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箕輪町議会6月定例会開会
箕輪町議会6月定例会は12日開会し、07年度一般会計など補正予算案、中部小耐震補強・大規模改造工事請負契約、地域交流センター・消防署建築本体工事の請負契約など19件を提案した。先決処分6件、請負契約4件を可決した。
中部小耐震補強・大規模改造工事請負契約の相手方は箕輪建設工業(白鳥和夫代表取締役)で契約金額は1億2579万円。工期は9月28日。
まちづくり交付金事業地域交流センター・消防署建築の本体工事請負契約の相手方は岡谷組箕輪営業所(貝梅実所長)で契約金額は3億1804万5千円。電気設備工事請負契約の相手方はエイ・エム・シイ(吉田卓美代表取締役)で契約金額は6405万円。機械設備工事請負契約の相手方はヤマウラ箕輪営業所(渡辺浩史所長)で契約金額は5985万円。工期はいずれも08年3月17日。
任期満了に伴う人権擁護委員の推薦は、唐沢清光さん(64)の再任について適任と決した。
報告は繰越明許費繰越計算書、町土地開発公社経営状況、みのわ振興公社経営状況など6件。
請願・陳情は次の通り。
◇請願 ▽異常気象による災害対策や地球温暖化対策の強化・拡充を求める意見書提出を求める件▽「義務教育費国庫負担制度の堅持」を求める意見書提出に関する請願書▽少人数学級の早期実現や複式学級の編成基準の改善、教職員定数増を求める意見書提出に関する請願書▽長野県独自の30人規模学級の拡大及び市町村における自由度の拡大と複式学級の解消、県独自に教職員配置増を求める意見書提出に関する請願書
◇陳情 ▽日豪EPA交渉及びWTO農業交渉に関する陳情書 -
家族で楽しむ萱野高原自然教室
箕輪町郷土博物館の07年度新事業「家族で楽しむ萱野高原自然教室」が10日、萱野高原で始まった。初回は昆虫の名前や標本の作り方などを学んだ。
町全体を大きな天然の博物館と考え町内各地をフィールドとしたさまざまな事業をする「町内まるごと博物館事業」の一環。豊かな自然に恵まれた萱野高原で、郷土の身近な自然に親しむ。
15組の家族が登録。第1回は「いろいろな昆虫の名前を覚えよう、昆虫採集の達人になろう」をテーマに、信州大学農学部の中村寛志教授が、標本やスライドを見せながら話をした。中村教授は「世界中の生物の4分の3は昆虫。まずは名前を覚え、次に自分で標本を作って観察しよう」とし、「標本を作るときは自分の手で昆虫を殺すことになる。自分で標本を作ることで、命の大切さが逆に分かる」とも話した。
あいにくの天気で昆虫採集の時間はわずかだったが、子どもたちはチョウや小さい虫を捕まえたり、標本作りの実演を見たり、昆虫採集でチョウ、トンボ、ガを捕まえたときに使う三角紙、甲虫類に使う四角紙の作り方などを覚えた。
教室は全4回。植物、鳥類の回は信大農学部の荒瀬輝夫准教授が担当する。 -
福与城と風林火山シンポジウム16日開催
箕輪町教育委員会は16日、「福与城と風林火山シンポジウム」を町文化センター学習室で開く。
シンポジウムは、戦国時代の箕輪町の歴史の中で重要な部分を占める福与城を取り巻く歴史を中心にした講演とパネルディスカッション。
講演は伊那市文化財保護審議委員の久保村覚人さんが「風林火山 伊那谷をゆく」と題して話す。
パネルディスカッションの内容は▽大河ドラマ「風林火山」を見て感じること▽歴史の復元時に用いる史料▽武田の伊那侵入について▽福与城の戦い-などを予定する。パネリストは研究者の小沢聡さん、市川脩三さん、文化財保護審議会長の蟹沢廣美さん、博物館学芸員の柴秀毅さん。助言者は久保村覚人さん。
午後1時開会。講演1時10分縲・時半、パネルディスカッション2時45分縲・時半。
パネルディスカッションで進行係を務める町公民館長の柴登巳夫さんは、「福与城の戦いは解釈がいくつもある。少しでも福与城に関心を持ち、理解を深めてもらう機会になれば」と話している。
◆NHK大河ドラマ「風林火山」巡回パネル展・福与城復元模型展
箕輪町文化センターで8日、NHK大河ドラマ「風林火山」巡回パネル展・福与城復元模型展が始まった。
巡回パネル展は、ドラマのアウトラインや登場人物関係図、メイキング、ストーリーなど作品紹介パネル8枚、千曲市と長野市で行われたロケの様子を紹介する長野県ロケ風景パネル12枚の計20枚。
福与城復元模型は、町郷土博物館職員が制作。16世紀中ごろの戦国時代の福与城を500分の1の縮尺で再現している。
展示は18日まで。 -
箕輪町老人憩いの家「城山」利活用委員会初会合
箕輪町は6日、福与にある老人憩いの家「城山」の利活用について広く意見を聞くため利活用委員会を設置し、憩いの家で初会合を開いた。経過報告をし、利活用について協議した。今後、委員会を構成する各団体で検討し、結果を基に第2回会議で協議する。
城山は、地元要望にこたえて78年度当時の通商産業省所管「工業再配置促進事業」の認可を受けて建設。「老人に対して教養の向上、レクリエーションなどのため便宜を供与する」目的で79年4月に開設した。現在、老人憩いの家は町内では城山のみ。
建物は木造2階建て約215平方メートル。三日町区と福与区が交互に維持管理してきたが、06年4月から指定管理者として福与北沢常会に委託している。利用状況は、建設当時は地区長寿クラブを中心に活用されたが、現在は年間38回。
委員会は三日町区と福与区の区長、区会議員、長寿クラブ代表、福与北沢常会長ら、地元町議の13人で構成。委員長に細井紀光福与区長、副委員長に浅野忠彦三日町区長を選出した。
平沢豊満町長は、「これからどう活用するか、いい方向付けをしてほしい」と述べた。 -
箕輪町職員労働組合が援農ボランティア
箕輪町職員労働組合はこのほど、07年度運動方針である地域に積極的に働きかける組合を目指し、町特産「いも焼酎みのわ」の栽培作業を支援する援農ボランティアで、焼酎用サツマイモ苗の植え付け作業に取り組んだ。
「いも焼酎みのわ」の生産は、遊休農地を利用した住民参加型の取り組みで、栽培体験を通じた地産地消の意義の啓蒙、新たな箕輪ブランドの商品化と知名度アップなどをねらっている。
町職労は、栽培に協力し、生産組合員との交流も図ろうと地域ボランティア活動事業第1弾として計画。天候に恵まれた当日は27人が参加し、箕輪町焼酎いも生産組合、南部営農組合の組合員10人と共に、約2時間の作業で木下地区の畑20アールに3千本の苗を植えた。
執行委員長の平出広志さんは、「地域のブランド化で町おこしをしている。いくらかでもお手伝いができたと思う。家族連れが中心だったので農作業体験にもなりよかった」と話した。 -
長野県フェンシング協会、後援会総会
長野県フェンシング協会は5日、07年度総会を箕輪町文化センターで開き、本年度事業計画、予算案などを承認した。
本年度は、06年度に初開催した「みのわもみじカップフェンシング大会」の第2回大会を10月27縲・8日、箕輪町民体育館で開く。第1回の種目はフルーレのみだったが、本年度は日本で発展途中のエペ、サーブル種目を導入し3種目の大会運営をする。エペ・サーブル種目の代表選考会(ランキング大会)、公認大会への昇格を目指す。
県外大会では、北信越高校新人体育大会が箕輪町で08年1月19縲・0日開かれる。
県フェンシング協会後援会総会も同日開き、事業計画などを承認した。後援会は総会時に小・中学生、高校生、一般に援助金を渡すほか、北信越国体突破を願い応援公告も掲載予定。 -
スタインウェイ夢クラブ
箕輪町文化センターにあるピアノ「スタインウェイ」を自由に演奏できる町教育委員会主催の「スタインウェイ夢クラブ」が5日、同センターホールで始まった。ピアノ愛好者が好きな曲を弾き、名器での演奏をたん能している。
経験者、初心者を問わず、スタインウェイに触れ、音色を楽しんでもらう恒例の企画。使用時間は1人1時間。町内のほか辰野町、南箕輪村、塩尻市などからも申込みがあり、10日までの6日間ある。
3曲分の楽譜を持って参加した町内の女性は、「弾いた感じが違う。音が深くて、大きな音から小さな音まで幅が広い」と話し、ホールのステージ中央に据えたピアノに向かい熱心に演奏していた。 -
箕輪町赤十字奉仕団研修総会
箕輪町赤十字奉仕団(向山初美委員長)は3日、町内の松島コミュニティーセンターで07年度研修総会を開いた。正副分団長を中心に約90人が出席。今年度事業計画を決めた後、諏訪赤十字病院の講師2人を迎えて家庭看護法を学んだ。
出席者は2グループに分かれ、同病院の宮坂佐和子さん、濱さつきさんが指導。家庭看護法の基本技術の一つである体の移動介助として、一人で寝返りをする方法やベットから起き上がる方法などを学んだ。
宮坂さんは「日常生活で何気なく動かす動作だが手足が不自由になると楽に起き上がることはできない。体のメカニズムを理解し、相手の力を使い、自立を促すための介助方法を学んでいって」と話した。
向山委員長はあいさつで「この講習を良く聞いて家庭、親せきなどの人々に役立ててほしい。聞いたことを友人、知人に伝えくれれば幸いだと思う」と呼びかけた。
一人で寝返りをする方法を学ぶ団員ら -
箕輪町議会6月定例会日程
箕輪町議会6月定例会は12日開会し、25日までの14日間開く。
提出議案は、07年度一般会計など補正予算案、中部小耐震補強・大規模改造工事請負契約、地域交流センター・消防署建築本体工事の請負契約、先決処分の承認など19件。報告6件。
日程は次の通り。
▽12日午前9時=本会議開会▽13縲・7日=休会▽18、19日=一般質問▽20、21日=常任委員会審査▽22縲・4日=休会▽25日午後1時半=本会議、全員協議会 -
レッツ・トライ・ニュースポーツ
箕輪町と町教育委員会主催の新講座「レッツ・トライ・ニュースポーツ」が2、3日、藤ヶ丘体育館であった。初日は50人が参加し、さまざまなニュースポーツに挑戦して楽しんだ。
分館活動や学級レク、職場のイベントなどで活用できる軽スポーツ、レクリエーションを紹介し、住民のふれあいの場、運動のきっかけをつくろうと計画。保育園児から70歳代まで幅広い年代の参加があった。
種目はビーンボウリング、スロットボール、囲碁ボール、シャッフルボード、ガラッキー、カローリング、ドッジビーなど。参加者は小グループに分かれ、町体育指導員や町職員からルールを教わり、各種目を順番に体験した。
親子連れは、「子どもがやりたいと言うので参加した。小さい子でも出来るのでいい」「とても面白い」と熱中していた。 -
箕輪町営農センター運営委員会
箕輪町営農センター運営委員会(会長・平沢豊満町長)は4日、役場で会議を開き、07年度事業計画案、予算案、06年度事業報告などを承認した。
07年度事業計画の主なものは▽担い手の認定農業者や農事組合法人みのわ営農への支援▽農用地の有効利用と農作業受委託の推進▽豊かで特色のある産地づくりの推進(「いも焼酎みのわ」定着に向けた支援、地産地消や食育の推進)▽土づくりの促進(土づくり講演会開催など)▽観光と農林業等体験事業の取り組み支援(グリーンツーリズムの仕組みづくり検討、千葉市の小学生農業体験学習の受入対応、あんず園の観光としての活用検討)▽畜産のコントラクター組合の検討-など。
予算は収入・支出合計がそれぞれ266万9千円。
規約の一部改正は、監事2人のうち1人を現行の箕輪町収入役の事務を兼掌する助役から町代表監査委員にする。 -
みのわ祭り実行委員会でまつり内容承認
ポスター・うちわ図案も発表箕輪町みのわ祭り実行委員会は4日夜、町役場で開き、約150人が出席して7月28日のまつりの名称や会場、イベントなどを承認した。今年のポスター、うちわの図案も発表した。
祭りの名称は「2007みのわ祭り」。サブタイトルは「踊れ・輝け・箕輪の○(わ)」。○は、「和」の文字をつないで丸を作っている。28日雨天の場合は翌29日に開催。
祭り会場は国道153バイパス松島交差点縲恟シ島交番入口交差点の延長約450メートル。工業専用地域内の道路も利用する。
花火打上会場は7号以下の打上花火は番場原第1グラウンド東側道路、5号以下のスターマインは天竜川管理道路。
イベントは新たに「東京よさこい」が3チーム参加する。このほかは従来通り。
ポスター・うちわの図案は、本年度は一般から募り7人10点の応募があった。みのわ祭り正副会長会(8人)で審査し、ポスター用に向山聡一さん(箕輪町)、うちわ用に岡さゆりさん(箕輪町)の図案を選んだ。ポスターは千枚、うちわは4500本作成する。 -
箕輪東小4年生がホットプレートでお茶作り体験
箕輪町立箕輪東小学校の4年生(21人、有賀京子教諭)は5日、茶業コンサルタントの増沢武雄さん=大出=を講師に招き、ホットプレートで釜炒り茶作りに挑戦した。
学校近くの日輪寺に茶の木があるため、児童は増沢さんに教わって初めての茶摘みを体験。皆で摘んだ茶葉を使い、調理室でお茶作りをした。
釜炒り茶は、ホットプレートで茶葉をまぜ、しおれたら紙の上に出して水分を飛ばし、素手で茶葉をもむ。ホットプレートに茶葉を戻し、かきまぜながらもむ、乾かすという作業を繰り返し、最後に茶葉と途中で出た粉をホットプレートで乾燥させ、固くなり香ばしい香りがしたら完成する。
児童は4班に分かれてお茶作りを開始。最初は「木の匂い」「苦そう」と話していたが、次第に「お茶の匂いになってきた」「少しずつ乾いてきた」と茶葉の変化を楽しみ、お茶の香りに包まれながら作業した。「ホットプレートの上で茶葉をもむのは熱くて大変だけど面白い」「覚えたら自分で葉を摘んできて作れるかもしれない」と話した。
講師の増沢さんは、「お茶作りは、自分で茶葉を摘み、汗を流しながらもんで作り、その味と香りを試す結果までが学べる。汗をかいたほど出来上がったときの喜びがある」と話していた。
4年生は総合的な学習で老人福祉施設との交流学習を計画しており、作ったお茶をお年寄りと飲みながらの交流も考えている。 -
伊那署協議会 委員委嘱
伊那警察署協議会の委員委嘱式が1日、同署であった。委員の任期(2年)満了に伴う式で、再任7人、新任8人の計15人に対し、県公安委員会の委嘱状を小嶋惣逸同署長が受け渡した=写真。
同協議会は、警察が住民の声に基づいて行動するような仕組みを確立するため、01年6月に発足した制度。委員委嘱した地域住民の警察に対する要望や意見を反映させながら業務運営を改善するなどの目的がある。
委嘱式の後、本年第1回目の協議会を開催。「大量退職時代を迎えての優秀な人材の確保と若い警察官の育成」について、住民の意見を聞いた。協議会は年間4回あり、その都度、テーマを設けて話し合う。 -
箕輪町消防団懇親会「赤魚会」
箕輪町消防団の伝統行事「赤魚会」が3日、町役場北側駐車場であった。唐揚げにしたイモリなどの珍味など数種を持ちよって交流を深める懇親会。正副分団長会(山岸健彦会長)の企画で、全6分団から正副分団長やOB消防団員、来賓ら約80人が集まった=写真。
天竜川に生息する赤魚(ウグイ)を酒のさかなにして懇親会を開いていたのがはじまり。毎年、珍味や山、川の幸を各分団が持ちより、町長や小中学校長ら来賓を持てなし、日ごろの消防団活動への理解や協力に感謝した。
イモリの唐揚げは毎年の恒例珍味で、1週間ほど前に沢から採集してきた50匹を「カラッ」と2度揚げして皿に盛った。味見した団員によると「香ばしく、少し苦味がある」との感想。先輩団員らに勧められ、やむを得ず口にする姿が笑いを誘っていた。 -
箕輪町女性団体連絡協議会総会
箕輪町女性団体連絡協議会は1日夜、07年度総会を松島コミュニティセンターで開き、本年度事業計画案、予算案などを承認した。
07年度スローガンは「障害を持っている人も持っていない人も共に築く社会参加の町づくり」。事業計画は▽町づくりのすすめ(県生涯学習センター)▽ふれあい広場(8月26日)▽視察研修▽出前講座▽女性の集い▽新年交流会-など。参加団体の事業に協力するほか、町や区から協力要請があった場合は参加協力する。予算の収入・支出総額はそれぞれ22万5922円。
06年度は、19年ぶりの女性模擬議会を開き、女団連に所属する11団体の代表が模擬議会議員を務め、農業、商業、福祉、環境、教育行政など多方面わたって質問した。
07年度役員は会長に大槻一子さん、副会長に小口幸子さん、副会長兼会計に原田とみ子さんが就任した。大槻会長は、「各単会とコミュニケーションをとりながら、ズクと女性のパワーで元気よく活動する。皆さん応援してください」とあいさつした。 -
青年海外協力隊帰国隊員
箕輪町
北原明子さん05年4月、青年海外協力隊員として南米のパラグアイに派遣された。野菜栽培を指導する農業技師で、現地の高校生に土作りの基礎から教え、2年間の活動を終えた07年3月、帰国した。
大学在学中、青年海外協力隊の経験者から話を聞き関心を抱いた。観光で訪れたカンボジアで、貧しさや地雷被害がある中で生きる人々を見て、役に立つ仕事がいつかできたら-と漠然と思ったことが隊員を目指す入り口となった。勤めていた会社を辞め、大学の農学部で学んだ経歴を基に協力隊に志願した。
派遣先は、ルケ市にあるファビアン・カセレス学校。幼稚部から高等部までの一貫校で、農業科の高等部を受け持った。
パラグアイは野菜を食べないことが国家レベルの問題で、国のプロジェクトとして学校に農業科があり、家庭菜園も推奨しているという。
食べる野菜はトマト、レタス、キャベツだけ。「生徒のほとんどがキュウリを見たことがない。ブロッコリーを食べていたら気持ち悪いと言われたほどです」。そのため、スープなどトマト味の料理があり、生徒も興味を持っているトマトをカリキュラムの中心にし、毎日畑に出て土の耕し方、種のまき方から収穫までを同僚の教諭とチームを組んで教えた。
「問題は私の語学。伝えたいことはたくさんあるけど、最初は生徒に理解してもらえなかった」。生徒60人のうち農作業の経験者はわずか2人。実際に手本を見せて指導した。
学校に予算がなく農薬も肥料も購入できない。「虫が来れば来放題、病気が出れば出放題。それを生かして害虫や病気を教えたけど、なかなかうまくいかなかったですね」。しかし作業をしながら家庭や友達の話をすることで生徒の生活が見え、距離が縮まった。
「なめられないようにきちっとするところはして、でも最後まで生徒とは友達みたいでした」
一番驚いたのは、雨が降ると学校に来ないこと。「傘がないからと言って来ない。先生が来ないことも。本当にのんびりしてました」。最高気温は40度から45度。本当に暑い日も生徒は来なかった。
「とんちんかんなことをするのは日常茶飯事。伸びる芽の一番上を取ってしまうこともあった。『ぼくはやってない』と、絶対謝らないです。面白かったですね」
なかなか謝らない頑固な面もあるが、友達になったら一生友達という情が厚い国民性。「悩むこともあったけど、周りの人がすごく親切にしてくれ、サポートしてくれた。先生も嫌なことを言う人はいなかった。うまく話せなくても話しかけてくれて、温かく包んでくれたので活動ができた」と振り返る。
貴重な経験だったという2年間。「自分に出来たことは何もなかったのではと思うけど、この子達が日本に少しでも興味を持ち、そこから世界を少しでも見てくれたら。私が与えた影響が、この子達の中で考える材料になってくれたらうれしい」(村上裕子) -
箕輪町焼酎いも生産組合
一般参加の「いも焼酎を愛する会」が苗植え箕輪町焼酎いも生産組合(柴正人組合長)が一般に参加を呼びかけた、焼酎用サツマイモの栽培体験をする「いも焼酎を愛する会」が2日、木下の畑でサツマイモの苗植え作業に精を出した。
住民参加型のサツマイモ生産により地域の活性化、遊休農地の解消を図ると共に、栽培体験を通して地産地消の意義を啓蒙しようと、昨年に引き続いて「-愛する会」の仲間を募り、箕輪町、伊那市、南箕輪村から18人が参加した。
焼酎いも生産の取り組みは3年目。今年は町内全体で約3ヘクタールにコガネセンガン4万4千本、ベニアズマ1万本を植える計画。今年は地産地消のねらいから、一部を除き地元産の苗を使っている。
この日の作業は、南部営農組合が管理する畑20アールで、一般と組合役員ら26人が、畝に穴を開ける、苗を挿しこむ、土をかける3工程を分担。大人は作業に対してプレゼントされるいも焼酎「みのわ」を楽しみに、子ども達も畑の中を行き来して作業を手伝い、約2時間かけてベニアズマの苗約5千本を植えた。
会員は10月中旬ころに収穫作業をする。その間は組合で管理する。いも焼酎は喜久水酒造(飯田市)で醸造し、今年も試飲会イベントを開く予定。 -
箕輪町ものづくり教育プログラム導入
箕輪町教育委員会は07年度、町内全小・中学校に「ものづくり教育プログラム」を導入する。「一味ちがう箕輪の子ども育成」事業の一環で、従来のものづくり学習に「ユーザー視点のものづくり」学習を取り入れ、ものづくりの面白さを学ぶと同時に、他者への思いやりの心をはぐくむことをねらう。
「ユーザー視点のものづくり」学習は、経済産業省の「キャリア教育プロジェクト」で05年度からエプソンインテリジェンス(本社・諏訪市)と諏訪市教育委員会が市内の全小・中学校に取り入れている。
エプソンインテリジェンスから、2年間の実績に基づくプログラムを他地域でも活用したい-と提案があり、町教委と校長会で昨秋から協議し、導入を決めた。本年度、岡谷市も導入する。
ユーザー視点は、企業の相手方視点、使い手意識、他者への思いやり、お客様視点、顧客視点を指す。プログラムは、学校教育の中の従来のものづくり学習に、「だれ」に対して「何を」作ってあげるのかを明確にした「他者への思いやりの心の学習」を取り入れるもので、全く新しい授業をするのではなく(1)だれに対して何を作るか(2)ユーザー(使う人)の要望を知る(3)作ったものを発表・販売する-3点を加える。
町教委は31日、町文化センターで各校の担当教諭の全体打ち合わせ会を開き、プログラムの推進とスケジュールを説明した。エプソンインテリジェンスの河野満営業企画部長は「次世代を担う子どもにユーザー視点という考え方が大事になると思う。先生にぜひきっかけを作ってほしい」と話した。
これまでに学校個別研修会が終了し、各校では技術家庭科や生活科、図工などで導入を検討している。今後は各校で実践し、町教委とエプソンインテリジェンスが取り組みをサポートする。8、11月に意見交換、2月に報告会も予定している。 -
自殺ほう助で追送致
伊那署は、実父に対する殺人未遂罪で逮捕(3月21日)した、同町木下の無職矢野勝容疑者(49)に関し、31日、実母に対する自殺関与罪の疑いで、同容疑者を長野地方検察庁飯田支部に追送致した。
調べによると、矢野容疑者は、将来を悲観し、実母と話し合い実父を殺害した後、一緒に死のうと決意したもの。3月20日、実母を寝かせた押し入れ内に練炭入りの七輪を持ち込み、襖戸を閉めて一酸化炭素中毒死させ、自殺を幇助した疑い。 -
箕輪町まちづくり住民提案事業採択結果
2次募集は20日まで箕輪町は、「まちづくり住民提案事業補助金」で応募のあった15事業を採択し、発表した。
同事業は、町民と町の協働によるまちづくりを進めるため、住民自らが創意工夫し、企画したまちづくり事業を公募し、審査で選考した事業に補助金を交付する。06年度に始まり2年目。補助額は1団体当たり原則10万円で、連続2年を限度とする。
住民代表7人で構成する審査委員会(丸山亮審査委員長)の審査を経て、町長が決定した。補助金交付予定額の総額は142万4千円。
採択事業は次の通り。かっこ内は団体名、金額は補助金交付予定額。
◇新規▽ハンドメイドタウンみのわ構築事業(ぷち・どぅ Club)8万4千円▽文化的まちづくり企画(辰巳クラブ)10万円▽もっと手話普及プロジェクト(箕輪手話サークル)10万円▽聴覚障害者の生活と文化を町のみなさんに正しく伝える事業(みみずくの会)10万円▽手筒花火によるまちづくり、地域活性化事業(みのわ手筒会)12万5千円▽「どっこいしょ」運動事業(がんばる会)7万円
◇継続▽有機農業研究・普及事業(箕輪町有機農業研究会)7万2千円▽ひまわり畑「憩の場」運営事業(ひまわり畑)10万円▽イルミネーション設置事業(西部花街道をつくる会上古田支部)6万6千円▽みのわダム周辺環境美化事業(みのわダム郷里を愛する会)9万1千円▽地域活性化「観光農園」づくり事業(これからの農業林業を考えるEグループ)11万5千円▽知的発達障害者自立支援事業(サークル・つばさ)10万円▽みのわ御棒サ!里曳きタイムレース(箕輪まちづくり同友会)8万1千円▽メタセコイアや桜の木でコカリナを作り、森のコンサートを開こう(メタセコイアの森の会)10万円▽もみじカップ第2回小学生かけっこ大会(ちいむもみじ)12万円
◆まちづくり住民提事業2次募集
箕輪町は、まちづくり住民提案事業の2次募集をする。
補助対象は、まちづくりに熱意やアイデアを持つ住民が自主的に実施する事業。対象団体は構成員5人以上で複数の箕輪町民(町内在住・在勤・在学)を含み、主に町内で活動する団体。政治活動、宗教活動、営利活動を目的としない団体。補助金額は原則10万円以内。審査結果により補助要望額より交付予定額が増減する場合もある。
審査委員会で審査し町長が決定する。採択された場合は1年間の事業実績を報告する。
募集期限は20日。提出書類は申込書、構成員名簿、提案事業収支予算書。役場の経営企画課に提出する。事業内容や申込書の簡単なヒアリングをするため、申請書は事前に電話予約の上、事業内容などがわかる人が持参する。
申込み、問い合わせは経営企画課(TEL79・3111内線113)へ。 -
07年度箕輪町目標管理キックオフ大会
箕輪町は31日、07年度目標管理キックオフ大会を町文化センターで開き、職員が各課の本年度の目標を聞いて共通認識を深めた。
町は目標管理制度を04年度に試行し、05年度から取り組んでいる。キックオフ大会は、職員が各課の目標を共有すると同時に、それぞれの業務を理解した上で業務に取り組むことをねらう。昨年度までは前年度の反省と目標発表を同時にしていたが、本年度は目標報告のみで、各課がチームとして参加報告した。
総務課は人材育成の推進を重点目標に掲げ、4月選挙に新たに導入した開票事務で学んだ目標を掲げる大切さ、縦割りの打破、職員が意見を出し合い改善していく姿勢などノウハウを日常業務に波及させることをねらい、人が育ちやすい職場環境の形成、互いに学び合い活気ある職場づくりを挙げた。
経営企画課は、土地利用計画の見直しを挙げ、町が目指すまちづくりのため役場職員10人によるワークショップからの提言を基に方向付けし、町民の意見も聞いて本年度末までに方針を決める計画を示した。 -
「広報みのわ」6月号で一新
箕輪町の広報誌「広報みのわ」が6月号から、読みやすく分かりやすいオールカラーの情報誌「みのわの実」として新しくなった。
広報製作業務民間委託化によるもので、町によると、広報みのわは、住民に読んでもらえる広報誌を目指し、企画に重点を置いた。
従来より情報誌色を強め、インタビュー記事を掲載。1カ月の行事が一目でわかるカレンダー「くらしの情報」は抜き取って使えるようにし、各種相談日、ごみ収集日なども載せた。郷土博物館、図書館、公民館の情報は通常は簡潔にし、イベントなどは別刷りの案内を差し込む。
民間委託化の対象は広報みのわ、もみじチャンネル、新聞、文字放送。町民に分かりやすい編集、質的内容の向上、民間委託による費用削減をねらう。
メディアに合った情報提供ができるよう担当係、企画員に任命した職員5人、委託業者のデザイナー、コピーライター、ディレクターら、伊那ケーブルテレビジョンで月1回の企画会議で協議する。
もみじチャンネルは6月から、29チャンネルで土・日曜日の放送を開始する予定。
町は「読んでもらえる、見てもらえる内容を目指して柔軟に対応し、よりよい広報づくりをしたい」としている。 -
おはなしを楽しむつどい「下沢洋子さんによるおはなし会」
箕輪町の住民有志による、おはなしを楽しむつどい実行委員会は28日、「上郷図書館長下沢洋子さんによるおはなし会」を町文化センターで開いた。
子ども夢基金助成活動の助成を受けて開く07年度の第1回。おはなし会は0・1歳児向け、2歳児向けの2回。大人向け講座で下沢さんによる「絵本の選び方・読み聞かせについて」もあった。
2歳児向けおはなし会は15組の親子や一般の大人が集まった。下沢さんは、「おかあちゃん あそぼ!」「おにぎり」などの絵本を読んで聞かせた。手遊びなども紹介し、親子も一緒になって楽しんだ。
下沢さんは、「子どもは、聞いて言葉を覚える。機械の音ではなく、肉声だと心に響く」とし、肉声で語りかけ読み聞かせる大切さを話した。 -
上伊那北部消防 恒例の水防訓練
辰野町、箕輪町、南箕輪村の消防団でつくる上伊那北部消防連絡協議会(宮島忠夫会長)は20日、恒例の水防訓練を同村の大芝公園陸上競技場で開いた。伊那建設事務所職員を講師に招き、水防技術の向上と水防意識の高揚を図った。
梅雨や台風などの出水期を前に実施する訓練で、各団から部長以上の幹部団員133人が参加。例年は関係町村の持ち回りで開き、天竜川沿いで実施していたが本年は、昨年の豪雨災害で河川の形状が変り、合同訓練できる広い場所で行った。
団員らは命綱の結び方など数種類のロープの結束方法を学習。その後は3小隊に分かれ、土のうを結びつけた木を川に沈めて決壊場所に設置する「木流し工法」のほか「シート張り工法」、「積み土のう工法」などを講義と実習で学んだ。
宮島忠夫会長は「梅雨を前に団員が取り組む事前訓練。昨年は豪雨災害が発生したが本年は起きないことを願う。もし、発生したとしても対応できるよう、訓練に一人ひとりが真剣に取り組んでほしい」とあいさつした。
積み土のう工法を学ぶ団員ら -
伊那交通安全協会 総会
伊那交通安全協会は23日、伊那市役所1階の多目的ホールで、第47回定期総会を開いた。交通事故防止の活動に長年携わった功労者、事業所、団体などの伝達表彰のほか、本年度事業計画などを決めた。
表彰は山崎喜美夫さん(72)=南箕輪村=に関東管区警察局長・関東交通安全協会連合会長連名表彰を贈ったほか、県警察本部長・県交通安全協会長連名表彰などを伝達した。
本年度の事業計画によると、活動の重点推進事項は▽高齢者の交通事故防止対策の推進▽後部席を含むシートベルト・チャイルドシート着用の徹底▽飲酒運転の根絶・夜間の交通事故防止対策の推進竏窒ネどとした。
受賞者は次の皆さん。
▽関東管区警察局長・関東交通安全協会連合会長連名表彰=山崎喜美夫(南箕輪村)
▽関東交通安全協会連合会長表彰=山崎雅子(南箕輪村)
▽県警察本部長・県交通安全協会長連名表彰=イトウ電産(伊那市)笠原シルバークラブ(同)沢保育園交通安全クラブ(箕輪町)大明化学工業(南箕輪村)
▽伊那警察署長・伊那交通安全協会長連名表彰=御園老人クラブ(伊那市)大萱保育園(同)上古田長寿クラブ(箕輪町)ジェルモ(南箕輪村)
関東管区警察局長などの表彰を受け取る山崎さん -
第26回ソフトボール伊北大会
第26回ソフトボール伊北大会は27日、箕輪町の番場原運動場で開いた。辰野町と箕輪町のチームが出場し、Aブロックは「もみじクラブ」(箕輪町)、Bブロックは「三和クラブ」(箕輪町)がそれぞれ優勝した。
ソフトボールを通じて辰野町と箕輪町の親ぼくと技術の向上、健康な体を養い、両町の明るい豊かな町づくりに貢献しようと、両町が1年交代で開いている。
箕輪町は早起きソフトボール協会、辰野町はナイターソフトボール協会に所属する上位各8チームの16チームが出場。2ブロックに分かれてトーナメントで競技した。
結果は次の通り。
▽Aブロック (1)もみじクラブ(箕輪)(2)かどやクラブ(辰野)(3)長岡(箕輪)辰野写真ロッキー(辰野)
▽Bブロック (1)三和クラブ(箕輪)(2)ZERO(辰野)(3)伸和精工(箕輪)下町ファイブ(辰野) -
箕輪町交通安全推進協議会
箕輪町交通安全推進協議会(会長・平沢豊満町長)は28日夜、町役場で会議を開き、07年度事業計画案、予算案、規約の改正などを承認した。
規約改正は、協議会に監事2人を置くもので、任務は会計監査。07年度の監事は区長会副会長の原幸喜さん、町会計管理者の藤沢公明さん。
07年度事業計画は、夏の交通安全やまびこ運動の街頭啓発・人波作戦、秋の全国交通安全運動と年末交通安全運動での街頭啓発・人波作戦・夜間パトロール、研修会、交通安全祈願新年懇親会(町交通安全協会と共催)。春の全国交通運動の街頭啓発と人波作戦はすでに実施した。
予算は収入支出合計各68万5千円。前年度と比べ2万1千円の減額。
協議後、「最近の交通情勢と事故防止」について伊那警察署交通課長の講話も聞いた。 -
上伊那卓球選手権箕輪大会
上伊那卓球連盟主催の第34回上伊那卓球選手権箕輪大会は27日、箕輪町民体育館であった。
一般男女シングルス1部・2部、中学生男女シングルス、小学生男女シングルスで、昨年並の283人が出場し、予選リーグ、決勝トーナメントで競った。
結果は次の通り。
▽一般男子1部 (1)沖村貴弘(伊那少年)(2)下島博人(駒ヶ根クラブ)(3)矢沢拓斗(辰野JSC)、藤井弘史(箕輪卓)
▽一般男子2部 (1)福沢大悟(伊那北高)(2)山下澄人(伊那弥生ケ丘高)(3)丸山温(箕輪卓)、田中和也(伊那弥生ケ丘高)
▽一般女子1部 (1)宮崎愛子(伊那西レディース)(2)宮沢真紀(辰野高)(3)篠田桃子、中山由美(伊那北高)
▽一般女子2部 (1)原田恵理(南箕輪ママ)(2)新城奈美(伊那弥生ケ丘高)(3)石井あけみ(伊那ママ)、上田順子(箕輪母親卓)
▽中学生男子 (1)山岡孝太(わくわくクラブ)(2)諏訪宝(辰野JSC)(3)上原良太(伊那少年)、下平晋也(箕輪卓)
▽中学生女子 (1)松下ゆかり(中川中)(2)吉岡綾乃(東部中)(3)根津彩香(東部中)、巣山愛(辰野中)
▽小学生男子 (1)平石聖亜(わくわくクラブ)(2)伊藤力斗(わくわくクラブ)(3)福沢秀平、川井達也(飯島少年卓)
▽小学生女子 (1)中村詩穂(2)小原穂乃佳(3)小原緋奈乃(以上伊那少年卓) -
箕輪町北小河内で土砂災害の全国統一防災訓練
土砂災害に対する全国統一防災訓練で27日、06年7月の豪雨災害で土石流被害のあった箕輪町北小河内地区で北小河内自主防災会を中心とする防災訓練があった。避難準備、避難勧告などの情報発令に基づいて住民が避難し、情報伝達手段や迅速な避難体制を確認した。
長野県内では27日に10市町村、別の日程で10市町村の計20市町村が実施する。
北小河内地区では自主防災会、住民、消防団、赤十字奉仕団、町職員、伊那建設事務所職員の総勢250人が参加。中の沢で土石流の前兆現象が発生したという情報を基に避難準備の呼びかけ、避難勧告発令、消防団に要援護者避難支援の指示、小規模な土石流発生の想定で避難指示発令の流れで有事に備えて情報伝達手段を確認。住民は避難勧告、避難指示に従って北小河内公民館に避難した。
公民館駐車場に07年3月に完成した防災倉庫に備えた投光機、手動式浄水器、折りたたみリアカーなどの取り扱いも学んだ。
北小河内自主防災会の坂井国明会長は、「意思疎通を図って有事には住民が助け合い、迅速な行動をとってほしい」と話した。
中の沢では砂防えん堤工事の掘削が始まっている。仮えん堤のかさ上げや土石流センターの強化をし、雨量計設置も検討しており、防災訓練後に伊那建設事務所から住民に説明があった。