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飯島町・中川村および上伊那の経済動向と課題
飯島町・中川村広域連携商工会は31日、飯島文化館で、講師に日銀松本支店の松永哲也支店長を招き「経済講演会」を開いた。両町村から約百人が聴講した。
「飯島町・中川村および上伊那の経済動向と課題」と題した講演で、松永支店長は「外貨を稼ぐには、製造業の誘致と、観光、公共事業が3本柱、現在、
元気がいいのは、製造業だけ」と分析し、経済の動向を示す指標、有効求人倍率を挙げ、「上伊那は県内では勝ち組。企業進出が活発で、人口減少や高齢化を食い止めている。まじめで勤勉な人柄、中京圏への交通の便もいい。工場立地はインターのある駒ケ根市よりも不利だが飯島、中川ともに7キロと近く可能性は大きい。農地を含めれば、平坦地もある」と、工業立地への取り組みの強化を示唆し、観光については「牧歌的な風景、団塊の世代をターゲットにした滞在型の観光も考えられる。名所やさくら丼など名物もある、みんなで集まり、共同で点と線を結び、面に伸ばしていく工夫を」と呼びかけた。
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南部中学校音楽会
上伊那南部教職員会(会長・竹沢代蔵飯島中校長)は31日、07年度南部中学校音楽会を駒ケ根市の市文化会館で開いた。伊南4市町村の5中学校の3年生が一堂に会し、3年間積み重ねてきた練習の成果を互いに発表し合った=写真。代わる代わるステージに上がった生徒らは中学生らしい迫力のある合唱のほか、琴などの見事な演奏を披露。客席で見詰める生徒らはステージの熱演に惜しみない拍手を送っていた。
開会式で『夢の世界を』、閉会式では『翼をください』をそれぞれ全員で歌い、巨大なハーモニーを大ホールいっぱいに響かせた。 -
ペーパーブリッジコンテスト表彰
ボール紙で「夢の橋」を作るペーパーブリッジの07年度コンテストを飯島町の飯島、七久保の2小学校5年生90人を対象に行った国土交通省飯田国道事務所(関沢俊明事務所長)は28日、入賞者の表彰式を飯島町の町文化館で開いた。関沢事務所長が入賞した児童らに賞状と記念品を手渡した=写真。文化館のホワイエに展示された入賞作品の出来栄えに、訪れた人たちは感心しながら眺めていた。 コンテストは毎年行っているが、今年度は国道153号線伊南バイパスの飯島工区が着工したことから飯島町の2小学校を対象とした。上位10作品は「建築技術フェア2007in中部」(11月7、8日、名古屋市)に出品される。
入賞者は次の皆さん。
▼最優秀賞=平野玲名(飯島)▼優秀賞=中塚無我(飯島)横前真美(同)片桐亜耶(七久保)▼努力賞=上山美咲(七久保)小山竜矢(飯島)森脇凪砂(同)▼アイデア賞=小河鮎美(飯島)▼美術デザイン賞=神田風音(飯島)▼構造デザイン賞=嶋崎歩(七久保)▼審査員特別賞=窪田あさか、宮下大河、宮下萌美、大場博之(以上七久保)久保口希恵、奥田愛実(以上飯島) -
道の駅「花の里いいじま」100万人達成
飯島町七久保の広域農道沿いにある道の駅「花の里いいじま」(駅長・高坂宗昭町長)は2002年8月オープン以来の利用者(レジ通過者)が今月20日に100万人を超えたとして28日、記念セレモニーを開いた。高坂駅長など関係者約20人が出席し、くす玉を割って記録達成を祝った=写真。高坂駅長はあいさつで「最初の50万人達成までに2年10カ月かかったが、その後の50万人には2年4カ月しかかからず、約半年短い。加速度的に利用者が増えていることになる。今後も150万人、200万人達成に向け、多くの人に愛され、利用してもらえるよう、関係者一同努めていきたい」と述べた。
セレモニーには地元の信州飯島お陣屋太鼓が登場し、景気の良い音を響かせた。祝いのもちつきが行われ、つき上がったもちが利用者らに無料で振る舞われた。 -
飯島中学校統合50周年記念式典盛大に
飯島町の飯島中学校で27日、統合50周年記念式典が生徒や保護者、同窓会員、実行委員ら約500人が出席し、盛大に開かれた。同窓生の思い出話で50年の歴史を振り返り、テーマソング「光のらせん」で節目を祝い、さらなる発展を誓いあった。
大人(実行委員)と生徒が協力して進行した式典は、吹奏楽部の「ファンファーレ」で開式。織田信行実行委員長は「昭和33年(1958年)の統合から8450人の優れた卒業生を輩出し、地域や県内外で活躍している。飯島中は地域の心を育む拠点、学校と地域、保護者の力で飯島中に輝かしい未来を」とあいさつ。
生徒を代表し、松村知明生徒会長は「多くの人々の努力、協力、支えあいがあって、今日の飯島中があることを胸に、飯島中の生徒として誇りを持ち、地域に貢献できる人間になりたい」と述べた。
この後、時代を変えて、同窓生4人が映像を交えて思い出を語った。このうち、統合時2年生だった伊藤章男さんは「校舎は今のグラントの位置にあり、げたばき、白布かばんで通学した」。また、統合30周年に節目に在学していた宮下衛さんは「30周年記念として、文化祭の名称を公募し、清龍祭にした」と話し、生徒らの興味を誘った。
この後、生徒代表が多額寄付者や絵画などの寄贈者へ感謝状を贈呈。テーマソング「光のらせん」の披露、最後に全員で「ふるさと」を響かせ、感動的な式典を締めくくった。 -
いいちゃん文化祭
飯島町中央公民館主催の07年度いいちゃん文化祭が27、28日、飯島文化館で開かれている。初日は町内文化団体、公民館講座受講生の書道や陶芸、俳句、短歌、絵画、バッチワークキルト、写真など数百点を展示し、日ごろの精進の成果を披露したほか、囲碁や折り紙、お手玉、染色など各種体験も行われた。
激しい雨の中、続々と訪れた町民は生花や盆栽に深まりゆく秋を実感したり、各会場に並べられた会員や受講生がらが製作した絵画、手芸、木目込人形、書道などの力作を鑑賞。「すばらしい出来映え」「手のこんだ作品だ」としきりに感心していた。
また、映画会「それでもボクはやってない」は午前、午後2回上映され、数百人が鑑賞。深刻な社会問題になっている痴漢冤罪事件を通して、日本の刑事裁判制度の問題点について考えを深めた。
28日は展示のほか、イラスト道場、折り紙、木工、ミニリースづくり、冠バッチ、機織など各種体験。21団体が出演する芸能祭は午前9時30分から行なわれる。 -
千人塚マラソン大会
飯島町七久保の七久保小学校は23日、全校で千人塚マラソン大会を開いた。
高学年は千人塚公園まで往復5・2キロ、中学年は大宮神社から中央道を周回する2・8キロ、低学年は中央道まで1・3キロに挑戦した。
高学年は標高差が大きく、急な上り坂が続く、ハードなコースだったが、自己ペースを守りつつも、友だちと励ましあいながら、完走を目指した。
この日は秋晴れ、朝は気温も低く、マラソン日和。沿道には保護者や地域の人々が応援にかけ付け、最後まで走り抜くように声援を送っていた。 -
約百人が香り豊かな新そばを楽しむ
飯島町のそば処天七(伊藤昇志店主)は24日夜、成人大学センターで恒例の「新そばを楽しむ会」を開いた。町内外から家族連れなど約百人が来場、香り豊かな飯島産の新そばをたん能した。
この日は手打ちの二八そば、250食を用意、ざるで提供した。
そばのほか、同店の人気メニュー天ぷらの盛り合わせ、オードブル、各種飲物も並べられた。
乾杯に先立ち、伊藤店主は「おいしい飯島の新そばを食べながら、楽しいひとときを過ごして」とあいさつ。 この後、大皿でゆでたてのそばが次々と、テーブルに並べられると、参加者はおう盛な食欲を見せて、たちまち平らげていた。
町内から参加した男性は「新そばは香りがいい」「喉ごしも最高」と満足そう。
##(写真)
新そばの舌鼓を打つ参加者
##(写真) -
林良雄さん(70)
飯島町の代表監査委員を6年半務め、昨年から県監査委員協議会
監事、今年3月に会長に就任。8月には監査を通して、地方自治の発展に貢献したとして、協議会長表彰も受賞した。
「住民の代表として、町財政などをチェックする役割。決算審査では1年間の町政を審査し、議会報告を通して評価すべき点、改善すべき点などについて町民に正確に伝え、そのことで、町に対する町民の思いが深まることを願っている」。
また、06年度の町政運営については.中期総合計画・ふるさとづくり計画を着実に進めたことを評価する一方で、「町が第2の夕張にならないためには、プライマリーバランスを重視した財政運営をすべき」と指摘する。
飯島町生まれ、高校卒業後、駒ケ根市の丸山富高税理事務所に37年勤務し、その後、酒井事務所に移り、14年目。事業所の決算、税金の申告などに携わり、「高度成長時代からバブル期、バブル崩壊、現在まで、数字を通して、時代の明るい部分も影の部分も見てきた」。
客間には県監査委員協議会長表彰と並んで、児童福祉大会の県知事の賞状も飾られている。
「伊那市のたかずやの里へ、年2回40年間、わずかではあるが寄付を続けてきたことが認められた」とか。
火山峠を越え、高遠町に仕事に行く時にいつも、たかずやの前を通っているうちに「恵まれない子どもたちに目をそらさず、何か、自分にできることはないか」と考え、寄付を始めるようになったと動機に触れた。
また、趣味のマジックで、仲間と一緒に、施設訪問などのボランティア活動も続けている。マジックは近くの宮沢大造さんに勧められ、20年前から始めた。20年間に30種類ほどの技を習得した。得意な芸は水もので、シルクのスカーフの中からワインボトルを出したり、トルコ帽の下から卵を出したり、消したりすること。「失敗して卵が割れて、服を汚したこともあった。1つの技をマスターし、披露には、あらゆる失敗を経験する」とか。
また「マジックは生きがいであり、ボケ防止にもなる。マジックは人に喜んでもらえ、ストレス解消にもなっている。これからも続けたい」と話した。
妻と長男夫婦孫3人の7人家族 -
全校で記念歌「光のらせん」を練習
飯島町の飯島中学校で23日、統合50周年記念歌「光のらせん」の全校練習があった。
旧七久保中学校と飯島中が統合し50周年を迎えるに当り、唐沢史比古教頭と奥原智美教諭が共同制作した。2つのメロディーが「らせんのように」重なり合うのが特徴で、27日の記念式典で披露する。
曲は「たくさんの花が咲いている」で始まり、「らせん1つ1つの光の重なり、らせん1人1人が伝える命」ど締めくくる混声2部合唱。
奥原教諭は「歌詞の1番は過去から現在まで縦のつながりを、2番は飯島中から世界へ平和のメッセージを発信したいという横のつながりを表現した」。唐沢教頭は「未来に向って進む、明るいイメージの曲に仕上がった」と話していた。
この日の練習では奥原教諭の指揮で、唐沢教頭がピアノ伴奏して歌ったが、式典当日は同校吹奏楽部が伴奏する。
記念式典は午前10時から、吹奏楽部のファンファーレで始まり、大口寄付者、絵画寄贈者への感謝状贈呈、映像と思い出話で50年を振り返る。生徒や保護者、同窓会員、実行委員ら約500人が出席する。
式典出席者には生徒が校庭の木などを使って手作りしたコースターやペンダントが記念品として贈られる。
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高坂町長が2期目に向け公約発表
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任期満了に伴う飯島町長選挙の告示まで3週間と迫った25日、現職の高坂宗昭氏(65)=南街道=は、役場で記者会見を行い、2期目に向けての公約を発表した。
「若者に夢を!高齢者に安心を!そして町民に安全と豊かさを!、自立し、持続可能なまちづくり」をスローガンに、「住民主役の協働のまちづくり」「人口増、活性化」「行財政改革の推進」-を3本柱に、具体的施策に▽バイパス開通を踏まえた土地利用計画▽町内幹線道路網の整備促進▽伊南バイパス-堂前線アクセス間を開通▽新エネルギービジョンの策定▽地域医療の確立▽公費による妊婦健診は年5回に▽乳幼児医療無料化は中学生まで引き上げ▽各種検診の拡大▽地域の魅力を生かした産業振興▽住民意見(パブリックコメント)・住民自治基本条例など、重要事項の決定に町民が参画する手法の実施▽行政評価制度を含め一層開かれた町政運営▽職員定員管理計画の推進-などを挙げた。
高坂氏は「飯島町という大地に様々な種をまいてきたが、その目指す協働のまちづくり、人口増、活性化策は芽が出たばかりで、これからが正念場。この芽を町民の皆さんとともに育てて、将来に実りある飯島町の更なる発展を目指したいと決意を新たにしている」と述べた。 -
上伊那南部小学校音楽会
07年度上伊那南部小学校音楽会が24日、駒ケ根市の市文化会館で開かれた。南部教職員会(会長・小川清美東伊那小学校長)主催。駒ケ根市、飯島町、宮田村、中川村の伊南4市町村、10小学校の6年生児童約600人が一堂に会し、それぞれが練習を積み重ねて仕上げてきた合唱、合奏を晴れのステージで堂々と発表し合った=写真。
開会式に続いて全員で『つばさをください』を大合唱して心を一つにした後、児童らは順番に従い、緊張した表情でステージに登場。学校の規模によって人数の多少はあるものの、それぞれの持ち味を十分に発揮し、精いっぱいの演奏を披露した。
小川会長はあいさつで「演奏する心と聴く心。2つの心を育て、芸術の秋にふさわしい音楽会にしよう」と呼び掛けた。 -
高坂氏の1派のみ
任期満了に伴い11月13日告示、18日投票で執行される飯島町長選挙の立候補予定者事前説明会が24日、役場であった=写真。
出席したのは、2期目を目指す現職の高坂宗昭氏(65)氏=無所属、南街道=の1派のみ。ほかに表だった動きはない。
会に先立ち、鎌倉金蔵選挙管理委員長は「町長選挙は最も身近な選挙であり、町民の関心も高い。ルールを守り、違反のない、明るくきれいな選挙になるように」と要望した。
続いて、町選管から書類手続きや選挙運動に関する留意事項などの説明を受けた。
今回の町長選から5000枚を限度に新聞折り込み、街頭演説などで選挙公約などを記載したビラを配布できる。選挙区も9から7カ所に変更された。
今後の日程は届出書類事前審査は11月8日午後1時30分から、期日前投票は14縲・7日。
高坂氏は9月21日の町議会最終日に2期目に向け、出馬表明した。25日記者会見を行い、選挙公約を発表する予定。 -
信州花の里いいじまコスモス祭りが
伊那谷最大規模、200万本が咲く飯島町上の原のコスモス畑で20、21日、信州花の里いいじまコスモス祭りが開かれ、ミニコンサートや花の摘み取り、テント村などでにぎわっている。町・観光協会などでつくる実行委員会主催。
秋咲き大輪系を中心に、黄花、真紅など多彩な花が咲く4ヘクタールのほ場では、来場者は5本、10本と好みの花を摘み取ったり、駐車場特設ステージで繰り広げられる駒ケ根アルプホルンや飯島小学校合唱部、フルートアンサンブルなどの演奏に耳を傾け、餅つきを楽しみ、花の中でのどかな時を過ごしていた。
また、リンゴやナシ、野菜、花など農産物、五平もち、おやき、おこわなどの農産加工品が並ぶテント村では、1点2点と飯島町の特産品を買い求めていた。
21日もテント村で直売、飲食コーナー、駒ケ根アルプホルン、セントラル愛知交響楽団、飯島中学校吹奏楽部などの演奏のほか、県町村会主催の信州縦断元気なふるさと収穫祭めぐりもある。
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行方不明男性遺体で発見
15日朝に軽自動車で自宅を出たまま行方が分からなくなり、家族が家出人捜索願を出していた松川町の無職の男性(51)が20日午前9時30分ごろ、飯島町七久保の山中で遺体で発見された。19日午後6時ごろ、住民から林道横根山線沿いに軽自動車が止まっているとの通報を受けて20日朝から周辺を捜索していた駒ケ根署員らが発見した。死因は同署が調べている。
同署によると、現場は与田切発電所上流約500メートルの与田切川沿いで、林道から数百メートル離れた高さ十数メートルのがけの斜面。周囲の状況や遺体頭部の損傷などから、山中をさまよっているうちに何らかの原因でがけから転落したものとみられ、事件に巻き込まれた可能性は薄いとみている。男性は福祉施設に通っていて、これまでにも何度か行方が分からなくなることがあったという。 -
生徒ひとり一人が選んだ413冊
飯島町の飯島中学校で15日から、生徒ひとり一人が選んだ「50周年記念寄贈図書」の貸出が始まった。
同校は1958年、旧村立七久保中と統合、50周年を迎えることから、各種記念事業を計画。寄贈図書も記念事業の一環、地域や同窓会の寄付金の1部で、全生徒にアンケートを実施、希望する413冊を購入、学校図書館の1角に記念図書コーナーを設けた。本は中学生に人気のジュニア小説や文庫本など小説を中心に、自然科学、スポーツ関係など。生徒希望分とは別に百科辞典や地図などもそろえた。
この日の貸出数は百冊余で、1日平均40冊の2倍以上、多くの生徒が図書館に足を運んだ。
図書委員長の増沢菜々子さんは「希望が他の人と重なったので、同じ作者の別の本を選んだ。読むのが楽しみ」と話していた。
また、司書の上山富美子さんは「新しい本が1度にたくさん入り、生徒の関心も高まっている。これを機に読書習慣が身につけば」と期待していた。
このほかの記念事業は記念式典(27日)、記念誌「あこがれたかく」発行などを予定 -
飯島区民体育祭
飯島町は14日、町内の4区(飯島・田切・本郷・七久保)でそれぞれ、区民体育祭を開き、秋空の下、快い汗を流し、交流を深めた。
このうち、「元気いっぱい力いっぱい笑顔いっぱい」をテーマに、飯島小学校校庭で開いた飯島区は、区民約千人が参加。ラジオ体操でスタート。紅白に分かれ、1本の綱を引き合った運動会定番の綱引。飯島・東部保育園の園児がピンクや黄、緑、青の4色のボンボンを振って「ずっこけ男道」を元気いっぱい踊った。「1、2、1、2」と号令を掛け、足をそろえて、ムカデ競争。小学生と65歳以上による「孫と一緒に玉入れ」。ダンボールの箱を引いて運ぶ「宅急便リレー」と、それぞれの年代や体力に応じた競技が続き、大歓声を背に、耕地の名誉をかけ、たすきをつないだ男女混合リレーで14プログラムを締めくくった。 -
約3カ月の試行運行の結果を検討
飯島町生活交通確保対策協議会が11日夜、約20人が出席し、役場で開かれた=写真。7月16日に試行運行を開始し、ほぼ3カ月経過した地域循環バスの利用状況や利用者の意見、要望について検討した。
利用状況は7月(運行日数12日)227人、8月(同23日)445人、9月(同20日)401人。計1073人(1日当り19・5人)。各コースとも利用は午前中に集中している。病院コースも午前中の利用が多く、全体の27縲・8%を占めている。
利用者の意見、要望は▽福祉バスの方が良かった▽発着点は役場でなく、JR駅かコスモ21の方がいい▽乗り継ぎが多い▽逆周りを設定してほしい▽昇降が高く、老人には大変-など。
また、バス乗務員からはカーブミラーの設置や立木の伐採、停留所の位置などの安全対策上の課題が出された。
検討会では「65歳以上のアンケートが必要では」「どこでも乗れるデマンド方式が導入できないか」「乗った人がどこで降りるか調べた方がいい」などの意見が出された。
発着点やコース、運行ダイヤ、停留所の位置などの見なおしを次回(11月中旬)検討会で協議する。 -
19品目(継続14、新規5)を認定
飯島町観光協会(会長・高坂町長)は11日、農村環境改善センターで07年度推奨品審査会を行い、特産品開発部会や観光協会理事、伊那保健所員ら9人が申請された19品目(継続14、新規5)を慎重に審査し、全品目を認定することにした。
審査は1次と2次に分け、1次では「飯島らしさ」や添加物、包装、表示などを審査し、2次では試食し、食味を調べた。
認定は隔年で実施。認定期間10月1日縲・9年3月31日。
新規に認定された品目と販売者は次の通り
▽なすのからし漬(若葉の会)、みそバタークッキー(ブレッドいいちゃん)、羊かん各種、山里の恵(以上いつわ)、馬おやき(ふるさとの味いいじま) -
飯島町長選・告示まで1カ月
任期満了に伴う飯島町長選挙は11月13日告示、18日投開票で実施される。告示まであと1カ月になったが、これまでに出馬を表明しているのは再選を目指す現職の高坂宗昭氏(64)=七久保=のみ。
##本文
高坂氏は9月の町議会定例会最終日のあいさつで「深く熟慮した結果、再度立候補し、町民の皆さんに信を問い、町民本位の明るく活力ある飯島町の建設に一層努力したい」と2期目に向けた出馬を表明した。
また「“持続可能な町づくり”は、その道筋はつけたが、これからが正念場」とし、任期中の諸施策や課題を挙げ、「まいた種を町民とともに育て、実り多き飯島の収穫を迎えることが私に課せられた使命」と、出馬の動機に触れた。
選挙公約などの発表は10月下旬の予定。
現在、ほかに表だった動きはない。前回選挙で善戦した林英彦氏(共産党飯島町委員会責任者)は「合併論議が争点だった前回と違って、今回は対立軸がはっきりせず、町民を二分する争点もない」と分析し「現職の政策を見て対応を検討したい」と話している。
10月1日現在の有権者数は8276人(男3959、女4317)。 -
飯島町長選挙、告示1カ月前
飯島町の任期満了(11月29日)に伴う町長選挙は11月13日告示、18日投開票で実施される。告示まで1カ月と迫ったが、これまでに出馬を表明しているのは2期目を目指す現職の高坂宗昭氏(64、七久保)のみ。
高坂氏は9月の町議会最終日の閉会あいさつの中で「深く熟慮した結果、再度立候補し、町民の皆さんに信を問い、町民本位の明るく活力ある飯島町の建設に一層努力したい」と2期目に向けた出馬を表明した。
また、「,持続可能な町づくり,はその道筋はつけたが、これからが正念場」とし、任期中の諸施策や課題を挙げ「まいた種を町民とともに育て、実り多き飯島の収穫を迎えることが私に課せられた使命」と、出馬の動機に触れた。選挙公約などの発表は10月下旬の予定。
現在、ほかに表だった動きはないが、前回選挙で善戦した林英彦氏(共産党飯島町委員会責任者)は「合併論議が争点だった前回と違って、今回は対立軸がはっきりせず、町民を2分する争点もない」と分析し「現職の政策を見て対応を検討したい」と話している。
10月1日現在の有権者数8276人(男3959、女4317) -
若者定住促進を目的に、飯島町では初
飯島町飯島の旧東部保育園跡地で11日、若者定住促進に向けた特定公共賃貸住宅の起工式があった。飯島町では初。町や町議、県住宅供給公社、地元、施工業者ら約20人が出席し、神事を行い工事中の安全と期限内完成を祈った。工期は来年3月15日、4月から入居を開始する。
同住宅は敷地面積2250平方メートル、鉄筋コンクリート2階建て2棟を建設。このうち、1棟は延べ面積495平方メートル、3LDK6戸、8畳2間、6畳、約10畳のDK、専有面積78平方メートル。もう1棟は延べ面積365平方メートル、2LDK6戸、8畳、6畳、約10畳のDK、専有面積56・8平方メートル。
町は建設を県住宅供給公社に委託、完成後、買い取る。
神事の後、高坂町長は「現地は風光明び、保育園にも駅にも近く、子育て環境もよく、生活の利便性も高い。完成後、早期に満室になり、町の人口増、活性化に寄与できるように」と期待を込めた。 -
花ろまん26コスモス
微風にも揺れ、結んだ朝露にも細い花茎はうなだれる。メキシコ原産、明治時代に日本に渡ったコスモスは、日本人好みの清楚な風情で、日本の秋を代表する花となった。野分けの風に折れても、ちぎれても、折れた所からお日様に向って、真っ直ぐに伸び、花を咲かせる。コスモスは思いのほか、したたな花である。今回のテーマはコスモス。伊那谷最大規模200万本が咲く飯島町飯島上の原のコスモス畑、桜の町の秋桜街道、伊那市高遠町の国道152号線沿いに展開する老人クラブのコスモス花壇を紹介する(大口国江)
##(中見出し)
4ヘクタールに6種類、多彩な花を咲かせる
秋桜まつりは20、21日
花のまち、飯島の景観形成作物として、転作田約4ヘクタールに作付けされたコスモスは秋咲き大輪をメーンに、さわやかな黄色のイエローキャンパス、優しい色目のオレンジキャンパス、真紅のティーブレッドキャンパスなど6種類。7月に種まき、各農家が除草など管理し、花の時期を迎えた。
現在、イエローキャンパスやオレンジキャンパス、縁取りがかわいいピコティーが見ごろを迎え、赤、白、ピンクの花が最大で直径18センチにもなる巨大輪は3分咲きから5分咲きになった。まもなく、コスモス畑を一望できる高見台も設置される。
11年前、飯島町制40周年記念事業の一環として、当時、JA上伊那営農課長の北原秀美さんが「農家も消費者もみんなで楽しんで、農地の持つ多様な価値を再認識しよう」と、広域農道沿線の農家に呼び掛け、延長400メートルの両サイドで栽培、翌年から秋桜まつりを開催。農道沿いに駐停車するなど交通安全上の問題から「ゆったりと見てもらおう」とメーン会場をJA飯島果実選果場北に移動した。北原秀美さんは「まつりの2日間に1万人が訪れる。たかがコスモス、されどコスモス。コスモスを見ながら、2つのアルプスの景観、おいしい空気に感動している姿を見て、農家の皆さんも共感している」と話す。
秋桜まつりは20、21日、コスモス畑や隣接の飯島果実場駐車場などで開かれる。
コスモス畑のミニコンーサート(セントラル愛知交響楽団、アルプホルン、飯島中奏学部、飯島小合唱部など)、コスモスの無料摘み取り、テント村での地元農産品、農産加工品の直売、飲食コーナーもある。
##中見だし
老人クラブが丹精込めて育てたコスモスで、国道152号を彩る、コンテストも
桜の町、伊那市高遠町は老人クラブを対象に花のまちづくりの一環として、コスモスコンテストを20年前から開いている。今年は9単位クラブ10カ所がエントリーした。この中から、今、満開の花壇を紹介する。
コスモスの種類
コスモスという言葉は英語では「宇宙」をさすが、植物の場合はギリシャ語で「美しい」「飾り」の意味。別名アキザクラ(秋桜)、オオハルシャギク(大春車菊)。キク科、コスモス属、メキシコ原産、スペインで「コスモス」と名付けられた。本来は短日植物だが、最近は日長に関係なく早咲きの園芸品種が作出され、は種から約3カ月で開花する。
種類は一重単色が一般的だが、八重咲き、シェル咲き、2色咲き、白地の花弁の縁に紅色の覆輪を持つピコティー咲きなどがある。 また、同属別種に、花壇用などで、広く栽培されているキバナコスモスがある。草丈は低く、花は4縲・センチの一重、半八重。花色は黄色、黄橙、朱赤もあり、夏から秋まで咲き続ける。このほか、色も香りもチョコレートの、メキシコ原産チョコレートコスモスもある。 -
飯島中吹奏楽部定演
飯島町の飯島中学校吹奏楽部(小林孝行顧問、鈴木智子部長)は7日、第3回定期演奏会を町文化館大ホールで開いた。50人を超える部員らがステージに登場し、日ごろの練習の成果を存分に発揮。大編成ならではの迫力ある演奏でホールを埋め尽くした=写真。
ステージ第1部は、小林顧問が飯島中統合50周年を記念して作曲したというファンファーレ『憧れ高く』でスタート。ブラスバンドマーチを中心に7曲を披露した。第2部はポピュラー、ジャズ、ロックンロールなど、リラックスした雰囲気の7曲を演奏した。
満員の客席では、訪れた保護者らが生徒の晴れ舞台をビデオに収めようとカメラを構えたりしながら、演奏にじっと耳を傾けていた。 -
横田昌蔵さん(79)飯島町七久保
飯島町七久保の新世紀美術会員で郷土作家の横田昌蔵さんは、ふるさと飯島町への思いをこめた「飯島28景」を制作。12日から町内で開く個展で披露する。
長く親しまれている駅舎や列車が勇壮に走る鉄路、鉄橋、最近作られ、歴史に残ると思われる建造物、朝な夕な眺めている中央アルプス、南アルプスの山並、古刹、のどかな田園風景など、心に残る風景や絵心誘う28カ所を選んだ。
1928年七久保に生まれ、長野青年師範学校を卒業し、中学の美術と社会科の教師に。飯島中学校や西春近中学校で教える傍ら、油彩を新世紀美術協会役員の浅井正勝さんに師事し、制作活動に励んだ。
創作は風景画を中心に、県展や新世紀展に向けた人物の大作にも力を注いだ。海も好きで、海の絵も多い「特に房総の荒海をよく描きに出掛けた。ナイフで力強く描いた絵は結構気に入っている。ひなびた漁村の風景、海の夕焼け、小焼けは絵心を誘う」。
1988年中川中学校長を最後に定年退職した後も、非常勤講師として駒ケ根工業高校と松川高校で合わせて10年間美術を教えたが、その後は画業一筋。
12日から始まる「飯島28景」は「生きてきたわがふるさとをしっかり見つめよう」と、1年以上前から構想を練り、候補地にスケッチに出向いた。田切地区は坂の上の田切駅、白き門の聖徳寺、残雪の田切岳、吉瀬田切大橋、飯島地区では黒い門の飯島陣屋、仙丈ケ岳遠望、与田切から望む南駒、本郷地区は西岸寺の山門、与田切鉄橋、七久保地区は慈福院のしだれ桜、塩見岳の冠雪など28カ所に絞り込んだ。
作品は6号が中心で、3分の1が水墨画、残りが油彩。「油彩はねっとりしっかり描ける。水墨画は日本人的な淡泊な良さがあり、どちらも棄て難い」とか。「作品を見た人がふるさとの良さを再発見し、郷土愛を育んでもらえれば」と話す。 今後は、行燈市や「いいじまはないち」など、人と暮らしをテーマに描いていきたいとも。
個展は「美しい、豊かな飯島28景を描く」と題し、12日から来月12日まで、JR飯島駅前アミカホールで開催する。
妻と2人暮らし(大口国江) -
駐在所夫人激励会
管内の駐在所に勤務する警察官の夫人らの日ごろの労苦をねぎらおうと、警察官を支援する事業所などでつくる駒ケ根警察官友の会(唐沢亨会長)は4日、駐在所夫人の激励会を駒ケ根警察署で開いた。駒ケ根市の中沢、宮田村の宮田村、飯島町の飯島、七久保、中川村の片桐、大草の各駐在所の夫人6人が出席し、唐沢会長と駒ケ根署の山本修作署長らの激励を受けた。唐沢会長は「警察一家というくらいで、奥さん同士の横のつながりは普通の家庭よりも強い。皆さんは警察業務も補助的に行うなど、精神的にも肉体的にも苦労があることと思うが、今後もどうか頑張って」と激励し、一人一人に記念品を手渡した=写真。夫人らは「夫の助けになれるよう、これからも努力したい」、「24時間気が抜けない生活だが、地域の人たちと交流を深めていきたい」などと今後に向けて決意を新たにしていた。
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全国身体障害者スポーツ大会出場の三浦真俊さんを激励
飯島町役場で1日、第7回全国身体障害者スポーツ大会「秋田わか杉国体」の男子バスケットボール競技に出場する三浦真俊さん(本郷、JA上伊那勤務)の激励会があった。
同大会は秋田県能代市で13日縲・5日まで開催。三浦さんがセンターを務めるFID長野チームは第7回全国障害者スポーツ大会北信越・東海ブロック大会(6月16、17日、岐阜県大垣市)で優勝、全国大会への切符を手にした。
激励金を手渡した後、高坂町長は「町としても名誉なこと、練習の成果を発揮し、よい成績を残して」と活躍を期待した。
三浦さんは「今まで、最高が3位だったので、今回は優勝を狙いたい」と決意を述べた。 -
本郷神社例祭
豪快な大三国が人気の飯島町本郷の本郷神社例祭は29日夜、本郷第6耕地年番で壮大に繰り広げられた。昼間はしし練りを披露し、夜は打ち上げ花火と大三国の打ち上げ。境内を埋め尽くした見物客は、夜空を焦がす光と音、火の粉の舞に熱狂した。
午後9時、約60人余の厄年の男女や年番耕地の競い隊が、そろいのはっぴ姿で、玉箱を担いで境内に繰り出し、ほどなく、全ての灯りが消され、やみと緊張に包まれた境内で、突然、百メートル余の綱火が走り、「厄払」の焼き文字が浮き上がり、そして消え、境内の東西南北から吹き上げる庭花火に酔いしれる間なく、御神前(小三国)に点火した。間を置いて、再び、綱火が走り、ナイヤガラ、大三国に点火。噴き出す火の粉で「春夏秋冬」を描いた。
情け容赦なく降り注ぐ火の粉を浴びながら、競い隊は玉箱をたたき、おんべを振って「わっしょい、わっしょい」と気勢を挙げ、年番耕地の心意気を見せつけた。 -
変わった植物、ナンバンギセルが咲く
ススキやチガヤに寄生する、変わった植物、ナンバンギセルの花が飯島町本郷の林公明さん宅で咲き始めた。 ナンバンギセルは葉緑素を持たない寄生植物。長い花柄を伸ばし、その先にピンク色の花を咲かせる。花柄や花の形が南蛮人が持つパイプに似ていることから名付けられた。
うつむき加減咲く、風情ある花容は「オモイグサ」とも呼ばれるハマウツボ科の1年草。
林さんは昨年冬、ヤクシマススキの根元に粉のように細かい種を数百粒まきつけた。種はススキの根に付着し、発芽し、根を伸ばし、秋には花柄を伸ばした。発芽率は低く、数百粒まいても、数本しか生えない。
林さんは「花の形が面白い。ナンバンギセルを育てるというよりも、ススキを育てることに気を配っている」と話している。
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七久保小が桜守ファミリー活動
飯島町桜守ファミリーの七久保小学校は28日、4年生22人が参加し、担当する6本の夏作業をした。
子どもたちはスコップを持って集まり、信州いいじま桜守の役員から作業の仕方を教わった後、6班に分かれ、木を見上げたり、うろを覗き込んで、虫はいないか、枯れたり、テングス病の枝はないかなど、真剣に観察した。
この後、1輪車でキノコの廃オガ材を運び、根元から少し離して、枝が伸びている範囲の土の上に、敷き詰めるなど、樹冠下マルチ作業に精を出した。
子どもたちは「重い、重い」と言いながら、1輪車を押したり、「おがくずの中に虫がいた!」などと騒ぎながら、作業を進めていた。