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有害鳥獣駆除打ち合わせ会
JA上伊那グリーンセンターみのわは25日夜、07年度有害鳥獣駆除打ち合わせ会を開いた。実施計画を確認し、町猟友会に協力を依頼した。
有害鳥獣駆除は、農作物の被害を最小限に食い止める目的で、JAの申請で町の捕獲許可に基づき町猟友会が駆除する。
06年度の実績は、5月7日から9月3日まで5回で、カラス109羽、ドバトなど49羽、合計158羽。従事者は延115人。有害鳥獣による被害想定額は2112万円で例年並だった。
07年度実施計画は、5月6、27日、7月8日、8月5日、9月2日の計5回。時間は午前5時から7時まで。最終回のみ午前5時半から。捕獲したカラスは、希望者に1羽300円で各日午前7時からJA上伊那箕輪町支所前で販売する。
グリーンセンターでは、「発砲音など迷惑をかけるがよろしくお願いしたい」としている。 -
箕輪町消費者の会総会
箕輪町消費者の会(会員49人)は25日、07年度総会を町福祉センターで開き、会員増強やマイバッグの普及など07年度の事業計画案などを承認した。
06年度は、不要傘を買い物袋にリサイクルする事業に取り組み、住民から提供された傘の布を会員が袋に作り直し、フリーマーケットなどで1枚200円で販売。作成した167枚を完売した。売上金は昨年7月の豪雨災害の義援金にしたほか、袋の材料費や活動費にあてた。
07年度事業計画は▽マイバッグの普及、自然にやさしい石けんの普及▽消費者だよりの発行▽ボカシ、パックンの推進▽フリーマーケットの実施▽視察研修、学習会▽女性団体連絡協議会への参加-など。
役員改選では、会長に若林博さんが就任。男性初の会長となる。若林さんは、「会員が50人を切り危機的状況。全員が会長の気持ちで活動し、裾野を広げないと先細りになる。男性や若い世代の会員増強を図り、消費者だよりの内容充実や宣伝活動に力を入れ頑張っていきたい」とあいさつした。
議事の中で会員からは、「役員だけでなく会員をもっと働かせることを考えたほうがいい」「世の中がレジ袋削減の機運になっている今を機会に、消費者の会としてマイバッグキャンペーンを増やし、町の人に呼びかけたらどうか」などの意見があった。
新役員は次の皆さん。
◇会長=若林博◇副会長=渕井和子◇会計=太田きみ子◇運営委員▽学習係=丸山道子、林とく江、佐々木八千子▽マイバッグ係=植原弘子▽石けん係=笠原あつ子▽フリーマーケット係=渕井和子、小林美代子▽お便り係=笠原あつ子、小林美代子、林とく江、太田きみ子、若林博◇監査委員=竹腰きぬよ、丸山光代◇顧問=柴昌子、木下博子 -
箕輪町保健補導員会総会
箕輪町保健補導員会は23日、07年度総会を町文化センターで開き、本年度活動計画案と予算案を承認した。
活動は、研修が全体研修会、県大会(10月3日、県松本文化会館)、健康アカデミー。自主活動は地区研修(健診結果と自分の体の変化についての学習、任期中の循環器健診受診、乳房の自己検診法の学習、地区の健康相談など)、各種健診のお誘い、施設見学、ふれあい広場への参加。保健予防活動にも協力する。
保健補導員は234人。町内に9支部ある。任期2年で本年度が2年目。
関奈保子会長は、「予防医学を頭に置きながら、自分、家族、地域と健康の輪を広げ、健診の呼びかけや取りまとめ、研修会への積極的参加をし、保健補導の認識を新たにできたらと思う。体、心まで健康を考えながら1年間活動したい」とあいさつした。
昨年度の短期アカデミーに参加した保健補導員8人の結果報告や、全体研修会の講演もあった。 -
箕輪町公民館「おかあさんといっしょ!リトミック教室(前期)」開講
箕輪町公民館の「おかあさんといっしょ!リトミック教室(前期)」が25日、町文化センターで開講した。未就園児の親子29組が、ピアノに合わせて歩いたり、お母さんが子どもを抱き上げるなどしてスキンシップを図りながら楽しく体を動かした。
ピアノに合わせて体を動かしたり、カスタネットや鈴を使うなどしてリズム感覚を育てる恒例の入門講座。辰野町で音楽教室を主宰する玉田恵美子さんを講師に、7月までの全8回開く。
輪になったホースをハンドルに見立て、子どもがバスの運転手になって歌に合わせて速く、または遅く歩く、時には急ブレーキをかけて止まるなどして、室内を元気に動いた。
お母さんが子どもの手のひらや足の裏、お腹などをくすぐったり、高く抱き上げたり、ストンと床に下ろすなどすると、子どもたちは声を上げて笑い、大喜びしていた。 -
【記者室】新議員に求められるもの
市町村議員選挙が終わり、まもなく新体制の議会が始まる。選挙で気になるのは投票率。箕輪町議選の投票率は前回に引き続いてまたも下がった。身近な選挙でも住民の意識は低い。この結果を新議員はどう受け止めるべきか▼現議会の議会活動検討特別委員会は、活動活性化のため問題点と検討事項を洗い出した。模擬議会や休日・夜間議会の実施の研究・検討、議会公聴活動の充実で議会だよりやHPの内容充実などを挙げ、新体制でのさらなる検討・研究を希望している▼政治離れの食い止めは一朝一夕に出来るものではないが、議員は少なくとも住民が議会をより身近に感じるための努力が必要。「議会活動が見えにくい」。そんな声が減る活動に期待したい。(村上裕子)
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箕輪町議会
正副議長選挙に立候補制導入箕輪町議会は、改選後の議会に、正副議長選挙の立候補制を導入する。
現町議会の議会活動検討特別委員会(松崎久司委員長)が07年2月に議長に報告した検討結果の中で、正副議長選挙について「立候補制の導入」としたことを受けての実施。検討結果は、07年3月議会でも委員長報告している。
正副議長の立候補届出は26日午後5時まで。5月2日の初議会開会前に立候補者の初心表明をし、本会議で投票により決定する。 -
駒ヶ根市、箕輪町、南箕輪村議員選挙 新議員決まる
◆駒ヶ根市
駒ケ根市議選は22日、投開票が行われ、15人の新議員が決まった。立候補した16人のうち現職8人、新人7人が当選を果たした。党派別では共産党2人、公明党1人、無所属12人。女性は現、新各1人。 -
箕輪町で水道管漏水
役場など一時断水23日午前9時半ころ、箕輪町役場西側の町道371号線に埋設した水道管本管から水が噴出し、町道が一時川のようになった。役場庁舎などが断水となり、緊急工事で約2時間後に復旧した。
役場建設水道課によると、本管の繋ぎ目から漏水。噴出した水は町道6号線にも流れたという。役場庁舎、情報通信センター、保健センターの3施設が断水したが、一般家庭に影響は無かった。緊急工事は、町道371号線の消防署から文化センターまでの間を通行止めにし、本管を修理した。 -
箕輪町議選 新議員決まる
任期満了に伴う箕輪町議会議員選挙は22日、投開票が行われ、新議員15人が決まった。議員定数を18から15に削減した初の選挙は定数2超の少数激戦となり、新人の下原甲子人氏(66)=松島=が1127票獲得してトップ当選した。女性議員は町議会で初めて2人誕生した。町選挙管理委員会は23日、町役場で15人に当選証書を付与した。
当選者は現職9人、新人6人。党派別では共産2人、公明1人、無所属12人。共産、公明は改選前の議席数を維持した。投票率は72・47%。前々回より6・51ポイント下回った前回をさらに4・33ポイント下回った。
トップの下原氏に90票差で2位につけたのは新人の荻原かほり氏(65)=木下=。「女性議員の火を消さないように」と女性議員を出す会が全町的に動き千票代を獲得して当選を果たした。次いで大槻久人氏(63)=沢=、武村俊身氏(65)=長岡=と新人が続き、引退議員の後継として出馬した共産党の新人・松本つぢ氏(56)=沢=は6位、新人・小島常男氏(63)=木下=が7位。現職の藤田英文氏(64)=大出=が971票獲得して5位につけたが、当選した新人6人が上位の大半を占め、新人に寄せる有権者の期待の大きさが現れる結果となった。
5人が立った松島は、前評判通り下原氏がトップ当選し、丸山善弘氏(67)、寺平秀行氏(32)、向山章氏(64)はいずれも800票を超え当選。現職の三沢興宣氏(51)は、街頭演説を重点に政策を訴えたが一歩及ばず涙をのんだ。
現職の唐沢荘介氏(65)=上古田=、上島貞一氏(68)=三日町=は800票代、松崎久司氏(68)=福与=、平出政敏氏(64)=北小河内=も700票代と手堅く集票した。春日巌氏(67)=木下=は苦戦を強いられたが共産議席を守った。
新人の米山公弘氏(47)=沢=は、自転車で遊説する独自のスタイルで臨んだが支持を広げることは出来なかった。
23日の当選証書付与式は、浅野益幸選挙管理委員長が当選証書を手渡し、「町民の代表として付託に答えられるよう期待する」とあいさつした。式後、初議会の説明会もあった。初議会は5月2日午前10時から。正副議長、常任委員会構成などを決める。 -
駒ヶ根市、箕輪町、南箕輪村議会議員選挙 きょう投開票
◆駒ヶ根市
任期満了(4月29日)に伴う駒ケ根市議選は22日、投票が行われる。 投票は市内22カ所の投票所で午前7時縲恁゚後8時まで行われ、午後9時に市民体育館で開票作業が始まる。市選挙管理委員会は午後10時から20分ごとに開票速報を発表する予定。大勢判明は10時半から11時ごろと見られる。
16日から行われている期日前投票では20日現在、有権者の約5・3%に当たる1469人が投票を済ませている。
14日現在の選挙人名簿登録者数は2万7520(男1万3345、女1万4175)人。
市議選には定数15に対し、16人が立候補している。立候補者は現職9人、新人7人。党派別では共産党2人、公明党1人、無所属13人。女性は現職2人、新人1人の計3人。 -
グッドカンパニー大賞の受賞祝賀会
県経営者協会上伊那支部(向山孝一支部長)は21日、昨年11月に社団法人・中小企業センターの「グッドカンパニー大賞」のグランプリとなった伊那食品工業(本社・伊那市、井上修社長)と特別賞となったミカドテクノス(本社・箕輪町、伊藤英敏社長)の受賞祝賀会を箕輪町の伊那プリンスホテルで開いた。関係者など約50人が集まり、上伊那の栄誉として2社の受賞を祝福した。
同賞は優れた中小企業を全国の中から発掘し、日本経済の発展に寄与することを目的として1967年から行われている。これまででに約500社を表彰したほか、初代グランプリは京セラ(本社・京都市、川村誠社長)が受賞しているなど、飛躍的な発展をした企業も多い。
昨年度は48期連続増収増益の実績を持つ伊那食品工業が最高賞を受賞したほか、将来性のある企業などに贈られる特別賞をミカドテクノスが受賞。2社の栄光を支部全体で祝福する運びとなった。
伊那食品工業の塚越寛会長は「会社が表彰されたということで社員一同で喜んだ。最初の20年くらいは無我夢中で人並み以上の努力をしてきたが、多くの人に支えられて歩んできた。これからも何らかの形で地域のためになることをしていきたい」と語った。また、ミカドテクノスの伊藤社長は「身に余る光栄。自分の生きがいとなる会社とは何だろうと考え『文化的な価値を創造するような会社になろう』を社是としてきた。これからはよい会社づくりに努めていきたい」と語った。 -
箕輪町運動保育士
大槻佳奈さん「子どもがいつも笑顔で楽しんでくれるような活動ができる保育士でありたい」
今年4月、箕輪町の運動保育士に採用された。町は、柳沢秋孝松本短大教授の柳沢運動プログラムを取り入れた運動あそびを導入し4年目の本年度、運動保育士を1人増員し、2人体制にした。
「保育園の先生がすごい好きだったんです」。年少のときに先生にあこがれ、大きくなったら保育士になりたい-と小さな胸に抱いた夢は、成長しても色あせることはなかった。
箕輪中学校時代の職場体験学習は、迷うことなく保育士を選んだ。松島保育園の2歳児と散歩をしたり、遊んだり。「子どもと関わることが好きなので、楽しかった。あぁ、保育士になりたい!と思った」。夢はますます膨らんだ。
高校生のとき、柳沢運動プログラムを新聞で知り、「保育士を目指すなら運動あそびを学びたい」と、柳沢教授のゼミに入ることを目的に松本短大幼児保育学科に進学した。
ゼミでは、毎週1回、短大の体育館で2歳から小学1年生までの子ども達に運動あそびを展開。隔週で岡谷市の幼稚園にも行った。
「運動が好きな子がもっと好きになる以上に、運動に抵抗がある子に好きになってもらうことが目標」
1年生のときは、先輩の運動あそびの指導補助をしながら、段階を踏むことを大切にした指導法や、話を聞くことが出来ずに走り回る年少児にどういう言葉掛けをすればいいのかなど子どもとの接し方も学んだ。
2年生では、運動あそびをやろうとしない子を、いかに引き付けるかを考え、卒業論文の研究でも取り組んだ。「くまさん歩き」でサイコロを使う、導入に音楽と歌を入れるなど、「子どもがやりたいと思ってやってくれることが大切なので、喜んでくれるように」工夫し、展開と反省を繰り返した。
子どもの中には、一つほめられる度に体育館で見守る母親に必ず報告に行く子もいた。「子どもは、ほめると次はすごいやる気になってやってくれる。できない子は、1回成功したら、そのたった1回をすごくほめてあげるようにした」。こうして、参加しなかった子どもが展開に入ってくるなど効果も実感した。
ゼミの2年間。「最初は自分の目の前にいる子どもしか見られなかったけど、視野が広くなって、周りを見てできるようになった。余裕が出てきた」と、自分自身も成長した。
「せっかく運動あそびを学んだので、普通の保育士に出来ないことをしたいと思って、運動保育士を目指した。採用されて、すごく嬉しかった」
町の運動あそびは、9保育園と5小学校の1・2年生が対象。26日から始まる。
「今まで勉強してきたことが本当の現場で生かせるのか、身に付いているのか、緊張するけど、やりながら子どもから学んでどんどん力にしていきたい」
(村上裕子) -
駒ヶ根市、箕輪町、南箕輪村議会議員選挙 あす投開票
任期満了(4月29日)に伴う駒ケ根市議選は22日、投票が行われる。定数15に対して16人が立候補し、連日激しい選挙戦を繰り広げている。立候補者は現職9人、新人7人。党派別では共産党2人、公明党1人、無所属13人。女性は現職2人、新人1人の計3人。
14日現在の選挙人名簿登録者数は2万7520(男1万3345、女1万4175)人。
落選の憂き目を見るのはただ1人とあって、ほとんどの陣営は当選への最低条件ともいえる地元地区の票固めに必死だ。一方で有権者数が少ない地区を地盤としている候補者は少しでも票の上積みを図ろうと、地元から候補者が出ていない町一区、二区(有権者数合計約3800)や、候補者が1人の中沢(同約2500)、東伊那(同約1600)などを中心に市内全域を回って遊説活動を展開している。出馬表明が遅かった候補者らも出遅れを取り戻そうと目の色を変えて知名度アップに走り回っている。
争点の一つは5期20年にわたる中原正純市長体制に対する姿勢だが、市政の刷新を訴えているのは共産党の2人のほか1、2人といったところで、新人を含めたほとんどの候補が批判的な立場は取っていない。各候補とも教育、福祉の向上や産業振興などを公約に掲げてはいるが、有権者の注目を集めるような特徴的なアピールは少なく、おしなべて市民の関心は高まっているとはいえない。市町村合併への賛否が大きな争点だった4年前の前回選でさえ投票率は過去最低の75・43%と低迷したが、こうしたことから今回はさらに低くなることが十分に考えられる。
仮に投票率を75%と想定すると投票総数は約2万640で、候補者1人当たりの票数は1290となり、前回選の860の約1・5倍となる。前回の得票数はトップ当選者が1407、最下位当選者が586だったことなどを考え合わせると、当落ラインは900縲・千程度と予想される。 -
【記者室】選挙ポスターは人柄を表しているか
駒ケ根市、箕輪町、南箕輪村の各市町村議選の投票日が迫った。皆さんはすでに投票する候補を決めただろうか。多くの候補者の中から1人を選ぶに当たっては限られた情報を頼りにするしかないが、選挙ポスターなどの写真の印象から人柄を推し量って決める竏窒ニいう人も多いようだ▼だが候補者の素顔を一般の皆さんより多少詳しく知る者として言えば、写真の顔だけで選ばない方がよい。写真そのままの人物だという場合もあるが、中には写りが悪くて大損をしている気の毒な出来のポスターもあるのだ▼逆に、人の良さそうな人物に見えるが実物は全然違う竏窒ニいう人も少数だが確かにいる。それがどの候補なのか知りたいでしょうが、残念ながら書けません。(白鳥文男)
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箕輪町議選・南箕輪村議選
少数激戦火ぶた切る◆箕輪町議選 定数2超の17人立候補
任期満了(4月29日)に伴う箕輪町議会議員選挙は17日告示され、定数15に対して2超の現新17人が立候補の届け出をし、5日間の選挙戦に突入した。投票は22日、即日開票される。
立候補者は現職10人、新人7人。党派別では共産党2人、公明党1人、無所属14人。女性は2人でいずれも新人。
立候補の届出受付は、午前8時30分に町役場で始まった。書類の受け付けを済ませた各陣営の届け出人は、選挙の「七つ道具」である腕章や各種証明書などを受け取り、各選挙事務所へ戻った。
各陣営は事務所前などで出陣式をし、集まった支持者を前に候補者が第一声。「がんばろう!」と気勢を上げ、遊説に繰り出した。
投票は22日。町内22投票所で午前7時から午後8時まで。午後8時50分から町文化センターで開票する。
期日前投票は18日から21日まで。午前8時半から午後8時まで、役場2階の大会議室。
16日現在の有権者数は2万3人(男性9874、女性1万129)。 -
箕輪町議選あす告示
4月29日の任期満了に伴う箕輪町議会議員選挙(22日投開票)は、17日告示する。議員定数を18から15に削減した初の選挙は、現新17人が立候補を予定し、定数2超で選挙戦が確実になっている。
15日までの立候補予定者は現職10人、新人7人。党派別では共産党2、公明党1、無所属14。女性は2人でいずれも新人。
現職の1人が06年暮れに出馬を表明。07年1月下旬から次々と現職、新人が出馬し定数15に達した。その後、候補擁立の声が聞こえるものの表明がなく、一時は無投票もささやかれたが、3月の立候補予定者事前説明会当日に新人1人、さらに立候補届出書類事前審査会直前の4月10日に新たに新人1人が出馬し定数2超となった。
各派は少数激戦のため「当選ラインが上がる」と見て、前哨戦は激しさを増している。
3月29日現在の選挙人名簿登録者数は1万9999人(男性9872人、女性1万127人)。 -
06年7月豪雨災害復旧事業合同安全祈願祭
箕輪町で13日、06年7月豪雨災害復旧事業の合同安全祈願祭があった。工事関係者、町、伊那建設事務所、天竜川上流河川事務所、町議会など約80人が出席し、神事で工事の安全を祈願した。
工事関係者代表で浅川建設工業専務の浅川孝二さんが、「これから本格的な工事がスタートする。地元の皆様にはご迷惑をおかけし、ご協力いただくことばかりだが、安全第一に工期内のしゅん工、よい仕事、すばらしい砂防ダムが出来るよう努力する」とあいさつした。
来賓あいさつで平沢豊満町長は「安全、迅速な対応と、無事故で完成できるようお願いする」、伊那建設事務所の山浦直人所長は「皆様のご協力をいただき安全にしゅん工すること、地域の皆様が災害から早く立ち直るよう1日も早い工事のしゅん工をやっていただけるようお願いする」と述べた。
伊那建設事務所によると、災害復旧工事は砂防えん堤が北小河内中の沢で高さ13・5メートル、堤長149メートル。上古田たきの沢は高さ10・5メートル、堤長44メートル。上古田山の田沢は高さ7・5メートル、堤長58メートル。上古田の地滑りのあった場所は抑止杭(長さ9縲・3・5メートル)を24本、水抜きボーリング(長さ16縲・5メートル)を14本やる。事業費は6億円を超える。その後に渓流保全工事や床固め工事なども計画している。
道路、河川、林道、耕地などの復旧工事は合計63カ所で事業費は約5億7200万円。合計約12億円の事業。07年度内にしゅん工予定。 -
ながたの湯ロビーで井上秀芳さんパステル展
箕輪町長田の「ながたの湯」ロビーで19日まで、春陽会会友の井上秀芳さん=松島=がパステル展を開いている。
ながたの湯ロビーでは、MAながた会のメンバーが交代で作品展をしている。
井上さんは主に油彩画に取り組んでいるが、今回は1年以内に描いたパステルの作品15点を展示した。「御岳山」「経ヶ岳」など山の絵、「向日葵」「ポピー」「コスモス」などの花のほか、昨年7月豪雨災害の箕輪町内の災害現場を描いた「爪跡」もある。
「パステル画はあまり展示されることがないので、発色のよさなどパステルのよさを気軽に見てほしい」と話している。 -
ジャスコ「幸せの黄色いレシートキャンペーン」贈呈式
イオングループ全店で取り組んでいる「幸せの黄色いレシートキャンペーン」で、ジャスコ箕輪店は11日、06年度キャンペーンに登録した箕輪町内の5団体への商品贈呈式を町福祉センターで開いた。
社会貢献活動の一環。ボランティア活動をしている団体が登録対象で、11日のイオンデーに買い物客に黄色いレシートを発行して登録団体から選んで各箱にレシートを入れてもらい、1年間のレシートの買い物金額の1%相当額を団体に希望を聞いて商品で還元する。
06年度は06年2月21日から07年2月20日までの1年間。参加率は05年度の3倍だった。
沖剛一店長が各団体に商品を手渡し、「皆さんの活動に対し形あるものでお渡しできることがうれしい。これからも活動を頑張っていただきたい」とあいさつした。
団体は、すまいる、ひまわりの会、虹の会、ほっとワークスみのわ、みのわ腹話術研究会。ウィンドブレーカー、Tシャツ、DVDプレーヤー、パネルシアターなどの商品を受け取った。団体の代表は、「キャンペーンをやっていただいていることがとてもありがたい。感謝の気持ちでいっぱい」と話した。
07年度は、6団体がキャンペーンに参加登録している。 -
箕輪町保育研究会救急講習
箕輪町保育研究会(唐沢郁子会長)は9日から11日までの3日間、救急講習会を松島コミュニティセンターで開き、町保育園の職員が心肺そ生法などを熱心に学んだ。
万一事故が起きた際に対応できるよう救急法を身に付ける目的で、毎年1回、春に講習会をしている。
箕輪消防署員が、AEDの使い方、心肺そ生法、やけどやハチに刺されたときの対処法などを指導した。AEDの使い方は初めて講習を受けた職員もいて、機械音声に従ってパッドを装着したり、心電図解析のボタンを押すなど注意事項を聞きながら一連の流れを覚えた。
異物の除去は、これまでは指でかき出すなどの方法を学んだが、今回はみぞおちの下に握りこぶしを作って圧迫し異物を出す方法を人形を使って練習した。 -
地域交流センター等建設予定地で発掘調査始まる
箕輪町の地域交流施設整備で、地域交流センターと箕輪消防署建設予定地の町文化センター南側駐車場で、記録保存のための発掘調査が始まった。
同事業は、地域交流センターと交流広場の整備で子どもからお年寄りまでが集う地域内交流の拠点にし、箕輪消防署の整備で「災害に強いまちづくり」「消防・救急・救助体制の強化」につなげることをねらう。
調査面積は、約千平方メートル。昨年7月の試掘の結果、住居跡のような保存の必要なものが出ているという。
安全対策で駐車場の周囲にロープを張り、重機でアスファルトをはがした後、砂や土を取り除く作業を進めている。発掘場所の周囲はさらにフェンスを立て、来週ころから調査員が入って作業を進める。調査終了は5月の連休明けの予定。 -
箕輪町立候補届出書類事前審査会に17派
箕輪町選挙管理委員会は12日、4月29日の任期満了に伴う箕輪町議会議員選挙(17日告示、22日投開票)の立候補届出書類事前審査会を町役場で開いた。定数15に対し同日までに立候補を表明している17派が訪れ、審査を受けた。
出席したのは、立候補を予定する現職10派、新人7派。党派別では共産党2、公明党1、無所属14。 -
地域交通安全活動推進委員の委嘱状伝達式
交通安全啓発ボランティア「地域交通安全活動推進委員」の委嘱状伝達式が9日、伊那署であった。小嶋惣逸署長が県公安委員会から委嘱のあった同署管内の委員14人に対し、委嘱状を受け渡した=写真。
同委員は、地域のおける交通安全の意識向上を目的に、啓発活動に取り組む地域のリーダーに法律上の資格を有して委嘱するボランティア。具体的な活動として、街頭啓発運動や児童を対象とした交通安全教室への参加などで事故防止を呼び掛ける。
委員の任期は2年間。本年は同管内の伊那市から9人、箕輪町から3人、南箕輪村から2人の計14人(再任10人、新任4人)を委嘱した。
会長に再任(3期目)した、三沢清さん(70)=同市福島=は「地域の交通安全のみならず児童の登下校の安全も守っていきたい」と意気込みを述べた。
小嶋署長は、昨年、交通事故や死亡事故の件数が県内で減少したのに対し、管内では死亡事故が増加した状況を報告。「地域の交通安全にとってもこの2年間は重要な時期。皆さんの活躍に期待したい」と呼び掛けた。 -
箕輪町運動あそび検討委員会
箕輪町運動あそび検討委員会は6日、ながた荘で開き、06年度の報告、07年度の概要を示して意見を交わした。
柳沢秋孝松本短大教授の柳沢運動プログラムを取り入れた運動あそびは4年目。心身ともに健康な子どもを育てる目的で、運動が好きな子どもになるよう支援する。
07年度は運動保育士を1人増員し2人体制で進める。前半は2人で、後半は1人ずつ園で指導する。対象は9保育園と5小学校の1・2年生。保育園は前年度より回数を増やし各園で年9回、小学校は年4回。
06年度は保育園7回、小学校4回。保育園では、「あきらめる姿が減り挑戦する子どもが増えた」などの感想があった。
柳沢教授は、「運動を通して人とのコミュニケーションが増え、心を育てることが最終目標。これを念頭に頑張ってほしい」とし、「箕輪町で保育園と小学校の一環教育のモデルとしての位置付けで教育委員会と福祉課で協力してやってほしい」と話した。
顧問の諏訪東京理科大の篠原菊紀教授と、信州大学の寺沢宏次助教授は、調査の質問を精査し数値化して残すことを提案した。 -
箕輪町図書館新事業
「宅老所ミニ図書館」始まる箕輪町図書館は07年度新事業で、町内の宅老所に図書を届けお年寄りに利用してもらう「宅老所ミニ図書館」を始めた。10日、専用箱に入れた本や紙芝居など30冊を宅老所に届けた。
“届ける図書館”としてこれまでみのわ園などでやっていたが、よりきめ細かなサービスを目指し、大きな施設だけでなく町内の宅老所3カ所を利用する人にも楽しんでもらいたいと始めた。
専用箱に30冊を用意し、箱ごと施設に届け1カ月ごとに交換する。本は主に大活字本、昔の風景などが楽しめる写真集、絵本、雑誌など。読みたい本の要望を寄せてもらい、希望に沿うような本を届けていく。
宅老所菜の花(小笠原今朝美代表)では、段ボール箱にきれいな紙をはり「ミニ本箱」を用意して図書が届くのを待っていた。図書館職員が本を紹介すると、「小説が友達だ」と話す利用者もいて、さっそく本を手にした。菜の花では、「本はあるけど特に出すことは今までなかったので興味を示してくれると思う。地元の民話の紙芝居は喜ばれるので、今後要望したい」と話していた。 -
箕輪町議選
新人の米山公弘氏出馬表明任期満了(4月29日)に伴う箕輪町議会議員選挙で、新人の米山公弘氏(47)=無所属、自営業、沢=が10日、出馬を表明した。
中央工学校卒。82年から92年まで箕輪町役場職員。
「行政経験と民間感覚を生かし、議会だけでなく、いろいろな活動をして生活者と行政、議会の距離を縮めたい」とする。
「議会モットー3カ条」として、議会をもっと(1)身近に(2)わかりやすく(3)生活者参加型に-を掲げ、政策に▼次世代のための生活環境整備▼アイデア・知的財産権の活用でものづくり、サービスづくり、街づくり▼自然環境、生活環境の充実▼議員評価制度の検討、活動記録・活動経費の公開-を挙げる。 -
箕輪町「わらべうた」講座開講
箕輪町公民館、町子どもセンター主催の子育て元気アップ講座「わらべうた」が11日、町文化センターで始まった。乳幼児とお母さんを対象にした講座で、お母さんが我が子に優しくわらべうたを歌った。
初開催の昨年度は平均15組の親子が参加した。本年度も、子どもが母親の声を近くで聞き、肌で感じ、愛情を感じることができる、子どもと真正面から向き合えるわらべうたを通した親子のふれあいを願い開く。
音楽教室を主宰する講師の千葉芳子さんは、わらべうたを「空よりも広く海よりも深いファンタジー」と紹介。「自分の子どもにだけ聞こえる声でやさしく、言葉を大切に」とアドバイスした。
0・1歳児の講座は18組が参加。お母さん達が「ココハトウチャン」「メンメンスースー」などのわらべうたを歌いながら、子どもの額や鼻を指でやさしくなでると、子ども達はお母さんの顔を見てニコニコと笑っていた。
月2回。0・1歳児は午前10時、2歳児以上は11時から。それぞれ約30分間。絵本の読み聞かせもある。申込み不要。妊婦の参加も歓迎。 -
県議選開票事務で箕輪町が時間短縮
今後の業務効率化に期待選挙の開票事務に、効率化と時間短縮を図る新方式を導入した箕輪町は、8日の県議会議員選挙の開票作業を目標の45分をさらに縮め41分で終了した。前回の県議選開票作業より職員を約半数に減らして臨み、所要時間も前回1時間25分の半分以下の結果になった。作業を見守った平沢豊満町長は、「今回の経験から行政事務の効率化ができる」と期待を寄せる。
開票事務を通して仕事の合理化を学び、業務や役場全体の体質改善につなげる狙いで、元三重県知事で早稲田大学大学院の北川正恭教授が提唱する「一点突破全面展開」の発想に基づく行革手法の一つを取り入れた。
町選挙管理委員会によると、「前半は戸惑いもあったが後半は作業の流れも良くなり、どうやって動けばいいかが分かった」という。開票は町理事者、課長が見守り、課長からは「職員間でこうしたほうがいいなどの意見が出せた。声が出ることはいい」などの感想があった。
町長は、「全員が立って走り回って作業し、まだ仕事が終わっていないところに自発的についてやる。大変よかったと思う。これが少数精鋭の仕事の進め方。体質変換、行政の事務の進め方の意識改革ができると実感した」と話している。
町は、今回の反省点や課題を整理し、22日投開票の町議会議員選挙の開票作業に生かすという。 -
都市農村交流セミナー
ワークショップ中間発表箕輪町の新しい体験型産業の創出を検討する「赤そばのまち・箕輪」発・都市農村交流セミナーの第3回会議は6日、町文化センターで開いた。住民ら26人が参加し、ワークショップの中間報告と今後の方向付けの提案を受け意見交換した。
アドバイザーの都市農山漁村交流活性化機構が、第2回で「地域住民、旅行者が楽しめる自然・農村資源の生かし方と課題」をテーマに検討した結果を報告し、交流活動取り組みの方向付けを提案した。
提案は▽地域の魅力資源を掘り起こし、評価し、記す▽交流の活動内容を設定する▽交流に必要な場・施設・ものづくりをする▽もてなし・人づくりをする▽わが町の魅力をPRする-の5項目。
地域住民主体で魅力資源のウォッチングをし記録する、交流のメニュー・プログラムをつくる、観光案内・農業指導・伝統芸能指導の人材を育成するなど具体的な提案説明があった。 -
県議選開票事務
箕輪町が新方式導入で時間短縮、合理化図る箕輪町は、8日の県議会議員選挙の開票事務で、効率化を図り時間短縮を目指す新方式を導入する。開票事務を通して仕事の合理化を学び、今後の業務、役場全体の体質改善につなげることを狙う。
元三重県知事で早稲田大学大学院の北川正恭教授が提唱する「一点突破全面展開」の発想に基づく行革手法の一つ。県内先進地の小諸市に学び、従来の分業体制から、開票、内容点検、計数までを流れ作業に切り替える。前回の県議選の開票作業は職員71人体制で所要時間1時間25分だったが、今回は49人体制で45分を目指す。
開票作業に広い空間を確保するため、開票場を町文化センターホールに変更し、いすは設置せず、作業台を効率が上がるとされる高さにして立ち作業にする。職員数の減と時間短縮によりコスト削減も図る。
町は5日から7日まで開票事務のリハーサルを繰り返し、理事者と課長全員も見守った。平沢豊満町長は、「日常一般の仕事の合理化を開票事務を通じて体験する。職員数を絞ってやるので、それを核に全職員に広がってほしい」としている。