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みはらしファーム3施設 臨時休業
新型コロナウイルスの影響で、伊那市西箕輪のみはらしファーム内、農産物直売所とれたて市場など3施設が13日から臨時休業します。
13日から休業するのは、農産物直売所とれたて市場、ファームレストラントマトの木、信州伊那そば処名人亭の3施設です。
24日までの2週間となっていて、市内の小中学校の再開に合わせたということです。
3施設の指定管理者となっているJA上伊那によりますと、3月上旬から徐々に客足が減り、例年の2割ほどに落ち込んだということです。
県内外の来訪者により、市内での新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、臨時休業を決めたということです。
JA上伊那では、今後も状況に応じて対策していくとしています。
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伊那商議所 新型コロナ緊急経営相談会
伊那商工会議所は新型コロナウイルスの影響による緊急経営相談会を8日開きました。
伊那商工会議所の唐木和世会頭は「製造業やサービス業など様々な業種で影響がでている。終息が見えない中ではあるができる限りの支援をしていきたい」と話していました。
緊急経営相談会は新型コロナの影響が長期化する中、金融や労務、補助金についてワンストップで対応できるよう開かれました。
きょうは日本政策金融公庫やハローワーク、中小企業診断士が相談に応じました。
8日は事前に予約した32社が訪れたという事です。
伊那商工会議所によりますと2月下旬からコロナ関連の相談が増え、これまでに120件あったという事です。
伊那商工会議所では随時窓口で相談に応じています。 -
高遠城址公園など閉鎖へ
伊那市新型コロナウイルス感染症対策本部会議が今日開かれ、高遠城址公園、中央の伊那公園、西町の春日公園が4日から散り終わりまで閉鎖することが決まりました。
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みはらしいちご園 5日で今季営業終了
伊那市西箕輪の「みはらしいちご園」は、新型コロナウイルスの感染防止のため、予定より2か月早く今月5日で今シーズンの営業を終了することを決めました。
みはらしいちご園では、1月2日から今シーズンの営業を開始し、この時季は5月の大型連休に向けて例年多くの人が訪れます。
毎年およそ3万人が訪れていますが、今年は新型コロナウイルスの影響で、予約状況は例年の3分の1ほどにとどまっているということです。
2月下旬から徐々に客足が減少し、3月下旬の3連休で少し持ち直したということですが、その後自粛ムードが高まり、再び客足は減ったということです。
ウイルスの感染拡大を防ぐため、6月上旬まで予定していた今シーズンの営業を、2か月早めて今月5日としました。
園内には17棟のハウスがあり、紅ほっぺ・章姫・女峰の3種類のいちごを味わうことができます。
新型コロナウイルスの感染防止のため、1つのハウスに50人以上集まらないなどの対策を行ってきたということです。
みはらしいちご園では、3日から5日までの予約は全て埋まっていて、新規の予約と当日の予約なしの来園は受け付けていないということです。
今季の営業終了後、いちごは上伊那の直売所などで販売するということです。 -
JA上伊那で入組式
JA上伊那の新規採用職員入組式が31日JA上伊那本所で行われました。
JA上伊那の新規採用職員は男性6人、女性9人の合わせて15人で御子柴茂樹組合長から辞令が交付されました。
また式では新規職員がJA綱領を唱和しました。
御子柴組合長は「これから社会人として自分を磨き地域から信頼される職員になってください」とあいさつしました。
また代表の今井智也さんが誓いの言葉を述べました。
新しい職員は31日までに2週間ほどの研修を受けていて4月1日から配属された部署での勤務が始まります。
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高遠アロマバーム「桜雫香」発売
伊那市商工会女性部は、高遠の桜の葉から香りを抽出した保湿クリーム 高遠アロマバーム「桜雫香」を発売します。
こちらがアロマバーム「桜雫香」です。
保湿効果があり、肌や唇など全身に使える他、桜の香りの練り香水としても使えます。
伊那市商工会女性部が収穫した高遠町下山田の大島桜の葉から香りを抽出しています。
商品は、伊那市が一般社団法人長野県農協地域開発機構に開発を業務委託し、伊那市商工会女性部の協力のもと製造されたものです。
ホホバオイルとミツロウが使われていて、天然素材にこだわったということです。
製造は2年目で、つけ心地を改良した他、より香りを強調した
ということです。
高遠アロマバーム「桜雫香」は、1個15グラムで1000円です。
30日から伊那市商工会の窓口や女性部の店舗で販売されます。
今年度は限定280個の販売となります。
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高遠城址・伊那・春日公園 花見の自粛要請
伊那市の白鳥孝市長は、新型コロナウイルスの感染拡大予防対策として高遠城址公園、伊那公園、春日公園での花見の自粛を要請するコメントを29日発表しました。
伊那市は29日新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、市民や観光客など広く一般に対し高遠城址公園や伊那公園、春日公園での花見の自粛に理解と協力を求めていく事を決めました。
国内での感染者の発生状況や県内での発生リスクを検討し、花見の自粛を求める事を決めたという事です。伊那市は、上伊那で感染者が確認された場合には公園の閉鎖も検討しているという事です。
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中央アルプス国定公園
希少な氷河地形や貴重な高山植生が見られるなど傑出した自然環境を持っていることが評価され中央アルプスが27日、国定公園に指定されました。
指定は、国内で57か所目、県内では51年ぶりとなります。
国定公園は、国立公園に準ずる優れた自然の風景地として定められた地域で都道府県が管理します。
中央アルプスは、カールなど優れた氷河地形や渓谷地形があること、コマウスユキソウなど貴重な高山植物があり、優れた風景地であることなどが評価されました。
対象は、駒ヶ根市を中心に13市町村に渡る3万5千ヘクタールとなっています。
国定公園に指定されるのは国内で57か所目、県内では51年ぶりとなります。
特別保護地区が新たに設定され希少な自然環境の保護を図る他、指定による知名度向上のメリットを活かし、公園全体の適正な利用を推進します。
7月には、国定公園指定を記念したフォーラムが駒ヶ根市で開かれることになっています。
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伊那まつり9月12日・13日開催
伊那まつり委員会が23日伊那市役所で開かれ、今年の伊那まつりは9月12日と13日に開催することが決まりました。
この日の委員会では、今年の伊那まつりの日程について確認が行われました。
新型コロナウイルスの影響については、動向を注視しながら対応策を検討するとし、9月12日と13日に開催することが決まりました。
9月の開催にあたり、日没が午後6時となることからイベントの開始時間を例年より1時間前倒しするなどの課題も挙げられました。
東京オリンピック・パラリンピックの延期や中止の対応については、日程を変更せず行うことが確認されました。
なお、今年の伊那まつりのテーマは「翔」に決まりました。
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箕輪町独自の新型コロナ緊急対策資金創設
箕輪町は、新型コロナウイルスで、売り上げの減少などの影響を受ける町内の事業所を支援するため、町独自の緊急対策資金を4月1日に創設します。
緊急対策資金の対象となるのは、新型コロナウイルスにより、最近3か月の売上が、前の年の同じ時期に比べ20%以上減少している中小企業などです。運転資金2000万円を限度に貸し付けます。
利率は年1.0%で、貸付期間は7年以内と長く、利子を全額町が補助します。
金融機関の協力を得て、町が独自に支援するものです。
白鳥政徳町長は「かなり大胆な仕組みを作らないとメリットが生まれないと考えた。厳しい状況だが町内の企業に踏ん張ってもらいたい」としています。
新型コロナウイルス緊急対策資金の相談は、23日から、町商工観光推進室商工係で受け付けます。融資の受付開始は4月1日となっています。
問い合わせ先は、電話96-8300です。
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地価公示 南箕輪村22年ぶり上昇
国土交通省は、今年1月1日時点の地価公示価格を、18日発表しました。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、南箕輪村田畑の住宅地が22年ぶりに上昇となりました。
地価の公示は、一般の土地取引の指標や公共事業での土地取得の算定基準となり、不動産鑑定士が1平方メートルあたりの価格を判定したものです。
南箕輪村田畑の住宅地は18,100円で100円上昇し、率にしてプラス0.6%で22年ぶりの上昇となりました。
国土交通省によりますと、南箕輪村は、長野県内で人口増加率が最も高く、高齢化率は最も低いことから、住宅地の需要が堅調なことが要因だということです。
また、3市町村では、伊那市荒井の商業地が1平方メートルあたり47,200円でマイナス2.5%、上新田の住宅地が30,000円でマイナス0.7%となっています。
箕輪町では、松島の商業地が28,800円でマイナス2.7%、同じく松島の住宅地が25,700円でマイナス1.9%。
南箕輪村南殿の住宅地が18,700円、北原の住宅地が10,900円でともに横ばいとなっています。
調査は、県内の43市町村、332地点で行われました。
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ぐるっとタクシープレ運行
伊那市が4月から地域公共交通として本格運行を始める、「ぐるっとタクシー」のプレ運行が17日から始まっています。
17日は、市内にコールセンターが設置され、車両にプレートが取り付けられました。
ぐるっとタクシーは、4月から伊那市の西部地区で本格運行を予定しているドアツードア乗合タクシーで、予約が入ると人工知能AIが配車を行います。
運行エリアは、伊那市の西春近エリアと、伊那西部、西箕輪、市街地北部の一部で、利用できるのは運行エリアに住んでいる65歳以上の高齢者や免許返納者、障がい者となります。
いずれも事前の登録が必要で16日現在の登録者数は702人となっています。
運賃は1回500円で、免許返納者や障害者は250円、ケーブルテレビやインターネットで予約すると300円です。
17日と18日の2日間の利用者数はあわせて24人でした。
伊那市では4月から本格運行を始める予定です。
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高遠の桜 開花は3月末の予想
民間気象情報会社のウェザーニューズは17日、第6回桜の開花予想を発表しました。
高遠城址公園の桜は3月31日開花の予想です。
伊那市高遠町の高遠城址公園では、園内の桜のつぼみが膨らみ始めています。
ウェザーニューズの発表によりますと、高遠城址公園の桜は、前回の発表より開花・満開とも 1日早まり、3月31日開花、4月5日満開となっています。
3月中に開花すれば記録が残る25年間で最も早い開花となります。
ウェザーニューズの次回の開花予想の発表は3月24日の予定です。 -
高遠さくら祭り中止 影響を懸念
伊那市は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、今年の高遠城址公園のさくら祭りを中止することを13日決めました。
中止の判断を受け高遠町の商業関係者に話をききました。
14日の高遠城址公園です。
午前中から降った雪が園内の桜に積もっていました。
伊那市商工会の岩附宏会長です。
今回の中止が高遠の観光産業に与える影響は計り知れないと話します。
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新型コロナ感染防止で今年のさくら祭り中止
伊那市は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、今年の高遠城址公園のさくら祭りを中止とすることを、今日決めました。
今日伊那市役所で開かれた新型コロナウイルス感染症対策本部会議で決定しました。
高遠城址公園のさくら祭りが中止となるのは、昭和58年1983年の有料化以来初めてのことです。
伊那市では、新型コロナウイルスの拡大を回避するためさくら祭り期間中のすべてのイベントを中止します。
高遠城址公園への入園は終日無料となります。
高遠閣の休憩所は閉鎖とし、園内や市が管理する場所への出店は許可しないということです。
ライトアップは全て中止とし、ぼんぼりはつけず、園内での宴会の自粛を呼びかける看板を設置するということです。
市営の駐車場は公園グラウンド駐車場のみ有料で開設し、シャトルバス・循環バスの運行はありません。
去年のさくら祭りの有料入園者数は16万923人、昭和58年からの累計の有料入園者数はおよそ900万人です。
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伊那商工会議所 中小企業支援を伊那市へ要望
伊那商工会議所は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、客足の低下で売り上げが減少している中小企業への支援対策を伊那市に11日要望しました。
11日は、伊那商工会議所の唐木和世会頭らが伊那市役所を訪れ白鳥孝市長に要望書を手渡しました。
商工会議所によりますと新型コロナの感染拡大により市内の飲食店ではキャンセルが相次ぎ、事業の継続に不安を抱えている経営者も出てきているという事です。
要望は伊那市として新型コロナで影響を受けている事業者へ「運転資金などの一部を補助する事」や「資金繰りの改善の為に借り入金の返済期間の延長や低利子での新たな貸し付け措置」、「国などの支援策の情報共有と周知の徹底を行う」ことなどを求めています。
唐木会頭は「終息が見えない事が一番の不安。早い対応をお願いしたい」と話していました。
伊那市では今週中に経済団体や金融機関を集めた会議を開き、来週には伊那市として独自の経済対策を示す事にしています。
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伊那公園 コロナ影響で桜まつり縮小
伊那市の桜の名所のひとつ、伊那公園の桜を管理する「桜愛護会」は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため桜まつりを規模縮小して行うことを決めました。
10日の伊那公園です。
前日の暖かさでロトウザクラの蕾が開きました。
毎年まつり期間中、伊那公園桜愛護会では園内にぼんぼりや屋台を設置し、桜まつりを行っています。
しかし、今年は新型コロナウイルスの影響を考慮し、ぼんぼりは設置するものの、屋台をつくらず、規模を縮小することを決めました。
4月12日に園内で予定されていたまつりも中止が決まっています。
高澤勝会長は「今年は愛護会結成20周年でさまざまな企画を計画していたが、こればっかりはしょうがない。」と話していました。 -
成美さんが映画の完成を市長に報告
上伊那8市町村で撮影が行われた映画「霊犬戦士ハヤタロー~伊那谷幽玄の戦い~」のプロデューサーの成美さんが10日、映画の完成を白鳥孝伊那市長に報告しました。
この日は成美さんが市役所を訪れ、白鳥市長に完成を報告しました。
「霊犬戦士ハヤタロー」は、駒ヶ根市の伝説「霊犬早太郎」をもとにした映画です。
都会から故郷の伊那谷に戻った主人公が怪事件に巻き込まれ、ハヤタローと共に妖怪と戦うというストーリーです。
撮影地の上伊那で先行上映が行われ、伊那市の旭座で2週間上映しおよそ600人が訪れたということです。
成美さんは「プロデューサーとして地域の魅力を発信する第一歩になりました。協力ありがとうございました」と話していました。
4月から岡谷市や上田市など県内5つの映画館でも上映される予定で、それぞれの初日には舞台挨拶も行われることになっています。 -
商工会議所が経営相談窓口設置
新型コロナウイルス感染拡大に伴う相談窓口です。
伊那商工会議所は「新型コロナウイルスに関する経営相談窓口」を開設しました。
支援制度の案内や資金繰りに関する相談を受け付けます。
時間は、平日の午前8時30分~午後5時で、電話番号は、72-7000です。
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さくら祭りの開催判断 17日頃に
伊那市の白鳥孝市長は、4月1日からの開催を予定している高遠城址公園のさくら祭りについて、新型コロナウイルスの影響を考慮して、3月17日頃を目途に開催の最終判断をする考えを、5日に示しました。
これは、5日市役所で開かれた市議会一般質問で議員の質問に答えたものです。
伊那市では、2月開かれたさくら祭り対策打ち合わせ会議で、例年通り4月1日から行う方針を示していました。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大防止の対策が広がる中、状況を見て開催について改めて判断するとしています。
市観光協会では「中止する・しないの両面での課題を総合的に考えて判断したい」としています。 -
就活情報をLINEで発信
伊那職業安定協会は、新型コロナウイルスの影響でイベントが延期になったことを受け、就職活動中の学生を対象に、無料通信アプリ「LINE」を使った、情報発信を3月1日から始めました。
伊那職業安定協会のホームページに、LINEに繋がるQRコードが掲載されていて、読み取ると登録することができます。
伊那職業安定協会では、5日に開催予定だった「上伊那地区企業説明会」を4月16日に延期としました。
そういった中で学生に情報を提供しようとLINEで発信を行うことにしました。
伊那職業安定協会では、「各地で説明会が中止となり学生の皆さんは不安かと思うが、地元の情報を発信していくので、焦らずに企業研究を続けてほしい」と話していました。
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さくら祭り 4月1日から
伊那市高遠町の高遠城址公園で行われるさくら祭りの対策打ち合わせ会議が26日に総合福祉センターやますそで開かれ、期間中は新型コロナウイルスの感染防止に取り組みながら祭りは予定通り4月1日から行うことが確認されました。
会議では、今年の高遠城址公園のさくら祭りの日程や交通対策などについて話し合いました。
新型コロナウイルスの感染防止のため、全てのスタッフがマスクを着用し、手洗い、うがい、消毒を行うとしています。
来園者への対応として、園内数か所に消毒液の設置、マスク着用の呼び掛けなどを行うということです。伊那市では「感染拡大防止の重要な時期で、県の方針に基づいて同様の対策を取っていく」としています。
新型コロナウイルスの影響で、園内外のポイントを巡りスタンプを押して絵ハガキを完成させる「版画ラリー」は中止となりました。
今年初の取り組みとしてさくら祭り期間中にお披露目予定だった、仮想現実(VR)を使って高遠城の戦いを再現するシアターは中止とし、今後のイベントでお披露目するということです。
今年の公園開きは3月27日に行われる予定で、祭り期間は4月1日から30日までとなっています。 -
新型コロナウイルスで特別融資
新型コロナウイルスの影響が地域経済にも広がるなか日本政策金融公庫では業績が悪化した旅館、飲食店、喫茶店に対し特別融資を始めました。
旅館には最大3,000万円、飲食店、喫茶店には最大1,000万円を融資し期間は最長7年間としています。
日本政策金融公庫では新型コロナウイルスの影響を受けた経営者の融資や返済など相談窓口を設けていて迅速できめ細かな対応をしていきたいとしています。
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テレビで注文 7月からスタート
伊那市と伊那ケーブルテレビが共同で進める「ICTライフサポートチャンネル」の概要が、25日に開かれた伊那市議会全員協議会で説明されました。
この日は伊那市役所で市議会全員協議会が開かれ、概要が説明されました。
伊那ケーブルテレビの画面上でリモコンを使って買い物サービス、交通サービス、医療サービス、安心サービスが受けられるもので、専用機器とインターネット環境が必要です。
高齢者のみ世帯など対象となる世帯は、伊那市が導入費用の一部を補助する予定で、専用機器の購入や工事などの初期負担は5,500円、利用料は月額2,200円となっています。
またサービスのひとつ、買い物サービスは「ゆうあいマーケット」という名称で7月から行われます。
画面上で注文した商品が店舗からドローンで地域の公民館などに運ばれ、公民館に取りに行くか地区ボランティアが届けるというシステムです。
来年度は非持、溝口、黒河内、中尾でサービスの提供が始まり、順次地域を拡大していくということです。
ドローン配送システムと併用して、軽自動車でも配達を行う予定です。
事業費はおよそ3千500万円を見込んでいます。 -
移住検討者に企業の魅力をPR
首都圏から伊那市への移住・定住を考えている働き盛り世代を対象に、地域に魅力的な仕事があることを知ってもらうイベントが23日、東京都新宿区で行われました。
イベントには、伊那市内のメッキ業や木材加工業、酒造業、飲食業など10社の経営者が参加しました。
伊那市が、移住定住を考えている人に、不安要素のひとつである地域の仕事について知ってもらおうと初めて開きました。
パネルディスカッションでは、参加した経営者らが自社の紹介をしたほか、伊那で働くことの魅力やどんな想いで仕事をしているのかなどを話しました。
㈲スワニーの橋爪良博社長は「アルプスに囲まれた田舎の伊那市にこんな会社があるんですね、と言われます。何をやっているかというと、3Dプリンターを使った造形をやっています」と説明していました。
サン工業㈱の川上健夫社長は「新しいフィールドでも情熱を傾けられるものを見つけられれば、仕事も充実するしいろんな出会いにもつながる」と話していました。
会場には首都圏に住むおよそ100人が訪れ、話に耳を傾けていました。 -
ビッグデータ 伊那市の経済分析
国が提供する地域経済のビッグデータをもとに分析した、伊那市の経済を考える地方創生セミナーが、伊那市の伊那商工会館で5日開かれました。
講師を務めたのは、日本商工会議所で地域経済の調査などをしている鵜殿裕さんです。
鵜殿さんは「全国と比較して伊那市で特化している産業は、生産規模は大きくないが家具と食料品を含む農林業だ。
農林業の成長をより重要視していく必要があるのではないか」と話していました。
また、「観光と農林業を組み合わせたビジネスも1つの戦略となるのではないか」と話していました。
講演には伊那商工会議所の会員や市の職員などおよそ60人が参加し、講演に耳を傾けていました。
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女性向け起業・創業セミナー
女性向けの起業・創業を考えるセミナーが14日伊那市の信州INAセミナーハウスで開かれ、市内で起業した女性が自らの体験を語りました。
セミナーではパネルトークが行われ、市内に住む2人のパネリストが女性の創業をテーマに自らの体験を語りました。
中村美紀さんは伊那市日影の「酒文化いたや」の敷地内で食品や雑貨などの小売店を起業し、現在では料理教室を開催しています。
田中聡子さんはフリーランスのライター・伊那市地域おこし協力隊・箕輪町内の企業に所属するといった3つの仕事を持つパラレルワーカーです。
パネルトークでは「創業しようと思ったきっかけ」「仕事の時間の管理の仕方」などについて参加者からの質問に答えていました。
このセミナーは伊那商工会議所が女性の起業を支援し地域経済の活性化につなげようと開いたもので、市内を中心におよそ50人が参加しました。
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白ブドウの発泡酒 発売
駒ヶ根市の南信州ビールは、伊那市の伊那食品工業㈱の子会社「ぱぱな農園」が栽培した白ブドウを使った発泡酒「シャルドネホップ」を、4日に発売しました。
この発泡酒に使われている白ブドウはヨーロッパ品種の「シャルドネ」です。
伊那市西春近の寒天メーカー・伊那食品工業㈱の子会社「ぱぱな農園」が栽培したものです。
販売を前に、南信州ビールとぱぱな農園による発表会が開かれました。
南信州ビールでは6次産業化の一環として地元農産物を使ったフルーツビールの開発に力を入れていて、これまで林檎を使ったアップルホップや赤ブドウを使ったヤマソーホップを販売しています。
今回は白ブドウを使った商品の開発を模索する南信州ビールの呼びかけに、試験的にシャルドネを栽培している「ぱぱな農園」が応えて実現しました。
去年は長引いた梅雨や干ばつ・日照不足に苦労したものの600キロのシャルドネを収穫し、仕込み作業をして先月下旬に完成しました。
スッキリとしたブドウの味の特徴を生かすため、麦芽と果汁のバランスを果汁75%とし、ホップは苦味を抑えシャルドネの香りと調和するドイツ産アロマホップを使用したということです。
シャルドネホップは、330ミリリットル入りで参考小売価格は476円(税抜)。
上伊那を中心とした酒販店で販売されます。 -
箕輪町の企業支援で受注額1億円超えの見通し
箕輪町は2017年に企業支援相談員を配置し、全国の企業からの注文を町内の企業に仲介する取り組みを行っています。
今年度、相談員を通した受注額が初めて1億円を超える見通しです。
箕輪町の企業支援相談員の中野敏廣さんです。
全国の企業の仕事の情報を、町内の製造業300社の中から対応できそうな企業に提供し、受発注の仲介役を務めています。
町ではこの取り組みを3年前から始めていて、受注額は2017年度は1,402万円、昨年度は3,262万円でした。
今年度は複数の企業の技術を組み合わせて付加価値の高い製品を製造できるよう企業のグループ化を実施。
1月末までに8,178万円の受注があり、年度末までに1億円を超える見通しです。
受注しているのは関東や中京の半導体の製造装置や家電製品の部品が主だということです。
今後は5億円を目標にさらに取り組みを進めていきたいとしています。
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12月の有効求人倍率1.43倍
上伊那の去年12月の月間有効求人倍率は前の月と同じ1.43倍でした。
月間有効求人数は3,580人、月間有効求職者数は2,495人で、去年12月の月間有効求人倍率は1.43倍で、前の月と同じでした。
県は1.5倍、全国は1.57倍でした。
ハローワーク伊那では「新規求人が減少しているものの雇用情勢は堅調に推移している」として前の月の判断を据え置きました。
また今年の春卒業予定の新規高卒者の去年12月末現在の就職内定率は92.2%となっています。