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第3回親育ち元気アップ講座
箕輪町は5日、0縲・歳児の親子を対象にした「親育ち元気アップ講座」を同町文化センターで開いた。町内でピアノ教室を開いている柴宮和子さんが、クラシックや童謡などを演奏し、参加者たちは親子でミニコンサートを鑑賞した。
同講座は子育て支援事業の一環として、子育て中の親にリフレッシュしてもらうことを目的として、箕輪町が今年から始めたもので今回で3回目となる。
親子でじゅうたんの上に座り、「子犬のワルツ」「ゆりかごのうた」「アイアイ」「さんぽ」などの演奏を、母親はゆったりと、子供はバナナやリンゴのフルーツシェイカーを元気に振って楽しんだ。 -
箕輪町議会12月定例会一般質問要旨
箕輪町議会12月定例会の一般質問は10、11日にある。質問者は14人。質問要旨は次の通り。
荻原かほり議員 (1)協働のまちづくりのための町民の活動(2)子育て支援の活性化と具体的な取り組み(3)学校教育の今日的課題と動向(4)高齢者支援に一助
下原甲子人議員 (1)07年度予算、事業の進ちょく状況と見通し(2)08年度予算編成、事業計画(3)目標管理と人事評価(4)消防施設の整備と管理
唐沢荘介議員 (1)新年度予算編成方針議員(2)新年度の子育て支援(3)箕輪祭り(4)ふるさと大使
松崎久司議員 (1)08年度予算編成(2)08年度教育予算(3)農業委員の報酬見直し(4)高齢者、障がい者にやさしいまちづくり
大槻久人議員 (1)保育計画(2)障害者福祉・教育(3)一般行政
小島常男議員 (1)08年度予算骨子(2)学校給食の民間委託(3)耐震対策(4)農地の有効利用を(5)中心市街地の活性化(6)道路改良により交通事故が多発したが現在は(7)冬季の通学路安全対策(8)自然保護と環境保全(9)過去の約束の実行
武村俊身議員 (1)08年度取り組む重点施策(2)公共施設の耐震(3)下水道を布設した個所(4)十沢線農免道路交差点(5)上の平城址(6)萱野高原
丸山善弘議員 (1)里山整備と森林税(2)広域連合の新ごみ処理施設(3)町内のごみ対策(4)代替エネルギー(5)町内の下水道工事と発注
寺平秀行議員 (1)商店街活性化とTMO(2)企業誘致と工業振興(3)若年層の行政参画(4)遊休農地活用と農業活性化(5)健康と食育(6)インフルエンザ対策(7)美しいまちづくり
平出政敏議員 (1)08年度の予算策定(2)雨水排水事業の推進(3)保育行政(4)職員の少数精鋭体制(5)町長の箕輪流グリーンツーリズムの構想(6)新図書館建設
春日巌議員 (1)一般財政予算(2)地球温暖化対策(3)学校給食(4)県・町道改良(5)農業振興策
藤田英文議員 (1)地域づくりと3万人規模の町づくり(2)グリーンツーリズム施策の活用(3)町振興策の課題(4)地球温暖化防止(5)後期高齢者医療制度
松本つぢ議員 (1)子育て支援(2)人にやさしい町づくり
向山章議員 (1)新年度予算(2)二酸化炭素などの削減(3)寄付条例制定(4)いじめの実態(5)「GDV教育」の取り組み(6)全国学力テストの結果(7)学校給食の民間委託 -
伊北インター料金所で強盗防犯訓練
中日本高速道路(愛知県)は4日、伊那署の協力を得て、箕輪町の中央自動車道伊北インター料金所で強盗防犯訓練を実施した。同社飯田保全サービスセンター管内の7料金所で働く職員ら約30人も見学し、強盗の対処方法を確認、緊急時の対応に備えた。
料金所の職員を人質に取り、同事務所の金庫から金を奪って逃走する想定。犯人役の署員2人が模造拳銃を発砲しながら事務所の職員に対し、「金を出せ」と怒声をあげて脅迫するなど、張り詰めた空気が流れる中での訓練となった。
職員らは車で逃走する犯人たちに対し、車両へカラーボールを投げつけ、車のナンバーを書きとめるなど迅速な対応を取った。見学する職員たちも有事に備え、犯人の人相などの特徴を覚えるなどした。
伊那署生活安全課の亘浩幸課長は「日本全国、どこで強盗が起きてもおかしくないので、日ごろからイメージトレーニングを心がけて」と総評。犯人を逮捕するためには、犯人の逃走方向、人相や車両ナンバーを正しく覚えるよう冷静に対処して竏窒ニ呼びかけた。
訓練は年1回、飯田保全サービスセンター管内の中央自動車道伊北インター縲恍・テ川インターの7料金所で順番に実施。犯罪が多発する年末の時期、地元の警察の協力で行っている。
模造拳銃を突きつけて料金所職員を脅迫する犯人役の警官 -
古田人形芝居定期公演
県選択無形文化財である箕輪町の古田人形芝居の07年度定期公演が1日、町文化センターホールであった。古田人形芝居保存会や小・中学校のクラブなどが巧みに人形を操り上演した。
今年の打ち上げ公演でもあり、古田人形芝居保存会は「三番叟」「浄瑠璃 傾城阿波鳴門」「生写朝顔話 大井川の段」を上演。観客は、人形の心の動きが伝わる芝居に引き込まれていた。
箕輪中学校古田人形部は、取り組んで2年目になる「浄瑠璃 生写朝顔話 宿屋の段」、箕輪西小学校古田人形クラブは「現代語 傾城阿波鳴門 順礼歌の段」を熱演した。
発足2年目の箕輪中部小学校古田人形クラブは、6人全員が初めてで、これまでに学び覚えた人形の基本動作を熱心に発表した。 -
箕輪町議会12月定例会開会
箕輪町議会12月定例会は4日開会した。一般会計補正予算案など11議案を提出し、土地の取得、土地の処分、上伊那広域連合規約の一部変更の3件を即決した。
提出議案は高齢者等介護予防施設設置条例制定について、町一般職の職員給与に関する条例の一部改正、07年度一般会計など補正予算案6件。一般会計補正予算案は、歳入歳出から各1億816万9千円を減額し、総額を各88億8224万7千円とする。
土地の取得は、06年7月豪雨災害で被災した北小河内地区竹の腰公園復興事業のマレットゴルフ場とふるさとふれあい館の用地で、地積は6240・87平方メートル。取得予定価格は2683万5741円。契約の相手方は漆戸正博さんほか7人。
陳情は▽後期高齢者医療制度の中止・撤回を求める陳情書▽深刻な医師不足を打開するための法律の制定を求める陳情書▽「看護師等の人材確保の促進に関する法律」の改正を求める陳情書▽保険でより良い歯科医療の実現を求める意見書採択についての陳情▽米価の安定対策を求める陳情-。 -
天竜せせらぎロードプロジェクトが北島公園にあずま屋を整備
天竜川護岸道路の理活用について考える「天竜せせらぎロードプロジェクト」(小池茂治会長)は2日、天竜川右岸の深沢川との合流点下流にある北島公園に、あずま屋とテーブルセット、木製ベンチ4器を設置した。
天竜川の親水公園の検討などを計画してきた同プロジェクトでは、今年7月、昨年7月に発生した豪雨災害を伝える「伝承之碑」が設置された同公園整備を担うこととなり、あずま屋の設置、桜の植樹などを計画。10月には伊那青年会議所の40周年記念事業として、桜の植樹が行われた。
そんな中今回、あずま屋やベンチの設置に着手。作業にはプロジェクトメンバー約10人が参加した。
あずま屋の位置は天竜川が見渡せる公園中央部分で、川をよく見られるよう、囲いは付けないことにした。広さは約13平方メートル、高さは約3・7メートル。公園整備には県の地域発元気づくり支援金の助成も受けている。
小池会長は「今日、ここを通った人が『今度はここで休めるね』と話していた。天竜川と憩える護岸にすることを目的としてやってきたが、プロジェクトとしては一歩前進できたと思う」と話していた。
今後は、照明などの整備などを計画している。 -
木下ふれあい蕎麦(そば)の会が地元住民を招いてそば祭りを開催
そばを食べながら住民同士の交流を深めてもらおう竏窒ニ2日、箕輪町木下の住民有志でつくる木下ふれあい蕎麦(そば)の会(会員25人、加藤正秀会長)による「そば祭り」が、木下公民館であった。家族連れなど、多くの地域住民が集まり、打ちたてのそばの味を楽しんだ=写真。
そば祭りは今年で7年目。新そばの味を楽しんでもらえる11月末から12月の初旬に行っている。
この日は約20人の会員らが朝からそば打ちを開始。地元住民も11時ころから続々と集まり始めた。
会場では会員がそば打つ様子が直接見られるようになっており、訪れた人たちは手打ちそばを味わいながら、手際よくそばを打つ会員らの様子に関心していた。
加藤会長は「世間話などをしながらそばを楽しんでいただければ」と話していた。 -
「イルミネーションフェスタ☆みのわ」始まる
箕輪町の中心商店街を電飾で彩る「イルミネーションフェスタ☆みのわ」が1日、センターパークまつしまを中心に始まった。2年目の今年は、『地球と生命PARTII「天竜川伝説・水と命」』がテーマのイルミネーションで、来年1月26日まで点灯する。
中心市街地活性化に取り組む「みのわTMOネットワーク2004」、箕輪町商工会の主催。 -
【記者室】ブックスタート
箕輪町図書館がブックスタート「みのわっ子絵本プレゼント」を始めた。ほかの自治体ですでに実施している事業だが、町には、絵本の配布時に絵本ボランティアによる読み聞かせという特色がある▼本を贈るだけでなく親子1組ずつに実際に読み聞かせをする時間を大事にしたい-。呼びかけに応じ集まったボランティアは30人。親子と言葉を交わし、絵本を開く。7カ月相談の待ち時間というわずかな時間だが、心の中がほわっと温かくなるようなひとときだった▼読み聞かせの楽しい時間が家庭の中に生まれることを応援し、「町中みんなで箕輪の子を育てていきたい」と図書館。親子のもとに届いたのは、心はぐくむ1冊の絵本と町の人の温かさだったように思う。(村上裕子)
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箕輪町除雪会議
箕輪町は29日、07年度除雪会議を町役場で開き、除雪や凍結路面対策のための除雪計画を業務委託する町内19業者に説明し、協力を求めた。
計画は、第1次体制は主要幹線道路で積雪5-10センチ以上を目安に委託業者が除雪作業を始める総延長99キロ、70路線。午前7時ころまでに除雪する優先重点路線を含む。雪害対策本部が設置された場合の第2次体制は、総延長24キロ、51路線。雪捨て場は、町営西部運動場、町スイミングプール駐車場、町営沢運動場南側、一の宮リズムグラウンド、天竜川の高水敷。
凍結防止剤は、主要幹線道路は業者が散布し、坂道や交差点など22カ所は公共施設や個人宅などに設置して住民の協力を得て散布する。
区内の生活道路や除雪路線に指定されていない「みのちゃんバス」路線は住民の協力を呼びかける。
業者からは、除雪作業に対し「公共の仕事に携わっている使命感のような部分でやらせてもらっている」という声や、燃料代が高騰している現状から今後大幅な価格の高騰があった場合の料金の検討を求める意見などがあった。 -
第1回みのわ祭り検討委員会
祭り継続で具体改善協議へ箕輪町の「みのわ祭り」を考える検討委員会は29日夜、初会合を町役場で開いた。祭りのあり方について意見を交わし、委員会として多数意見で「祭り継続」の方向を決めた。08年2月上旬に、みのわ祭り正副会長会に答申予定で、次回以降さらに祭りに関心のある仲間を募りながら具体的な内容や改善点などを協議していく。
祭りは今年が第20回の節目で、10月の反省会では「祭りを検討する時期にきている」「役員がやる祭りが続くならやめたほうがよい」などの意見があり、大幅な祭りの改善が必要として祭り準備委員会による「検討委員会」早期立ち上げの提言を受けて発足した。
祭りに関わってきた団体や公募を含む24人で構成。初回は17人が出席し、委員長に、みのわ手筒会会長の唐沢修一さんを選出した。
祭りの実施について、「町民のための祭りがあってもいい」「一度やめたら次の祭りの立ち上げは難しい」「祭りの形を根本から考え、変えて継続ならいい」などの意見と、「祭りの目玉がなければやらなくてもいい」「押し付け的な今までの形態が続くならやめたほうがいい」など賛否あり、多数意見で「継続」の方向を決めた。
委員からは、「区として従来の区のテントはやめようというのが15区全部の意見」「規模は小さくなってもいい」「商店街活性化のためにも会場は仲町のほうがいい」などの意見も出た。
祭りの検討は、2年前から準備委員会を組織して協議する方法をとってきたが、公募委員が集まらない、住民にあまり知られていない-などの指摘もあり、やりたい人が関わる雰囲気作り、検討材料として町民意見を聞く方法の検討を望む声や、高校生や大学生、社会人ら若い人の意見を求めるもう一つの組織作りの提案もあった。
第2回会議は20日午後7時から町役場で開く。委員会では▽次回までに各委員が具体策を考える▽住民の意見を寄せてもらう▽1人でも多くの仲間を募る-3点を確認した。
祭りに対する意見、委員会への参加は町役場産業振興課商工観光係(TEL79・3111)で受け付ける。 -
箕輪町長寿クラブ連合会研修総会
箕輪町長寿クラブ連合会は28日、07年度研修総会を町文化センターで開いた。長年役員を務めた会員に感謝状を贈呈したほか、「居間にいられるお年寄りでありたい」をテーマにした講演で学んだ。
藤沢健太郎会長は、活動の重点である健康増進、友愛、社会奉仕の3点を挙げ、「活動をさらに発展させるために会員増強が大きな課題」とし、「強い意志と情熱を持った皆さんはいつまでも精神的若さを保てると思う。多くの長寿の皆さんに長寿クラブを理解いただくことが我々の役目」とあいさつした。
感謝状は20人に贈呈した。受賞者を代表して木下(南)の原きの江さんが、「前任者から役員を引き継ぎ、活動に力いっぱい注ぎ、仲間と交流し、豊かで明るい長寿社会を願って過ごしてきた。これからも皆さんと精進していきたい」と謝辞を述べた。 -
西小展
児童の学びの成果披露箕輪町立箕輪西小学校は12月8日まで、全校児童の学習成果を発表する西小展を町文化センター展示コーナーで開いている。
展示品は、修学旅行の思い出、いろいろなポーズをした「もうひとりの自分」、流木アート、動物園やケーキなどを表現した「木の実の工作」、木の葉で妖精や犬、花火大会などを表した「葉っぱアート」、家族への感謝を込めて作った「世界に一つだけのえんぴつ」と手紙。
2学期の学習で各教科にわたっているが、中心は「作る」ことがテーマになっている。「世界に一つだけのえんぴつ」は、町が本年度取り組んでいる「ものづくり教育プログラム」を受けて学習した。
今年は、10月13日にあった学校行事「わんぱく体験親子のつどい」の様子も、写真や作品で紹介している。
保護者にも未発表の作品ばかりを展示してあり、児童の学びを見てほしいとしている。 -
箕輪町図書館「みのわっ子絵本プレゼント」始まる
箕輪町図書館は27日、「一味ちがう箕輪の子ども」育成事業の一環で新事業としてブックスタート「みのわっ子絵本プレゼント」を始めた。町保健センターでの7カ月相談に訪れた親子に、ボランティアが一人ひとりに絵本の読み聞かせをし希望の1冊をプレゼントした。
ひざの上で抱っこし本を開いて優しく語り掛けることで人への信頼感と温かな心をはぐくむ大切な時間が、家庭の中に生まれることを応援する事業。
プレゼント本は「いない いない ばあ」「くだもの」など5冊。07年4月以降生まれの赤ちゃんが対象で、4カ月検診時に案内と絵本引換券を配り、7カ月相談時に20冊のおすすめ絵本リストと共に新品の絵本をプレゼントする。
本を贈るだけでなく親子1組ずつに実際に読み聞かせする時間を大事にしたいと、絵本ボランティアを募り30人が登録。研修や学習会で準備してきた。
初回は約20人が対象で、待ち時間を利用して母親が抱っこした赤ちゃんに、ボランティアが絵本を読み聞かせた。赤ちゃんは絵本を見たり、ボランティアの顔を見たり、絵を触ろうと手を伸ばすなどして絵本を楽しんだ。母親は、「本をいただけるのはうれしい。新しい絵本をさっそく読んであげたい」と喜んでいた。
図書館では、「息の長い事業。ボランティアの協力を得て、町中みんなで箕輪の子を育てていきたい」と話している。 -
08年度箕輪町保育料を白紙諮問
審議委員会が「据え置き」の方向まとめる箕輪町保育料審議委員会(星野和美委員長)は26日夜、町役場で開いた。委員9人を委嘱し、平沢豊満町長が08年度保育料について白紙諮問した。
平沢町長は、「一味ちがう箕輪の子ども」育成で、町の保育園では運動あそび、英語あそび、読育、食育の4本柱で幼稚園のレベルに近い支援をし中身の充実を図っていること、新年度も読育の推進などさらなる充実に向け施策展開したい考えを示した上で、「保育園の中身も見ながら実態をよくご理解いただき、箕輪の子どもを育てていくための保育料の位置付けを十分検討いただきたい」と話した。
事務局が上伊那郡市や町の状況を説明。町の保育料は、06年度に階層変更で5%減額、07年度に3・6%減額で2年連続引き下げている。保育園運営費に対する保護者の負担割合は30%前後が理想とされ、町は06年度決算で32・26%、07年度決算見込みで31・01%と理想に近い数字になっている。
委員からは、質の高い保育をしていること、保育料を2年連続引き下げていることなどから、「今回は据え置きでいいのでは」との意見があり、委員会として「据え置き」の方向でまとめた。12月中旬に、町長に答申する予定。 -
箕輪町猟友会安全狩猟キジそば会
箕輪町猟友会(62人、小林弘人会長)は24日、恒例の安全狩猟キジそば会を松島コミュニティセンターで開いた。15日に猟期が始まり、来年2月15日までの猟期中の安全を願い、関係者を招いてキジそばなどをふるまった。
町、町議会、県議会、伊那警察署、上伊那農協などの関係者を招待した。会員が仕留めたキジ、イノシシ、シカを調理。“そば打ち名人”の副会長がそばを打ち、キジのつゆと辛つゆを用意した。シカの刺身、キジのお吸い物、イノシシ鍋もふるまった。
小林会長は、「最近はシカが増えて作物被害もあり、有害鳥獣駆除に協力している。猟期になり、無事故無違反、安全狩猟で楽しくやりたい」と話した。
猟友会は有害鳥獣駆除、広域のシカ狩り、カワウ駆除、カモシカの個体調整などに協力。クリーン作戦でごみ拾いもした。
今年は新たな取り組みで、上伊那広域捕獲隊を30人編成で結成し、箕輪町からは4人が登録。有害鳥獣被害が発生したときなどの広域的な応援体制を整えたほか、今後市町村と災害協定も結ぶ。 -
【記者室】キノコ採り
「キノコは1年中採れる。正月から採るよ」。秋の味覚と思い込んでいたので取材した男性の言葉に驚いた。山に行かずともキノコはある。天然のエノキを採りに行くからと、連れて行ってもらった▼店に並ぶ袋詰めしかお目にかかったことがなく、初めて見た天然エノキは「何キノコ?」と聞きたくなるほど全くの別物だった。仲間内の情報で、出ていると聞けば採りにいくのだという。冬は包丁片手に凍ったキノコを切って採る。そんなキノコ採りがあるなんて…またも驚き▼知識がないとキノコは怖い。知らないということは、目前の自然の恵みを味わう楽しみも知らないということ。「これはうまいんだぞ」。男性の言葉に、ちょっぴりうらやましくなった。(村上裕子)
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福祉避難室設営体験会
箕輪町社会福祉協議会と町ボランティアセンターは23日、災害時の避難所で障害者らが少しでも過ごしやすい環境をつくるため、障害者とボランティアが一緒に考え避難所内に福祉避難室を設営する体験会を北小河内公民館で開いた。当事者の声を聞きながら皆で意見を交わし、福祉避難室に必要な配慮を確認しあった。
福祉避難所は、障害者や心身に衰えのある高齢者、乳幼児ら避難所での生活で特別な配慮(身体的なケアやコミュニケーション支援など)を必要とする人が避難する施設。町内には、福祉避難所の指定をした建物はない。
昨年7月豪雨災害での避難所生活の経験から今回初めて体験会を計画した。大地震が発生し避難している想定で、車いす利用、聴覚障害、視覚障害、知的障害、精神障害の当事者と一般参加者、町社協職員らがグループ別に段ボールで仕切ったコーナーで設備や衣食住など課題を考えた。
聴覚障害者は、避難時に耳が聞こえないことが一般の人にわからない、情報をホワイトボードなどに書いてほしい-。精神障害者は、ドキドキしてくるので気が休まる場がほしい、間仕切りがほしい-。視覚障害者は、初めての場所では施設の内部がわからず不安-など課題が出た。
ボランティア役の参加者が各コーナーで必要な助けを確認し、質問内容をボランティアセンターと確認しながら情報を伝える体験もした。
ボランティア役の参加者は「障害のある人が必要とすることを知ることができ勉強になった。福祉避難室の大切さを感じた」と話した。
町社協は、「障害者も希望を言っていいということ、一般住民も障害者への配慮を知るという、互いに気付く機会にしてほしい」とし、現在社協で進めている「災害時住民支え合いマップ」作りを基に避難訓練し、その避難所の中を検証していく流れを来年度以降町内各地でやりたいという。 -
箕輪町の赤羽稔章さん
台北国際書法展で入賞箕輪町松島の赤羽稔章さん(74)が、中国台湾であった日本書道協会主催の2007年台北国際書法展で、国際芸術奨励賞を受賞した。
2年に1回開く書の国際行事「第12回日華書道交流研修会」(10月25日縲・9日、台北・国立国父紀念館)と同時開催した展覧会。中国書法学会などが後援。
展覧会には500点を超える作品が集まり、赤羽さんは2回目の出品。秋のきれいな湖水に舟を浮かべてきれいな水、紅葉、流れる雲を見ているという内容の漢詩の七言句を書いた。
元中学校の国語教諭で授業やクラブで習字の指導をしていたが、本格的に書の勉強を始めたのは70歳を過ぎてから。1作品仕上げるのに100枚近く書くが、なかなか納得のいく作品は書けないという。
9月末に入賞報告があり、先日、表彰状と作品が自宅に届いた。「いくら書いてもうまくならないから、よく賞が取れたなとびっくりしたけど、これからの励みになる」と喜んでいる。 -
親山海クラブ
ワサビ収穫に向け作業山と海の幸を楽しむ仲間でつくる「親山海クラブ」(30人、伯耆原尊理事長)が、箕輪町内のワサビ畑で初の収穫に向け作業に精を出している。
放置されていたワサビ畑30アールを借り、栽培を始めて3年目。会員皆が栽培経験がなく、草取りや畝立てなど畑作りから始まり、育て方を調べて手探りで取り組んできた。毎年収穫できるように年ごとに実生苗を植え付けてあり、4月から10月までは水の流れの調節、草取り、水苔取りをしてきた。ワサビは3年目で収穫できるため、今年待望の収穫を迎える。
今月16日から本格的に作業を始め、畑に積もった落ち葉の片付けに追われている。正月用に12月に少し収穫し、年明けに残りを収穫。4月までに実生苗も植え付けるという。
会員向けに楽しみに育てているが、今年から委託を受け萱野高原の信州かやの山荘を管理していることから、「萱野のお客さんにワサビをお土産に持たせてやりたい」と収穫に期待を寄せている。 -
箕輪町が企業拡張用地を伸光製作所に売却
箕輪町は21日、町内企業拡張用地として取得していた木下中条地区の土地6060・29平方メートルを伸光製作所(本社・箕輪町木下、河野哲郎社長)に売却した。町役場で平沢豊満町長と河野社長が契約書に調印した。
伸光製作所は、プリント配線板・半導体用パッケージ基板の設計、製造、販売をしている。06年春ころ、事業拡張のため同社西側のリズム時計工業(本社・埼玉県さいたま市、大川康寛社長)所有の土地取得を町に相談。町が2社と話し合いを進め、8月にリズム時計工業から土地を買収し、今回、伸光製作所に売却した。価格は約1億8332万円。
伸光製作所は、取得した土地に工場を建設する計画で、半導体用パッケージ関連の事業拡大のため08年度に利用計画の詳細を決定し09年度以降に実行する予定という。
平沢町長は、「工業振興に取り組む町として大変うれしい契約。事業規模を拡大していく既存企業を大切にしていかないといけないと思っている。今後も箕輪の地をベースにさらに事業拡大を図っていただきたい」とあいさつ。河野社長は、「来年は創業50年を迎える節目に土地取得でき、いいビジネスチャンスをいただいたと感謝している。これを機に、経営理念の第一に掲げる社会貢献を一層推進したい」と話した。 -
「イルミネーションフェスタ☆みのわ」12月1日から
箕輪町の中心商店街を電飾で彩る「イルミネーションフェスタ☆みのわ」が12月1日から始まる。2年目の今年は、『地球と生命PARTII「天竜川伝説・水と命」』をテーマにしたイルミネーションを展示する。中心市街地活性化に取り組む「みのわTMOネットワーク2004」、箕輪町商工会の主催。
会期は12月1日から08年1月26日まで。点灯時間午後5時縲・0時。場所は町道6号線、センターパークまつしまを中心に伊那松島駅前、駅前通り、国道153号線沿道、木ノ下駅前。
12月1日午後4時半からセンターパークまつしまで点灯式。イルミネーションは太陽、銀河、諏訪湖と山々、暴れ天竜を泳ぐ恐竜親子、光と風、砂浜のアカウミガメと卵、山の自然と動物などを演出する。
歩行者天国は1日午後4時縲・時、センターパークまつしま、町道6号線。豚の丸焼きショーは午後4時から無料試食会(先着500人)。スモークサーモン販売、ながた温泉の足湯、提供する品と並んでいる好きな品と交換できる物々交換市(食品除く)、大ボウリング大会は午後4時から道路をボウリング場にし、倒したピンの数だけ賞品がもらえる(先着500人)。チャレンジショップは飲料、焼きそば、焼いも、イルミフェスタ限定ケーキ、饅頭、団子、おもちゃなど販売。
期間中、「ギャラリー月の光」で1月20日まで住民の作品展示。会場は雑貨店ぷち・らぱん隣りの「ぷち・らぱん どぅ」。12月25日まで子どもが描いたイルミネーションの絵を募集し「月の光」に展示する。用紙、画材は自由、応募はぷち・らぱんへ。応募者にプレゼントがある。
チャレンジショップ「キ・ラ・ラ」として1月19日までの毎週金、土曜日にセンターパークまつしまで店も開く。時間は午後5時縲・0時。買い物をすると5千円の商品券が当たる応募用紙を渡す。抽選は最終日にある。 -
「福祉避難室」考えよう
箕輪町社協が設営体験会23日箕輪町社会福祉協議会と町ボランティアセンターは23日、災害時の避難所で障害者らが少しでも過ごしやすい環境をつくるため、障害者とボランティアが一緒に考え福祉避難室を設営する体験会を北小河内公民館で開く。
福祉避難所は、障害者や心身に衰えのある高齢者、乳幼児ら避難所での生活で特別な配慮(身体的なケアやコミュニケーション支援など)を必要とする人が避難する施設。町内には、福祉避難所の指定をした建物はない。
昨年7月の豪雨災害で町民が避難所生活をした経験から、「福祉的な配慮が必要な人がいる」と感じ、今回初めて体験会を計画した。一般の避難所は主に公民館や体育館など必ずしもバリアフリーの環境にないため、避難所内に福祉避難室を作ることで、障害者らも少しの間、一般住民と過ごせる環境を作る。県内では今年、県総合防災訓練や小諸市、松本市などで訓練をしている。
今回の体験では、車いす利用、聴覚障害、視覚障害、知的障害、精神障害の当事者と一般参加者がグループ別に公民館にある物を使って避難室を作り、必要な配慮を考える。
町社協は、「障害者が、私が避難したら迷惑がかかると遠慮してしまうことがある。体験を通して一緒に避難できることを考えるきっかけにしてほしい」と話している。体験会は午前10時から。 -
伊那消防組合議会 通信指令システム更新を可決
伊那市、辰野町、箕輪町、南箕輪村でつくる伊那消防組合(組合長・小坂樫男伊那市長)の組合議会臨時会が19日、市役所議場であった。物品の取得として、伊那消防署の通信指令システムの更新購入に関する1議案を原案通り可決した。
1991年から導入した通信指令システムが老朽化したため更新する。新システムは、災害情報を入力すると同時に音声合成装置で地図情報を記載した出動指令書で出動隊に指令を出すことが可能。指令するまでの時間短縮が期待できる。
富士通ゼネラル情報通信ネットワーク営業部(神奈川県川崎市)から7千297万5千円で取得。来年3月21日の納入を予定する。 -
箕輪町精神保健福祉講演会
箕輪町と伊那保健所は17日、「箕輪町精神保健福祉講演会」を同町保健センターで開いた。ボランティア関係者や、精神障害者就労支援センター利用者、地域住民などおよそ60人が参加した。
講師は愛知県の障害者地域生活支援センターなどの施設長を務める青木邦子さん。「助け合う心に地域づくり」をテーマにり、心の病気やそれに対する社会の理解などについて語った。
「生活をしていると心の中のコップにストレスがたまっていく。水があるふれる時に、自殺や心の病になる。環境を変えたり、うまくストレスを抜いて、いつも余裕を持たせておくこと」と自分の体験談を交えながら分かりやすく話す青木さんの言葉を、聴講者は真剣な表情で聞いていた。
青木さんは「体の健康と同じくらい、心の健康にも気を使って欲しい」と訴えた。 -
お菜洗い場設置
南箕輪村の大芝高原内野球場東側に17日、無料で温泉の湯で野菜を洗える「お菜洗い場」が設置された。温泉の湯を地域住民の役に立てたいと毎年設置しており、今年は12月19日まで使用できる。午前8時20分縲恁゚後8時。
さっそく大根を洗いにきた利用者は「ここが始まるのを待っていた」「便利で、本当に助かる」と喜んでいた。
また箕輪町長田の「みのわ温泉ながたの湯」付近にも12月16日まで「お菜洗い場」が設置されている。午前8時縲恁゚後8時。使用無料。 -
箕輪町職員改善提案
箕輪町は16日、今年6月の「職員改善提案強化月間」で、104件の提案のうち審査で金、銀、銅賞になった提案者に報奨金を授与した。
「職員の提案に関する規程」は05年12月に改正。それ以後、1件も提案が出されていない。このため、職員の意識改革を図ろうと初めて強化月間を設け、副町長名で全職員向けに通知した。
個人、あるいはグループ提案で104件集まり、職員15人で構成する「事務改善委員会」で創造性、経済性、実現性、効果性、重要性の5視点で評価。提案者は提示せず提案番号で示し、5つの視点を各5点の25点満点で審査。その中で、特に実現性、効果性について評価の高かった提案を絞り込んだ。11月2日、委員会の報告を基に町長、副町長2人が金、銀、銅賞を選考した。
金賞は5件で▽階段中央に夜光付きラインテープを張る▽子育て支援係の一元化▽選挙人名簿のデータ管理化▽みのわポータブルナビガイドの作成▽係長会の設置-。
銀賞は庁舎内の消火器・消火栓の設置場所の再確認とプレートの設置、冷房の効果的な使用など6件。銅賞は町ホームページへのバナー広告の掲載など4件だった。
7月以降にすでに改善したものもあるが、提案は11月末までに各担当係で具体化に向け検討した後、事務改善委員会で協議する。
提案は随時受け付けているが、今後も年1回の強化月間を設け、職員の意識改革から最終的には町民へのサービスに結びつくようにしたいという。 -
【記者室】お菜洗いは仲良く
今年も温泉のお菜洗い場がオープンする。野沢菜漬の時期に各地の温泉施設近くに仮設の洗い場ができ、混み合う。蛇口をひねると温泉が出るため利用者には「有難い」「お菜が柔らかくなる」など評判がいい▼毎年、チラシや看板に「お菜くずは必ずお持ち帰りください」と書かれる。さらに「順番に仲良くお使いください」の言葉も。呼びかけても、お菜くずを捨てていく人がいる。順番をめぐるいさかいも、なくならない。「住民ではない人が来ている」と苦情電話すらあるという▼お菜洗い場は、だれでも無料で使える。使わせてもらえるのである。大人として注意書きが必要なこと自体が恥ずかしい。マナーを守って利用し、おいしい野沢菜漬にしてほしい。(村上裕子)
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08年度箕輪町予算編成方針説明会
箕輪町は16日、08年度予算編成方針説明会を役場で開いた。「一味ちがう箕輪の子ども」育成事業など新年度に取り組む7つの重点施策などを挙げ、従来の枠配分方式の継続と5%削減の効率化で必要な財源確保に取り組むことなどを職員に指示した。
平沢豊満町長は、「予算は町民の夢、思いを実現するためのものと位置付け、昨年の踏襲でなく、町民と共有した夢を実現できるようがんばってほしい」と話し、08年度の重点施策を説明した。
施策は▽幼児から中学生まで一貫した「一味ちがう箕輪の子ども」育成事業▽安心して子育てのできる環境整備▽1パーセントルール(標準財政規模)による協働のまちづくりの促進-など。「一味ちがう箕輪の子ども」育成事業では、読書による「読育」で資質向上を図るため、5小学校の図書購入費を重点的に予算付けし、5校で図書を共有するシステム作りの検討も指示した。
08年度は「一般財源が大きく不足する可能性が否定できない」として、事業の効果・必要性などをゼロから徹底的に見直す姿勢で臨むよう話した。
予算編成の基本方針に▽第4次振興計画(実施計画)の着実な実行▽行政経営計画に基づく行財政改革の強力な推進-など5項目を示し、基本姿勢や進め方として▽最小コストで最高品質の町民サービス提供▽コスト・スピード・チェンジ・サービス▽アウトソーシングなど民間活用▽全庁をあげた組織横断的な予算編成-など11項目を挙げた。 -
箕輪西小学校で古田人形の学習会
箕輪町の箕輪西小学校で15日、古田人形芝居の学習会があった。地域に根付いている伝統文化を次の世代に伝え、担い手を育てていく文化庁の「学校への芸術家等派遣事業」の一環で、地元の古田人形芝居保存会の会員が指導した。
体育館で同校の古田人形クラブの本年度初の公演もあった。人形浄瑠璃「傾城阿波の鳴門順礼歌の段」を全校児童に披露した。
クラブ長の武田隆さんは「人形を生きた人のように演ずることの難しさが、やればやるほど感じられる」とあいさつした。
真剣な表情で公演を見つめる児童たち。公演後には「私も古田人形クラブに入りたいと思った」という低学年児童の声や、「本当に人形が生きているように見えた」などの声が聞かれた。
学習会は、1・2年生、3・4年生、5・6年生に分かれて指導を受けた。
5・6年生を教えたのは、古田人形芝居保存会員で、古田人形クラブ顧問の柴登巳夫さん。「お百姓さんが作物がたくさん採れるように神社の前で舞わせていた」と古田人形の歴史を話し、児童たちに人形の操り方を指導した。緊張しながらもうれしそうに古田人形を動かす児童たちの姿があった。