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箕輪町内で無病息災願う大文字
箕輪町北小河内の漆戸常会で五穀豊穣や無病息災を願う「大文字」建てが10日行われました。
大文字建ては朝8時から始まりました。
漆戸常会の大文字は、およそ260年前に天竜川が氾濫し水害が起きたことから始まったとされ、町の無形民俗文化財に指定されています。
長さおよそ10メートルの柱に色紙で作った花飾りを取り付けていきます。
毎年花飾りは住民が集まって作っていましたが、今年は新型コロナ感染防止のため材料を各戸に配布し制作したということです。
柱の先には太陽に見立てた赤い板が取り付けられました。
飾り付けが終わると一気に柱が建てられました。
大文字は17日に下ろされるということです。
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お筒粥の神事 世の中七分五厘
箕輪町木下の南宮神社で今年1年の農作物の出来や世相を占うお筒粥の神事が9日行われ、今年の世の中は七分五厘との結果がでました。
お筒粥は、1年の無事を祈願して行われる南宮神社の初祭りの占いの神事です。
午後5時に境内に用意された窯にヨシの茎を37本束ねた物と一緒に米と小豆を入れて煮立てます。
筒の中に入った米や小豆の数で占います。
午後7時過ぎ窯から引き上げ占いが始まります。
結果、世の中は去年より二厘上がり七分五厘となりました。
農作物のうち小豆、馬鈴薯、甘藍(キャベツ)が極上、気候は夏が上々、秋が上となっています。 -
コロナ対策をして各地でどんど焼き
正月飾りを燃やして無病息災を願うどんど焼きが、9日、各地で行われました。
このうち箕輪町松島では、地区の役員およそ30人が集まり、午前10時に火が付けられました。
正月飾りなどを積み上げ周りに竹を組み、高さ5mほどの所にだるまを取り付ける昔ながらの形だということです。
例年、およそ300人が集まりとん汁を振る舞っているということですが、今年は新型コロナ感染防止のため役員のみの参加となりました。
9日の伊那地域の最高気温は0度までしか上がらず、真冬日だった8日に続き寒い1日となりました。
集まった人たちは、火の近くで暖まりながら、無病息災やコロナ収束を願っていました。 -
五穀豊穣願い ほんだれ様
箕輪町の向山喜通さんは7日自宅の庭で五穀豊穣などを願う、ほんだれ様の飾り付けを行いました。
向山さんによりますと、ほんだれ様の飾り付けは五穀豊穣や山仕事の安全を願う小正月の行事として50年ほど前までは盛んに行われていたということです。
ヒノキを束ねた土台に、稲穂など穀物に見立てたくるみの木やまゆ玉のほか農作業で使う道具や鳥追いの棒、またチェーンソーなど山仕事で使う道具などを飾りつけました。
今年はほんだれ様に白い布も取り付けました。
飾り付けが終わったころ妻の、みや子さんが出来栄えを確かめていました。
向山さん宅のほんだれ様は20日まで飾り、どんど焼きで燃やすということです。
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なんでも無料相談会
生活困窮者への支援を行っているSOSネットワーク上伊那は、弁護士や福祉関係者によるなんでも無料相談会を箕輪町の木下公民館で12月29日開きました。
この日は新型コロナの影響を受けた人を対象に、貸付・生活保護・就職などの無料相談が行われました。
SOSネットワーク上伊那は、新型コロナの影響で生活が困窮している人たちを支援しようと、弁護士や福祉関係者による無料相談会を月に2回開いています。
今回は物資の支援も行われた他、訪れた人が一緒になって楽しめるようにと、餅つきや焼き芋のイベントも企画されました。
SOSネットワーク上伊那では、これまでに14回相談会を開いていて、のべ300人が相談に訪れたということです。
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静かな年明け 二年参り
大晦日の12月31日から年明けの1日にかけ上伊那の寺院や神社には二年参りの参拝客が訪れていました。
今年は新型コロナの影響もあり例年に比べ参拝する人も減り静かな年明けとなりました。
箕輪町松島の明音寺では午後11時半から除夜の鐘を鳴らし始めました。
訪れた人たちは、新型コロナ感染防止対策として消毒をしてから鐘を鳴らしていました。
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箕輪南宮神社で焼納祭と大祓祭
箕輪町木下の箕輪南宮神社で、縁起物をたき上げる焼納祭が、28日に行われました。
焼納祭には、神社総代15人が出席しました。
20日から28日までに住民から寄せられたダルマや熊手、破魔矢などの縁起物に火が付けられました。
箕輪南宮神社では、縁起物を燃やしてお祓いをする焼納祭を、毎年年末のこの時期に行っています。
また、28日は半年間の穢れを払う大祓祭も行われました。
紙を人の形に切った「人形」に、名前と数え年を書き、それをたき上げて穢れを払う神事です。
箕輪南宮神社の二年詣りは、大晦日の12月31日午後11時半からです。
今年は新型コロナ対策として、恒例の甘酒の提供は行わず缶コーヒーや缶ジュースを配る他、境内への入場を一方通行にするということです。 -
特別警戒 交通安全呼び掛け
伊那警察署は年末の特別警戒と交通安全を呼び掛けるための街頭啓発活動を24日、箕輪町内で行いました。
24日はイオン箕輪店で伊那警察署の署員と長野県警のマスコットのライポくんとライピィちゃんが犯罪被害防止と交通事故防止を呼び掛けました。
店の前で来店客に啓発グッズを配布しました。
グッズには特殊詐欺被害防止を呼び掛ける文房具セットやティッシュ、交通安全運動のチラシなどが入っています。
伊那警察署管内では今年の特殊詐欺被害が昨日までに6件起きていて、被害総額が866万円です。去年は1年間で5件で被害額は250万円でした。
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箕輪町商工会 地域電子マネー勉強会
箕輪町商工会は、町内で利用可能な電子マネー機能を持ったキャッシュレス事業を来年2月から始めます。
8日は商店主らが勉強会を開き、機器の取り扱いや利用者に提供できるサービス内容などについて話を聞きました。
講師はカードシステムの販売や運営管理などを行う日本カード株式会社が行いました。
担当者はカードの利用者数を増やすには「店舗数を増やす事や行政と連携したサービスを展開する事が必要だ」と説明していました。
箕輪町商工会は現在のポイントカードに変えて、電子マネーが使えるキャッシュレスカードに来年2月に移行します。
事業費は1000万円で国の補助などを活用し、カードの管理を行う法人を立ち上げる計画です。
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ニュース振り返り 箕輪町の主な出来事
伊那市、箕輪町、南箕輪村の今年1年間の主な出来事。
25日は箕輪町を紹介します。
◆箕輪町でも、新型コロナウイルスの影響を受けた1年となりました。
新型コロナ対策に関する補正予算は、総額6億7,500万円でテイクアウト利用クーポン券の発行や町内出身の学生への支援などを行いました。
感染拡大を受け、みのわ祭りや成人式が中止となりました。
そんな中、住民を元気づけようと町内有志や箕輪町商工会青年部が花火を打ち上げました。
みのわ太鼓保存会は萱野高原からコロナ収束を願い太鼓を打ち鳴らしました。
新しい生活様式を取り入れたイベントとして、もみじ湖でドライブインシアターが行われました。
コロナの影響で経済的な困難を抱える外国人を対象にした相談会も開かれました。
◆地域住民が気軽に集える居場所「まちの駅ふじや」が木下に9月30日オープンしました。
空き店舗を活用し、地域住民有志や箕輪進修高校の生徒などでつくる実行委員会が運営しています。
◆町内飲食店主有志は、上伊那の新しい名物にしようと牛肉と信州みそを使った料理「とっとき」を考案しました。
現在10店舗が料理を提供しています。
◆もみじ湖が国内旅行情報サイトじゃらんnetの全国のおすすめ紅葉スポットランキング2020で1位に選ばれました。
10月24日からの1か月間の来場者数は6万8千635人で、例年のおよそ2倍でした。
見ごろの時期には、平日にもかかわらず駐車場が満車となる賑わいとなりました。
◆交流都市の東京都豊島区と森林の里親協定を締結しました。
11月12日にはオンラインで締結式が行われました。
豊島区の森林環境譲与税を活用して箕輪町内の森林を整備することで、豊島区の二酸化炭素排出量を相殺するカーボン・オフセットに取り組む他、都市部の住民が整備した森を訪れ交流します。
3年間かけて2.9ヘクタールを整備する計画です。
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箕輪中3年7組 花火打ち上げ
箕輪町の箕輪中学校3年7組の生徒は、総合学習の一環で販売したエコバッグの売り上げ金を活用し24日の夜、校庭で花火を打ち上げました。
コロナの終息を願い、地域を盛り上げようと昨夜は午後6時から、箕輪中学校の校庭で75発の花火が打ち上げられました。
総合学習の一環で持続可能な開発目標、SDGsについて学習している3年7組の生徒は、オリジナルのエコバッグ2種類を作り販売しました。
増産するほどの売れ行きで、最終的には700枚が完売しました。
その売上23万円で花火を打ち上げようと企画し飯島町の伊那火工堀内煙火店と相談して準備を進めてきました。
24日の夜は、およそ15分間次々と夜空に打ち上げられました。
最後には、堀内煙火店からクリスマスプレゼントの花火も用意され生徒たちは歓声を上げて喜んでいました。
箕輪中学校3年7組の生徒は、打ち上げ花火の感想をメールで募集し学習のまとめとして活用するということです。
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バルーンアートをプレゼント
箕輪町の木下北保育園で24日クリスマス会が開かれ園児がクリスマスプレゼントとしてバルーンアートを受け取りました。
クリスマス会では箕輪町と包括連携協定を結んでいる第一生命保険株式会社伊北オフィスの社員がサンタクロースに扮して登場しました。
社員はバルーンアートをクリスマスプレゼントとして園児に配りました。
園児はバルーンアートを腕に着けて笑顔を見せていました。
第一生命は今年7月に町と包括連携協定を結び子育てや保育に関する支援など社会貢献活動を行っています。
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箕輪手話サークル結成40周年記念大会
箕輪町の箕輪手話サークルの結成40周年記念大会が、21日町社会福祉総合センターで開かれました。
記念大会は新型コロナ感染拡大防止のため、来賓は招かず会員のみで開きました。
箕輪手話サークルは昭和55年結成で、町内を中心に小学生から80代までのおよそ30人が所属しています。
健聴者とろうあ者の情報交換の場として週に1回定例会を開いているほか、一般向けの手話講座を開催しています。
大会では、手話の指導に当たっている上伊那聴覚障害者協会の江口あや子さんと降籏八洋丕さんに感謝状が贈られました。
大会では、結成当時から所属している小林悦郎さんがこれまでの活動をふりかえり「過去には宿泊や旅行の機会があり、聴覚障がい者の気持ちや立場について話すきっかけになった」と話していました。
尾曽共春会長は、「ろうあ者の福祉はまだこれからです。これからも一緒に活動をしていきましょう」と話していました。
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みのわ芸文協 美術工芸作品展
みのわ芸術文化協会に所属する美術工芸団体の作品展が、町文化センターで開かれています。
会場には、25人程が出品した絵画や陶芸作品などが並びます。
みのわ芸術文化協会には、全部で40団体、500人程が所属していて、作品展は、このうちの美術工芸ジャンルで活動する人達の発表の場にしようと開かれています。
関係者は、様々なジャンルの作品が一堂に会する場。箕輪町内で活躍する人たちの作品を見てほしい」と話していました。
この作品展は24日(木)まで箕輪町文化センターで開かれています。
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みのわ合唱の輪2020クリスマスコンサート
クリスマスを前に「みのわに生まれる合唱の輪2020クリスマスコンサート」が町文化センターで開かれました。
毎年この時期に開かれていて今回で9回目です。
上伊那から15の個人と団体が出演しました。そのうち、小中学生7団体は、映像で参加しました。
主催した実行委員会では、「こんなときだからこそ、歌のちからでみんなの心を一つにしたい」と話していました。
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小嶋紗奈さんピアノコンクールで銀賞
箕輪町北小河内に住む、伊那緑ヶ丘幼稚園年長の小嶋紗奈さん5歳が、12月5日と6日に開かれたピアノコンクール、「ブルグミュラーコンクール2020」名古屋ファイナルの幼児部門で銀賞を受賞しました。
コンクールで演奏した課題曲の、「のりもの」です。
20日は、南箕輪村の望月音楽教室に通う小嶋紗奈さんと、伊那市の中村綾奈さん6歳がピアノの練習をしていました。
紗奈さんは、10月から11月にかけて開かれた予選大会で優秀賞を受賞し、13の都道府県で開かれたファイナルの名古屋会場では、予選を勝ち抜いた出場者26人の中から金賞に次ぐ銀賞を受賞しました。
いきいきと明るく演奏できたのが評価されたということです。
同じ幼稚園に通う同級生に影響されて4歳からピアノを習い始めたということです。
紗奈さんはコンクールに向けて今年8月から週に1度のレッスンの他、毎朝自宅で課題曲の練習を重ねてきました。
同じ教室に通う中村綾奈さんは、小学1・2年生の部に出場し、予選は優秀賞を受賞しましたが、ファイナルでは力及ばず、入賞はできなかったということです。
ドイツの作曲家の名を冠したブルグミュラーコンクールは、何歳からでも挑戦できるコンクールとして、幼児から一般まで部門ごとに分かれ、全国で開かれました。 -
ながたの湯開業22周年
箕輪町の日帰り温泉施設、ながたの湯は14日、開業から22周年を迎えました。
この日は、訪れた人に記念品がプレゼントされました。
今年の記念品は、感謝の言葉がプリントされた菓子です。
例年は、開業を記念してセレモニーを行っていますが、今年は新型コロナウイルスの影響で規模を縮小し、ながたの湯を運営するみのわ振興公社社長の白鳥政徳町長らが客を出迎えて22周年を祝いました。
ながたの湯は、1998年12月14日に開業しこれまでに延べ472万人が訪れています。
この日は、ながたの湯で買い物をすると景品が当たる抽選会も行われました。
ながたの湯によりますと、年末年始は通常通り営業するということです。
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オンラインそば打ち体験会
箕輪町の魅力や課題について調査・研究している東京都豊島区の大正大学の学生が企画した、オンラインの「そば打ち体験会」が15日に開かれました。
15日は大正大学が企画したオンラインに申し込んだ一般など7人がテレビ会議システムを使い、そば打ちを体験しました。
上古田公民館で実演しながら指導するのは上古田そば打ち教室の特別講師・柴市雄さんです。
この企画は、大正大学の地域創生学部の2年生が実習でお世話になった箕輪の魅力を多くに人に知ってもらおうと企画したものです。
箕輪町産のそば粉とオンライン指導の体験などがセットになった商品を5千円で販売しました。
用意した50セットは完売したという事です。
柴さんはカメラに向かい、「そばは、練る時も延ばす時も力をいれすぎないよう気を付けて下さい」と声をかけながら教えていました。
オンラインでのそば打ちは1時間ほどで無事完了し、参加した人たちは「たのしかった」「打ちたてのそばをこれから味わいます」などと感想を話していました。
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全国高校ラグビー 逢沢さん(岡工3年)健闘誓う
27日に開幕する全国高校ラグビー大会に出場する箕輪町沢で岡谷工業高校3年の逢沢郁也さんが、15日役場を訪れ白鳥政徳町長に大会での健闘を誓いました。
逢沢さんは岡谷工業の3年生でラグビー部の部長を務めています。
中学時代は合唱部でしたが、父親の影響で高校からラグビーを始めました。
ポジションはフォワードで、試合では常にボールに絡み続けられる運動量が持ち味だという事です。
岡谷工業は先月3日に長野市で開かれた県大会決勝で飯田高校を21対10で破り、2年ぶり31度目となる全国大会出場を決めました。
白鳥町長は「2回戦を突破し、花園で正月を迎えて下さい」と激励していました。
岡谷工業は27日の初戦で三重県の四日市工業高校と対戦します。
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飲食店危機突破支援金の申請始まる
箕輪町は新型コロナウイルス感染症対策「飲食店危機突破」支援金の申請受け付けを15日から始めました。
申請は産業支援センターみのわ内の箕輪町商工観光推進室商工係で受け付けています。
この事業は新型コロナウイルスの感染拡大により飲食店の利用客が減少しているなか誘客につながる新たなプランの設定や割引、新たなテイクアウトメニューの提供など意欲的に営業継続に取り組む飲食店を支援するものです。
金額は20万円で1店舗1回限定となっています。
約70件の申請を見込んでいて事業費は1,400万円となっています。
対象は町内で今月15日現在営業していて新型コロナウイルス感染防止策の実施を宣言し2年以上営業できる飲食店としています。
支援金の申請や問い合わせ先は産業支援センターみのわ内、町商工観光推進室商工係で申請期間は来年3月1日までとなっています。 -
国道153号沿いで8市町村一斉に啓発
15日から31日までの「年末の交通安全運動」に合わせて、街頭啓発が15日の午前7時に上伊那8市町村で一斉に行われました。
このうち箕輪町のイオン箕輪店前では、箕輪町や町交通安全協会、安全運転管理者協会箕輪町支部などから50人が参加し、のぼり旗を持ってドライバーに安全運転を呼びかけました。
これは、長野県交通安全運動推進上伊那地方部が、伊那谷を南北に縦断する国道153号での事故防止に取り組もうと、8市町村一斉に行いました。
伊那警察署によりますと、管内の交通人身事故の件数は14日現在168件で、死亡事故は3件です。
全体の事故件数は去年の同じ時期に比べ33件減っていますが、10月、11月の2か月間は合わせて50件で、去年に比べ20件多くなっています。
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最高気温1月上旬並み 寒い1日
伊那地域の日中の最高気温は4.9度までしか上がらす、1月上旬並みの寒い一日となりました。
15日朝、箕輪町のみのわ天竜公園ではうっすらと雪が積もっていました。
長野地方気象台によりますと、18日の朝までは強い冷え込みが続くということです。
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「働くこと」をテーマに発表
箕輪町キャリア教育フォーラムが9日、町文化センターを主会場に行われ小中学生が「働くこと」をテーマにオンラインを使って発表しました。
箕輪町キャリア教育フォーラムは新型コロナウイルスへの感染防止のため町文化センター、箕輪中学校、各事業所をオンラインでつないで行われました。
箕輪東小学校の児童は東京へ行く予定だった修学旅行を県内に変更しそこで見た働く人たちの努力や工夫について発表しました。
箕輪中学校の生徒は事業所とオンラインで結び働くことの意味などについて意見を交わしました。
事業所からの参加者は「都会で仕事をしたいという人もいますがふるさとで働くということについても考えてください。」と呼びかけていました。
生徒からは「進学で地元を離れてもふるさとに戻り働きたい。」「いろいろな人と関わりながら力をつけ発揮できるようになりたい。」などの意見が出されていました。
小池眞理子教育長は「地域の事業所を知ることで働くことの意味や将来を考える機会になった」と話していました。
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白鳥町長 コロナ支援「事業継続を応援」
箕輪町の白鳥政徳町長は、新型コロナで打撃を受けた町内の企業に対して「休業補償など一時的なものでは無く、コロナ禍での事業継続の取り組みを応援したい」との考えを示しました。
これは7日開かれた町議会12月定例会の中で議員の質問に答えたものです。
主力の製造業については「今後も資金繰り対策は実施していくが、コロナを想定した新たな事業を支援していきたい」と答えていました。
第3波により消費意欲が低下している飲食や小売りなどサービス業については「国の第三次補正予算に注視し、対応していきたい」と話していました。
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古田人形 技能伝承発表会
長野県の無形文化財に指定されている箕輪町の古田人形芝居の技能伝承発表会が文化センターで5日開かれました。
古田人形芝居技能伝承発表会には箕輪中学校古田人形部と箕輪西小学校古田人形クラブが出演しました。
箕輪中古田人形部は「生写朝顔話 宿屋の段」を披露しました。
盲目の娘と、その恋人との悲恋を描いた物語です。
また、箕輪西小古田人形クラブは「傾城阿波の鳴門 巡礼歌の段」を披露しました。
お家騒動により、離れ離れに暮らす親子の情を描いた物語です。
発表は、語りを現代語で行いました。
箕輪町教育委員会では新型コロナの感染拡大防止のため、例年開いていた古田人形の定期公演を止め、代わりに技能伝承発表会を開きました。
発表会は一般公開せず、観客は事前に登録した保護者に制限するなどの対策を取り開かれました。
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箕輪町成人式中止
箕輪町の新成人有志でつくる実行委員会は昨夜町文化センターで会合を開き「新型コロナウイルスへの感染のリスクがある」として来年1月3日に予定していた成人式の中止を決めました。
会合には実行委員7人が出席したほか現在千葉県に住んでいる大学生で実行委員長の登内フランクさんらがオンラインを使って音声で参加しました。
箕輪町の成人式は今年8月に計画されていましたが新型コロナの影響により来年に延期されていました。
実行委員からは「この時期に関東方面などから人が集まってくることはどうなのか」という意見が出ていました。
実行委員会では、みんなの安全を優先するべきだとして来年1月3日に予定していた成人式を中止することに決めました。
また再延期はしないとして新型コロナが終息してから代わりとなるイベントを開催することにしました。
成人式中止の決定を受け、箕輪町教育委員会では実行委員のコメントなどを入れたパンフレットを作成するほか記念品を対象者に贈ることにしました。
対象となるのは1999年4月2日から2000年4月1日生まれの町内在住者か出身者304人です。
成人式については伊那市では長谷が来年1月1日、高遠町は2日、それ以外の地域は10日に開催する予定です。
南箕輪村は来年1月3日に予定していましたが8月14日に延期することにしています。 -
箕輪町議会12月定例会開会
箕輪町議会12月定例会が30日、町役場で開かれ、4億2,000万円を追加し、総額を143億円とする一般会計補正予算案など17議案が提出されました。
補正予算案の内、新型コロナ対策に関する事業費は1億780万円で、主な内訳は旧東部診療所をレンタルオフィスやテレワーク環境として活用するための改修費用に9,800万円、町内出身または在住の人が、町内の宿泊施設を利用した場合、3,000円割引となる宿泊応援キャンペーンに300万円、医療機関への支援に100万円などとなっています。
町議会12月定例会は、7日と8日に一般質問、14日に委員長報告と採決が行われます。
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2月からキャッシュレス化
箕輪町商工会は町内の小売店や飲食店でカードにより支払いができるキャッシュレス化事業を来年2月から始めます。
26日、箕輪町商工会の会員が町役場を訪れ白鳥政徳町長に事業について説明しました。
事業はキャッシュレス化により新たな消費喚起につなげようと行われるものです。
町内80の店舗を目標に端末を設置しカードをかざすとポイントがたまるようになっていて将来的にカードをアプリに移行する計画です。
ポイントは商品購入以外に健康ポイントなども加わります。
事業費はおよそ1千万円で事業開始にともない、これまで町内の商店で行われていたメープルポイント事業は終了し来年5月にはキャッシュレス化事業を担う法人を設立する予定です。
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北朝鮮拉致被害者 蓮池薫さん講演会
北朝鮮による拉致被害者の蓮池薫さんの講演会が、22日、箕輪町文化センターで開かれました。
蓮池薫さんは、1957年新潟県生まれの63歳です。
中央大学在学中の1978年に拉致され、24年間北朝鮮での生活を余儀なくされました。
2002年に帰国し、現在は新潟産業大学経済学部の准教授を務めています。
蓮池さんは拉致について「若い人から夢を奪い、家族との絆を断ち切った。自由が無ければ夢が生まれるはずがない」と話していました。
また、「核・ミサイルの問題が解決しなければ拉致問題の解決が難しい」と現在の状況について話していました
講演会は、町教育委員会と箕輪町人権尊重のまちづくり審議会が開いたもので、およそ220人が参加しました。
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箕輪町でシトラスリボンプロジェクト
新型コロナウイルス感染者への偏見や差別をなくそうという取り組み「シトラスリボンプロジェクト」が箕輪町で進められています。
19日、町内の住民有志が刺繍と手作り雑貨の店TAKI`sに集まりシトラスリボンバッジを作っていました。
このプロジェクトはコロナ禍で生まれた差別や偏見をなくそうと愛媛県の有志が始めたもので全国に広がりを見せています。
愛媛特産の柑橘類にちなんでシトラスカラーのリボンを身につけることで感染者を差別しないという意思表示をするものです。
リボンの三つの輪は地域、家庭、職場あるいは学校を表現していて思いやりがあり暮らしやすい社会を目指すとの願いが込められています。
プロジェクト発起人の中野友美さんが刺繍を得意とするTAKI`sの五十嵐裕子さんに講師を依頼し賛同者が集うようになりました。
シトラスリボンバッジの制作は箕輪町の刺繍と手作り雑貨の店TAKI`sで受け付けていてプロジェクトの輪を広げていきたいとしています。