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高校入試後期志願者数第1回発表
長野県教育委員会は、来年度の公立高校入学者後期選抜の志願者数を25日発表しました。
上伊那の普通科では、伊那北高校が1・08倍となっています。
それでは、全日制の志願者数からお伝えします。
辰野高校です。普通科は65人で0・9倍、商業科は20人で1倍となっています。
上伊那農業高校です。生産環境科は10人で0・5倍、園芸科学科は19人で0・95倍、生物科学科は20人で1倍、緑地創造科は15人で0・75倍となっています。
高遠高校は52人で0・69倍となっています。
伊那北高校です。普通科は259人で1・08倍、理数科は13人で3・25倍となっています。
伊那弥生ヶ丘高校は245人で1・02倍となっています。
赤穂高校です。普通科は167人で1・04倍、商業科は30人で0・75倍となっています。
駒ヶ根工業高校です。3つの学科一括で75人が志願し1・25倍となっています。
続いて、多部制の箕輪進修高校です。
普通I部、II部、III部合わせて90人が志願していて1・25倍、工業I部は17人で0・85倍となっています。
志望変更は28日から3月3日まで受け付けます。
高校入試後期選抜は3月9日、合格発表は3月18日に行われます。 -
【カメラリポート】「愛石」表紙に三峰川石
色のきれいな石、形の変わった石などを集める事を趣味とする人たちのための全国紙、「愛石」三峰川の石が、今年3月号の表紙を飾りました。
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「ふるさとこよなく」田楽座公演
伊那市富県の歌舞劇団田楽座の公演「ふるさとこよなく」が20日、伊那市の伊那文化会館で行われました。
公演「ふるさとこよなく」は、芝居仕立ての作品と民俗芸能の2部構成で行われました。
1部は、田楽座の公演でおよそ30年ぶりとなる芝居仕立ての作品で、1人のおじいさんの祭りに対する思いを描いています。
おじいさんの語りと共に、新春から冬へと季節を追って人々の暮らしを描き、日本各地の神楽や盆踊りなどが演じられました。
観客が舞台に上がり、一緒に田植えの真似をする場面もあり、会場を沸かせていました。
会場にはおよそ千人が訪れ、公演に見入っていました。
今回の公演は、実行委員会「田楽座を応援するってもんずらの会」が行ったものです。
開演前には、公演を成功させようと、法被姿の会員が入場案内や会場整理などを行いました。
会員は上伊那を中心とした有志およそ50人で、同日は30人ほどがスタッフとして陰から公演を支えていました。 -
伊那市西春近の白山社本殿と上牧の八幡宮本殿が伊那市指定有形文化財に
伊那市教育委員会は22日、伊那市西春近の白山社本殿と上牧の八幡宮本殿を伊那市指定有形文化財とすることを承認しました。
白山社本殿は、この地域で当時活躍していた大工、立川内匠正源冨重が1863年に建てたものです。
立川流直系の建築物として確認できる数少ない神社で、当時の神社建築を知る上で文化財的な価値があるとして指定されることになりました。 -
伊那市の西春近北小学校で2分の1成人式
10歳の節目を祝う2分の1成人式が18日、伊那市の西春近北小学校で行われました。
2分の1成人式には、4年生の児童とその保護者などおよそ70人が出席し、節目を祝いました。
2分の1成人式は、両親やお世話になった人への感謝の気持ちを表そうと、行われているものです。
児童を代表して伊藤智美さんは「20歳になったときにどんな大人になりたいかを考え、目標をもって過ごしたい」と話しました。
式では、児童1人ひとりが「素敵な大人になるために」をテーマに「ドレスが似合う大人になりたい」や「バスケット選手になりたい」など、決意を発表しました。
児童らは両親に感謝の気持ちを込め手紙を手渡しました。
ある保護者は「生まれた時の事を思い出した。夢や目標に向かって今できることを精一杯励んでほしい」と話していました。 -
オペラ「春香」練習はじまる
音楽愛好家のグループ、「手づくりの音楽会」が来年6月に公演を予定している、オペラ「春香」のスタッフなどが決まり、合唱団による本格的な練習がはじまりました。
21日伊那市のいなっせでオペラ「春香」の合唱団による練習がありました。
オペラ「春香」は伊那市の名誉市民、故高木東六さんが、韓国南原市を舞台とした純愛物語を基に作ったものです。
公演に向け手づくりの音楽会が合唱団を募集したところ、上伊那を中心におよそ150人が集まりました。
春香役は、オペラ歌手の永吉伴子さんに決まっていて春香の母親ウォルメは、伊那市東春近の唐澤澄恵さんが務めます。
合唱団は来年6月の本番に向け月1回のペースで練習を重ねていくことになっているほか、関連イベントも計画されています。 -
伊那小学校4年仁組 感謝状
西天竜幹線用水路の掃除やゴミの不法投棄防止を呼びかける活動を行っている伊那小学校4年仁組の児童に16日、感謝状が贈られました。
この日は、西天の用水路を管理する西天竜土地改良区の平井眞一理事長が伊那小を訪れ、仁組の児童に感謝状を手渡しました。
仁組は、去年8月、農業用水の施設見学で水路にごみが多く捨てられている事を知り、自分達で考えて掃除を行ったほか、不法投棄防止を呼びかけるチラシやポスターを作るなどの活動をしてきました。
平井理事長は、「西天をきれいにしたいという思いを大人になっても持ち続け、広めていってほしい」と話していました。
仁組は、来年度、西天の水を利用して田んぼを作り、米を売ったお金でチラシやポスターを作って、水路上流の箕輪町や辰野町にも配布したいという事です。 -
南アルプスジオパーク攻略本で授業
南アルプスジオパークについて分かりやすく説明した、小学校の高学年向けの本が完成しました。
18日はその南アルプスジオパーク攻略本を使った授業が、伊那市の東春近小学校で行われました。
授業を受けたのは、東春近小の6年生およそ60人です。
本は、伊那市も加盟する南アルプス世界自然遺産登録長野県連絡協議会が、子ども達に南アルプスの特色などについて学んでもらおうと作成したものです。
18日は、東春近小教諭で、本の作成に携わった北澤夏樹さんが、本を使って南アルプスの歴史や地質について説明しました。
北澤さんは、「南アルプスからアンモナイトや海の中でたまった地層が発見されたことから、南アルプスは、もとは海の中にあったことが分かる」と話しました。
今回、協議会が作成した南アルプスジオパーク攻略本は、56ページに渡り、ジオパークの説明や見所、地球の歴史について、写真やイラストを使って説明しています。
伊那市では、この本を市内全ての小中学校に数冊ずつ配布するとしています。 -
上伊那農業高校合同課題研究発表会
上伊那農業高校の3年生による課題研究発表会が17日、伊那市のいなっせで開かれました。
課題研究は学習科目の一つで、上伊那農業高校では3年生が、個人やグループでそれぞれ課題を決めて1年間研究しています。
研究発表会は、去年から4つの学科合同で行っていて、この日は3年生全員と学校職員などおよそ200人が参加しました。
課題は、栽培した花を使った文字作り、文書デザインのマニュアル制作などで、11のグループが発表しました。
このうち生産環境科環境コースの生徒は、帰化植物の種類や帰化率の調査について発表しました。
調査は、去年の5月から11月にかけて学校敷地内などで行われました。
その結果、シロツメクサとセイヨウタンポポが極端に多く、季節に関係なく生えていたことなどを報告していました。
教諭の一人は、「各学科の特色にあった研究をしてきた。高校3年間の集大成になったと思う」と話していました。 -
H23年度高校入試後期選抜募集人員発表
長野県教育員会は17日、平成23年度公立高校後期選抜の募集人員を発表しました。
上伊那8校の募集人員は次の通りです。
辰野高校は普通科72人、商業科20人の募集です。
上伊那農業高校です。生産環境、園芸科学、生物科学、緑地創造ともに20人ずつの募集となっています。
高遠高校は普通科75人の募集です。
伊那北高校は普通科240人、理数科4人の募集です。
伊那弥生ヶ丘高校は、普通科240人の募集です。
赤穂高校です。普通科160人、商業科40人の募集です。
駒ヶ根工業高校は機械、電気、情報技術一括で60人の募集です。
箕輪進修高校です。普通I部・II部・III部合わせて72人、工業I部が20人の募集です。
後期選抜の志願受付期間は23日縲・5日まで、志望変更受付期間は28日から3月3日までとなっています。 -
富県よろず講座「わら草履作り」
定年退職した男性を対象にした、伊那市の富県公民館のよろず講座は、14日、農村文化を伝承していこうと、わら草履作りを行いました。
この日は、よろず講座の受講生、およそ10人が、草履作りを体験しました。
指導したのは、富県の北條俊雄さんと、手良の蟹澤雪人さんです。
かつて日用品や農作業で使う物は、わらから縄をない、農閑期のこの時期、どの農家でも作っていたという事です。
参加した人達は、60代から80代で、昔を思い出しながら、手を動かしていました。
しかし、数十年ぶりという事もあり、なかなか思うようにはいかず、早い人でおよそ1時間かけ、片足分を完成させていました。
ある男性は「草履も履物文化の一つ。若い人たちに伝承していきたい」と話していました -
新山小学校 トンボの楽園を歌詞にした歌を発表
伊那市の新山小学校の児童は16日、地元にある「トンボの楽園」を歌詞にした歌を発表しました。
この曲は伊那市狐島の小木曽章薫さんが書いた詩に、新山小の児童有志が曲をつけたものです。
新山小では、毎年6年生が卒業記念でトンボの楽園に植樹をしています。
一昨年、小木曽さんが記念植樹につかう桜の木を子供達にプレゼントし、合わせて、「曲をつけて唄ってしい」と歌詞も贈りました。
今日は、学習発表会の中で、全校児童が保護者や地域住民に歌を発表しました。
新山小学校では、今後、地域の行事などで合唱し、歌い継いでいきたいと話しています。 -
西箕輪南部保育園 幼児教育支援プログラムの論文で「奨励園」
伊那市の西箕輪南部保育園が、ソニー教育財団が主催する幼児教育支援プログラムの論文で「奨励園」に選ばれました。
この日は、ソニーEMCS(株)長野テクノロジーサイトの今井隆一さんから、白鳥孝市長と小名木伸枝園長に賞状が贈られました。
西箕輪南部保育園が作成した論文は、去年8月に行った、星の観察や夏の夕暮れを楽しむ会をテーマに教育課程や子供の様子をまとめたものです。
全国から86園の応募があり、そのうちの、奨励園32園のひとつに選ばれました。
西箕輪南部保育園は、去年もこのコンクールに応募していて、2年連続の入選となっています。 -
西箕輪小学校3年生 社会見学
伊那市の西箕輪小3年生の児童は9日、伊那警察署などを見学しました。
この日は3年生74人が2つの班に分かれ、伊那警察署と伊那消防署を見学しました。
伊那警察署では、署員の案内でパトカーについて勉強しました。
署員が、伊那署には17台のパトカーがある事、助手席からも安全確認ができるようバックミラーが二つついている事などを説明すると、子供達は興味深そうに聞いていました。
また、伊那消防署では、消防車や救急車の機能について説明を受けました。
児童らはメモをとりながら熱心に署員の話に耳を傾けていました。
また実際に救急車に乗り中の様子を確かめていました。
西箕輪小3年生は、学んだことを授業でお互い発表しあいまとめを行うという事です。 -
伊那西高校3年生対象に食事の講座
卒業を間近に控えた、高校3年生を対象に、食事の大切さを感じてもらおうと14日、伊那西高校で「おいしくヘルシー食事講座」が開かれました。
講座は、伊那保健福祉事務所職員やボランティアの管理栄養士などで作る「食育キャラバン隊」が、健康の基本となる食事の大切を知ってもらおうと、毎年開いています。
講師を務めた、伊那保健福祉事務所の職員で、管理栄養士の酒井登実代さんは、「朝昼晩と3食きちんと食べる事が大切。食の基本を理解し、あとは、冷凍保存など上手に利用し、楽しみながら食事をとってほしい」と話していました。
講義に続いて、生徒達はグループ毎に別れ、およそ30品の料理などが描かれたカードから、数種類のカードを取り一食分の献立を考えました。
生徒達は、友達と話しながら、好みの食べ物や、栄養のバランスなどを考え、カードを取っていました。
伊那西高校によると、毎年、卒業生の7割近くが、進学などにより親元を離れ、一人暮らしを始めるという事です。
ある生徒は「今までは好きな物だけ食べていた。春からは一人暮らしを始めるので、食事から健康に気をつけていきたい」と話していました。 -
東春近小学校の4年生 りんご体験学習感謝の会
伊那市の東春近小学校の4年生は8日、りんご体験学習でお世話になった伊藤一路さん夫妻を招き、感謝の会を開きました。
感謝の会は、去年4月から学んできたりんご体験学習で、指導してくれた伊藤さん夫妻に感謝の気持ちを伝えようと開かれたものです。
東春近小では、平成6年から毎年4年生が伊藤さんのりんご園で体験学習をしています。
今年も1年間、摘果作業や、収穫作業を行ってきました。
8日は、栽培したりんごで児童らが作ったゼリーを全員で食べながら、1年間の学習を振り返っていました。
伊藤さんは、「みんなが元気と愛情を与えてくれたお陰でおいしいりんごに育った。「1人ひとりが学習を通して成長してくれたことをうれしく思う」と話していました。 -
伊那西高校 卒業記念展覧会
伊那西高校の美術・書道の授業を選択した3年生の卒業記念展覧会が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、美術、書道の授業を選択した3年生の作品と、美術クラブ・書道クラブ・折り紙工芸クラブのクラブ員の作品などあわせて130点ほどが展示されています。
この展示会は、卒業記念として、お世話になった人たちへの感謝をこめて、また、日頃の成果を発表しようと開かれていて、今年で4年目です。
今年は、プロのデザイナーとして活躍している卒業生や美術系の大学や専門学校で学ぶ卒業生10人の作品も展示されています。
芸術の道を選んで活躍している先輩達の作品を見て、後につづく後輩たちの励みになればと、初めて展示されました。
また茶華道クラブによる抹茶の席も会場に用意され、訪れた人に振舞われていました。
伊那西高校では、高校生ならではの感性のあふれた力作が並んでいると話し、来場を呼びかけています。
この作品展は、16日(水)まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
高遠町伝統 だるま市
伊那市高遠町伝統のだるま市が、11日、鉾持神社参道などで開かれ、縁起物のだるまを買い求める人達で賑わっていました。
だるま市は、400年前から続いていると言われていて、毎年、五穀豊穣を祈る、鉾持神社の祈年祭に合わせ開かれています。
参道や高遠町商店街には、およそ70の露店が軒を連ね、大小さまざまなだるまが並びました。
きのうは、朝から雪が降るあいにくの天候となりましが、訪れた人達は、だるまの顔や大きさ等を吟味し、値段交渉を楽しみながらだるまを買い求めていました。
中には、自宅の他に、親戚等に配る為に、いくつもだるまを買い求める人もいて、参道周辺は活気に満ちていました。
訪れた人は「毎年の事。新しいだるまを買ってやっと年が明けた感じがします。」と話していました。
ある露天商は、「雪が降った日は、ふりこむと言い、縁起がいい日。だるまのご利益で、今年一年良い年にしてほしい」と話していました。 -
ゆかいなユカイナパーティー
木のオカリナ「ユカイナ」の教則本とCDの完成を記念して、初めての合同発表会、ユカイナパーティーが12日、伊那市の西春近公民館で開かれました。
パーティーは、ユカイナの製作者、西春近の加納義晴さんが代表を務めるユカイナ倶楽部が開きました。
伊那市と駒ヶ根市の愛好会など8団体、およそ80人が集まり、演奏を披露しました。
今回のパーティーは、教則本とCDの完成を記念し、愛好家が交流しようと開かれました。
教則本は、ユカイナ倶楽部が発行していて、演奏の基本や演奏曲の楽譜などを載せています。
CDは伊那市長谷に葦笛工房を構え、演奏活動をしているグループ「あるみかん」が制作しました。初めてのユカイナのCDで、12曲を収録しています。
パーティーには、西春近南小学校のユカイナ倶楽部の児童2人も参加し、演奏しました。
集まった人たちは、お互いの演奏を聞きあって交流していました。 -
箕輪南小児童とみまもりたいが交流
箕輪町の箕輪南小学校で、登下校時の児童の安全確保のために活動している「南小みまもりたい」と児童との交流会が10日、開かれました。
南小みまもりたいのメンバー6人が学校を訪れました。
交流会は、隊員と児童が交流を深めることで、一層の児童の安全確保を図ろうと、年1回開かれています。
この日は1、2年生の代表児童が、隊員への手紙を読みました。
児童は、「みんなの安全を見守ってくれてありがとうございます」などと感謝し、手紙を渡していました。
3年生から6年生は、学年ごとに太鼓演奏を披露しました。
箕輪南小は、太鼓の活動に力を入れていて、日頃の感謝を込めて演奏しました。
みまもりたいは、地域住民38人が登録していて、登下校の時間に自宅の前に立ったり、一緒に歩くなどして児童の安全を見守っています。
隊長の中村喜男さんは、「すばらしい演奏をありがとう。朝、みんながあいさつしてくれてうれしい」と話していました。 -
高校入試前期選抜合格発表
公立高校前期選抜試験の合格発表が10日、県内の高校で一斉に行われました。
このうち箕輪進修高校では、午後1時に校舎前に掲示板が設置され、生徒や保護者が番号を確認していました。
生徒は、嬉しそうに自分の受検番号を何度も見たり、保護者が携帯電話のカメラで写真を撮るなどしていました。
前期選抜試験は、今月2日に行われました。
箕輪進修高校では4つの部でそれぞれ20人募集し、普通I部44人、II部50人、III部9人、工業I部34人が受検しました。倍率は普通II部が最も高く2・5倍でした。
上伊那全体では、646人受検し、398人が合格しています。 -
伊那養護学校高等部分教室 上農に設置へ
長野県教育委員会は、伊那養護学校高等部の分教室を、上伊那農業高校に設置する案を10日、示しました。平成24年4月の開設を目指します。
これは、10日開かれた長野県教育委員会定例会で示されたものです。
長野県教育委員会によりますと、養護学校の分教室の設置は、県の高等学校再編計画に基づき、県内4地区で進められています。
伊那養護学校高等部の分教室の設置は北信の稲荷山養護学校・中信の南安曇養護学校に次いで3校目です。
上伊那農業高校に設置を予定していて、普通教室棟を改修して使用するほか、特別教室や体育施設の使用については協議していきます。
1学年8人を予定していて、3学年で24人程度を想定しています。
個々の生徒の実態に応じて、各教科の学習を行うほか、社会的・職業的に自立できるよう、作業実習などを行います。
今月に開かれる県議会定例会で可決されれば、来年度、上農高校の改修工事を行うほか、分教室の教育課程の編成などを検討するということです。
分教室は、平成24年4月の開設を予定しています。 -
【カメラ・リポート】田楽座伊那公演 20日に
伊那市富県に拠点を構える歌舞劇団田楽座の公演が、20日に伊那市の伊那文化会館で行われます。
田楽座の稽古場では、披露される演目の一つ、「傘踊り」の稽古が行われていました。
傘踊りは、鳥取県の民俗芸能を元に、田楽座が創作した作品です。 -
みのわ祭り実行委員会 始動
みのわ祭りの企画や運営を行う、みのわ祭り実行委員会。
実行委員会の会長には、平澤豊満町長が、実行委員長には、唐澤修一さんが就任することが決まりました。
7日、箕輪町役場で、今年の祭り開催に向け、初めての実行委員会が開かれ、役員の選出などが行われました。
これまでは、会長と実行委員長は兼務する事が慣例となっていました。
会議で委員会らは、行政と町民が協働で祭りを実施する本来の形を明確にしていこうとの意見があり、多数決の結果、規約を変更し、会長と実行委員長をそれぞれ選出する事になりました。
会長に就任した平澤町長は、懸案となっている、祭りの開催場所について「去年までと同じ国道153バイパスで開催できるよう関係機関と調整していきたい」話していました。
去年まで3年間、会長を務めてきた唐澤実行委員長は、「去年が一つの節目と考えていたが、もう一年、実行委員の協力のもと、町民が楽しめる祭り作りを実施していきたい」と話していました -
恩徳寺で針供養
2月8日は針供養の日です。
南箕輪村の恩徳寺では、畳針に日頃の感謝を込める針供養が行われました。
8日は、県畳商工組合上伊那支部の組合員ら9人が集まりました。
針供養は、折れたり曲がったりして使えなくなった針に、感謝の気持ちを込め行われるものです。
恩徳寺では、40年前の昭和46年に、当時の組合員によって針塚の供養塔が建立されました。
以来毎年2月8日に、針供養を行っています。
組合員らは、長年畳を縫う際に使用した畳針を、豆腐にさして供養していきました。
県畳商工組合上伊那支部の小松正一支部長は「40年前は60人いた組合員も12人となってしまったが、畳の良さを再認識してもらい、今後も絶やさぬように作り続けたい」と話していました。 -
小出太鼓が迫力の演奏
伊那谷伝統文化公演が6日、伊那市のいなっせで開かれ、小出太鼓のメンバーが迫力ある、ばちさばきを披露しました。
公演は、地域の伝統文化の発表の場としてNPO法人伊那芸術文化協会が開いたものです。
6日は伊那市西春近小出の住民らでつくる、小出太鼓のメンバーが太鼓を演奏しました。
小出太鼓は1983年に小出地区の青年会を中心に結成され、現在は小出太鼓育成会のもと、オリジナル曲の創作や演奏活動を行っています。
公演では熱のこもった演奏13曲が披露され、会場には迫力ある太鼓の音が響きわたっていました。 -
引持で大数珠回し
五穀豊穣や無病息災を願う伝統行事、大数珠回しが6日、伊那市高遠町の引持生活改善センターで行われました。
大数珠回しは、伊那市高遠町上山田の引持集落に江戸時代から受け継がれている伝統行事で、6日は、集落の34戸からおよそ50人が集まりました。
集まった人たちは、輪になって座り、大きな数珠を回しながら、南無阿弥陀仏と唱えていました。
数珠の中には、一つだけ大きな玉があり自分の所へ回ってくると頭を下げ、願い事をしていました。
引持集落の住民は「地域の行事を大切にし伝えていきたい」と話していました。 -
手良小でお手玉交流
伊那市の手良小学校4年生は7日、地域で豆の栽培をしている「まめまめくらぶ」のメンバーとお手玉遊びで交流しました。
7日は、まめまめくらぶのメンバー6人が手良小を訪れ、栽培した黒豆を中に入れた、お手玉を児童にプレゼントしました。
交流会は、お手玉遊びを通じて、地域で栽培した豆に親しんでもらおうと、毎年開かれています。
お手玉をもらうと、子ども達は、4縲・人のグループに分かれ、手の使い方や投げる高さなど教わりながら遊んでいました。
ある児童は、「テレビゲームと違い、うまく出来ると、達成感がある。今度は3個に挑戦したい」と話していました。
まめまめくらぶの向山ヒロ子代表は、「毎年この交流会で、子ども達から元気をもらっています」と話していました。 -
信州農村歌舞伎祭
伊那市の伊那文化会館で6日、南信地域の農村歌舞伎が一堂に集まる信州農村歌舞伎祭が行われ、下伊那や木曽、伊那の農村歌舞伎の保存会3団体が出演しました。
このうち伊那市の中尾歌舞伎保存会は、源氏に滅ぼされた奥州安部一族の復讐を描いた「奥州安達原三段目 袖萩祭文の段」を上演し、見せ場になると観客からはおひねりが飛んでいました。
会場は、地元で鑑賞する雰囲気を再現するため桟敷席が設けられたほか、ロビーでは、各保存会の地元の特産品を集めた物産展も開催されました。
農村歌舞伎祭は、高齢化や後継者不足などを抱える保存会の支援や、団体同士の交流を目的に伊那文化会館が行っているもので、今回で5回目となっています。 -
講演会「保科正之と七人の女性」
旧高遠藩主保科正之と関係の深い女性達についての講演会が3日、伊那市のいなっせで開かれました。
これは、上伊那教育会賛助会が開いたもので、会員や一般およそ70人が講演を聞きました。
箕輪町の元教諭、大槻武治さんが、保科正之の生涯に深く関わった女性達について話しました。
大槻さんは、保科正之について研究し、歴史小説「保科正之 人生道中記」を執筆しました。
講演で大槻さんは、正之の母、お静について、2代将軍徳川秀忠との間に正之を出産し、正室お江与の方の嫉妬を恐れ、隠れて正之を育てたと説明しました。
高遠に来てからのお静は、正之が参勤交代で江戸に行く時、どんなに誘われても、江戸には正室お江与がいること、また正之の足手まといになってはいけないという思いから決して江戸には行かなかったと話しました。
大槻さんの歴史小説「保科正之 人生道中記」は、3月初旬に出版されることになっています。