-
飯島町地震総合防災訓練
飯島町で27日早朝、06年度地震総合防災訓練があった。自主防災組織や住民が中心になって、情報の伝達、収集、避難、安否確認、初期消火、火災の防御など、地区分散型の住民総参加訓練を実施し、防災意識を高め、有事に備えた。
訓練は午前6時駿河湾沖を震源とする大地震が発生、町内は震度6が観測され、町内各所で家屋倒壊、土砂崩れ、火災が発生した-を想定。4地区に訓練本部設置し、避難誘導訓練や初期消火訓練、炊き出し訓練のほか、今年度は新たに▽非常用トイレ設置▽非常用飲料水確保▽非常用保存食の試食体験-なども実施した。
このうち、七久保地区では防災無線で地震発生、避難指示が伝えられると、住民らは続々と最寄りの避難場所に避難し、安否確認を行なった後、消火器や消火栓を使って、初期消火訓練をした。
訓練本部が設置された七久保林業センターでは、取扱い説明書を見ながら、非常用の6角トイレを組み立てたり、水路の水を浄化し、飲料水にする非常用飲料水の確保訓練にも励んだ。 -
飯島町で重傷交通事故
24日午前10時10分ごろ、飯島町七久保の町道交差点で伊那市東春近の社団法人職員井上公夫さん(61)の軽乗用車と飯島町本郷の無職鈴木敏美さん(73)の原付バイクが出会い頭に衝突。鈴木さんは右肩の骨を折るなどの重傷を負った。井上さんにけがはなかった。
現場の通称堤野交差点は信号機はないが、周囲は田畑で見通しは良い。駒ケ根署は詳しい原因を調べている。 -
飯島町弓道大会に小学生初参加
第14回飯島町弓道大会(町教委など主催)は20日、町弓道場で開いた。大会史上初めて小学生の参加もあるなど、初心者からベテランまでが日本古来の競技の真髄を満喫した。
飯島町弓友会のメンバーを中心に参加。そのうち昨年から会に加わって練習している今井絵莉さん=飯島小学校5年、上の原=は初出場した。
見事に的に当て、高校生以下個人の部で3位、団体の部の準優勝にも貢献した。
競技を見守った父親の稔さんは「週2回の練習も意欲的に通っている。大会は初めてだが、先輩の皆さんの取り組む姿勢にもふれることができ、大きな励みになったと思う」と話した。
上位の結果は次の通り。
【個人一般】(1)今井勉(中町)(2)元木忍(新田)(3)山口安彦(本三)【同高校生以下】
(1)石田友香(北町)(2)三石奈央美(本六)(3)今井絵莉(上の原)
【団体の部】(1)上山高平、石田友香、山口安彦(2)今井勉、今井絵莉、米山裕恵(3)村田玲奈、元木忍、三石奈央美 -
通学路及び交通安全施設等の設備・改善に関する陳情
飯島町の3小中学校PTA正副会長、校長、校外指導部13人は21日、役場に訪れ、高坂町長や担当課長、教育委員会に「通学路及び交通安全施設等の設備・改善に関する陳情」をした=写真。
町内の児童生徒の安全な通学を願い、PTAが通学路の安全点検を行い、検討を加え、要望をまとめた。
飯島小学校は▽学校北歩道橋の階段の改修▽町民体育館への階段近くの排水路の改修▽通学路整備への支援など3件。七久保小学校は▽七久保駅南踏み切りの拡幅▽南信精機前T字路にカーブミラー設置など5カ所。飯島中学校関係は▽上ノ原線歩道設置▽七久保駅南踏み切りから新田方面へ道路拡幅など5件。
陳情を受け、高坂町長、担当課長はそれぞれの要望に対し、町の考えを示し「できるだけ要望に沿うように努力したい」と述べた。
) -
サンつがる(リンゴ)、幸水(ナシ)の出荷始まる
飯島町上の原のJA上伊那飯島果実選果場が23日開場、早生(わせ)系のリンゴ「サンつがる」、ナシ「幸水」の選果、出荷作業が始まった。初日は伊南管内20軒がリンゴ200キロ、ナシ1500キロを持ち込んだ。
目視やセンサーで、キズ、色、形、糖度などで3-4ランクに分け、大きさをそろえ、箱詰され、名古屋方面に出荷された。
リンゴはサンつがるに続き、9月中旬から中生種の陽光、シナノスイート、主力のふじは11月から、12月初旬まで、伊南地区全体で平年並の22万ケースを予定。ナシは幸水、二十世紀、南水、ラ・フランスなど14万ケースを計画する。
JA果実課の堀内隆文さんは「今年はひょう害や天候不順の影響を受け、品質も収量ともに例年よりも良くない」と話していた。
選果場ではリンゴ、ナシの贈答用や格外品などの直売をしている。詳細は(TEL86・6688) -
千葉市農山村留学飯島小と交流
飯島町に農山村留学で滞在している千葉市の3小学校(寒川・生浜西・弥生小)の6年生48人は22日、千人塚公園で、飯島小学校6年生72人と、3班に分れ、マレットゴルフやネイチャーゲームなどで交流を深めた。
このうち、アドベンチャー班は城ケ池で、B&Gのインストラクターの指導で、カヌーやヨット、ローボートを体験。水着に着替え、ライフジャケットを着けた児童らは、オールやパドルの扱いを練習してから、ローボートやヨット、カヌーに乗り込んだ。
オールの扱いに慣れず、もたもたしていたローボートも、ほどなく、「オーエス」の掛け声を響かせ、沖合いに。ヨットも川面の微風を受け、静かな水面を走った。
1人乗り、2人乗りのカヌーもスーイ、スーイと対岸を目指した。
一方、マレットゴルフ班は林間に快音を響かせ、ネイチャーゲーム班は3人1組になり、「キノコ」「においのするもの」「手の平よりも大きな葉」などの課題に沿って、園内を探しまわった。
弥生小学校の鷹野忠洋校長は「ホームスティー先の農家や役場のみなさんが心を込めて歓待していただいた。長野県の大自然に触れ、親元を離れ、農村での宿泊体験は心に残る思い出になるのでは」と話していた。
19日来町した千葉市の小学生らは23日、アグリネーチャーいいじまで閉校式を行い、道の駅花の里いいじまで、家族への土産を買い、帰途につく。 -
前田英司さん(53)
飯島町田切「法律を遵守するとともに、地元のみなさんとの交流を大切に、地域に貢献する企業でありたい」-。
1954年飯田市生まれ。明治学院大学経済学部卒業後、父が経営する前田産業(飯田市)に入社。製鉄・製紙・非鉄金属原料の営業に励んだ。
20年前、大量生産型から循環型の産業構造への変革する時代の流れの中で、「周辺の汚水が流入する諏訪湖の水質の現状に触れ、環境問題に強い関心を持った」。当時、前田産業は産業廃棄物の収集運搬も手掛け、収集した廃棄物は県外施設に持ち込んでいた。環境保全という視点で、産業廃棄物を扱う仕事の重要性を認識すればするほど、自社処分場の必要性を痛感した。
前田産業の社長である兄、隆さんも同意見で、用地探しをした。産廃業といえば、違法行為や地元住民とトラブルなどイメージは悪く、用地探しも難航したが、飯島町田切の理解が得られ、ほっとし、地元の信頼を裏切らないように、強く心に誓ったという。
93年、田切クリーンセンターを設立し、安定型最終処分場を建設に着手。安定型には義務付けられていない遮水シートや排水処理施設を設置するなど、安全と環境負荷の軽減を図り、その年の12月に営業を開始した。同時に町や地元住民による環境保全委員会を立ち上げ、施設視察や情報交換を始めた。続いて、97年には管理型最終処分場を建設、6月に営業開始。05年伊南行政組合から汚泥中間処理場を買収。施設、設備を全面的にリニューアルし、2重、3重の環境保全、安全対策を講じた上で、営業を開始した。
地元最優先や法律の遵守、地域貢献、環境負荷の低減-を基本とする同社の姿勢は、地元や行政の理解を得て、8月7日、町を立会人に、第3の処分場建設に向けた地元との環境保全協定を調印、まもなく建設に着手する。
「親会社の前田産業はあらゆる資源のリサイクル業。当社も、ただ埋める、燃やすだけでなく、再資源化できる技術の開発を」と、汚泥や燃え殻、汚染土壌などをセメント原料、泥土改良材料に提供する廃棄物再資源化(マテリアルリサイクル)、木くず、廃プラなどを発電、発熱施設への提供など廃棄物有効活用(サーマルリサイクル)などに積極的に取り組んでいる。
◇◇
地域貢献の一環として、10数年前から、排水を放流する郷沢川に保育園児らとアマゴの放流を続けている。長姫ライオンズクラブのメンバーとして奉仕活動にも参加。自称「お祭り男」の前田社長は、町を挙げて盛り上げるお陣屋まつり、地元田切の日方磐神社の例祭などにも参加し、地域との交流と親ぼくを深めている。日本野鳥の会のメンバーで、朝早く、里山に入り、小鳥のさえずりを聞くのが何よりの楽しみという前田社長は、埋立が終了した処分場の上部を盛土し、桜や落葉樹を植栽、小鳥が集まる里山のようなミニパークに整備した。自宅は飯田市鼎、5人家族。大口国江 -
フェスティバルin与田切にぎわう
飯島町観光協会主催の「フェスティバルin与田切,06」は19日、残暑厳しい与田切公園でにぎやかに開かれた。
会場には小鳥の巣箱やはしを作る木工教室、馬とふれあい広場、竹串パン、竹とんばやトンボ玉づくり、紙ヒコーキ大会など昔の遊びやゲーム、各種体験などが目白押し。
千匹のニジマスが2つの池に放流されたマス釣りは、大人も子どもを夢中になって、大物を狙ってつり糸を垂れた。釣り上げたニジマスはその場で焼き、熱々をほおばった。
高所作業車の搭乗体験には長い列ができ、子どもたちは12メートルの上空から公園を見下ろし、遊覧車気分を味わった。アグリネーチャーいいじまによる「馬とふれあい広場」も人気、親子で木曽馬にまたがり、得意満面の様子。
飲食コーナーではたこ焼きや五平もち、カレー、かき氷などが販売され、子どもたちの食欲を満たした。
野外ステージではフルートのさわやかな音色を赤松林に響かせた。 -
新成人が保育園に遊具
などを寄贈飯島町の今年20歳を迎えた新成人でつくる成人式実行委員会は17日、町内の飯島、七久保、東部の3保育園に成人記念として、遊具などを寄贈した。
新成人111人が参加した15日の式典で1人千円の寄付を募り、飯島保育園と七久保保育園には戸外用テーブル、東部保育園には室内用滑り台を贈った。 このうち、飯島保育園では、実行委員の有志5人を迎え、贈呈式。園児らは声をそろえ、「20歳おめでとうございます」と祝福、実行委員を代表し、鈴木和幸さんは「みんなで仲良く、楽しく使って」とあいさつした。
この後、贈られた遊具を使って、園児と新成人は交流を深めた。 -
伊南行政組合が来春採用消防職員募集
伊南行政組合は07年4月採用の消防職員を31日まで募集している。要件は1984(昭和59)4月2日縲・7(同62)年4月1日に生まれた人で、救急救命士の資格を持つか、取得見込みの人。06年8月1日現在、駒ケ根市、飯島町、中川村、宮田村に住所を有するか、両親などが伊南4市町村内に住んでいて、採用後に市町村内に住むことが確実なことが必要。
第1次試験は9月17日に行われる。問い合わせ、申し込みは伊南行政組合事務局(TEL83・2111内線751)、または伊南行政組合消防本部(TEL82・2211)総務課へ。 -
飯島町成人式
飯島町は15日、06年度成人式を町文化館で開いた。166人が新成人として人生の節目を祝った。式典で代表の鈴木和幸さんは「今まで見守ってくれた先生や両親に感謝する。成人となったこれからは、社会人として今まで以上に良い町づくりに貢献したい」と決意を述べた。高坂宗昭町長は「これからは一人前の大人であり、法律的にも社会の一員。世界に目を向けてそれぞれの人生を築き上げていってほしい」と激励した。新成人らからは記念品として飯島、七久保、東部の3保育園に遊具などが贈呈された。
式典後には「生まれてから今日までの歩み」として実行委員会が編集した思い出の写真の数々が上映されたほか、景品が当たる○×クイズなどが行われ、出席者は大きな歓声を上げてアトラクションを楽しんでいた。 -
お盆のにぎわい
盆休みに入り、飯島町の与田切公園は、近隣の家族づれや県外からのキャンパーで賑わっている。
赤松林に展開するキャンプサイトは隙間なく、色とりどりのテントの花が咲き、バーベキューコーナーでは、肉の焼ける香ばしいにおいが立ちこめ、子どもたちの食欲を刺激、「おいしいね」「いくらでも食べられる」と笑顔が広がる。
超軟水でおいしい水と折り紙付きの「越百の水」の水場では、水を汲む人、飲む人で列ができた。 -
オオウバユリ涼しげに
)
飯島町本郷の国道153号線沿いの杉林などで、自生のオオウバユリが一斉に花をつけ、神秘な緑色の花がドライバーの目を楽しませている=写真。
【オオウバユリ(ユリ科)】森林に自生し、花序に8-15個の花をつける。花は芳香があり美しい。「大姥百合」と書き、花のころには葉(歯)が枯れてなくなることから名付けられたとか。
) -
「いいじまはないち」にぎわう
飯島町の「いいじまはないち」(わが町は花で美しく推進機構主催)が12日、上の原のJA上伊那果実選果場で開かれた。翌日の盆入りを前に、仏様に供える盆花を買い求めようと、町内外から大勢が訪れ、色とりどりの花々をじっくりと品定めして買い求めた。
「はないち」は今年で17回目。シマカヤやオミナエシ、アスター、リンドウ、トルコキキョウ、テッポウユリなどを束ねた大、中、小、単品の花束4種類を用意した。花は全体で約40種類1万5千本余。
会場では小中学生のボランティアも大活躍、ばら売りの本数を数え、計算票に記入するなど、かいがいしく、販売を手伝っていた。
また、五平もちやたこ焼の出店、モモやスイカ、野菜の販売もあった。
関係者によると、今年はボリウムのある850円の束が人気で、飛ぶように売れたという。 -
いいじまはないちに向け、花束づくり
飯島町の「わが町は花で美しく」推進機構(花機構)は「第16回いいじまはないち」を12日午前8時30分から、JA上伊那飯島果実選果場で開く。前日の11日朝から、役員や農村女性グループ、ボランティアなど約30人が参加し、はないちで販売する花束づくりをした。
花束はシマカヤやアスター、鉄砲ユリ、リンドウ、菊類など10本余を束ねたボリュームのある850円の束を中心に、本数や内容で500円、300円の束など合わせて千束を用意した。
参加者は伊南地区から集花、下葉処理や水揚げをしたシマカヤ、オミナエシ、菊、アスターなどをバランスよく組み合わせ、花束づくりに精を出した。
花束や10数種類のばら売りのほか、オープンマーケットもあり、五平もちやおやき、たこやき、野菜、果物、漬物などが並ぶ。
関係者によると「開花が遅れ、間に合わなかった花もあるが、ボリュームがあり、お買い得」と話していた。 -
マレットゴルフクラブがつつじ園の環境美化
飯島町の千人塚マレットゴルフクラブは6日、千人塚城ケ池湖畔にあるつつじ園の環境美化作業を行った。
今までは地元の老人会などが作業を行っていたが、今回から同クラブが中心になってボランティアで引き受けた。
メンバーは「近くのマレットゴルフ場をいつも利用させてもらっている。つつじ園も私たちの手で少しでもきれいにできれば」と、下草刈りなどで汗を流していた。 -
飯島町ソフトテニス大会
第20回飯島町ソフトテニス大会(町教育委員会主催)は6日、与田切公園テニスコートで開いた。4部門に23ペアが出場。熱戦を繰り広げた。
真夏の陽射しがコートに照り返す厳しい試合環境となったが、ラリーの応酬で好ゲームを展開した。
小学生の部は久保田隼君、登内類君、中学生の部Aは小林茜さん、三石菜生さん、中学生の部B(経験3年以下)は小林あかりさん、宮下由佳さん、一般の部は小林茂和さん、加藤礼子さんのペアがそれぞれ優勝した。
上位の成績は次の通り。
【小学生の部】(1)久保田隼・登内類ペア(2)城鳥友里・湯沢みなみペア(3)新井春花・矢沢彩夏ペア、小林里香・加藤佑希ペア【中学生の部A】(1)小林茜・三石菜生ペア(2)新井美稀・熊谷雅子ペア(3)松村世奈・久保田優里ペア【中学生の部B】(1)小林あかり・宮下由佳ペア(2)山谷純麗・芦部沙也佳ペア(3)藤沢佳代・木下暁帆・宮木亜柚弥ペア【一般の部】(1)小林茂和・加藤礼子ペア(2)那須野智美・丸山春花ペア(3)中山真紀・宮下真紀ペア -
朗読劇「この子たちの夏」
)
いいじま文化サロン(後藤俊夫監督)は5日夜、飯島文化館で、朗読劇「この子たちの夏-1945年ヒロシマ・ナガサキ」を地人会上演台本で自主上演した=写真。
地元の小学生から高齢者まで約30人余で創りあげた舞台を200人余が鑑賞。被爆者の悲惨さを直視し、悲痛な叫びに耳を傾け、「生きぬく強さ」に共感し、核廃絶、不戦の誓いを新たにした。
作品は被爆した母たちを中心に、多岐にわたる手記や記録、詩歌の中から構成。背景に記録映像の映像が投射され、臨場感を与えた。
舞台は61年前、1945年8月6日午前8時15分、広島から始まり、「からりと晴れた真夏の朝、お姉さんは勤労動員にいきました」「おばあ様はお墓参りにいきました」と楽しい夏休みの朝の様子から始まり「ピカリと私の前に赤鬼が立った」「一瞬にして真っ暗になった」「全身焼きただれ、血まみれの人々」「顔から背中、胸にかけて皮が剥げはじめた人」。原爆投下直後の目をおおう地獄絵。9日午前11時2分長崎と続き、子どもたちの未来と平和への願いと祈りで締めくくった。 -
飯島町の新AETが着任あいさつ
飯島町の小・中学校の新しいAET(アシスタント・イングリッシュ・ティーチャー)のライマー ジョナサン チャールズさん(22、ペンシルべニア州)は3日、飯島中学校の西村幸教諭らと役場に訪れ、高坂町長に着任あいさつした=写真。任期は7月31日から1年間、3年間まで延長できる。
ジョナサンさんは「大学で日本人の友人ができ、能や歌舞伎など日本の伝統芸能に興味を持った」と動機に触れ「子どもたちの英語力アップに努力したい」とあいさつした。
高坂町長は「飯島町の子どもは良い子ばかり、すぐになれて親しくなるよ」と歓迎した。
上背があり、がっしりした体躯のジョナサンさんに、高坂町長は「何かスポーツをしていますか」と質問。
ジョナサンさんは「空手やチアリーダーをしていた。日本でも空手ができれば」と答えた。
また「ふるさとペンシルべニアは田舎で、牛がいたり、小麦を栽培していたが、飯島町に似ている」と話すと、高坂町長は「飯島町の米はおいしい。落ち着いたら、アメリカ産の牛肉で焼肉パーティーをしよう」と誘うなど、しばらく、日本食などの話題で談笑した。 -
アマチュアミュージシャンライブ
飯島町の与田切公園で30日、アマチュアミュージシャンのライブ「夏のライブVol・2 in与田切公園」が開かれた。飯田市のポピュラーミュージックスクール「キューブ・ミュージック・スタジオ」(中島裕喜代表)主催。野外ステージには伊那市のブルースバンド「PAN竏谷AN」のほか、飯田市や東京の9グループが次々に登場してそれぞれ得意の演奏を披露した=写真。中には現役のプロ・ドラマー今泉正義さんが特別に加わったバンドも出演し、ファンの喝采を浴びていた。集まった観客は芝生にのんびりと座り、手拍子を打ったり体をゆすったりしてリズムを取りながら、広場に響くさまざまなジャンルの演奏を存分に楽しんでいた。
-
飯島小6年生がブルーベリー狩りを楽しむ
飯島町の飯島小学校6年生40人は27日、上の原のブルーベリー農園「ベリーヒル(市村茂園主)」に招かれ、ブルーベリー狩りを楽しんだ。
町の農業を調べたり、収穫体験で自然に触れようと来園した。
学校から約20分歩いて同園に到着した児童らを前に、市村さんは「裏まで真っ黒に完熟したものが甘い。いろいろな種類が植えてあるので、食べ比べて」と呼び掛けた。
児童らはデキシーやエイトブルなど中晩生種が熟す農園に散らばり、「甘い!」「大きくて、おいしい」と真っ黒に色づいた実を次々と口に運んでいた。
また、家へのお土産ももらい、笑顔で持ち帰った。 -
大正琴上伊那交歓会
上伊那地区大正琴指導者会「虹彩」は30日、第26回上伊那地区交歓会を飯島町の町分化館で開いた。約60グループが出演し、それぞれ得意の演奏を披露し合った=写真。
20年継続者と80歳以上の生徒に表彰状が贈られた。
表彰されたのは次の皆さん。
▽門下生20年継続者=小原のぶえ(福澤幸子教室)伊藤のり子、北原小春(秋山志げ子教室)原喜久子(田中千代子教室)上山きよ子(那須野みさ子教室)▽門下生80歳以上=有賀多嘉子、伊藤恒子、伊藤いく江、池上しず子、春日千枝、田辺久枝(以上長井幸子教室) -
飯島地区戦没者慰霊祭
飯島町の飯島地区は30日、戦没者慰霊祭を招魂社で開いた。関係者約10人が参列し、玉ぐしをささげるなどして戦没者の霊を慰めた=写真。茅野建夫宮司の祝詞が響く中、参拝者らは頭を垂れて戦没者の無念に思いをはせながら、平和の世のありがたさをじっとかみしめていた。
招魂社には西南の役から太平洋戦争までの飯島地区出身の戦没者約280柱の魂が祭られている。 -
飯島町発足50周年記念お陣屋まつり開幕
飯島町に代官の陣屋が置かれていたことに由来する町民総参加の祭り「第25回お陣屋まつり」は29日、広小路をメーン会場ににぎやかに行なわれた。
町発足50周年記念、最終となる祭りは、駿府、飯島を往来した当時の行列を再現した代官行列が「えいほ、えいほ」の掛け声も勇ましく本郷公民館を出立し開幕。竹やぶの道をしずしずと進み、本郷神社へ。境内では本郷地区の歴史に基き、現代風刺を効かせた歴史劇「養山塚の秘話」を上演。町内唯1の回り舞台もギシギシ鳴って、観客の拍手喝采を浴びた。
メーン会場では、高坂町長が代官に扮した代官行列、古来伝承のしし舞が奉納され、特設ステージには、龍真、鼓楽、鼓遊の3グループが次々と登場し、特徴ある響きを披露した。
お陣屋音頭に合わせ、地区や団体の踊り連が広小路に繰り出し、工夫を凝らした子どもみこしも出陣し、祭りを盛り上げた。
夕闇が迫ると、火を点した提灯みこしも広小路に練り込み、競い、煙火の打ち上げも始まり、祭のにぎわいは最高潮に達した。 -
「さくら丼」を町起しに、レシピを研究
昨年デビューした飯島町の新しい名物丼「さくら丼」を発展させ、町起しにつなげようと、「さくらを咲かす会(小林馨会長」は25日、12人が参加し、商工会館でレシピ研究会を開いた。高級感のあるコースメニューや定食、テイクアウトなど各店が工夫し、9月14日の試食会に持寄ることを決めた。
昨年4月、ふるさとCM大賞を獲ったことを機に、12店の賛同を得て誕生した「さくら丼」。同年7月にはグループによるスタンプラリーが始まり、今年6月までに12店を一巡した。参加者の意向調査の中で「同じメニューでは飽きる。バラエティーがあれば」などの意見が多かったことや、会員の中から、発足1年を機に、会の方向性を探り、さくら丼が住民参加で、町起しにつなげるにはどうすべきかという意見も出された。
これを受け、国交省の地域振興アドバイザー派遣を依頼。7月9日、アドバイザーの地域づくり研究所の伊藤光造さんらを迎え、ワークショップで課題を洗い出した。
この中で▽グレードの高いメニューや定食、テイクアウトを基本にレシピを研究する▽馬の歴史、馬の食文化など情報収集▽さくら丼のカロリー計算をする-などにまとまった。
この日のレシピ研究会では、馬刺しをメーンに天ぷら、そば、小鉢などを盛り合わせた「さくら丼ご膳」。ミニ丼とラーメンやそばをセットにしたメニューなどのアイデアが紹介された。
会では次回(9月14日)、試食品を持ち寄り、町長や議員を招き、試食してもらい、味や献立の研究をする。 -
ブルーベリー園開園
飯島町上の原のブルーベリーもぎ取り農園「ベリーヒル(市村茂園主)」が開園した=写真。8月20日ころまで開く。
ベリーヒルは50アールに、デキシーやエイトブルなど中晩生種を中心に1200株を栽培。 開園は午前9時から午後4時まで。入園料大人千円(250グラムパック付き)。中学生以下300円、3歳以下無料。
市村さんは「完熟のブルーべリーは、酸味がなく格別甘い。店頭ものとは一味違う」と来園を呼び掛けている。
) -
早生(わせ)モモの出荷始まる
飯島町上の原のJA上伊那飯島果実選果場で21日から、早生(わせ)モモの選果、出荷作業が始まった。初日は町内や中川村など20軒が1000キロを持ち込んだ。
モモは早生(わせ)系で実が大きく、着色のいい「山梨」。実は小さめだが、甘みが強い「たまき」。
目視でキズ、色、形で3ランクに分け、選別機で大きさで分けられ、5キロずつ箱詰され、徳島方面に出荷された。
共同選果は31日まで、月、水、金曜日の週3回、出荷のピークとなる2日以後は連日行われる。
「山梨」に続き、8月から「あかつき」が収穫され、20日ころまでに、1万1千ケースが選果、大阪や中京方面に出荷される。
JA上伊那果実課の吉川順平課長は「作柄平年並み。糖度も乗って、おいしい」と話していた。 -
少年スポーツ全国大会・高校総体出場選手を激励
飯島町は20日、役場で、第49回小・中学生全国空手道選手権大会(盛岡市、29、30日)出場の中学生4人と、全国高校総体男子ソフトボール大会(大阪府寝屋川市、8月5-8日)に出場する選手の激励会を行った。
全国空手道選手権大会出場選手は中山真紀さん、井口瑛美子さん、伊藤瞳さん(以上中学3年)、松村世奈さん(中学2年)の4人。5月14日松本市で開いた県大会で、中山さんは形の部で優勝したのをはじめ、4人ともベスト8位入賞を果たし、全国の切符を手にした。
また、高校総体の男子ソフトボール大会には唐沢智貴君(伊那弥生ケ丘高校、3年)が出場する。6月17、18日、福井県越前市で開かれた北信越大会で、2勝2負し、出場が決まった。
高坂町長は選手それぞれに激励金と記念品を贈り「日頃の練習で培った技を十分発揮して」と活躍を期待した。
ソフトボールの唐沢君は「県代表として、1つでも多く勝てるように頑張りたい」。空手道の中山さんらは「「精いっぱい力を出しきり、一勝でも多く勝ちたい」とそれぞれ決意表明した。 -
1学期終業式
飯島町の七久保小学校(細川道子校長)は郡下のトップを切って21日、1学期の終業式を行い、30日間の夏休みに入った。
式では5年生が各班ごと寸劇仕立てで、6月の臨海学習について発表。「ジャンボエビフライおいしかった」「干物づくりは面白かった」。恒例の枕投げを披露し「みんなで泊まって楽しかった」゜ぬいぐるみを使ってイルカショーなど、各班が工夫を凝らした発表で、臨海学習の楽しさを伝えた。
細川校長は「あいさつや思いやりなど、目に見えない部分でたくさんの成長があった」と喜び「いよいよ、明日から夏休み、自分が自分の先生になって正しい生活をする。『早寝、早起き、朝ご飯』を実行し、21日は元気に登校して」と呼び掛けた。 -
田畑の冠水や町道の通行止め
飯島町の梅雨前線豪雨の被害状況は、天竜川の増水による田畑の冠水や町道の通行止め、住民の自主避難などがあった。
被害状況は、住居関係は床下浸水1棟。通行止めは芝原垣外線(田切南割地区)、中川連絡線(本郷第3耕地)のほか、飯島飯田線の日影坂で倒木、日曽利地区では土砂崩れもあった。
天竜川の増水による田畑の冠水は飯沼橋南2ヘクタールのほか、板島地区でも冠水した。
自主避難は飯島鳥居原地区、本郷地区で4世帯14人が鳥居原集会所などに避難した。
学校関係では飯島中学校が休校、飯島小学校と七久保小学校が午後休校にした。