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箕輪町水防協議会
箕輪町水防協議会(会長・平沢豊満町長)は2日夜、町役場で開き、06年度町水防計画書案を協議し承認した。今後、県に申請し承認を受けて完成する。
水防協議会は、町の水防に関する重要事項を協議する。水防関係団体代表者や知識経験者を委員に委嘱した。
町水防計画は、県水防計画と町地域防災計画に従い、水防事務の円滑な実施に必要な事項を定める。町内の河川などの洪水による水災害を警戒、防御し、被害の軽減を目的とし、毎年作成する。
計画書は水防事務の処理、水防本部の設置・組織・事務分担、水防本部係員の非常参集、出動及び防災作業、消防団の受持ち河川区域、水防警報、水防信号、通信連絡、水防資器材、重要水防個所などを盛り込んでいる。
水防本部の活動体制が警戒、非常、緊急の3体制に変わったほか、05年7月1日の水防法改正に伴い設けられた天竜川伊那富水位観測所の新たな特別警戒数位2・6メートルを追加掲載した。
町の重要水防個所は昨年度と同じで、ランク重要1カ所、ランクA(水防上最も重要な区間)5カ所、ランクB(重要な区間)23カ所。地図も載せている。 -
箕輪町消費者の会フリーマーケット
不用傘も回収箕輪町消費者の会(唐沢順子会長)の恒例事業フリーマーケットが4日、町文化センター南側駐車場であった。今回は初めて買い物用マイバッグ作りに使う不用傘回収もあり、傘を持ってくる人、ブースをのぞいて買い物する人でにぎわった。
リサイクル推進のため開くフリーマーケット。一般にも参加を呼びかけ9団体が店を開いた。家庭で眠っている日用品や衣類、おもちゃなどが並び、訪れた人は出店者と値段の交渉をしながら買い物を楽しんだ。
消費者の会は本年度、不用品のリサイクルとレジ袋の削減を目的に、燃やせないごみとして処分していた家庭で不用になった傘を買い物用マイバッグに作り直す事業をする。
広く町民に協力を呼びかけた不用傘の初回収は100本を超える成果があった。傘をリサイクルしたマイバッグは防水性があり、小さくたたんで持ち運べるなどの利点がある。訪れた人の中には、マイバッグの作り方などを興味深く聞いている人もいた。
9月に学習会でバッグを作成し、11月に販売または譲渡を計画している。 -
伊那防犯協会連合会が定期総会
伊那防犯協会連合会(会長・小坂樫男伊那市長)の定期総会が1日、伊那署であり、06年度事業計画、予算や組織、会則の変更などの5議案を原案通り可決、承認した。総会前には防犯活動に貢献した個人、団体の表彰もあった。
組織変更では、連合会内に専門部会を設け、同署が委嘱する「伊那エンジェルス隊」「伊那少年友の会」のほか、各地区の児童、生徒の通学路を巡視するボランティア団体を含んだ。また、新伊那市誕生により、高遠地区防犯協会を市防犯協会の所属団体にした。
本年度は「安全・安心を実感できる地域社会づくり」を目標にかかげ、防犯意識高揚のための事業、少年の健全育成に対する支援事業、薬物と暴力団を根絶するための事業竏窒ネどの5事業を計画重点とした。
表彰された個人、団体は次の皆さん。
【個人功労者】▽中村敏夫(伊那地区防犯協会)▽原易雄(西箕輪地区防犯協会)▽中島誠(美篶地区防犯協会)▽保科求(高遠地区防犯協会)▽山下寛(伊那エンジェルス隊)
【功労団体】▽伊那東小学校子どもの安全見まもり隊(毛利次男代表)▽箕輪西小学校通学パトロール隊(中澤千夏志代表)▽箕輪中部小学校安全みまもり隊(東城興一代表)▽箕輪北小学校通学パトロールの会(南山建司代表)▽南箕輪郵便局子どもの安全を守るパトロール隊(大沼悟代表) -
みのわ祭り実行委員会小委員会
箕輪町の2006みのわ祭り実行委員会小委員会は1日、町文化センターで開き、祭りの開催日時、名称などの案を協議した。6日の実行委員会に案を示し決定する。
協議では、祭りは7月29日午後1時半から9時まで。名称は「2006みのわ祭り」。本会場は153号線バイパスで、町道6号線の開通に伴い6号線交差点まで拡大する案で検討している。
イベントは、オープニングパレード、箕輪天竜音頭民踊流しとワクワクダンシング、みのわ御棒サ!、みのわ太鼓、箕輪みこし大行進、店舗売り出し、フリーマーケット、子どもイベント、マスつかみ大会。招致イベントはない。
納涼花火大会と手筒花火は今年は同時開催し、午後9時に終了予定。「花火の打ち上げ時間が長い。9時前に終わらせてほしい」など町民から寄せられた苦情に対応し、同時開催で時間短縮を図る。交通規制は正午から午後10時まで。
協議では、「花火大会の時間短縮のためアナウンスを省略したらどうか」との意見もあったが、事務局は「寄付いただいた企業の紹介を割愛していいいのかという点から今のところ例年通り」とした。 -
箕輪町赤十字奉仕団救急救命法講習会
箕輪町の赤十字奉仕団第1分団は1日夜、救急救命法講習会を沢公民館で開き、止血法や傷病者の保温方法などを熱心に学んだ。
町の6分団が各1回講習をする。第1分団(沢・大出・八乙女)が初回で33人が参加。日本赤十字社長野県支部派遣の救急法指導員が講師を務めた。
講師は、人間の血液量は体重の約8%で、3分の1を失うと重症、2分の1を失うと死に至るため、大出血のときは早急な止血の必要があることを話し、耳の前や鎖骨上のくぼみ、わきの下などの止血点を説明した。
傷口に当てる滅菌ガーゼがない場合に、ハンカチの多少でもきれいな面をライターなどであぶる、アイロンを当てるなどして高温消毒して代用する方法も紹介。当て物には「タオルは吸水性が高く余計に血をすってしまう。ハンカチや日本てぬぐいのほうがよりよい」と話した。
三角巾を使った頭の包帯の仕方、傷病者の全身を毛布で包んで保温する方法も指導。「赤十字は愛をもって最後まで相手の面倒を見てあげてほしい」と話した。 -
箕輪町生活安全対策推進会議
箕輪町生活安全対策推進会議は31日夜、町役場であり、安全なまちづくりの取り組みが町全体に広がるよう関係者が情報交換した。
町、交通安全協会、町警部交番、消防団、区、安全みまもり隊、小・中学校PTA、保育園保護者会、青少年健全育成推進協議会、このほか各種団体の約50人が出席した。
伊那警察署生活安全課係長の講話を聞き、子どもの安全対策、交通安全対策、青少年健全育成、自主防災、犯罪のないまちづくりなど、それぞれの取り組みを発表し合った。
子どもの安全対策では箕輪西小通学パトロール隊事務局の安積順子教頭が、組織や活動計画、申し合わせ事項などを紹介。通学パトロール隊の活動を通じて児童が地域の方とふれあい、あいさつの行き交う温かな人間関係をはぐくむことを最終目標に、「さらに機能するパトロール隊として地域ぐるみの活動を進めたい」と話した。
意見交換では、町の緊急メール配信サービスで不審者情報が流れないことについて、「裏がとれていないなどの理由で流さないと言われているが、保護者としては間違いでもいいので情報がほしい」と要望があり、町は「音声告知放送も含めできるだけ流せるような検討をしていきたい」とした。 -
はらぺこ保育園がぱかぱか塾へ遠足
伊那市富県の里山で野外活動を中心とした保育に取り組んでいる「はらぺこ保育園」の園児や母親が2日、馬の世話や乗馬を通した教育支援活動をしている箕輪町のNPO法人「ぱかぱか塾」へ遠足に出かけた。
ぱかぱか塾への遠足は2回目。普段はあまりふれあえない大型動物とのかかわりを通してさまざまなことを感じてもらうことなどを目的としている。途中、約1キロの道のりは子どもたち自身が歩いて目的地を目指した。
牧場で春日幸雄塾長から馬の話を聞いた園児たちは、2頭のポニーに順順に乗馬=写真。手をふりながら、笑顔を見せた。昨年は怖がって乗馬できなかったが、今年は怖がらずに乗ることができた園児もいた。
乗馬の終了後は、持参したニンジンを馬にあげ、園児たちも牧場内でお弁当を味わった。 -
箕輪町内保育園開放「のんたんの日」本年度も始まる
箕輪町の9保育園は本年度も、園開放「のんたんの日」を各園の計画に沿って実施する。
「のんたんの日」は、大切な幼児期を少しでも保育園が仲立ちとなって子どもたちがのびのびと育つことができるようにと願い、子どもと保護者の触れ合いの場として園を開放。どの園にも自由に出かけ、遊び、園の様子を見ることができる。
沢保育園で30日、第1回「のんたんの日」があり、24組の親子が訪れた。年長児がリズムダンスなどを発表し、一緒に大型紙芝居を見た。唐沢元子園長は、「子どもといっぱい遊んで、感動することをいっぱい子どもに与えてください」と話し、親がひざの上に子どもを乗せてひざを上下させたり、子どもを抱いて左右にぶらんぶらんと振って抱っこするなど親子で楽しむ遊びも紹介した。
「のんたんの日」は全園午前9時半縲・1時。毎回保険に加入する。持ち物は着替え、タオル、ビニール袋、湯茶、上履き(運動靴、親子)、帽子。子どもの背中に名前を記入したガムテープをはっていく。
6月の日程は次の通り。
▽6日=長岡・木下南保育園▽14日=木下北保育園▽15日=おごち保育園▽21日=三日町保育園▽22日=松島保育園▽23日=長田保育園▽30日=沢保育園 -
ながた荘で「ワインと和食と音楽を楽しむ会」好評
箕輪町のみのわ温泉ながた荘は30日、食事を楽しんでもらうための企画「ワインと和食と音楽を楽しむ会」で利用者をもてなした。好評だった昨年12月の「日本酒と和食を楽しむ会」の第2弾としての企画に、同町周辺市町村から34人が訪れた。
井筒ワインの協力で用意した県内産の6種類のワインと、料理長がこの日のためだけに真心込めて作った新作料理、町内の演奏家によるフルートとピアノの生演奏を堪能した。
ブドウの発酵が終わる前に瓶詰めした「生にごりワイン」、汁液だけを発酵させた甘口のロゼワインなどが次々とテーブルに並ぶと、利用者らは料理に舌鼓を打ち、澄んだ音色に耳を澄ませ、楽しい食事の時間を過した。
次回は年末のクリスマスころに第3弾を企画しているという。 -
行平なべ・おかゆポット贈呈
JA上伊那と上伊那農政対策委員会は、米の消費拡大を願い恒例の「上伊那食卓“愛の運動”」で、上伊那8市町村に行平なべとおかゆポット、お米券を贈る。1日は箕輪町と辰野町に贈呈し、8日までに残り6市町村に配る。
昨年はおかゆポットを贈ったが、一昨年まで贈呈していた行平なべの要望もあったため、本年度は各市町村の希望に沿って2種類を贈る。本年度の贈呈総数は行平なべ115個、おかゆポット1059個、お米券1865枚。
箕輪町には、市川隆男代表理事、荻原省三副代表理事、JA職員の計4人が訪れ、平沢豊満町長に行平なべなどを手渡した。平沢町長は「離乳食におかゆを炊く人が増え、重宝している人も多い。有効に使わせていただく」と感謝した。
町は、離乳食が生後5カ月ころから始まるため4カ月健診の会場で第1子に行平なべ、またはおかゆポットのどちらか、希望者にお米券を配る。 -
箕輪西小3年総合的な学習で花作り
箕輪町の箕輪西小学校3年生(17人、上野平和教諭)は本年度、総合的な学習で花作りに取り組んでいる。このほど、児童玄関前の花壇やプランターに花苗を植える作業に精を出した。
花苗はガザニア、サルビア、バーベナの3種類。3年生の保護者が寄贈した。
事前に黒土、牛ふん、腐葉土を混ぜて準備していた土をプランター10個に入れ、バーベナを8株ずつ色合いを見ながら並べて植えた。ガザニアは、6年生がマリーゴールドを育てる予定の花壇の縁に植えた。
各学年の教室も花で彩ろうと、すでにガザニアを鉢に植えて3鉢ずつ教室に配っている。
児童は、1年生のときから花がら摘みや肥料運びなど児童会活動の花栽培を手伝ってきたため、花作りに関心があるという。今後は、水やりなどの管理のほか、学校裏の3メートル四方の畑で切り花も育てたいと計画している。 -
箕輪町消費者の会
不用傘でマイバッグ作り
6月4日に回収箕輪町消費者の会(唐沢順子会長)は本年度、使わなくなった傘を再利用して買い物用のマイバッグ作りをする。6月4日の同会主催フリーマーケット会場で傘の回収をするため、協力を呼びかけている。
不用品のリサイクルとレジ袋の削減が目的。燃やせないごみとして処分していた家庭で不用になった傘(ビニール傘を除く)を回収し、マイバッグに作り直す。傘をリサイクルしたマイバッグは防水性があり、丈夫などの利点があるという。
計画では9月に会の学習会でバッグを作成し、11月にマイバッグを販売(譲渡)する。
不用の傘がある人は町文化センター南側駐車場のフリーマーケット会場へ持参する。午前9時縲恊ウ午。雨天の場合は町産業会館。 -
箕輪町浄化槽維持管理組合総会
箕輪町浄化槽維持管理組合はこのほど、06年度定期総会を社会福祉総合センターで開き、規約改正、事業計画案などを承認した。役員改選で組合長に徳武定喜さん=大出=を選出した。
05年度末に上伊那浄化槽維持管理組合連合会が解散したことに伴う規約改正は、郡連合会の文字を削除し、「社団法人長野県浄化槽協会」に改正した。
06年度事業計画は、6縲・月の町内浄化槽一斉点検、法定点検実施の推進、広報啓発活動、研修視察、新規設置者対象の浄化槽講習会、県浄化槽協会事業への参加など。郡連合会解散による町事業内容の検討もする。予算総額は118万7千円。支出には新たに啓発のためのパンフレット購入費も盛り込んだ。
06、07年度役員は次の皆さん。
▽組合長=徳武定喜▽副組合長=高井文夫、吉沢満智子▽会計=松沢幸利▽幹事=新村清孝、向山利昭、住田昭、田中武教、有賀博行、若林博、柴直人、小池守、野本利江、新井・ス、横田正明▽監事=小林昌一、唐沢美喜男 -
箕輪町
山本恵子さん父親の死から10年。「不妄語戒 父 山田海淳の歩んだ道」を自費出版した。「父のために何か残したい。父が懸命に生きたことを伝えたい」との強い思いを抱き筆を執った。
山田海淳さんは1909(明治42)年、松本市生まれ。代用教員として教べんを取るが、円乗寺住職の坂本上人との出会いから僧侶になる。円乗寺で弟子として約10年、その後1939(昭和14)年に独立し日蓮宗教会所の住職に。47年に寺に昇格し現在の塩尻市宗賀忍尚山大乗寺となり、住職として50余年、寺の発展に尽くした人だったという。
3人姉妹の長女。父親が96年に86歳で亡くなるまでの3年近くを一緒に暮らし、最期を看とった。
亡くなる4日前まで毎日書いていたという父親の日記や記録。熱が何度あった-など病状までも刻銘に記され、「亡くなった当時は手にすることができなかった」。2003年に母親が他界するまで日記は開けられなかったという。
「母は人が訪ねてきたときに父の思い出を語っていたけど、母も亡くなり語る人がいなくなってしまった。日記や記録もこのままだと眠ったままになる。寺を出て箕輪に来たので、私しか書く人はいない、どうしても書いておかないといけないと思ったんです」
日記や記録を読みながら、記憶をたどりながらの執筆。初の経験だった。自身の葬式の段取りまですべて整えて最期を迎えた父の死、説話、寺の歴史、寺の生活、後継者問題、母のことなど10章にわたって書き綴った。
原稿は夫の勝さんがワープロで清書。妹2人にも原稿を見てもらい、修正を加えるなどして書き上げ、父親の座右の銘「不妄語戒(うそ、いつわりを言わない)」を本の題名にした。
「自分の絵手紙を入れてほんわかとしたものにしたかった」。絵手紙歴は14年。挿絵として使うのに絵手紙の文字が邪魔なのでは-という周囲の意見で悩んだが、「絵手紙を抜いたら私の本ではなくなってしまう気がして…」。ここ1年半ほど日記のように書き続けた絵手紙の中から、選びに選んだ39点を掲載した。
看病をしながら身内がなくなる寸前のどうしようもないむなしさに襲われていたとき、絵手紙の友から「先のことはどうでもいい。今日一日だけ一生懸命やればいい」という内容の手紙をもらった。「辛くて辛くて消え入りそうだった。今日を精一杯やればいい。それだけを考えていた」。そんなときに出てきた言葉「今日一日だけ」をホウズキに書き添えた絵手紙も載せた。
「父は、ばかがいくつもつくくらい正直で、それを貫き通した人だった。何でもできて頼れる、子煩悩で温かい人。冗談も言っておもしろいことも話したけど、間違ったことは一つも言わず、まっすぐな人だった」
父親の歩んだ道を語り継ごうと書いた100冊の本は、親戚や親しい人、檀家に配った。「皆さんとても喜んでくれた。涙を流して読んだ、感激したと言ってくれただけでやったかいがありました」。本を読み、わざわざお参りに来てくれた人もいたという。
「執筆は父の本だけです」。人生で最初で最後の本。大切な宝物に触れるようにページをめくった。(村上裕子) -
箕輪町消防委員会
箕輪町消防委員会は26日、06年度第1回会議を箕輪消防署で開き、06年度消防施設整備計画や消防庁舎建設計画などを承認した。消防団員の処遇については小委員会を設置して検討することを決めた。
委員会は区長代表、消防団代表、知識経験者ら14人で構成。会長に荻原利一さん(木下)を選出した。任期は2年。
消防施設整備計画は、耐震性貯水槽40トン1基を木下に新設(事業費600万円)。八乙女の小型動力ポンプ付積載車1台更新(575万3千円)、消防器具や消火栓器具などの整備補助、消火栓新設3基(沢上、木下、福与大原)、消火栓移転取替工事など。
消防庁舎建設は消防室が計画を説明。国土交通省所管の「まちづくり交付金」を活用し、庁舎を解体し新たに消防署を整備して消防・救急体制の強化と自主防災組織の育成を図る。災害時の中枢機能として役場と消防署が一体となって災害に対処する。
建設場所は地域交流センター機能も含めて現消防署エリアに建設し、文化センターの使用効率向上も図る。
建物は1階に交流センター、2階に消防署。面積は約950平方メートル、建物費用は約3億4500万円。07年3月まで測量・設計、07年4月から08年3月まで建設予定。詳細は今後検討を進める。
現庁舎は74年建築で築後30年以上が経過し耐震基準を満たさなくなったことや、人口増加に伴う緊急車両の増車で手狭になっている。
課題となっていた消防団の処遇は、出動している団員と全く出動していない団員に対し同様に報酬が支払われていることについて、出動率に応じて支払う出動報奨金の新設を示し、消防委員会に報酬額や支払い方法の細部の検討、さらに分団交付金の算定基準見直しの検討を依頼。消防委員会長、区長代表、正副団長、各分団長の計10人で小委員会を組織して検討し、消防委員会に示すことを決めた。 -
農事組合法人みのわ設立発起人会
担い手対策と品目横断的経営安定対策に対応する農事組合法人「みのわ」の第1回設立発起人会が26日夜、箕輪町役場であった。12月4日の設立を目指し今後の検討事項や日程などを確認した。
発起人会は町内の5営農組合からそれぞれ推薦された50人で構成。代表に柴正人さん(木下)、副代表に日野国章さん(松島)を選出。副代表は3人で残り2人は農業委員会とJA上伊那理事から各1人を後日選出する。
今後、月1回の設立発起人会、8月と11月に集落懇談会などを開き、法人設立趣意書の作成、事業方針や事業計画の検討、出資金額の決定、収支計画書の検討、法人の名称決定などに取り組むことを確認した。
設立当初から組合員として加入を考える対象者は▽経営安定対策の対象者で交付を受けたい人▽品目横断的対策の対象者▽農地を管理委託したい人▽コンバインで「水稲・そば・大豆・麦」の収穫作業を委託する人▽ライスセンターを利用する人▽オペレーターとして活動したい人▽農地の利用調整を共々に行う認定農業者-。
農事組合法人「みのわ」の定款素案を示し名称、出資、役員、会計など今後検討が必要な項目を確認。役員会で協議した案を再度発起人会に示すことを決めた。 -
【記者室】火の用心
箕輪消防署は空気の乾燥している日、風の強い日に、町消防団と連名で防災無線で火災予防を呼びかける。細やかな取り組みがありがたいと感謝の言葉を寄せた町民がいる。防災無線、消防署や消防団の夜警など安全・安心のまちづくり、町民を守る取り組みがなされている▼「戸締り用心、火の用心」「火の用心、マッチ1本火事のもと」など、声をあげながら拍子木をカンカンと打ち鳴らす夜回り。昔から地域の中で皆で火災予防の意識を高めていたのだろう▼拍子木に代わり警鐘を鳴らして夜警する消防団。地域の安全を願った活動を「うるさい」と言う人がいると聞いた。見回りをして下さっていると安心感があり、うるさいとは感じないと思うのだが…悲しい。(村上記者)
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信州みのわ山野草クラブ第6回展示会28日まで
山野草愛好者でつくる信州みのわ山野草クラブ(23人、白鳥征男会長)の第6回山野草展示会が27日、箕輪町木下の木下公民館で始まった。寄せ植えなど約200点が並び、次々と訪れる山野草ファンが関心を寄せている。
毎月の定例会で寄せ植えを主体に勉強しているため、会員それぞれが趣向を凝らして植え込み育ててきた寄せ植え作品が多い。例年より展示会時期が2週間遅れのため花ものは少ないが、アツモリソウ、ウツギ、コマクサ、ウマノスズクサ、エビネ、テンナンショウ、箱根サンショウバラ、ヤブレガサ、斑入り植物などがある。
毎回約250点を展示してきたが、ゆとりをもたせた展示でじっくり鑑賞してほしいと今回は200点に絞った。石や流木に植えたり、棚に小さい鉢を並べたりと見せ方にも工夫を凝らしている。
クラブは今年から、地元木下区のカタクリ自生地保護に協力しているため、山野草への関心がより高まり、今回の展示は一層力が入っているという。白鳥会長は「寄せ植え技術の研さんを積み、会員それぞれが植物を選び寄せ合って表現しているのを見て楽しんでほしい」と話している。
展示は28日まで。先着40人に苗をプレゼント。ラッキーナンバーでのプレゼントもある。会員が持ち寄る余剰苗も販売する。午前9時縲恁゚後4時。 -
箕輪町交通安全推進協議会
箕輪町交通安全推進協議会(会長・平沢豊満町長)は24日夜、06年度会議を町役場で開き、事業計画案、予算案などを承認した。伊那警察署交通課長の講話も聞いた。
事業計画は、4月に春の全国交通安全運動街頭運動、人波作戦を実施。7月下旬は夏の交通安全やまびこ運動で人波作戦、9月下旬は秋の全国交通安全運動で街頭啓発と人波作戦、10縲・1月に研修会、12月中旬に年末の交通安全運動で街頭啓発・人波作戦・夜間パトロール、1月に交通安全祈願新年懇親会(町交通安全協会と共催)。予算総額は70万6千円。
05年度町内の交通事故発生状況は132件。04年度に比べ12件減少した。05年10月20日に死亡事故ゼロ500日を達成し、現在も死亡事故は発生していない。
平沢会長は、「死亡事故ゼロの記録が伸びている。事故のないよう最大限、取り組みをお願いしたい」とあいさつした。 -
箕輪町文化財保護審議会
箕輪町文化財保護審議会(蟹沢廣美会長)は25日、06年度第1回会議を町文化センターで開き、事業計画などを協議した。
06年度は、下古田地区の白山神社社叢を再調査する。96年に町の天然記念物に指定され、10年経過したことから、社叢の現状を再調査し今後の保護の指針にする。
調査は信州大学農学部(森林科学科・伊藤精晤教授)に委託し、町教育委員会が協力する。地図や踏査による指定範囲の確定、植生を調査しゾーンニングによる全体図作成、聞き取りや文献調査などによる神社と集落生活との関連性調査、境内の樹木の全数と特に保存すべき樹木の選定、相関植生調査を基に特に重要なエリアについて精密な植生を調べる標準地調査などをする。報告書の原稿作成までを信大に委託し、町が3月末に刊行予定。
調査予算は37万6200円)。
このほかの事業は、県や町指定史跡の草刈りなどの整備、町指定文化財パトロール、文化財保護強調週間の取り組みなど。県指定史跡「福与城跡」の横穴埋め戻し工事も予定する。
町議会3月議会の一般質問で町文化財指定保護について質問があった木下区有林(ブナ林)については、地元木下で「ブナを愛する会」(柴朋美会長)が4月下旬に組織され、町にブナ林調査の支援、協力願いが出ていることもあり今回、審議会で協議。地形的には水源涵(かん)養保安林になっていること、ブナ林の説明などがあり、まず審議会で現地視察をした後に検討することを決めた。 -
箕輪町公民館の生涯学習4講座の合同開講式
箕輪町公民館の生涯学習講座「ふきはら大学」「ふきはら大学院
」「あざみ学級」「ふれあい学級」の合同開講式が23日、町文化センターであった。4講座を受講した計72人の新入生それぞれが、学習のスタートを切った。
開講式で柴登巳夫同公民館長は「学ぼうとする気持ちを持ち続けて努力してほしい。学習の中で多くの仲間との気持ちの通じ合いを深めて」と式辞を述べた。
受講生代表のふきはら大学院新入生、花沢千恵子さん(63)=松島春日町=は「これからの私たちは、特に意欲と緊張感が必要となるが、先輩、指導員の方々と楽しく勉強していけることを期待したい」とあいさつした。
開講式の前には、箕輪町芸術文化協会の藤田隆美会長が「ことば縲怺ト事の魅力に惹かれて縲怐vと題して記念講演をした。
4講座では文学、健康、音楽、歴史などの生涯学習のメニューを受講生が自ら決め、趣味の世界や友情の輪を広げていく。 -
箕輪町で住宅全焼
25日午後11時5分ころ、箕輪町木下泉沢の農業中林清治さん(79)宅から出火。木造平屋建て一部2階建てトタン葺き住宅約170平方メートルを全焼し、午前零時2分に鎮火した。出火当時、中林さんと妻の2人が家にいたが避難して無事だった。原因は捜査中。
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ほどよい運動で健康増進
箕輪町教育委員会主催の「健康貯筋体操教室」が24日、町民体育館で始まった。
生活習慣病予防に効果的な運動を通して健康増進を図るとともに、参加者の親ぼくを深めて、仲間づくりをする。毎年恒例の教室で、続けて受講する人も多い。
講師は、健康運動指導士の宮沢繁美さん=松川町。8月末までの全12回あり、ウォーキングや自分の体重を使った軽い筋力トレーニング、セルフマッサージ、ストレッチなどに取り組む。
初回は約20人が参加。宮沢さんは健康貯筋について「運動をすることで健康を貯めていくイメージ」と説明し、「運動を続ける楽しみも感じてもらいたい」と呼びかけた。
参加者たちは正しいウォーキングから挑戦。▽顔を起こす▽遠くを見る▽背筋を伸ばす▽つま先を前に向ける竏窒ネどと指導を受け、姿勢や足の運びに注意して管内を歩き、心地よい汗を流した。
教室は随時参加を受け付けている。希望者は生涯学習課(TEL70・6602)へ。 -
箕輪町食生活改善推進協議会総会
箕輪町食生活改善推進協議会は24日、06年度総会を町保健センターで開き、事業計画、予算案などを承認した。
事業計画は県食生活改善推進大会、研修視察、食と健康を考えるつどいパート21。地域での日常活動は伝達講習会、ファミリークッキング、ヘルスサポーター21、ボランティア(ふれあい広場、離乳食教室など)、保健センター栄養指導室の清掃。予算総額は8万4423円。
原美代子会長は、「家族をはじめ自分、すべての人、物に感謝し、明るく楽しく元気に活動しよう」とあいさつした。 -
箕輪町図書館の「紙しばい読み方講座」始まる
箕輪町図書館(平井克則館長)の事業「紙しばい読み方講座」がこのほど、同図書館であり、伊那朗読の会会長の小林豊子さんの指導で、町内に住む読み聞かせに興味のある10人が学習を始めた。講座は全2回で、28日にもある。
小学校などで読み聞かせボランティア活動などをする人たちに、学習の場を提供する目的で昨年から始まった講座。絵本と紙芝居を読む時の違いを学んだり、互いに読み、聞き合いながら学習していく。
初日は実際に紙芝居を受講生らが読んで、小林さんが批評したりした。題材はヒヨコと母親鳥との関係を描いた作品で、それぞれが声の強弱や速さ、間の取り方などを工夫し、思い思いに音読した。
小林さんは「どういう意図で書かれているかを理解し、それに相応しい読み方で」と助言した。
6月18日からは朗読講座が、小林豊子さんの指導で始まる。8月20日までの全3回の講座。申し込み期間は6月2日まで。問い合わせは箕輪町図書館(TEL79・6950)へ。 -
箕輪町文化センター付属劇団「歩」 公演に向け練習
箕輪町文化センター付属の劇団「歩」は23日夜、6月の第3回定期公演に向け、舞台けいこを始めた。今までの中で上演時間が最も長い2時間の作品に挑戦。それぞれ学業や仕事に従事する団員らは、公演前日までの連夜に及ぶけいこに熱中している。
02年の結成以来、上演してきた作品は03年「夕鶴」、05年「銀河鉄道と夜」で、それぞれが1時間ほどの劇。今回は長めにやりたいと、15本ほどの作品を読み合わせた中、「おもしろ」と団員らの意見が一致した喜劇「パレード旅団」(鴻上尚史作)を披露する。
作品は、いじめにさらされている少年らと、崩壊にさらされている家庭の2つの世界が、交差していくあらすじ。演出家の飯島岱さん(62)=箕輪町上古田=は「一人2役を演じる役者らが、同時進行するこのドタバタ劇をどのように演じきるかをご覧ください」と魅力を語る。
団員数は結成から参加している高校生や社会人のほか、新入団員など上伊那の12人。
旗上げ当初から出演している高校1年の堀口沙耶さん(16)=箕輪町=、高校3年の浦野美樹さん(18)=同町=はいずれもテスト、受験勉強の合間をみての練習。堀口さんは「中学1年生からやってきた成長した演技を見せたい」と意気込んでいる。
伊那西高校で演劇部に所属していた倉田恵理さん(18)=辰野町=は、卒業後の今年、憧れの「歩」に入団。「初作品になる公演を思い出になるよう頑張りたい」と練習に一番乗りし、けいこに励んでいる。
第3回定期公演は6月3、4日の2日間、箕輪町文化センターである。入場料は大人千円、高校生以下500円。開演は3日が午後7時(開場6時30分)、4日が午後4時(開場3時30分)。問い合わせは、同文化センター(TEL70・6601)へ。 -
箕輪町女性団体連絡協議会総会
箕輪町女性団体連絡協議会(釜屋美春会長)の総会が22日夜、松島コミュニティーセンターであり、06年度事業計画や予算などの5議案を原案通り可決、承認した。
佐々木清子前会長が「私たち女性が学び、進歩向上を目指し、取り組んでいかねばならないことを信じている」とあいさつ。釜屋会長は「これからの社会が抱える問題に対し、女団連のネットワークを活用し、取り組んでいきたい」と呼びかけた。
本年は町長から町政に対する考えを聞くための模擬議会(8月24日)を、約15年振りに実施することを決議。そのほかの事業計画は「男女共同参画フェスティバル」(6月25日)、「人権・男女共同参画のつどい」(11月26日)竏窒ネどとした。 -
買い物にマイバック持参しよう
箕輪町消費者の会(唐沢順子会長、52人)は20日、町内の大型店など3店舗でマイバックキャンペーンを実施し、買い物客に対してマイバック持参の必要性を訴えた。
キャンペーンは5年以上続けていて、年2、3回、町内の大型店の協力を得て店頭で、買い物時のマイバック持参を呼びかけている。
この日は会員をはじめ、町女性団体連絡協議会のメンバーも協力し、合わせて10人が参加。例年通りジャスコと西友に加え、今回初めてJA上伊那箕輪町支所でも取り組んだ。
会員らは店頭に、「進めよう!ごみ減量 お買い物には買い物袋マイバッグを持参しましょう」と印刷されたのぼり旗を立て、ごみの減量、地球温暖化防止、資源保護といったマイバック持参の効果を記したチラシを配布して啓発。ジャスコと西友では用意した手持ち型やリュックサック型など、数種類のバックも販売した。
毎年販売しているバックは昨年度、過去最高の100個以上を売り上げたが「なかなか買い物袋を持参してくれる人は少なく、まだまだ関心は薄い」と唐沢会長。「活動が実るように、今後も活発的にPRしていきたい」と話していた。 -
箕輪西小6年生22人を「セーフティーリーダー」に委嘱
伊那署は22日、健全育成活動を推進して子どもの規範、防犯意識の向上を図る施策「わが家のセーフティーリーダー」に、箕輪西小学校の6年生22人を委嘱した。
証明書が入ったネックストラップなどを一人ひとりが受け取ると、児童代表の林結花児童会長が「箕輪西小の最高学年として、登下校や学校活動では、1年生から5年生の友達をまとめ、楽しい学校生活づくりになるよう取り組む」と誓った。
小嶋惣逸署長は「世の中には自分たちの都合だけで悪いことをする人がいる。地域の人たちが皆さんの安全のために頑張っているが、自分たちで考えて行動することも必要。一年間の活躍を期待しています」と話した。
地域の非行、防犯活動などへの参加を促すため、01年度から毎年ごと、管内の小学校を指名している。これまでの学校は、通学路の危険箇所の確認、「こどもを守る安心の家」への訪問、家族や下級生に対する防犯などの啓発活動竏窒ネどをしている。
伊那署管内で本年あった声かけ事案は、4月17までに伊那市内で6件。前年は伊那市16、箕輪町7、南箕輪村3、高遠町1の合計27件で、特に下校時の午後3時から5時の間、全体の約6割が発生している。
箕輪西小のほか、6月中旬に伊那市の手良小学校も委嘱する。 -
箕輪で県硬式空手道選手権大会
第22回県硬式空手道選手権大会が21日、箕輪町民体育館であった。防具を着けて戦う「組手の部」などに、県内から園児から一般までの約150人が参加し、熱戦を繰り広げた。県硬式空手道連盟の主催。
試合は型、組手、団体の3部門。それぞれ幼年、小学生、中学生などのクラス、男女ごとに分かれて戦った。型の部に出場した小学生らは「やあー」などと気合の入った掛け声を発して、自分の得意な型を披露した。
結果は次の通り(カッコ内は支部名、上伊那関係者分)。
【型の部】▼小学1年男子 (3)鈴木太智(箕輪)▼小学2年男子 敢闘賞=芦澤浩志(箕輪)▼小学5年男子 敢闘賞=清水涼太(箕輪)▼小学6年男子 (2)上島翔真(箕輪)(3)埋橋直也(南箕輪)▼中学2・3年男子 (3)山岸亮(南箕輪)
【組手の部】▼小学2年男子 (2)芦澤浩志(箕輪)(3)加藤雄飛(南箕輪)▼小学5年男子 (3)伊東望(南箕輪)▼小学6年男子 (3)宮原彰太▼中学1年男子 (3)久保田航(南箕輪)▼中学2・3年男子 (2)久保田祐樹(南箕輪)(3)小口真人(南箕輪)▼小学校高学年女子 (1)原裕紀(南箕輪)
【団体の部】▼小学生低学年 (3)箕輪・大森聡太、鈴木太智、芦澤浩志