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山岳遭難救助隊春季訓練
中央アルプス地区山岳遭難防止対策協会山岳遭難救助隊(田中徳長隊長)は27日、春季訓練を駒ケ岳の千畳敷付近で行った。田中隊長以下隊員10人と駒ケ根警察署の山岳遭難救助隊員など4人が参加。岩場での確保点の取り方や、負傷者を背負っての下降訓練などを通じて遭難者救助技術の向上と隊員相互のチームワークを養った。
駒ケ根署で行われた訓練開始式で田中隊長は「今年は例年になく雪が非常に多い。実りある訓練にしてほしい」と訓示した=写真。
27日は訓練終了後宝剣山荘に宿泊。28日には、雪崩で登山者が雪に埋まったとの想定で、雪崩ビーコン(電波発信機)の電波を頼りに遭難者を捜索したり、スノーボートによる負傷者救助訓練などを宝剣岳周辺で行うことにしている。 -
中山間地域総合整備事業総合しゅん工式
1998年度から「アルプスに祭りばやしがこだまする河童の里づくり」をテーマに駒ケ根市の竜東地区一帯で行われてきた農業用水路や道路の整備など一連の中山間地域総合整備事業がこのほど終了し26日、総合しゅん工式が同市東伊那の上堤農村公園で行われた。関係者約60人が見守る中、東伊那小学校の3年生児童らがしゅん工記念碑の除幕、シダレザクラの記念植樹、メダカやカワニナの放流を行った。
ふるさとの家セミナーハウスで行われた式典で中原正純市長は「8年の歳月をかけた事業のしゅん工を迎え、感慨深い。竜東地区の総合的な整備を図ることができたことは大変喜ばしい」、中山間地域整備事業推進協議会の福澤善美委員長は「産業・生活基盤の整備が完成して竜東の住民としてうれしい。地域の住民が将来の夢に向かって努力することがこの事業に報いる道だ」とそれぞれあいさつした。
一連の事業の総事業費は14億4400万円。農業用用排水施設、農道、集落道、農業集落排水、農村公園など多岐にわたる整備が行われた。 -
街路樹
伊南バイパスに植えられたケヤキの新緑が初夏の日差しの中でまぶしい。ほうきのように枝を皐月の空に向って伸ばしている様は見ていても気持ちがいい。北町のヤマウラ本社前のケヤキ並木は夏には優しく木陰を作る▼緑に恵まれた駒ケ根市に住んでいても街路樹の緑に心癒される。が、街路樹の落葉や木に集まる鳥の糞害は地域住民にとって迷惑「きれいだ、心癒される」では済まされないのが現実▼文化会館前のケヤキ並木は見る影もなくせん定され、わずかな葉を残すだけ。巨木になった現在、多量の落葉は側溝につまり、庭や住居に侵入し、鳥の鳴き声や当りかまわず落ちる糞。その迷惑さは十分理解できるが、それでもあの姿は哀しい。ケヤキ大通りの名も泣く(大口記者)
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伊南消防が2社に感謝状
伊南行政組合消防本部は25日、同本部にAED(自動体外式除細動器)を寄贈した駒ケ根電化と、5月に起きたバス火災で初期消火に協力した長野クボタ駒ケ根支店に対し、駒ケ根市の北消防署でそれぞれ感謝状を贈った。
駒ケ根電化の山下善廣社長は昨年、市消防団にもAEDを寄贈して喜ばれたことから、会社が今年創立60周年を迎えるのを機に地元への感謝の意を表そうと消防本部への寄贈を決めた。同本部は寄贈されたAEDを北消防署の消防指令車に配備することにしている。
長野クボタ駒ケ根支店の小松原克三さんは5月4日午後2時30分ごろ、駒ケ根市北割一区の路上で停車中の観光バスから炎が上がっているのを発見。同社社員の赤羽章さん、大沼芳弘さん、宮澤充さんとともに消火器や消火栓を使うなどして初期消火に務めた。 -
東伊那小でプール清掃
駒ケ根市の東伊那小学校(小川清美校長)で25日、児童らがプールの清掃を行った。照りつける強い日差しの下、児童らは水着の上にTシャツなどを着て水を抜いたプールに入り、たわしやぞうきんを手にしてたまった泥や落ち葉などをきれいに取り除いた=写真。児童らは時折水の掛け合いっこなどをしながら「早く泳ぎたいな」などと明るい笑顔で話し合っていた。
清掃は23日に行う予定だったが、天候の影響で延期していた。同小のプール開きは6月14日の予定。 -
春の褒章受賞を市長に報告
今年の春の褒章で黄綬褒章を受章した芦部弘さん(74)=駒ケ根市赤穂北割二=と藍綬褒章を受章した北原久爾さん(72)=同市下平=は25日、駒ケ根市役所を訪れ、中原正純市長に「皇居に参内して陛下に拝謁する栄に浴した」などと笑顔で受章の喜びを報告した=写真。中原市長は「市民にとっても名誉。これからもますます活躍されることを期待している」と祝辞を述べた。
芦部さんは建具職人として重要文化財の旧竹村家など多くの文化財の建具製作を手掛けたほか、後進の育成にも力を注いだ。
北原さんは調停委員として22年間にわたって離婚や遺産相続をはじめ、民事、家事のさまざまな調停などの任に当たってきた。 -
駒ケ根伊南広域シルバー人材センター総会
駒ケ根広域シルバー人材センター(竹村衛理事長)は25日、06年度通常総会を駒ケ根市のアイ・パルいなんで開いた。会員ら約200人が出席し、06年度事業計画・予算案などを承認したほか、会員の親ぼくと福祉の増進などを図るため「会員互助会」を新たに設立した。互助会では研修旅行やサークル活動などの活動を行っていくほか、規定により各種慶弔金を支給する。
在籍10年以上で毎年就労し、かつ75歳以上の会員18人が表彰状を贈られた=写真。
互助会の役員(任期2年)は次の皆さん。
▽会長=宮沢房茂▽副会長=小平サト子、鈴木末男▽幹事=堀宏、木下貞治、佐々木幸一、吉沢昌次、宮崎利幸▽監事=北原進、真島銑次
表彰されたのは次の皆さん。
▽駒ケ根市=森谷良次(小町屋)山本知善(赤須東)松崎庄市(上穂栄町)阿部加三(同)下島元彦(中沢)北原良子(同)下島繁美(同)▽飯島町=唐沢ふさ子(飯島)小林祐子(同)田中徳治(同)▽中川村=北沢和美(片桐)北嶋正幸(同)湯沢利一(大草)大沢喜市(片桐)杉岡一雄(葛島)木下勇一(片桐)▽宮田村=東條よしみ、有賀武士 -
男性のための健康料理教室
男性のための健康料理教室が24日、駒ヶ根市保健センターで開かれた。市保健福祉課が3年前から行っている事業で、60代を中心に約30人が参加。第二の人生は家事も分担し、自分自身で健康を守ろうと、ワイワイにぎやかに料理した。
主食とみそ汁、サラダの3品に挑戦。ほとんど厨房に入った経験がない人も多く、不器用な包丁さばきもみられた。
「どれくらい塩を入れたらいいの」「まだ、ゆでないとダメかね」と、あらゆる段階で質問する姿も。
指導にあたった栄養士は「男性が一番できないのが料理の段取り。脳を使うパズルゲームだと思って、楽しんでみてほしい」と話していた。
栄養バランスも考えながら、美味しそうな男の料理が見事に完成。ある男性は「今まで家事は全て女房任せ。料理することも全くなかったが、今後はいくらかでも協力しないと」と話していた。 -
【記者室】怒鳴る監督
悪い事をしてもしからず、ただただ甘やかすだけの親や教師がはびこる一方でこんな光景を見た。中学生の女子バレーボールの試合中、監督がミスした選手を引っ込め、試合を放ったらかして金切り声で説教を始めた▼うつむく選手に数分間罵声(ばせい)を浴びせ続けた揚げ句、後はまったく無視竏秩Bぽつんと独り床に正座させられて涙ぐむ彼女の姿を見て、これはいかんと思った。立場の弱い者を精神的に追い込むのは暴力と何ら変わらない▼スポーツは忍耐と努力で上達するものだがこれでは逆効果だ。指導者たる者、目先の勝敗だけに目を奪われることなく、選手を育てる心を持つべきだろう。その監督は試合の間中のべつ幕なしに選手たちをののしり続けていた。(白鳥記者)
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スキーアーチェリーWカップで銀メダル
浦野裕之さんクロスカントリー(距離)スキーとアーチェリーを組み合わせた冬の競技、スキーアーチェリーのワールドカップ(3月、モスクワ)スプリント(7・5キロ)で日本人最高タイの銀メダルに輝いた。 競技歴はわずか3シーズン。04年、日体大卒業直前に友人に誘われて初めてスキーアーチェリーを体験したが、直後に出場した全日本選手権でいきなりの2位入賞。
「クロスカントリーはずっとやってきて慣れていたが、アーチェリーは始めて間もなかったから矢が当たらないこと当たらないこと…。何しろ20射で1発しか当たらなかったんですよ。でもその1発が当たった瞬間の感激は今でも忘れられない。やった! という感じ。言い表せないほどの喜びとともに、これならいけるかも竏窒ニいう手応えも同時に感じました」
翌シーズン、ワールドカップ(イタリア)に初出場したが最高で11位の成績に終わった。その後は苦手のアーチェリーの的中率を上げるために努力を重ね、今シーズン出場した全日本選手権で初優勝。勢いもそのままにワールドカップで銀メダルを獲得した。
◇ ◇
スキーの盛んな飯山市生まれ。小学校3年からクロスカントリースキーを始め、中学3年でジュニアオリンピック(10キロフリー)3位入賞。オリンピックを目指して高校、大学と練習に打ち込んだが夢を果たせないまま就職を考える時期を迎えた。
スキーはずっと続けたい、だが果たしてプロとしてやっていけるものか? 特に在学中はこれ以上できないくらい練習したが、最後までトップにはなれないまま。アルバイトしてでも競技を続けるか、それとも竏秩B悩んだ末にプロはあきらめ、働きながらスキーを続けようと教員の道を選んだ。赴任した松川中で体育の講師を務めながら、トレーニングは欠かさなかった。
冬が来た。大会に出場するため、心苦しい思いで学校を休むことを申し出たが、思いがけないことに生徒や先生たちは嫌な顔もせずに快く送り出してくれたばかりか、競技に打ち込む姿勢に大きな理解を示し、皆で熱心に応援してくれたのだ。
「感動しました。教師を選んでいなかったら味わえなかったことです。プロになるよりよっぽど意味があったとこの時にはっきり思いました」
◇ ◇
翌年飯山北高の講師を経て、今年4月から赤穂小の教諭として正式採用され、本格的に教員とアスリートの両立を目指してスタートを切った。
「小学校は初めてで来るのが楽しみでした。来てみたら思った以上に楽しいですね。すべての教科を教える大変さや担任としての責任も感じますが、やりがいは大きい。教師もスキーも努力すればしただけのことはあります。今後の目標はしっかりと子どもたちを育てること。そしてスキーではやっぱり金メダルを取りたいですね」
(白鳥文男) -
自転車啓発活動
自転車利用者のモラルとマナーの向上を図ろうと駒ケ根警察署、伊南交通安全協会駒ケ根支会(赤羽根徳彦支会長)、駒ケ根市は22・23日朝の通勤・通学時間帯に、JR駒ケ根駅に隣接する2カ所の駐輪場でチラシを配布するなどの啓発活動を行った。自転車に乗って駅までやって来た高校生らに駒ケ根署員や安協役員らがチラシを手渡し「安全に注意して運転して」などと呼び掛けた=写真。盗難防止用の自転車用ワイヤーロック錠も希望者にプレゼントした。
チラシには「大丈夫? その乗り方で!」として自転車運転中の携帯電話の禁止やライトの点灯などの交通ルールを守ることの大切さや、歩行者に対する注意義務などが記されている。
啓発活動は24日も同駅駐輪場で行う。 -
ネパール調整員一時帰国報告
駒ケ根市がJICA(国際協力機構)ネパール事務所に04年8月から派遣している林光洋ボランティア調整員が休暇で一時帰国し22日、市役所を訪れて中原正純市長らに政情不安が続くネパールの情勢などを報告した。林さんは現地の新聞を示しながら「政情は一応安定に向かっていると思われるが、治安情勢は楽観できず、予断を許さない。引き続き情報収集に努める」などと説明した=写真。中原市長は「緊迫した情勢をニュースで聞いて心配していたが、無事な姿を見てひと安心した。いろいろと大変だろうがこれからも情勢を分析して報告してほしい」とねぎらった。
市はJICA駒ケ根青年海外協力隊訓練所が市内にあることからネパールとの交流を長年続けてきた。中核都市ポカラ市との友好都市協定を結んで今年で5年目になることから、市は記念行事として中原市長や交流市民の会のポカラ市訪問や、東京で行われる国交樹立50周年イベントへの参加などを検討している。 -
めいきん生協田植え交流会
名古屋勤労市民生協(めいきん生協)の会員ら30家族・約110人が21日、駒ケ根市を訪れ、毎年恒例となった田植え体験と市民らとの交流を楽しんだ。
田植えはすがすがしい青空の下、駒ケ岳の雪形を望める同市北割一区北原の約9アールの水田で行われた。田に入る前、JA職員が田植えの方法について「苗は3、4本ずつ指でつまんで持ち、数センチの深さに植えて」などと説明。田植えは生まれて初めて竏窒ニいう子どもたちも多く、及び腰で恐る恐る泥の中に足を踏み入れていた=写真。泥田の中での歩き方に慣れるに従って参加者の間からは次第に笑顔も出るようになり「楽しいね」などと言いながら速さを競い合うように苗を植える子どもたちの姿も見られた。
同生協の「産消グループ上伊那の会」代表の都築慶子さんは参加者らに「子どもたちに田んぼでの田植えを体験させようと集まった皆さんは素晴らしい親。自然の中での体験を楽しんで」と呼び掛けた。
田植えを終えた一行は市内の駒ケ根キャンプセンターに移動し、用意された豚汁を味わいながら地元市民らとの交流を楽しんだ。 -
リトルシニア春季大会
06年度全日本リトル野球協会リトルシニア信越連盟春季大会兼第21回読売新聞社杯争奪大会(全日本野球協会リトルシニア信越連盟主催)が21日、伊那市、駒ケ根市など4会場で始まった。県内2地区と新潟県の地区予選を勝ち抜いた16チームが出場。トーナメントの1・2回戦12試合を行った=写真。中南信代表の駒ケ根、伊北はいずれも初戦で敗退した。準決勝に進出したのは佐久、新発田、柏崎、上田南。準決勝、決勝は28日に行われる。
上伊那関係チームの結果は次の通り。
【1回戦】駒ケ根1竏・新潟東、伊北2竏・佐久 -
塩じい講演会
今年創立40周年を迎えた駒ケ根青年会議所(加藤道生理事長)は21日、塩じいの愛称で知られる元財務大臣の塩川正十郎さんを講師に招いての記念講演会と記念式典を駒ケ根市文化会館で開いた。式典で加藤理事長は「日々変化する環境の中で表向きの議論に踊らされることなく、本質を深く見つめる目を持って伊南地域をさらに盛り立てていきたい」と力強く決意を述べた。
式典に先立って開かれた塩川さんの講演会は市民ら約900人が詰めかける盛況。満員の聴衆を前に塩川さんは歯に衣着せぬ持ち前の舌鋒で政治を鋭く斬った=写真。「今の国会はビジネスライクになり過ぎ。もっと先を見通した議論をしないと国は良くなっていかない」「戦後すぐにできた現在の社会保証制度を今後も維持していくのは少子高齢化などの状況からも無理がある。保険でなく、税金でまかなう制度に根本的に変えなければならない」などと力説。消費税率改正を含めた大改革の必要を説いた。 -
消費者の会チラシ配布
消費者が安全で安心して暮らせる社会を実現しようと1988年に定められた消費者月間に合わせて20日、飯田消費生活センターの呼び掛けで駒ケ根市、伊那市の消費者の会の会員ら7人が駒ケ根市のベルシャイン駒ケ根店の店頭で買い物客らに啓発チラシを配布し、被害の未然防止をアピールした=写真。
チラシには「だまされないための心得5カ条」として▽はっきり断る▽うまい話はまず疑う▽気軽に財産の内容を教えない▽署名、押印はうかつにしない▽迷ったら1人で悩まず相談する竏窒ネどが記されている。会員らはチラシを手渡しながら「被害に遭わないよう、消費者月間を機にさらに気をつけて」と呼び掛けていた。 -
海外協力隊語学交流会
駒ケ根青年海外協力隊訓練所(加藤高史所長)は派遣前訓練中の候補生らの語学学習の一環として20日、来日中の外国人研修員ら約80人を招いての語学交流会を同訓練所で開いた。約220人の候補生らは英語、フランス語、スペイン語など語学クラス別に外国人研修員と小グループをつくり、互いの国の文化などについて紹介し合った。ネイティブスピーカーとの生きた会話ができる貴重な機会を無駄にすまいと、候補生らは日ごろの語学訓練の成果を発揮して身振り手振りも交えながら懸命にコミュニケーションを図っていた。
初顔合わせでの候補生と外国人研修員は共に多くが普段着姿だったが、中には和服やサリーなどそれぞれの民俗衣装を着込んで登場する人もあり、あいさつもそこそこに互いの服装の紹介などの話題をきっかけにたちまち意気投合するグループもあった=写真。
外国人研修員はJICA(国際協力機構)の招きに応じて日本を訪れ、先進国の専門技術や知識を自国の発展に役立ようと研修を行うアジア、アフリカ、中南米など開発途上国の行政官や技術者、研究者ら。
21日は光前寺や菅の台周辺を見学しながら語学にさらに磨きをかける。 -
元巨人中畑清さん講演会
伊南防火管理協会(堀内茂彦会長)は創立30周年記念事業として20日、プロ野球巨人軍の元選手で野球解説者の中畑清さんを招き、駒ケ根市文化会館で講演会「話も舌口調!」を開いた。約700人の来場者が会場を埋め、現役当時「絶好調」が口癖だった中畑さんの楽しい話を聞いた。
講演後、協会の創立30周年を祝う記念式典が同会場で行われ、功労者らが表彰された。
中畑さんは野球を始めたきっかけについて「長嶋茂雄さんを見てあんなふうになりたいと思った。あれほどカッコ良い人はいない」と話し、昔も今も変わらずに尊敬していることをうかがわせた。会場の野球少年に「好きな野球選手は?」と尋ねた中畑さんは「金本」との答えを聞き「場の雰囲気を感じて『中畑さんも好き』と言わなければいけないぞ。どうすればいいかよく考え、努力して夢をかなえろ」と話して会場の爆笑を誘っていた=写真。
表彰されたのは次の皆さん。
◆県危険物安全協会長表彰▼優良事業所=コガネイ駒ケ根事業所▼優良危険物取扱者=田中和美、浦野淳一、日岐義明
◆伊南防火管理協会長表彰▼功労者=加藤和美、辻則雄▼永年役員表彰=北原久爾、北澤正、宮下祥作、吉川英樹、丸山悦子▼永年役員事業所=上伊那農業協同組合駒ケ根支所、川岸商会、タカノ、駒ケ根自動車産業、信濃燃料、日本発条伊那工場、養命酒製造駒ケ根工場、伊南石油、窪田建設、小澤建設、丈長屋駒ケ根給油所、飯島セラミック
◆感謝状=久保村宗平 -
ヒペリカム全国シェア80%、出荷始まる
花も実も長く楽しめ、庭植えもできる鉢花のホープ、ヒペリカム、さらに多彩に-。駒ケ根市南割の信州ナーセリー(塩沢崇社長)は新品種2種類を加え8種類のヒペリカムの鉢花を、全国に向け、独占的に出荷している。最盛期は5月末ころで、1週間に3千鉢を出荷する。
同社は7年前、実物の切り花として販売されているオトギリソウ科のヒペリカムに注目。鉢花化に向け、わい化処理剤の濃度やタイミングなど試行錯誤の末、わい化を確立した。
今年は新品種の真紅の「エンビー」、輝くピンクの「キャンデー」のほか、ミステリアスなグリーン「アマゾンフレアー」、根強い人気の「ピンキーフレアー」を中心に8種類約4万鉢を栽培している。
塩沢社長は「葉の香りもよくいやしの効果もある。切り花にすると殺菌作用があり、水の腐敗を防ぐ」と話していた。 -
不法滞在外国人12人を摘発
伊那、駒ヶ根署と県警本部警備部警備第一課、東京入国管理局は合同で19日、伊那、駒ヶ根市、南箕輪村内に住み、働いていた不法滞在外国人12人を摘発し、11人を同管理局が収容(1人は在宅調査)した。
同日午前6時ころから、伊那、駒ヶ根市、南箕輪村内の7カ所で、フィリピン、タイ、韓国、ペルー国籍の3縲・1歳、男性4人、女性8人の計12人(伊那署10人、駒ヶ根署2人)を摘発。不法滞在期間は短くて10日、長くて13年9カ月だった。
市民から「不法滞在の外国人が伊那市内や駒ヶ根市内などに住んで、働いている」との通報を受け、東京入国管理局と合同で摘発をした。 -
3DCG製作、駒工で公開授業
駒ケ根市の駒ケ根工業高校(本間秀明校長)は19日、東京工科大片桐研究所クリエイティブ・ラボの川島基展チーフインストラクターを招き、情報技術科3年生約32人を対象にした公開授業「生体動作の理解で深めるリアリティ3DCG映像制作とヒューマノイドロボット制御」を行った。理数系への興味を高めようと文部科学省が推進するSPP(サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト)の一環。
川島さんは、体の各部にセンサーをつけた人間の動きをビデオカメラで撮影してコンピューター処理し、3次元CG(コンピュータ・グラフィックス)アニメーションを制作する手法について詳しく講義。生徒たちはメモを取りながら真剣な表情で難解な講義に聞き入っていた=写真。
授業は来年にかけてさらに2回行われる。7月に東京工科大で実際にCG制作システムを使用してアニメーションを制作し、来年1月の3回目の授業でグループごとに成果を発表する。
授業に先立って本間校長は「大学の先生の授業を受けられるのは素晴らしいこと。将来の進路の参考にしてほしい」と生徒らに呼び掛けた。 -
環境美化啓発ポスター駒ケ根市内全地区掲示へ
駒ケ根市は初の試みとして28日に行われる河川一斉清掃(ごみゼロ)に合わせ、小・中学生らが描いた環境美化啓発ポスターを市内186の環境美化推進組合を通じて配布し、各自治会ごとに不法投棄の多い場所などに掲示することを決めた。ポスターは市が04年度から募集している「駒ケ根市環境ポスター」のうちから不法投棄に関するもの12種類を選び、A3サイズにして240枚をラミネート加工。手作りの掲示用看板とともに配布する。
一部のポスターはすでに北割一区の広域農道地下歩道などに掲示されている。 -
【記者室】山岳遭難と自己責任
中央アルプス駒ケ岳に島田娘などの雪形が現れてきた。雪解けが進んで高山にもようやく春の兆しが訪れた証しだ。下界から眺めている分にはのどかだが山は雪崩シーズンの真っただ中竏秩・この春、各地で雪崩による山岳遭難が相次いだ。そのたびに指摘されるのが状況判断の甘さ。一時、自己責任という言葉が流行したが、山で何か事故が起きた場合に地形や天候のせいにしても判断力のなさを笑われるだけだ。まして他人のせいにはできない▼下界でも自分の判断や行動を棚に上げ、何でも人のせいにして責任を取ろうとしない人たちがいる。将来にわたって多くの人の生活に影響のある政治や行政に携わる方々には、ゆめゆめそんなことのないよう願いたいものだ。(白鳥記者)
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昭和伊南病院機能評価認定更新
日本医療機能評価機構が行う病院機能評価の認定を受けてから5年目の更新期に当たる今年、駒ケ根市の昭和伊南総合病院(千葉茂俊院長)は更新のための審査を受け、同機構の定める基準を達成しているとして4月24日付で再認定を受けた。17日、千葉院長ら3人が駒ケ根市役所を訪れ、中原正純伊南行政組合長に認定を報告した=写真。千葉院長は「現体制のままで良いとは思わない。地域住民が安心して受診できる病院を目指して頑張っていきたい」とあいさつ。中原組合長は「(認定を)大きな励みとして住民の期待に応えられるようさらに努力を」と激励した。
審査は書面調査のほか審査員が病院を訪れ、書類審査や面接などに3日間を費やして行われた結果、管理、安全確保、患者サービスの体制や医療の質などの5領域、532の項目すべてについて適切に行われているとの評価を得た。
認定を受けているのは全国9040の病院中2030(5月現在)。県内での認定は33病院。上伊那ではほかに伊那中央病院のみ。 -
駒ケ根市防犯協会総会
駒ケ根市内の区長、消防団、小・中学校PTA会長らでつくる市防犯協会(会長・中原正純市長)は17日、定期総会を市役所で開いた。約50人が出席し、06年度の事業計画などを承認した。
主な事業は市報、広報車、横断幕などによる安全意識の高揚▽季節ごとの地域安全運動推進▽暴力追放交通安全市民大会の開催竏窒ネど。「子どもを守る安心の家」の拡大や防犯灯の整備には前年に続いて力を入れていく。
駒ケ根署生活安全刑事課の長沼秀治課長は「市内における犯罪状況」について講話を行い「空き巣、車上狙い、自販機狙いなどの犯罪が多く発生している」として注意を呼び掛けた=写真。
中原市長はあいさつで「常識では考えられないような事件が起きている。地域での防犯活動推進が必要。自分の地域は自分たちで守るという考え方が大切だ」と述べた。 -
伊南電工が交通安全反射板寄贈
駒ケ根市の伊南電工(玉木武春社長)は17日、交差点の縁石などに設置する高輝度反射板105個(10万円相当)を駒ケ根市に寄贈した。玉木社長が市役所を訪れ「交通安全協会などで設置を始めたばかりだが、まだ数が少ない。子どもやお年寄りの交通事故防止に少しでも役立ってほしい」と中原正純市長に目録を手渡した。
反射板は横9センチ、高さ6センチのゴム製。反射材が車のライトなどの光に反射して明るく輝くことにより、ドライバーに交差点の存在を知らせるとともに車の進入速度を抑制させる効果がある。4月、市内2カ所の交差点に約50個が初めて設置された。
玉木社長は伊南交通安全協会の会長を務めている。 -
大きな藤棚で駒ケ根市民チャンピオン
駒ケ根市の何でもナンバー1を認定する市民チャンピオンに市場割の無職宮下保雄さん(70)方の藤棚が認定された。元はブドウ棚だったという鉄骨製の棚は12メートル(9・7メートル)×7・2メートルの台形で、面積は78・12平方メートル。個人所有の藤棚としては市内ナンバー1と認定された。38年前に植えたという樹など5本が高さ3・5メートルの棚いっぱいに伸び、紫や白、ピンクのフジの花が今を盛りと咲き誇っている=写真。だが宮下さんはこれでも不満顔。「せん定は自己流でやってきたが、もっと良いやり方ならさらに美しく咲いてくれるのではないか。誰か教えてくれる人はいないかな」と話している。
藤棚にはペットボトルを利用した自作のシェードで飾った電球を約30球吊るしてあり、夜になると灯りに照らされた幻想的な雰囲気の下で、集まった近所の人たちとともに藤見を楽しんでいる。 -
安協駒ケ根支会自転車指導員講習会
第39回交通安全子ども自転車大会伊南地区大会(6月24日、駒ケ根市民体育館)に向けて伊南交通安全協会駒ケ根支会(赤羽根徳彦会長)は15日、児童らを指導する自転車指導員らの講習会を駒ケ根警察署で行った=写真。指導員約10人が参加し、指導するポイントなどの統一を図った。赤羽根会長は「子どもたちには、大会に向けての練習を通じて安全な自転車の乗り方をしっかりと身につけてほしい」と話した。
大会は小学5・6年生児童が対象。法令、道路標識などの学科試験、安全走行と技能走行の実技試験が課せられる。地区大会での成績優秀者は県大会(7月8日、長野市)に出場できる。伊南地区代表は05年の県大会で7位の好成績を収めている。 -
駒ヶ根市町二区の敬老会
駒ヶ根市町二区の敬老会は14日、アイパルいなんで開いた。74歳以上の対象者434人のうち、168人が出席。区民や子どもたちの歌や踊りなどで盛りあがり、地域で長寿を祝った。
地元の経塚保育園の園児が踊りを披露。さらに有志が演歌体操など多彩なアトラクションを次々と繰り出し、参加者を楽しませた。
99歳の白寿1人、88歳の米寿7人、77歳の喜寿46人には記念品も贈った。 -
カーネーションで上伊那観光PR
母の日の14日、上伊那観光連盟は駒ヶ根市の中央道駒ケ岳サービスエリアで、カーネーションをプレゼントして観光キャンペーンを行った。
上伊那の観光パンフレットも手渡してPRしたが、思わぬ花のプレゼントに観光客は大喜び。上下線で2千本を用意したが、すぐになくなった。
キャンペーンは今年で5回目。この日も連盟を構成する各自治体の担当者らが参加し、上伊那の良さをアピールしていた。