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上農高校生も街頭啓発
伊那署は18日、上伊那農業高校(南箕輪村)の生徒と協力し、5月実施の「街頭犯罪等抑止総合対策強化月間」などに合わせてJR伊那北駅前で、自転車盗の被害防止などを通学中の高校生に呼びかける街頭啓発をした=写真。
高校生の防犯意識を高める目的で2年前から始めた取り組み。生徒のほか署員や教員ら13人が登校中の上農生や伊那北高校生らに向け、啓発チラシを配布。「春の全国交通安全運動」(11竏・0日)に合わせ、夜光反射器材の活用などを促すチラシも配った。
同署管内で本年(4月末現在)発生した街頭犯罪は114件(前年比25件増)。自転車盗は前年と比べ13件増の31件で街頭犯罪の上位にあり、特徴として被害件数のうち8件は施錠、23件は無施錠だった。この結果から所有者の防犯意識の低さが伺えるという。 -
副町長2人は必要か?
協働のまちづくりを進める箕輪町の住民有志の「みのわ・ネット」(松沢幸利代表、10人)は、町長や町議会議員に対し、副町長2人制の考えを聞くアンケートを取る。6月上旬にまとめ、回答によって今後の取り組みを検討する。
町議会3月定例会で、平沢町長は「一層の行財政改革と、企業誘致や住宅開発などを積極的に進めるため、2人が必要」と理由を挙げ、定数2とする副町長定数条例を提案。賛成多数で可決された。
19日に開いた記者会見=写真=で、松沢代表らは「なぜ2人が必要なのか、納得できる理由を知りたい」「定数1とする議員提案も出たが、議論が尽くされないまま決まったと疑問を持つ」と述べ、町長や議員の説明責任を求める。
町長の設問は▽2人制とした理由竏秩B議員は▽副町長定数条例に「賛成」か「反対」か▽その理由竏窒フ2点。
18日に町長、議員(前職・現職)の計23人にアンケート用紙を郵送。31日までに返答するように依頼した。町民の関心事であることから、結果がまとまり次第、公表する。
「みのわ・ネット」は4月から準備を進め、5月13日に発足。民意が町政に反映されているのか、検証するための勉強会を開いていく。 -
箕輪町公民館の陶芸講座が開講
箕輪町公民館の陶芸講座が17日、町文化センターで開講した。初心者15人が7月までの全7回学び、手作りの楽しさを体験する。
制作の魅力にふれるとともに、地域づくりにつながる出会いやコミュニケーションの場となるよう期待した例年の教室。受講者は60歳代を中心に町内の女性14人と辰野町の男性1人。箕輪陶芸研究会前会長の市川昭彦さんから手ほどきを受け、粘土を板状にして型に巻き取る「たたらづくり」や、輪にして積み上げる「ひもづくり」といった技法で作品を仕上げる。
鑑賞会を最終回の7月24日に開き、お互いの出来栄えを披露する予定。
初回は道具の使い方や制作の基礎などについて説明を聞き、さっそく受講者らが楽しそうに花瓶や皿などを形作っていた。 -
プロドライバー事故防止コンクール
交通安全や事故防止などに向けた事業所の取り組みを審査した「第29回プロドライバー事故防止コンクール」(県交通安全協会など主催)の伝達表彰が17日、伊那署であった。優秀賞などを受賞した同署管内の5事業所の関係者が小嶋惣逸署長から表彰状を受け取った。
受賞した事業所は、優秀賞の「伊那タクシー」(伊那市)、「白川タクシー」(同)の2事業所と、優良賞の「丸登運送伊那営業所」(南箕輪村)、「日英タクシー」(箕輪町)、「高遠観光タクシー」(伊那市高遠町)3事業所。
プロドライバーが模範となり一般ドライバーの安全意識の高揚を促すためのコンクール。タクシー、バス、トラック部門に県下から653事業所が参加し、各事業所が取り組む交通安全に関する研修会やドライバー指導などの内容を評価し、最優秀賞33事業所、優秀賞40事業所、優良賞67事業所を選んだ。
優秀賞受賞の白川タクシーでは、交通安全の研修会を年間4回開いたり、毎日の点呼でドライバーの健康状態を把握したりして従業員の事故防止を目指してきた。白川吉朗社長は「一人ひとりが事故防止を心がけてきた結果が出て嬉しい」と話した。
5月8日、長野市で表彰式があり、同署管内の伊那バス(伊那市)が最優秀賞を受賞。また、同事業所の牧内裕子さんの標語「心技体すべてが模範のプロドライバー」が同コンクールの最優秀標語として選ばれている。 -
箕輪町公民館「子育て学級」開講
箕輪町公民館の「子育て学級」が17日、町文化センターで開講した。子育ての話を聞き、今後の学級運営について年間計画の確認や班づくりをした。
育児に役立つ学習、母親同士の仲間作り、子ども同士のふれあいの場作りとして毎年開講。本年度は未就園児とその保護者18組が申込み、開講式は14組の親子が参加した。
子育てについて、町子どもセンターの木村温美さんが「早寝、早起き、朝ごはん」の大切さを話したほか、「子どもと向き合う時間、ぎゅっと抱きしめる時間を大事にして」と語った。
親子は、サルや犬の絵を見ながら「いない いない ばあ」を一緒にしたり、絵本「かささしてあげるね」「すりすりももんちゃん」の読み聞かせを楽しんだ。
学級は08年3月まで全15回。救急法や食育の学習、大芝高原や保育園、図書館に出かけるほかクリスマス、節分など季節の行事も楽しむ。 -
茶業コンサルタント
箕輪町
増沢武雄さん「お茶の道一本やりで、技術をずっとやってきた。それを誇りとしている。目線は幅広く農業を勉強しながら、農業問題全般の中のお茶を考えてきた」
箕輪町大出出身。東京農大短大農学部を卒業し、59年に静岡県職員になった。静岡県東部農林事務所に製茶指導吏員として勤務したが、最初は茶の基礎知識は無かった。「茶と言ったら『茶々を入れる』くらいしか知らなかった。国や県の茶業試験場や熱心な茶農家を訪ね、現場で茶の生産について勉強した」。中国やスリランカ、台湾など海外の茶の試験研究機関や茶産地でも学んだ。「これらの勉強がとても参考になり役立っている」という。
後に日大経済学部を卒業。県経済部農産課で茶の生産奨励事業を担当し、69年から茶業試験場で製茶加工および茶の仕上げ加工、 茶の包装貯蔵、品質鑑定などを受け持った。茶業試験場富士分場長を務め退職。その後JA静岡経済連に茶技術コンサルタントとして7年勤務した。現在はNPO法人日本食茶の会副理事長、NPO法人日本茶インストラクター協会試験委員。06年4月故郷に戻ったが、静岡や東京に出向いて茶の指導をする日々が続いている。
「常識や既成概念を突き破らないと新しいものは生まれない。新しい時代に合ったお茶の飲み方、利用の仕方をしないと進まない」
試験場では、農家が困っていることを解決する。問題点にぶつかって答えを見い出す。その繰り返しだった。
「まともに見るのではなく、15度、90度、上から、下から見る。これが本当にいいの?と疑いを持つ。理論的裏づけがないと否定する。流れの中でやってはいけない。ぼくはひねくれてるのかな。決めつけでなく、ちょっと腑に落ちないところがあれば、考えながらやらないといけないと思うんですね」。既成を白紙にして今何を求めているのかを考え、新しく作り出す、新しい方向に筋道をつける。技術者としての信念だ。
農林大学校の非常勤講師として学生も指導してきた。「本当は農業が一番難しい。気象学、自然科学、経済、法律などを考えないといけない」。後継者養成で茶の基本的な技術指導と同時に、幅広い勉強の必要性も説き、年間100人近い学生を卒業させた。
消費者に関心を持ってもらうため茶摘体験も開き、富士山が見える茶園に消費者に来てもらい、生産現場を理解してもらうなど、きめ細かな農業にも取り組む。
後継者育成の一環で小さいころから茶に関心を持ってもらうため、農山漁村文化協会発行の手づくり加工絵本シリーズ「つくってあそぼう」の『茶の絵本』の編者でもある。
50年ぶりに戻った箕輪町。「浦島太郎ですよ。この地の農家の人の話を聞いたりしながら、伊那谷の農業を今は勉強中ですね。この地でもいかにお茶を飲んでもらうかが使命だと思ってます。生きて動ける以上はやってみたい。お茶しか能がないから」。(村上裕子) -
【記者室】間の取り方
紙芝居を読む基礎技術を学ぶ講座が箕輪町図書館で始まった。受講者が紙芝居を読み、講師が指導していくのだが、関心を持ったのは「間」の取り方である▼紙を抜くときに『抜きながら読む』と書いてある場合、これが間だという。紙芝居で大切な最後の「おしまい」の言葉にも間が存在する。講師によると紙芝居の世界に引き込まれて聞いている子どもが現実の世界に戻るのが「おしまい」の言葉で、物語に浸っている余韻があるため最後の文章と間をとって言うのだという▼同じ紙芝居でも読み手によって印象が変わる。それは間の違いなのだろう。間の取り方で紙芝居が生きもすれば死にもする。何事にも「間」は大切というけれど、いかに大切かを実感した。(村上裕子)
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箕輪消防署
箕輪ダム救助訓練でモーターボートの扱い訓練箕輪消防署は15日、箕輪ダム救助訓練で、長野県箕輪ダム管理事務所が所有するモーターボートの扱い訓練に励んだ。
訓練は97年に1度やったが、10年が経過し全署員29人のうち約3分の1が訓練未経験であること、本年4月に箕輪ダムで救助事案があったことなどから、15、16日の2日間で全署員対象に計画した。
15日は13人が参加。箕輪ダム管理事務所の職員の指導で、格納庫からボートを下ろしダム湖に着水。1周した後、ボートを再び格納する訓練で、交代で乗船し、ボートの上昇・下降の機械操作、人員配置などを確認した。
署によると、箕輪ダムでは車や人の転落などが毎年1、2件ある。署員4人が4級船舶の免許を所有しており、救助や検索時は、管理事務所のモーターボート、または伊那消防組合が伊那消防署と辰野消防署に配備しているゴムボートで対応するという。 -
ブックスタート「みのわっ子絵本プレゼント」箕輪町で8月から
箕輪町は07年度新規事業で、ブックスタート「みのわっ子絵本プレゼント」を始める。箕輪町図書館は8月のスタートに向け15日、ボランティアの打ち合わせ初会合を同館で開いた。
絵本を開いての心ふれあうひとときの応援のため、4カ月健診時にボランティアが絵本の読み聞かせをし、5冊用意する絵本の中から好きな絵本1冊をプレゼントする。絵本と一緒に「おすすめ絵本リスト」も渡す。
ボランティアは現在17人が登録。打ち合わせ会では、ブックスタート紹介ビデオを見て図書館職員の説明を聞いた後、プレゼントする絵本5冊の候補を選んだ。
今後6、7月の4カ月健診を見学し準備を進める。 -
天竜川北島地区豪雨災害を伝える会
モニュメント除幕式7月1日06年7月に箕輪町内で発生した豪雨災害を後世に伝えるため検討を進めている「天竜川北島地区豪雨災害を伝える会」(会長・平沢豊満箕輪町長)は14日、第3回会議を町役場で開いた。災害を伝える広場に石碑を建立し、7月1日に除幕式をすることを決めた。
広場は、天竜川右岸の深沢川との合流点下流の国有地で了承。町が占用手続きをする。面積約640平方メートル。桜の植樹やあずま屋、ベンチの整備など構想はあるが、詳細は今後、伝える会で検討する。
石碑は、表面に「北島災害伝承之碑」の文字、裏面に災害と復旧の状況などの文章を刻む。費用は町と松島区で負担する予定。
除幕式は伝える会主催で7月1日午前9時から開く。 -
ヨガ教室開講
箕輪町教育委員会主催の「ヨガ教室」がこのほど、町文化センターで開講した。
国際ヨガ協会の池上みな子さんが、自力で行う心身の健康維持のためのヨガを指導する教室で40人が参加。6月末まで全8回開く。
池上さんは、「ゆがみ、縮み、最後にたるみときます。こうならないためにしっかり鍛えましょう。5、6月の目標です」と話し、ゆっくりと呼吸しながら首を回したり上体を前に倒すなど体をほぐす指導から始めた。
「内側に締めることは皆さんが日ごろしていない。いすの生活で筋肉が落ちている。きちっとやったら講座の6月までに改善される」と話し、参加者は両足を伸ばして座り、足を内側に締めるなど、指導に沿って取り組んだ。 -
箕輪町国際交流協会総会
箕輪町国際交流協会は10日夜、07年度総会を町産業会館で開き、事業計画や予算案を承認した。
07年度事業計画は▽外国籍住民等との交流事業(国際交流広場、新年会、料理教室)▽国際親善、国際貢献、国際感覚養成事業▽語学、海外文化学習事業(日本語教室、語学講座、ポルトガル語母国語教室、子どものための中国語教室)▽外国籍住民等支援事業(緊急時メール配信システム検討)▽広報事業▽会員拡大・ボランティア育成事業-。予算総額は223万4712円。
06年度は、外国籍住民等との交流事業、語学学習、多文化共生事業などを実施。新規では、外国籍住民向け料理教室、清掃ボランティア大会、外国籍住民向け防災講習会、韓国語講座、中国語落語会などの事業をした。 -
第38回全国ママさんバレーボール大会上伊那支部予選会
「どんぐり」(飯島町)が県大会へ第38回全国ママさんバレーボール大会の上伊那支部予選会は13日、箕輪町の藤ヶ丘体育館で開いた。飯島町のチーム「どんぐり」が優勝し、6月10日に松本市で開く県大会への出場を決めた。
上伊那家庭婦人バレーボール連盟に登録する17チームのうち6チームが予選会に出場。トーナメント戦で競った。「どんぐり」は準決勝で南箕輪村の「南箕輪」を2-0で下し、決勝戦は駒ヶ根市の「空木」を2-0で破り優勝した。
結果は次の通り。
(1)どんぐり(飯島町)(2)空木(駒ヶ根市)(3)南箕輪(南箕輪村)、コスモス(伊那市) -
第62回国民体育大会フェンシング競技長野県予選会
第62回国民体育大会フェンシング競技の長野県予選会が13日、箕輪町の町民体育館であり、成年男子の国体出場選手が決まった。成年女子、少年男女は6月3日に決まる。
成年男子の国体出場選手は総合得点の上位4人で、大槻高範(赤穂高教員)三沢高志(箕輪消防署)末松慶之(日体大)大槻知也(日大)。10月5日から秋田県合川町で開く国体に出場する。
少年男女の国体選手は今大会のポイントと6月2、3日の県総体のポイントを合算して決定。成年女子は協会で選考。8月25、26日に福井県越前市である北信越国体に出場する。
結果は次の通り。
◆少年男子フルーレ=(1)白鳥佑弥(伊那北高2年)(2)今井康友(上農高1年)(3)小林豊(伊那北高2年)(4)那須野将(伊那北高2年)
◆少年女子フルーレ=(1)栗原夏佳(伊那北高3年)(2)三沢杏奈(赤穂高3年)(3)石川梨加(赤穂高3年)(4)伊藤彩香(赤穂高3年)
◆成年男子フルーレ=(1)大槻知也(日大)(2)大野寛務(伊那北高教員)(3)大槻高範(赤穂高教員)(4)末松慶之(日体大)
◆成年男子エペ=(1)三沢高志(箕輪消防署)(2)大槻高範(赤穂高教員)(3)大槻知也(日大)(4)末松慶之(日体大)
◆成年男子サーブル=(1)末松慶之(日体大)(2)大槻高範(赤穂高教員)(3)三沢高志(箕輪消防署)(4)薮原創(NTN) -
紙しばい読み方講座開講
箕輪町図書館の「紙しばい読み方講座」の第1回が13日、同館であった。8人が参加し実技を通して紙芝居の読み方の基礎的技術を学んだ。
全2回の講座で、講師は伊那市でコマ書店を経営し、紙しばい公演実技指導を多数している小林豊子さん。
受講者は「ひよこちゃん」などの紙芝居を実際に皆の前で実演しアドバイスを受けた。
小林さんは、最後の「おしまい」という言葉について、「現実ではない紙芝居の世界に引き込まれて聞いている。『おしまい』の言葉で現実の世界に戻るので、この言葉が大切。物語に浸っている余韻があるので、最後の文章と少し間をとって言ってほしい」と話した。
紙を抜くときに『抜きながら読む』と書いてある場合は、「これが間。そこをきちんとやるといい」と話し、紙芝居の舞台の開け方ではタイトルや絵の位置を考え、より効果的になるよう舞台を開ける順番を変えることも提案した -
箕輪町交通少年団
安全運転呼びかけ春の全国交通安全運動(11日縲・0日)に合わせ箕輪町交通少年団(70人、団長・小林交石町交通安全協会長)は12日、沢地籍の153号バイパスで、ドライバーにチラシを手渡して安全運転を呼びかけた。
交通少年団は町内5小学校の5、6年生有志が参加している。交通ルールを学び、交通指導所などで交通安全を呼び掛ける。
新年度最初の活動で、団員と町交通安全協会役員らが参加。交通安全運動のチラシとポケットティッシュ、グッズのセット210個を、団員が大きな声で「安全運転をお願いします」とドライバーに手渡した。
ドライバーは、「ありがとう」「がんばって」と団員に声を掛けて受け取っていた。 -
青年海外協力隊員
箕輪町の藤沢志保さん、北原明子さん帰国報告青年海外協力隊員として05年4月から07年3月まで2年間、海外派遣されていた箕輪町の藤沢志保さん(28)=松島=と北原明子さん(26)=木下=が10日、箕輪町役場に平沢豊満町長を訪ね、帰国報告をした。
藤沢さんの任地はアフリカのセネガル。洋裁を学んだ経験を生かし、女性達が手芸を通じて現金収入や楽しみを得る目的で、地域の婦人会やHIV陽性者の会で手工芸を指導した。公用語は仏語だが現地のウオロフ語を学び、ミシンの使い方、洋裁、編み物、刺しゅうなどを教えた。
北原さんの任地は南米のパラグアイ。大学が農学部だったことから、現地の高校の農学科で野菜栽培を指導した。公用語はスペイン語で、農業経験のない高校生と毎日畑で作業し、トマト栽培を中心に種をまき苗を作ることから教えた。
藤沢さんは、「インフラ整備や教育制度など日本の良さも分かり、現地で貧しい中にある温かさ、明るさ、人と人とのつながりの大切さなどを感じた。今後は何らかの形で国際協力に関わりたい」。北原さんは「教えるつもりで行ったが、教えられることのほうが多かった。温かく受け入れてもらい、懐の深さを感じた。人とつながることはすごいことだとも感じた。今後は農業に関わる仕事を探したい」と語った。
平沢町長は、「いい経験でしたね。ご両親に感謝し、新しいステージで頑張って」と話した。 -
【記者室】お茶を作る
ホットプレートでお茶ができる。子ども向けの「茶の絵本」に、釜入り茶の作り方が掲載されている。お茶は買ってくるもので、自分で作るとは考えたこともなく、興味がわいた▼その手作り茶を飲ませていただく機会に恵まれた。“香ばしくそう快な香り”というお茶は、本当にさわやかで、美味しくいただいた。小学1年生でも出来るというので自分も是非と思うのだが、何しろ生の茶葉が手に入らない。なんとも残念。静岡での体験イベントもすでに終わったと聞き、ますます残念▼お茶は作れなくとも飲むのは毎日のこと。「朝茶はその日の難逃れ」。小さいころから聞いてきたことわざをなんとなく心の中でつぶやきながら、今日もお出かけ前にお茶を一杯。(村上裕子)
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5月臨時県会で決定した常任委員会・議会運営委員会における上伊那選出県議の委員会、役職
5月臨時県会で決定した常任委員会・議会運営委員会における上伊那選出県議の委員会、役職は次の通り。
◇向山公人(伊那市、創志会)=総務警察委員会、委員長
◇佐々木祥二(駒ヶ根市、創志会)=文教企業委員会、委員長
◇垣内基良(辰野町、自民党県議団)=商工観光生活環境委員会、副委員長
◇小林伸陽(箕輪町、共産党)=土木住宅委員会、副委員長
◇木下茂人(伊那市、自民党県議団)=文教企業委員会 -
東日本少年個人フェンシング大会
箕輪北小6年河西翔平君、箕輪北小4年西藤俊哉君3位入賞東京都フェンシング協会主催の第8回東日本少年個人フェンシング大会(5月4縲・日、東京都台東区・台東リバーサイドスポーツセンター)で、NAGANO.Jr.フェンシングクラブに所属する箕輪北小学校6年の河西翔平君(12)=大出=、同4年の西藤俊哉君(9)=沢=が、小学男子エペで3位入賞した。9日、平沢豊満箕輪町長に入賞報告に訪れた。
同大会は、最も大きな大会となる9月の全国少年大会の前哨戦で全国から選手が出場する。小学男子初のエペの大会は3年から6年まで12人が出場した。
予選を河西君は3勝、西藤君は2勝1敗で準々決勝に進出。2人とも準決勝で惜しくも破れたが、3位入場を果たした。
河西君は、兄2人の影響で保育園年長からフェンシングを始め、今回、全国大会で初入賞した。「優勝できなかったのが残念。今後の全国大会で優勝したい」と語った。西藤君は父と姉の影響で保育園年中から始め、全国大会の入賞経験もある。「エペの初の大会で3位のいい成績を残したので、来年はエペで優勝したい」と話した。
NAGANO.Jr.FCは、金曜日の夜と土曜日の午前中に箕輪町社会体育館と武道館で練習に励んでいる。クラブ員は小・中学生20人。部員を募集している。問い合わせは長野県フェンシング協会事務局(TEL70・6602)へ。 -
箕輪町酪農振興協議会臨時総会
畜産飼料生産組織コントラクター設立に向け研究委員会立ち上げへ箕輪町酪農振興協議会(根橋英夫会長)は、畜産飼料生産組織のコントラクター設立に向けた研究委員会を立ち上げる。10日、松島コミュニティセンターで開いた臨時総会で承認した。
議事で、事業の継続性や会員数が少ないことなどから役員任期を従来の1年から2年にする、協議会におおむね35歳くらいまでの会員で構成する青年部を設置することを承認。コントラクター設立に向けた研究委員会の立ち上げについては根橋会長が提案し、了承を得た。
研究委員会立ち上げに関して会長は、自給飼料の増産のため農地集約の必要性や、機械を集約し共同利用することで効率的な運営とコスト削減を図ることなどを説明し、「箕輪の農業を守るのは自分達しかない。若い世代にも入ってもらって研究したい」と述べた。上伊那農業改良普及センターからコントラクターの概要説明もあった。
会員からは、「農地を守る、箕輪の農業を守る、箕輪のために何ができるかを考えないとだめ。40代、50代がもっと真剣に考えないとうまくいかない」「全酪農家が協力しないとできなくなる。綿密に練ったほうがいい」などの意見があった。
研究委員会は本年度役員5人、地区から4人、青年部員の17人程度で立ち上げる予定。 -
伊那消防組合が県消防救助大会「ロープブリッジ救出」の選考会を実施
伊那消防組合(早川正行消防長)は10日、6月23日にある第26回長野県消防救助技術大会の1種目「ロープブリッジ救出」の選考会を伊那市の伊那消防署で開いた。伊那、箕輪、辰野消防署の各1チームが参加し、訓練の成果を披露。結果、競技タイムで57・87秒を記録した箕輪消防署が代表チームに決定した。
消防救助技術大会は救助技術の高度化を図る基礎的な要素を身につけるとともに体力、精神力、技術力などを養うことなどを目的とするもの。県大会は毎年6月にあり、上位に入賞すると全国大会や関東地区指導会への出場することになる。
ロープブリッジ救出は大会競技種目の一つで、例年は各消防署ごとで出場していたが、今回は各消防組合ごとで1チームを選出することとなり、組合内の選考会を開いた。
各チームは4人一組(要救助者を含む)で競技に臨み、水平に張ったロープをつたって対面の塔上にいる要救助者を救出。いずれも的確な判断で、安全かつ迅速な救助に当たっていた。 -
農業経営者協会箕輪支部が箕輪中に花苗寄贈
長野県農業経営者協会箕輪支部(6人)は8日、農業振興と地域貢献のため箕輪中学校に花の苗300ポットを贈った。
花苗寄贈は昨年に続いて2度目。会員に花苗の生産者がいることから、ペチュニア、ナデシコ、インパチェンス、マリーゴールドの4種類を用意した。牛肥15キロ入り10袋も贈った。
会員5人が来校し、緑化委員会の早川直樹委員長、小森安津咲副委員長が代表して花苗を受け取った。
「きれいな花を育ててもらい、栽培体験を通して農業の大切さを理解してほしい。地元に美しい花があることも知ってほしい」と会員。早川委員長は「きれいな花をもらったので、この花で学校にきれいな花をいっぱい咲かせたい」、小森副委員長は「花をくれた方々に感謝して学校をきれいにしていきたい」と話した。
花は、緑化委員会が1、2年生が見える場所に花壇を作り育てるという。 -
「原田泰治の世界」展
箕輪町教育委員会は27日まで、「原田泰治の世界」展を町文化センターホールで開いている。
長野県出身の原田泰治の美術展を町で開催したい-と企画。セイコーエプソンのプリント創作技法「ピエゾグラフ」による、原画により近いピエゾグラフ作品を展示した。
作品は春から冬まで四季をテーマにしたものなど45点。「あんずの畑」「ボンネットバス」「栗ひろい」をはじめ80号の「潮風の詩」「そよ風」などの大作もある。
「あたたかい眼差しの作品は、観る人の心にほのぼのとした温もりと安らぎを与えてくれることから“日本人の心の故郷”と呼ばれている」と解説されるように、会場には昔懐かしい、ふるさとの風景が広がっている。 -
電気機関車の内部を一般に公開
箕輪町郷土博物館は6日、同館前庭にある電気機関車(ED19竏・)の内部を初めて一般公開した。雨降りにもかかわらず、町内外から親子連れなどが訪れ、電気機関車の運転席に座るなど大喜びだった。
電気機関車の塗装作業が終了したことから、機関車の写真撮影や関連部品の見学などを企画。
電気機関車は26年から50年間ほど活躍。75年の廃車と同時に、貨物輸送のけん引用の一両目を同館前に屋外展示している。内部の前後に運転席があり、電流が上がった場合に機械を保護する高速遮断機などが載る。
町内在住の元国鉄OBを中心とした機関車保存会(松田典年会長、25人)のメンバー10人は仕業服を着て、来場者に部品や当時の様子を説明した。
母親の実家がある箕輪町に来る度に電気機関車を見に来ている男の子(2)は運転席に座り、速度を調節する制御機、ブレーキ弁ハンドルなどを動かし、満足げだった。
また、館内にはED19竏・に関するナンバープレート、車両形式図(53年)、帽子など約30点が並んだ。
松田会長(66)は「念願だった塗装が終わった。これから定期的に内部を公開し、みんなに見てもらえたら」と話した。 -
遊休農地対策のチューリップ畑見ごろ
遊休農地を無くし地域を活性化させようと活動する箕輪町上古田の住民組織「これからの農業林業を考えるEグループ」(唐沢光範グループ長)が昨年秋に初めて整備した休耕田利用のチューリップ畑で、紫やピンク、黄色などのチューリップが見ごろを迎えている。
チューリップ畑は、上古田公民館から東へ100メートルほど下った道路沿い。15アールの広さがある。球根は、箕輪町まちづくり住民提案事業の補助金とEグループの会費でまかない、上古田長寿クラブ、西部花街道をつくる会上古田支部も協力して5千球を植えた。
品種はゴージャスとレインボーの2種類。黄、紫、桃、赤、白の各5色で、畑を10ブロックに区画し、1ブロックに500本ずつ咲きそろっている。 -
【記者室】正副議長選挙
改選後初の箕輪町議会が開かれ、正副議長が決まった。選挙の透明性を-と立候補制を今回から導入し、立候補者は1人ずつ。当初の予定通り事前に初心表明をし、本会議で指名推薦により「異議なし」と当選が決まった▼立候補者が多ければいいということではないので、もちろん何の問題もないのだが、正副それぞれ2人ずつ立候補者が出るのでは-と勝手な予想をしていたので、少しばかり気が抜けた。「新議員皆でだれかを出すことをすればよかったのに」との町の声も聞かれた▼初の試みはおとなしめに終わった。正副議長の任期は申し合わせにより2年。新しい顔ぶれの町議会も2年経てば慣れるであろうし、次回はもっと手を挙げる人がいるかもしれない。(村上裕子)
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福与城ジオラマ完成
箕輪町福与の福与城を再現したジオラマが完成した。地元住民の声もあり、箕輪町郷土博物館の職員が制作した。
福与城跡は69年に県史跡に指定された。指定地面積は4万8468平方メートル。そのうち約2万平方メートルが町有地で、残りは私有地。福与城址を守る会の協力を得て史跡の保存管理をしている。
ジオラマは16世紀中ごろの戦国時代の福与城を500分の1の縮尺で再現。旧陸軍の残した「日本城郭史」、89年に箕輪町が業者に委託して測量・制作した「福与城平面図」(1000分の1)などを基に、地域に残る「赤穂屋敷」などの小字名や、地元の人の言い伝えなども参考にして2月から職員5人で作った。
大きさは130センチ×110センチ。等高線に合わせて土台の上に発砲スチロールのパネルを重ね、和紙をはって色を塗り、パウダーや本物の土も混ぜて地面がよりリアルに見えるよう工夫した。本城は、天守閣のある城ではなく実践に備えた要塞で、北城、宗仙屋敷、赤穂屋敷などもある。
通常は博物館に保管展示。今後、公共施設での出張展示も検討している。博物館では、「大勢の人に見てもらい関心を高めてほしい」と話している。 -
段位認定カラオケ大会長野県大会
日本音楽審査員協会主催の段位認定カラオケ大会長野県大会が4日、箕輪町の伊那プリンスホテルであった。県内外からの出場者が39プログラムで熱唱し、歌謡教師や歌手による歌も楽しんだ。
出場者は一人ずつステージに立ち、「橋」「見上げてごらん夜の星を」「女じょんがら節」などを堂々と歌い上げた。段位認定は、同協会全国区の段位認定証を発行するもので、同協会理事長や音楽審査員が歌唱力を評価し厳正な審査をした。
一般出場者の歌が終わると、大会長の山田英子さんら歌謡教師、歌手の古都きよみさん、篠原理恵さんも熱唱。スペシャルゲスト歌手の米倉ますみさん(ビクターエンターテイメント)のショーもあった。 -
町役場と文化センターの横断道路に滑り止めカラー舗装設置へ
箕輪町は、役場庁舎と町文化センターの間を走る町道371号線の歩行者が横断する場所に、樹脂系滑り止めカラー舗装を施す。大型連休明けに設置工事を予定している。
役場南側の駐車場と町文化センターを行き来するため歩行者が頻繁に横断する場所。歩行者の安全確保のため、運転者に人の通行が視覚的に分かりやすくなるようにする。
舗装は延長4・5メートル、幅3メートル。カラー舗装の両側に白線を引く。