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【記者室】経営者の資質とは
経営者によるワークショップで、「経営者の資質で一番大切なものは?」との質問に、パネリストの一人は「社長が大好きと言われる社長になること」と言った。もう一人は「人間的魅力があること」と話した▼2人とも注目され各地で講演している社長だという。経営者本人に魅力がなければ、社員は付いてこない。考えることは共通している。「ぼくのことを好きになってもらう」。さらりと言っていたが、とても簡単にできることではない▼「自分の言葉が届くように言葉を磨きながら自分を磨くしかない」と話した経営者もいる。人間性を高める大切さは、経営者だけでなく皆に言えること。人の上に立つことなど考えたこともない自分自身も、学ぶべき点だ。(村上裕子)
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上伊那ミニバスケットボール交歓大会
第13回上伊那ミニバスケットボール交歓会が8日、箕輪町民体育館であった。女子15チーム、男子9チームが出場。ともに汗を流しながら交流を深めた。上伊那バスケットボール協会主催。
ミニバスケットボールを通じて相互交流を図るとともに上伊那全体のレベル向上を図ることなどを目的として開催しているもので、4コートに分かれて各チーム2試合を対戦。 相手チームの一瞬のすきをついてボールを奪った選手が放ったスリーポイントシュートが見事に決まると、ひときわ大きな声援が湧き上がった。
上伊那は特に女子のレベルが高く、県大会に出場するチームを決める南信大会では、上伊那のチームが約半分を占めるという。その分交流試合なども盛んに行われており、切磋琢磨しながらレベルアップに励んでいる。 -
日本画を描く
箕輪町
小川節子さん「日本画・洋画・染色 三人展」を箕輪町で開いた。信州美術会、伊那美術協会、みのわ美術会で共に活動する仲間との初の個展。日本画の大作15点を出品した。4日間の会期で来場は500人余。成功裏に終わった。
「全くの素人でしょ。個展はしないと決めていたけど、70歳になって、やっても神様もお怒りにならないかなと思って。やってよかった。もうちょっと描いてみようかなと思いました」
日本画を始めたのは35年前。信州大学教育学部を卒業し、高校で家庭科を教えていた。「家庭科だけではちょっとさみしい」と思っていたところ、小説で俳人・杉田久女が、ただ結婚しているだけではつまらないと俳句を始めた話を読み、「私も何かやろう」と思い立った。小説は大変、短歌は先生が身近にいない…と考えていたころ、偶然テレビで日本画を見た。伊那市に日本画の先生のグループがあることを知り、入会した。
飯田市の先生に教えを受けた時期もあるが、現在は洋画家の柴田久慶さんに師事している。
1年にだいたい2作品描く。「大きい絵はやるぞという気になる」と、大きさは50号から80号。描きたい題材が見つかると、胸の中に入れて温め、段々掘り起こしていく。機が熟したところで、はがきの半分くらいの大きさの紙5、6枚に鉛筆で構想を描く。先生に教えを仰ぎ1枚を決めると、今度は50号を縮尺してパステルで描き、それから本番となる。
色を塗る作業も時間がかかり、作品にもよるが構想を練ってから完成まで最低3、4カ月を費やす。
自宅で描いた作品を持って行き、柴田久慶さんのアドバイスを受ける。教室では仲間と一緒に油絵を描く。「基礎訓練が大事だから」と、裸婦デッサン会にも参加する。「自分と向き合って描く時間が持てることもいい」という。
日本画県展に第2回から出品し続けてきたが、8年前、一大決心をして県展に出品。2年連続入選した。次の2年間は落選。それから2年間は出品しなかったが、仲間から「出すべきよ」と言われ一昨年に再び出品して入選。昨年も入選した。
洋画への転向を考えたこともあったが、「日本画は色がうんときれいに塗れる気がする。下に塗った色が出てくる。それが面白い」と、日本画の色に魅力を感じている。
「絵を描くことそのものは厳しくて苦しいけど、いい仲間がいて楽しい」。今は、今年の県展出品に向け作品と向き合っている。(村上裕子) -
箕輪町と辰野青年会議所が災害時支援協定を調印
箕輪町と辰野青年会議所は6日、町役場で災害時における支援活動に関する協定書に調印した。
長野県内18のJCが05年にJC間で災害時の支援活動協定を締結。辰野JCは、昨年7月の豪雨災害をきっかけに、支援活動の窓口を明確化し有事に機能できるよう、関係する箕輪町、辰野町との協定締結を申し入れた。辰野町とは6月末に調印済み。
協定内容は、町が被災した場合の人的支援、物的支援の協力。具体的には復旧作業に必要な人員の派遣、救援物資及び資機材の提供など。
竹入英城理事長は、「全国に4万人以上の会員がいるのでさまざまな支援ができる体制が整っている。ニーズに合った支援活動をしたい。これをきっかけに、地域に恩返しできるよう協力したい」とあいさつした。
平沢豊満町長は、「若い力の皆さんによる温かく、頼もしい内容の締結。身近にいる皆さんに協定を結んでいただけたのは100万力。万一の時はご協力をお願いしたい。町民を代表して心からお礼申し上げる」と感謝した。
町が独自に自治体や企業、団体と災害時の支援協定を結ぶのは今回が11件目。 -
駅駐輪場の放置自転車整理
箕輪町は6日、町が管理する駅駐輪場で放置自転車の整理・確認作業をし、19日までに持ち帰るよう記した荷札を取り付けた。
駐輪場は木ノ下、伊那松島、沢の3駅。放置されていると思われる自転車を職員が1カ所に集め、19日までの持ち帰りと、持ち帰らない場合は放置物件として処理する旨を記した札をつけた。整理した自転車は木ノ下駅23台、伊那松島駅34台、沢駅7台。
放置自転車の回収は20日、警察、JR東海伊那松島駅関係者、各区衛生部立会いでする。 -
【高校野球紹介】(4)箕輪工業
正規部員の3年生4人、2年生1人、1年生3人に加え、バレー部から3人(いずれも3年)を補充し、構成した。助っ人や1年生は野球経験が少ないため・スのびしろ・スは未知数。「技術はともかく体、気持ちでボールを止め、取れるアウトはしかっり取りロースコアゲームに持ち込みたい」(鈴木監督)。
エースは、一昨年秋から投げている経験豊富な右上手の山川(3年)。ストレートにカーブなどの変化球を織り交ぜた投球に磨きがかかり、昨年と比べて制球力は向上。頼れる主戦に監督は「根気よく下目にボールを集めてくれれば」と期待する。
守備は、浦野(3年)、齊藤を外野からコンバートし、二遊間を任せる。ムードメーカーの一塁松崎(3年)、捕手山田(2年)には、声でチームを引っ張っていってほしい。
打撃は、長打力と勝負強さのある松崎を4番に据える。バレー部だった兼子にも注目。バッティングセンスがあり、本番では主軸に置く予定。助っ人部員に走塁技術が備われば打順に幅が持て、好機も広がるところだ。
初戦は小諸と対戦(16日午前9時縲恊z訪湖スタジアム)。勝ち上がると2回戦の相手は大町(18日午前9時縲恣ッ球場)。
山川亮太主将
先制点を取り、ロースコアゲームに持ち込みたい。そのために、しっかりと、みんなで盛り上げていきたい -
箕輪町まちづくりワークショップ
箕輪町土地利用計画の見直しで、町役場職員による「まちづくりワークショップ」最終会議が4日、役場であった。ワークショップの意見を基に、これから計画案のたたき台を作る。
土地利用計画は02年11月に見直した。それ以後、バイパスや春日街道の開通など町内の様相が変わってきているため、本年度、計画を見直し、来年3月までに方向を出す。
3万人規模の町を目指し工業誘致、住宅造成など検討課題があり、どんな町にするのか意見を出し合うため4月下旬、職員10人による第1回ワークショップを開いた。
今回が3回目。コーディネーターの進行で、土地利用の面からどんな区分けをするか考え、農地を残す区域、商業と住居が混在していく地域、工業を誘導したい地域などを地図上に記した。
今後は経営企画課が各課と調整し、たたき台を作る。さらに、たたき台を示して住民の意見を聞くため住民対象のワークショップも開く予定。 -
箕輪町地区農政対策委員会総会
箕輪町地区農政対策委員会(市川隆男委員長)は3日夜、箕輪閣で開き、常任委員を委嘱し、06年度事業報告・収支決算、07年度事業計画・収支予算を承認した。
07年度事業計画は、農政対策運動の実施、農作物自然災害防止対策、農業振興対策、地域営農組織「みのわ営農」への支援、「認定農業者」の経営支援、担い手対策の実施、地域活性への取り組み、先進地視察研修など。予算総額は121万8千円。
町猟友会に依頼する有害鳥獣駆除の実績は、昨年度はイノシシ28頭、シカ43頭、クマ2頭。有害獣が増えていることから、本年度は有害鳥獣対策の駆除費用を前年度予算額より10万円増額し18万5千円計上した。
「日豪EPA交渉及びWTO農業交渉に関する決議案」も提出し、公平な農産物の貿易ルールの実現を目指し組織の総力をあげた運動を展開する内容の決議案を議決した。 -
ウェルネス箕輪推進協議会
箕輪町は、信州大学、NPO法人ウェルネス・ステーション事業機構と連携し、ウェルネスをテーマにICT(情報通信技術)を活用した「ウェルネス箕輪『健康体づくり』プロジェクト」を始める。4日、3者で構成するウェルネス箕輪推進協議会の初会合を町役場で開き、みのわ健康アカデミー事業などを説明し情報交換した。
協議会委員は10人。委員長に信州大学教育学部の寺沢宏次准教授を選出した。
同プロジェクトは、町民がだれでも参加でき、即座に健康状態を把握し効果的な運動指導などを受けられるような方法の開発、身体機能とコミュニティづくりのモデル化を目標とする。
本年度は、町民の参加・協力により四肢筋肉などの体組成分析、健康体づくりのための事業化案などを研究、調査する計画。
寺沢委員長は、「プロジェクトがますます発展し充実することを考え、日本の健康事業のコアになる事業にしていきたい」と話した。 -
箕輪町スイミングプール
50メートルプールは老朽化で今季開放せず箕輪町教育委員会は、14日から利用が始まる町スイミングプールで、老朽化により底や壁がはがれてきている50メートルプールは開放しないことを決めた。今季は25メートルプールと幼児用のみの利用となる。
スイミングプールは70年に完成。96年に全面改修し、その後も補修をしている。50メートルプールは、底や壁の鉄板にかぶせた強化プラスチック繊維が部分的にはがれるなど老朽化が進んでいる。
全面改修にはおよそ3千万円かかる見込みで、町教委は対応を検討。50メートルプールは、利用が小学校高学年以上で、浮き輪やビーチボールは使えず、競泳用として開放していることから利用頻度が低いこともあり、開放しないこととした。利用者の安全確保のため、すでにプールの周囲にフェンスを設置した。
町教委は来年度以降の対応について、「今後検討していく」としている。
今季は14日にオープンする。14、15、16、21、22日と28日から8月19日までの28日間開場する予定。14、15日は無料開放。利用料は大人200円、高校生150円、小・中学生100円、付き添い者100円、小学生未満無料。 -
箕輪町の農地利活用調整機構設置を提案
箕輪町の農地利活用を調整する組織を立ち上げようと、3日夜開いた町地区農政対策委員会で、機構設置の提案があった。今後、組織の設立に向け検討を始めたいとしている。
「農地の利用調整を総合的に行う必要性がある」として起草案を提示。趣旨に▽農業従事者の高齢化で農地利用の限界による耕作放棄▽ポジティブリストの導入による作目の団地化の必要性▽畜産用自給飼料の国内及び地区内生産の必要性▽農業インターンの経営農地の確保対策▽水稲ほ場の適正施肥と稲わらの活用による耕畜連携対策-を挙げる。
事務局は町産業振興課、町農業委員会、JA上伊那、上伊那農業改良普及センター。関連組織は町酪農振興協議会、JA上伊那果樹部会、JA上伊那野菜部会、みのわ営農、堆肥銀行箕輪支店。
現行の「農地保有合理化法人」(JA上伊那)は、設置を検討する組織機構に機能移管する考え。
当面は、組織機構の設立に向けた検討と併せて、町酪農振興協議会の飼料生産状況の把握とコントラクター組織の検討、稲コンバイン作業後の稲わらの収集・流通体制の確立、新規就農者への経営農地のあっせんに取り組む。 -
ながた荘「ワインと和食を楽しむ会」
箕輪町長田のみのわ温泉ながた荘で3日、「ワインと和食を楽しむ会」があった。町内外の26人が、無添加生にごりワインなど貴重なワインと料理長の創作料理をたん能した。
05年冬、林吉高料理長の創作料理を楽しんでほしいと始まった企画。冬は日本酒、夏はワインで今回4回目。
料理は煮物「メバル紀州煮」、焼き物「加茂なす2種そぼろ」、揚げ物「カマンベールのはさみ揚げ」など、今回しか味わうことのできない料理が並んだ。ワインは、井筒ワインの協力で、本来はワイナリーの発酵タンクからの試飲でのみ味わうことができる生にごりワイン、同日発売した白ワインなど5種類を味わった。
ギター、尺八、筝・十七絃を演奏する3人グループ「パトワ」の生演奏もあった。 -
【記者室】山の怖さを
山岳写真家に話を聞いた。すべて自分の足で山を歩いて写真を撮る。登山隊に参加したこともあり、登山の経験を重ね、訓練をしている。まもなく70歳になるというが、20キロもの荷物を背負って山を登り、周囲に驚かれることも多い▼山では、登山者を救助することも少なくない。昨年だけでも相当数の登山者を助けたという。必ずしも険しい場所、危険な場所ではなく、どうということもない登山道でけがをしてしまう人もいるという▼山の美しさ、自然の美しさが見る者の心をつかむ写真は、同時に、ただ美しいだけではない山の姿、自然の厳しさも伝えている。山と対峙する緊張感の中でシャッターを切り続けてきた写真家は言う。「山の怖さも知ってほしい」と。(村上裕子)
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天竜北島豪雨災害伝承ウォーク
箕輪町の住民有志でつくる「天竜せせらぎロードプロジェクト」と、町の「みのわ健康アカデミー」は1日、舗装工事が終了した天竜川の堤防道路で、天竜北島豪雨災害伝承ウォークを開き、約150人が舗装堤防の歩き初めをした。
北島地籍で同日あった北島災害伝承の碑除幕式、激甚災害対策緊急事業起工式に併せて計画した。
舗装道路でのテープカットと花火を合図に、北島災害伝承の広場から伊那路橋往復の3キロコース、伊那路橋左岸上流往復の5キロコースを各自が自分のペースで歩いた。
参加者の多くは、みのわ健康アカデミーの卒業生や本年度の受講生。仲間で誘い合って参加したという1期生の鈴木あい子さん=南小河内=は、「車が来る心配がなく、平らな道だから話しながら楽しく歩ける。普段歩いている場所とは違うので景色も新鮮」と話していた。 -
おはなしを楽しむつどい
「パパ’s絵本プロジェクト伊那」公演箕輪町のおはなしを楽しむつどい実行委員会は1日、「パパ’s絵本プロジェクト伊那」の公演を松島コミュニティセンターで開いた。親子約100人が絵本と歌とパフォーマンスの楽しい公演を満喫した。
「はじめまして」の絵本をギターと歌で紹介し、メンバーも歌で自己紹介。「コッケモーモー」「ぐやんよやん」など絵本を次々と読み聞かせた。楽しい語り口に子どもも親も声を出して笑い、夢中になって絵本を見ていた。
つどいは、「子ども夢基金助成活動」の助成を受けて開いている。「パパ’s」は、昨年のクリスマス絵本ライブにも招き、好評だった。 -
箕輪町がシンクライアントシステム導入
箕輪町は、情報系庁内LANの更新に合わせ、シンクライアントシステムを導入した。役場庁舎など主要行政施設で従来のパソコン200台をシンクライアント端末機に切り替え2日、運用を開始した。導入によりデータファイルの安全な管理・保管、セキュリティ向上、TCOの削減効果などを期待する。
庁内LAN環境は00年度から整備し、パソコン250台を導入。年数経過で稼動状況の悪化、故障、セキュリティ面の問題などから更新した。シンクライアントシステム導入は県内では昨年12月の辰野町に次いで2件目。
導入施設は役場庁舎、情報通信センター、文化センター、消防署、博物館、図書館、保健センターの7カ所。導入機器は端末機200台、ファイルサーバ1台、サーバ8台、スマートカード(ICカード)250枚など。5年間の賃貸借価格総額は6305万6700円。パソコンは、デジタルカメラ画像やCD-Rなどのデータ取り込みのため各課、施設に数台ずつ残している。
シンクライアントシステムでは、ファイルサーバでの一元管理・保管によりデータファイルの安全な管理・保管ができる、端末機に記憶媒体の接続ができず大量のデータを外部に持ち出せないため紛失や盗難による個人情報漏洩を防ぐなどセキュリティが高まる。全庁・課・係などでファイル管理することによる係員の共通認識や生産性の向上、故障対応や設定変更などの職員の負担軽減なども期待する。
サーバは総務課広報係のみで管理。シンクライアントシステム接続にはスマートカードとパスワードが必要で、スマートカードは職員証としても利用し個人管理する。
TCOの削減効果は、初期導入費用、故障時対応、人件費相当額など5年間の総額で現行のパソコンより1947万5千円の削減を見込む。 -
天竜川北島地区豪雨災害を伝える会
災害伝承の石碑除幕式06年7月に箕輪町内で発生した豪雨災害を後世に伝えるため、「天竜川北島地区豪雨災害を伝える会」(会長・平沢豊満箕輪町長)は1日、北島地籍の広場に建立した石碑の除幕式を開いた。
広場は、天竜川右岸の深沢川との合流点下流。広さ約640平方メートル。石碑は広場南端に建立した。表面に「北島災害伝承之碑」の文字、裏面に災害と復旧の状況などの文章を刻んだ。高さ270センチ、幅570センチ。碑文の大きさは120センチ×90センチ。表面の文字は町長が書いた。
会長、松島区長、伊那建設事務所長、天竜川上流河川事務所長、天竜せせらぎロードプロジェクト会長、伊那青年会議所理事長、来賓による除幕の後、碑文を朗読した。
平沢会長は、「将来にわたって災害を正しく伝え、恐れるのではなく防災を中心に天竜川を愛し、親しんで、自然と共生していきたい」とあいさつした。
広場は今後、桜の植樹やあずま屋、ベンチの設置など整備を検討していく。 -
伊那市、箕輪町消防団ポンプ操法大会・ラッパ吹奏大会
伊那市、箕輪町の消防団07年度ポンプ操法大会・ラッパ吹奏大会が1日、伊那市役所と箕輪町役場の駐車場でそれぞれあった。団員は1カ月半にわたる訓練の成果を発揮して大会に臨んだ。
ポンプ操法は自動車ポンプの部と小型ポンプの部で、消火の基本動作の正確性や敏しょう性、標的(火点)を倒すまでの時間などを競った。ラッパ吹奏は、吹奏と規律の総合で競い合った。
伊那市は昨年の第1回大会より出場チームが増え、自動車ポンプは2増の10チーム、小型ポンプは7増の27チーム、ラッパは1増の5チームが出場。自動車ポンプは伊那分団第2部、小型ポンプは手良分団第2部、ラッパ吹奏はEチームが優勝した。
箕輪町は各部に全6分団が1チームずつ出場。自動車ポンプは第5分団、小型ポンプは第4分団、ラッパ吹奏は第6分団が優勝した。
自動車ポンプと小型ポンプの各1位、ラッパ吹奏は選抜で、7月15日の上伊那郡大会(伊那市役所駐車場)に出場する。
結果は次の通り。
【伊那市消防団】
▼自動車ポンプの部=(1)伊那分団第2部(2)竜分団第2部(3)伊那分団第1部(4)三義分団第1部(5)河南分団第3部(6)長谷分団第1部▼小型ポンプの部=(1)手良分団第2部(2)手良分団第1部(3)美篶分団2部下大島A班(4)美篶分団2部下大島B班(5)高遠分団第1部(6)伊那分団第3部▼ラッパ吹奏=(1)Eチーム(2)Dチーム(3)Aチーム(4)Cチーム(5)Bチーム
【箕輪町消防団】
▼自動車ポンプの部=(1)第5分団(2)第6分団(3)第4分団(4)第1分団(5)第3分団(6)第2分団▼小型ポンプの部=(1)第4分団(2)第1分団(3)第6分団(4)第5分団(5)第2分団(6)第3分団▼ラッパ吹奏=(1)第6分団(2)第4分団(3)第2分団(4)第1分団(5)第3分団(6)第5分団 -
箕輪町観光協会総会
箕輪町観光協会(会長・平沢豊満町長)は29日、07年度総会をながた荘で開き、本年度事業計画案、予算案などを承認した。
事業計画は、観光PR事業、萱野高原の観光案内板やサインボードなどの統一的整備、体験型観光の促進、もみじ湖紅葉期間の取り組み、ふるさと便の実施、写真コンテスト・写真展の開催など。
観光PR事業の観光協会ホームページの作成は、8月下旬の完成を目指し準備を進めている。
予算は収入・支出総額各440万円。
役員改選は全て留任。本年度所属団体などの役員改選で変更になった役員6人。任期は07、08年度。 -
箕輪町公民館子育て学級で救急法学ぶ
箕輪町公民館子育て学級は28日、箕輪消防署員を講師に招いて救急法を学び、消防署の見学もした。
発熱、誤飲、頭を打ったとき、火傷について、それぞれどんな処置が必要になるかなど署員がポイントを説明。誤飲では、まず落ち着いて、飲んだ物(食べた物)は何か、どのくらいの量か、本当に飲んだのかを確かめること、火傷をしたときはすぐに熱源から離して30分くらい水をかけ続けることなどを話した。
乳児や小児の心肺そ生法も勉強した。実際に人形を使い、母親が順番に署員の指示に従って人工呼吸、心臓マッサージなどの方法を覚えた。
心肺そ生法を練習した母親は、「こういう時でないと、なかなか救急法を学べない。少しでも経験していれば役に立つと思う。勉強になる」と話していた。 -
JA上伊那のサザンポートみのわがセルフスタンドに
箕輪町の箕輪バイパス沿いにあるJA上伊那のサザンポートみのわ給油所が7月3日、セルフスタンドとしてリニューアルオープンする。セルフスタンドはJA上伊那としては初の試みで、同スタンドで一定の成果が得られれば、全域に広げていくことも考えている。
原油価格が高騰する中JA上伊那では、少しでも価格を安く抑えられるセルフスタンド方式の導入を検討してきた。その中で、交通量や立地などの条件からまずは同給油所に導入。2台4レーンの機械を設置し、最新のセルフ洗車機も今回新たに導入した。
改装工事は7月2日までに完了し、3日は午前9時からプレオープンする。グランドオープンは7月6日で、8日までは特別価格で対応する。 -
箕輪西小ボランティア委員会がグレイスフル箕輪を訪問
箕輪西小学校ボランティア委員会(新村真梨委員長)の8人が27日、上古田のグループホーム「グレイスフル箕輪」を訪れ、お年寄りらと交流した。
同委員会では、活動の一環として年に数回同施設を訪問。歌を披露したり絵をプレゼントするなどして、お年寄りたちを楽しませている。
今回は本年度の交流の1回目。新村委員長が「今日は仲良く交流をするのを楽しみにしてきました」とあいさつした後、児童たちは休み時間に集まるなどして、練習を重ねてきた大型絵本の読み聞かせや、けん玉、お手玉などの昔の遊びを披露。
お年寄りたちも、一生懸命芸を披露する児童たちに「上手い上手い」と声をかけながら拍手を送っていた。 -
箕輪町明るい選挙推進協議会総会
箕輪町明るい選挙推進協議会(笠井孝二会長)は26日夜、07年度総会を町役場で開き、事業計画などを承認した。
本年度事業計画は、明るい選挙啓発ポスター募集、成人式での啓発、町文化祭や各地区文化祭に啓発ポスター展示など。7月29日執行の参議院選挙の啓発活動はポスター掲示、チラシ配布、広報誌・もみじチャンネル・町ホームページ・広報車・防災行政無線などによる広報、街頭啓発などに取り組む。
役員選出では副会長に女性団体連絡協議会代表の大槻一子さんを選出した。
課題となっている投票率低迷の対策として▽新興住宅地の投票率が低いため周知を図る▽高齢者世帯を誘って投票に行くなど地域ぐるみで声を掛け合う▽若い世代が家にいる時間に啓発をする▽地区の会合で話題にする-などの意見があった。 -
みのわ美術会(日本画・洋画・染色)三人展
みのわ美術会所属の女性3人による「みのわ美術会(日本画・洋画・染色)三人展-小川節子・柴光子・吉田冴子の想い-」が28日、箕輪町文化センターホールで始まった。大作ばかりを集めた3人の個性の共演で、多くの来場者が鑑賞に浸っている。
信州美術会、伊那美術協会、みのわ美術会に同じく所属する箕輪町在住の3人が、展示会を-との小川節子さんの声掛けに賛同し初の三人展を計画した。
「中央展に出品した大作を皆さんに見てほしい」と、1人12点から15点を展示した。通常の展示会では1人1、2点程度の出品のため、これだけの数の大作を1度に展示するのは初めてという。
日本画の小川さん=木下=は、「中央展を見たり、自分の身の回りを見て美しさを感じたものを作品にしている」。洋画の柴光子さん=長岡=は、「試行錯誤を繰り返しながら、大地の生命力を感じて描いている。それを感じ取ってほしい」。染色の吉田冴子さん=長岡=は、「染色の透明感のある色の重なりの世界を見てほしい」と話している。
展示は7月1日まで。午前10時縲恁゚後6時(最終日午後4時)。入場無料。 -
国道伊那バイパス箕輪地区地権者組合、対策組合が解散へ
国道伊那バイパスの箕輪地区地権者組合と対策組合は27日、町文化センターで役員会を開き、伊那バイパスの箕輪区間が07年度内に完成の見通しとなったことを受け、両組合とも解散する方向を決めた。
国道153号伊那バイパスの工事は国庫補助道路改築事業。計画区間は伊那市美篶青島地籍のナイスロードから箕輪町の松島バイパス「木下南新町」交差点までの総延長7・6キロ。箕輪区間は約1・2キロ。
両組合は98年に発足し、伊那建設事務所に要望書を提出。箕輪区間は00年に着工した。
役員会で伊那建設事務所が現況を説明。箕輪区間のバイパス本線はほぼ完成し、残り約30メートルの区間についても来年3月までに完成する見通しを示した。
役員は、残された課題は地元の木下区と三日町区に移管して今後町と協議することとし、組合は解散の方向を決めた。
伊那建設事務所によると、伊那バイパスの南箕輪村区間は本年度、残りの用地買収と取り付け道路の改良工事、伊那市区間では用地買収に着手する計画という。 -
【記者室】“毒”は確実に効く
箕輪町郷土博物館の野草観察会。子どもから大人までが、散策しながら花や草の名前、薬草の効能などを学んだ。一緒に歩いてみたが、知っている植物はほんのわずか。新しい発見がいっぱいだった▼胃腸の薬というアキカラマツ。「そこにいっぱい」と言われてもどれのことやらさっぱり分からず、先生が手に取って「あぁ、それ」と納得する。名前と効能は覚えたものの、自分で採取となると、まず不可能に思える▼山菜や野草を利用する場合、有毒植物があるので注意が必要。観察会の資料に「無理して採らなくても命に別状はない。誤ると命に関わる」「“毒”は確実に効く」の言葉が。知識のない自分は、野草は見て楽しむ程度にとどめるのが賢明のようだ。(村上裕子)
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合気道6段
箕輪町
荻原勇さん「合気道を箕輪に広めたい。長年一緒にやってきた東京の仲間や多くの仲間にも箕輪に来てもらって、箕輪の皆さんとも交流できれば、少しはお役に立てるのかな」
今春、長年勤めた国立印刷局を定年退職し東京から故郷箕輪町に戻った。サークルの形で合気道を続けようと、5月から町武道館でけいこを始めた。
合気道との出合いは24歳のころ。高校卒業後に国立印刷局(当時の大蔵省印刷局)に就職し数年後、印刷局の工場のクラブ活動として組織している合気道部に入部した。
合気道は“許す武道”。力でいたずらに相手を倒すのではなく、気を合わせて導く。構えがなく自然の状態で、剣や杖を使っても自然のまま、一切構えはない。技の数は限られるが、その基本の技が無限に広がる、奥の深い世界だという。
指導者は故西尾昭二さん。「師範にほれた。最初は動けるわけではないし、先生について全国を回った」。試合はなく、勝ち負けはない。練習は技の反復で、自分のペースで鍛錬する。体と共に精神も鍛えられる。
「壁が多すぎてね。自分ではいいなと思っても、よその道場に行くとだめ。同じように技をかけても、それぞれが違うのでかからない。合気道は難しいなと思った。先生がやっていたのを見て、ものまねでやってきたけど、自分の技になるのは時間がかかる」
面白いと感じるようになったのは「50歳を過ぎて、自分の技が出来てきてから」。年を取るたびに一つずつわかってきたという。
合気道を通して多くの仲間と出会い、外国人とも言葉はわからなくても技で通じ合うことができた。「仲間が集まると合気道の談義が始まる。ああしたほうがいい、こうしたほうがいいとね。本当にすばらしい世界だと思う」
50年余の歴史がある国立印刷局合気道部の部長も務め、指導もしていた。故郷に戻った今、「合気道を通じて東京から多くの情報を取り入れ、役に立つことができれば一番いい」と、多くの人とふれあい、交流を図ろうと模索中。先生の技を残すため、いずれは道場を開きたいという夢を胸に、箕輪町に合気道が広まることを願っている。(村上裕子) -
みのわ祭り
7月28日雨天時は順延なく中止へ箕輪町みのわ祭り実行委員会は26日夜、第2回会議を町役場で開いた。当初雨天時の予備日としていた7月29日に参議院選挙が実施されることにより対応を協議し、祭り本日の28日が雨天の場合は祭りを中止することを決めた。
「2007みのわ祭り」は7月28日開催。6月初旬の第1回実行委員会では28日雨天の場合は翌29日に開催と決めていた。
協議の結果、28日が大雨などで実施できない場合は、町職員の対応、会場の公民館や投票管理者・立会人など困難が生じるため祭りは中止する。順延はしない。花火大会のみ翌日29日に開催とし、29日も出来ない場合は改めて検討する。
実行委員会では、花火打上会場で打上花火(6・7号)は番場原第2グラウンドに変更になったことを報告。各部会の説明もあった。
◆みのわ祭りポスター完成
箕輪町の「みのわ祭り2007」のポスターが完成した。
本年度は、ポスター・うちわの図案を一般から募った。7人10点の応募があり、みのわ祭り正副会長会(8人)による審査で、ポスターは向山聡一さん=箕輪町=の図案を採用した。
ポスターは千枚作成。役場庁舎をはじめ町内公共施設、商店などに掲示し、祭りに向け町内を盛り上げる。 -
国交省・天上 激特事業の起工式7月1日
国土交通省天竜川上流河川事務所(伊藤仁志所長)は7月1日、天竜川直轄河川激甚災害対策特別緊急事業の本格着工を祈願した起工式を箕輪町松島の同河川沿いで開く。同事業は昨年7月の豪雨災害の再度災害防止を目的に2010年度までの5カ年度計画。出水期外の10月から同所管内各箇所で本格工事が始まる予定だ。
同事業は、諏訪湖の水位上昇による浸水被害を防ぐため、天竜川の流下能力を高め、釜口水門の最大放流量をこれまでの毎秒400トンから同430トンへ引き上げる。諏訪湖流入河川と天竜川で、河道掘削や護岸強化などを施す。
管内の激特事業は、横川川合流点(辰野町)から三峰川合流点(伊那市)までの対象区間約20キロ。河道掘削、護岸強化工事や天竜橋(南箕輪村、伊那市の境)、明神橋、水神橋、中央橋(以上同市)など6個所の橋梁補強を実施する。採択事業費は84億円。
関係者は「将来とも天竜川周辺が安全であり、工事事業が順調に進むことを願いたい」と話している。 -
向山和秋さんの油絵展
箕輪町長岡の瓦製造業向山和秋さん(58)の油絵展「おお、偉大なり我が故郷」は21日、伊那市中央区の中部電力伊那営業所ギャラリーで始まった。中央、南アルプスなどの風景や人物画など、力強いタッチと躍動感あふれる・ス生・スへのこだわりを表現した展示になっている=写真。7月5日まで。
作品は10号から100号サイズまでの新作12点が並ぶ。これまでは裸婦画を中心に制作してきたが昨年の秋から風景画に再挑戦した向山さん。女性の優しさ、力強さを線で画いてきた経験は、風景が作り出す、柔らかい曲線を表現するのに生かされているという。
南アルプスと自分が住んでいる「長岡」の町を描いた100号サイズの力作「おお、偉大なり我が故郷」などの作品を出品。向山さんは「大自然と、そこに住む人間の生き様を表現してみたいと取り組んだ作品の数々を見て」と来場を呼びかけている。
向山さんが画家になろうと思ったのは50歳の時で、その年の高遠の四季展に入選するほどの実力。個展は同ギャラリーで年に一回のペースで開き、今回で6回目となる。
休館日は土、日曜。午前8時30分縲恁゚後5時10分。