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全日本少年サッカー県大会
第31回全日本少年サッカー大会長野県大会(日本サッカー協会主催)が3日、県下10会場で始まった。飯島FCは地元飯島町の柏木グラウンドに登場。1回戦で東北デルソーレ(長野市)に2竏・、2回戦で青木スピリッツ(青木村)に2竏・でそれぞれ勝ち、3回戦(10日、松本市営サッカー場)への出場を決めた=写真。
大会には12歳以下で編成された108チームが出場した。決勝は17日に松本市のアルウィンで行われる。 -
大正琴信州大会
琴伝流大正琴全国普及会は3日、第3回琴伝流大正琴信州大会を飯島町文化館で開いた。県内各地の50グループが出演し、日ごろの練習の成果を披露し合った=写真。
約10人縲・0人で編成するグループのメンバーはそれぞれ緊張した表情でステージに上がったが、各グループともソプラノ、アルト、テナー、ベースの4種の大正琴を巧みに組み合わせた一糸乱れぬアンサンブルを奏でた。会場に響く大正琴独特の音色に、聴衆は大きな拍手を送っていた。 -
「季節はずれのクリスマス券(子育て応援券)」販売開始
飯島町と飯島町商工会は連携し1日、子育て世帯を対象にした30%プレミアム期限付き「季節はずれのクリスマス券(子育て応援券)」を町商工会で販売している。
飯島町に在住する子育て世帯の経済的負担を軽減し、町内定住を促進するとともに、商業振興と地域経済の活性化がねらいの新規事業。
対象世帯は0歳縲・歳までの子どものいる世帯、326世帯、子ども445人(4月1日現在)。
対象世帯にプレミアム期限付き商品券「季節はずれのクリスマス券」額面1万円(30%プレミアム付き)を購入してもらい、町内指定店(食品や飲食、衣料など32店)で利用してもらう。千円券13枚つづりを1万円で販売。券の有効期限は1日縲・0月31日まで。プレミアムの負担割合は町20%、商工会10%。指定店には指定店の表示と桃太郎旗を設置し「子育て応援の町」をPRしている。 -
駒ケ根警察署協議会委員に辞令交付
駒ケ根警察署の業務運営について意見、要望を提言する警察署協議会委員の任期満了に伴い1日、再任4人、新任3人の委員に同署で辞令が交付された=写真。辞令書を手渡した松井君子県公安委員は「警察と一緒に安全、安心の地域づくりをしていくため忌憚(きたん)のない意見、提言を行い、地域の代表としての役割を果たしてほしい」と呼び掛けた。
警察署協議会は警察改革の一環として01年6月1日、全国一斉に設置された。任期2年。再任は1回限り。
委員は次の皆さん。
▽会長=小平佳司(駒ケ根市)▽副会長=小池長(駒ケ根市)▽書記=桃沢伝(中川村)▽委員=上村千代子(駒ケ根市)小林登(宮田村)倉沢公則(飯島町)折山旭(同) -
手打ちめんと食事処「藤よし」の店主、吉川定さん(67
手打ちめんや吉川さんが自ら釣った絶品「アマゴの釜飯」が売りの「藤よし」、オープンから6年目を迎える。「おいしい物はだれが食べてもおいしい。おいしい物を食べてもらう努力をおしまない」。
下伊那郡下久堅に生まれ。中学卒業後「うどんやにならないか」と誘われ、名古屋市のうどんやに弟子入り。22歳で独立、名古屋大学近くに手打ちうどんの店を出した。「20歳で出店したかったが、親方から今出られては困ると言われ、2年後、のれん分けしてもらった」。
間口1間半、丸いす5つという小さな店だったが、すうどんとかき氷でもうけ、店を大きくしようと、呼続に移転し、結婚した。1978年、大型店に出店したり、小牧や春日井にも支店を出すなど事業を拡大し、食堂経営のほか、生麺、乾麺など麺類各種を販売した。冷凍麺も発売し好評だったが「こしはあるが、味がない」と気がつき、販売を中止した。製粉メーカーのホウトクと共同開発したそうめんやうどんが人気を呼び、爆発的に売れたとか。
最盛期には年越しそばを1トンも打ったことがあった。「藤よしの麺類はおいしいけれど高い」とも言われたが「品物に自信を持っていたから、安売りしようとは思わなかった」。
しかし、ストレスで目を悪くし、製麺業を若い甥に譲り、食堂1本にした。そのころから釣りを始め、体重も増え、目も良くなった。釣りをすることで、自然やふるさとに目が向くようになったという。
01年6月、「自営業にも定年退職があってもいい」と、さっさと店を売リ払い「七久保は景色もいいし、飯田市や名古屋市が近く、交通の便もよい」と親せきの紹介で、単身飯島町七久保に移り、広域農道沿いの食事処「藤よし」は12月オープンした。
人気メニューはうどん定食(うどんとコロッケ、中ライス)きしめん定食(きしめんとコロッケ、中ライス)、鍋焼きうどん、冷麦、手打ちそば。ざる中華など各種麺類のほか、山菜の天ぷら、アマゴの釜飯、アマゴの唐揚げ-など。
ソバ粉は八ケ岳の石うすで引いたものを使い、うどん粉にもこだわる。「原料にこだわる、妥協しない。おいしい物はだれで食べてもおいしい」。
アマゴは店主自ら伊那谷の渓流で釣った天然物と、店の裏の養魚池で、甲殻類の餌を与えて飼育した、食味のいい養殖のアマゴを提供している。
客から要望があれば、よく釣れる穴場にも案内する。
イワナは20センチ以下、アマゴは15センチ以下は釣り上げても放す。「木曽もよく釣れる。木曽は木がいい、山がいい。山がやせると、川もやせる、海もやせてしまう。川を見ることで、自然の状態が分かり、自然に学び、自然への敬虔な気持ちが生まれる」と話す。
定休日・木曜日、営業時間午前11時30分から、詳細は藤よし(TEL86・6765)(大口国江) -
伊南行政組合議会
伊南行政組合議会は31日、第3回定例会を開き、人事2、報告2、条例1の計5議案を原案通り同意、可決して閉会した。駒ケ根市議会議員の改選により議員が交代したため、正副議長の改選、常任委員の選任などが行われ、指名推薦により議長に小林茂氏(宮田村議会)、副議長に前原茂之氏(中川村議会)が選出された。監査委員には堀内祥平さん(71)=飯島町田切、塩沢崇さん(62)=駒ケ根市南割=が選任された。
一般質問で馬場宣子議員が昭和伊南総合病院の医師不足の現状と対策について質問したのに対し中原正純組合長、千葉茂俊院長は、5月現在、昨年度比2人減の常勤30人体制だが8月に1人、12月に1人の医師を補充できる見通しだ竏窒ニ回答した上で、医師の確保に今後も全力を尽くしていくと述べた。
委員会構成は次の通り。
▼消防衛生委員会=織田信行(委員長)木下力男(副委員長)坂井昌平、宮沢勝人、平沢晃、前原茂之、松村隆一、小林茂、松田英俊▼保健福祉委員会=竹内正寛(委員長)桃沢時江(副委員長)塩沢崇、馬場宣子、宮沢清高、松下寿雄、内山淳司、牧田茂成▼議会運営委員会=竹内正寛(委員長)牧田茂成(副委員長)木下力男、織田信行、松下寿雄、前原茂之、桃沢時江、小林茂 -
フレッシュセミナー開講
飯島町の初めて子育てをする親子を対象にした「フレッシュセミナー」が30日、飯島文化館で開講した。
3カ月の赤ちゃんから1歳6カ月の幼児まで19組が参加、来年3月11日まで全10回開催。ピクニックや救急救命法、講演会などを親子で楽しむ。
開講式で宮脇中央公民館長は「セミナーは同じ位の子どもを持つお母さんが本音で話ができる仲間づくりが目的。子どもの知合いを作ることも大切。受身でなく、積極的に声を掛け友だちをいっぱいつくって」とあいさつ。
みんなで「チューリップ」「ぞうさん」の歌を歌ったり、「あくしゅでこんにちわ」で親子が触れ合った。 -
宮田養魚場、従業員解雇で技術も終焉?
宮田養魚場の閉鎖後について話し合うため、天竜川漁業協同組合の上條純敬組合長が宮田村役場に清水靖夫村長を訪ねたのは先週の24日。村から一部借りている養魚場の土地は契約通りに更地にして返却する申し入れをした一方で、「養魚場を残してほしいという地元の声もある」として、漁協が所有する土地部分を村に買い取ってもらえるか打診。村に最終決断を委ねた格好だが、5月末で養魚場の従業員は全員解雇。行く末が見えない中で、施設と魚だけが当面残る。
複数の村幹部は「養魚場周辺は観光活性に力を入れている部分ではあるが、そんなに簡単に答えを出せる話ではない」と話す。
「養魚場存続」の声が一部にあがる背景には、観光面と独自に培った高いレベルの養殖、採卵技術が主に挙げられる。
ある漁協理事は「技術を絶やすことは残念。ただ、ここ数年は漁協にとって養魚場がお荷物だったことも事実」と指摘する。
最盛期には年間6千万粒の卵を出荷し、関係者によると全国シェアの2割を占めるほどに。しかし、近年は3千万粒にまで半減し、養殖事業全体でも赤字が続いている。
関係者の間には“お荷物”への反論もある。「事業収入をあげられなかったのは、需要の減少だけでなく、経営を放置していた漁協幹部にも問題があるのでは」といった声だ。
事業を何らかの形で引き継ぎたいと、個人を含め民間から漁協に何軒か問い合わせがあったのも事実。しかし、何ら具体的にはなっていない。
宮田、飯島両養魚場に最後まで残った従業員は30、40代の4人だが、いずれも解雇が決まっている。今後の生活が見通せないなかで、魚と仕事を途中で放棄することはできないと、閉鎖を見届けるまでは職探しもままならない状態だ。
大切に育ててきた魚も釣り大会や組合員への配布で3千匹以上は処分したが、池には相当数が残る。
また、養魚場は近くの河川から引水しており、管理面を怠ると、下流の井水などに影響が出るおそれもある。今までは従業員が対応していたが、今後は24時間体制で漁協役員の背中にのしかかる。
上條組合長は「残った魚は売ることも考える。土地については村の回答待ち」と話す。
31日で閉鎖となる宮田養魚場 -
宮田養魚場閉鎖も後処理は依然宙に
天竜川漁業協同組合が管理運営する宮田村新田区の宮田養魚場が31日、半世紀近くに及ぶ歴史に幕を閉じる。
かつて学校の教科書にも掲載されたことがあるというマスの養殖、採卵事業。長年はぐくんだ地域の水産技術が消滅してしまうと、関係者の惜しむ声も強い。
一方で、同じく閉鎖する飯島町の飯島養魚場とあわせ、相当数の魚が残っているなど、後処理は宙に浮いたままだ。当面漁協役員が交替で出向き管理する方針だが、安全面など憂慮する声もある。
閉鎖決定から3カ月近く経過しており、対応の鈍さも否定できない状況だ。
宮田養魚場では閉鎖を受けて、組合員に配当する魚の出荷に追われたが、閉鎖後も相当数が残る見込みだ(29日撮影) -
飯島町の鶏舎で作業中事故
30日午前8時40分ごろ、飯島町田切の養鶏場、高田ポートリー長野事業所(中塚哲雄代表)の鶏舎内でホイールローダーを運転していた中川村片桐の臨時社員浦上広信さん(52)が車体と天井のはりに胸を挟まれた。重傷だが命に別状はない模様。
駒ケ根署の調べによると浦上さんは鶏舎の床にたまった鶏糞をホイールローダーで除去する作業中、高く積もった山に乗り上げたはずみで鉄骨製のはりと座席に挟まれた。同署が詳しい原因を調べている。 -
重要水防カ所合同巡視
国土交通省天竜川上流河川事務所・飯島町は出水期を前に29日、天竜川天王橋縲恃ム沼橋までの7カ所で、重要水防カ所合同巡視を行なった=写真。同事務所や町、消防、駒ケ根署など関係者20人が参加し、昨年7月豪雨災害の復旧カ所を中心に、水防資材置き場も見て回った。
天王橋右岸、田切中平地籍に集合した参加者は堤防から、コンクリートブロックによる復旧カ所を見たり、6脚ブロック、コーケン、土砂など水防資材を確認した。
引き続き、天王橋を渡り、日曽利では、カゴマット施工による復旧工事の説明を受けた。
重要水防カ所は堤防高、堤防断面、工作物、水衝洗掘、漏水など6種別で、一定の基準を満たしていない区間をA、Bとランク付けしている。飯島町は水防上最も重要な区間とされるAランクが10カ所、重要な区間のBランク11カ所あり、予想される状況は堤防高不足、堤防断面不足、水衝洗掘-など。 -
まちづくり懇談会七久保地区
飯島町は協働のまちづくりに向け、町民と町が相互理解を深めるまちづくり懇談会が26日夜から1日まで4地区で開催する。初日は七久保林業センターで行なわれ、60人余が出席。役場からは高坂町長をはじめ、理事者、各課長など町幹部8人が出向き、07年度予算概要を説明し、住民の意見を聞いた。ごみ減量化や教育問題など幅広い意見、提案、要望が出された。
会の冒頭で、高坂町長は「今年度は中期総合計画の2年目、ふるさとづくり計画の3年目に当り、住民との協働のまちづくり、子育て支援、若者定住支援など5項目を行財政運営の柱とし、予算を重点配分した」と予算概要に触れ、七久保地区の課題について「下水道事業が山場を迎え、浄化センターは来年4月に完成し、供用開始になる。道路改良など耕地からの要望については、優先度の高い事業から鋭意進めたい」とあいさつ。
予算概要の説明に続き、意見交換。住民からは「ごみ軽量化に向け、目標値を設定した方がいいのでは」「小学校からの英語教育が必要では」などの意見、提案が出された。
今後は29日飯島地区、1日本郷地区を予定する。 -
伊南安協総会
伊南交通安全協会(玉木武春会長)は26日、第60回定期総会を駒ケ根市のアイ・パルいなんで開いた。理事、評議員ら約70人が出席し、07年度事業計画・予算案などを承認した。玉木会長はあいさつで「今年の交通死亡事故抑止目標は2人だが、究極の目標である死亡ゼロを目指す気構えで安全運動に取り組んでいってほしい」と呼び掛けた。議事に先立って交通安全功労者や優良運転者などの受賞報告と表彰が行われた=写真。
表彰されたのは次の皆さん。
◇県警察本部長・県交通安全協会長連名表彰▽功労者=打木操▽優良運転者=尾・ス清人、酒井昇、城田修二、北林源一郎▽交通功労団体表彰状=伊南交通安全協会飯島支会女性部▽同感謝状=高齢者クラブ福寿会、飯島セラミック
◇駒ケ根警察署長・伊南交通安全協会長連名表彰▽優良運転者30年以上=宮沢美智子、村沢周子、村沢正一、竹松利高、伊藤佳雄、中尾祐次、大倉和昭、宮沢喜克、北原文弘、浅川進、赤羽根賢悟、堀内克美、大西英子、酒井昇、城田修二、北林源一郎、古沢寅吉▽同20年以上=谷口和宏、那須野豊明、赤羽根加代子、中原邦彦▽同10年以上=正木裕子▽感謝状=栃若清光 -
七久保小全校で飯ごう炊さん、
飯島町七久保の七久保小学校は24日、千人塚公園で、全校飯ごう炊さんに合わせ、6年生31人は桜保護活動を、1縲・年生は公園内の美化活動に精を出した。
七久保小学校は今春、町振興公社が呼びかけた桜ファミリーに応募し、駐車場内の八重桜6本を管理している。
全体会で信州いいじま桜守の宮下会長は「担当する桜を友達と思って手入れを」と呼び掛け、樹木医の宮嶋紀義さんは「桜の開花しているのはわずか1週間だが、残りの358日を大事に手入れしてやると、来春には美しい花が咲く」と述べ「木の周りの草を刈り、お礼の肥料をやってほしい」と作業内容を説明した。
6年生は桜守の会員に教わりながら、草かきで桜の根元の草を刈り、即効性肥料を丁寧にまいた。
この後、班ごと桜の木の下に陣取り、昼食づくり。穴を掘って、かまどを作り、飯ごうでご飯を炊き、ジャガイモやタマネギを入れ、隠し味を効かせたシーチキンカレーを作った。 -
みそづくり 伊南こども劇場
駒ケ根市の伊南こども劇場(北村和枝運営委員長)は19日、飯島町田切の井口明夫さん宅で、恒例のみそづくりを行った。
会員親子、12組約30人が参加した。前日、昨秋、同地区で収穫した30キロの大豆を洗い、水に浸け、水分を十分含ませた。
午前5時から、大釜で煮始め、午前9時に煮上がった。子どもたちは煮えたばかりの大豆を試食させてもらい「甘くて、おいしい」と大喜び。
煮えた大豆は子どもたちも手伝い、みそ潰し機(チョッパー)に掛け、粗熱を取って、21キロのこうじと塩11キロを混ぜ、煮汁を加え、耳たぶほどの柔らかさにして、みそおけに仕込んだ。
この後、各家庭に持ち帰り、直射日光が当らない暖かい所に置き、10月末まで熟成させると、手作りのみそが食べられるという。
作業終了後、昨年の手作りみそを使った豚汁を囲んで昼食。「やっぱり、手作りみそは一味違う」と食も進んだ。
場所を提供し、指導に当った井口初江さんは「地元の大豆を使い、添加物を一切使わない手作りみそは、シンプルで昔ながらのあきのこない味。おけにササを敷くと、防腐剤代わりになる」と話していた。 -
伊南防火管理協会総会
伊南4市町村の437事業所でつくる伊南防火管理協会は21日、第31回定期総会を駒ケ根市のアイ・パルいなんで開いた。役員の改選が行われ、会長に堀内茂彦さん(再任・信濃燃料)、副会長に木下哲夫さん(木下燃料)、小沢長三さん(小沢建設)、顧問に加藤和美さん(駒ケ根自動車産業)を選出したほか、事業計画・予算案を承認した。優良事業所などの表彰も行われた=写真。
表彰されたのは次の皆さん。
◆県危険物安全協会長表彰▼危険物優良事業所=田中燃料店▼特別表彰=武井二郎(駒ケ根自動車産業)▼危険物優良取扱者=福沢勇一(キョウリツ)木下哲夫(木下燃料)小長井規雄(和信化学工業駒ケ根工場)富永義人(上伊那農協中沢給油所)宮・ス克弘(同片桐・飯島給油所)
◆伊南防火管理協会長表彰▼優良事業所表彰=駒ケ根郵便局、和泉屋燃料店、花木タイヤ商会、駒ケ根トヨタ自動車、富永自動車▼危険物取扱者40年勤続表彰=小林幸八(丸共産業)武井二郎(駒ケ根自動車産業)▼同30年勤続=平沢隆(小松屋商店)上久保善實(田中薬局)熊谷宏(南信精機製作所)▼同25年勤続=日岐義明(帝国通信工業赤穂工場)川上正計(上伊那農協)宮・ス克弘(上伊那農協片桐・飯島給油所)▼同20年勤続=大場清隆(同福岡給油所)富永義人(同中沢給油所)竹内宣江(同七久保給油所)▼同15年勤続=今井茂(今井自転車店)小島正好(小島商会)小原謙二(昭和伊南総合病院)小松文晴(駒ケ根自動車学校)辰口正美(北原産業エスパル駒ケ根)田中豊昭(日本発条産機事業本部)宮下進八郎(宮井商店)笠原信男(三徳)宮沢孝広(飯島セラミック)▼同10年勤続=滝沢美保子(駒ケ根自動車産業)中村保(信濃燃料)小町谷久志(養命酒製造駒ケ根工場)中山友悦(タカノ)福沢丈樹(タカノ機械)堀内信彦(信濃燃料)小林美知子(飯島保育所)千村芳郎(下平工業)那須野大(伊那火工堀内煙火店)森岡康男(飯島町地域福祉センター石楠花苑)森上龍雄(大林建材)▼同5年勤続=小池実(和信化学工業駒ケ根工場)大原とも美(イタクニ)竹下俊彦(同)久保村祐二(田中燃料店)堀内正巳(中央アルプス観光)森岡正明(日本発条伊那工場)倉田浩幸(駒ケ根生コン)中坪厚志(養命酒製造駒ケ根工場)高坂由明(丈長屋)竹村博(塚田理研工業)唐沢繁樹(上伊那農協)森本元司(同)松崎明重(同飯島カントリー)宮下清博(長野ミツバ)篠原栄治(上伊那農協片桐給油所)古沢征三(同南向給油所)▼防火管理者30年勤続表彰=池上良之(岩田屋)北沢福明(民宿天山)那須野茂喜(白樺荘)福沢猛(信濃路)古田良昭(古田料理店)宮下勝(ホテルあさひや)▼同25年勤続=中村敏(コーヒースポットめいと)▼同20年勤続=中山清美(いげた屋)赤羽芳春(しぶき荘)浦上謙吾(駒ケ根ダイカスト工業)大平静江(駒ケ根ハイランドホテル)宮下学(駒ケ根グリーンプラザ)吉沢文夫(さわや食堂)▼同15年勤続=飯島秀樹(駒ケ根グリーンホテル)伊藤文雄(座光寺内科医院)北村和子(割烹食堂たつぼり)横山勝(さんれーく駒ケ根店)▼同10年勤続=下平武人(日本電産)清水千博(同)古沢正博(トマト)千村貴美男(東洋エクステリア中央研究所)▼同5年勤続=小沢常明(テーケー)伊沢正紀(窪田建設)草深雪江(北割保育園)宮下みさほ(福岡保育園)田中浩二(マルヤス長野) -
「Beauty-美しきもの」が撮影終了で関係者慰労会
飯島町在住の後藤俊夫監督(67)がメガホンを取る「Beauty-美しきもの」の撮影がほぼ終了し、21日夜、飯島町のJA上伊那Aコープ飯島店で、後藤監督をはじめ、主演の片岡孝太郎さん、片岡愛之助さんら俳優、スタッフ、地元関係者ら百人余が参加し、関係者慰労会を開いた。村歌舞伎保存会主催。全ての撮影は22日で終了、7月末までに完成させ、公開は秋以降の予定。
後藤監督は「秋、冬、春の3シーズンのロケは明日1日を残すところとなった。スタッフやキャスト、地元の皆さんの協力でここまで進めることができた。特に『成功させる会』を中心に、5千万円余のカンパをいただいた」と感謝し、関係者の労を労った。
主役の片岡孝太郎さんは「自然の中で健康的に仕事ができた。ぼくにとって、最高に楽しいかった」。片岡愛之助さんは「200人縲・00人のエキストラが集まっていただき、映画を盛り上げてくれた」。歌子役の麻生久美子さんは「歌子は魅力的な女性。この役を演じられて幸せ」と、それぞれ感想を交えながら、感謝の気持ちを伝えた。
この後、伊那市の白鳥副市長の発声で乾杯。撮影中の苦労話や楽しい話をさかなにおいしいお酒を酌み交わし、互いに労を労い、充実感を味わった。 -
伊南バイパス飯島工区が着工
飯島町本郷と駒ケ根市福岡を結ぶ、国道153号伊南バイパス(延長9・2キロ)の飯島工区(延長5キロ)が20日、起点の飯島町本郷で起工した。工事は本郷側から進め、与田切川、中田切川、郷沢川など4河川に長大橋を架けて、駒ケ根市側につなげる。10年以内の完成を見込む。
現地での起工式には、事業主体の国交省飯田国道事務所をはじめ、町や伊南4市町村首長、議会議員、地元選出の国会議員、県会議員ら百人余が出席し、工事の安全と、早期全線開通を願った。
伊南バイパスは国道153の交通緩和、地域振興、交通安全確保を目的に、駒ケ根市赤穂-飯島町本郷地区9・2キロを建設省の直轄事業として97年事業着手した。全工区のうち駒ケ根工区4・2キロのうち2・9キロが2車線による暫定供用され、残る1・3キロも本年度中の開通を目指し、工事中。標準幅員は4車線28メートル、橋りょうは2車線。
飯島工区は03年、田中前知事が「県外資本が進出し、駅前の活力がそがれてしまう」などとして、計画の見直しを提示した経過もあった。
式で、高坂町長は「伊南バイパスは飯島町の10数年来の悲願、知事の見直し発言もあったが地元の熱意で再開できたことに感謝したい。本郷地区より槌音高く工事が着手され、新しい時代の幕開けを感じている。全線の早期開通を切にお願いしたい」と感慨を込めてあいさつした。 -
飯島町南町耕地あるこう会
飯島町の南町耕地(赤須勤耕地総代)は13日、南町あるこう会を開いた。小学生から70歳代まで約50人が参加し、南町コミュニティーセンターから日曽利の「キャンプファームいなかの風」までの往復8キロの道のりを元気良く歩いた=写真。曇り空から時折冷たい強風が吹きつける肌寒い天候となったが、参加者は世間話などをしながら笑顔で目的地に到着し、バーベキューなどを楽しんだ。5月30日のゴミゼロの日が近いことから、参加者は出発前に配布された軍手とごみ袋を手にして、落ちているごみを拾いながら歩いていた。
あるこう会は約30年前からこの時期に行われている恒例行事。住民の親ぼくに欠かせないイベントとして定着している。 -
飯島町長・議長杯争奪マレット大会
飯島町マレットゴルフ愛好会(小林真直会長)は13日、第29回町長・議長杯争奪マレットゴルフ大会を七久保の千人塚マレットゴルフ場で開いた。会員ら約90人が出場し、優勝を目指して熱戦を展開した。3月に新たに着任した織田信行議長も参加し、慣れないながら張り切ってクラブを振るった=写真。
大会は昨年まで春と秋の年2回開いていたが、今年から春1回の開催となる。
上位は次の皆さん。
▼総合優勝=宮下千昭122▼男子(1)福沢勇(2)西畑栄介(3)小笠原武▼女子(1)熊谷きみ子(2)宮下たせ子(3)小林冨美子▼総合(8)竹俣崇重(9)白井繁実(10)熊谷金夫 -
わんぱくスクール開校
飯島町社会福祉協議会は07年度のいいじまわんぱくスクールを開校した。町内に住む16組の親子ら約40人が参加し、さまざまな体験を通して地域への理解を深めていく。13日、開校式が地域福祉センター石楠花苑で行われ、参加者がそれぞれ自己紹介して和やかにスクールがスタートした=写真。参加者は昼食会の後、ボランティアのスタッフの指導で早速工作やゲームを楽しんだ。スタッフ代表者の小林要さんはあいさつで「自分で使った物は自分で片付けることのできる人になってください。みんなで仲良く楽しくやりましょう」と呼び掛けた。
スクールは来年3月にかけて11回開かれ、ホタルの観察、陣馬形山登山、座禅、新年会などを行っていく。 -
飯島山草会が山野草展
飯島山草会(上前守会長)は12、13日、飯島文化館で山野草展を開く。
会場にはピンクの花が目を引くトキソウ、日本サクラソウ、大きな葉のハッカクレン、百年ものの岩ヒバ、葉の重なりが花のようなボタンヒバ、ギボウシとコケモモの寄せ植え、岩ヒバと四国チドリの寄せ植え、数百本が植えられたキリンソウの大鉢。形が面白いユキモチソウや、小さな花が可れんなヒメウツギなど会員12人が丹精込めた150鉢がずらり。
上前会長は「花ものや寄せ植え、大作、小品などいろいろな作品が集まった。ぜひ見に来て」と来場を呼び掛けている。
会場では山野草の苗も販売する。 -
飯島町農村保全対策協議会設立総会
飯島町の4地区の農地・水・環境保全対策委員会が設立されたのを受け、全町の活動組織の協調性を確保し、農地・水・環境保全を図る飯島町農村保全対策協議会が設立され、9日夜、農村環境改善センターで、設立総会・定時総会を開いた=写真。
各地区の対策委員会役員、町営農センター、地区営農組合長など委員22人が出席し、規約を制定し、07年度事業計画・予算を決めた。今後、協定書類を作成し、支援活動交付金申請書事務手続きを進める。
規約の事業に▽対策の情報収集と調査研究▽共同活動や営農活動の啓発▽地区活動組織への情報提供、指導▽活動組織間の連絡調整▽活動組織の事務処理と経理処理の補完-などを掲げ、事務所、組織、機関、役員構成などを定めた。
引き続き、定時総会に移り、▽各地区の共同活動実践に向けたサポート▽環境負荷低減に向けた農業の取り組みと、水路機能向上など研修会、講習会の開催▽地区活動組織への情報提供と活動指導▽生態系保全の啓発普及▽事務処理と経理処理の補完▽活動組織からの受託事務事業-などを盛りこんだ07年度活動計画を決めた。予算602万円余
役員は次のみなさん(敬称略)
▽会長=星野光希▽同副=加藤主殿、森岡一雄▽庶務=堀内克美▽会計=米山登▽理事=小林正尚、倉沢公則、伊藤一男、竹沢秀幸▽監査=熊谷功、片桐義博 -
図書館の日、15周年記念し、にぎやかに
93年5月開館した飯島町図書館は6日、第15回図書館の日を開いた。お話の森や子ども工作教室、大人の切り絵教室など多彩なイベントが繰り広げられた。
「お話の森スペシャル」では、飯島子どもの本の会、図書館職員が出演。かたり「にんじんとだいこんとごぼう」でスタート。大型紙芝居「だんごごろごろ」、大型絵本「はらぺこあおむし」など次々と演じ、子どもたちを物語の世界に誘った。
創作室では5組16人が参加し、小林健一さんから簡単で良く飛ぶ紙飛行機づくりを習い、親子で飛ばして遊んだ。
また、大人の切り絵教室には定員を超える15人が参加、横田克年さんを講師に、「ツバキ」「スイセン」などの作品づくりに挑戦した。
横田さんは「しっかりと固定し、中心の細かい部分から切り始める。隅々まで丁寧に切る」などポイントを説明していた。 -
道の駅「花の里いいじま」でもちつき大会
飯島町七久保の道の駅「花の里いいじま」は「子どもの日」の5日、子どもたちの健やかな成長を祈ってもちつき大会をした。
午前11時から4回に分け、各5キロをつきあげ、あんこときなこをまぶして、来場者に振舞った。
同駅のスタッフがふかしたもち米にゆでたヨモギを加え、8分通りつきあがったところで、子どもたちにバトンタッチ。「よいっしょ、よいっしょ」の掛け声に合わせ、幼児はお父さんやおかあさんと一緒にきねを振り上げた。 -
南信さくらそう展示会
伊那谷のサクラソウ愛好家でつくる「南信さくらそう会(小林章吾会長)」は7日まで、飯島町の飯島成人大学センターで「南信さくらそう展」を開いている。引き続き、11日縲・2日まで駒ケ根文化センターで開く。
サクラソウの魅力を広め、会員の成果を披露する同展に、会員21人が丹精込めた150種類210鉢がずらり=写真。
珍しい品種では、色が濃く小輪の「異端紅」。玉咲きの「玉珊瑚」。名前が床しい「青葉の笛」は白花に緑の斑入り。花びらの切りこみが深い「鶴亀」など銘花、珍花が並んだ。小輪から中、大輪、超大輪、色も白、ピンク、紫、赤(紅)と多彩、咲き方も上向き、横向き、下向きとさまざま。
小林会長は「今年は天候不順で栽培は難しかったが、会員の努力と技術で良い作品が多数集まった。日本さくら草は洋花のような派手さはないが、品のある花色、花の形の面白さ、葉とのバランスもよい」と魅力を。 -
駒ケ根警察署飯島町飯島警察官駐在所所長の清水伸一警部補(51)、飯島町中町
3月26日付けでした。
「飯島には飯島の雰囲気があり、そのうちに自分の力が必要な所が見えてくる。気負いを無くして、流れにまかせて自然体で、活動したい」
塩尻市生まれ、大学卒業後、警察官に応募。警察学校で半年間研修した後、初任地の大町警察署池田交番へ。1年で長野中央署に異動、若松町交番や留置所勤務を経て、刑事課鑑識係に「科学の目で見て、客観的証拠を集めることが要求され、1つの物を様々な角度から見るなど、物の見方を勉強した」。
現場では犯人に結びつく資料を集めるのが鑑識の仕事「泥棒は手袋をはめて、盗みをするが、ふとした気のゆるみで、指紋を残すことがある、それを探す。異臭放つ遺体に触ったり、火事場ではすすだらけになることもあり、鑑識は大変な仕事で、根気もいる。信念がなければできない」という。
県警本部の鑑識を経て、巡査部長に昇任し、伊那署西春近駐在所に。「対象が物から人になり、自分にできるかなと不安に思いながら赴任したが、駐在勤務こそが、警察の原点だと気付いた。警察は世の中の機関の1つ、信頼してくれる人々がいるから成り立つとつくづく感じ、警察に対するイメージが変わった。その時から、駐在所勤務でやっていこうと思った」という。その後、中川村大草駐在所に。
「どうしたら、地域に貢献できるか」と真剣に考え、この村の実情にあった交通安全啓発活動をしようと、まず、村の幹線道路を走行し、ビデオ撮影し、車の中からの視野について検証、死角が大きいことを発見し、安全教育に生かした」と振り返る。
この後、伊那署美篶駐在所に。世帯数が多く、日々の仕事に追われ、一般の住民との知合う機会が少なかった。
「飯島駐在所では巡回連絡を通じて、地域の人々に知ってもらい、地域を歩いて、地域の人々や地域を知りたい。そこから始めたい」。
最後に「何か困ったことがあったら、1人で悩まず、相談を」と呼びかけている。
2人暮らし(大口国江) -
【救急救命士 武井智子さん】
4月、難関の国家試験に初挑戦で合格。伊南でただ一人の女性救急救命士(病院への搬送中、救急車内で患者の救急救命処置を行う)となった。
本部内での選抜を経て06年4月から約半年間、東京の研修所で寮生活を送りながら研修を重ねてきた。
試験はこれまで年2回行われていたが、今回からは年1回のみの実施。
「そのために研修終了後の半年間は仕事の合間を縫い、自分で時間をつくって勉強しなければならないのがとても苦しかった。でも先輩が試験について教えてくれたり、精神的に協力してくれたりしたのでずいぶん助かりました。それに署員の皆も何くれとなく応援してくれて、本当にいくら感謝してもし切れないくらいでした」
署を挙げての期待に応えるためにも絶対に落ちるわけにはいかなかった。合格発表はインターネットでも見られるが、心配していた母と2人で東京・霞ケ関の厚生労働省まで見に行った。
「合格と分かった時の気持ちはうれしいよりもほっとしたという感じ。何度も何度も受験番号を確認しました」
◇ ◇
「母が看護師だったので、その姿を見ていて、人を助ける仕事をしたいとずっと考えていました」
短大を卒業後、伊南行政組合消防本部を受験。見事に消防職員として採用されたが…。
「当然女性もいるものだとばかり思っていたら何と一人もいなかったんです。それどころか伊南では初の女性消防職員だと知らされて二度びっくり。全然知らずに入ったんですよ」
短大で女性だけの環境に慣れていたこともあって、男ばかりの職場で当初は戸惑いの連続だったが「上司や先輩にはかえって申し訳ないぐらい気を使ってもらって」徐々に馴染むことができた。
入ったからには職務に男女の区別はない竏窒ニ意気込んで仕事に取り組んだが、思惑と違う現実もあった。署には女性用の個室がなかったために男性職員と同じ部屋で寝泊まりさせるわけにもいかず、泊まり勤務はできなかったのだ。
「せっかく希望を持って入ったのに少しがっかりでした。でも数年後に新しくできた南消防署には個室もあったので、それからは同じように勤務させてもらっています」
男性に比べて体力で多少のハンディはあっても火災に、救急にと日々の仕事に全力で取り組んでいる。
◇ ◇
「女性の傷病者が、救急隊員の必要な処置とはいえ男性に体を触られるのに抵抗を感じていると思う時もあります。そんな時に同じ女性としての立場が生きるはず。苦しい時にそれで少しでも安心してもらえればうれしいですね」
「救急救命士の資格のことは署に入る前から知っていました。10年たってようやく念願の資格を得ることができたので、これを機に初心に返ったつもりでさらに頑張っていきます」
(白鳥文男) -
春の叙勲で瑞宝双光章受賞の片桐俊さん(80)
春の叙勲で上伊那郡でただ1人、飯島町七久保の片桐俊さん(80)が教育功労で瑞宝双光章を受章した。
「大変、光栄に思っている。教職に40年、退職後は飯島町教育長として2期8年間教育行政に携わった。一緒に仕事をし、共に歩んだ人たちのお陰でいただいた章。当たり前のことを当たり前にしてきただけ」と謙遜する。
七久保村(現飯島町
七久保)に生まれ、「父親の勧めや自分自身教職に憧れて」長野師範に進学。1945年10月、繰り上げ卒業し、松川町の上片桐国民学校に奉職、5年男子を受け持った。「当時の子どもたちは食べるものにも着るものにも事欠いた。お昼の弁当に新聞紙に包んだサツマイモを持って来る子ども、何も持ってこられない子どももあり、心が痛んだ」。
1949年に飯島小学校に転任し、5年生を受け持った「今もその時の教え子が同級会に招待してくれる」とうれしそう。
飯田東中学校に国語、社会科教師として着任したのは53年。全校集会の校長講話をきっかけに、生徒会が動き出し、全校を挙げて、市の支援を受け、リンゴ並木を作ったことが1番印象に残っているとか。「生徒会が今もリンゴ並木を大切に管理している。意義深い活動だった。飯田に行くたびに懐かしく思い出す」と振り返る。
常念岳を望む、安曇野の三郷中学校では、広大でゆったりとした自然の中で、伸び伸び育った生徒たちに囲まれ、穏やかな教員生活を送ったという。
児童数2千人の大規模校の上諏訪の高島小学校には4年間勤務「やる気のある若い先生方が県内各地から集まり、刺激を受け、鍛えられた」。
教頭に昇任して、松本市丸の内中学校を経て、赤穂小学校へ。「当時は2400人の大規模校で5年目に赤穂東小学校と分離した。学校を分けることの大変さを味わった」。
校内暴力が各地で表面化しつつある時期に、中川中学校に校長として着任。「グループになって暴れたり、喫煙するなど、荒れる子どもたちにいかに接し、指導するかに心を砕いた」。
定年前の5年間は伊那中へ「教職員と一緒に歩み、充実した教員生活で最後を締めくらせていただいた」と感謝する。
請われて飯島町教育長に就任したのは67歳の時。「飯島中学校の生徒指導に、校長や教頭、教諭、町とも連携して取り組んだ」。さらに頭を悩ましたのは、七久保小学校と飯島小学校の給食統合。父兄の抵抗もあり「2つのものを1つにすることの難しさを実感した」と述懐する。
最後に「飯島の子どもは素直で良い子どもたちばかり。教育は学校・家庭が依存するのでなく、それぞれが主体的な立場で連携しなくはならない」と話した。妻と2人暮らし(大口国江)。 -
飯島地区農地・水・環境保全向上対策委員会設立総会、定時総会
飯島町の飯島地区農地・水・環境保全対策委員会が4地区のトップを切って設立され、23日夜、成人大学センターで設立総会・定時総会を開いた=写真。
区会や耕地総代、林務委員、地区営農組合、土木委員の代表など委員ら約40人が出席し、規約を制定し、07年度事業計画・予算を決めた。町との協定書は24日付けで締結する。
開会で、竹俣栄二郎区長は「農家も非農家も一緒になって、農地や水を守る新しい施策。協働のまちづくりを進める町の施策と合致する。それぞれの立場で積極的に取り組んで」と期待した。
この後、目的に「地域が共同で農地・水・環境の良好な保全と質的向上を図る」を掲げ、構成員、機関、専門部会、役員など盛り込んだ規約を承認し、役員構成も決めた。
引き続き、定時総会に移り、町との協定書の内容を確認し、07年度活動計画を決めた。 協定の対象は協定農地281ヘクタール(田236ヘクタール、畑45ヘクタール)、開水路113キロ、ため池1カ所、農道。具体的活動は▽農地と用水路の保全(畦畔・法面の草刈り、病虫害駆除、泥上げ、出水期の点検巡回)▽農村環境保全活動(生態系保全のための学習会、農地、用水施設周辺の美化、景観保全)▽環境負荷低減に向けた営農活動-など。予算額(交付金)1170万円。
委員会構成は次の通り(敬称略)
▽委員長=星野光希(区会土木委員長)▽同副=小林正尚(地区営農組合長)、吉川勲男(鳥居原耕地総代)▽庶務=片桐今朝実(土木委員)▽会計=熊谷功(土木委員)▽監査=三石宏之(中町耕地総代)、市村茂(中山間事業団地代表)