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洋らんの花を咲かせる会展示会
春の訪れを告げる洋らんの展示会が、20日と21日の2日間、箕輪町富田のガーデン和らぎで開かれている。
展示会は、町内外の有志でつくる洋らんの花を咲かせる会が毎年開いているもので、今年で9回目になる。
会場には会員65人の洋らん30種類、約270点が並んでいる。
去年の夏は涼しかったため、洋らんの生育が進み、展示会に合わせて花を咲かせるのに苦労したという。
会場を訪れた人たちは、洋らんから漂う春の香りを楽しんでいた。
平松生男会長は「会員が丹精込めた洋らんがたくさん並んでいる。会場へ来て春を感じてもらいたい」と話していた。
洋らんの花を咲かせる会の展示会は20日まで、箕輪町富田、与地・辰野線沿いのガーデン和らぎで開かれていて、時間は午前9時から午後4時までとなっている。 -
自宅の守り本尊「大日如来像」公開
箕輪町下古田の小林曽さん宅では、小林家の守り本尊である「大日如来像」を公開している。
小林家に代々伝わる、大日如来像は江戸時代中期のものとみられ、晴賢という仏師が17歳の時に彫ったものだという。
この如来像は、普段は、近くの祠にまつっているが、今回初めて、自宅で公開する事にした。
また如来像の公開にあわせて、「うちの小さな博物館」と題し、小林家の家宝なども展示している。
小林さんの先祖の家系図や、武士の扶持を記した書状、江戸時代の煙草入れやキセル、明治時代の上伊那の地図など珍しいものが並んでいる。
また、隣の部屋では、小林さんが趣味としている俳句を詠んだものや、掛け軸なども展示している。
小林さんは、「普段お目にかかることがないものがたくさんあると思う。わが家の小さな博物館を見てもらいたい」と話している。
これらは1ヶ月ほど展示するということで、興味があればだれでも見学できるという。
問い合わせは電話79竏・284(小林さん) -
ペレット製造体験
箕輪町で14日、ペレットストーブの燃料となるペレットの製造体験などのイベントが開かれた。
森林保護などの活動に取り組んでいるNPO法人森のライフスタイル研究所が、ペレットがどのようにして作られているのかを知ってもらおうと開いた。
イベントではペレット製造機を使い、おがくずから長さ2センチ、直径7ミリほどのペレットが作られていた。
ペレットは廃材などを利用して作ることができ、地球温暖化の抑制や資源の有効活用につながる燃料として期待されている。
イベントに訪れた人たちは、機械をのぞきこんだり、ペレットに触れてみるなど興味を示していた。
森のライフスタイル研究所の竹垣英信代表は、「ペレットは間伐で出た木材などを使ってできています。これを燃料にすることで、二酸化炭素の排出を抑えるとともに、森林整備にもつながります」と話していた。
研究所では、ペレットの消費拡大を図るため、ペレットを燃料とするペレットストーブの普及にも力を入れていくという。 -
古いひな人形を園児が見学
箕輪町にある江戸時代の豪農屋敷「箕澤屋(みさわや)」に、約180年前のひな人形などが展示されている。
屋敷の中には、江戸時代の後期や明治時代に作られた珍しいひな人形など、約70体が並んでいる。
16日は、近くの沢保育園の園児たちが訪れ、人形を見学しました。
箕澤屋は、江戸時代、この地域に多くの土地を持っていた大地主の屋敷で約150年前に建てられた。
屋敷の中に古いひな人形が眠っていたことから、この時期に展示し、一般にも公開している。
最も古いとされる「享保(きょうほ)びな」は、180年ほど前に作られたと見られ、お内裏様が着物の外に足を出しているのが特徴。
ほかにも、120年前に作られた「古今びな」や、明治初年に作られたものなどさまざまな人形が並んでいる。
人形は3月中旬まで展示していて、一般にも公開している。 -
箕輪町が臨時交付金基金設置
箕輪町は、国の経済対策の補助金を活用した箕輪町地域活性化・公共投資臨時交付金基金を設置した。
基金設置に関する条例案は、15日開かれた町議会臨時会に出され、原案通り可決された。
基金は、公共事業などに伴う財政負担の軽減や、円滑に事業実施する目的で設置され、主に来年度実施する道路事業に活用する予定。
財源は国からの公共投資臨時交付金約6700万円が積み立てられ、基金の期限は平成22年度末まで。
同日の議会ではこのほか、町道の補修や舗装工事事業などを盛り込んだ総額1億4300万円の補正予算案が可決された。 -
中国語教室の子どもが新年会
箕輪町文化センターで13日、旧正月に行われる中国の新年会が開かれ、中国語教室に通う子どもとその保護者ら約40人が楽しんだ。
教室は町内に住む日本語しかわからない中国人の子ども達に、母国の中国語を教えようと始まったもので、現在は日本人を含む約10人が通っている。
中国では正月よりも旧正月にパーティーなどを開いて祝うのが一般的とされていることから、中国の文化に触れてもらおうと新年会が開かれた。
祝いごとの時には水餃子を食べる風習があることから、この日は水餃子を囲んで中国語と日本語を交えたなぞなぞなどをして楽しんでいた。
中国語を教えている有田波江さんは「中国と日本は近いが文化の違いはたくさんある。こうしたパーティーなどを通じて、母国の中国の文化に触れるきっかけにしてもらえたら嬉しい」と話していた。 -
箕輪町「セーフコミュニティ認証取得」に向け知事に要望
箕輪町の平澤豊満町長は9日、WHO世界保健機関が定めるセーフコミュニティ認証取得に向け、村井仁長野県知事に協力を求めた。
9日は、平澤町長らが県庁を訪れ村井知事にセーフコミュニティの認証取得に対して支援協力を要望した。
セーフコミュニティは、「事故や自殺、犯罪などによる怪我を、偶然ではなく予防できる」という理念のもと、行政や警察、地域などが連携・協力し、安心安全なまちづくりを進める取り組み。
平澤町長は、「安心安全のまちづくりを目指し認証取得を目指したい」とし村井知事に協力を求めた。
村井知事は、「認証されたら長野県のひとつの売りになる。県としても協力していきたい」と話していた。
箕輪町では、去年12月定例議会で平澤町長が認証取得を目指す事を宣言した。
WHOは一定の基準を満たした自治体をセーフコミュニティとして認証していて、国内では京都府の亀岡市、青森県十和田市が取得している。
現在、神奈川県厚木市が認証取得を目指していて、箕輪町は全国で4番目、町村では最初の取り組みとなる。
町では、認証取得により安心への町の意識が高まりイメージアップにつながる事や、地域や行政などが情報を共有することで信頼と絆の強化が図れるなどの利点を上げている。
箕輪町では今後、取り組みのポイントを解説したものを広報誌に掲載するほか、今月20日に、この運動の基本母体となる推進協議会を発足させる。 -
箕輪町特別職報酬答申
町長・副町長10%減額箕輪町特別職報酬等審議会は8日、平成22年度の町長と副町長の給料について、本年度同様の10%減額とする答申をした。
審議会の柴要会長が平澤豊満町長に答申した。
町長と副町長の給料は、今年度10パーセント減額している。
審議会では、来年度も、町を取り巻く情勢を踏まえ、この難局に対処する必要があるとして、引き続き10パーセントの抑制措置を継続することを答申した。
これにより、町長の給料月額は74万7千円、副町長は60万3千円となる。
また付記事項として、平成14年度からの条例附則による減額措置を廃止し、今後は町長の職務と職責を照らし、実態に沿った条例本則の改正をするよう要望している。
平澤豊満町長は、「みなさんの意向を十二分に参考にし、今後の行政運営に対応したいと思う」と話した。
町は、町議会3月定例会に10パーセント減額する条例改正案を提出する予定で、可決されれば4月1日より実施される。 -
上古田区豪雨災害復旧工事竣工式
平成18年7月豪雨災害で土石流や地滑りが発生した箕輪町の上古田区で、復旧工事などの完成を祝い7日、竣工式が行われた。
現地で災害の経緯や復旧事業の内容を記した記念標の序幕式が行われた。
上古田区は、平成18年の豪雨災害で集落上流の滝の沢、曲り尾沢で発生した土石流により大きな被害を受けた。
県は平成19年から、曲り尾沢、滝の沢に砂防堰堤の建設などを行い、このほど完成した。事業費は約4億6千万円。
また、災害発生の要因として、里山の整備不足が考えられることから、山林約90ヘクタールの間伐整備と、林道約1.8キロを開通させた。
里山整備には県の森林税を活用し、事業費は約2300万円となっている。
竣工式で、上古田区の大槻長区長は、「森林や環境整備に努め、安心安全な地域づくりを目指していきたい」とあいさつした。
平澤豊満町長は「災害から3年半が過ぎた。災害の記憶を風化させず、皆で地域を守り、後世に伝えていくことが私たちの義務」と話していた。 -
箕輪町民ラージボール卓球大会初開催
第1回箕輪町民ラージボール卓球大会が7日、箕輪町民体育館で開かれた。
ラージボールは、公式戦の物より直径が4ミリ大きく作られていて、老若男女誰でも手軽に卓球を楽しめるという。
大会は、町内の卓球愛好者が冬場の体力作りと、世代を超えた交流を目的に初めて開いた。
種目は、ミックスダブルスと団体戦が行われ、中学生から70代までの60人が出場した。
会場では、家族を応援に来た子ども達も、空いたコートを使い卓球を楽しんでいた。
大会の結果、ミックスダブルスでは唐澤英利さん・荻原理実子さんペアが、団体ではチーム宮本が優勝した。 -
箕輪中部小 エコ活動に取組み7年
箕輪町の箕輪中部小学校では、7年前に環境省エネ委員会をつくりエコ活動を進めている。
同校の全校清掃の時間。雨水や雪溶け水を溜めた雨水タンクから水を出し、太陽熱を使って温めたお湯を混ぜ、ぬるま湯にして拭き掃除に使う。
7年前、1つのクラスで行われていた活動を、全校で行っていこうと環境省エネ委員会を設置した。
水道水の利用を減らすために雨水を利用したり、節電のため電気をこまめに消すなどの活動をしている。
今年は、伊那テクノバレー地域センター・リサイクル研究会が1月に開いたKIDS自然エネルギー活用コンテストに初めて参加した。
コンテストでは7年間継続してきた活動について発表し、「楽しく継続7年賞」を受賞した。
箕輪中部小では、活動がマンネリ化しないよう新たな企画を考え、環境に対する取り組みを続けていきたいとしている。 -
綿半が県とレジ袋削減で調印
5日は県下統一のNOレジ袋デーです。
県下に15店舗を持つ綿半ホームエイドと県がレジ袋削減のための協定を締結し、店頭でPR活動を行った。
綿半スーパーセンター箕輪店では、店員が客にレジ袋が必要かどうかを確認しながら、対応していた。
県は、レジ袋削減やマイバックの普及に向けた活動に積極的に取り組んでいる小売業者と、レジ袋削減のための協定を締結している。
5日は、長野県庁で調印式が行われ、綿半ホームエイドが24社目として協定を締結した。
また5日は、協定の締結に合わせ、上伊那地方事務所の職員や地元の消費者の会のメンバーなどが、綿半の箕輪店前でレジ袋削減とマイバックの持参を呼びかけた。 -
伸光製作所 寄付
プリント配線板の設計・製造・販売を行っている箕輪町の伸光製作所は1日、社員から集めた寄付金6025円を箕輪町に寄付した。
労働組合の小塩崇委員長と総務課の山岸雅通担当課長が役場を訪れ、平澤豊満町長に寄付金を手渡した。
伸光製作所では、労働組合と会社が協力し、昨年12月募金箱を食堂に設置し、社員からの寄付を募った。
町への寄付は10年以上前から続いていて、小塩さんは「今年は金額が伸びなかったが、気持ちを届けることができた。福祉に役立てほしい」と話していた。
平澤町長は、「経済が厳しい中寄付を頂きありがたい。福祉にしっかりと使いたい」と感謝していた。 -
自衛隊がふれあいコンサート
陸上自衛隊第12音楽隊のふれあいコンサートが31日、箕輪町文化センターで行われた。
コンサートは、箕輪町自衛隊協力会が2年に1回開いていて、今回で6回目。
陸上自衛隊第12音楽隊は群馬県が活動の拠点で、関東や中部地方を回って演奏会を開いている。
31日は、行進曲やポップスなど13曲を披露し、信濃の国では、会場も一緒になって唄った。
箕輪町自衛隊協力会の市川治實(はるみ)会長は、「地域の安全を守る自衛隊の活動を知ってもらう、良いきっかけになったと思う」と話していた。 -
箕輪町で生ごみ資源化モデル事業スタート
生ゴミの資源化を目指す箕輪町は2日から木下の北城地区で試験的に生ごみ処理モデル事業をスタートさせた。
この事業は、各家庭から出た生ごみを集めて処理し、堆肥を作るもの。
2日は、モデル地区となった木下の北城地区でセレモニーが行われ、区の関係者など20人が参加した。
北城地区はごみの収集の効率が良い事や収集場所が広い事等から、モデル地区に選ばれた。
式の中で、永岡文武副町長は「地球環境を守る大きな運動の一つとしてスタートする事が出来た。みなさんのご協力を突破口に、この事業を町内に広めていきたい」と挨拶した。
初日の2日は、地区住民がゴミ専用の袋に生ゴミを入れていた。
町によりますと、今回モデル地区となった北城地区では185戸あるうちの180戸がこの事業に賛同したという。
また、町が北城地区で生ごみの処理について実施したアンケートによりますと4割の家庭で自家処理しているという。
毎週火曜日と金曜日にごみ専用袋が地区内4ヶ所に設けられ業者が回収する。
箕輪町では、この生ごみ処理モデル事業を試験的に3年ほど実施する計画で、堆肥にしたものは必要な家庭での利用を考えている。 -
ふれんどわーく自主製品ネット販売スタート
箕輪町の町障がい者就労支援センター「ふれんどわーく」は先月から、自主製品のネット販売を始めた。
ホームページに紹介されているのは、アクリル繊維で作ったモップやマフラー、ラベンダー入りの置物など13種類。
これらの製品は、ふれんどわーくのオリジナル商品で、少しでも販路が広がり、利用者の収入の増加につながればと、ネット販売を始めた。
ふれんどわーくは、障がいのある人の自立や働く喜びを育てようと作られ、現在は20代から40代の22人が働いている。
主に自主製品の販売や、企業から依頼を受けた仕事、町内施設の清掃等を行い、収入を得ている。
しかし、月平均の売上も、多い時には20万円程あったが、一昨年前からの景気の悪化に伴い、最近は減少傾向にあるという。
ふれんどわーくでは、特殊な物や独自性のある物などはなかなか作れないが、多くの人が見るインターネットで商品を紹介することで、少しでも販路拡大につなげたい竏窒ニしている。
ふれんどわーくの商品は、箕輪町社会福祉協議会ホームページ、または検索サイトで「ふれんどわーく」と打ち込むと閲覧することができる。 -
松島分館子育て学級で豆まき
箕輪町公民館の松島分館子育て学級の親子が25日、一足早く豆まきをした。
子育て学級の親子14組が豆まきをし、子どもたちが絵の鬼に向かって紙で作った豆を投げていた。 -
無量寺で福ます準備
箕輪町北小河内の無量寺で23日、節分の豆まきに使う福ますの準備が行われた。
無量寺の中川弘道(こうどう)住職が、福ますに幸せを願う「福」と、長寿を願う「寿」の文字を書いた。
無量寺では、2月3日の節分に年男年女による厄除けの福豆まきを行う。
福ますは50個用意され、豆まきのときに使われる。
中川住職は、「世の中は先例のない不況。自分の信念を持って、精神力を整え、健康で頑張ってほしいという願いを込めました」と話していた。
無量寺の節分行事、護摩祈祷は2月3日の午後3時から、福豆まきは午後4時から行われる。 -
箕輪町北小河内中村地籍 災害復旧事業 竣工式
平成18年の豪雨災害で土石流などの被害があった箕輪町北小河内の災害復旧事業がほぼ終了し、23日竣工式が行われた。
竣工式では、「災害復旧の碑」の除幕式が行われた。
北小河内区・中村常会は、平成18年の豪雨災害で発生した土石流により、大きな被害を受けた。
災害を受け、地区内には災害復旧対策委員会が設置され、国、県などと復旧事業を進めてきた。
砂防ダムの建設など、平成18年度に着工し、去年の12月にほぼ完成。総事業費はおよそ8億円となっている。
除幕式のあとに開かれた竣工式で北小河内区の丸山亮区長は「災害復旧事業で安心・安全な地域に近付いた。協力いただいた多くの方に感謝したい」とあいさつした。 -
箕輪町で下駄スケート体験会
昭和30年代まで使われていたという、下駄スケートの体験会が23日、箕輪町の上古田スケート場であった。
会場には普段郷土博物館に所蔵されている下駄スケートが用意された。
65年間毎年下駄スケートで滑っているという丸山平治さんが、参加者に履き方などを教えていた。
下駄スケートに挑戦した人たちは、下駄の冷たさや痛さ、不安定さに悪戦苦闘していた。
小学6年生の時以来、50年ぶりに下駄スケートを履いたという坂牧勉さんは、久しぶりの感覚を楽しんでいた。
指導にあたった丸山さんは「今は立派なスケート靴があるが、下駄スケートには独特の良さがある。多くの人に体験してもらいたい」と話していた。
箕輪町郷土博物館では、希望があればいつでも下駄スケートを貸し出す。 -
大寒なのに春の陽気
20日は大寒。1年で最も寒いころとされているが、伊那地域の最高気温は13.7度まで上がり春のような陽気となった。
この時期としては暖かな1日となり、箕輪町福与の福与城址公園には、福与城址を守る会の松崎久司会長と奥さんの仲子さんが訪れていた。
公園内には春を告げる花、福寿草が黄色い花を咲かせている。
福与城址は福寿草が咲く公園として有名で、松崎さんによると、福寿草はここ数日の間にいくつか咲き始めたという。
長野地方気象台の予想ではこの陽気は長続きせず、22日以降は平年並みの気温に戻るという。 -
郷土博物館で羽子板作り
自分たちで絵付けした羽子板で遊ぼうというイベントが17日、箕輪町の郷土博物館で開かれた。
募集定員を上回る20人が集まり、羽子板の絵付けに挑戦した。
これは、郷土博物館が今年初めて企画した。
博物館の庭にあるムクロジの木の実は、昔、羽根つきに使う羽の先端に使われていたことを知り、今回のイベントを企画。羽は、ムクロジの実を使って職員が手作りした。
参加者は、思い思いの絵を描き、色づけをしていた。
中には、自分の子どもを羽子板に描いた父親もいた。
羽子板が出来上がると、早速、試し打ちをしていた。 -
上古田保園児 スケート楽しむ
箕輪町の上古田保育園の園児は18日、近くの上古田スケート場で初すべりを楽しんだ。
年長と年中の園児18人がリンクを訪れ、スケートに挑戦した。
子どもたちは、慣れないスケート靴に苦労しながら、バランスを取って歩いたり、滑ったりして、氷の感触を楽しんでいた。 -
箕輪町国際交流協会新年会
箕輪町国際交流協会の新年会が16日、町文化センターで開かれた。
国際交流協会のメンバーと、町内在住の外国人あわせて90人が参加した。
新年会は、お互いの交流を深めようと、また日本の伝統文化に触れてもらおうと毎年開かれている。
すき焼きが出されたほか、日本舞踊など伝統芸能が披露された。
また獅子舞が登場し、1年の無事を祈願して外国人達が頭を噛んでもらっていた。
ある参加者は「こういった交流の機会は嬉しい。日本の伝統を勉強しながら楽しむことができた」と話していた。 -
北小河内大文字下ろし
箕輪町北小河内の漆戸常会で16日朝、小正月の伝統行事「大文字」の柱を倒す作業が行われた。
朝8時に、漆戸常会の住民が地区内の辻に集まった。
大文字は、五穀豊穣、家内安全などを願うもので、江戸時代から続く小正月の伝統行事。
11日に建てた高さ12メートルの柱を下ろす作業を行った。
下ろした柱は、近くの集会所まで協力して運んだ。
大文字に付けられた紙の花の飾りは家の玄関に飾ると厄除けになるとされていて、住民らは、少しずつ分け合い、持ち帰っていた。
漆戸常会では昨年まで、朝6時に大文字の行事を行っていたが、今年は試験的に、日が出て明るくなった朝8時に行った。
漆戸常会では、「地域の伝統行事を長く続けていくために、少しは形を変えながらも、多くの住民が参加できるものにしていきたい」としている。 -
小河内神社で今年の世相を占うお筒粥神事
箕輪町南小河内の小河内神社で15日、今年の世相を占う小正月伝統のお筒粥の神事があった。
午前5時、鋳物のカマに米2升5合と水、21本の葦を束にしたものが入れ、楢の薪で火を炊き始めた。
地元の人によると、小河内神社のお筒粥の神事は数百年にわたり続けられており、曜日に関係なく毎年15日の早朝に行なわれている。
神社総代8人が交代で火の番をしながらカマをかき混ぜ、葦の中にどれだけ米が入るかで占うため、水の量や火加減に注意を払って行う。
炊き初めてから2時間、あたりが明るくなる午前7時過ぎに炊きあがった。
宮司がカマから取り出した葦は本殿に運ばれ、外には見えないようにご神託を仰ぐ。
占いの結果、水稲は中から中の上、野菜は白菜が上の上、ごぼう、ナス、ささげが上、果樹などは梨が中の上、りんごとトマトが下となっています。
穀類では、大豆、トウモロコシが中の上で、世の中は、6分5厘だった。
樋口忠文宮司は、「がんばらないといけない年。一生懸命に努力して良い年にしましょう」と話していた。 -
平澤町長が町長の給料や議員報酬額の改定を審議会に諮問
箕輪町の平澤豊満町長は15日、来年度の町長の給料や議員報酬の額の改定を審議会に諮問した。委員からは減額を求める声が相次いだ。
審議会の委員は金融機関や税理士などを含む各種団体の代表10人。
平澤町長が辞令を交付し、「町民の目線で審議をお願いしたい」と白紙諮問した。
今年度の給料は町長が条例で定められている83万円を10パーセント抑制して74万7千円、副町長は60万3千円、議会議長は、3パーセント抑制し、30万7,490円などとなっている。
委員からは、「厳しい経済情勢を鑑み、強いリーダーシップを発揮してもらうためにも相当な減額をすべき」「経済動向を見て、抑制を強めるべき」などと、減額を求める声が相次いだ。
また、「議会に対し提案権を持つ町長の意向を伝えてもらわないと審議しずらい」とする声もあり、審議会の柴要会長は、平澤町長に対して、考え方を提示してもらうよう働きかけたいとしている。
次回の審議会は27日、答申案をまとめ、2月上旬に答申の予定。 -
09年の交通事故、火災発生件数まとめ
伊那警察署管内の2009年の交通事故件数がまとまった。
交通事故での死者は2人で、昭和30年以来54年ぶりの最も少ない数字となっている。
伊那警察署のまとめによると、昨年の伊那署管内の交通事故件数は467件で、前の年に比べて5件の減となっている。
死者は3人減の2人で、昭和30年以来54年ぶりの最少の数字となった。
けがをした人は594人で、10人増加している。
高齢者の事故は20件増の167件で、全体の35.8%を占める。
また、自転車の事故が5件増の35件、歩行者の事故が9件増の57件となっていて、交通弱者がからむ事故が増加傾向にある。
伊那警察署では、「54年ぶりの死亡者2名は、喜ばしいことではあるが、本来はゼロが目標。今年は、更にそれを下回る数字を目指して、交通弱者対策を中心に取り組みたい」としている。
また伊那消防署管内の09年の火災発生件数がまとまった。
伊那消防署管内の09年の火災発生件数は42件で、前年と比べ14件の減となっている。
内訳は建物火災が18件で14件減、林野火災が8件で6件の増、車両火災が2件で8件の減、その他が14件で2件の増となっている。
また、放火・放火の疑いのある火災は4件で7件の減となっている。
林野火災が増加した原因としては、例年より雪が少なかったことなどが挙げられるという。
伊那消防署によると、ここ数年火災発生件数は減る傾向にあるということだが、これから火災の多いシーズンが続くとして、火の元には充分に注意するよう呼びかけている。 -
【カメラリポート】劇団「歩」稽古に熱
箕輪町文化センター付属劇団「歩」の新春特別公演「夕鶴」の舞台稽古。
夕鶴は、民話「鶴の恩返し」にもとづく作品で人間の持つ、純粋な愛情とお金に対する欲が描かれている。 -
中曽根で伝統の獅子舞
地域や区民の今年一年の安泰や無病息災を願う伝統の獅子舞が10日、箕輪町の中曽根で披露された。
保存会のメンバー約40人が、区内の神社で舞を奉納した後、区長の自宅や区内の辻など4カ所で伝統の獅子舞を披露した。
中曽根の獅子舞は、町の無形民俗文化財に指定されていて、約200年前から地区に伝わる小正月の伝統の行事。
舞は、地域の安泰や五穀豊穣、無病息災を願うもので、「肇国の舞」や「剣の舞」など五つの舞で構成されている。
保存会会長の伊藤一彦さんは「願いのこもった良い舞が披露できた。一年の良いスタートが切れた」と話していた。
舞が終わると、集まった人達は、獅子に頭を噛んでもらい、今年一年の無事を願っていた。