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今春高卒予定者 南信男子就職内定率前年並みに
長野県教育委員会は8日、今年3月の公立高校卒業予定者の就職内定状況を発表した。
内定率が軒並み前年の同じ時期より低い中で、南信地区の男子のみが93・6%で、前年同期と同じ率となっている。
8日発表の1月末現在の就職内定状況は、南信地区の男子は、 就職希望者数が530人で内定者は496人、内定率は93・6%で前年同期と同率になった。
女子は就職希望者数が308人で内定者は268人、内定率は87・0%で、前年同期より5・3ポイントの減。
男女合計の内定率は91・2%で、前年同期より1・9ポイントの減。
県全体では内定率が86・0%で、前年同期より2・8ポイントの減となっている。 -
「立春朝搾り」出荷
2月4日は、立春。伊那市の酒蔵・宮島酒店では、春を迎えるお酒、「立春朝搾り」の出荷作業が行われた。
宮島酒店では、朝4時半ごろから作業が始まった。
正月が明けてから仕込み、1ヶ月ほど発酵させた日本酒を、この日の朝搾り、搾りたての日本酒を次々に瓶に入れた。
立春朝搾りは、日本名門酒会に加盟する、全国の37の蔵元で15万本が作られ、1000店で販売されている。
立春の朝に搾った酒をその日のうちに味わってもらおうというもので、宮島酒店では、約4000本を作った。
作業には、このお酒を販売する酒屋や居酒屋も毎年参加している。
協力したのは、遠くは横浜や県内の酒屋など20人ほどで庚寅2月4日と書かれたラベルが貼り付けていた。
宮島酒店の宮島敏社長は、「当日出来たものをその日味わえる究極の搾りたて。春を迎える喜びを味わうお酒。今年は、豊かな味に華やかな香りのよいお酒が出来た」と話していた。
この立春朝搾りは、基本的に予約制だが、若干余分があり、伊那市の酒文化いたや、正藤酒店、思い出酒店で販売されている。 -
ふれんどわーく自主製品ネット販売スタート
箕輪町の町障がい者就労支援センター「ふれんどわーく」は先月から、自主製品のネット販売を始めた。
ホームページに紹介されているのは、アクリル繊維で作ったモップやマフラー、ラベンダー入りの置物など13種類。
これらの製品は、ふれんどわーくのオリジナル商品で、少しでも販路が広がり、利用者の収入の増加につながればと、ネット販売を始めた。
ふれんどわーくは、障がいのある人の自立や働く喜びを育てようと作られ、現在は20代から40代の22人が働いている。
主に自主製品の販売や、企業から依頼を受けた仕事、町内施設の清掃等を行い、収入を得ている。
しかし、月平均の売上も、多い時には20万円程あったが、一昨年前からの景気の悪化に伴い、最近は減少傾向にあるという。
ふれんどわーくでは、特殊な物や独自性のある物などはなかなか作れないが、多くの人が見るインターネットで商品を紹介することで、少しでも販路拡大につなげたい竏窒ニしている。
ふれんどわーくの商品は、箕輪町社会福祉協議会ホームページ、または検索サイトで「ふれんどわーく」と打ち込むと閲覧することができる。 -
求人倍率10カ月ぶり0.4倍台
12月の上伊那の月間有効求人倍率は0.44倍で、6カ月連続で上昇し、昨年2月以来10カ月ぶりに0.4倍台に回復した。
12月の月間有効求人倍率は0.44倍で、11月の0.39倍より0.05ポイント上昇した。
上田、佐久、須坂、諏訪に次いで5番目に低い水準ながら県平均の0.46倍に近づいた。
新規求人数は728人で、11月に比べ8.5パーセントの増となり、2カ月ぶりに700人台に回復した。
ただ求人の中身は、先行きの不透明感からか、臨時や短期採用が多く、全数に占める正社員の割合は34パーセントに留まっている。
一方新規求職者は746人で、18カ月ぶりに対前年比で減少した。
12月の事業主の都合による離職者数は142人で、前年同期に比べ54.9パーセント減少した。
ハローワーク伊那では、依然として厳しい状況に変わりはないが、明るい兆しも見えるとしていて、求人倍率は今後も緩やかながら上昇していくものと予測している。 -
ごまの収穫機械開発チーム発足
ごまの収穫作業の省力化を図るため、ごまの収獲機の開発を行うチームが28日発足した。
栽培する農業、加工・販売する商業、収穫機を開発する工業の、農商工連携チームとなっている。
メンバーは、ごまの加工販売を行っている駒ヶ根市の(株)豊年屋、ごまの生産を行っている西春近の循環型農業 夢志の会、金属のプレス加工・溶接などを行っている、駒ヶ根市の(株)ヨウホクなど。
これは、上伊那地方事務所や、農業、商工業関係者などで組織する上伊那農商工連携会議の支援チームの第2号として発足した。
ゴマは、粒が小さく、収穫時期を誤るとはぜてしまう事から、収穫は手作業に頼らざるを得ない状況。
手間がかかりそのほとんどを外国産に頼っているため、収穫機の開発・研究も行われてこなかった。
国産を多く扱いたい豊年屋、ごま栽培の省力化を図りたい夢志の会、収穫機の開発・製品化に興味を持ったヨウホクで利害が一致し、収穫機を開発することになった。
この日は、ごまの収穫の難しさなどについて意見交換が行われた。
チームはこれから、ゴマの試験栽培を行ない、収穫機を開発する。
今年の夏には、試作機を作って、実際に収穫を行いたいとしている。 -
頑張ローメンキャンペーンのPR
伊那名物のローメンで受験生を応援しようと、ローメンズクラブは受験生に100円でローメンを提供するキャンペーンを行う。
28日に食堂「萬楽」の店主でローメンズクラブ会長の正木金内衛さんらが市役所を訪れ、小坂樫男市長にキャンペーンのPRをした。
クラブでは、地元の名物ローメンで受験生を応援するとともに、そのおいしさを多くの人に知ってもらおうとキャンペーンを企画した。
キャンペーンは、受験を控えた中学3年生を対象に行う。
市内の中学3年生全員にキャンペーンチラシを学校を通して配り、そのチラシを持参すると、100点満点にちなんで、並盛り1杯100円で食べることができる。
小坂市長は「伊那といえばローメン。カツ丼に負けないよう頑張って」と激励した。
キャンペーンは2月1日から3月19日までの期間、ローメンズクラブに加盟する20店舗で行われる。 -
商工会議所就職支援講座修了式
就職支援を目的に伊那商工会議所が開いたビジネス基礎講座の修了式が22日、伊那ビジネス専門学校で行われた。
修了式が行われたのは、営業販売の知識を取得する「ITビジネス経理販売能力取得コース」。
講座は昨年12月から150時間のカリキュラムで、経理簿記を中心に面接対策など実践的な就職支援も行われた。
受講者は、現在就職していてキャリアアップを図りたいという人も含め11人で、このうち7人に修了証が渡された。
伊那商工会議所専務理事代行の伊藤正さんは、「勉強をやり遂げた自信を次のステップにつなげてほしい」とあいさつした。
受講者は、「自分の能力向上につなげられた」「できるだけ早く就職できるよう頑張りたい」などと話していた。
今回修了証を受けた7人は、就職に向けて活動していくという。 -
ハイブリッドカー技術研修会
自動車の販売修理を行なうJAグルーブの株式会社オートパル上伊那は、伊那市上牧のオートパル伊那でハイブリッドカー技術研修会を27日開いた。
研修会には、南信地域7つのオートパル所属の工場で働く20人が参加し、自動車の構造に詳しい専門家からハイブリッドシステムや特徴などを聞いた。
オートパル伊那では、国産の全ての車種を取り扱っているが、最近ハイブリッドカーの販売が伸びていることから、修理などをディーラーでなくても積極的に取り扱っていこうと研修会を開いた。
新車の販売台数に占めるトヨタのプリウスやホンダのインサイトなどのハイブリッド車の割合は上昇を続けている一方で、整備を専門とする業者は、「ほとんど入庫がなく、まったくハイブリッド車に触れたことがない」という状況となっていて、今回の研修もこうした現状を打破する意味合いもある。 -
伊那商工会議所議員新年会
伊那商工会議所の議員新年会が22日夜、伊那市内で開かれ、伊那商工会議所の議員など80人ほどが参加した。
新年会の中で、伊那商工会議所の向山公人会頭は、「厳しい経済状況が続いているが、今年は、国の2分の1補助を活用して、商店街の再生に取り組みたい。」、
また、リニア中央新幹線問題についても触れ、「均衡ある国土の発展や、都会と地域との格差をなくすために、Bルートの実現は欠かせない。可能性は低いかもしれないが、国への要望を強化していきたい。支援と協力をお願いしたい」と話した。
新年会では、15年以上議員を務めた11人に対し、日本商工会議所会頭・長野県商工会議所連合会長連盟表彰が伝達された。
また、20年以上商工会議所に勤めた職員6人に対しても、表彰状が伝達された。 -
伊那谷経済動向 水面下で持ち直し傾向
上伊那地域の去年10月から12月の業況は、依然として深刻な状況ながら、水面下で持ち直しの傾向が見られた。
アルプス中央信用金庫は、去年10月から12月の経済動向をまとめ発表した。
それによると、上伊那地域の業況については、好転企業割合から悪化企業割合を差し引いた数値がマイナス54・6と、7月から9月の数値より14・8ポイント改善した。
業種別では、製造業がマイナス56・0、建設業がマイナス30・3、卸売業がマイナス80・0、小売業がマイナス60・0、サービス業がマイナス63・7、不動産業がマイナス66.7で、すべての業種でマイナス領域となっている。
7月から9月の調査と比べて製造業、建設業、小売業、サービス業で改善がみられた。
中でも建設業はマイナス72・2から41・9ポイント上昇し大幅に改善した。
信金では、依然として全ての業種で深刻な状況に変わりはないものの、総じて改善の兆しが見られ、水面下ながら持ち直しの傾向が見られる竏窒ニしている。 -
ブラジル人学校 テレビ電話で授業
伊那市西春近のブラジル人学校コレージョ・デザフィーオでは、テレビ電話を使った授業を始めた。
19日は、ブラジルに住む指導者、ヤマモトクリスティーナさんとインターネット回線を結び、子ども達が授業を受けた。
この学校では最盛期には、15人の指導者がいたが、現在は、学校長を含め3人しかいない。指導者を多く雇う賃金を確保するのが難しいことや、不況の影響で、多くのブラジル人が帰国し、指導者が根本的に不足しているためだ。
ブラジル人学校では、苦肉の策としてインターネットを活用した授業を始めた。
19日は、理科の授業が行われ、地球温暖化や、エコロジーについて生徒らが学んだ。
生徒たちは、ヤマモトさんの問いかけに、テレビを通じて答えていた。
コレージョ・デザフィーオでは、ヤマモトさんのほか、ブラジル在住の3人の指導者を雇い、今後、テレビ電話での授業を毎日行う。
子ども達は「新しいスタイルの授業でおもしろい」「専門の先生に習うことが出来てわかりやすい」などと話しているが、数学など、理解するのに記述を多く必要とする課目については不安もあるようだ。
コレージョ・デザフィーオの飯島ヨシムネ校長は、「子ども達のため、出来る限りの事をしたい」と話していた。 -
寒仕込みピーク
伊那市の宮島酒店では、寒さを利用してつくる寒仕込みの作業がピークを迎えている。
伊那市の宮島酒店では、毎年、一升瓶およそ6万本の酒を作っている。
現在は、20種類の酒の仕込み作業が行われている。
19日は、麹の温度を均一にする積み替え作業や、中に入っている米や麹(こうじ)をかき回して均一にする櫂(かい)入れと呼ばれる作業が行われていた。
寒込みは、その土地の寒さを利用して仕込むもので、酒の香りが良く味がじっくりでるという。
宮島酒店では現在仕込んでいる酒のうち、2月4日の立春の日に、立春朝絞りを販売する。
これは、当日出来た物をその日に届ける、おめでたい酒で今年は5千本を予定していて、今年も例年並みによい出来だという。
宮島酒店ではこれから大吟醸の仕込みが本格化し、酒造りの作業は3月いっぱいまで行われる。 -
伊那市景気動向調査結果公表
景気先行きに不安感高まる伊那市は14日、昨年12月に行った景気動向調査の結果を公表した。今回の調査で、景気の先行きの不透明感、不安感が高まっていることが分かった。
景気動向調査は、伊那市緊急経済・雇用対策本部が、過去2回の調査と同じ事業所を対象に昨年12月に行い、196事業所が答えた。
景気回復の時期について、製造業・建設業関係では、「2年以上先」との回答が46・9%で、半年前の調査結果32・0%より増えた。
また、商業・サービス業・飲食業でも「2年以上先」との回答は今回が60・5%で、半年前の46・7%より増えた。
調査の結果、景気の先行きの不透明感、不安感が高まっているという。
また、製造業・建設業関係では、受注が徐々に回復してきている状況がある一方、依然として厳しい状況の事業所もあり、業況の二極化が進んでいる様子がうかがえるという。
今後の経営の方向について、製造業・建設業関係では、「取引先の開拓・拡大」「技術の高度化」などを挙げる企業が増えた。
商業・サービス業・飲食業では、過去の調査で3位だった「接客技術の向上」が2位になっている。 -
企業で仕事始め
年末年始休みも終わり上伊那の多くの民間企業で5日から、仕事始めとなった。
このうち、電子部品の製造販売を行っている伊那市のルビコンは、本社で行われた始業式で、約450人の社員を前に登内英夫会長が年頭のあいさつをした。
登内会長は「去年の暮れは、一昨年の暮れと比べると受注件数が好調。例年12月から2月3月にかけては厳しい時期だが今回は逆の状況になっている。今年もみなさん一丸となってこの1年間を戦い抜いて欲しい」と社員に呼びかけた。
ルビコンによると現在、去年の倍の受注を抱えていて、薄型テレビをはじめとする電子機器の好調な売れ行きがその要因と話している。
また、箕輪町で抵抗器の製造販売を行っているKOAの向山孝一社長は、「徹底的なコスト削減や効率化など全社一丸となった結果、今期中間決算では営業利益、経営利益ベースで黒字を確保することができた。環境をはじめとする新たな有望分野において5年先、10年先を見据え顧客に対して的確な提案を行い、一層の信頼を勝ち得ていかなければならない。経済的に逆境な今こそが、その大きなチャンス」とのコメントを発表している。 -
伊那市通り町で「新春お宝投げ」
伊那市通り町商店街の新年の恒例イベント、新春初売りお宝投げが2日に行われた。
いなっせ北側広場には、ファンヒーターや米などがあたるお宝抽選券を求めて、約400人が集まった。
お宝投げは商店街の活性化を目的に通り町やいなっせの商店が行っているイベントで、今年で4年目になる。
抽選券や商品券は切り餅と一緒に入れられていて、集まった人たちは投げられたお宝めがけて飛び付いていた。
ある人は「普段は地域の商店街を利用することがあまりない。楽しみながら地域の店を利用できる良い企画だと思う」と話していた。 -
上伊那の来春高卒者の内定率 84.4%
上伊那の来春高校新卒者の、11月末現在の求人・求職の状況が25日発表された。
就職内定率は、84.4%で、前の年の同じ時期に比べ、6.6%のマイナスとなっている。
これは、ハローワーク伊那がまとめたもので、11月末現在、求人数は238人で、前の年の同じ時期の574人に比べ58.5%の減、また、求職者は256人で前の年が375人だったのに対し31.7%少なくなっている。
就職内定率は、長野県全体の内定率73.4%を上回る84.4%で、前の年の90.9%と比べて6.6%のマイナスとなっている。
ハローワーク伊那によると、伊那職業安定協会や高校など各機関と連携しながら、求人開拓をしてきた成果があり、ここにきて就職内定率が例年並みに持ち直してきたという。
また、今年の厳しい就職状況をみて、高校生が就職から進学に切り替えたことも、持ち直してきた要因とみている。
ハローワーク伊那では、「ここからの活動が重要になる。来年1月に開く、高校生就職面接会を始め、危機感を持って、高校と協力しながら100%の就職内定率を目指したい」と話していた。 -
上伊那11月の求人倍率0.39倍
ハローワーク伊那は、11月の上伊那の月間有効求人倍率が0.39倍だったことを発表した。
5ヶ月連続で上昇しましたが、企業の求人が減るなど、依然として厳しい状況となっている。
11月の上伊那の月間有効求人倍率は、0.39倍で、10月の0.38倍より0.01ポイント上昇した。
県平均は0.44倍で、上田の0.35倍、佐久の0.38倍に次いで3番目に低い地域になっている。
新規求人数は、671人で、10月に比べ15%、前の年の同じ時期に比べ27%、減少した。
一方、新規求職者数は、3カ月ぶりに900人台を割り込む821人となった。
11月中に就職した人の数は317人で、10月より15%、去年の同じ時期より34%増加した。
ハローワーク伊那では、「極端に悪くなることもないが、改善することもない状況」として、依然として厳しい雇用情勢が続くとみている。 -
高校生の就職面接会 初開催へ
ハローワーク伊那は、かつてない厳しい高校生の就職状況を受けて、高校生のみを対象とした就職面接会を来年1月28日に初めて開く。
11月に上伊那の高校や市町村、商工団体などの関係機関が参加し開かれた高等学校雇用対策会議で、開催の要望があったことなどからハローワーク伊那が初めて計画した。
大学生や一般に、高校生も加わっての面接会は県内の他地域にもあるということだが、高校生のみを対象としたものは県内でも初めてだという。
ハローワーク伊那によると、9月末現在、上伊那の就職内定率は48・6%で、前年同時期に比べ23%のマイナスとなっている。
10月から11月にかけて、内定率は例年同様80%ほどに持ち直してきているということだが、求人数が、いつもの年より6割減となっているなど厳しい情勢が続いている。
ハローワーク伊那では、面接会に参加する企業について、製造業を中心に10社ほどの参加を見込んでいるが、高校生に出来るだけ多くの選択肢を持たせられるように、引き続き参加企業を募集している。
来春卒業予定の高校生を対象とした就職面接会は、来年1月28日にいなっせ5階で開かれる。 -
伊那プレミアム商品券第2弾発売
1万円の商品券で1万1千円分の買い物ができる、いーな伊那プレミアム商品券の第2弾が19日、発売された。
市内6カ所の販売会場のうち、伊那商工会館には販売開始前から多くの人が集まり、列を作っていた。
いーな伊那プレミアム商品券は、前回の販売後、地域から第2弾を発売してほしいとの要望が多かったことから2度目の販売となった。
千円の商品券11枚綴りのセットを1万円で販売。総額は2億2千万円。
今回はより多くの人に買ってもらえるようにと、購入金額の上限を前回の20万円から10万円に引き下げた。
また、新しい取り組みとして、商品券利用時にもらえるスタンプを3つ集めて応募すると、液晶テレビなどが当たる、お楽しみ抽選会も企画されている。
商工会館には、出費が多くなる年の瀬を前に10%お得なプレミアム商品券を購入しようと多くの人が集まり、販売開始から3時間後の午後1時には完売となった。
同日の販売では全体の7割にあたる約1万4千セットが販売されていて、明日は残り6千セットが販売される。 -
上伊那地域経済情報交換会
上伊那地域の中小企業の今後3カ月後の経営予想は、約6割の事業所が「悪い」としていることが分かった。
これは、18日開かれた上伊那地域経済情報交換会で報告された。
情報交換会に示されたデータは、県が、上伊那地域の62の中小企業に対して行なった調査によるもの。
それによると、前年同時期に比べ、全ての業種において8割を超える事業所が「悪い」と回答している。
3カ月前と比べると、製造業で4割ほどが「良い」と答えている。
しかし、3カ月後の予想では、建設業・卸売業・小売業・サービス業で、7割が「悪い」と回答している。
上伊那地方事務所によると、製造業では若干状況は上向きになってきているが、製造業の不況の影響が、商業・サービス業に広がったのではないか竏窒ニしている。
宮坂正巳上伊那地方事務所長は、「こうした厳しい経済情勢の中で、各機関同士の連携が必要。今日の情報交換を不況対策に役立ててほしい」と話していた。 -
伊那中央石油
「にこにこレンタカースタート」株式会社伊那中央石油セルフナイスロード店では、12時間、2,525円のレンタカーサービス、ニコニコレンタカーを10日から始めた。
伊那中央石油セルフナイスロード店では、主軸のガソリン販売に加え、中古車販売も行ってきた。
進むエコ、景気後退による自動車の保有台数の減により、ガソリンの消費は、減少傾向にある中で、伊那中央石油が始めたのがニコニコレンタカーサービス。
利用者は、格安でレンタカーを借りることができ、使ったガソリンは、スタンドの売り上げにつながるというしくみ。
レンタカーは、排気量別に4段階に価格わけされていて、1000cc以下で12時間2,525円、ミニバンクラスでも6,825円と通常のレンタカーに比べ格安で借りることができると評判だ。
上伊那では、初めてというこの低価格レンタカーサービス。ガソリン販売業界でも時代を見据えた新たな業務展開がスタートしている。 -
伊那商工会議所企画「専門店めぐり」
伊那市内にある専門店をタクシーで巡り、専門店ならではの魅力を知ってもらうイベントが10日、初めて行われた。一般から9人が参加し、ジャンボタクシーに乗って専門店を回った。
これは、伊那商工会議所が商店街の活性化を目的に今回初めて企画した。
4つの店をめぐるコースで、一店目は、伊那市山寺の「キタノヤ電器」を訪れた。
参加者は、地上デジタル放送に対応するために、「プラズマテレビと液晶テレビはどちらを購入すればよいか」など、日ごろ疑問に思っている点を質問していた。
キタノヤ電器の北原國人社長は、「専門店では、エコポイントの申請など、きめの細かいサービスやアフターサービスが充実しています」と話し、専門店の利用を参加者に呼びかけていた。
2店目は、上牧の菓匠しみずを訪れ、清水紀光社長の話を聞いた。
清水社長は「従業員には、作っている仕草や表情にも気をつけるように言っている。明るく生き生きと働いている姿が、ケーキをより美味しくさせる」など、心がけていることを説明した。
参加者にはケーキが配られ、実際に味を楽しんだ。
この専門店めぐりは、15日にも予定されていて、花屋や布団専門店などを巡ることになっている。 -
マシンエンジニアリング 教育用カムキット開発
南箕輪村のマシンエンジニアリングは、カムの構造を知るための教育用カムキットを開発した。
マシンエンジニアリングは自動組み立て機械や産業機械などの企画、設計、製造などをしている。
従業員は約70人で自動車メーカーなどのオートメーション化を図るための技術開発などを手掛けている。
マシンエンジニアリングが今回開発した教育用カムキットは若手社員や工業系の学生に機械づくりの楽しさに触れてもらおうと作られた。
キットはノズルを回すとアームが部品をつかみ移動させる仕組みになっていて、軸の回転運動を直線運動などに変換するカムの構造を学ぶことができる。
この教育用カムキットは組み立て式で工業高校の生徒やメーカーの若手社員向けに1セット8万円から10万円ほどで販売することにしている。
伊藤忠治社長は、「このキットを技術者を目指す人たちのスキルアップに活用してもらいたい」と話している。 -
シルバー人材今年は受託減少
厳しい経済情勢の中、社団法人・上伊那広域シルバー人材センターの今年10月末現在の実績は、前年の86%にあたる2億8700万円と、4400万円の減となっている事が分かった。
4日は、南箕輪村公民館で、伊那公域シルバー人材センターの南箕輪地区の懇談会が開かれ、今年度・10月末現在の事業実績などが報告された。
それによると、上伊那全域では、公共・家庭からの受託は、件数でも金額でも前年を超えていますが、民間からの受託が前年にくらべ68%、金額で6100万円の減と大きく落ち込んだ。
そのため、全体でも、前年の86%、金額では4400万円減の2億8700万円の実績となっている。
人材センターでは、厳しい経済情勢が続いているため、製造業や小売業など民間からの受託減につながったものと見ている。
南箕輪村では、民間の受託は、前年の85%と上伊那全域よりは下げ幅が少なく、全体では200万円減の4200万円の実績となっていて、一人当たりの配当金も最も高くなっている。
清水武茂地区委員は、「大変厳しい情勢だが、会員のお陰で、村の稼働日数も多い。南箕輪独自の事業もあるので、会員が交流し、お互いの顔を覚えてもらいたい」と話していた。 -
建設労連箕輪支部青年部が包丁とぎ収益金を寄付
上伊那建設労連箕輪支部青年部は、箕輪町のイベントで行なった包丁とぎサービスの収益金を4日、町に寄付した。
4日は、箕輪支部青年部の上野秋光青年部長らが、町役場を訪れ、平沢豊満町長に寄付金を手渡した。
建設労連箕輪支部青年部は、40人ほどの会員が活動している。
今年も、11月のイベントで、包丁1丁200円という格安で、包丁とぎやはさみとぎのサービスを行った。
中には、10丁ほど包丁などを持ってくる人もいて、最終的には、断らなくてはならなくなるほどの大盛況だったという。
4日はそのサービスの収益のうち、経費を除いた3万700円を、町に寄付した。
平沢町長は、「年末に尊いお金をありがとうございます。福祉に役立てます」と話していた。 -
伊那商議所青年部が劇で「裁判員制度」
伊那商工会議所青年部などは、裁判員制度について理解を深めてもらおうと30日夜、伊那市のいなっせで劇を発表した。
これは、裁判員制度をよりわかりやすく劇を交えながら解説しよう伊那・駒ヶ根・飯田の商工会議所青年部が開いた。
台本は、アザレア法律事務所の弁護士 伊藤浩平さんを中心に制作された。
劇は架空の事件をもとに様々な職業の人が裁判員として選ばれた時の対応や判決までの流れを劇で発表した。 -
伊那法人会 座談会
上伊那の企業でつくる、社団法人伊那法人会は、来年1月に発行する会報の企画「新春座談会」の取材を30日、伊那市内で行った。
座談会は、法人会の北原國人会長や副会長など6人で行われ、今後の会のあり方や方向性について、意見が交わされた。
伊那法人会の会員は、2千2百社あまりですが、長引く不況により、減少が続いているという。
今回の企画は、現状を見直し、より良い、魅力ある組織にしていこうと行われた。
座談会では、自己啓発や研鑽の場、異業種や同業他社との交流の場となる事をPRすると共に、社会貢献活動の充実が必要などといった意見が出されていた。
また、来年は会発足から25年の節目を迎える事から、多くの人が楽しめるイベントを開きたいとしている。
この座談会の模様を掲載した会報は、来年1月に発行される予定。 -
伊那商工祭スタンプラリー抽選会
伊那総合物産展示会・商工祭の中で行われたスタンプラリーの抽選会が26日、伊那商工会館で行われ、商工祭実行委員会が抽選した。
スタンプラリーは、10月に開かれた商工祭の中で、展示ブースを楽しみながら回ってもらおうと行われた。
今年は、2日間で232人の応募があった。
景品は、ゲーム機や、協賛企業からの景品合わせて25品。
抽選の結果、伊那市で15人、箕輪町など上伊那郡内で10人が当選した。
当選者には12月初めに当選通知が郵送され、伊那商工会議所の窓口で景品を渡すという。 -
上伊那地域商店街活性化セミナー
空洞化に悩む商店街の活性化を図ろうと、地元商店街の取組みを学習するセミナーが27日、伊那合同庁舎で開かれた。
セミナーでは、地元商店街による取組み事例が発表された。
JR伊那北駅前での朝市や伊那小学校の児童と一緒になってハロウィンを実施するなど活動している八幡町ロマン通り商店街の取組みについて、山寺活性化協議会の矢野昌史会長が発表した。
また、おもちゃ博物館や商店街のスタンプラリーを実施している高遠商店街活性化の取組みについて、伊那市商工会の西藤丈司経営指導員が発表した。
このほか、駒ヶ根市のポイントカードや辰野町のこだわりの商品をつくる活動などを聞き、参加者たちは、魅力ある商店街づくりや活性化のポイント、手順などについて確認していた。 -
酒とそばを楽しむイベント
地元産の新ソバと地酒を楽しむイベントが23日、南箕輪村の酒店叶屋で開かれた。
イベントは、「叶屋」と村内の飲食店「新兵エ」が、南箕輪産の米で作った日本酒と、村で収穫した新蕎麦をPRしようと初めて企画した。
参加費は大人千円で、訪れた人たちは受付でお猪口を受け取り、地酒の試飲や新ソバの香りを楽しんでいた。
イベントを企画した叶屋の倉田克美さんは、「個人商店が一緒にやることに意義がある。商売の弾みになれば」と話していた。
また、新兵エの根津直明さんは、「初めは、しゃれのつもりで始めたが、地元の良さを発信できれば」と話していた。
叶屋と新兵エでは、南箕輪村産の米を使った地酒と、手打ち蕎麦の詰め合わせセットの販売を始めていて、年末の贈答用のほか自宅でも楽しんでもらえれば竏窒ニ話していた。