-
田切保育園最後の運動会
園児の減少や施設の老朽化などにより、来年4月に飯島東部保育園に統合されることが決まっている飯島町の田切保育園(高坂裕子園長)は24日、最後の運動会を園庭で開いた。快晴に恵まれた秋空の下、園児も保護者も一緒になってさまざまな競技を楽しんだ=写真。園児は屈託のない無邪気な笑顔で歓声を上げて園庭を駈け回っていたが、保護者や職員らの顔には心なしか寂しそうな表情も見られた。
来賓で訪れた高坂宗昭町長は開会式のあいさつで「最後の運動会だと思うと寂しいが仕方がない。最後にふさわしく皆で有終の美を飾ろう」と呼び掛けた。 -
狐崎ゆうこさん(40)飯島町本郷
いすやテーブル、箱、小物などをいろいろな材料で作って、初めての個展を開いた。「たくさんの友人が来場し、祝福してくれた。とてもうれしかったが、知人以外の人も多いともっとうれしい」-。
1965年京都市生まれ。国家公務員の父の転勤で高校卒業まで秋田市で過ごした。奈良市の大学に進み、文学部史学科を専攻。卒業後は京都市内の高校で、3年間社会科を教えた。「教師の仕事は3年務めても迷いが多い。ほかの仕事をしてみたいと思っていた」。そんな時、たまたま目にした松本技術専門校のパンフレットで、木工科を知った。「木は身近な材料、工作しやすい。私にもできるかも」と、教師を辞めて、伊那技術専門校木工科の生徒に180度転換した。「教師という現状に満足している人から見れば、勇気ある行動と写るかも知れないが、切羽詰っていた私にとって、教師を辞めることは大したことではなかった」と振り返る。
92年、入学し、1年間で食器棚やドレッサー、共同でダイニングセットも製作した。翌春、卒業したものの就職先がなく「自分でなんとかしなくてはならなかった。やる気があれば、技術は後からついてくる」と、技専の恩師の飯島町の三宅芳美教諭の工房の一角を借り、いきなり独立した。
茶たんす、ダイニングセット、机、桐たんすなども次々と手掛けた。座いす、スタンド型いす、スツールとさまざまいすづくりにも挑戦する。「いすは面白い。肘掛や背もたれは座る人のサイズや姿勢に、カーブを合わせる。難易度が高い分、奥が深い。これからも作っていきたい」。
デザインを決め、実寸大図を書く、それでもイメージがまとまらない時は、模型を作ってみる、大変な作業だ。
材もいろいろ使うが「桜は柔らかく肌目が細かく、細工しやすい。クルミもいい、脂分があって、使い込むほどにツルツルしてくる」と、クルミと桜を好んで使っている。
いすの座には籐やイグサも編んで使う「クッションが効いて座りやすく、軽いのがいい」と、自然素材にもこだわる。
◇◇
毎年6月に、駒ケ根高原で行なわれる「くらふてぃあ杜の市」には初回から出品し、松本市のくらふてぃあ松本にも、家具や小物類を出品「最初は売れなかったが、お客様との直接対話ができ、楽しかった」。
使う人の身になった、女性らしいきめ細やかな気配りが随所に光る家具は注目され「最近になって、小物から家具まで売れるようになった」と笑顔。 -
飯島保育園、七久保保育園で運動会
秋分の日の23日、飯島町の飯島保育園と七久保保育園で運動会を行った。
このうち、飯島保育園は年少、年中の「かけっこ」。全園児が1本の綱に心の力を合わせ「つなひき」、父母競技、父と子の「パンツDEデート」など楽しい競技が続き、16プラグラムはリレーで締めくくった。
一方、七久保保育園は「はとぽっぽ体操」でスタート。走ってもころんでもかわいい未満児親子の「いっしょでないと」。親子が協力し、花みこしを作り、園庭を一周した「おみこしわっしょい」。1年生の玉入れ「結ばれた友情」と続き、最後は全園児による玉入れで盛り上がった運動会はフィナーレ。
保護者らは親子競技や父親競技に出場したり、ビデオを回し、カメラで我が子のナイスショットを狙うなど大忙しだった。 -
七久保小学校が手紙渡し、40周年80回目
1通の手紙に安全運転への願いと自らの決意を込めて-。飯島町七久保小学校4、6年生53人と保護者10人は22日早朝、七久保の広域農道沿いで、交通安全・無事故を願い、恒例の手紙渡し運動をした。
1967年から春秋の全国交通安全運動に合わせ、手紙渡し運動を展開し、今回で40周年・80回目。節目を記念し、子供のころ、レター作戦を経験した保護者も加わり親子2代で取り組んだ。
児童らは通勤途中のドライバーに「安全運転を」と声を掛け「横断歩道では止まってください」「飲酒運転をしないで」など気をつけて欲しいこと、「絶対に飛び出しをしません」など安全歩行への決意をにじませた手紙を手渡した。
ドライバーは一瞬戸惑いながらも「ありがとう、後で読ませていただきます」と笑顔で受け取っていた。
駒ケ根署の渋谷保人交通課長は「手紙を受け取ったドライバーから『安全運転を強く意識するようになった』など多くの礼状が届いている。40年間の地道な活動で飯島町の事故は減少している」と話している。 -
来日外国人による交通安全人波作戦
秋の全国交通安全運動初日の21日早朝、飯島町七久保の県道飯島飯田線沿いで来日外国人による交通安全人波作戦を展開した。
同地区の飯島セラミックに勤務する30人余の外国人(主にブラジル系)が新調した特大(幅1メートル長さ5メートル)の桃太郎旗や交通安全標語を書いた桃太郎旗を掲げ、通勤のドライバーに安全運転を呼びかけた。
駒ケ根署管内の雇用外国人は約2千人で、外国人にかかわる事故も散見されることから、外国人の安全意識高揚と、地域への貢献を目的に、外国人派遣社員の多い、飯島セラミックに要請し、県下で初めて実施した。
同社の安全運転管理者、飯沢文雄さんは「参加者は夜勤明けで疲れているが、自己の啓発や地域のために協力してくれた」と話していた。 -
秋の交通安全運動
高齢者の事故防止や飲酒運転撲滅などを重点項目に掲げた秋の全国交通安全運動が21日から30日までの日程で始まった。
初日、飯島町交通安全推進協議会は七久保の道の駅駐車場で出陣式を行ったあと、県道飯島飯田線で人波作戦を展開した。同協議会の構成15団体、約150人が「秋の交通安全運動実施中」のプラカードや、交通安全標語を書いた桃太郎旗を掲げて、通勤のドライバーや学校に急ぐ子どもたちに安全運転、安全歩行を呼び掛けた。
今回は場所を国道153号から七久保の県道沿いに移して初めて実施した。
飯島町では運動期間中、初日の人波作戦のほか▽七久保小学校のレター作戦(22日午前6時50分、七久保)▽本郷道の駅での交通指導所開設(26日)▽七久保小交通安全教室(28日)▽国道153でピカピカ運動(30日)-などを予定する。 -
奇術を楽しむ夕べに300人
飯島マジッククラブは16日夜、文化館で「第6回奇術を楽しむ夕べ」を開き、約300人の観客はステージに目を凝らし、日頃の練習で培った鮮やかな手品にさかんに拍手が送られた。
3部構成、1部は吉沢政博さんの浪曲奇術でスタート。「種もし掛けもありません」と美声に乗せ、種もし掛けも披露。次々とボールを取りだし、「いくつあるのだろう」と不思議がらせた土村芳彦さんの「ミラクルボール」。色とりどりのシルクのスカーフを結んだり、離したりと、伊藤美喜子さんは華やかな手品を披露した。
第2部はマジックを織り交ぜたコント「魔法病院」で会場の笑いを誘った。 -
飯島中吹奏楽部第2回定期演奏会
飯島町の飯島中学校吹奏楽部(顧問・小林孝行教諭・奥原智美教諭、約50人)は18日、飯島文化館で第2回定期演奏会を開いた。
2部構成、顧問の小林教諭が作曲、同町50周年を記念し、町歌のメロディーを挿入したファンファーレ「HALF ОF CENTURY」でオープニング。
堂々として、歯切れの良いマーチ「キングコットン」、なじみの「G線上のアリア」、今年度吹奏楽コンクール課題曲と続いた。
ジョーズ、スターウォーズ、ETなどハリウッド映画の名曲でつづった「ジョン・ウイリアムズ イン コンサート」、坂本九のヒット曲「明日があるさ」、チャイコフスキーの「白鳥の湖」をマーチ風にアレンジした「白い翼の詩」。ラテンの名曲を集めた「ラテン・ゴールド!」で余韻を残してフィナーレ。
吹奏楽コンクール中学校の部南信A地区大会で金賞、県大会で銀賞の実力を発揮し、数百人の聴衆に、吹奏楽の奥深さ、音楽のすばらしさを伝えた。 -
飯島町2小学校で運動会
飯島町の2小学校で16日、秋の大運動会を開いた。短期間の集中練習で培った技と力、協力する心をグラウンドいっぱいに繰り広げた。
このうち、飯島小学校では、力の限り走り抜いた5年生の短距離走でスタート、かわいらしい1年の表現「にんたまへんしんしゅぎょう」と続いた。
1本の竹に群がり、懸命に引いた「竹引き」。力と力がぶつかり、迫力満点の男子「棒倒し」、女子の「騎馬戦」など採点種目17種目を含む29プログラムの最期は全校ダンスで締めくくった。
一方、七久保小学校は互いにエールを贈る応援合戦でスタート、運動会定番の短距離走、大玉送り、綱引のほか、4、5、6年が帽子を取り合う「合戦七久保城の攻防」、男女別の紅白リレーで盛り上がった。
保護者らはPTA種目に出場したり、ビデオカメラを回し、わが子のナイスショットを狙ってシャッターを押すなど家族で運動会を楽しんだ。 -
馬肉を使った新メニューで試食会
昨年デビューした飯島町の名物丼「さくら丼」をパワーアップし、町起しにつなげようと「さくらを咲かす会(小林馨会長」は14日、農村環境改善センターで、高級感のあるコース料理や定食、テイクアウトなど各店が工夫した新メニューを持ち寄り、町議や町職員らを招き、試食会をした。
会場には馬ローメンや餃子、野菜たっぷりの春巻き、ドライカレー、寿司のミニセット、中華定食、ミニ丼とそばのセット、ひずめ形の「馬ンバーク」。名前がユニーク「馬ロッケ(コロッケ)」「す馬タ(すぶた)」。テイクアウト用にと「桜もつ」「桜バーガー」を開発するなど7店が、和洋中華織り交ぜ約30品がずらり。参加者は取り皿を持ち、1品1品慎重に味見をした。
昨年4月、ふるさとCM大賞を獲ったことを機に、12店の賛同を得て誕生した「さくら丼」。1年を経過し、今後の方向を考える中で、国交省の地域振興アドバイザー事業を導入、アドバイザーを交え、ワークショップやレシピ研究会、視察研修、各店のさくら丼のカロリー計算などをした。
アドバイザーの本田節さんは「馬肉は牛肉と比べ、カロリーが低く、鉄分が多い。美容と健康にいい。馬肉を飯島ブランドに」とアドバイスした。
参加者は「くせのない味で何にも合う」「そばとミニ丼の組み合せがいい」「ハンバークもコロッケも味がいい」と好評だった。
今後、さらに味と献立を研究し、各店で提供するほか、テイクアウトメニューはイベントなどで販売する計画## -
ソバの花見ごろに
ソバの花、初秋の風に揺れ-。ソバ種子の県内唯一の生産地、飯島町本郷では転作田のソバの花が見ごろを迎えている。黄金色の稲田と、白い花咲くソバ田がのどかな秋景色を作っている=写真。
本郷地区営農組合がブロックごと米とソバを交互に作付け。ソバは地区内の35ヘクタールに種子用として「信濃1号」を、7月末縲・月上旬には種、開花は9月上旬縲怏コ旬、刈取りは10月中、下旬の予定。
同組合では11月12日そば道場とフォトコンテストを予定(詳細は後報) -
七久保地区敬老会
飯島町七久保公民館は10日、06年度(第33
回)七久保地区敬老会を七久保林業センターで開いた。招待された75歳以上492人中、140人の元気なお年寄りが出席、会食したり、演芸を見て楽しい一時を過ごした=写真。
会には招待者をはじめ、山田助役や地元町議らが出席。
着席したお年寄りを前に、山田助役は「今日の町の発展があるのも、皆様の長年の労苦のたまもの」と感謝し「人生80年時代、健康に留意し、生涯現役の気概を持ち、日々を過ごして」と激励した。
祝宴では、お年寄りの嗜好に合わせて用意した料理にはしを運び、隣同士、杯を交わしながら、近況や体調について歓談した。
舞台では同区の趣味のグループの踊りや演歌体操、高齢者のカラオケが披露されたほか、七久保小学校3年生が歌とリコーダー演奏で会を盛り上げた。 -
わくわく消防パーク」子どもたちでにぎわう
伊南行政組合消防本部南消防署は10日、同署に「わくわく消防パーク」を設け、家族で訪れたちびっ子らは防火衣の着装と放水体験や消防車、救急車、消防バイクの体験試乗で、消防の仕事の重大さを実感し、防火意識を高めた。
また、高さ18メートルの訓練塔に上り、ロープでの降下訓練も披露され、子供も大人も「すごいね」「カッコいい」と感心して見守っていた。
防火衣に身を包んだ子どもたちは、重い筒先を持って放水し水圧を体感。記念撮影用のパネルに顔だけ出して、記念写真に納まり、大はしゃぎ。
ほかに、庁舎内見学や防災ビデオの上映などもあった。 -
町長が高齢者敬愛訪問
「敬老の日」を前に
11日、飯島町の高坂町長は、米寿(88歳)を迎える43人の高齢者宅を訪問し、町からの福祉金を贈り、長寿を祝った。
このうち、高坂町長の訪問を受けた大木島琴さん(岩間)は「少し耳が遠い程度で、至って健康。野菜づくりや田んぼでヒエ抜きもしている。好き嫌いなく、若い人よりもたくさん食べている」と笑顔。
高坂町長は「顔の色つやもよく、お元気そうだ。一生懸命働いているのが長寿の秘訣では。冬が近づくが、体に気をつけ、元気で長生きを」と激励した。
なお、町内の敬老行事は各区、耕地による敬老会など。町内の最高齢者は101歳の女性(飯島区)、高齢化率は26%。 -
ミニシクラメン開花、道の駅のハウスで
)
飯島町七久保の道の駅花の里いいじまのハウスでは、4万5000鉢のミニシクラメンが咲き始めた。
ピンクや赤、白の華やかなじゅうたんが温室に広がっている。
栽培しているのは宮崎健治さん(上の原)「ミニシクラメンは別名ガーデンシクラメンと呼ばれ、耐寒温度2度と寒さに強く、ガーデニング向き。今年は花びらにフリルがあるビクトリアミニが人気」と話している。
花の里の花いっぱいのハウスでは、自由に好きな花を選ぶことができる。
ちなみに1ポット350円。 -
イチジクが完熟、収穫が最盛期
飯島町七久保のいちじく生産組合(上原靖一代表)のハウスでは、イチジクが完熟し、収穫作業が最盛期を迎えた。
同組合は25アール、4棟のビニールハウスでマスイ・ドーフィン種230株を栽培。1季成りで8月中旬から11月末まで順次収穫できる。最盛期は9月初旬で1日、500グラムパックで70-80パックを隣接の道の駅花の里いいじまやJAを通じて出荷する。
マスイ・ドーフィンは収穫期が長く、糖度は17-18度と高く、実は百グラム以上と大きい。 上原さんは有機肥料を用い、無農薬で栽培する。果実が肥大し、垂れ下がり、色が濃くなった完熟果から一つ一つ丁寧に収穫し、パック詰し、道の駅に持ちこむ。
寒さに弱く、完熟出荷のため棚持ちがしないイチジクの栽培は、上下伊那では同組合のみ。「夏が暑く、出来はいい、甘さも十分。イチジクは胃腸の働きを整え、抗がん作用もあると聞いている」と話していた。 -
3人が3段を取得
飯島町の伊那谷お手玉の会(亀山福治会長)は全国お手玉遊び大会(27日、愛媛県新居浜市)で会員3人が日本お手玉の会の3段が認定された。
3段は両手3個ゆりを20秒以上続けること。認定されたのは、小林富子さん(飯島町飯島)、竹内尋美さん(七久保)、河野登志美さん(伊那市)。
3人とも、会発足以来の会員で、お手玉歴2年半。
小林さんは「亀山さんの指導で認定書をもらえ、うれしい」。竹内さんは「ドキドキしたが、始めると、落ちつけた」。河野さんは「お手玉発祥の地に行くことが出来て感激。3段も取れてうれしい」と話していた。 -
宮沢卓美さんが町長賞、花のある風景づくりコンクールで
飯島町のわが町は花で美しく推進機構(花機構)は5日、「第13回花のある風景づくりコンクール」の審査を行った。花機構企画情報部会委員や写友会の代表など委員10人が、町内17団体・個人(地域11、事業所2、個人4)が丹精込めて育てた花壇を見て回り、慎重に審査した。
結果は次の通り(敬称略)
◇町長賞=宮沢卓美(南割)◇個人の部▽金賞=土村幸子(追引)▽銀賞=中村昇子(中町)、浜田住子(荒田)◇地域の部▽金賞=田切公民館▽銀賞=新屋敷耕地、北河原耕地隣組「山の神」▽努力賞=東町花愛好会、北河原耕地、本六老人会育成会、飯島中学校環境緑化委員会◇事業所の部▽金賞=飯島文化館▽銀賞=リゾートサービス岩田屋 -
3人が3段に
飯島町の伊那谷お手玉の会(亀山福治会長)は全国お手玉遊び大会(27日、愛媛県新居浜市)で会員3人が日本お手玉の会の3段が認定された。
3段は両手3個ゆりを20秒以上続けること。認定されたのは、小林富子さん(飯島町飯島)、竹内尋美さん(七久保)、河野登志美さん(伊那市)。
3人とも、会発足以来の会員で、お手玉歴2年半。
小林さんは「亀山さんの指導で認定書をもらえ、うれしい」。竹内さんは「ドキドキしたが、始めると、落ちつけた」。河野さんは「お手玉発祥の地に行くことが出来て感激。3段も取れてうれしい」と話していた。 -
花のある風景づくりコンクールで
飯島町のわが町は花で美しく推進機構(花機構)は5日、「第13回花のある風景づくりコンクール」の審査を行った。残暑の中、花機構企画情報部会委員や写友会の代表など委員10人が、町内17団体・個人(地域11、事業所2、個人4)が丹精込めて育てた花壇を見て回り、慎重に審査した。結果は各部門を通じて、最も優秀な町長賞に宮沢卓美さん(田切)の花壇が輝いた。
▽花の美観性(美観性・デザイン)▽花壇の規模▽生育状況▽徐草等の状況▽景観との調和-の5項目で審査、各部門で金、銀、努力賞のほか、審査員奨励賞を選んだ。
詳細は後報 -
無集配局へ再編、10月16日スタート
飯島町の飯島郵便局(堀内裕之局長)が10月16日から集配業務などを駒ケ根局に移し「無集配局」に再編されるのを受け、堀内局長が5日、役場に訪れ、町理事者、町議会議長らに説明、理解を求めた=写真。今後、7日から13日まで順次、各地区役員に説明、20日ころ、ちらしを全戸配布し、周知を図る。
10月16日から、飯島局は郵便物の収集や配達業務、貯金、保険の集金業務を駒ケ根局に移し、窓口業務だけを行う。時間外や土日曜日、祝日に受け付けていた郵便物の取扱いも止める。
再編計画は郵政公社は07年10月の郵政民営化を控え、集配拠点再編の一環。県内の149の集配局のうち、対象は飯島町、中川村を含む14町村。6月20日、日本郵政公社信越支社から町に示され、町、町議会は「配達の遅れやサービス低下が懸念され、容認できない」とし「集配・集金業務の存続を求める決議」を行ない、町長らが直接、信越支社や本社に出向き要望したが、飯島局だけ特別扱いできないという回答だったという。
堀内局長の説明に対し、高坂町長らは▽各ポストの集配時間や配達時間の周知▽住民への十分な説明-などのほか「スタート後であっても、不便な点が出たら、その都度、話し合い、改善してほしい」と要望した。
中川局も10月16日から、無集配局に切り替わる。 -
スポーツフェスティバル
気軽に楽しめるニュースポーツの普及を図ろうと上伊那スポーツ振興協議会は3日「上伊那スポーツフェスティバル06」を飯島町の飯島中学校体育館など2会場で開いた。伊南4市町村の住民や体育指導員など約70人が集まり、カローリング、ふわっとテニス、ペタンクの3種類のニュースポーツを体験した。
飯島体育館では、冬季オリンピックで注目を集めたカーリングに似たスポーツ「カローリング」が紹介された。カーリングのストーンに当たる「ジェットローラー」を目標に向かって1人ずつ投げ、チームの総得点を競うもの。「簡単そうだ」と試してみた参加者は、なかなか思う所に止まってくれないローラーに大苦戦。「けっこう難しいじゃないか」と言いながら何回も繰り返し練習していた=写真。 -
飯島町ふれあい広場
飯島町の第14回ふれあい広場が3日、町地域福祉センター「石楠花苑」を会場に開かれた。フリーマーケットやチャリティーバザーなどのテントが軒を並べ、訪れた多くの人たちが飲食や買い物などを楽しんだ=写真。福祉体験コーナーではアイマスク、車いす、点字体験などが行われた。
特設ステージで行われたふれあいステージでは、共同作業所こまくさ園、飯島小学校、七久保小学校、飯島中学校、町社会福祉協議会などが次々に登場し、楽器の演奏や踊りのほか、手話を交えた歌などを披露して会場からの大きな拍手を受けていた。 -
魚取りやいかだ遊びに熱中
飯島町中央公民館の父と子の冒険隊が27日、父子25人が参加し、田切の天竜川支流フッ川であった。
フッ川の淵に繰り出した父子は、歓声を挙げながら、たも網やせせりを使って、魚取り。天竜川から遡上したアユやアカウオ、ドジョウ、カジカなどのほか、八つ目ウナギも取れ、子どもたちを喜ばせた。
また、天竜川の河川敷で、流木を拾い集め、ロープで縛り、いかだも作り、フッ川に進水。水量がないため、いかだの前後にロープを着け、子どもを交代で乗せ、引っ張った。
子どもたちは「落ちそうになったが、怖くなかった」と大喜びしていた。 -
ムルフン村視察を報告会
JICAの草の根技術協力事業でパキスタン・ムルフン村からリンゴ研修生を04年8月-05年7月まで1年間受け入れた飯島町の果樹農家や国際協力会(橋場みどり会長)有志5人は「リンゴ栽培の後押しをしよう」と、自費で2日縲・3日まで、ムルフン村に訪れ、現地視察と技術指導をし、このほど帰国した。28日、役場で高坂町長に現地のリンゴ栽培の様子を報告した。
参加者は橋場会長や受入農家の佐々木登さん、北原かづ子さんら5人。役場には橋場会長と佐々木さんが訪れ「雨季で飛行機が飛ばず、イスラマバードからムルフン村まで約900キロを2日掛りで移動した。村ではカリームさんら3人をはじめ、村を挙げて大歓迎、ヒツジをつぶしてご馳走してくれた。飯島町から送ったリンゴの穂木は継ぎ木が成功、苗木も順調に生育していた」と報告。
また、現地のリンゴについては「15年間、植え放し、せん定も摘果をしないので品質が悪い。研修生には1年間、摘果とせん定の技術指導をしてきたが、量主体から良品少量栽培を理解してもらうことが大変なのでは」と話していた。
橋場会長は「サッカーボールを贈るなど学校交流もしてきた。今後、子どもたちの相互交流が実現できれば」と期待した。 -
昔の人の暮らし方で3日間過ごす
飯島町教育委員会の第2回飯島陣屋通学塾(第1陣)が小学3年から中学1年までの20人が参加し、27日縲・9日まで行なわれ、陣屋の特性を生かし、火打石で火を起こすなど昔の人の暮らしに近い、不便さにこだわった。
子どもの生活習慣の形成と異年齢の子どもたちの交流を通して、人間関係の構築を図ることがねらい。
27日、陣屋に集合した子どもたちは早速、3日間使用するはしやコップを竹で作り、火打石で火を起こし、かまどでご飯を炊き、みそ汁を煮、囲炉裏で魚を焼くなど、班ごとに役割分担し、夕食の用意をした。
夜はろうそくの明かりで寺子屋。島崎藤村の「雀のお宿」の朗読をした。
翌朝は午前5時起床、朝食準備、陣屋内の掃除、ラジオ体操を済ませてから、朝食。みんなそろって、集団登校した。
帰塾後はうどんを打ち、ニワトリのすき焼きで夕食を取った。
子どもたちは「かまどで炊いたご飯はおいしかった」と笑顔。 -
戦争の記憶今に残そう
教訓新たに、戦時品持ち寄りながら飯島町郷土研究会(桃沢匡行会長、60人)は29日、戦争体験を風化させないようにと、戦時中の品を持ち寄って思い出を語る会を開いた。旧日本軍の指揮命令が記された「作戦要務令」など貴重な資料もあり、国のために退却することを許さず、突き進んだ戦争の愚かさを改めて心に刻んだ。
終戦記念日を迎える8月に同会は、6年前から「戦争体験を語る会」を開いてきた。
昨年は休止したが、会員の高齢化も進み、体験とともに戦争資料も散逸すると危ぐ。悲惨な戦争の歴史を改めて振り返ろうと、初めて思い出の品を持ち寄る方式で開催した。
会員ら約20人が参加。出征時に肌身離さず持っていった「武運長久」の寄せ書きがされた日の丸、戦争を鼓舞する当時の雑誌、鉄製の戦闘帽など持ち寄り、当時の記憶をたどった。
「作戦要務令」を持参した男性は「これには部隊を前進させることは書いてあっても、退却することには全くふれていない。何でもかんでも進め、進め。日本軍の性格が良く現れている」と話した。
人道の優先を許さなかった、我が国の歴史の1ページ。戦争が残した教訓をもう1度見つめ直していた。 -
第21回上伊那卓球選手権飯島大会
上伊那卓球連盟主催の第21回上伊那卓球選手権飯島大会が27日、飯島小学校体育館であった。男子ダブルス、女子ダブルスに各34組、混合ダブルス32組が出場し、熱戦を繰り広げた=写真。
結果は次の通り(敬称略)
▽男子ダブルス・優勝=下島博人・村沢貴之(駒ケ根クラブ)(2)松沢正記・鹿野仁悦(ニッパツ)(3)中村光伸・中村洋一(アルプス信金)、斉藤浩明・西村礼文(ニッパツ・駒ケ根クラブ)▽女子ダブルス・優勝=宮崎愛子・竹村依里子(伊那西レディス)(2)養田真実・村沢亜紀(伊那西高校)(3)米山真梨子・宇治章子(箕輪町卓球)、千村淳子・石井久子(駒ケ根レディース・美篶レディース)▽混合ダブルス・優勝=村沢貴之・有賀益美(駒ケ根クラブ・美篶レディース)(2)松沢正記・倉田玲奈(ニッパツ・駒ケ根クラブ)(3)西村礼文・村上三和子(駒ケ根クラブ)、中村光伸・滝沢いくみ(アルプス信金・南信美装) -
第19回飯島町ファミリーマレットゴルフ大会
飯島町教育委員会主催の第19回ファミリーマレットゴルフ大会が26日、24組48人参加し、千人塚マレットゴルフ場で開かれた。熟年夫婦を中心に、親子や祖父母と孫ペアなどが、息の合ったプレーを展開した=写真。
結果は次の通り(敬称略)
▽優勝・西畑栄介・みちゑ(117)(2)岡田初雄・節子(3)熊谷金夫・きみ子 -
いいちゃんまちづくり連絡協議会が研究集会
飯島町のいいちゃんまちづくり連絡協議会(三石繁会長)は27日、飯島文化館で、研究集会を開き、町水道課の藤木清さんの講演に耳を傾け、分科会では「環境」「子育て支援の活用」「男女共同参画の地域課題について」をテーマに話しあった。
男女共同参画社会づくりに向け、諸問題に取り組み、住みよい飯島町を目指す同集会に、会員や一般町民ら50人が参加した。
「飯島町の水」と題した講演で、藤木さんは町の上水道の歴史や、樽ケ沢浄水場の概要に触れ「75年から供用開始し、32年経過したが、現在でも十分な施設能力がある」とした。
この後、3会場に分かれ分科会。「環境」分科会では「古紙回収方法が徹底されてない」「ペットの野生化により、ごみが荒らされた」「アパート住民のごみの出し方が悪い」などの苦情や意見が出された。
「子育て支援の活用」分科会では「病気になった時の預かってもらえる所がほしい」「子育て中はノイローゼになりそう」など切実な訴えもあり、仲間づくりの場、地域づくりの必要性などが話し合われた。
このほか、男女共同参画の課題として「耕地の役員も男性まかせにせず、女性パワーの活用を」「公の場で活躍できる人材(女性)の育成が必要」-などが挙げられた。