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集中的な豪雨で北小河内中村地区周辺住民が一時避難
13日夜、集中的な豪雨により、箕輪町北小河内の中村地区周辺住民130人が、北小河内公民館と南小河内公民館に一時避難した。
中村地区は7月の梅雨前線豪雨で、土石流被害を受けた。夜からの豪雨で、中村地区の集落を通る町道は川のように水が流れ、土砂が県道まで達した。
町は午後10時45分に土石流の危険があるとして北小河内中村地区周辺の住民に避難できる体制をとるよう呼びかけ、10時53分に公民館への自主避難を呼びかけた。北小河内公民館に80人、南小河内公民館に50人が避難した。
14日午前零時、大雨警報が大雨注意報になり、雨が小康状態になったため、帰宅してもよい旨を伝え、全員が帰宅した。
この雨により、竹の腰公園上流の仮えん堤より下に積んでいた土のうが2つ外れた。伊那建設事務所では、応急処置として土のうを積み直し、17日以降にコンクリート入りの土のうを積む対応をする。また、水門のゲートを外し、流れた石などは大きな堰に流すようにするため、堰にすでにたまった石などを撤去した。 -
ふきはら大学、心の豊かさと笑いについて学ぶ
箕輪町公民館の生涯学習講座「ふきはら大学」が11日、箕輪町文化センターであった。約15人が参加し、伊那市の西箕輪公民館長・城取茂美さんから、心の豊かさや笑いのある人生について学んだ=写真。
城取さんは、戦後の人々の生き様や西箕輪公民館で昨年からはじめた小学生の通学合宿などを話題に講演。
戦後まもなくの生活は苦しく、先の生活もままならない状況にあったが、人々を励ます素晴らしい歌もたくさん生まれ、支え合いながら生き抜いてきたことを説明。「貧しくても良き時代だった」として、その“良さ”は、これからの社会にも引き継いでいく必要があることを語った。
また、小学生が親元を離れ、公民館から通学する「通学合宿」は、子どもたちが自信を持てるようになるだけでなく、親にとっても子離れの一歩になっていることを示した。 -
箕輪町で住宅全焼
14日午前2時53分ころ、箕輪町福与の荻原建治さん(63)=木下=所有の借家から出火し、木造平屋建て住宅約110平方メートルを全焼して3時22分ころ鎮火した。
2カ月前まで借家として貸していたが、出火当時は空家で、人はいなかった。けが人はいない。伊那署で原因を調べている。 -
「赤そばの里」で赤ソバの種まき
箕輪町上古田金原地区の「赤そばの里」で12日、住民有志の会「古田の里赤そばの会」が種まき作業に精を出した。
赤そばの里は昨年まで中箕輪農事組合法人が管理していたが、本年度から町の委託を受け、上古田地区の住民有志による「古田の里赤そばの会」が、観光的な歩道整備や景観整備も含め赤ソバの栽培、管理をする。
この日は、耕作部会の13人が作業。きれいな赤ソバの花を見てもらいたい-と、これまで数回にわたって除草作業をし、数日前には種まきに備えて畑を耕した。4・2ヘクタールの畑に200キロの赤ソバ「高嶺ルビー」の種を準備。種まき機ブロードキャスターでまいたあと、ロータリーで土かぶせをした。
初めての取り組みで試行錯誤しながらだが、「全国的にも知られるようになった地区の観光資源。きれいな花が咲いてほしい」と話し、作業に取り組んでいた。
会は今年4月に発足。会員約70人。耕作、環境整備、地元農産物販売の3部門で活動している。花が楽しめるのは9月中旬から10月中旬の予想で、9月30日、10月1日の2日間は赤そば祭りを予定している。 -
「オアシスパト」が活動開始
青色回転灯を装備した車で子供たちの安全を見守る、自主防犯ボランティア「こどもを守るオアシスパトロール隊」が活動を開始した。11日、伊那署玄関ロータリーで出発式があり、巡視の自動車25台、隊員約60人がパトロールに出発した。
子どもを守る活動に積極的に参加しよう竏窒ニ、県自動車整備振興会伊那支部の署管内の25業者65人が7月上旬、隊を発足。全国の自動車整備振興会の中では初の試みとなった。
隊では青色回転灯、啓発のマグネットシールを車に設置し、各事業所ごとが自主的に近くの学校の登下校時に合わせ、通学路を巡視する。パトロール中の様子は活動日誌として、伊那署へ報告する。
出発式で杉本廣志隊長は「犯罪を未然に防止し、地域の安全を守ることを誓う」とあいさつ。小嶋惣逸署長は「皆さんの熱い気持ちを結集し、積極的で息の長い活動を」とした。 -
子育て学級でバルーンアート
箕輪町公民館の子育て学級は10日、10組の親子が丸い風船に顔を書いたり、長い風船で花を作るなど、バルーンアートを楽しんだ。
南箕輪村在住の宮本千秋さんがゾウ、カタツムリ、ウサギ、カメなどを風船で鮮やかな手つきで作り上げた。子どもたちは、出来上がった風船の動物が出てくる童謡「ぞうさん」「かたつむり」「うさぎとかめ」を元気よく歌った。
お母さん達は、長い風船で花作りに挑戦した。「割れそう」「怖い」などと言いながら何とか作り上げると、子どもが自分の顔やキャラクターを書いた丸い風船を先端に取り付けた。子どもたちは顔風船のついた花を手に嬉しそうに走り回っていた。
バルーンアートにちなんで、「ふうせんくまさん」などの絵本の読み聞かせもあった。 -
学童クラブでニュースポーツ楽しむ
箕輪町の学童クラブ東部教室で9日、児童が箕輪東小学校の体育館でニュースポーツを楽しんだ。
夏休み中の学童クラブ東部教室は東小体育館が会場で、東小、南小、北小の児童が通っている。この日は1年生から5年生まで33人が利用。朝の勉強を終えた後の昼食までの時間に、町教育委員会の職員が訪れ、ニュースポーツを指導した。
ゲームは、キンボールに使う風船の玉での大玉送りや押し相撲と、ドッジビー。大玉のゲームでは、児童が2チームに分かれ手をつないで輪になり、大玉が地面に落ちないように頭や手、足などを使って打つ回数を競ったり、1対1で大玉をはさんで押し合い、線の外に押し出す相撲に熱中。キャーキャーと歓声を上げて楽しんでいた。
学童クラブ中部教室でも8日にニュースポーツをした。 -
傘リサイクルマイバッグ作り講習会
箕輪町消費者の会はこのほど、使わなくなった傘を再利用する買い物用のマイバッグ作り講習会を町福祉センターで開いた。傘布がきれいなバッグに仕上がり、参加者は喜んで各自の作ったバッグを持ち帰った。
本年度の重点活動で、講習会は今回が初めて。会は、町民の協力を得て不用傘を回収。傘の骨からはずした布を洗濯、アイロンをかけ、5枚1組に色柄合わせをして180セット準備し、事前に役員が作り方を研修した。
講習会には町内の女性が参加した。好きな柄の布を選び、会員に教わりながらミシンで縫った。布が伸びるナイロンのため、ミシン縫いの加減が少し難しく、持ち手を作るのも大変だったが、1時間半ほどかけて仕上げた。
参加者は、「傘がこんなにいい袋に変身するなんでびっくり」「マイバッグに興味があって参加した。普段使っているものに、自分で作った袋を加えたい」と話していた。
会は、「少し手はかかるけど、捨てるものが生まれ変わって利用できるようになる」とし、今後は町の文化祭などイベントで会員が作ったマイバッグの販売を計画している。 -
箕輪町災害対策本部解散
箕輪町は9日午後6時、7月の梅雨前線豪雨により7月19日から設置していた災害対策本部を解散した。
8日からの台風7号の接近を警戒し本部の設置を続けていたが、豪雨災害の緊急対応が一通り終了し、台風も通過したことから、解散を決めた。 -
おはなしこんにちは
腹話術や紙芝居楽しむ箕輪町図書館でこのほど、8月の「おはなしこんにちは」があった。図書館の庭の木陰で心地よい風に吹かれながら、約30人の親子が腹話術や紙芝居などを楽しんだ。
みのわ腹話術研究会と図書館の読み聞かせボランティアが担当。紙芝居「うさぎとかめ」「ごきげんのわるいコックさん」「おむすびころりん」など、楽しいお話が続き、子どもたちは食い入るように紙芝居を見つめていた。
腹話術では、柿の話などがあり、人形とのやりとりを楽しんでいた。 -
箕輪町交通少年団が長野県警察航空隊を視察
箕輪町交通少年団はこのほど、夏恒例の研修視察で、松本市にある長野県警察航空隊を訪れ、ヘリコプターなどを見て航空隊の仕事を学んだ。
研修視察は小学5、6年生の団員55人が参加。2台のバスに分乗して航空隊を訪れた。訓練飛行から戻ったヘリコプターの着陸を見学し、ヘリコプターはフランスやアメリカで製造していることや機能などの説明を聞いた。また、ヘリコプターは主に救助のために山や川、湖の上空などを飛行したり、自動車の追跡のため飛ぶ場合もあることなどを学んだ。
団員は、順番に後部座席に座って内部も見学。初めて間近に見るヘリコプターに興奮気味で、記念撮影もするなど楽しんだ。 -
箕輪町警部交番連絡協議会が交番に夏季支援物資贈る
箕輪町警部交番連絡協議会(小林紀玄会長)は9日、町の安全のため昼夜パトロールに励む交番の署員に支援物資を贈った。
協議会は夏と冬の年2回、交番に支援物資を届けている。今回はカップ麺、栄養ドリンク、飲料を合計21箱届けた。
役員7人が訪れ、小林会長が「町民が毎日安全安心で枕を高くして眠れるのも署員の日ごろの活躍のたまもの。支援物資を糧にさらなる安全のため活躍をお願いしたい」とあいさつした。
倉田千明所長は、「今年は事故、犯罪とも去年に比べ減ってはいるが、死亡事故が続くなど内容は大きな件が起きている。署員が少ないなか、がんばってパトロールしているが、支援物資は励みになる。皆さんの安全確保に頑張っていく」と感謝した。 -
災害対応特殊消防ポンプ自動車など取得
箕輪町は7日の町議会全員協議会で、箕輪消防署の災害対応特殊消防ポンプ自動車、町消防団第1分団(八乙女)の小型動力ポンプ付積載車の取得を報告した。
箕輪消防署に災害対応特殊消防ポンプ自動車1台を配備する。現在の消防ポンプ自動車は15年が経過し、性能が低下してきているため緊急時の対応に支障をきたす恐れがあるとして更新する。
伊那消防組合がモリタ名古屋支店と契約。取得価格は2698万5千円。吸管巻取装置、動力付ホース延長資機材、デジタル式ポンプ操作盤、動力はしご昇降装置などを装備。乗車定員5人。総排気量約4000cc。
消防団第1分団の小型動力ポンプ付積載車も、18年が経過しているため、更新する。町と箕輪自動車が契約した。取得価格は467万2500円。乗車人員6人。総排気量2400cc。9月20日ころ納入予定。 -
天竜川上流域豪雨災害対策検討委員会 初会合
天竜川上流域豪雨災害対策検討委員会の初会合が7日、箕輪町の伊那プリンスホテルであった=写真。会に先立ち、天竜川の堤防決壊、北小河内の土石流の現場2個所を調査。協議の結果、決壊場所は「原因を究明するための資料が必要」とし、本格的な検討は次回(28日予定)からとなった。
7月の豪雨災害による土砂災害、堤防決壊をはじめとする、河川災害の今後の対策を検討する目的。国土交通省・天竜川上流河川事務所の呼び掛けで、大学教授など治水関係の専門家7人が集まった。
協議では決壊前後の現場の断面図や、増水時の水位の変化に関する資料などが必要である竏窒ネどを確認した。信州大学名誉教授の北澤秋司座長は、決壊原因を堤防上部、下部のいずれから崩れたかを分析し、復旧工法の助言にしたいとした。
委員会では「早期(本格的)復旧工事をするため方向性を確認したい」とし、本年秋口には一定の結論を出す見込みになっている。 -
箕輪町木下の工事による油流出検査結果
有害物質は基準値以下箕輪町は7日、木下栄町の側溝整備工事の油流出に関する検査結果について、「流出した油は鉱油。土壌と水質の有害物質の検査はすべて基準値以下だった」と町議会全員協議会に報告した。
6月初旬、側溝工事で地下1・5メートルほど掘った所で、油がにじみ出た。
民間業者による検査の結果、油は鉱油(機械による油)。土壌と地下水に含まれる有害物質検査は、カドミウム、シアン、鉛、水銀など13項目の検査の結果すべてが基準値以下だった。
工事は現在、地下水の渇水期を待って中断している。11月に再開したい考えで、油が流出した場所の土は入れ替えるという。 -
箕輪消防署が発射銃訓練
水難救助訓練を前に箕輪消防署は7日、番場原運動場で発射銃の訓練をした。署員は安全、確実に操作できるよう訓練に励んだ。
発射銃は、水難救助訓練の際、天竜川の中州に取り残された人を救助するために使う。岸から発射銃でリードロープを中州に打ち込み、リードロープに救助ロープをつないで中州の大木などに縛りつけ、ロープで川を渡って救助する。
水難救助訓練当日に発射銃を扱うのは一人。多くの署員が経験し扱い方を確認することで、万一に対応できるよう今回初めて訓練日を設け、未経験者4人を含む13人が参加した。
安全管理を第一に、銃口を絶対に人に向けないことを確認し、銃の持ち方、発射体の装入方法、発射角度、発射する際の姿勢などの指導を受け、一人ずつ発射銃を撃った。
発射銃は、約50メートル先まで発射体を飛ばす能力があるが、50メートル手前までしか飛ばない場合もあり、いかに遠くに確実に飛ばすか、発射角度などを確認し合って訓練した。 -
箕輪消防署が水難救助訓練
箕輪消防署は8日、有事に備えて天竜川の箕輪橋下流で水難救助訓練をした。現場で想定を与える実践的なロールプレイング方式に加え、今年はボート使用と急流救助の2種類の新しい訓練を取り入れ、今後につながる新たな課題を見出す意義ある訓練となった。
実技説明によるボート使用訓練は、神奈川県で発射銃が機能せず人が流された例があったことから、増水した天竜川の中州に人が取り残され救助を待っている想定で、濁流の中で目的地にゴムボートを着ける訓練をした。
ボート使用の訓練は、箕輪ダムでは実施しているが天竜川では初めて。ボートにつないだロープ2本と舵を取るための板を使って中州を目指すが、思うように中州に近づくことができず、ロープの引き具合を調節したり、水に対して板の角度を変えるなど指示を出し合って要救助者のいる中州まで行き、無事救助した。
急流救助訓練は、アメリカで実際にやっている方法で、川に流されていく人にロープを投げて助ける。実際に署員1人が要救助者として天竜川に入り、ほかの署員が岸から浮き輪の着いたロープを投げて助けた。
署員は、さまざまな状況下で迅速に要救助者を助け出すことができるよう真剣に訓練に臨み、いずれも救出に成功した。
今回取り入れた新たな訓練で、ボート使用時のロープの引き方、舵取りの板の扱い、ロープの投げ方など、より確実な救助のための課題も見出した。 -
箕輪町公民館の楽しい陶芸講座(前期)作品展
箕輪町公民館の06年度楽しい陶芸講座(前期)が終了し、10日昼まで、受講生の作品展を町文化センター展示コーナーで開いている。
6月1日に開講し全7回の講座で、箕輪陶芸研究会前会長の市川昭彦さんが指導した。受講生は、初参加5人を含む16人。タタラと重ねつぎの2通りで、熱心に作陶に取り組み、素焼きと本焼きを体験した。
作品はタタラで作った桶の花器、丸い形や壁掛けの花器、カップなどで、色も緑、茶、白、グレーなどさまざ。手作りの温もりが感じられる力作74点が並んでいる。 -
箕輪町の少年野球 町長杯は南小ドラゴンズ
箕輪少年野球連盟の第10回箕輪町長杯が6日、同町番場原公園第1グラウンドであった。猛暑の中、児童たちは流れる汗を輝かせ、懸命なプレーを繰り広げた。
チーム相互の交流と、秋にある「県学童大会上伊那予選」などに向けて力試しをする大会。連盟加入の6チームが参加し、トーナメントを展開した。
試合の結果は次の通り。
(1)南小ドラゴンズ(2)箕輪彗星クラブ(3)箕輪中部ヤンキース、箕輪ジャイアンツ -
【記者室】手間を惜しまずリサイクル
不用になった傘からマイバッグを作ろうと取り組んでいる箕輪町消費者の会。マイバッグができるまでには、傘の骨と布を分ける作業、布の洗濯とアイロンかけ、柄合わせ、縫製と少しばかり手間がかかる▼不用品のリサイクルとレジ袋の削減を目的に、会が町民に協力を呼びかけて回収した不用傘は約200本。柄合わせまでの工程を会員でこなし、一般向けにマイバッグ作り講習会を開いた。参加者の評判も上々。今後はイベントでの販売も計画している▼手軽に物が買える時代。もちろん既製のマイバッグでもいいのだが、一手間かければ立派に傘がリサイクルでき、マイバッグが出来上がる。リサイクルは、手間を惜しまず、楽しく取り組む姿勢が必要のようだ。(村上記者)
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箕輪町
7月豪雨災害まとめ箕輪町は7日の町議会臨時会で、7月豪雨災害の7月末までのまとめを報告した。
人的被害は軽傷3人。家屋被害は、住家が49件。内訳は一部損壊が下古田1件、北小河内6件の計7件、床上浸水は北小河内4件、床下浸水は沢3件、下古田9件、木下と富田各1件、長岡2件、北小河内22件の計38件。非住家は18件。内訳は全壊が北河内1件、一部損壊は沢2件、長岡と北小河内で各1件の計4件、床上浸水は北小河内1件、床下浸水は沢と中曽根各1件、下古田と上古田各2件、北小河内6件の計12件。
屋内外の消毒は21日縲・月1日で約50件。2縲・回実施した家もある。実施地区は沢、下古田、上古田、富田、木下、長岡、北小河内。
農作物関係の被害金額は水稲1257万7572円、スイートコーン133万8750円、リンゴなど果樹園3万4398円、合計1395万720円。
観光施設被害は、ながた自然公園でテニスコート西のブロック崩落が長さ44メートル、高さ6メートル。マレットゴルフ場ながた自然公園コースは土砂流入が27ホール中17ホール、駐車場法面崩落は幅8メートル、高さ6メートル。
林道・作業道関係は、林道が法面崩落、土砂流出、路肩決壊、路面洗掘など40カ所、作業道は17カ所で10カ所は調査中。耕地関係は、農地や水路への土砂流入、畦畔崩落、冠水などで被害面積5・46ヘクタール、延長1032メートル。
公共土木施設被害は24カ所。町道の路側流失、河岸洗掘、路盤流失、舗装損壊など。水道施設被害は8カ所。河川被害は護岸の決壊、崩壊、洗掘などで深沢川16カ所、北の沢川5カ所、沢川15カ所、帯無川20カ所、桑沢川20カ所、知久沢川、玄ヶ沢、瀬沢川各1カ所の計79カ所。その他6カ所。復旧見込み額は約6億円。
義援金は8月3日現在、340万2467円。配分委員会を設けて配分を決める。支援物資は88件。
北小河内中村地区の家屋へ流入した土砂などの片付けは、北小河内区住民ボランティアが7月22、23日を中心に約250人、県職員のお助け隊22縲・7日で318人、町ボランティアセンターによるボランティアは27縲・0日で754人。 -
箕輪町議会臨時会
災害復旧費など補正予算案可決箕輪町議会臨時会は7日開き、7月豪雨の災害復旧費や小・中学校の豊かな体験活動事業費などの06年度一般会計補正予算案、公共下水道特別会計補正予算案を原案通り可決し、閉会した。
一般会計補正予算案は、歳入歳出総額に各1億159万円を追加し、総額を76億4195万5千円とする。歳出は、災害関係が災害復旧費7909万円、災害見舞金200万円、災害発生ごみ処理業務委託料200万円、災害対策本部や避難所設置による消耗品、食糧費、交付金などの消防費1210万円。
教育費は642万2千円。町内全小・中学校対象の豊かな体験活動事業、プールろ過機修繕費、中学校部活動県大会以上出場の補助金増、町民体育館正面内壁修繕工事など。
公共下水道特別会計補正予算案は、箕輪浄水苑建設工事委託の債務負担行為で、06縲・8年度で4億9200万円。 -
木ノ下写真クラブ
5周年記念展箕輪町木下の写真愛好家でつくる「木ノ下写真クラブ」の発足5周年記念写真展が、箕輪郵便局で開かれている。31日まで、会員の個性豊かな写真18点を展示している。
会員は全員が木下区民で、公民館で顔を会わせたときに、皆で活動するクラブもいいだろう-と発足。男性6人、女性2人の計8人が所属している。
今回は6人が出品。新作も含め、1人3点ずつ気に入った作品を持ち寄った。
宝剣山荘上で撮った「山頂の夜明け」、こいのぼり「春風に泳ぐ」、絶壁を登る人を写した「攀じる」、イチョウが美しい「銀杏秋彩」、バラの花びらから今にも落ちそうな滴「潤滴」、自然の造形美「厳寒の朝」など、会員それぞれの感性で切り取った写真が並ぶ。
クラブは月1回の例会で互いの作品を鑑賞しあう。写真歴は長い人で30年近くになり、クラブができてからよく撮影するようになった人もいる。これまでは、木下区の文化祭や町の文化祭に出品。今回、5周年記念で初めてクラブ展を開いた。
代表の内藤真彦さんは「会員の撮ったありのままを見てほしい」と話している。 -
箕輪町で夏ソバ部会設立
ソバ乾燥機も導入箕輪町水田農業推進協議会傘下の任意組織として4日、夏ソバ部会が設立された。規約や役員を承認し、導入したソバ乾燥機の安全を祈願した。
町内の夏ソバ栽培は、これまで中部営農組合のみだったが、本年度から南部営農組合、東箕輪営農組合長岡支部も栽培を始めた。
7日から始まる夏ソバの刈り取り作業を前に、担い手農業生産法人みのわ設立に向けた取り組みの一役を担う組織として夏ソバ部会を設立。部会長に中部営農組合の日野国章さんが就任した。
秋ソバはJA上伊那ライスセンターで乾燥させるが、夏ソバは収量が少ないため、町水田農業推進協議会で乾燥機など一式を購入し旧稚蚕所に設置した。
夏ソバの蒔きつけ面積は中部6ヘクタール、南部1・2ヘクタール、東箕輪2ヘクタール。刈り取りは南部が7日から、中部が9日から14日ころ、東箕輪が17、18日ころの予定。夏ソバはJAに出荷して販売する。
導入した乾燥機は、灯油燃料の遠赤外線乾燥機。1・7トンのソバを乾燥させる能力がある。乾燥機など一式の購入費は約115万円。長松寺副住職による安全祈願には、部会員ら15人が参列した。 -
箕輪町まちづくり住民提案事業
10事業を採択箕輪町は、町民が自主的、主体的に取り組むまちづくり活動を助成する新規の「まちづくり住民提案事業」で、応募のあった10事業を採択した。3日、10団体に採択の決定通知を送付した。
事業の対象は、まちづくりに熱意やアイデアを持つ住民が自主的に実施する事業。助成金額は最高10万円。10件の応募があった。
住民提案事業審査委員会(丸山亮委員長)を2回開き、委員会は10事業すべてを採択する審査結果を平沢豊満町長に報告。町は報告を受け、補助金交付額を精査し、交付決定した。交付予定総額は94万9千円。
今後は、採択された各団体が補助金交付申請を出し、事業を実施。実績報告をする。
採択した事業は次の通り(かっこ内は団体名、(1)活動内容(2)補助金交付予定額)。
▽地域活性化「観光農園」づくり事業(これからの農業林業を考えるEグループ)=(1)チューリップ畑づくり、スイセンの株の増殖ほか(2)10万円▽知的発達障害者自立支援事業(SOみのわ)=(1)SOプログラムに基づくスポーツの実施、知的障害者と家族の交流会実施(2)10万円▽もみじカップ第1回箕輪もみ児小学校かけっこ大会(ちいむもみじ)=(1)町内小学生を対象としたランニング大会(2)10万円▽メタセコイアの木でコカリナを作り演奏しよう(メタセコイアの森の会)=(1)メタセコイアの製材、コカリナ製作、演奏会の開催(2)10万円▽ひまわり畑「憩いの場」運営事業(ひまわり畑)=(1)憩いの場運営、精神保健福祉に関する理解と啓発促進(2)10万円▽有機農業研究・普及事業(箕輪町有機農業研究会)=(1)有機農業技術の習得、土壌の科学的分析に基づく肥料設計(2)10万円▽みのわダム周辺環境美化事業(みのわダム郷里を愛する会)=(1)箕輪ダム周辺町道の側溝たい積土の撤去、紅山桜・枝垂れ桜などの植栽管理(2)9万1千円▽みのわ御棒サ!里曳きタイムレース(箕輪まちづくり同友会)=(1)もみじ湖夢まつりで小学生によるレースの開催(2)9万円▽和やか・ふれあい、おそばづくり(漆戸共有財産管理組合おそば会)=(1)遊休農地を活用したソバ作り、地域の一人暮らし老人らを対象にした収穫祭の開催(2)8万6千円▽星が輝く光のページェントIN花街道(西部花街道をつくる会上古田支部)=(1)12月に上古田公民館横の畑にヒノキの大木のイルミネーションを点灯(2)8万2千円 -
箕輪町共通プレミアム商品券6日発売
箕輪町商工会、みのわTMOネットワーク2004は6日午前9時、10%お得なプレミアム商品券(期限付き箕輪町共通商品券)を発売する。販売総額は2千セット、2200万円。
1千円の商品券11枚入り(1万1千円分)を1万円で販売。購入限度額は1人10セット10万円まで。町商工会館で販売する。
使用期間は6日から10月9日まで。物品の購入、飲食、クリーニング・理美容・旅館などの各種サービス、運輸通信(旅行業含む)など、町内の登録事業者への支払いに使用できる。
6日は午前9時から午後5時まで、商品300個限定空くじなしスピードクジが商工会館前である。クジを引くことができる回数は、商品券1縲・セット購入者1回、5縲・セット購入者2回、10セット購入者3回。
問い合わせは町商工会(TEL79・2117)へ。 -
箕輪町
7月豪雨の農作物被害まとめ
被害総額569万円箕輪町は、7月の梅雨前線豪雨による町内の農作物被害をまとめた。被害は土砂流入による水田や畑の埋没などで、被害総額は569万7720円になる。
水稲は、松島北島の堤防決壊による水田消失50アール、東京電力鉄塔の復旧工事による水稲埋没123アール、土砂流入による水稲埋没は南小河内、北小河内ほかで35アール。いずれも復旧不能。小規模水路の損傷による入水不能は竜東地区で180アール、30%の減収。
転作田の畑は、スイートコーンが大出ほかで土砂流入により50アール埋没し出荷不能。復旧工事による作物埋没10アール。冠水による減収は全町で50アール、30%の減収。自家用菜園は南小河内、北小河内ほかで土砂流入により冠水・埋没が20アールで栽培を中止。リンゴその他の果樹園は、下古田で土砂流入により8アール埋没し、30%減収。 -
車線をはみ出し交通事故
2日午前7時50分ごろ、箕輪町木下の県道・伊那箕輪線で、同町木下の建設作業員上條巧さん(35)運転の軽トラックが対向車線にはみ出し、走ってきた同町松島の無職小野順三さん(69)運転の軽トラックと正面衝突し、その反動で停止中のライトバンにぶつかる事故が発生。上條さんが左足を骨折、小野さん運転の車両に同乗の妻(66)が顔面挫傷のけがを負った。
この事故で現場は約1時間、全面通行止めとなった。
伊那署では事故の原因を捜査している。 -
おごち・長岡保育園の年長児が交流
箕輪町のおごち保育園と長岡保育園は2日、年長児交流でプールやスイカ割りなどを一緒に楽しんだ。
2園は地理的にも近く、卒園すると同じ箕輪東小学校に入学する。入学時に初めて顔をあわせるよりも、事前に会っていればスムーズに移行できるとの配慮もあり、毎年、交流をしている。
今回は、おごち保育園で1日生活。長岡の園児12人がおごちに登園した。おごちの園児7人は少し恥ずかしそうにしているところもあったが、長岡の園児はすぐになじんで遊んだ。
午前中は東小のプールで水遊びをした。おごちの園児は6回目だが、長岡は初の小学校プール。水に顔をつけられる子がほとんどで、ビーチ板を持って泳いだり、プールに投げ込んだおもちゃをもぐって拾ったり、先生に抱いてもらって深いプールにちょっとだけ入ったり、広いプールでおもいっきり遊んだ。
園児は昼食もお昼寝も共にし、おやつのスイカ割りも楽しんだ。
2園は今年、寺に一緒に探検に出かけ、今回が2回目の交流。秋にはおごちの園児が長岡を訪れ、箕輪ダムに出かける計画をしている。 -
信州かやの山荘・萱野高原4日から営業再開
7月の豪雨で休業していた箕輪町信州かやの山荘・萱野高原は4日、営業を再開する。
通行できる道路は、福与入口からの林道中樽線。箕輪ダムからの林道中樽線と長岡からの林道萱野線は通行できない。
夏休みの信州かやの山荘は、宿泊に余裕がある。みのわ振興公社では、「高原のさわやかな風と標高1200メートルから見下ろす眺望と夜景は最高。ぜひ利用して」と話している。