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進徳館の日 高遠高生が学習発表
今に生きる進徳館教育を再発見する行事「進徳館の日」が伊那市高遠町で27日に開かれました。
最初に白鳥孝伊那市長ら関係者10人ほどが集まり進徳館にある五聖像に向かって拝礼しました。
進徳館は1860年に開かれ、存続した13年間で東京芸術大学の初代校長を務めた伊沢修二など500人以上を輩出しました。
高遠閣で行われた式典では基調講演のほか高校生が学習発表をしました。
高遠高校情報ビジネスコース3年生は高遠の店や観光地で話を聞いてリーフレットを作ったことや、高遠城址もみじ祭りでおこなった来客調査について発表しました。調査の結果、県内から訪れた人が8割だったということです。
白鳥市長は「高遠藩校の教育を見直し、高遠の学びを再認識することで、未来へ明るい展望を開きたい」とあいさつしました。 -
高校再編 上伊那総合技術新校 設置2学科の素案
上伊那総合技術新校の再編実施計画懇話会が30日伊那市の伊那合同庁舎で開かれ、設置学科の素案として「地域ものづくり科」と「地域デザイン科」の2学科が示されました。
上伊那総合技術新校は、辰野高校商業科、箕輪進修高校工業科、上伊那農業高校、駒ヶ根工業高校の4校を再編統合するものです。
昨夜の懇話会では、学校像のイメージの素案が示され、総合技術新校では「農業や工業、商業の学びを融合させた課題研究を行う」としていて、「地域ものづくり科」と、「地域デザイン科」の2学科を設置する案が示されました。
地域ものづくり科は工業を中心に機械や電気、情報技術などのコースを設け、地域デザイン科は農業と商業を中心に、野菜や果樹、マーケーティング、流通などのコースを設けるとしています。
また、自由な履修科目として興味や関心のある他の学科やコースの授業を選択できるようにするとしています。
出席者からは「スマート農業など工業と農業を組み合わせた講義を入れてはどうか」「融合した授業も大切だが、工業、農業、商業の専門性を担保してほしい」などの意見が出されていました。
長野県教育委員会では、6月の懇話会で30日に出された意見を踏まえた設置学科の原案を示すとしています。 -
箕輪西小 ヒノキの植樹
箕輪町の箕輪西小学校4年生は、みどりの少年団の活動の一環で、ヒノキの苗木を24日に植えました。
24日は、児童13人が、学校近くにある上古田区の区有林にヒノキの苗木50本を植えました。
上古田の住民有志で作る西山会のメンバーや上伊那森林組合の指導を受けながら、植樹をしました。
児童達は、根がしっかりと張るように土を足で踏み固め、乾燥しないように周りの落ち葉をかけていました。
箕輪西小では1979年から森に親しみ環境への理解を深めてもらおうと、みどりの少年団の活動を毎年4年生
秋には間伐と枝打ちの作業や木を使った工作を予定しています。
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20年後の伊那市を考えるワークショップ
伊那市は今年度中の第2次伊那市総合計画の策定に向け、これからのまちづくりについて考える市民ワークショップを28日に市役所で開きました。
ワークショップには、小学生を含む幅広い年代の伊那市民、およそ30人が参加しました。
4つのグループごとに、20年後の伊那市に増えて欲しいもの、減って欲しいもの、変わらずにあって欲しいものを話し合っていました。
参加者からは「田舎の良さもありながら都会の雰囲気もある伊那市になって欲しい」「ひとりひとりが考えて豊かに暮らせるようになればいい」「明日への不安がない伊那市になって欲しい」という意見が出ていました。
市では第2次伊那市総合計画の後期基本計画を今年度中に策定し、来年度に公表する予定です。
今回のワークショップで出た意見は、後期基本計画の参考にするということです。 -
西春近北小学校で開校150周年記念運動会
伊那市の西春近北小学校は今年度、開校150周年を迎えました。
27日は運動会が開かれ、150周年を記念した演目などが行われました。
運動会には全校児童170人が参加しました。
開校150周年を記念した種目では普段は児童だけで行う大玉送りを27日は保護者や地域の人も一緒に参加して行いました。
声をかけあいながら協力して大玉を送っていました。
舞い上がれ!150年祝いの宴と題した踊りでは3・4年生が2週間前から練習してきた成果を披露しました。
今年は保護者の入場制限など新型コロナ対策は行わず、4年ぶりに制限のない運動会となりました。
西春近北小では「児童たちが一生懸命競技に取り組む姿を見ることができた。盛り上がった運動会になってよかった」と話していました。
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伊那中学校の生徒・教職員に関する個人情報が漏洩
伊那市の伊那中学校の生徒や教職員に関する個人情報の電子データ、144件が何者かによって不正にアクセスされ、漏洩していたことがわかりました。
26日は、伊那市教育委員会の笠原千俊教育長らが記者会見を開き謝罪しました。
5月16日に伊那小学校のインターネット上にデータを格納するクラウドストレージで、所有者に覚えのないアクセスの形跡が確認されました。
報告を受けた伊那市教育委員会が市内の小中学校を調べたところ、伊那中学校に在籍する職員のアカウントで何者かが不正にアクセスし、複数のファイルやフォルダがダウンロードされていたことが分かりました。
抜き取られた情報は、令和4、5年度の生徒の心身面について、令和5年度の食物アレルギーに関する情報、授業で使用する生徒のメールアドレス、教職員の緊急連絡先など144件のファイルです。
ファイル内には令和4年度と5年度の全校生徒、延べ400人余りの名前やメールアドレスの情報が掲載されていたということです。
他の小中学校に不正アクセスがあったかどうかは、現在警察が捜査中だということです。
市教委は去年7月22日付で、市内19の小中学校に、クラウドストレージでの個人情報の管理はしないようメールで通告をしていたということですが、伊那中学校はそれを守っていませんでした。
会見の中で伊那中学校の有賀稔校長は「認識が甘かった」と述べていました。
市教委は今後、小中学校でのアカウントのパスワード管理やクラウド上に個人情報を保存しないことを徹底するとしています。
白鳥孝伊那市長は書面で「このような事故が起きてしまい、非常に遺憾に思っている。教育委員会、全教職員一丸となって再発防止に取り組んでもらいたい」とのコメントを発表しました。
市教委は27日の夜に保護者会、29日は生徒への説明を行う予定です。
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セイコーエプソン再生紙ノート寄贈
諏訪市に本社を置くセイコーエプソン株式会社は、再生紙で作ったノート5千5百冊を伊那市内の小中学校に24日寄贈しました。
24日はセイコーエプソン株式会社 久保田孝一取締役らが市役所を訪れ、笠原千俊教育長に目録を手渡しました。
エプソンでは、使用済みの紙から再生紙をつくる製紙機を販売しています。
今回寄贈したノートは、その製紙機で作った紙を製本し、ノートにしたもので、大きさはA5サイズです。
セイコーエプソンでは、再生紙に触れる事で子ども達に環境保護について身近に感じてもらおうと、昨年度から県内の小中学校を対象にノートを寄贈しています。
再生紙で作ったノートは、6月下旬から市内の小中学校に順次配布されるという事です。
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西村清典さんの思い出語る
伊那市長谷の農村歌舞伎「中尾歌舞伎」の指導者で2014年に亡くなった西村清典さんの思い出について語るトークショーが伊那市創造館で20日に開かれました。
トークショーでは、中尾歌舞伎保存会の中村徳彦代表と、会員の平山直子さんが、稽古での思い出などを話しました。
中尾歌舞伎は太平洋戦争により一時途絶えましたが、1986年昭和61年に中村さんらを中心とする地域の若者により復活しました。
西村さんは、復活以来、2014年に亡くなるまでの27年間、演技指導にあたってきました。
西村さんは演技するうえで「いちこわ、にふり、さんまなこ(声、振り、目線)」が大切だと教えていたという事です。
トークショーは、創造館で現在開かれている企画展「中尾歌舞伎」に合わせて行われたもので、会場には約20人が訪れました。
中尾歌舞伎の企画展は来月26日まで開かれています。
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箕輪町公民館文化講演会 矢澤静二さん講演
箕輪町公民館文化講演会が町文化センターで18日に開かれ、日本教育史学会会員で郷土誌「伊那路」編集委員の矢澤静二さんが講演しました。
矢澤さんは「上伊那の満蒙開拓青少年義勇軍と満蒙開拓団はどのようにして送り出されたか」と題し、講演しました。
矢澤さんは、これまでの研究を元に、義勇軍創設までの流れや、上伊那の送出状況とその特徴などを解説しました。
矢澤さんによると、上伊那教育会は治安維持法違反で多くの教員が逮捕された教員赤化事件などの汚名をそそぐため、教員が中心となって多くの徴兵前の青少年を義勇軍として送り出したということです。
矢澤さんは「戦後の日本は平和の時代。このまま戦後が続いてほしい」と話しました。
この講演会は令和5年度の町公民館大学・学級合同開講式に合わせて行われ、およそ120人が参加しました。
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伊那新校の学習空間考えるワークショップ
伊那市の伊那北高校と伊那弥生ケ丘高校を再編統合する伊那新校の校舎の学習空間を考えるワークショップが15日伊那市創造館で開かれました。
ワークショップには高校生や教職員、地域住民など約50人が参加しました。
この日はテーマごと8つのグループに分かれ、意見を交わしました。
このワークショップは、長野県教育委員会と伊那新校の設計を担当する2つの事務所が開いたものです。
今年3月から4回にわたり開かれ、15日はこれまでのまとめを行いました。
参加者は、どんな新校にしたいか意見を発表していました。
今後、県はワークショップで出された意見を参考に基本計画を策定し、7月には一般に公開する予定です。
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わたしの想い出作品展
みのわ美術会の会員有志4人による展示「わたしの想い出作品展」が箕輪町文化センターで15日から始まりました。
会場には洋画の松田道子さん、宮下宏行さん、陶芸の小島佳世子さん彫刻の宮坂富雄さんの作品40点が並んでいます。
この作品展は過去に一度展示し、その後は物置や押し入れで眠っている想い出の作品をもう一度見てもらいたいと4人でつくる想い出作品会が企画したものです。
こちらは箕輪町の松田道子さんが描いた上の平城跡の桜です。
2019年3月から5月までの間、総理官邸に展示されたということです。
想い出作品会では「異なるジャンルの作品が一緒に展示してあるのでコラボレーションを楽しんでもらいたい」と話していました。
「わたしの想い出作品展」は箕輪町文化センターで20日(土)まで開かれています。
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高尾神社 4年振り浦安の舞奉納
伊那市山寺の高尾神社で13日例大祭が行われ、4年ぶりに浦安の舞が奉納されました。
区民が見守る中、地元の小学生10人が浦安の舞を披露しました。
新型コロナの影響により、高尾神社での浦安の舞の奉納は、4年振りとなりました。
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給食費無料化求める署名提出
住民有志でつくる伊那市学校給食費無料化を実現する会は11日、伊那市役所を訪れ給食費無料化を求める署名1,221人分を笠原千俊教育長に手渡しました。
会の呼びかけ人代表の橋本明典さんら3人が市役所を訪れ署名を渡しました。
会では去年12月から給食費無料化を求める署名活動を始め今月9日までに伊那市外8人を含む1,221人分が集まりました。
伊那市教育委員会によりますと小学生1人当たり、年間200日とした場合の給食費は年間およそ5万4,000円、中学生では6万4,000円だということです。
伊那市学校給食費無料化を実現する会によりますと県内では13町村の小学校と11町村の中学校で給食費が無料となっていて上伊那で無料化としている自治体はないということです。
笠原教育長は「全国の動向を研究していくなかでよりよい給食のあり方を検討していきたい」と話していました。
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70年の節目 経ヶ岳強歩大会
今回で70回の節目を迎える南箕輪村の南箕輪中学校伝統行事、経ヶ岳強歩大会が12日開かれました。
経ヶ岳強歩大会には458人が参加しました。
南箕輪中学校第一グラウンドを3年生男子から学年別、男女別に6グループに分かれてスタートしました。
大会は2019年度までは南箕輪村の山、経ヶ岳8合目をゴールとして開催されていましたが、2020年度は新型コロナウイルスの影響で中止となりました。
その翌年2021年度に大会は復活しましたがコースは大芝高原から登山口までに短縮されました。
今年度は山の状況や、生徒の安全確保の観点から中学校第一グラウンドをスタートし登山口で折り返す基本コース10.4キロと短縮コース7.7キロが設定されました。
大会では生徒が安心して走れるように保護者がボランティアとして参加しました。
沿道では地域の人が声援を送る姿も見られました。
ゴール地点の大芝公園総合運動場にトップで入ってきたのは3年生でサッカーのクラブチームに所属している村上翔哉君でした。
女子のトップは3年生で陸上部の米澤碧海さんでした。
経ヶ岳強歩大会でリタイアした生徒はいなかったということです。
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手良小学校5年生が泥遊びで代掻き
伊那市の手良小学校5年生は、学校の田んぼで代掻きを兼ねた泥遊びをして楽しみました。
11日は5年生18人が、小学校南側にある田んぼで泥遊びをしました。
田んぼはおよそ3アールあり、毎年5年生が米作りを行っています。
泥を投げたり、泥をかぶって楽しんでいました。
児童は2チームに分かれて綱引きをおこないました。
足元が安定しない中、協力して引っ張っていました。
ほかにドッジボールも行いました。
泥遊びを行うことで土がならされ、田んぼの代掻きの代わりになるということです。
19日には、もち米とコシヒカリの2種類の田植えを行うということです。
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聞き書き甲子園 伊那市が初めて参加へ
伊那市は、全国の高校生が各地域の人から話を聞き、記録・発信する「聞き書き甲子園」に初めて参加します。
11日は、オンラインで記者説明会が開かれ、澁澤寿一実行委員長らが概要を説明しました。
聞き書き甲子園は、全国の高校生が、森・川・海の名人から話を聞き、記録・発信する活動で、2002年度に始まりました。
実行委員会では、名人の推薦と高校生の受け入れに協力する市町村を全国から公募していて、伊那市が選ばれるのは今回が初めてです。
今年度は、長野県内の4つの市と村を含む、全国13市町村の88人の名人が、高校生から取材を受けることになっていて、伊那市からは、ザザムシ漁やスガレ追い、マツタケなどの名人7人が取材対象です。
住んでいる地域に関係なく、高校生がその地域に出向き、1対1で取材を行います。
澁澤実行委員長は「名人の話を聞き、言葉にすることで、その地域の魅力や想いを感じてほしい」と話していました。
取材を行う高校生の募集は、6月22日までで、8月下旬から取材が始まる予定です。
伊那市では、地元の高校生にも、参加を呼び掛けるということです。
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伊那小学校 花育の授業
花に親しむことで心を豊かにする「花育」の授業が10日に伊那市の伊那小学校で行われました。
この日は、白鳥孝伊那市長とJA上伊那の西村篝組合長、JA上伊那花き部会の酒井弘道部会長が伊那小学校を訪れ、代表児童にアルストロメリアの花束を贈りました。
「花育」は伊那市とJA上伊那、花き部会が、子どもたちに花に親しむことで豊かな心を育んでもらおうと、市内15校の小学3年生を対象に2014年度から毎年行っているものです。
花束は1クラスひとつずつ贈られ、児童達は花束を触ったりにおいを嗅いだりしていました。
花育の授業では花き部会青年部が制作したDVDを見ながら、花の栽培方法や種類を学んでいました。
アルストロメリアの生産量は上伊那が日本一で、昨年度はおよそ1,300万本が出荷されました。
花は、市内全ての小学校に合わせて1,870本が贈られるということです。
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信大農学部と長野高専 連携協定
南箕輪村の信州大学農学部と長野市の長野工業高等専門学校は、教育や研究で広く協力する連携協定を9日締結しました。
9日は信州大学農学部で協定署名式が行われ、信大農学部の米倉真一学部長と、長野高専の江﨑尚和校長が協定書を取り交わしました。
両校は、教育、研究、地域貢献などで広く協力していきます。
信大農学部と長野高専は昨年度から協定締結に向けた活動を行っていて、「牛の鳴き声による感情分析手法の検討」に関する共同研究が始まっています。
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田楽座伊那公演 芸能や工芸に親しむ
伊那市富県を拠点に活動している歌舞劇団田楽座の伊那公演が伊那市のいなっせで7日に行われました。公演前には小学生による太鼓演奏や染物体験のワークショップが行われ会場を盛り上げました。
公演では、日本各地の伝統芸能をアレンジした太鼓や踊りなど11演目を披露しました。
田楽座は、1964年に発足し来年60周年を迎えます。
代表の中山洋介さんは、「さらに20年30年先を見据え、芸事を深め強いチームを作っていきたいです」と話していました。
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4年振り一般公開 中尾歌舞伎春季公演
伊那市長谷に伝わる伝統芸能、中尾歌舞伎の春季定期公演が29日、中尾座で行われました。
今回の演目は落語をもとにした「人情噺文七元結」です。
江戸時代の下町が舞台で博打好きの男、長兵衛の娘が父の借金を返すために自ら吉原に身を売ろうとします。
吉原の女将は長兵衛に五十両を貸しますが、その帰り長兵衛は身投げをしようとしている男、文七に出会いその金を渡してしまうという筋書きです。
新型コロナの感染状況が落ち着いていることから今回4年振りに一般公開されました。
中尾座には約200人が訪れ、熱のこもった演技にはおひねりを投げ歓声を送っていました。 -
中尾歌舞伎 本番間近稽古に熱
伊那市長谷に伝わる中尾歌舞伎の定期公演が、29日に行われます。
本番まで10日を切り、稽古にも熱が入っています。
20日夜は公演がある中尾座で、稽古が行われました。
本番が近いこともあり、半分ほどの役者が衣装を身に着けて稽古を行いました。
衣装のメンバーは、帯や帯揚げといった和装小物がそろっているか事前に確認しながら着つけていました。
今回の演目は、落語をもとにした「人情噺 文七元結」です。
江戸時代の町民の気質と人情が表現された作品で、中尾歌舞伎のレパートリーの中で、唯一、大団円となる作品です。
今回、丁稚役で、長谷保育園の年中児、松田 みなみちゃんが初出演します。
稽古で、みなみちゃんは、しっかりとした演技を見せていました。
みなみちゃんは「本番もがんばりたい」と話していました。
中尾歌舞伎の春季公演は、新型コロナの影響で、4年ぶりに一般に公開しての開催となります。
中尾歌舞伎保存会の中村徳彦代表は「わかりやすい出しものなので、ぜひ観て親しんでもらいたい」と話していました。
今回、会場での観覧は先着100人の事前予約制で、すでに定員に達しています。
中尾歌舞伎春季公演は、29日(土)に、伊那市長谷の中尾座で行われます。
なお、伊那ケーブルテレビでは公演の模様を29日午後1時30分~122チャンネルで生中継します。
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美篶小学校の児童が春の桜並木活動
伊那市の美篶小学校の児童は三峰川堤防の桜並木の木の成長を観察する春の桜並木活動を13日に行いました。
この日は、美篶小学校の4年生から6年生およそ150人が5人から6人ずつの縦割りの班に分かれて測定や観察を行いました。
児童は桜の木の幹の太さや、枝の広がりを測りました。
この活動には美篶地区各種団体協議会の会員も協力していて、きょうも児童をサポートしていました。
児童は4年生になると自分が担当する木2本を決め、6年生までの3年間継続して観察をしています。
この堤防は水害を防ぐため江戸時代から桜が植えられていましたが、1953年から始まった三峰川総合開発で多くの桜の木が切られました。
そのことを学習した1994年当時の4年生が「昔の桜並木を復活させたい」と取り組みを始め、以来植樹や管理を行ってきました。
現在、美篶小では56本の桜を見守っています。
桜並木活動は春と秋の年2回行っていて、次は10月の予定です。 -
大芝アカマツ間伐材「おもちゃ」 保育園に
南箕輪村は樹種転換を進めている大芝高原のアカマツの間伐材で作ったおもちゃを、北部保育園に19日配布しました。
保育園に贈られたのは、「ままごと用キッチン」と「積み木のセット」です。
子ども達は、順番に、木のおもちゃを触ったり、においをかいだりしていました。
ままごと用キッチンは幅90センチ、高さ60センチあり、本体には大芝のアカマツを使用しています。
キッチンパーツや付属品にはクヌギやイチョウなどが使われています。
アカマツで作った積み木は、40ピースあり、塗装をしていないので使っているとアカマツの風味が増してくるという事です。
北部保育園には、おもちゃの製作に携わった、伊那市の製材所と木工所の関係者が訪れ、大芝のアカマツで作ったおもちゃを子ども達に手渡しました。
南箕輪村では、今年度から大芝高原のアカマツの樹種転換を進めています。
間伐したアカマツの有効活用の一環として、おもちゃを製作しました。
村では、村内の全ての保育園に「ままごと用キッチン」1台と「積み木」6セットを配布します。
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山寺の奇祭「やきもち踊り」奉納
伊那市山寺に伝わる奇祭「やきもち踊り」が地元の神社・白山社八幡社合殿に16日奉納されました。
羽織、袴姿で、足を高くあげ、飛び跳ねるようにして踊る「やきもち踊り」です。
このユーモラスな踊りは、県の無形民俗文化財に指定されています。
16日は伊那市山寺にある白山社八幡社合殿で地元住民でつくる保存会、およそ30人が踊りを奉納しました。
踊りは、前踊り、中踊り、後踊りがあり、その合間には酒盛りが行われます。
踊り手たちは、アユの串焼きを肴にどぶろくを酌み交わし、キセルで刻み煙草をふかしていました。
去年と一昨年は新型コロナにより、酒盛りの回数を減らすなど規模を縮小して実施してきましたが、今年は4年ぶりに、通常の形に戻し、祭りを行いました。
最後の酒盛りを終えると、下駄を境内の外に出し、後踊りが行われます。
踊りが終わると、踊り手たちは一斉に逃げ出します。
逃げ遅れると厄病にかかると言い伝えられていて、先を競って鳥居の外に駆け出しました。 -
やきもち踊りを前に当屋祭
伊那市山寺のやきもち踊りが16日に行われます。
9日は、祭りで使う道具を清める当屋祭が行われました。
やきもち踊りが行われる伊那市山寺の白山社・八幡社合殿です。
16日の例大祭に合わせて踊りが奉納されます。
当屋とは、祭りの当番役のことで、当屋祭は、踊りで使う道具を清める神事です。
9日は、新旧の当屋や氏子の代表など30人ほどが参加しました。
宮司の祝詞には、祭りでふるまうどぶろくや川魚、刻みたばこなどが登場します。
柴満喜夫保存会長や新しい当屋の原文由さんなど参加者の代表が玉串をささげ、当屋祭は終了しました。
原さんは「祭りには親しみがあるが、当屋になるのは確率的にも少ない貴重なこと。大役だがつとめあげたい。」と話していました。
長野県の無形民俗文化財に指定されている奇祭、やきもち踊りは、16日に神社境内で奉納されます。
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伊那市と韮崎市の4年ぶりの文化交流会
伊那市と山梨県韮崎市の文化団体の交流会が、4年ぶりに高遠城址公園で13日に開かれました。
13日は武田信玄の五男、仁科五郎盛信が祀られている新城藤原神社前で文化交流会が開かれました。
伊那芸術文化協会の木村流大正琴伊那支部のメンバーが演奏を行いました。
次に韮崎市文化協会舞踊部のメンバーが踊りを披露しました。
伊那市の高遠城は盛信が韮崎市は信玄の四男、武田勝頼が新府城の城主だったことが縁で伊那市と韮崎市は1974年から文化団体の交流を続けてきましたが、新型コロナの影響で4年ぶりの開催となりました。
また13日は神事が行われました。
文化交流会は年2回開かれ、秋には伊那市が韮崎市を訪れる予定です。
13日は伊那市と韮崎市のおよそ100人が参加しました。
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伊那東小学校で交通安全教室
伊那市の伊那東小学校で交通安全教室が13日に行われ、自転車の安全な乗り方について学びました。
13日の交通安全教室には5・6年生のおよそ180人が参加しました。
5年生の教室では、児童たちが実際の道路を走行し安全運転を学びました。
伊那市の生活環境課交通安全係や地元の交通安全協会も協力して児童たちに道を渡るときは自転車を降りて左右を確認するよう教えていました。
学校まで戻ってくると、校庭内に設置された模擬道路を走りました。
乗車や発進時の確認や交差点での走り方を学んでいました。
ほかにS字走行などを行いました。
伊那東小学校では「自転車に安全に楽しく乗ってもらえるように、基本的なルールや技術を学んでほしい」と話していました。
伊那東小では毎年この時期に交通安全教室を開いています。
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ザ・シワクチャーズ伊那が合唱祭に向け練習
上伊那の60歳以上の女性で構成する合唱団、ザ・シワクチャーズ伊那は国際シニア合唱祭に向け10日に練習を行いました。
練習にはザ・シワクチャーズ伊那のメンバーおよそ25人が参加しました。
4月17日から神奈川県横浜市で開かれる、国際シニア合唱祭「ゴールデンウェーブin横浜」では2曲を披露します。
会場となる横浜みなとみらいホールは改修工事で2年間休館となっていたことから、合唱祭は3年ぶりの開催となります。
国際シニア合唱祭ゴールデンウェーブin横浜は4月17日から19日の3日間開かれ、89団体が出演します。
ザ・シワクチャーズ伊那は18日に出演します。
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南信工科短大 入学式
南箕輪村の長野県南信工科短期大学校の入学式が10日行われ、38人が学校生活をスタートさせました。
今年度入学したのは機械システム学科、電機システム学科それぞれ19人のあわせて38人です。
このほか6か月の短期課程に3人が入学しました。
武田三男校長は「専門分野の知識や技能を身につけて、様々な課題に積極的に挑戦してください」と式辞を述べました。
新入生を代表して機械システム学科の中村璃空さんは「周りの仲間と切磋琢磨しながら、夢や目標に向かって努力していきます」と誓いの言葉を述べました。
南信工科短大の学生はものづくりのスペシャリストを目指して、2年間実践的な技術を学びます。
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箕輪進修高校 86人が入学
箕輪町の箕輪進修高校で入学式が6日に行われ、86人が入学しました。
今年度、箕輪進修高校に入学したのは、男子64人、女子22人のあわせて86人です。
内訳は、クリエイト工学科に17人、普通Ⅰ部に37人、Ⅱ部に27人、Ⅲ部に5人です。
小林敏明校長は「仲間を大切に、初心を忘れず高校生活に打ち込んでください」と話していました。
新入生を代表して、丸山幸大さんが「これからの3年間は、目標を達成するために努力を重ねることを誓います」と宣誓しました。
上伊那8つの公立高校では、5日と6日で入学式が行われ、あわせておよそ1,230人が入学しました。