署と伊南行政組合消防本部北消防署を訪れた。警察署でパトカーの前に案内された児童らは「すごい」「かっこいい」と口々に言いながら、目を輝かせて運転席をのぞきこんだり「スピードはどれくらい出るんですか」などと警察官に質問したりしていた=写真。
総務課の土橋豊係長は警察官の仕事について「駒ケ根警察署の警察官は交番や駐在所も含めて全部で60人。事件があれば夜中でも出動します」などと説明。児童らは持参したノートにメモしながら真剣な表情で聞いていた。不審者対策を扱った防犯ビデオも視聴し、知らない人から声を掛けられた時の対応方法などを学んだ。
警察署見学に先立って児童らは北消防署を訪れ、消防車や救急車の役割などについて署員の説明を受けて人命を守る仕事の大切さについて理解を深めた。 -
【日本語講師 唐澤隆子さん】
日本に住む外国人に日本語を教える講師として伊那市と駒ケ根市の教室で教えている。
子育てが一段落した10年ほど前に友人に誘われ、当時住んでいた茨城県日立市のボランティア・グループに参加。外国人に日本語を教える活動を始めた。
「ずっと専業主婦で人にものを教えた経験など全然なかったが、普段話している日本語を教えるんだから簡単竏窒ニ軽く考えていた。私たちも外国に行く前に日常会話を少し勉強するから、そんなことを教えればいいのだと思っていたが、始めてみたらそうじゃなかった」
集まった外国人らの国籍はフィリピン、インドネシアのほか欧米などだったが、彼らは最低限の日常会話の能力を求めていたのではなく、日本語を理解した上できちんと話せるようになりたいと考えていた。そのため、当時できたばかりで体系的な日本語の教え方を知らず、手探りで活動していたグループのメンバーは数回の講座でたちまち教えることがなくなってしまった。言葉を単に羅列するだけの講座は方向性を失い、行き詰まった。
「これではいけない。せっかく熱意を持って来てくれている外国人に対しても失礼だ」と考え、日本語教師養成のために文化庁が支援する日本語教育能力検定試験の合格を目指して通信教育を受け始めた。試験は文法はもちろん、言語学や、子音や母音の分類をする音声学などから幅広く出題されるため、かなりの知識がなければ合格はおぼつかない。合格率は約20%の狭き門だったが、努力が実を結び、96年に一発合格を果たした。
日本語教師の人材不足から「試験に受かったらすぐに来てくれ」と言われていた日立市の日本語学校「茨城国際学院」に職を得て、本格的な日本語教師としての生活が始まった。ボランティアの講座と違い、学校に通う学生は日本の大学入試や日本語能力試験1級などの目標を持って勉強しようとしている高校卒や大学生などの留学生が中心だった。
「彼らは日本人と同等以上の語学能力を求めていた。文法に従って教えなければ上達は望めない。例えば『私の本』などという場合の『の』には『所有』『所属』『縲恊サの』など、たくさんの意味がある。私たちは母国語だから無意識に話しているが、外国人にとってはまず意味を理解することが重要。言葉を教えるというのは、日本語が話せれば誰でもできるというほど簡単なことではない」
東大をはじめとする国立大や難関私立大に合格者を多数送り出した。要請を受けて中国の大学に半年間外籍教師として派遣されるなど活躍したが、夫の定年退職を機に夫のふるさと駒ケ根市に移り住んだ。
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「懸命に教えてもうまく分かってもらえない時もある。そんな時は、もっと良い教え方があるんじゃないか竏窒ニ悩むこともあるが、教えることはとても面白いし、やりがいがある。教えたことを理解し、話せるようになってくれるとすごくうれしい。どの生徒もみんな本当にかわいい教え子です」
(白鳥文男) -
「議員報酬上げるな」申し入れ
市民のくらしを守る駒ケ根みんなの会(林高文代表代行)は1日、駒ケ根市役所を訪れ、市議会議員の報酬を引き上げないよう中原正純市長宛てに申し入れた=写真。林代表代行は「特別職報酬等審議会が引き上げを答申したが、この時期に議員の報酬だけを引き上げるのは市政の厳しい現状や社会情勢などからも到底納得できず、市民の理解も得られるものではない。引き上げないよう強く要望する」として申し入れ書を原寛恒助役に手渡した。原助役は「基本的に審議会の答申は尊重する方向だが、総合的に判断することになる。要望は市長に伝える」と述べた。
昨年12月に白紙諮問を受けた市特別職報酬等審議会(渋谷敦士会長)が1月23日に中原市長に手渡した答申では、議員定数を現行の21から6減の15と決定したことなどによりこの機会に見直しを行うことが必要だとして、議員の報酬を▽議長40万5千円▽副議長33万9千円▽議員31万4千円竏窒ノ増額することが妥当としている。条例による現行額(カッコ内は増額率)は▽議長=38万3千円(5・7%)▽副議長=32万6千円(4・0%)▽議員=29万8千円(5・4%)竏秩B市議会議員の報酬は06年度の答申では据え置きだったが、厳しい財政状況を踏まえて1%自主削減している。 -
東伊那小児童会冬まつり
駒ケ根市の東伊那小学校(小川清美校長)で31日、児童会冬まつりが開かれた。体育館に集まった全校児童約110人が(1)じゃんけん列車(2)鬼ごっこ(3)王様ゲーム(4)壁つき鬼竏窒sい、10の縦割り班ごとに得点を競った。児童らは歓声を上げながら入り乱れてゲームを仲良く楽しんだ。
王様ゲームは、1人ずつ進み出た児童らが途中の関門に立つ児童とじゃんけんをし、4人勝ち抜くとゴールできるゲーム。得点になるのは先着10人とあって、児童らは真剣な表情で対戦=写真。一つの関門でじゃんけんに勝つと喜び勇んで次の関門に向かっていた。 -
中沢小でジャンボかるた取り大会
駒ケ根市の中沢小学校(北原三千生校長)で31日、全校かるた取り大会が開かれた。使われたかるたは約30×20センチのジャンボサイズ。児童らは歓声を上げながら目的の札を探して体育館中を駆け回った=写真。
かるたは日本の民話や世界の昔話などを題材にした一組50枚の物を5組用意。体育館の床いっぱいに絵札250枚がまかれ、2人か3人ずつの組に分かれた児童らはそれぞれ手をつないで体育館の壁際でじっと待機した。読み札が読み上げられるのを聞き終わると開始の合図とともに絵札に向けて猛ダッシュ。見つけると「あった」と叫んで飛び込んだりスライディングしたりと元気いっぱいに走り回った。同じ札を同時に取り、じゃんけんで勝負を決める児童の姿も見られた。 -
駒ケ根高原源泉4号井の測定結果発表
駒ケ根市と宮田村の旅館など14施設に温泉を供給する駒ケ根高原温泉開発(社長・中原正純駒ケ根市長)は1日、開発中の温泉4号源泉の測定を県薬剤師会が伊那保健所立ち会いのもとに30日に行ったところ、温度32度、湯量毎分83・2リットル、pH(水素イオン濃度)9・4縲・・5でアルカリ性を示していることなどの測定結果を同市赤穂の古城公園近くの現地で発表した。泉質についても現在稼動中の1縲・号源泉と同じアルカリ単純温泉と見ているという。詳しい結果は2月中旬に出る見通し。
同観光開発は県温泉審議会の許可が下り次第ポンプを設置し、夏の観光シーズン前の6月か遅くとも7月には本格稼動させたい考え。中原正純市長は「掘削が成功したことにより、早太郎温泉が将来にわたって維持できる環境ができた。温泉の増量や新規配湯にも十分対応していける」と安堵の表情を見せた=写真。
4号源泉は調査と工事を請け負う地熱(東京都、浜田眞之社長)が06年4月縲・月にかけて電磁波を利用した地下温泉源探査で温泉湧出の可能性がある場所を特定。7月から造成にかかり、高さ約35メートルのロータリー掘削機を組み立るなどして9月に掘削工事を始め、11月には深度1500メートルまで到達した。 -
寒に咲く、スノードロップ
悲しい伝説の花、スノードロップが、駒ケ根市北割1区の手づくりガーデン喫茶プチ(中城澄子店主)の庭で純白な花を咲かせている。
今咲いているのは小花の早生系、1回り大きな花もまもなく咲き出す。
スノードロップはヒガンバナ科、和名「ユキノハナ」「マツユキソウ」とも呼ばれる。
アダムとイブがエデンの園を追われた時、天使がイブを元気づけようと、雪に触れ、スノードロップに変えたという言い伝えがある。 -
なかざわ農業生産組合設立
駒ケ根市中沢区の農業者211人でつくる集落営農組織「なかざわ農業生産組合」の設立総会が30日夜、同区のJA駒ケ根東支所で開かれた。関係者約50人が出席し、規約、07年度事業計画・予算案、役員などを承認した。北澤満理事長は「1年間かけて準備を進めてきたが、集落営農のメリットは正直言ってまだ分からない。しかし10年後、20年後に、やって良かったと言えるような組織づくりを進めていきたい。問題があれば一緒に考えていこう」とあいさつした=写真。
同組合は5年後の12年をめどに法人化し、作付け面積を現在の82ヘクタールから186ヘクタールに、年間生産量も現在の米398トンから、米815トン、大豆6トン、ソバ30トンに増加する計画。
役員は次の皆さん。
▽理事長=北澤満▽副理事長=春日利一、五味明巳▽理事=北沢克彦、北原尚人、所河昌昭、林喜久男、宮下芳春、内城政利、池上哲衛、竹村務▽監事=菅沼幸弘、宮脇健介 -
交通栄誉章受章報告
交通安全に大きな功労があったとして第47回交通安全国民運動中央大会(17日、東京都)で交通栄誉章緑十字銀賞を受けた駒ケ根市赤穂南割の小町谷美枝さん(62)が29日、駒ケ根市役所を訪れ、中原正純市長らに受章を報告した=写真。小町谷さんは「大勢の方の活動のおかげでたまたま私が受章できた。安協の皆さんや家族の協力に感謝したい」と喜びを語った。中原市長は「今後の手本にもなること。受章を機に引き続き地域の安全・安心のため、先頭に立って活躍してください」と激励した。
小町谷さんは交通安全協会の活動に二十数年携わり、2000年からは伊南安協の女性部長を務めるなど、地域の交通安全推進に長年尽力してきた。 -
中アで男性の遺体発見
30日午前6時ごろ、中央アルプスの駒ケ岳と宝剣岳に写真撮影のため5日から3泊4日の予定で入山したまま行方不明になっていた埼玉県川口市の会社員降矢弘文さん(50)の遺体が宝剣岳南側稜線極楽平三ノ澤分岐付近で発見された。登山に訪れていた愛知県江南市の男性(51)が発見して駒ケ根署に通報。午前11時15分ごろ、出動した救助隊員が県防災ヘリコプターに遺体を収容した。同署によると死因は凍死とみられる。
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玩具の温かみを再発見、おもちゃの家がフェア
子どもたちに交流の場を提供している駒ケ根おもちゃの家(増田芳子会長)は28日、玩具500点を揃えて「第19回おもちゃフェア」を同市文化センターで開いた。200人以上の親子が訪れ、テレビゲームにはない昔ながらの玩具の温かみにふれた。
年1回の開催で、手に持って遊べる玩具が勢揃い。親子で一緒に楽しむ姿が各所でみられ、会話も弾んでいた。
「友達と取り合ったり、親と一緒に遊ぶなど玩具を通した経験が少なくなっている。ふれあいながら遊ぶことで、社会性も見につけていくと思うのですが」と増田会長。
「来て良かった」と喜ぶ保護者の声も多く、満面の笑顔が広がる会場の光景に目を細めていた。
この日は、会場設営に駒ケ根工業高校ボランティア班の生徒たちが協力。海外協力隊の12人は会場で、親子の交流をボランティアで支援した。 -
明るい選挙ポスター展
駒ケ根市選挙管理委員会は明るい選挙啓発ポスター展を市役所1階ロビーで開いている。市内の小・中学生が昨年の夏休みなどにそれぞれ制作し、市のコンクールに出品した作品56点が展示されている=写真。
同市では4月に県議会議員選挙のほか、市議会議員選挙が行われる。 -
【記者室】バイオリンってどんな形?
今年市制施行100周年を迎える松本市が記念事業のPRキャンペーンで県内18市を訪れた。駒ケ根市にもマスコットキャラクターのアルプちゃん(着ぐるみ)が登場したが、気になったのは手に持っていたバイオリンだ▼全体のシルエットがギター型で、実物とはかなり違う。形をしっかり調べずに思い込みでデザインしたように見える。事務局に聞くと、デザインは公募の入選作をほぼそのまま採用し、その後も形についての議論はなかったそうだ▼そんな小さなことにこだわるな竏窒ニ言う向きもあろうが、市の顔として大々的に出すとなると少々恥ずかしいし「楽都」をアピールするのならなおさらだ。ミスはよくあることで仕方ない。今からでも修正したらいかが。(白鳥文男)
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駒ケ根東中かるた会
駒ケ根市の東中学校(小木曽伸一校長)で26日、生徒会の主催による恒例の新春かるた会が開かれた。全校生徒が参加し、4人ずつの37班に分かれて一斉に百人一首の札を取り合った。昨年は各教室や家庭科室など9会場に分散しての開催だったが、今年は体育館に全員を集めて行われた。
両手をひざに置いた正座の姿勢でじっと待ち構える生徒たちは、国語科の堀米光春教諭がマイクに向かって「花の色は竏秩vなどと1首ずつ歌を読み上げるたびに「はい」と大きな声を上げて激しく札を取り合った=写真。先に札を取った生徒は思わずガッツポーズを出し「よっしゃ」などと叫んでいたが、時にはお手つきをしてしまう生徒もあり「しまった」「間違えた」などと口にしながら残念そうな表情を浮かべていた。 -
裁判員制度座談会
駒ケ根市が開いた04年度男女共同参画推進講座の修了生が中心となって05年8月に発足した「こまがね男女共同参画社会をめざす市民の会」(愛称・いきいき市民の会、三井貞明会長)は26日、駒ケ根駅前ビル・アルパで「いきいき輝く2007年新春座談会」を開いた。会員など約30人が参加し「裁判員制度について」をテーマに学習。法務省が制作した映画「裁判員制度竏窒烽オあなたが選ばれたら」を見たほか、長野地方検察庁伊那支部の平岡徳幸総括検務官らを講師に招いて裁判員制度についての講演を聴いた=写真。参加者は「さ来年にはこの制度が始まるんだね」などと話し合いながら真剣な表情で耳を傾けていた。
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伊那養護学校高等部が作品販売
県伊那養護学校(細井久夫校長)高等部の生徒らが作業学習の時間に作った作品などの販売が27日、駒ケ根市のベルシャイン駒ケ根店1階メロディー広場と店頭で行われた。生徒約70人と教職員が接客に当たり、木工、縫製、陶芸、農芸、生活、薪(まき)の各班に分かれて作った机やいす、ベンチ、茶わん、皿、布袋などを格安の値段で販売。訪れた買い物客は「よくできているね」などと作品の出来に感心しながら何点も買い求めていた=写真。店頭では屋台で焼きいもの販売も行われ、生徒が「いかがですか」と大きな呼び込みの声を上げていた。
同校では授業の一環として週6時間の作業学習を行い、できた作品を年に1回、一般に販売している。売上は次回作品の材料費や学校の備品購入費などに充てられる。 -
トヨセット大田原工場起工式
「駒ケ根流通工場」建設のため、駒ケ根市の北の原工業団地に続いて同市大田原工業団地に用地2・4ヘクタールを取得したトヨセット(本社愛知県安城市、富岡靖明社長)は27日、大田原の現地で起工式と安全祈願祭を行った。工事関係者など約40人が出席。富岡社長がうがち初めの儀を行うなどして工事の安全と工場の無事完成を祈った=写真。富岡社長は「関係者の協力のおかげでこの地に流通の拠点を設けられる。社員一丸となって業務に当たっていきたい」と感謝を述べた。
同地には建築面積約9900平方メートルの流通工場と同1650平方メートルの組立工場(いずれも鉄骨平屋建て)が建設される。しゅん工は6月末の見込み。同社は北の原工業団地に建設する第1工場と合わせて、今後新たに50人以上の社員を当地で採用したいとしている。
トヨセットはストーブの製造・販売などで知られるトヨトミの子会社。1964年に設立し、TOYOSTEELのブランド名でオフィス家具や鋼製事務机などの製造・販売を手がけている。04年度売上は67億円。従業員数は約230人。 -
伊南行政組合消防職員意見発表会出場者激励会
2月8日に伊那市で行われる第28回県消防職員意見発表会に伊南行政組合消防本部(竹上俊隆消防長)の代表として出場する北消防署救急救助係の齋藤潔消防副士長(28)を激励する会が26日、同消防本部で開かれた。齋藤副士長は集まった職員約40人を前にして本番さながらの堂々とした事前発表を行い、竹上消防長から激励金を贈られて職員から大きな拍手を受けた=写真。竹上消防長は「十分準備して臨んでほしい。良い内容の発表なので、大会ではあがらずに意見を素直に伝えられるよう頑張れ」と激励した。
齋藤副士長の発表は「生死を分ける3分間の住民連携」と題し、傷病者の生死を分けるといわれる最初の3分間に適切な素早い対応が取れるよう、住民と消防の連携システムの構築を進めていこう竏窒ニ呼び掛ける内容。 -
駒ケ根市が県広報コンクール優秀賞
県と県広報協会が行う06年市町村広報コンクールの広報映像の部で駒ケ根市の行政番組「貯金体操 夏の陣!」が県下で唯一の優秀賞に選ばれた。作品は筋力が衰えがちな高齢者向けに制作され、ケーブルテレビ「エコーシティ・駒ケ岳」の行政チャンネルで週1回放送されているシリーズのうちの1本で、06年7月25日縲・月1日にかけて放送された約16分の番組。同市職員で健康運動指導士の赤羽知道さんが筋力を蓄える「貯筋体操」を女性市民2人に指導するもので、「貯筋じゃ縲怐v「借筋ダー」というオリジナル・キャラクターが登場するなどユーモラスな内容が市民の好評を博している。
制作に中心的にかかわった市秘書広報課の春日崇さんは「入賞できるとは思っていなかったので驚いている。スタッフも出演者も楽しみながら制作に当たったのだが、それが良かったのかもしれない。作品が評価されてうれしい」と喜びをかみ締めている。
同作品は日本広報協会主催の07年全国広報コンクールに推薦される。 -
駒ケ根市明社協がタオル包装
寝たきりのお年寄りや障害者らを自宅で介護する人たちに慰問品として大型バスタオルを贈るため、明るい社会づくり運動駒ケ根市協議会(堀内照夫会長)は25日、タオルの箱詰めと包装作業を駒ケ根市の市福祉センターで行った。理事ら約20人が参加し、手分けして箱を組み立てたりタオルをたたんで箱につめたりする作業を手際良く行った=写真。堀内会長は「バスタオルの慰問は毎年のことだが、介護で苦労している人に少しでも喜んでもらえればうれしい」と話している。
包装されたタオルは「日ごろの介護お疲れさま」などと書かれた慰問文とともに26日から約1週間かけ、明社協の理事らが市内178世帯の介護者宅に直接届ける。タオルの購入資金には市内の金融機関など18カ所に置いた「善意の箱」に寄せられた市民の募金などを充てている。