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井月朗読劇 稽古はじまる
漂白の俳人井上井月の生き様や作品、風土などを朗読劇で表現する「コラージュ風狂のうたびと」の稽古が29日から始まりました。 稽古は、これから月に2回のペースで行われ、9月5日の本番をめざします。 今日は、朗読者として応募した10人のうち7人が初稽古に参加しました。 演出を担当する阿部裕吉さんの指導で、井月の俳句を詠みました。 7人は、会社員や主婦などで上伊那地域在住者です。 風狂のうたびとは、井月研究家で俳人でもある春日愚良子さんの脚本をもとにした朗読劇で、音楽や映像も加えます。 今後は子どもの演技者も加えていきます。 稽古に加え井月の足跡をめぐったり、映画ほかいびとの北村皆雄監督の講話も計画されています。 井月の朗読劇「コラージュ風狂のうたびと」は、9月5日にいなっせで上演される予定です。
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伊那北高ジョイントコンサート
伊那北高校音楽部・吹奏楽部合同による第36回ジョイントコンサートが25日夜、伊那市の伊那文化会館で開かれました。 コンサートでは音楽部の合唱班と弦楽班、吹奏楽部が演奏を披露しました。 1部・2部・3部に分かれ、サウンドオブミュージックのメドレーなどが演奏されました。 3部では、全員による生徒たちが作ったオリジナルのストーリーのミュージカルが披露されました。 人々が魂を失って街ににぎわいを取り戻すため、主人公たちが、やさしさの国、強さの国、笑いの国を訪れ、それぞれの国の王から石のカケラを集めるというストーリーです。 最後には、賑わいを取り戻した街で、全員が演奏を披露しました。 ジョイントコンサートは、12年生が参加していて、部の結束を深めるとともに、練習の成果を披露しようと開かれています。
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大型紙芝居 新作「ヤマトタケル伝説」完成
地域の民話を掘り起し、大型の紙芝居にして伝えている「糸ぐるま」代表の久保田文子さんは、15作目となる新作紙芝居「ヤマトタケル伝説」を制作しました。 26日、制作発表が行われ、長谷保育園の園児や地元住民が新作の紙芝居「ヤマトタケル伝説」を鑑賞しました。 久保田さんは長谷など地元に伝わる民話を題材に切り絵の紙芝居を作り伝えていく活動を35年前から行っています。 今回の作品は、山梨県北杜市に伝わるヤマトタケルが植えたとされる桜の伝説と、長谷でヤマトタケルが大蛇を退治したとされる伝説を、ひとつの物語として構成したものです。 長谷には、ヤマトタケルが倒した大蛇の血で赤く染まった川を「赤河原」と呼び、大蛇の首は熱田神社に祭られたとの伝説があります。 久保田さんは来月長谷中学校での上演を予定しているほか、山梨県の北杜市でも上演したいと話していました。
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特別展 内藤家の参勤交代 きょうから
江戸時代の高遠藩主・内藤家の参勤交代に関する資料を集めた特別展が25日から伊那市の高遠町歴史博物館で開かれています。 特別展「高遠藩内藤家の参勤交代」は、地域に残る参勤交代に関連する資料を通して、当時の武家社会について広く知ってもらおうと企画されました。 会場には、高遠町歴史博物館や図書館、個人が所蔵する資料76点が展示されています。 参勤交代は、大名が国と江戸を1年おきに行き来するもので江戸幕府により制度化されました。 1702年に内藤家の2代目が初めて高遠入りする時の様子を描いた絵図では、藩主の周りの家臣は、身なりなどきちんとしています。一方、行列の後ろでは、裸同然の人が暴れる馬を静止しながら引いています。 高遠から江戸まではおよそ200キロ。内藤家では、江戸時代の初めの頃は、中山道を使い片道6泊7日の行程で参勤交代を行っていました。しかし、3代目以降は、1日短い行程で行ける、甲州道中を使用していたという事です。 江戸幕府が定めた参勤交代の制度は、幕府の統制を図り、大名の財政を苦しめる物でしたが、江戸と全国への文化伝承に役立ったと考えられています。 この他に御堂垣外で宿泊するために置かれた本陣で使われた食器や食事の記録なども展示されえています この特別展「高遠藩内藤家の参勤交代」は、6月21日まで、高遠町歴史博物館で開かれています。
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井上井月を偲ぶ句会 俳句楽しむ
伊那市手良の住民有志は、思い思いの俳句を楽しむ、井上井月を偲ぶ句会を25日、中坪公民館で開きました。 句会には、6人が参加しました。 井上井月を偲ぶ句会は、今回で16回目で、3月10日の井月の命日にちなんで毎年3月に開いています。 これまでは優れた句を表彰していましたが、優劣をつけるのではなく研究に重点を置いて行こうと、去年から表彰をとりやめました。 句会にはあらかじめ提出してもらった、28の俳句を、俳人の春日愚良子さんが添削していきました。 「淡雪(あわゆき)やふきぼこ一ツ(ひとつ)おき土産」という句は「淡雪の中に蕗(ふき)んぼ顔出(かおだ)しぬ」と添削されました。 その理由について春日さんは、「淡雪やは、淡雪の中とし、おき土産も、顔出しぬとした方が雪の中に顔を出すフキノトウの様子がわかり易い」と話していました。 井上井月を偲ぶ句会は、その昔、井月が手良で句会を開いていたことから住民有志が行っているもので、年一回の句会の他、吟行なども行っています。
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信大農学部で卒業式
南箕輪村の信州大学農学部で23日卒業式が行われ249人の学生が新たな一歩を踏み出しました。 式では信州大学の山沢清人学長から代表の学生に卒業証書が手渡されました。 今年度卒業したのは学部生184人、修士課程61人、博士課程4人の、合わせて249人です。 式の中で山沢学長は「社会では柔軟な思考ができる独創的な人材が求められている。広い教養を持ちグローバルに活躍できるよう成長することを期待している。」とあいさつしました。 また卒業生を代表して機能性食糧開発学専攻の須田真人さんが誓いを述べました。 卒業生のうち3割が進学、6割が就職し就職先は食品や建設関連会社、公務員などとなっています。
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井上井月の本を北村会長が出版
井上井月顕彰会の北村皆雄会長は、漂泊の俳人、井上井月の生い立ちや普段の生活、幕末から明治にかけてどう生き抜いたかなどを、書いた本を18日に出版しました。 この日は、井上井月顕彰会が伊那市役所で、18日に、岩波書店から出版された本について記者会見を開きました。 出版したのは、伊那市出身で井上井月顕彰会会長で映画監督の北村皆雄さんです。 北村会長が書いた本、「俳人井月、幕末維新 風狂に死す)」は、井月の生活、明治維新の荒波をどう生き抜いたかなどを書いたものです。 この日は他に、映画「ほかいびと 伊那の井月」が4月と5月にヨーロッパ3か国で上映されることが報告されました。 公開されるのはフランス、ドイツ、イタリアで、字幕付きで上映されます。 上映後は、北村さんの対談や講演なども計画されているということです。 井上井月顕彰会は、「ヨーロッパにも俳句の文化があり、上映を通して、井月の魅力が伝われば嬉しい」と話していました。
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公立高校後期選抜合格発表
公立高校の後期選抜の合格発表が20日行われ、全日制では、県内で1万1,135人が合格しました。 このうち伊那北高校では、午前8時30分に合格者の受験番号が記された掲示板が運びだされました。 今年伊那北高校は、普通科200人の募集に対し217人が受験し、204人が合格、理数科は、4人の募集に対し7人が受験し4人が合格しました。 なお、再募集は、辰野高校商業科で8人、上伊那農業高校生産環境科で2人、生物化学科で11人、高遠高校普通科で24人、箕輪進修高校の普通科Ⅲ部と工業科Ⅰ部でそれぞれ若干名です。 伊那北高校の入学式は、4月6日に行われます。
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遺伝子組換え実験 体験
遺伝子の組換えや微生物の産業利用などバイオテクノロジーについて考える、信州大学農学部の公開講座が15日に開かれました。 講座には、高校生から一般まで8人が出席しました。 信州大学では、地域や一般の人に大学でどの様な授業が行われているのかを理解してもらおうと毎年公開講座を開いています。 今回は、農業や環境など農学分野でのバイオテクノロジーの利用として、遺伝子組換え実験を行いました。 出席した人たちは、千菊夫教授から、別々の2つの遺伝子を組み合わせる手順を教わりました。 その後、専用の機器を使い細胞を検査装置へと移していました。 信州大学農学部では、大学の研究の成果を広く知ってもらうおうと今後も公開講座を開くとしています。
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手描きぼかし染め入門 作品展
伊那市総合型地域スポーツクラブの講座の一つ、手描きぼかし染め入門講座の生徒の作品展が、伊那市の八十二銀行伊那市駅前支店で開かれています。 会場には、手描きぼかし染めの作品、30点ほどが並んでいます。 今年度の講座を受講した生徒5人の作品が並びます。 手描きぼかし染めは、着物や帯などに用いられる手描き友禅染を簡略化し現代的にアレンジしたもので、ハンカチ、バッグ、Tシャツなどが染められています。 講師を務める箕輪町の大橋 寿朗さんの作品は色彩のグラデーションで、花や風景を描き出しています。 19日は、いなっせで今年度の最終講座が開かれていました。 大橋さんは、国際美術大賞展で一昨年、文部科学大臣奨励賞を受賞するなど、中央で活躍する作家です。 地域の文化振興に役立ちたいと、2年前から地域スポーツクラブの講座で講師を務めています。 2年目になる生徒もいて、熱心に作品制作に取り組んでいました。 来年度の伊那市スポーツクラブの講座の受け付けは4月1日からで、受付は先着順だということです。 手描きぼかし染め講座の生徒による作品展は、4月16日まで、八十二銀行伊那市駅前支店で開かれています。
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82歳の現役ベーシスト 鈴木勲さんライブ4月に伊那市で
82歳の現役ジャズベーシスト、鈴木勲さんのライブが4月17日、伊那市のいなっせで開かれます。 ライブ主催者代表の百瀬江子さんが所属する伊那異業種交流研究会の例会に招待された鈴木さんは、19日夜、メンバーと交流し、来月のライブをPRしました。 82歳の現役ベーシスト鈴木勲さんは、昭和8年生まれ。 36歳の時に単身渡米し、1950年代から60年代にかけて活躍したニューヨークの有名ジャズバンド、「ジャズメッセンジャーズ」の一員としてアメリカ全土やヨーロッパなどで公演を行ってきました。 現在は神奈川県に住んでいて、伊那市でのライブは初めてとなります。 82歳の現役ベーシスト鈴木勲さんらによるライブは、4月17日(金)午後7時から、伊那市のいなっせ6階ホールで開かれます。 チケットは現在販売中で、全席指定、一般が3,000円となっています。
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中学校で卒業式 義務教育を終え巣立つ
上伊那のほとんどの中学校で18日、卒業式が行われ、9年間の義務教育を終えた生徒達は新たな一歩を踏み出しました。 上伊那では、飯島中学校を除くすべての中学校で今日、卒業式が行われました。 このうち、南箕輪村の南箕輪中学校では、男子79人女子87人の合わせて166人が卒業を迎えました。 式では、戸谷省吾校長から生徒1人ひとりに卒業証書が手渡されました。 戸谷校長は、「人には優しく温かく、自らは厳しく正しく健やかに、限りない未来に向かって新たな一歩を踏み出してほしい」と式辞を述べました。 池田結香さんは答辞で、3年間の思いでを振り返りながら、家族や友人に感謝の気持ちを述べました。 最後に卒業生は力強い合唱を披露し、中学校での思い出を胸に学び舎に別 れを告げました。 高校入試後期選抜の合格発表は、20日に行われます。
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柘植伊佐夫さんトークセッション
伊那市出身でNHK大河ドラマで人物デザインを手掛けた柘植伊佐夫さんのトークセッションが14日、伊那市の伊那図書館で開かれました。 これは、22日まで伊那図書館で開かれている柘植さんの展示会に合わせ開かれたものです。 伊那市芸術文化大使の柘植さんは、映画やテレビドラマで人物のヘアメークや衣装を総合的にデザインする人物デザイナーです。 トークセッションでは、制作の裏話などについて話し、伊那の風景と作品とのかかわりについても触れました。 会場にはおよそ50人が訪れ、柘植さんの話に耳を傾けていました。
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涅槃会法要 園児も参加
釈迦の命日に合わせて行われる涅槃会法要が16日、伊那市美篶の洞泉寺で行われました。 この日は美篶西部保育園の年中園児19人が伊那市の洞泉寺を訪れて涅槃会法要に参加しました。 洞泉寺では、小さなころから地域のお寺や行事に親しんでもらおうと、毎年園児たちを法要に招待しています。 涅槃会法要は、インドで2,500年前に亡くなった釈迦の命日に合わせて行う仏教の行事です。 1年に1度、釈迦の亡くなったときの様子を描いた掛け軸を飾り、釈迦をしのぶものです。 子どもたちは、絵に向かって手を合わせ、頭を下げていました。 横山凌雲(よこやまりょううん)住職は、「この世に生まれてきた皆さんも、自分を大事にし、友達も大切にしてください。」と園児たちに話していました。 法要が終わると、花の模様が入ったもちが全員に配られ、これを食べると1年間無病息災でいられるということです。
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伊那谷まあるい学校見学会
来月から伊那市高遠町のポレポレの丘にオープンする伊那谷まあるい学校の見学会が15日開かれました。 この日は県内外から教育関係者や子供連れの家族など3組がおとずれました。 まあるい学校は、元教員で伊那市在住の濱大輔さんが、一般的な学校とは別の学び方を選択できる新らたな教育オルタナティブスクールとして去年、プレオープンしました。 ここでは、子供達の自発性を尊重し、勉強や読書、外遊びなど、子供達が計画し、進めていく方針です。 参加した人達は、敷地の木を利用したブランコで遊んだり、図書館として利用している、モンゴルの移動式住居ゲルを見学しました。 まあるい学校では図書館とは別に、直径9メートルのゲルを8月までに建てメインの校舎として利用する計画です。
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小学校で終業式 6年生最後の通知票
上伊那の小学校では16日から3学期の終業式が始まりました。 このうち伊那市の伊那東小学校では全校児童が体育館に集まり終業式が行われました。 伊那東小学校6年杏組の教室では小学校生活最後の通知表が、担任の黒河内あけみ教諭から手渡されました。 終業式では、1年生と6年生の代表が、1年間の生活を振り返り、来年度への抱負を発表しました。 6年生の代表は、「運動会、音楽会、修学旅行と楽しい思い出が出来た。中学では、生活にメリハリをつけて頑張りたい」と話していました。 小林克彦校長は、「皆さんはこれまで多くの人の支えがあって成長してきた。これからは、困っている人にあたたかい手を差し伸べる努力をしてください」と話していました。 伊那東小学校ではあす、17日に卒業式が行われ、127人が慣れ親しんだ学び舎を巣立ちます。
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若手音楽家が楽器で子どもと交流
子どもたちがバイオリンやトロンボーンなどの楽器に親しむイベントが15日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。 このイベントは県文化振興事業団による若手芸術家支援事業の一環として開かれたもので親子連れおよそ270人が集まりました。 イベントでは県内出身の若手音楽家5人と子どもたちが楽器を通して交流していました。 子どもたちは初めての楽器にとまどった様子でしたが、音が出ると嬉しそうにしていました。 若手音楽家たちは「子どもたちには気軽に音楽の楽しさを知ってもらいたい。」と話していました。
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「火山峠は日の出る山」
伊那市富県北福地の地名調査報告会が15日、北福地集落センターで開かれました。 報告会では駒ヶ根市との境の火山峠について日が出る山が由来とする説などが報告されました。 地名調査は伊那市教育委員会がその土地と人々の生活から生まれた地名を記録保存し後世に伝えていこうと実施しているものです。 15日は住民およそ50人が集まり富県北福地の地名を調査した6人がその結果を報告しました。 伊那市富県と駒ヶ根市との境の火山峠について、駒ヶ根市の光前寺から見て、この峠から夏至の日の出が見えるためという説が報告されました。 また近くに狼煙台の跡地があることからこの場所で火を焚いたためという報告もありました。 ほかに駒ヶ根市にまたがる高烏谷山について伊那市では「烏」と表記している一方で駒ヶ根市では「鳥」と表記していることから論議になったことがあるということです。 調査委員会では「北福地は歴史と文化は豊富だが記録は少なかったので意義があった」と話していました。
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新視象展
春の国画会展に出品している画家が作品を展示する新視象展が13日から伊那文化会館で始まりました。 会場には、国画会会員による特別出品も含め19点が飾られています。 常に新しい絵画の形を追求しようと平成15年に第一回作品展を開催し今回で9回目となりました。 油絵を中心に80号から600号までの大作が並んでいます。 出品者の1人で画家の小林修一郎さんは、「伊那ではめったにない充実した作品展だ」と話しています。
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伊那谷遺産 100件に
国土交通省天竜川上流河川事務所の人と暮らしの伊那谷遺産選定事業は、目標としていた100件に到達しました。 13日、駒ケ根市の天竜川上流河川事務所で開かれた選定委員会で新たに3件が追加されトータル101件になりました。 伊那市高遠町の法華道、伊那市野底の柵立堤防、飯島町の隅之木碑です。 法華道は、高遠の荊口から入笠山の東斜面を通り、富士見町につながる全長22キロの道です。 道沿いには多くの古刹が並び、法華経伝来の足跡を今に伝える歴史の道でもあったことから法華道と呼ばれました。 伊那谷遺産選定を聞いた伊那市の北原厚さん。 芝平出身の北原さんは、古道復活に力を注いできました。 平成11年から10年以上にわたり藪を狩り続け、今では、多くの人がトレッキングを楽しんでいます。 また、野底の柵立堤防は古くから堤防が築かれ、壊されるたびに修復し、洪水を防いできた歴史を今に伝えています。 高遠藩の阪本天山は、深刻な財政難にもかかわらず、私財もなげうち堤防を築いたとされています。 特殊な工法で大型の柵のようであったことから柵立堤防と呼ばれました。 伊那谷遺産は、先人の営みを再確認して情報発信することで、防災教育や地域振興につなげようと、平成24年から選定作業がスタートしました。 選定委員会委員長の笹本正治信州大学副学長は、「伊那谷遺産選定は、日本で最も進んだソフト面からの防災へのアプローチだ」と話しています。
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東日本大震災から4年 3.11の今⑧ 高校生が見つめる被災地
「実際東北に行ってみてみると、まだ全然復興してなかったりして、苦しく生活している人がいっぱいいて、自分たちが忘れていっちゃいけないなって思いました」 伊那市の伊那西高校。 伊那西高校は、学校創立30周年を記念して去年8月に被災地の視察研修を行い、有志26人が岩手県大槌町(おおつちちょう)などを訪れました。 大槌町は津波や火事による被害が大きく、震災で人口のおよそ1割にあたる1,284人が亡くなりました。 視察研修を中心となって進めてきた前生徒会長の林瑠衣さんです。 林さんは、「老人ホームがここにあったんだよっていう場所は、まったく何もない状態で、ただの土地だけになっていたのが一番印象に残っています」と話していました。 視察で訪れた「子ども夢ハウスおおつち」。 震災で家族を失った子供たちが集まる場所です。 伊那西高校では、子ども夢ハウスの運営を支援しようと、全校でチャリティー人形を制作しました。 7月の文化祭と2月の芸術フェスティバルで、募金を行い、チャリティー人形は300円以上募金した人に贈られました。 集まった金額は合わせて8万8,327円に上ります。 去年11月には報告会が開かれ、全校生徒に被災地の様子を伝えました。 伊那西高校の生徒が見つめた被災地。 思いは、次の学年へと引き継がれます。
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高校入試 後期選抜
県立高校の一般入試にあたる後期選抜試験が11日、一斉に行われました。 県内ではおよそ1万2千人が受験に臨みました。 上伊那では全日制、定時制、多部制、合わせて8校で試験が行われました。 このうち、伊那市の伊那弥生ヶ丘高校では、受付開始の30分ほど前から受験生が会場に向かっていました。 伊那弥生ヶ丘高校では普通科240人の募集に対し、250人が志願していて倍率は1・04倍となっています。 県教育委員会によりますと、試験は予定通り終了したということで、上伊那の高校でもトラブル等はなかったということです。 12日は、辰野高校、高遠高校、箕輪進修高校、赤穂高校の定時制で面接試験が行われる予定です。 後期選抜試験の合格発表は20日金曜日となっています。
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そば発祥の地PR 振興会発足へ
伊那市の白鳥孝市長は、信州そば発祥の地伊那を市内外に向けさらに発信していこうと、来年度振興会を発足させる考えを示しました。 これは11日の、市議会3月定例会で議員の質問に答えたものです。 白鳥市長は「信州そば発祥の地・伊那を来年度は総力をあげて発信していきたいと話し、市内のソバ店や生産者、流通業者などで作る、振興会を立ち上げたいと述べました。 上伊那産のソバ粉を使用する店舗に安定的に高品質の物を供給し他地域との差別化をはかり、ソバの街としての伊那の知名度を上げていきたいとしています。 振興会の発足は、来年度の早いうちをめざし、将来的にはソバ店の認証制度などを設けたいとしています。
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ALTと国際交流会
伊那市教育委員会のはなまる地域探検隊は、市内の小学校や高校のALTと交流する国際交流会を8日開きました。 交流会には、小学生を中心に20人ほどが参加しました。 ALTは、カナダやアメリカ、ジャマイカ出身の4人です。 日本の「だるまさんが転んだ」に似たゲームやチームに分かれて競うスプーンリレーを全員で楽しみました。 隊長の伊藤元郎さんは、「構えずに海外の人たちと触れ合うことで、子どもたちの視野が広がり一体感も生まれる」と話していました。 お昼には、ALTが持ち寄ったレシピをもとにタコスやパエリヤ、バナナフリッターをつくりみんなで味わいました。 はなまる地域探検隊は、発見、なかま、学び、ルネッサンスを合言葉に今年で14年になります。 交流会には、はなまる探検隊を卒業した大学生や高校生もボランティアにかけつけ、会場の設営ゆ配膳を手伝っていました。
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高校入試後期選抜 志願変更後の志願者数
長野県教育委員会は、11日に行われる、公立高校後期選抜試験の志願変更受付締切後の集計結果を5日発表しました。 上伊那の普通科では、伊那北高校が1.09倍と最も高い倍率となっています。 辰野高校普通科は78人で1.08倍、商業科は14人で0.61倍となっています。 上伊那農業高校です。 生産環境科は19人で0.95倍、園芸科学科は22人で1.10倍、生物科学科は7人で0.35倍、緑地創造科は22人で1.10倍となっています。 高遠高校です。 44人で0・67倍となっています。 伊那北高校普通科は217人で1.09倍、理数科は7人で1.75倍となっています。 伊那弥生ヶ丘高校は250人で、1.04倍となっています。 赤穂高校普通科は128人で1.07倍、商業科は44人で1.1倍となっています。 駒ヶ根工業高校です。 3つの学科一括で71人が志願し、1.18倍となっています。 続いて、多部・単位制の箕輪進修高校です。 普通Ⅰ部、Ⅱ部、あわせて47人が志願していて1.18倍、普通Ⅲ部は10人で0.29倍、工業Ⅰ部は18人で0・9倍となっています。 後期選抜試験は3月11日、合格発表は3月20日に行われます。
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富県小2年生 味噌づくりに挑戦
伊那市の富県小学校の2年生が、生活科の授業で5日初めての味噌づくりに挑戦しました。 ゆでた大豆を器具に入れ、ハンドルを回してすりつぶしていきます。 富県小学校の2年生22人は、去年の7月から11月にかけて生活科の授業で大豆を育ててきました。 およそ50キロを収穫し、5日はそのうちの30キロを使って味噌を作りました。 すりつぶした大豆と、麹、塩、水を一緒に混ぜていきます。 児童は、掛け声をかけながら味噌を混ぜていました。 味噌は樽に詰められ、10か月間寝かせます。 100キロほどができるということで、各家庭に配ったり、クラスで食べる計画です。 富県小2年生は来年度、大豆を使って豆腐や醤油作りにも挑戦するということです。
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ブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団 6月に伊那で公演
6月に伊那文化会館で開かれる、ブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団の公演チケットの販売が始まっています。 ハンガリーの歴史ある名門楽団、ブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団は、6月に日本公演を予定していて、伊那文化会館での公演はそのツアーの一環です。 伊那での公演では、唯一、ピアニストの清水和音さんとの共演が行われます。 35年前、伊那文化会館の宮澤敏夫館長が大阪フィルハーモニー交響楽団のコントラバスの奏者だった頃、一緒に清水さんと演奏していた事が縁で実現しました。 演奏されるラフマニノフ作曲のピアノ協奏曲は伊那で聴ける貴重な機会だということです。 チケットの販売は、伊那文化会館で始まっています。 公演は6月9日(火)午後7時から、伊那文化会館大ホールで行われます。
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坂下神社で天神様
学業成就を願う天神様の祭りが28日、伊那市の坂下神社で行われました。 この日は坂下区の小学生や坂下神社の氏子およそ20人が集まりました。 天神様の祭りは菅原道真を学業の神様として祀ったもので、坂下区では坂下神社氏子総代会と坂下子供育成会が毎年この時期に行っています。 代表の児童が玉ぐしを奉納し、学業の成就を祈りました。 お参りが終わると、子ども達は絵馬に願い事を書いていました。 神官の伊藤光森さんは「神様はみなさんを見守っていてくれます。ここを通りかかったらお参りをして神様に顔を見せてください」と話していました。
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認定子ども園 市が支援へ
伊那市山寺にある私立の伊那緑ヶ丘幼稚園は3歳未満の子どもをあずかることができる認定子ども園として移転新築する計画です。 子育て世代の支援に力を入れている伊那市は2日開会した3月議会に移転新築を支援する予算案を提出しました。 緑ヶ丘幼稚園には現在およそ45人の園児がいます。 幼稚園では3歳未満の子どもをあずかることができませんが受け入れ可能となる認定子ども園に県から今月中にも認可される見通しです。 これにともない伊那市西町の小黒川パーキング西側に移転新築する計画で定員は120人、このうち未満児は42人を予定しています。 現在子どもをあずかる時間は午前7時半から午後6時までですが認可されれば午後7時まで延長されます。 またスタッフも10人ほど増員するとしています。 市内で緑ヶ丘幼稚園とすでに認定こども園に認可されている敬愛幼稚園を運営している宮原光生理事長は「働く母親を支援したい。」と話します。 平成23年に認可された敬愛幼稚園は現在97人ほどの園児がいてそのうち31人が未満児だということです。 子育て世代の支援に力を入れる伊那市では認定子ども園としての移転新築におよそ2億2,000万円を補助する予算案を市議会に提出しました。 新しい緑ヶ丘幼稚園は来年4月の開園を予定しています
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巣立ちの春 上伊那の高校で卒業式
3月に入り、卒業式シーズンを迎えています。 1日は、上伊那の3つの高校で卒業式が行われ、生徒達は慣れ親しんだ学び舎を後にしました。 上伊那のトップをきって、辰野高校、高遠高校、赤穂高校で卒業式が行われました。 このうち、高遠高校では今年度92人が卒業を迎え、新井正紀校長から、各クラスの代表に卒業証書が手渡されました。 新井校長は「人生の明確な志を持ち、一度や二度の失敗を恐れず自分の知恵と努力で未来を切り開いてほしい」と式辞を述べました。 卒業生を代表して平岩誉之さんは、高校生活を振り返りながら新たな道へ踏み出す決意を述べました。 式の後、各クラスでは最後のホームルームが行われました。 3年C組では、担任の宮下翔教諭から一人一人に卒業証書が手渡されました。 証書を受け取ると、生徒はクラスメートに感謝の言葉を伝えていました。 高遠高校では、47人が大学や専門学校などへ進学、33人の就職が決まっています。 就職希望者のうち、31人が県内、2人が県外企業に内定しているという事です。 上伊那地域のこの他の高校では、3日から7日に卒業式が行われます。