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新エネルギー講演会に500人
箕輪町などが主催する新エネルギー講演会が10日、町文化センターであった。町民ら約500人が集まり、淑徳大学教授北野大さんの講演を聞いた。
演題は「マー兄ちゃんの環境にやさしい新エネルギーのはなし」。
北野さんは「日本のエネルギー自給率は4%で、エネルギーの半分が石油。ほぼ輸入に頼っている」現状を説明し、日本での温暖化はエネルギー問題とした。
期待したい新エネルギーとして太陽光、風力、バイオマスを挙げ、バイオマスは木を植えれば再生可能、二酸化炭素が固定されるなどの利点から、箕輪町に向いているのではないかと勧めた。
また「みんなのものは、自分のものでもある」という考えを持つことで、電気を消すなど「もったいない」意識が省エネにつながると促した。
笑いを交えた講演で、観客を引き込んだ。
役場駐車場では、電気自動車の試乗会を開催。参加者は「思ったより、スピードが出る」と感想を話した。
町は04年度、地球温暖化などの地球環境問題に対応するため、地域新エネルギービジョンを策定。講演会は地球環境問題に理解する機会にと町発足50周年記念事業、まなびピア箕輪2005の一環として開いた。 -
箕輪町町勢要覧05発行
箕輪町は、「町勢要覧2005」を発行した。
項目は▽地勢▽自然▽人口▽産業▽福祉・保健▽生活環境▽交通・防災▽教育・文化▽行財政-。
表紙は、今年1月1日の町発足50周年記念日カウントダウンイベントから、みのわ手筒会が雪上で手筒花火を打ち上げたときの写真を掲載した。
学校や区、近隣市町村など関係機関に配った。希望者には役場総務課窓口で配る。
A4判、16ページ。2千部作成。 -
信州みのわ山野草クラブ展示会
信州みのわ山野草クラブ(白鳥征男会長)は9、10日、第5回秋の山野草展示会を箕輪町の木下公民館で開いている。会員23人が大事に育ててきた作品の中から秋を題材にしたものや斑(ふ)入り植物を中心に約250点を展示。愛好家や近隣住民らが関心を寄せ、じっくりと鑑賞している。
秋の展示会は昨年に続き2回目。寄せ植え、石付け、流木植え、コケダマ作品など、月1回の例会で勉強してきた作品を主に、野菊などの菊類やススキ、ホトトギス、ダイモンジソウ、シャジン、フジバカマ、リンドウなどのほか、葉が赤く紅葉し始めたハゼ、実を付けたウメモドキなど秋らしい植物が美しく並んでいる。
クラブ活動の一つ、自生地見学会で今年6月に訪れた北海道礼文島の写真展「花の浮島礼文島の旅」もある。「レブンアツモリソウの大群落など、きれいな花を皆さんに報告したい」と、初めて展示会と写真展を併せて開いた。
礼文島で、地元の神崎小学校で運動会準備のために刈っていたダルマソウをもらったことからお礼にナシやリンゴを学校に送り、学校から礼状が届くなど交流も生まれた。会場には学校の礼状も展示している。
時間は午前9時-午後4時。会員が持ち寄る余剰苗も即売する。 -
作業療法士
箕輪町三日町
中村賢二さん(37)03年7月、青年海外協力隊で作業療法士としてパキスタンに渡った。国立の身体障害者総合病院リハビリ部門強化のための作業療法部門新設と患者の治療のため、パキスタンへの初の作業療法士派遣だった。
「思っているほど危険な国ではない。とても穏やかで人との距離が近い。日本よりよっぽど温かいつきあいをしている」と印象を語るパキスタンでの2年2カ月の任務を終え、9月中旬、帰国した。
日本福祉大在学中、「ソーシャルワーカーより、直接患者と接するセラピストのほうが向いている」と感じ、国立療養所箱根病院付属リハビリテーション学院に入学。作業療法士の資格を取得した。
駒ヶ根市にある昭和伊南総合病院のリハビリテーション科充実のため作業療法部門立上げにかかわり、6年勤めて退職。「作業療法は何ができるか、視野を広めたい」と青年海外協力隊に志願した。
パキスタンは10人に1人が障害者。「どうかかわったらいいか、考えさせられた」。国家予算も支援もなく、自助グループをNGOで立ち上げ、頑張り始めたところだという。
病院に通ってくるのは全体のわずか1%。「まず1%でも作業療法の必要性をアピールしないといけない」。作業療法の分野は、精神・発達・身体・加齢の障害。パキスタンでは発達障害、身体障害の治療が主で、道具も部屋もない環境下で、子どもと脳卒中の患者の訓練から始まった。
手が不自由な子に自助具を着け食事ができるようにするため、部屋の片隅に金づち、のこぎりなどを用意してもらい、自助具を作った。1年間は道具を作ってアピールし、使い方を教え、訓練することに時間を費やした。
パキスタンの人は「新しいもの好き」。見たことがないことをやってもらえるとうれしく、治療効果の説明も新鮮。「丁寧にみてくれる-と、すぐに受け入れてくれる患者が多かった」という。
最初は会話にも苦労したが、話せないときはイラストを使い、「絵が描ける人が来た」と評判を呼んだ。
2年目は、作業療法のプレゼンテーションをし、NGOとも関係をもった。作業療法室がないため部屋の準備もした。
「それが大変。日本人皆が几帳面に感じるくらい、向こうの人はおおざっぱ。物事は『ノープロブレム』で、できるまで半年、1年はかかる」。急かすことが日課だった。「ぼくが帰るから早く作って-と言っていることが、帰国1カ月半くらい前にようやく実感したみたい。時間の流れの感じ方が違う」
結局、部屋準備のため滞在を2カ月延期。帰国当日も、「クーラーの取り付けで部屋はめちゃくちゃ。掃除で大変だった」。苦労もあったが、帰国後してみると、イスラム教の1日5回の祈りの合図が聞こえないのがさみしく感じるという。
「すごくいい経験になった。自分の背景と違う人、社会の中にいるといろんな発見があった。外から来た人は大事にするということがイスラムにあって、すごく大事にしてもらい、学ぶところも多かった。経験を今後に生かし、作業療法にかかわっていきたい」 -
生涯学習フェスティバルまなびピア箕輪2005開幕
箕輪町発足50周年記念事業「生涯学習フェスティバルまなびピア箕輪2005」が8日、開幕した。町文化センターでの生涯学習町民のつどい「県民コンサートインみのわ」に約300人が訪れ、演奏を楽しんだ。
6年目を迎えた今年は、11月12日までの間に10の催しを計画。展示・音楽・芸能の広場は「みのわ町民文化祭」の名を復活させた。
開幕式で平沢豊満町長は、「町発足50周年の年。1カ月半、生涯学習フェスティバルで町中が盛りあがるようよろしくお願いする」とし、開幕を宣言。生涯学習推進本部の小林通昭部長は、「74ある文化関係のサークルが流派や社中を越えて、同じ町に住むものとして交流してほしい」とあいさつした。
生涯学習町民のつどい「県民コンサートインみのわ」は、松本交響楽団がグノー「ファウスト」バレエ音楽、ブラームス「交響曲第1番ハ短調」、「信濃の国」を演奏。発足から55年という歴史ある楽団で、現在80余人の団員で構成。重厚な響きで観客を魅了した。
10日は午後2時から、新エネルギー講演会「もったいないは地球を救う」が文化センターである。講師は淑徳大学教授の北野大さん。同時開催イベントは電気自動車試乗、モーニング娘。のビデオ上映など。
今後の催しは◆10月▼わくわくひろば(1)おはなしの部屋16日(2)ぽこ・あ・ぽこミュージカル「メッセージ」23日▼特別展「箕輪町ができた頃」29日縲・1月27日◆11月▼図書館まつり1-6日▼みのわ町民文化祭・展示の広場4-6日・音楽の広場5日・芸能の広場5日▼マナビィランド5日▼男女共同参画・人権講演会12日▼ピアノコンサート「スタインウエイを奏でる時間」13日-。 -
箕輪町商工会会費審議会
商工会長が白紙諮問箕輪町商工会は7日、「適正な会費の徴収」を目指し、第1回会費審議会を商工会館で開いた。小林紀玄会長が委員14人を委嘱し、会費について「白紙諮問」した。
小林会長は、「会費については平成になってから何度か検討したが、具体的にならなかった」とし、「審議会に白紙諮問し、今後の運営と将来のあるべき姿を審議いただく。会員の信頼と協力を得るため、適正な会費の徴収を06年度の会費にぜひ反映できるようお願いする」と話した。
審議会は商工会員12人、知識経験者2人で構成。審議会長は有賀文男さん(ニチノウ食品)、職務代理者は北原明さん(江戸銀)。諮問に応じて▽予算に占める会費の適性化▽会費基準の適正化▽会費算定基礎の適正化-などを審議する。任期は2年。
会費についてはこれまで、95年度に「商工会チャレンジ21行動計画書」第1期(96-98年度)で会費賦課基準の見直しを決め、検討と実施を98年度とし、98年に会費賦課基準見直し委員会を組織。基準表のランクを改正し99年4月から適用とする検討結果を報告しているが、ランクを細分化して調整処理に留まっているという。
04年4月の理事会で見直しの話があり、5月に研究の委員会を設立。必要に応じて会長が審議会を設けるとし、今回設置した。
この日は、商工会の現状と会費について説明を受けた。「会費についてはきちっと説明がつくほうがいい」との意見もあり、今後実態を見ながら検討を重ねる。 -
箕輪町松島保育園年長児がお年寄りと交流
箕輪町の松島保育園年長児は7日、いきいきセンターを訪れ、町内の65歳以上を対象にした「いきいき塾」の利用者と踊りやゲームで楽しく交流した。
松島保育園は毎年、いきいき塾を訪問している。今年の交流1回目で、年長3クラスのうち、ぱんだ組の20人が訪れた。
利用者15人の前で大きな声であいさつした園児は、運動会で踊った「グッド・デイ」というリズム体操を元気いっぱいに披露。利用者と園児が交互に並び、「手のひらを太陽に」の歌に合わせて互いの肩をたたいたり、手をつなぐ遊びにも歓声を上げて熱中した。
「手ぬぐい送りゲーム」は、4つのグループに分かれ、首にかけた手ぬぐいを縛り、手を1回ポンとたたたいたら手ぬぐいをほどいて次の人に渡し、速さを競うゲーム。利用者は、まだ上手に縛ることができない園児の手助けをしたり、園児が利用者の首に手ぬぐいを縛ってあげる姿もあり、和気あいあいと楽しんだ。 -
箕輪町介護施設ゆとり荘見直し検討結果報告
箕輪町介護施設ゆとり荘見直し検討委員会の星野和美委員長らは6日、ゆとり荘で実施している通所介護(デイサービス)事業は継続、現在4床で運営する短期生活介護(ショートステイ)事業は「06年3月31日をもって廃止してもやむを得ない」とする検討結果を町社会福祉協議会の平沢豊満会長に報告した。平沢会長は、「結果を尊重して前向きに検討したい」とし、今後町社協で検討する。
05年の介護保険制度の見直し、町内における民間企業の参入などによる影響を考え、ゆとり荘の事業を根本的に見直し、今後の事業展開を検討するため7月末に委員会を設置。町社協理事や評議員、一般公募の11人を委員に委嘱し、3回の会議で検討を重ねた。
継続運営とするデイサービス事業は、改正介護保険の取り入れ可能な制度を生かした経営を求めた。ショートステイ事業の廃止理由は▽町内のショートステイは現在みのわ園16床だが、民間企業参入で06年4月から町全体で71床に増床し「ニーズに十分対応できる」▽緊急避難的、先駆的役割だったゆとり荘の4床は「その使命を果たし終えた」-。
ゆとり荘は92年4月、高齢者福祉施設として開所。00年から介護保険制度施行に伴いデイサービス事業とショートステイ事業をしている。 -
箕輪町発足50周年で歴代町長写真額、議長名札額を作製
町発足50周年の箕輪町は、記念事業の一環で、歴代町長の写真額と歴代議長の名札額を初めて作製した。5日、歴代町長や議長、親族に披露した。
歴代町長写真額は縦57センチ・横47センチ。初代から5代・前町長の写真を収め、応接室の壁に掲示。歴代議会議長名札額は縦70センチ・横100センチ。漆塗りの額に26枚の名札があり、金で17人の名前を書き、議長室に掲示している。 -
富田神社で例大祭
箕輪町富田の富田神社例大祭がこのほど、境内などであった。区民らが、富田経営者の会(白鳥和夫会長)によるそば、きのこ汁の出店、パソコンゲームコーナーなどの多彩な催しを楽しんだ。
経営者友の会は、地域活性化事業の一環として、区民の親ぼくや子供たちの良き思い出作りを目的に自主参加。4年目の今年は、カラオケ大会などの新企画を盛り込み、魅力ある祭りづくりを目指した。
生花や、玩具を販売する出店、テニスボールを的に当てるゲームコーナーなどを設置したり、踊りをたしなんでいる会員が扇子や鈴を手に踊る「奉納の舞」を披露した。
また、同地区の小学生でつくる「子供みこし」は2基が出動。区内を練り歩き、にぎわいを見せた。 -
箕輪町が「わが家の防災チェックブック」作成
箕輪町は、家庭で取り組む防災対策などをまとめた「わが家の防災チェックブック」(箕輪町避難所マップ付)を作成した。
インデックス式で、項目は▽家庭で防災について話し合おう▽非常時持出品・備蓄品を準備しよう▽地震対策(1)-(4)▽風水害対策(1)(2)▽火災対策▽地域防災▽心肺そ生法・緊急時の連絡ガイド-。
地震対策は、家の内外の安全対策や行動パターン、東海地震への備えなど。地震発生直後の行動は、外出時や旅行先でも役立つよう繁華街、地下街、電車の中、海岸などさまざまな場所での対策を示している。
無理のない範囲で少しずつ対策に取り組めるよう、家族で話し合った項目や取り組んだ項目などに印をつけるチェック式。オールカラーでイラストを多く使い、見やすくした。
箕輪町避難所マップは、避難地、避難所を地図上に色分けして示したほか、▽地震動の分布▽地表加速度分布▽液状化▽浸水想定区域図-も載せている。
町は、「定期的に見てもらい、家族で話し合うなど自主防災、地域防災に役立ててほしい」と話している。
A4判、24ページ。1万1千部作成。10月の町の広報と一緒に配布した。手元に届いていない住民は総務課へ。 -
廃食用油回収試行へ箕輪町がBDF事業説明会
箕輪町は4日夜、06年4月導入を目指す「協働による廃食用油リサイクル推進事業」の説明会を役場で開いた。16日からの廃食用油回収の試行に向け、衛生班長や分別収集指導員らを対象に事業内容や回収システムなどを示した。
地区ごと計5回開く説明会の第1回。今回は9地区から47人が参加した。
町内の各家庭から廃食用油を収集・回収し、町共同作業の家でバイオディーゼル燃料(BDF)を精製。BDFを町が購入し、町内巡回みのちゃんバスに使用する地球環境にやさしいリサイクル事業。
回収システム案は、廃食用油を各家庭でペットボトルなどに保管し、指定する回収日に回収場所にあるポリタンクに移し替え、ペットボトルは持ち帰る。回収できる油はサラダ油など植物性油のみ。回収場所は、各地区の資源(缶・びん・ペットボトル)収集ステーション38カ所。月1回の資源回収日に一緒に回収。時間は午前8時-9時半。
試験的な回収は10・11月と来年1月の2回。第1回は10月16、23日、11月6、13日の各地区の資源収集日。回収場所にはポリタンク、じょうご、手袋、吸着マット、コンテナを用意する。回収した廃食用油は11月中旬に精製予定。
町は、「資源回収に加え作業が増えるが、ご理解いただきたい」と協力を求めた。参加者からは、「回収日に大勢の人が来た場合に備え、じょうごの数を増やしてほしい」などの意見があった。 -
ゆとり荘でボランティアがマジック披露
箕輪町三日町のデイサービスセンターゆとり荘で29日、ボランティアがマジックを披露した。利用者は奇術と話術に感嘆の声や笑い声を上げながら拍手を送り、時間の経つのも忘れて楽しんだ。
町内の井内吉彦さんがマジックを披露。ハンカチを入れたマジックバッグの中から万国旗が出てきたり、「長寿の心得」が書いてある手ぬぐいが出てくると拍手喝さいだった。
コップに入れた水が一瞬にして無くなったり、3つの輪になっているロープが一つにつながったり、黄色の花がピンクに変わったり…。次々と目の前で繰り広げられるマジックに、利用者は手元をのぞき込んだり、「ほぉー」「ふーん」と感心していた。
マジックのアシスタントを務めた利用者は「弟子になるかね」と言って皆を笑わせた。
ゆとり荘には1週間、大正琴やパカパカ塾などボランティアが日替わりで訪れ、利用者を楽しませた。 -
高遠郵便局「振り込み詐欺」未然に防ぎ感謝状
「振り込め詐欺」を未然に防いだ高遠郵便局(高遠町西高遠)に対し、伊那警察署は3日、感謝状を授与した。同署を訪れた小林研二局長は「被害も高額になり、関係部署の中でも問題になっている。お年寄りには特に声かけなど、注意を呼びかけていきたい」と話した。
9月9日午後2時05分ころ、72歳の女性が窓口を訪れ、約50万円の定期預金を解約。女性がすぐに立ち去ろうとせず、落ち着きのない様子を見せていたので男性局員が不審に思い、事情を聞いたところ「東京の弁護士と名乗る男から電話があり、孫が酒を飲んだ際に女性に手を出し妊娠させた。350万円を振り込めば示談になる」とのことだった。
局員の説得により女性が孫に連絡をとり確認した結果、詐欺と判明し被害を未然に防いだ。
伊那署では4月以降、金融機関に対し「振りこめ詐欺」防止の感謝状を贈呈したのは6回目。
1月から6月までの管内の振り込め詐欺の発生状況は23件で昨年同期と比べ14件増、被害総額は約4600万円で3480万円増加した。振り込め詐欺のうちでも「融資保証金詐欺」が最も多い16件(前年同期比12件増)だった。 -
みのわ祭り実行委員会反省会
箕輪町発足50周年記念2005みのわ祭りの実行委員会反省会がこのほど、松島コミュニティセンターであり、各部会や区の反省事項を報告した。
50周年記念イベントの「東京よさこい」は▽盛りあがってよかった。町でも「よさこい」をやってはどうか▽全町民からすると少数しか見ていない。町民が楽しむ町民の祭りなので今後は必要ないのでは-、「手筒花火」は▽みのわ手筒会と庄内地区む筒会の共演で迫力があり、花火の構成にも工夫があり盛りあがった-などの意見があった。
今年作成した新しい振付の「ワクワクダンシングII」については、「多くの参加者が踊ってくれて、参加団体も増え、効果があったのでは」との意見だった。
区からは、▽自分たちが参加して盛り上げる祭りなので招致イベントはいらない▽みこしは電飾をほどこしてあるので暗くなってから、バイパスイベントの最後を飾るのがよいのでは▽行政主導ではなく民間主導の祭りを考えてはどうか-などの意見が多かった。 -
箕輪町消費者の会学習会で鍋帽子作り
箕輪町消費者の会(58人、唐沢順子会長)は29日、箕輪中部小学校の家庭科室での学習会で、家庭に眠っている布を利用して省エネに役立つ保温力抜群の鍋帽子づくりをした。
会員だけでなく一般も対象にした年1回の学習会で、25人が参加した。
鍋帽子は、鍋で煮物などをして味をしみ込ませたいときや、遅く帰ってきた人に温かい料理をすぐに出したいときなどに、ガスで温め直さなくても鍋帽子をかぶせておくと熱々の状態で食べられるというもの。「家庭にある布をリサイクルし、ガスを使う時間を減らすことで省エネにもなる」と紹介した。
事前に1度講習した役員が、学習会で講師役になって参加者に教えた。ウールや木綿の布を使い、鍋をのせる丸い鍋座布団を作り、続いて鍋にかぶせる帽子をドーム型に縫った表布と裏布の間にポリエステル綿を縫い込んで作った。
一般の参加者は、「自分ではなかなかできない。ちょうどいい機会で作ることができてよかった。さっそく家で使う」と話した。 -
箕輪陶芸研究会第13回陶芸展
箕輪陶芸研究会(28人、木下三喜男会長)の第13回陶芸展は1、2日、箕輪町の松島コミュニティセンターであった。会員の作品約100点が並び、来場者は1点1点足を止め、じっくりと鑑賞していた。
1人3点を出品。つぼ、花器、皿、茶わん、鉢、ランプなど部屋に飾るものから実用品まで秀作、力作が並んだ。
会員は個々に作品づくりに励み、月2、3回、釜焼きのときに顔を合わせて研究し合う。研修旅行で県内はもとより国内各地の陶芸の町や窯元も訪ねて学ぶ。会員の3分の1は陶芸歴3年くらいだが、「経験の長い人とほとんど肩を並べるくらいにレベルアップし、全体に技術が上がっている」という。
昨年同様、会員作品のチャリティー販売もあった。昨年は収益金を伊那市富県のたかずやの里と箕輪町社会福祉協議会に寄付した。今年も社会福祉のため福祉施設などに送る予定。 -
箕輪町発足50周年記念事業 NHK番組公開録画楽しく
箕輪町発足50周年記念の一環事業として、NHKテレビの番組「福祉ネットワーク・公開すこやか長寿」の公開録画が2日、町文化センターであった(町、NHK長野放送局など主催)。町内を中心に約400人が観覧した。箕輪町でのNHK公開録画は20年前の「のど自慢」以来2回目。
「福祉ネットワーク・公開すこやか長寿」は月に1度、全国各地の高齢者や、その家族を対象に、健康方法などを紹介する番組。今回は日本健康太極拳協会監事の楊慧(ようけい)さんが太極拳の基本や魅力などを紹介した。また、タレントのヨネスケさんの「健康長寿は食卓と笑いから」と題した講演会もあった。
楊慧さんは、太極拳のコツを説明し、壇上にいるヨネスケさんや町長寿クラブのメンバー6人、観覧者と一緒に数種類の・ス型・スを実践=写真。ヨネスケさんは「皆でやっているときれいなものですね。一種の催眠状態みたい」などと冗談を言っては会場を盛り上げた。
公開録画の放送予定はNHK教育テレビ(全国放送)で11月24日午後8時窶・時29分、再放送は12月1日午後1時20分窶・時49分。 -
箕輪町商工会と箕輪町が企業訪問
箕輪町商工会と箕輪町は3日、商工業の振興策を研究するため、両者で初めて町内の12企業を訪問し業況や課題、経営革新の取り組み、要望などを聞き取った。今後、課題や要望などを検討するとともに、他企業も訪問し、より踏み込んだ専門的な形で同様の事業を展開していく。
町内企業の現場を訪れ、地域企業が抱える課題などを経営者から直接聞くため、町理事者、商工会役員、町アドバイザー、担当職員15人が4班に分かれ、商業・工業・建設業の3企業ずつ訪問した。
平沢豊満町長、小林一雄商工会副会長らは赤羽鉄工、長野ドライルーブ、染と織京屋を訪問。染と織京屋では▽売ることよりも仕入れに気を遣い、京屋らしさ、個性をもたせた品をそろえる▽顧客名簿を大事に信頼関係で顧客をつなぐ-などの経営手法を聞いた。
報告と意見交換では、▽取引先からISOの取得を要請されているがどうしたらいいか▽どうやって加工のコストを下げるか-など各企業の課題を報告。要望は▽1社では買えない高額の測定機を購入してほしい▽自社の特徴を一般にアピールしたい▽商業はイベントなどで町に人があふれることが商売につながる-などだった。
参加者は、同じ町内にあっても初めて訪れた企業もあり、関心を寄せていた。平沢町長は、「前向きに大変努力し、工夫と熱意で頑張っている実態がわかった。町全体をどう活性化するか、きたんのないご意見をいただきたい」と話した。 -
箕輪町で独り暮らしの方のためのお手軽クッキング
箕輪町と町社会福祉協議会は29日、「独り暮らしの方のためのお手軽クッキング」を保健センターで開いた。参加者25人は和気あいあいと手際良く調理し、会話も楽しみながら昼食を共にした。
メニューは、れんこんだんご、3色ナムル、キノコのミルクスープ、ひじきごはんの4品。レンコンをたたいてつぶしたり、シメジやシイタケをいためたり、グループに分かれ協力しあって調理した。
参加した女性は、「独りだから料理を失敗しても怒る人もいないけど、上手くできてもほめてくれる人もいない。皆でやると楽しい」と話していた。
町食生活改善推進協議会による食についての話では、健康を維持して長生きするための献立を考え、▽加糖はすぐ脂肪に変わるため果物は控える▽たんぱく質(肉と魚)を献立に入れる▽便通を良くするため野菜を摂る-などとアドバイスした。
食事後は、ボランティアと一緒にレクリエーションもあり、皆で楽しく交流した。 -
交通安全運動 期間中の事故状況
伊那署交通課は1日、「秋の全国交通安全運動」(9月21日-30日)の期間中に発生した管内の交通事故状況をまとめた。人身事故は10件で前年比3(23%)減、傷者は12人で前年比4人(25%)減った。前年と同じく死者は出なかった。 事故内容は交差点事故が6件(前年比1件増)、高齢者による事故が3件(前年比同)、追突事故が2件(前年比2件減)などの順に多く、傷者の内訳は重傷(30日以上)が0人(前年比1人減)、軽傷が12人(前年比3人減)だった。 物件事故は75件(前年比18件増)で32%増えた。
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赤そば花祭り
箕輪町上古田区主催の「赤そば花祭り」が1日、上古田公民館であった。赤そばの花を見に訪れた観光客や地域の家族連れが、地元のそば打ち名人による手打ちそばをたん能した。
中箕輪そば組合(唐沢福一組合長)共催。毎年人気の手打ちそば販売は、地元産のそば粉で名人たちが心を込めて打ったそばを、大人も子どももおいしそうに口に運んだ。サービスで「サラダそば」もふるまわれ、「こういう食べ方もいいね」と好評だった。そば打ち体験も盛況で、名人に教わりながら練ったり、のばしたりの作業を楽しんでいた。
駐車場では、地元の人が育てた野菜や果物のほか、趣味で作ったびく、ざるなどの実用品なども販売し、人気を集めた。
祭りは2日まで。午前10時-午後3時。手打ちそば販売は700食限定(盛りそば300円)。そば打ち体験(500グラムを自分で打って持ち帰る)は1500円。 -
みのわ振興公社で防災訓練
みのわ振興公社は27日、有事に備えて、ながた荘、ながたの湯、ながた自然公園で防災訓練をした。火災を想定した利用客の避難誘導や箕輪消防署への通報訓練などに真剣に取り組んだ。
避難誘導訓練は各施設ごとにあり、ながた荘では夜の火災を想定。社員が交代にスタッフ役、客の役になり、火災報知器が鳴ったのを合図に火元を確認し、客室に行って「火事です」と叫びながらドアをたたき、部屋の鍵を開けて確認し、客を玄関の外に誘導した。
訓練の様子を見た箕輪消防署員は、「いかに安全にお客様を外に出すかを考えて」と話し、▽客室のドアをたたいて客を起こし廊下の奥まで行ったら、必ず一部屋ずつ確認して戻る▽廊下の隅などに客を集め、人数を調べてからゆっくり誘導する▽勝手に避難する人がいたら絶対に止めて一緒に階段を降りて避難する▽夜の火災は電気が切れるため、誘導灯や非常照明だけが目安なのでライトで誘導する-など指導した。
初期消火や消防署への通報の仕方も熱心に訓練した。 -
自家栽培の無農薬野菜をメニューに
みのわ振興公社が運営する「ながた荘」は、近くの畑で無農薬野菜を栽培している。収穫した野菜はメニューの一部として出し、宿泊客に好評だ。
野菜栽培は、宿泊客に新鮮な食材を提供し、喜んでもらおうと初めて取り組んだもの。
畑は、温泉スタンド南側の町有地約150平方メートル。砂地だったため、土づくりから始め、6月中旬に野菜の苗を植え付けた。夏野菜のキュウリ、トマト、坊ちゃんカボチャ、ナスなど8種類。ウドンコ病、害虫に加え、収穫時期をねらって鳥やイノシシの被害にも遭った。ネットを張るなどの対策で、出来は「上々」。
収穫した野菜は7月初旬から、野菜サラダやみそ汁の具、漬け物として提供。朝取りしたものを朝食に出すことを基本にしている。
宿泊客の8割が町外者で「おいしい」と喜ばれ「農産物を売ってほしい」と要望が出たほど。
栗原喜文営業企画部長は「量に限りがあるが、来年からもぎ取り体験を組みたい。また、ブルーベリーなど実ものも植えていきたい」と話した。
夏野菜に続き、ホウレンソウ、ゴボウ、野沢菜など秋野菜12種類も栽培している。 -
伊那消防組合が箕輪町十沢橋で集団災害救急救助訓練
伊那、辰野、箕輪、高遠消防署でつくる伊那消防組合は30日、恒例の集団災害救急救助訓練を箕輪町の十沢橋周辺で開いた。各署から85人が参加、救助工作車3台、救急車2台などが出動。各署が通常の出動体制では対処できない事案に対し、連携をとって救急・救助活動を実践した。
マイクロバスと乗用車2台の衝突事故が十沢橋上で発生し河川へ転落、要救助者25人の救助を必要とした想定で訓練した。
マイクロバスと乗用車1台は橋のすぐ下に転落していて、署員らがダミー車両の天井にエンジンカッターで穴を開け、工作車のクレーンを使って橋下から救助。あとの1台については、下流500メートルまで流されたとし、県消防防災航空隊のヘリコプターが捜索し、要救助者2人を助けた。
実際の災害に対応できるようここ数年は、署員らには訓練内容を事前に知らせず実施。署員らは緊迫した状況の中で、現場状態を確認しては指揮本部へ伝達し指示を受けるなど、迅速、正確な対応を取った。
同組合消防本部の早川正行消防長は「自分の知識、技術をいかんなく発揮するには、いかに率先し行動するかが重要。事前の打ち合わせのない訓練で珍プレー、好プレーがあったと思うが、各署で反省会を開き実際の災害に生かせるようにしてほしい」と訓辞した。 -
北陸信越運輸局長野運輸支局が不正改造車を取り締まり
国土交通省・北陸信越運輸局長野運輸支局は「秋の交通安全運動」(21窶・0日)に合わせ、県内3市町で不正改造車を取り締まる街頭検査を展開。27日、箕輪町沢の国道153号線バイパス沿いで同局の検査官、県自動車整備振興会伊那支部員など20人余が実施した=写真。
2時間の取り締まりで225台を検査し、灯火、バックミラーのひび割れなどの不良整備箇所13箇所、計10台を発見。いずれも軽微なものとして、口頭で指導した。
街頭検査は自動車所有者に対し、保守管理の徹底を指導するとともに、運転、助手席の着色フィルム装着車両、車高が基準を満たさない車両などの不正改造車を排除する目的。特に今年1月から規制した、大型トラックなどに装着する装飾板の排除を目指す。
参加者は、走行中の車両を停止させ、テールランプ、方向指示器が発光したときの色、廃棄ガスの排出量などを調べた。
関係者は「不正改造車は減ることはなく横ばい。タイヤのはみ出しは子どもを巻き込み、着色フィルムは外から運転者の行動が見えないなど、人に迷惑をかけている。今後も車社会のルールを守ってもらうよう呼びかけたい」と話している。 -
箕輪町防犯協会が防犯講習会
10月11日からの全国地域安全運動を前に箕輪町防犯協会は27日夜、犯罪を未然に防止するため防犯講習会を町役場で開いた。防犯指導員ら約140人が町の治安情勢や防犯活動を聞いたり、護身術を学び、防犯意識を高めた。
箕輪町警部交番の倉田千明所長が治安情勢を説明。04年度の町の刑法犯発生件数は10年前と比べ1・7倍。05年度8月末までの発生状況は、昨年度同期と比べ65件(25%)の減。犯罪は窃盗犯が最も多く約73%。窃盗手口は自動販売機ねらいや車上ねらいが多い。
被害防止活動として▽地域全体での安全な町づくり▽新聞やテレビのニュース、警察広報・交番広報紙など安全情報を大切にする▽施錠の徹底や施設・物品の管理徹底に取り組む▽登下校時の見守りで子どもの安全を確保する-などを挙げた。 -
「赤そばの里」観光客でにぎわい
箕輪町上古田金原地区の「赤そばの里」は、ピンク色のじゅうたんを敷き詰めたように一面に赤ソバ(高嶺ルビー)が咲き誇り、大型バスや自家用車で訪れる観光客でにぎわいをみせている。
中箕輪農事組合法人(唐沢福一組合長)が栽培する4・2ヘクタールの畑は、赤ソバのピンク色が日に日に濃さを増している。留美庵周辺と中原地区で育てている赤ソバも見ごろを迎え、「これから夜の気温が下がり、ますます色も濃さを増していく」という。
花は、10月の霜が降りるころ、例年10月中旬ころまで楽しめる。 -
箕輪町防犯協会が青色防犯パトロール出発式
箕輪町防犯協会(平沢豊満会長)は28日、安心・安全のまちづくりのため、町の公用車に青色回転灯を着けて町内を巡回する青色防犯パトロールを始めた。伊那警察署管内で初。役場駐車場での出発式後、4台が町内を巡回した。
青色防犯パトロールは、犯罪発生を抑止し住民の不安解消のため、警察だけでなく地域の自主防犯活動の活性化が重要となることから、犯罪に強い安全で安心な地域づくりに取り組む地域やボランティア団体を警察が支援。青色回転灯を活用して巡回し、一層の抑止効果をねらう。
登録車両12台。パトロール実施者12人。青色回転灯は4つある。必ず2人以上が乗車し、うち1人は実施者証所持者。車両に「防犯パトロール中」のステッカーと青色回転灯装備車の標章を着ける。不審者(車)を発見した場合は警察に通報する。
出発式は、町防犯協会員、役場職員、伊那警察署長や署員ら関係者が出席。平沢町長は「町の中が、すべての人が防犯に向かっている、心のすきがない体制になれば犯罪がなくなるのでは。町民の熱い願いを乗せて、安全安心のために町内を巡回してほしい」とあいさつした。
今後、週1回午後3-5時に学校周辺中心、月1回午後7-8時に自動販売機周辺を重点に町内全域を回る。
県内では、15団体で41台導入。上伊那では辰野町が取り組んでいる。 -
みのわ温泉ながたの湯入場者160万人達成
箕輪町長田の「みのわ温泉ながたの湯」は28日、入場者160万人を達成し、160万人目の利用客とその前後者に記念品を贈った。
98年12月14日のオープンから2217日目。160万人目は南箕輪村北殿の高橋勝美さん(62)。159万9999人目は茅野市の小野ノブ子さん(63)、160万1人目は箕輪町の川村勝枝さん(62)。160万人目にながた荘ペア宿泊券とアレンジ花、前後者にながたの湯利用券とアレンジ花を贈った。
160万人目の高橋さんは、ながたの湯を週1、2回利用している。「何が起こったかと思ってびっくりした。ながたの湯は泉質が良くて、つるつるしている気がする。これからも来たい」と話した。この日は、友達の川村さん(160万1人目)と一緒に訪れていた。
オープンから1日平均720人が利用。150万人達成は今年4月2日。半年間で10万人が訪れた。
みのわ振興公社の平沢豊満社長は、「広範囲から大勢の方にご利用いただき、ながたの湯を愛していただき、健康増進に役立っていることをうれしく思う。200万人、500万人を目指してがんばっていきたい」とあいさつした。